ファロの二大教会と言えば、ファロ大聖堂とカルモ教会。ファロ大聖堂がアルガルヴェ地方で最大の教会ですが、人気があるのはカルモ教会のほうです。その理由は、人骨堂があるから。(ファロ大聖堂にもほんの小さいものがあるのですけれどもね。)ポルトガルではエヴォラにある人骨堂が有名だそうで、それよりも規模は大分小さいです。それでも骸骨がたくさん並んでいると、迫力があります。シーズンオフのファロで、こんなにたくさ...
移民の街ロンドンへようこそ。各国文化を織り交ぜつつ、マサラが厳選したイギリスらしいものをご紹介。
欧州旅行記と自分の足で集めたヴィンテージ、アンティーク コレクションのお披露目も。
先日、家から5分くらいのところもにある物件を内覧する予定でした。内覧を担当するMさんに会うのは3回目、すっかり顔馴染みになりました。不動産屋によって方法は異なりますが、ここの会社には(恐らく土曜日だけ)内覧のみの担当者がいるようです。詳細は月曜以降にオフィスの職員と話すことになっているようですが、今まで見せてもらった物件では先まで進まなかったので、今のところはMさんにだけにお世話になっています。そ...
コロナ禍によるロックダウン中は、食料品と生活必需品以外を扱うお店は一時閉鎖されていました。そのためか物欲がほとんどなくなりました。しかも、コレクションのコーヒーセットやマグカップを里子に出したため、かなり物が減りました。おまけに、いただき物やホテルのアメニティーのクリームやらシャンプーやら石けんやらを使いはじめたことで家の中がスッキリ(まだ半分くらい残っているのですが)。クリスマスやイースターの時...
カラ・チャナ(ブラック・チックピー)を使ってインドカレーを作ったとき、あろうことか、コリアンダーと間違えてパセリを買ってきてしまいました。カレーを作っても、サラダに混ぜてもまだ余っていたので、パセリ消費のためにファラフェルを作ることにしました。タネまで完成したところで、そこからの長い道のりを思いげんなり。ミードボールのように小さく丸めるのにどれだけ時間がかかるのでしょうか。ファラフェルが食べたい!...
先日、アガサ・クリスティーフラットを内覧ました。駅近く値段も手ごろ、居室も広くて悪くない物件だったのですが、ひとつだけ妥協できない点がありました。「バスタブがない!」と私が思わずつぶやく(いや叫んでいたかも)と、不動産屋のMさんがすかさず「ジャパニーズ・バスに改装するって手もあるのよ」と言いました。ジャパニーズ・バス!?日本式のお風呂といえば、浴槽と洗い場が分かれています。でも、このフラットにはシ...
いろいろな種類のマメを買ってきて料理するのが最近のマイブーム(もう死語?)よく使うヒヨコマメをはじめ、バタービーンズやレッドキドニービーンズなどを試してきました。今回は、Kala chana(カラ・チャナ)に挑戦です。ヒンディー語でカラは黒、チャナはヒヨコマメという意味だそうで、英語ではブラック・チックピーともよばれています。カラ・チャナは、ヒヨコマメの1/3くらいの大きさで、色は黒というよりもこげ茶。この...
バラの季節の到来です。キューガーデンにバラを見に行きました。私が行った日は満開というにはまだ早いくらいの頃。咲き始めたバラとつぼみがとてもカワイかったです。ダマスクローズに近づくと、ほんのりバラの香りが漂ってきます。ほーんと、よい季節。バラの季節が一番好きだなぁ。ずっとこの季節が続けばよいのにと思わずにはいられません。でも、暗くて寒い冬を過ぎたからこその喜びなのかな。キューガーデンを訪れた日は気温...
最近家で飲む紅茶を PG tips(ピージーティップス)から Yorkshire Tea(ヨークシャーティー)に代えました。ピージーティップスも十分においしいですが、ヨークシャーティーのほうが私の好みに合っていることに気づいたのです。淹れたてはどちらもおいしくいただけますが、決定的な違いは冷めてからの味。ピージーティップスに限らず、ティーバックの紅茶は淹れてから時間をおくと味が落ちますが、ヨークシャーティーは冷めても淹...
