新小結に若隆景と明生が東西にそろった。 本来なら一月場所の成績であがってもおかし くなかった。関脇・小結が全員勝ち越した ために空席がなく、わずかなアップで終わっ てしまった。ともにはつらつとした相撲
五月場所千秋楽、大関貴景勝は11勝3敗で 2敗照ノ富士と激突した。本割で勝って優勝 決定戦にもちこんだものの、決定戦は及ばず 敗退した。これをもって貴景勝も成績しだい では横綱になるのでは、という見方
七月場所の焦点に照ノ富士の横綱昇進なるか がある。36歳白鵬は多くを望める状況では ない。白鵬が引退すれば横綱の空白期が始ま る。ここはつなぎで照ノ富士に踏み留まって ほしいのが実情である。照ノ富士は
■武蔵丸 ・優勝した翌場所負け越し47・51・52例目 ・優勝した前場所負け越し37例目 武蔵丸は初優勝から2回目の優勝まで2年 以上かかった。また大関が長く、横綱や優勝 回数12回は想像できなかった
この1年、横綱白鵬のフル出場はついに1度 もなかった。成績は12勝4敗74休。目下6 場所連続休場中で全休は4場所に及んでいる。 これだけ休場したため、横綱のフル出場率= 横綱フル出場場所数÷横綱在位
日本相撲協会は2014年1月に公益財団法人に 移行した。そのとき年寄株の金銭授受や借株 は禁止された。しかし、現状は指導料、顧問 料で高額取引されているし、借株も存在する。 これでは規定はあってないよ
■曙 ・優勝した翌場所負け越し42・48例目 曙は横綱の空白期に誕生した史上初の外国人 横綱である。若貴とは同期で出世は先行した。 優勝3回から7回までは曙が先だった。関脇 で初優勝して大関に昇進した
七月場所を前に勢が引退した。今年(2021年) の一月場所、十両13枚目と下に1枚残しだけ の地位に追い込まれた。千秋楽を迎え、6勝 8敗で優勝争いトップの剣翔と対戦すること になった。勝てば十両残留
一山本が予想に反して入幕を決めた。十両 8枚目で10勝5敗での入幕だから、かなり ラッキーな昇進であった。一山本は相撲少年 であった。3人兄弟の末っ子だが、4つ違い の一番上の兄の影響で小学2年生から
七月場所の番付が発表された。東大関1に 先場所優勝した照ノ富士がすわった。同じ 12勝の貴景勝は西大関1となった。優勝決定 戦は番外として以前なら成績順の時期があっ た。それにならうと貴景勝-照ノ富士
三月場所、珍しく三賞は技能賞だけの複数 受賞となった。受賞した力士は若隆景と遠藤 である。遠藤は優勝を争った大関照ノ富士・ 貴景勝を倒しているから殊勲賞、あるいは 殊勲・技能のダブル受賞でもよかった。
令和も3年に入った。令和2年2月から新型 コロナウイルスに振り回され、ビジネス・ 生活に大きな支障が出て、憂鬱の日々がいま だに続いている。大相撲も例外ではない。 地方場所が名古屋で開催されるが、これ
■霧島 ・優勝した翌場所負け越し40例目 筋肉質の体と甘いマスクで人気があったのが 霧島である。彼が大関に昇進したのは平成 2年三月場所後であった。すでに31歳であっ た。新大関で8勝、翌場所6勝2敗
七月場所の御免札が16日に名古屋城東門近く に設置された。いよいよ地方場所が開催され る雰囲気が高まってきた。一部分にせよ、 無観客という雰囲気は伝わってこない。照ノ 富士は愛知県体育館で綱取りに挑む
6場所連続休場中だった白鵬が七月場所は 出場の意向である。6場所連続休場には全休 が4場所ある。年齢は36歳であることから 最後の場所になる、との見方が多い。15日間 戦える肉体づくりは容易ではない。
5月27日の理事会で竜電の処分は3場所出場 停止となった。新型コロナウイルスの感染 対策ガイドラインに違反したことによるもの である。ただし、その内容が夫人以外の女性 と25回も逢瀬を繰り返すという、
これまで横綱勝率・優勝率・出場率の総合点 から番付を見てきた。 東横綱 栃木山 西横綱 双葉山 東大関 玉の海 西大関 朝青龍 東関脇 大鵬 西関脇 白鵬 東小結 千代の富士 西小結 太刀山 彼らに続
