西村寿行の作品には、難しい漢語が多出しますが、この「蒼茫 (そうぼう) 」もその一例です。本作は以前 (多分 1977年頃) 読んだ「滅びの笛」の事だと、私は長らく思い込んでいました。題名も全く異なる2作なのに、何故か思い違いをしていたんですね。両作とも、大挙し
79年からカリフォルニア州在住。ジャズ大好き。観たライブ、読んだ本、聴いた音楽の情報満載 (笑)
79年に大阪からカリフォルニア州に移民としてやって来ました。かってのバックパッカー。エクアドル人の嫁と生活しだして早50年。家ではスペイン語。外では英語。観るテレビ番組は日本語。でも、最近は会話も減ってスペイン語も英語も忘れる一方ですわ。ワハハハハ。
今年2月に8年ぶりに帰国した際、ブックオフにて購入した中古文庫本です。今回気づいたのですが、一冊110円の文庫本は、8年前と比べて随分減っていますねぇ。まぁ、インフレなんで仕方ないですが、、。10数年前に一世を風靡した「ミレニアム」シリーズの5(復讐の炎
Jacob's Ladder (ジェイコブズ・ラダー、1990年オリジナル版) - Movie
昨年暮れに、2019年公開の米国映画 「ジェイコブズ・ラダー ( Jacob's Ladder )」を観ました。最後にドンデン返しがあるサイコ・スリラー物で、1990年に公開された同名作のリメイクです。オリジナルの方は、昔、ヴィデオを借りて観た事があるのですが、英語サブタイトル
New True Illusion (Joanne Brackeen) - Jazz
米国ジャズピアニスト、ジョアン・ブラッキーン (Joanne Brackeen) による、チック・コリア (Chick Corea) のカバー曲を、2~3年前にYou tubeで初めて聴きました。この曲は、チックの1968年録音アルバム" Now He Sings, Now He Sobs"中の "Steps - What was"と云う曲でし
山田風太郎 (ふうたろう) のSF時代小説「柳生十兵衛死す」を読んだのは今年の1月でした。二人の剣豪が主人公として登場します。一人は江戸時代の3代将軍、徳川家光の頃に生存していた時代劇でお馴染みの「柳生十兵衛」。そして、もう一人は室町時代の3代将軍、足利義
Crossing Over (正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官) - Movie
2009年公開の米国映画 "Crossing Over" を観ました。邦題は「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」と極めて長く、"I.C.E."と云う連邦政府の移民取締局の略称も含まれています。因みに正式名は " U.S. Immigration and Customs Enforcement" で、通常は「アイス」と呼ばれてい
帰国時の楽しみの一つに、米国で入手が難しい(或いは、入手出来ても高価な)和ジャズのアルバム漁りがあります。タワーレコードや日本橋界隈の中古レコード店、それにブックオフ等を、ゆっくりと廻るのですが、今回は残念ながらそんな余裕は無く大した収穫もありませんで
幻坂 (まぼろしざか) 有栖川有栖 (ありすがわありす) - Book
前回 (2014年)帰国時に、四天王寺近くの真田信繁 (幸村)終焉の地である安井神社を訪れました。当日は生憎の雨模様だったのですが、その側に在る石畳の坂道 (天神坂) の雨に濡れた佇まいにいたく,感動しました。「天神坂」は、「天王寺七坂」と呼ばれる七つの坂の一つで
現在93歳になる母の健康状態が良くないとの連絡を受け、約2週間 (2月16日~3月2日)緊急帰国していました。2014年11月以来の帰国なので、8年3ヶ月ぶりの日本でした。飛行機に乗るのも、2015年10月に中米グアテマラに行った時以来なので、実に7年ぶりでした。しか
Triplicate (Dave Holland Trio) - Jazz
