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「Kowkinsblog・光風抄」 https://mokuson505.blog.fc2.com

詩人、木村浩欣のブログです。東洋思想と日本文化を基盤に「祈りの詩文芸」に取り組んでいます。

日本の伝統的な、神棚とお仏壇のご供養を中心にして、古今東西の英知に学び、親しみつつ、霊性を学び、ブログで写真詩や和歌と俳句を、創作し続けています。facebookもおおいに楽しんでいます。どうぞ、楽しいご親交とご参照をよろしくお願い申し上げます。合掌・感謝・浩欣。

詩人、木村浩欣
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藤沢市
出身
藤沢市
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2016/03/28

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  • 「月下のデーモン」

    「月下のデーモン」秋彼岸の月は夭夭として爽涼の夜の大気は人々の眠りを清めている覚者たちの魔法は輝きを増し光の革命の勝利は目前にせまっている皓皓たる月の直下に千年の魔人が一人立っていた神界と地獄界を行き来する幽なる彼はこの月夜の清涼に滲むように揺らめいている「世はかわる、お前も久しく待っていただろう」彼が開いた黒曜石の門から太古の魔女たちが現世に出てきている「私たちは美を新しくする」と彼女たちは囁...

  • 「水玉ひかる稲の秋」

    「水玉ひかる稲の秋」 明星に影立ち尽くす葵かな ( 小林 一茶 )和歌三首 幸あれと祈り歌ひて君のいる 遠き社に朝の雨ふる 詩に酔い詩に狂いて詩遊び 浄土に風狂とおきか近きか 厳として虹の詩神が森に立つ 嵐を呼べる魔法かかげて俳句七句 花葵しろき女の幻か 白鷺は祖霊のまなこ宿しけり ビルの背にミドリを探し九月かな 秋光や笑みする娘と停留所 秋雨や誰が為に泣く地蔵尊 言...

  • 「カラスの泪」

    「カラスの泪」 秋深し音生むために歩き出す ( 岡本 眸 )和歌三首 天雲の眠るが如くゆく空に 吾身およがす虫の声かな むらたまの君が心を知りたくて 夜の秋風おいかけてみる 白波の相模の浜に立ち尽くす 吾が産土の波音の妙俳句七句 天仰ぎカラスの泪秋深し 猿滑り風辛くして揺れ居たり 爽涼や女神の髪を揺らす風 母という大地に目覚め秋の朝 父という天の高きに落ちる夢 星たち...

  • 「新涼の蛇」

    「新涼の蛇」 砕けねば己れが見えず秋の浪 ( 長谷川 秋子 )和歌三首 風の香の恋の便りを聴きそめて 玉の光に映して眺める 秋霖のあがりて道に輝ける 去りゆく君と来たりし君と 歌もゆる心の奥のまた奥へ 闇と光の舞の始原へ 俳句七句 新涼や自転車道に蛇の這う 真言を唱え光れる白露の夜 蓮の実の泪かわきて秋の澄む 龍宮をはるかに聴きて秋の浪 秋ふうりん仏頂面に...

  • 「牛乳瓶昇天」

    「牛乳瓶昇天」40十分間のオーガズムに極限まで陶酔したその牛乳瓶は最後に私に懇願した「どうか私を 貴方の森に貴方だけの森に連れて行って下さいそこで私を埋めてください」この生霊の主は一体何処にいるのだろうか暁闇の森の異次元で太古の愛染明王は静かに私たちを睨んでいた私達の幽かな情交という稚拙な祭儀を・・・江の島を楽しんだ海風はイソヒヨドリの翼にやどり私の窓辺にやってくる今朝の彼は酔っているようだ「それ...

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