今住んでいる家の近くにフラット(集合住宅)を買おうと思っていますが、ロンドンの不動産価格はとても高い。予算が少ないのに地下鉄の駅に近く買い物にも便利な場所などと無茶なことを言っているので、なかなかよいところが見つかりません。内覧するたびに大きいとは言い難いフラットを見て、この家にこれだけのお金を払う価値がある?と思ってしまいます。同じ予算でも、ロンドンを脱出すると3ベットハウス(3LDK一戸建て)...
先日、コロナ禍2度目のフードデリバリーを頼みました。食品を含む全ての買い物を含めても2回目。コロナ禍以前もオンラインで物を注文することはほとんどありませんでした。オンラインショッピングは便利ですが、私は実物を見て触ってあれこれ言いながら買い物自体を楽しみたいのです。この日は久々の休日出勤で気温も高かったため、料理するのが面倒になりました。レストラン内で食事をしてもよいことにはなっていますが、まだそ...
やはりそうでした。飽きたというよりも、使わなくてもいいかなという感じ。今までもずっと使っていなかったのですから、なくても全く不便は感じません。でも、ずっとほしかったのです。特に、コロナ禍でステイホームを強いられていた時には、あったらいいだろうなー、和むだろうなーと思っていました。心理的な要素もさることながら、部屋の空気が浄化されそうで実際の効果もあるのかな、なんて少しは期待してしまいました。でも、...
クランペットが10ペンスに値下げされていたので買いました。元々の値段が1ポンドなので10分の1!!すごく好きというわけではないのですが、思わずカゴに入れてしまいました。クランペットとは、もちもちした食感のパン(またはパンケーキ)で、塩味が一般的です。甘い物もあるらしいですが、スーパーなどに売っている物は塩味が多く、私は甘い方を食べたことがありません。塩味ですがジャムやクリームをのせてデザートとして...
イギリスでは6月がいちばん美しい季節とされています。寒かった5月を脱して、暖かく晴れの日も多くなってきました。バターカップ公園に行けば Buttercup(バターカップ)とよばれるキンポウゲの花が満開です。どこにでもある雑草のような花だけに、イギリス人にとっては親しみのある花のようです。この黄色を見るとよい季節の到来を感じるのでしょうか。ラッパ水仙2月から3月にかけて開花する黄色いラッパ水仙に長かった冬の終...
以前も行ったアガサ・クリスティーフラットの2軒を見てきました。前回は幹線道路に面していること、玄関に至る階段が狭くて急だったことでオファーには至りませんでしたが、この建物の別の物件、間取りが広いところが出てきたので内覧してきました。ファーストフロア(2階)の内覧を予約しましたが、同じ建物内のグランドフロア(1階)も売りに出ているということでそちらも見せてもらえることになりました。私たちはグランドフ...
生活必需品以外の店舗に続きレストラン内でも食事ができるようになり、ロックダウン以前のほぼ普通の生活が戻ってきました。でも私は限りなくステイホームに近い生活を続けています。感染力が強いといわれるインド変異株が落ち着くまでは職場とモリソンズ、そして時々内覧に行くくらいで十分かなと思っています。出かけないことに慣れてしまったこと、そしてそれが苦痛ではないことに気づいてしまいました。久々に買った Jakemans...
つつじが見ごろのキューガーデンに行ってきました。満開のいちばんきれいな時期は見逃してしまったように思いましたが、まだまだキレイ。1862年に記録を取りはじめてから最も雨の多い5月になった地域もあるというほど雨ばかり降っていた5月のイギリスでしたが、先週までのすぐれなかった天候とは打って変わって3連休は晴天に恵まれました。キューガーデンにもたくさんの人が訪れ、入り口付近には長蛇の列ができていました。...
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ファロの二大教会と言えば、ファロ大聖堂とカルモ教会。ファロ大聖堂がアルガルヴェ地方で最大の教会ですが、人気があるのはカルモ教会のほうです。その理由は、人骨堂があるから。(ファロ大聖堂にもほんの小さいものがあるのですけれどもね。)ポルトガルではエヴォラにある人骨堂が有名だそうで、それよりも規模は大分小さいです。それでも骸骨がたくさん並んでいると、迫力があります。シーズンオフのファロで、こんなにたくさ...