ベーシスト、ディヴ・ホランド (Dave Holland) 名義のアルバム"Triplicate" です。ピアノレス・トリオでレーベルはECM。メンバーは、スティーブ・コールマン (Steve Coleman – alto saxophone), ディヴ・ホランド (Dave Holland – double bass), ジャック・デジョネット
西村寿行の鯱シリーズ第8話「神聖の鯱 (1989年講談社刊)」を読了しました。この鯱シリーズは、全部で11冊あるのですが、私はまだ4冊しか読んでいません。大国「ソ連」や「米国」を相手に、無類の女好きで、道徳観念とは一切無縁の鯱と呼ばれる4人の超人達が、暴れまく
2022年公開のノルウェー (Norway)映画「ナルヴィク (Narvik)」をネットフリックスで観ました。ナルヴィクは、北極圏に位置するノルウェーの港町です。隣接するスェーデンで産出される鉄鉱石の積み出し港で、冬場も凍結しない不凍港として知られています。その昔 (1972
The Off-Off Broadway Guide To Synergism (Tyshawn Sorey) - Jazz
ジャズとクラッシクの両刀使いが売りの若手ピアニスト、「アーロン・ディール (Aaron Diehl) 」が、参加しているライブアルバム "The Off-Off Broadway Guide To Synergism" を聴きました。アルバム名義は、ドラマーの「タイショーン・ソーリー (Tyshawn Sorey) 」で、昨
山田風太郎 (やまだふうたろう) の明治小説全集から「警視庁草紙」上下を読みました。「オール読物」(文藝春秋) の1973年7月号から1974年12月号にかけて連載された18篇の短編小説を、一冊にまとめたものです。風太郎の膨大な著作中で、私の読んだことがあるのは、「忍法
ネットフリクス (Netflix)では、色々な国の映画を観る事が出来ます。今回、観たのは2021公開のスペイン製アクション・スリラー映画「薄氷 (Below Zero in English, Bajo Celo in Spanish)」です。出演者は、知らない役者ばかりだし、「まぁ、スペイン語の勉強でもしよう
Compassion (Dave Liebman/Joe Lovano) - Jazz
あと一日で新年がやって来ます。当地の正月は単なる休日。変わった雰囲気は別段ありません。米国に移民して早44年。未だ一度も年末帰国はした事がないので、日本の正月の雰囲気もかなり忘れてしまいました。では、良いお年を! 来年も宜しくお願い致します。===
いやぁ~、やっぱり面白いわ。寿行(じゅこう)先生の本は。久々に西村寿行の作品を読みました。今回、読んだのは「鯱シリーズ」の1作目「赤い鯱(シャチ)」です。1977年10月13日号から翌年6月29日号にかけて「週刊現代」に連載されていたものです。1980年4月に帰国
2013年米国公開のクライム・サスペンス映画「プリズナーズ "Prisoners"」を観ました。2時間半の長尺モノですが、よく出来たストーリーと配役陣のうまさによって、あっと言う間に観終えました。唯一の難点を上げるとすれば、エンディングが唐突に終わる事ぐらいでしょ
Sam Rivers Trio @New York 1973
ドラマーの本田珠也さんのTwitter投稿で今朝知りました。こんな貴重なヴィデオが残っていたんですね!!3分程度の短いヴィデオですが、あの頃の熱気がヒシヒシと蘇って来ました。1973年2月初めに、私は、生まれて初めてニューヨークに行きました。アメリカ大陸自体が
Shadow Warriors 1 (影の軍団 服部半蔵) - TV Movie
祝 日本サッカーチーム、決勝トーナメント進出!!いやぁ~、やりましたね。 大方の予想を裏切っての決勝トーナメント進出。昨日は一日中、気分が良かったです。もうこうなりゃ、行ける所迄、予想をドンドン裏切ってトコトン行って欲しいですね。久々に聴いた「君が
Outpost (Freddie Hubbard) - Jazz