■千代の富士 ・優勝した翌場所負け越し36・37・38・39例目 ・優勝した前場所負け越し25・27・29・31例目 ・優勝した前場所翌場所負け越し9例目 優勝31回を誇る千代の富士だが、そのうち 9
コロナ禍の外出禁止期間中、何度もキャバ クラ通いしていた朝乃山の処分が11日の臨時 理事会で決定した。虚偽報告をしていたこと、 そのための口裏合わせがおこなわれたこと、 大関という責任ある立場から1年
今から約7年前、2014年4月に明日のホープ をあげている。まず、豪栄道・栃煌山・阿覧・ 魁聖・碧山・土佐豊・栃ノ若・常幸龍は期待 していたが、頭打ちとしている。2014年三月 場所の番付では豪栄道と
引き続き横綱時代の勝率、優勝率、出場率を 合計した総合点から横綱をみていこう。 5位は大鵬である。6場所時代の申し子で あった。これまで優勝回数は双葉山の12回で あったが、大鵬が抜くのは時間の問題で
■魁傑 ・優勝した前場所負け越し22・24例目 魁傑の優勝は2回あるが、ともに前場所負け 越している。最初の優勝は昭和49年十一月 場所、小結魁傑は横綱北の湖と優勝決定戦で 激突。突っ張りで圧倒して初
横綱の勝率、優勝率、出場率を合計した総合 番付を作成してみた。あくまで横綱時代の 実績をもとにした数字である。対象は実質 横綱が地位化した常陸山以降の東京横綱と した。大阪横綱の宮城山は東西合併以降の
2021年五月場所、十両2枚目12勝3敗で優勝 した宇良の再入幕は決定的である。宇良の 幕内は2017年十一月場所以来である。宇良は 入門前から反り技やバク転でその身体能力が 注目されてきた。序ノ口か
■若浪 ・優勝した翌場所負け越し30例目 昭和43年三月場所、千秋楽を迎えて2敗は 大関豊山、小結麒麟児(のちの大麒麟)、 前頭8枚目若浪であった。14日目は豊山と 麒麟児が直接対戦して麒麟児が勝って
大相撲の取組はテレビ放送をしているNHK を通して観戦できる。相撲ファンはテレビを 通してご覧になる方のほうが圧倒的に多い のは当然である。五月場所は総合テレビ放送 開始(=BS放送終了)が急遽変更に
炎鵬の苦闘が続いている。ここ1年間の成績 は幕内3場所十両3場所で28勝47敗15休で ある。勝ち越しは十両1場所だけである。 15休は部屋で新型コロナウイルス陽性力士が 出たため、濃厚接触者として休
約1カ月ぶりの再開です。引き続きご愛読 よろしくお願い致します。 ■大鵬 ・優勝した前場所負け越し13・15・16・17・ 19・20例目 ・優勝した翌場所負け越し26・28・32例目 優勝32回を誇
五月場所は三月場所に続いて新入幕力士は 0であった。五月場所の十両番付は7枚目 までは、3枚目の白鷹山を除いて元幕内だら けであった。十両28人のうち17人が元幕内で ある。元幕内の十両占有率は約61
引き続き来年(2022年)に師匠が定年を迎え る部屋をみていこう。二所ノ関(元若嶋津) 部屋は二子山(元初代若乃花)部屋から独立 した。最初は松ヶ根部屋であった。定年が 迫った荒磯(元二子岳)部屋の3
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七月場所が始まった。初日は幸い危険な猛暑とはいかず、霧雨がいくぶんあったほどであった。 先場所優勝した大の里は新関脇として登場した。対戦相手は番付を成績以上に大きくアップ下御嶽海である。御嶽海はここの
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするために、七月場所の初日から千秋楽まで愛知県体育館で観戦します。 <七月場所の案内> 名古屋で観戦
14日から酷暑の七月場所が始まる。第2日曜として最も遅い日になった。そのためオリンピックと重なる日が出てくる珍しい興行となった。あくまで予定だが、愛知県体育館が会場となるのは今年が最後である。 <大の