久々に東ロンドンに行きました。用事を済ませてまず行ったのは、ベーグル ベイク。ここのベーグルは私の大好物です。12個プレーンベーグルを買いました。何もつけずにそのまま食べるのが好き。本当においしい!そして、昔住んでいた頃によく買い出しに行ったベスナルグリーン ロードを散策。バングラデシュ系のお店が軒を連ねます。私が住んでいた頃にはなかったチャリティー ショップをのぞき、インドとは微妙に異なる食材を眺...
ファロには有名な教会がふたつあります。ひとつはファロ大聖堂でもうひとつはカルモ教会。旧市街の中心にあるファロ大聖堂から見学しました。この大聖堂の見どころは、きらびやかな祭壇とパイプオルガン、鐘楼から眺めるファロ市街の景色。古いガイドブックによると鐘楼のある塔のみ有料と書かれていましたが、現在は入場料が5ユーロ必要です。料金を払うと大聖堂、博物館、鐘楼、人骨堂が見学できます。ポルトガルの教会の祭壇と...
ポルトガル旅行直前は年度末なことと、突発的な仕事が重なったことでかなり忙しかったです。それでも、事前に申請していた休暇が取れ、相棒の腰痛もまぁまぁよくなり、無事に旅行に行くことができました。ただ、旅行中も同僚にお任せした仕事の進捗状況を確認するために毎日メールのチェックをすることに。ホテルのバルコニーからの眺めもう少し暖かかったらバルコニーで仕事がしたかったもちろん、正式に休暇を取っているので休み...
私たちが泊ったのは港に近い AP Eva Senses Hotel。街の中心にあるため交通の便もよく、観光施設やレストランにも行きやすい最高のローケーションでした。ハーバービューのレストラン部屋自体はスタンダートで可もなく不可もなくですが、部屋にはバルコニーがついています。寒くてあまり活用できませんでしたが、夏ならバルコニーで食事をしたり本を読んだりするのも楽しいかも。私たちが泊ったのはシティービューの部屋。ハーバー...
毎月第一日曜日に開催されるカーブーツセールに行った後、近くにある Chiswick House and Gardens に行きました。ちょうどラッパ水仙が見頃でした。ロンドンでよく見かけるラッパ水仙は黄色か白。黄色の方が一般的だと思います。このガーデンにあったものは、白と黄色のミックスカラー。あまり見ることがないので、珍しくて写真を撮りました。椿もきれいに咲いていました。今回初めてキッチンガーデンを見てきました。行くたびに門...
前日の夜にファロに到着。朝食後は市街観光です。ファロは南ポルトガルにあるアルガルヴェ地方の州都とはいえ小ぢんまりとした街。半日もあれば観光できてしまいます。私たちはそこに5泊する予定なのでゆっくり、のんびりと過ごすことに決めています。観光客が滞在するエリアには港があり、教会があり、その先頭にコウノトリが巣をつくり、その合間を縫ってレストランやお土産屋さんがあります。白壁のシンプルな街並みと、時々通...
イギリスの大手ドラッグストアBoots(ブーツ)から郵便でクーポンが届きました。あまり買い物をすることはありませんが、ロイヤリティーカード(ポイントカード)だけは作ってあるのです。でも、フレグランスを65ポンド以上買ったら10パーセント割引とか、デオドラントを買ったらポイント3倍など、私が使えそうなものはありません。その中に20ポンド相当のフェイスクリームが無料でもらえるクーポンがあったのです。他...
相棒が腰を痛めて危ぶまれたポルトガル旅行。めでたく決行となりました。焦点は、3時間も狭い easyJet の座席に座っていられるかどうかでしたが、離陸と着陸の時だけは座って、残りのフライト時間は座席周辺で柔軟をしたり、畿内を歩き回ったりすればいいのではということになりました。そしてもちろん、日本の湿布、エアーサロンパス、痛み止めもたんまり持参しました。座席に座らずに立っている相棒が怪しく見えないか気になっ...