トランペッターのフレディー・ハバード (Freddie Hubbard) が、エンヤ・レコード (Enya Records)に残した唯一のアルバム "Outpost" です。録音、発売とも1981年。60年初頭から、超絶技巧のテクニックで知られていたハバードは、1980年前後には年間複数枚のリーダー・アル
当地のブックオフで、外見は綺麗にも関わらず、何故か買い取って貰えなかった文庫本の一冊、古川薫の歴史小説、1991年新潮文庫刊の「狂雲われを過ぐ」です。230ページ程の薄い文庫本で、幕末維新の頃を題材にした3本の中編(「狂雲われを過ぐ」「三条河原町の遭遇」「秋霜
最近は、ネットフリックスの日本語吹き替えや日本語字幕付きの映画ばかりを観ていたので、久々に英語オンリーの映画を観ていささか疲れてしまいました。昨夜、観たのはプライム・ビデオ (Prime Video)にアップされていたリーアム・ニーソン (Liam Neeson) 主演の2021年公
Hornets (Herbie Hancock) - Jazz
最近の私は、70年代初頭から80年代前半にかけてのフレディー・ハバード (Freddie Hubbard)のアルバムを、よく聴いています。其の中の一枚に、1973年3月のシカゴ、デトロイトでのコンサートを録音した「イン コンサート (In Concert: Volume 1 & 2 by Freddie Hubbard and
桐野夏生 (きりのなつお、女性作家)の1994年発表作「天使に見捨てられた夜」を読みました。多分、再読 (初読かも)。中山康樹著「大人のジャズ再入門」同様、部屋の隅でホコリにまみれて積読状態になっていた本です。同作者の1995年発表作「水の眠り 灰の夢」と重なっ
The Watcher (ザ・ウォッチャー) - Netflix
10月13日にネットフリックスで公開されたばかりの連続ミステリードラマ「ザ・ウォッチャー (The Watcher)」です。1エピソードが平均45分程度の程よい長さで、計7エピソード完結となっています。2014年に米国ニュージャージ州 (State of New Jersey)で実際にあっ
1979年暮れか翌1980年初めの頃でした。当時大ヒットしていたピンク・フロイド (Pink Floyd)の2枚組アルバム「ザ・ウォール (The Wall)」を買ってきてくれと、忙しい友人に頼まれた私は,近所に在ったハリウッドのタワーレコード (Tower Records)迄出かけました。ジャズの
先日、ブックオフで売却する本を整理していたら、中山康樹著「大人のジャズ再入門」と云う一冊が出てきました。今回は押入れではなく、部屋の隅でホコリまみれになって積まれていた本の一番下に埋もれていたものです。発刊が2006年なので、結構最近に、ブックオフで購入
The Stranger (ザ・ストレンジャー) - Netflix
2020年にNetflixでストリーミング放映された英国制作のミニドラマ 「ザ・ストレンジャー (The Stranger)」です。1エピソードが40~50分で計8エピソードで完結します。似たようなタイトルの有名なホラー映画もありますが、このミニドラマはホーラーではなくサウペンス・
Music Is Here (Freddie Hubbard) - Jazz
今年6月のレコード・ストア・デイに発売されたトランペッター、フレディー・ハバード (Freddie Hubbard)のライブ・アルバム "Music Is Here"です。フランスのFMラジオ局が、放送用プログラムとしてスタジオ録音していたものとの事。録音年月日は1973年3月25日。メンバ
五木寛之の第一エッセイ集「風に吹かれて」を再々読しました。1967年から68年にかけて、週刊読売に連載されていたエッセイを一冊にまとめ1968年7月に刊行されたものです。私の初読は、1970年か71年頃だったと思います。その後、もう一度米国に移住する前 (1979年) に
Bordertown (ボーダータウン 犯罪が眠る街) - Netflix