■難敵引き続き3人目以降の難敵をみていこう。 11(××〇×××)10高安かなり接近した対戦成績である。貴景勝が初優勝したときははずみで負けている。もつれると貴景勝は危ない。 1(××××〇●)1平戸
令和元年は五月場所から始まり、現在30場所を経過した。令和2年に1場所中止になっている。開催したものの無観客が1場所ある。また13時入場の場所もあった。 令和の関脇以下の優勝力士キラーは誰か。ただし、
■三賞獲得9回 鶴竜 殊2・技7鶴竜は志願兵だった。大相撲の入門志願をしたため日本語がわかる教授に翻訳してもらい、それを日本相撲振興会に送った。受け取った会長は会員と相談後井筒(元逆鉾)に託して入門が
貴景勝は3場所連続休場中である。三月場所角番だったが、七月場所再び角番である。こうした状況は貴景勝の角番が容易ならざるものにしている。貴景勝の具体的な対戦相手から角番脱出がなるか、検討してみよう。 ■
先場所優勝した大の里。場合によっては七月場所の成績・相撲内容次第では大関もあり得る。実現したら入幕5場所目に大関という年6場所制では驚異の記録になる。 これは大の里がすごいのか。筆者は長年大相撲をみて
■三賞獲得9回今回取り上げる力士は偶然横綱までいった方々である。 旭富士 殊2・敢2・技5立浪(元安念山=2代目羽黒山)部屋の分家大島(元旭國)部屋出身。近大に進学したが、2年のとき中退。柔軟な体で津
大関の座を開け渡した霧島が復帰にむけて始動している。首の痛みが引き、優勝を目指すつもりで10勝以上をあげるという。大関から落ちた直後の場所、10勝以上で復帰できる規定によるものである。 6場所制ととも
照ノ富士の一人横綱が続いている。照ノ富士が新横綱のとき白鵬はコロナ部屋ごと休場だった。場所後引退した。照ノ富士の一人横綱は番付上きたる七月場所で17場所に及ぶ。その照ノ富士は休場がちである。すでに晩年
■三賞獲得9回 大麒麟 殊5・技4体が柔軟でもろざしから吊り。うっちゃりもあった。四つは右四つで素質・素材はすばらしかった。ここ一番に弱く大関のチャンスを2度逃し、3度目で手中にした。優勝はついになか
プロレスの本を読んでいると、相撲につながる知られざる面が多々ある。本は闘魂と王道というタイトルで副題として昭和プロレスの16年戦争としている。著者は堀江ガンツ氏で株式会社ワニブックスより発行された。5
7月に入って、七月場所の番付が発表された。1横綱3大関と寂しくなった。先場所優勝した大の里は新関脇となった。入幕から4場所目のことであるから驚異の新人である。 <大の里(右)> 平戸海が小結に昇進した
阿炎阿炎が優勝したのは2022年十一月場所である。優勝決定巴戦を制しての結果であった。その後の阿炎は73勝62敗である。大関戦は8勝10敗である。負け越しは1場所しかない。阿炎としてはよくやっている、
■三賞獲得8回引き続き三賞8回獲得者をみていこう。 黒姫山 殊4・敢3・技1幕下にいる黒姫山の祖父である。立ち合いの強烈なぶちかましからの突き押しでD51と呼ばれた。再入幕2場所目に敢闘賞を受賞した。
照ノ富士混迷の時代、照ノ富士は3回優勝している。7回目、8回目、9回目の優勝である。それだけ聞くとよくやっていると思いがちだが、つぶさに検討すると、そうはいかない。7回目の優勝後の成績は58勝25敗9
三賞が実施されたのは昭和22年秋場所であった。相撲人気の低迷脱出に記者クラブと相撲協会が考案した。ファンにも力士にも好評であった。優勝はどうしても限られた者、選ばれし者になってしまう。三賞なら誰にでも
混迷の時代は2022年一月場所から始まった。誰が優勝するか場所前から予想できない。ときには思いがけない力士が優勝したりする。混迷の時代の優勝者はその時はヒーローである。しかし、その後はどうしているのか
七月場所のチケットはとうに完売になっていた。売れ行きからみて完売は時間の問題だった。期待の新鋭大の里が優勝したことが大きい。大相撲の面白さは新入幕尊富士が優勝して以来続いている。 <七月場所の案内>