「研究者、生活を語る」
「研究者、生活を語る両立の舞台裏」(2024年10月岩波書店252p)を読みました。岩波書店編集部がこの本をつくろうと思ったところが興味深い。研究者がどんなふうに家事や子育てや介護をしながら研究しているかが語られる。ただただもう綱渡りの日々だ。勤め先が離れているので2人の子供を1人ずつ連れて別々に暮らしている夫婦がいる。海外で親1人子1人で暮らしている人もいる。親を介護しながら暮らしている人妻を介護しながら暮らしている人病児を育てている人配偶者が研究職の人会社勤めの人……子連れで学会に参加している話山に子連れで調査に行った話海外に子連れで調査に行った話……こういう思いをしながら……というのがひたひたと迫って来る。わたしたちは研究者にこういう思いをさせているのか……お金で解決できないこともあるけどお金で解決...「研究者、生活を語る」
2025/02/28 07:21