いゃぁ~、ネットフリックス (Netflix)では、実に色々な国の独自制作番組を観ることが出来ますね。この「ボーダータウン (Borderttown)」は、2016年から年1シーズンの割で放映されたフィンランド (Finland)制作の犯罪ドラマです。日本語副題は「犯罪が眠る街」。病気の
Without A Song: Live In Europe 1969 (Freddie Hubbard) - Jazz
ジャズ・トランペット奏者、フレディ・ハバード (Freddie Hubbard)が、自己のカルテットを率いて行った1969年ヨーロッパ・ツァーより、7曲を抜粋して作られたアルバム "Without A Song: Live In Europe 1969 " です。レーベルはブルーノート。パーソネルFREDDIE HUBBARD
私は1979年5月に米国に移住したのですが、当時の私のお気に入り作家の一人だった半村良の大作「妖星伝」全7巻完結の第6巻が発刊される前でした。先日、久々に当地のブックオフに行ったら、半村良の「平家伝説」がありました。初期の伝説シリーズは殆ど読んでいたので
最近の私は、ネットフリックス (Netflix) で日本語吹き替えの短めの映画 (90~40分程度)を観る事が多いです。やっぱり日本語が一番です。ボケ~と観ていてもスンナリ理解できるし。昨晩、観たのは、Netflix制作2022年公開の「運命のイタズラ (Windfall)」と云う作品でし
1st Visit (Dave Liebman) - Jazz
デイヴ・リーブマン (Dave Liebman)が、マイルス・デイヴィス (Miles Davis) のメンバーとして、1973年に来日した際に東京で録音され、日本のみで発売されていたアルバムです。バックのピアノ・トリオは、同時期にスタン・ゲッツ (Stan Getz) バンドのメンバーとして来日
手持ち本は全て読みつくした様で、もはや押入れ掃除をしても、未読の本に出くわす事はなくなりました。そんな訳で、永井路子女史の名著「炎環」を再読しました。今年2月に読んで以来です。目下、NHK大河ドラマで放映中の「鎌倉殿の13人」は、佳境に入っており、その
Nocturnal Animals (ノクターナル・アニマルズ) - Movie
2017年から2022年4月にかけて、断続的に放映され話題になっていたNetflixのミニ・シリーズ「オザークへようこそ (Ozark)」を一気見しました。中年夫婦と子供二人(中高生の男女)のごく一般的な家族が、父親の過ちから麻薬カルテルのマネー・ローンダリングに巻き込まれ、
Explorations And Impressions (Steve Davis) - Jazz
米国のベテラン白人ドラマー、スティーブ・ディビス (Steve Davis)が、マンハッタン郊外の自宅スタジオで録音した1997年発売アルバム"Explorations And Impressions"です。ピアノ・トリオで、残りのメンバーは、リッチー・バイラーク (Richie Beirach: Piano)、フランソワ
久々の「押し入れで発見した本シリーズ」です。1988年発刊の講談社文庫で、富澤一誠(とみざわいっせい)著「新宿ルイード物語」。以前、当地にあった旭屋書店のカバーを被っている事から、新刊で購入したものと思います。1970年に東京大学入学の為、長野県から上京し
安倍元首相暗殺の衝撃的なニュースは、当地でも大きく報道されています。短い在任期間で交代する事が多い日本の首相中では、安倍元首相の存在感は抜群でした。享年67歳との事ですが、日本の政界を牽引し、後輩の指導にもっとあたって欲しかったです。残念です。ご冥
The Man With The Horn (Miles Davis) - Jazz
1981年夏にマイルス・デイヴィス(Miles Davis)が、アルバム"The Man With The Horn"を引っ提げてカムバックしてきた特は、一大旋風がジャズ界に巻き起こりました。現在の様に、新譜を簡単に試聴出来る時代ではなかったので、普段は新譜を余り買わない私も、流石に、これに