コロナで泣く泣くキャンセルしたポルトガルのファロに行くために航空券とホテルを予約しました。4年前に行けなかったこともあり、この旅行をとても楽しみにしていました。普段は旅行前日にも休みをとって準備の時間に充てるのですが、今回は前日も仕事。用意をする暇も余裕もなく旅行まであと1週間、相棒が腰を痛め痛くて3時間も狭いシートに座っている自信はないと言い出します。バジェットエアライン(日本で言うLCCに相当...
亡くなった師匠の姪と甥がアメリカから旅行に来たとき、「お土産を持ってこなくて申し訳なかったです。これどうぞ」と姪のKさんから100ドル紙幣をいただきました。現金だったので固辞しましたが、「気持ちだから」と言ってくれたのでありがたく頂戴することに。イギリスで米ドルを使う機会もなくずっと放置していましたが、ポルトガル旅行に行くことになったのでユーロに両替することにしました。元々いただいたものなので、レ...
外出先から歩いて帰る途中、無性にチャイが飲みたくなりました。その日はとても寒かったので温まりたかったことと、ロンドンブロガーさんのインド旅行記においしそうなチャイの写真が何度も出てきたことが影響していたのは確実。家に帰ってさっそくつくりました。いつもはティーバッグにお湯とミルクを注ぐだけですが、同じ材料をミルクパンに入れて煮出します。ひと手間(といほど手間でもないですが)かけると紅茶がいつもよりお...
最近、杵屋麦丸さんのうどんにハマっています。ロンドンには丸亀製麺と杵屋麦丸があり、私は杵屋麦丸さんの方が好き。麺がとてもおいしいからです。ラーメンより若干太いくらいの細麺で、コシのある歯ごたえがたまらない。日本では、こんなに細い面を食べたことがなかったのでなんだか新鮮です。何回か食べに行き、天ぷらうどん、焼うどん、そしてカレーうどんをいただきました。出汁が決め手の定番のおうどんはもちろんおいしいで...
久々に屋外マーケットに行ったらボウルに山盛りのプラム(すもも)を見つけました。プラムの旬は初夏から夏にかけて。スーパーなどでは1年中売られているとはいえ、やはり夏に食べる方がおいしいです。でも、マーケットにあるプラムは赤くておいしそう。触ってみるととても柔らかく、今が食べごろのようでした。マーケットに売っている野菜や果物はスーパーでは売れないくらい熟したものが多いのです。果物に関しては古いからよく...
今年も相棒の誕生日ディナーは、本人の希望で日本食のレストランやスーパーを営む Atariya さんのお寿司に決まりました。去年も注文してとてもおいしかったので、今年もお願いすることにしました。前日に店舗で注文し、受け取りに行くときには風呂敷を持参。数年前に日本の実家から持ってきて、奥にしまい込んでいたものがあることを思い出したのです。お寿司には風呂敷でしょう!と、張り切って風呂敷を持ってAtariyaさんへ行って...
毎週食料品を買い出しに行くスーパーモリソンズでは、現在ポイントを集めてお得なキャンペーンがふたつ同時進行中。ひとつは指定された4週間のうち、5回10ポンド以上買い物をすれば5ポンド相当のポイントがもらえるというもの。普段は1週間に1度しか買い物に行かないのでこのポイントは貯まらないのですが、5ポンドのためならばと平日に一度モリソンズまで行ってしまいましたよ。私にとって5ポンドは大金です。このキャン...
久々によさそうな物件があったので内覧してきました。案内してくれたのは、土曜日の内覧を担当するMさん。以前にも何度かお世話になっており、私たちは何となく彼女のことが好きで信頼しています。時間になって現れたのがMさんだったので、「今日は期待できるかも」と思いました。見せてくれる物件は現在レントで、内覧当日もご家族が中にいらっしゃるとのこと。中に住人がいると何となく遠慮して内部を子細に見ることができない...
ある日、生理用品を無料で引き換えられるクーポンが家のポストに入っていました。いつも食料品の買い出しに行くモリソンズに売っている商品でしたが、私が行ったときは品切れ。次の日に近所のホームセンターに探しに行くと、無事に見つかりました。レジに持って行くと(長い行列でした)お店の人が、「これは二つ買ったら一つが無料になるクーポンです」と言います。そんなことは絶対にないのは分かっていましたが、面倒なことにな...