久々に司馬遼太郎の時代小説「十一番目の志士」を読みました。1965年から66年にかけて「週刊文春」に連載されていた作品で1968年にはテレビドラマ化もされたとの事。しかし、司馬遼太郎に何の興味もなかった高校生の私には別世界の話で、当然何も覚えていません。時代
先々週の土曜日(6月4日)は、午前中に親戚の葬式があり、その後は昼食会と続き、全てが終わったのは午後3時過ぎでした。解散後、息子が映画に行こうと誘ってきました。何を観たがっているのかは直ぐにピンときました。そうなんです。前週に公開され目下大ヒット中
The Meaning of The Blues - Jazz
スタンダード曲「ルート66(Route 66)」の作曲者として知られるボビー ・トゥループ (Bobby Troup) は、"The Meaning of The Blues"と云うスタンダード曲も残しています。マイナーの曲調を持つ美しい曲で、トループは妻で歌手のジュリー・ロンド ン (Julie London)の為に
探しても探しても限りなく見つからなかった村上龍のデビュー作「限りなく透明に近いブルー」を偶然発見しました。150ページ程の薄い文庫本なので、他の本の間に挟まって本棚から後ろに半分落ちかけていました。1976年に村上龍が弱冠24歳で芥川賞を受賞し、文壇に颯爽と
Obi-Wan Kenobi (オビ=ワン・ケノービ) - TV 連続ドラマ
今週火曜日(5月24日)に、メキシコ国境に近いテキサス州ユバルディ(Uvalde)市の小学校に押し入った18歳の男性が、銃を乱射し21人(内19人が10歳前後の児童)の命を一瞬にして奪いました。警察の初動にも問題があったとかで、目下大騒ぎになっています。銃に関しては、
Random Abstract (Branford Marsalis) - Jazz
ブランフォード・マルサリス (Branford Marsalis) が、1987年来日公演時に、東京のスタジオで録音し、翌年発売したアルバム「ランダム・アブストラクト (Random Abstract)」です。ジャケットが印象に残ります。パーソネルBranford Marsalis - saxophonesKenny Kirklan
380冊近くもの著書を残した笹沢左保 (ささざわ さほ)の1975年発表作「剣士燃え尽きて死す」を読みました。新選組の天才剣士と伝えられる沖田総司の物語です。本作中の沖田は、内面に着目するアプローチで、従来の沖田像とは一味違った描かれ方になっています。沖田総司
それにしても、マーベル・コミック (Marvel Comics) は次から次へと新しいキャラクターを思いつくものです。各キャラクターが相互に絡み合っている場合も多々あり、忘れた頃に突然現れたりされると、「アレだれやったかなぁ~」となり、流れがサッパリ分からなくなります
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西村寿行の作品には、難しい漢語が多出しますが、この「蒼茫 (そうぼう) 」もその一例です。本作は以前 (多分 1977年頃) 読んだ「滅びの笛」の事だと、私は長らく思い込んでいました。題名も全く異なる2作なのに、何故か思い違いをしていたんですね。両作とも、大挙し
2001年にビーナス・レコード (Venus Records)からリリースされたピアニスト、リッチー・バイラーク (Richie Beirach) トリオのアルバム "Romantic Rhapsody" を聴きました。リッチーは、ビーナス・レコードから何枚もアルバムを、出していたんですね。知りませんでした。
岸田総理が、米国議会で行った演説の極一部を、当地のローカル放送とNHK国際放送で観ました。双方とも時間にして僅か10秒程度だったのですが、居並ぶお歴々の前で、堂々と明瞭に喋る総理は立派で大変頼もしかったです。忙しい中、時間を割いて準備をされたものとお察
小川哲 (おがわさとし) の 2017年書き下ろし小説「ゲームの王国 (早川書房) 」を読みました。ごく最近まで、私は、この作家の名前も知らなかったのですが、直木賞を含む各種文学賞を受賞している若手有望作家の一人との事です。本作は、1970年代半ばの悪名高きポル・ポ
2021年に、ECM レーベルから発売された中堅ジャズ・ピアニスト、ビージェイ・アイヤー (Vijay Iyer)のニュー・トリオによるファースト・アルバム "Uneasy" を聴きました。ビージェイ以外のパーソネルは、ベースが、リンダ・メイ・ハン・オー (Linda May Han Oh)、ドラム
話題の連続ドラマ「不適切にもほどがある!」のエピソード 1~5 が、Netflix にアップされたので早速観ました。 NHK大河ドラマにも出演していた 阿部サダヲや 山本耕史等の芸達者な俳優も出演しており、予想以上に面白く3日で観終えました。全10エピソード (多分)で、
西村寿行の鯱シリーズから「白い鯱」を読みました。この鯱シリーズは全部で11巻あるのですが、私は未だ5巻しか読んでいません。なんせ40~30年程前に刊行された作品群なので、日本国内でも入手困難ではと思います。電子書籍が、もう少し安くなればと思うのですが、
今朝、メタ (フェースブック) を見ていたら、マイルス・ディヴィス(Miles Davis) のライブ・アルバム "Live At The Fillmore East (March 7, 1970)" が、録音されて今年で丸54年になると云う記事がアップされていました。マイルスのフィルモア・イースト (Fillmore East)
ますます難解になる MCU ( Marvel Cinematic Universe)作品です。一回観たぐらいでは、サッパリ理解出来ないと云うのが、私の正直な感想です。でも、観ておかないと他の作品が、イマイチよく理解出来ません。なんせ、それぞれが関連しているのです。難儀です。ロキ
久々に半村良の作品 「亜空間要塞の逆襲、1975年ハヤカワ文庫刊」 を読みました。前回読んだのは、文庫本発売直後の1975~6年頃だったと思います。この作品は連作形式で、前編は「亜空間要塞、1974年ハヤカワ文庫刊」ですが、残念ながら今回は入手出来ず、後編のみの再読
1971年5月リリースのジャズ・ピアニスト、ジョー・ザヴィヌル (Joe Zawinul) のリーダー・アルバムです。このアルバムが発売された1971年5月頃は、70年代のジャズを牽引するグループの一つとなるウェザー・リポート (Weather Report) が結成された時期であり、このアルバ
現在、 ケーブル・ネットワークの HBOで、ジョディ・フォスター ( Jodie Foster )主演の "True Detective" シーズン4 "Night Country" が放映中です。アラスカの田舎町が舞台で、地元の刑事役に扮したフォスターが、原住民がらみの大量殺人事件に挑んでいく物語です。
五木寛之の小説「晴れた日には鏡をわすれて」を読みました。解説によれば、平成の始め頃 (1990年頃か) に雑誌「月刊カドカワ」に連載されていたのが初出との事。裏表紙に「鮮烈な愛と冒険の新ホラー・ロマン」とあったので、五木氏の小説でホラーとは珍しいなぁと期待し
数日前に、チック・コリア (Chick Corea) のファン・サイトから定期宣伝メールが来ました。それによれば、1995年のL.A.でのチック・コリア・カルテット ( Double Bass – John Patitucci, Drums – Gary Novak, Piano – Chick Corea, Saxophone – Bob Berg )のライブ演
2022年公開の日本映画「さがす (Missing)」を無料ストリーミング・サービスの Tubi で観ました。メインキャストは、私の好きな俳優 の一人、「佐藤二朗」とその娘で高校生役の伊藤蒼 (あおい) です。佐藤二朗の味のある演技はいつも通りですが、伊東蒼と云う特徴のある