それは私です。チャリティーショップに行ったときにたまたま目についたオーブンミトンセットを買ってしまいました。家にあるものが古くなってきていて、買い替えようと思っていたところだったのです。すぐに買わなければならないというわけではなく、よいものがあった時まで待てるというくらいの緊急度でした。でも買ってしまったので、よいものだったの?と聞かれると返答に困ってしまいます。デザインは全く好みではないうえに、...
金田屋さんにラーメンを食べに行きました。最近、私以上に麺類にハマっている相棒が食べたがったので、徒歩圏内に(けっこう前のことでしたが)オープンした店舗へ。定番の豚骨ラーメンを注文すると、あっという間に出てきました。チャーシューがたくさん入っていて、見た目はとてもおいしそう。実際の味もすごくよかったです。麺の固さが選べるので、おススメの固めを選びました。イギリス人は麺を茹ですぎる傾向があり、パスタな...
左胸のがんを摘出し、執刀医からオンコロジスト(腫瘍内科医)の元に移行して放射線と投薬治療を受ける予定が、念のためにと受けた右胸のマンモグラフィで石灰化が見つかりました。それを検査しないことには次の治療に移行できないことが判明。しかも、石灰が通常のバイオプシー(生体組織採取検査)では採取することにできない位置にあったため、手術によりサンプルを採ると聞かされ、さらに衝撃を受けることになったのです。そし...
前回からのつづき乳がんの手術を終えてから何か大切なものを失ったような喪失感を抱くようになりました。そして、それは具象を伴っていました。ある日唐突に、何の前触れもなく「もう、○○☆☆(数年前に帰任した直属の上司)と不倫をすることもないだろう」という思いに囚われてしまったのです。もちろん私は、○○☆☆(○○は苗字で☆☆は役職)とそのような関係になったことはありませんし、不倫願望など全くありませんでした。私はなぜ、...
左胸にできたがんの摘出手術を終え、放射線と投薬治療の開始を待っている間、右胸のマンモグラフィ検査で石灰化が見つかりました。私の胸が特別に小さいことと、石灰化の位置との関係とで通常のバイオプシー(生体組織採取検査)ではサンプルを採取することが難しく、最悪の場合はサンプル採取のために手術をしなければならないとお医者さんから告げられていました。水曜日の定例会議で方針が決まるということでしたが、水曜日の朝...
先日、食料品の買い出しに Morrisons(モリソンズ)に行くと、ものすごく小さなキャベツが売られていて驚きました。商品の下に但し書きがあり、「厳冬の影響でキャベツの生育に影響が出ました。個々が小さいため、2個セットにて販売します」とのことでした。去年の冬はとても寒かったのです。がんの告知を受けた日は雪。手術までの1週間は、指にできたひびとあかぎれに耐えながら仕事をしていたことを思い出します。年が明けても...
執刀医のT先生の手を離れてオンコロジスト(腫瘍内科医)のN先生の診察を受けたとき、T先生が手配した右胸のマンモグラフィ検査で石灰化が見つかったことを知らされました。T先生、自分の手を離れた患者のことはすっかり忘れて検査結果を見ていなかったようなのです。N先生がT先生に連絡を取ってくれて、すぐに病院から連絡がありました。超音波(エコー)検査では見えにくい場所に石灰化が見られるために特殊な機械の先導で...
右胸にしこりが見つかったと思ったら、左胸にがんがあることがわかって手術をしました。手術の直前は毎日のようにナショナルヘルスサービス、NHSから電話がかかってきて気が狂いそうでした。NHSは、処方箋代以外は完全無料の政府が運営する病院で、治療費は完全無料。その代わり、私の都合ではなく、病院の都合で予定が決められます。手厚く患者と向き合ってくれているということではあるのですが、術後にまとまった休暇を取...