加藤廣 (かとう ひろし)の「本能寺の変」関連3部作の第2作目「秀吉の枷 (かせ)」を遂に読みました。1作目の「信長の棺」を読んだのは2012年の事でした。ブログに記事をアップしてました。次に、読んだのが3作目の「明智左馬助の恋」でした。当地のブックオフで上
謹賀新年今年も宜しくお願い申し上げます。日本では、大地震、航空機事故と立て続けに発生した災害で新年どころではなかったのではと推測致します。米国 のニュース番組でも、全国版で連日放送されました。一日でも早く安寧な日常生活に戻る事をお祈り申し上げます。
90年代に、「週刊少年ジャンプ」に連載されていた 伝説の大ヒット漫画「幽☆遊☆白書」 の実写版を、ネットフリックスで観ました。漫画は全く知らないし、キャストは、NHK大河ドラマに出演していた俳優ぐらいしか分かりません。まぁ、日本語だし肩もこらないので、リラ
遠藤周作の1957年発表作「海と毒薬」を読みました。終戦間際の1945年5月から6月にかけて、九州帝国大学で8人の米軍捕虜に対して行われた生体実験を題材にした重い内容の小説です。私が読んだのは、新潮文庫版で、200ページ弱の中編です。米軍の空襲で、罪のない市民が
2018年に49歳で病死したジャズ・トランペッター、ロイ・ハーグローブ (Roy Hargrove)の2006年アルバム "Nothing Serious" です。自己の2管クインテットに、3曲 (下記 2, 7, 8) でトロンボーンのスライド・ハンプトン (Slide Hampton) が、ゲスト参加しています。収録曲
今年2月に8年ぶりに帰国した際、ブックオフにて購入した中古文庫本です。今回気づいたのですが、一冊110円の文庫本は、8年前と比べて随分減っていますねぇ。まぁ、インフレなんで仕方ないですが、、。10数年前に一世を風靡した「ミレニアム」シリーズの5(復讐の炎
昨年暮れに、2019年公開の米国映画 「ジェイコブズ・ラダー ( Jacob's Ladder )」を観ました。最後にドンデン返しがあるサイコ・スリラー物で、1990年に公開された同名作のリメイクです。オリジナルの方は、昔、ヴィデオを借りて観た事があるのですが、英語サブタイトル
米国ジャズピアニスト、ジョアン・ブラッキーン (Joanne Brackeen) による、チック・コリア (Chick Corea) のカバー曲を、2~3年前にYou tubeで初めて聴きました。この曲は、チックの1968年録音アルバム" Now He Sings, Now He Sobs"中の "Steps - What was"と云う曲でし
山田風太郎 (ふうたろう) のSF時代小説「柳生十兵衛死す」を読んだのは今年の1月でした。二人の剣豪が主人公として登場します。一人は江戸時代の3代将軍、徳川家光の頃に生存していた時代劇でお馴染みの「柳生十兵衛」。そして、もう一人は室町時代の3代将軍、足利義
2009年公開の米国映画 "Crossing Over" を観ました。邦題は「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」と極めて長く、"I.C.E."と云う連邦政府の移民取締局の略称も含まれています。因みに正式名は " U.S. Immigration and Customs Enforcement" で、通常は「アイス」と呼ばれてい
帰国時の楽しみの一つに、米国で入手が難しい(或いは、入手出来ても高価な)和ジャズのアルバム漁りがあります。タワーレコードや日本橋界隈の中古レコード店、それにブックオフ等を、ゆっくりと廻るのですが、今回は残念ながらそんな余裕は無く大した収穫もありませんで
前回 (2014年)帰国時に、四天王寺近くの真田信繁 (幸村)終焉の地である安井神社を訪れました。当日は生憎の雨模様だったのですが、その側に在る石畳の坂道 (天神坂) の雨に濡れた佇まいにいたく,感動しました。「天神坂」は、「天王寺七坂」と呼ばれる七つの坂の一つで
現在93歳になる母の健康状態が良くないとの連絡を受け、約2週間 (2月16日~3月2日)緊急帰国していました。2014年11月以来の帰国なので、8年3ヶ月ぶりの日本でした。飛行機に乗るのも、2015年10月に中米グアテマラに行った時以来なので、実に7年ぶりでした。しか
ベーシスト、ディヴ・ホランド (Dave Holland) 名義のアルバム"Triplicate" です。ピアノレス・トリオでレーベルはECM。メンバーは、スティーブ・コールマン (Steve Coleman – alto saxophone), ディヴ・ホランド (Dave Holland – double bass), ジャック・デジョネット
西村寿行の鯱シリーズ第8話「神聖の鯱 (1989年講談社刊)」を読了しました。この鯱シリーズは、全部で11冊あるのですが、私はまだ4冊しか読んでいません。大国「ソ連」や「米国」を相手に、無類の女好きで、道徳観念とは一切無縁の鯱と呼ばれる4人の超人達が、暴れまく
2022年公開のノルウェー (Norway)映画「ナルヴィク (Narvik)」をネットフリックスで観ました。ナルヴィクは、北極圏に位置するノルウェーの港町です。隣接するスェーデンで産出される鉄鉱石の積み出し港で、冬場も凍結しない不凍港として知られています。その昔 (1972
ジャズとクラッシクの両刀使いが売りの若手ピアニスト、「アーロン・ディール (Aaron Diehl) 」が、参加しているライブアルバム "The Off-Off Broadway Guide To Synergism" を聴きました。アルバム名義は、ドラマーの「タイショーン・ソーリー (Tyshawn Sorey) 」で、昨
山田風太郎 (やまだふうたろう) の明治小説全集から「警視庁草紙」上下を読みました。「オール読物」(文藝春秋) の1973年7月号から1974年12月号にかけて連載された18篇の短編小説を、一冊にまとめたものです。風太郎の膨大な著作中で、私の読んだことがあるのは、「忍法
ネットフリクス (Netflix)では、色々な国の映画を観る事が出来ます。今回、観たのは2021公開のスペイン製アクション・スリラー映画「薄氷 (Below Zero in English, Bajo Celo in Spanish)」です。出演者は、知らない役者ばかりだし、「まぁ、スペイン語の勉強でもしよう
あと一日で新年がやって来ます。当地の正月は単なる休日。変わった雰囲気は別段ありません。米国に移民して早44年。未だ一度も年末帰国はした事がないので、日本の正月の雰囲気もかなり忘れてしまいました。では、良いお年を! 来年も宜しくお願い致します。===
いやぁ~、やっぱり面白いわ。寿行(じゅこう)先生の本は。久々に西村寿行の作品を読みました。今回、読んだのは「鯱シリーズ」の1作目「赤い鯱(シャチ)」です。1977年10月13日号から翌年6月29日号にかけて「週刊現代」に連載されていたものです。1980年4月に帰国
2013年米国公開のクライム・サスペンス映画「プリズナーズ "Prisoners"」を観ました。2時間半の長尺モノですが、よく出来たストーリーと配役陣のうまさによって、あっと言う間に観終えました。唯一の難点を上げるとすれば、エンディングが唐突に終わる事ぐらいでしょ
ドラマーの本田珠也さんのTwitter投稿で今朝知りました。こんな貴重なヴィデオが残っていたんですね!!3分程度の短いヴィデオですが、あの頃の熱気がヒシヒシと蘇って来ました。1973年2月初めに、私は、生まれて初めてニューヨークに行きました。アメリカ大陸自体が
祝 日本サッカーチーム、決勝トーナメント進出!!いやぁ~、やりましたね。 大方の予想を裏切っての決勝トーナメント進出。昨日は一日中、気分が良かったです。もうこうなりゃ、行ける所迄、予想をドンドン裏切ってトコトン行って欲しいですね。久々に聴いた「君が
トランペッターのフレディー・ハバード (Freddie Hubbard) が、エンヤ・レコード (Enya Records)に残した唯一のアルバム "Outpost" です。録音、発売とも1981年。60年初頭から、超絶技巧のテクニックで知られていたハバードは、1980年前後には年間複数枚のリーダー・アル