左胸にできていたがんの手術を終え、次の治療を受けるのを心待ちにして臨んだオンコロジスト(腫瘍内科医)N先生の診察初日。「右胸のマンモグラフィ検査で石灰化が見つかったので、予定していた放射線と投薬治療をはじめることができません」との宣告に希望を打ち砕かれた思いがしました。私がマンモグラフィ検査を受けたのはN先生の診察の3週間前。結果に関しては連絡がなかったために、異常がなかったのだと何の疑いも持ちま...
去年の冬はとても寒かったです。がんの告知を受けた日は雪が降っていました。一度目の手術前には指に赤切れができてとても痛かったことを覚えています。冬が終わって花が咲く季節を迎えても、寒さは続きました。毎日、お天気が悪くてウンザリ。でも、気分が落ち込んでいたのは、お元気ばかりではなく、がん治療のことで不安が多かったからかもしれません。それでも季節はめぐり、春の象徴ラッパ水仙が咲き始め、その盛りの時期を過...
夏時間、ブリティッシュサマータイムが始まって日は長くなったのに、寒くて雨模様の日が続いているロンドン。ロンドンだけではなく、イギリス全土が信じられないくらいの悪天候に見舞われました。イギリスらしい天候といってしまえばそれまでなのですが。ファリンドン駅で乗り換えせっかく休みを取ってあったというのに、このお天気では遠出をする気にもなりません。結局、コロナ禍以来初めての旅行をしない春休暇となってしまいま...
執刀医であるT先生の手を離れた後は、オンコロジスト(腫瘍内科医)のN先生が私の主治医となりました。N先生は、イスラム教徒の女性です。はじめて会ったときは、彼女が英語のネイティブスピーカーではない点が気にかかりました。心配したのは私の英語力でノンネイティブの英語を理解できるかという点でしたが、わかりやすいプレーンな英語で私の質問にひとつひとつ丁寧に説明してくれるN先生を一回目の診察からすっかり信用し...
師匠の次男、Tさんが地下鉄エンバンクメント駅で心臓発作で倒れ、ビッグベンの近くにあるセント トーマス病院に救急搬送されました。Tさんの姪のBちゃんから連絡を受けた私と相棒は、次の日に病院に駆けつけました。意識もあり、思ったよりも元気そうにしている姿を見てとりあえず一安心。お見舞いに行った日はTさんがまだ一般病棟へ移る前だったため、面会は一度に2人までと決められていました。Tさんは皆からとても慕われ...
物価上昇の影響で、最近は何でも高いです。いつも食料品の買い出しに行く Morrisons(モリソンズ)では、5週間のうちの4週間に45ポンド以上買い物をすると、イースター直前に17ポンドの割引が適用されるキャンペーンを実施中。毎年イースターとクリスマスの時期にこの企画があり、達成できたりできなかったりでしたが、今回は特に意識もせずに必要な物を買っただけで、毎回45ポンドクリアです。それだけ物の値段が上がって...
前回からのつづきです。夫婦のどちらかが大病を患ったことが原因で離婚してしまうカップルは意外と多いらしいという話を聞きます。自分も乳がんの手術をしました。その直後に階上から3回目の水漏れがあり、どうしてそんなことになってしまうのかを何となく理解してしまったのです。気持ちはわかるけど、私のせいじゃないし。水漏れも病気も私のせいじゃないから。大体、病院にいつも付き添ってくれなくてもいい。それよりも、術後...
先日、乳がんの手術を受けました。術後に執刀医の診察を受け、がんを取り除いたこと、リンパ節への転移もなかったことを知らされました。相変わらず、なぜだか相棒のほうを見ながら話すのには辟易しましたが、手術の日よりはずっと穏やかな表情のT先生。そして、まるで愛しいものでも見るように私の患部を見つめながら「本当に素晴らしい」と何度も繰り返すT先生。これって、私が褒められているのではもちろんないですよねぇ。ど...
夫婦のどちらかが大病を患ったことが原因で離婚してしまうカップルは意外と多いらしいという話を聞いたことがあります。病気を克服して間もなく、闘病生活を支えた夫と離婚するとか、病気療養中の妻と離婚するとか。このような話題が芸能人のゴシップなら、パートナーを捨てた妻や夫を責めるところですが、自分ががんになってみて、なぜそんなことになってしまうのか分かるような気がしました。私ががんの告知と手術を受けたのは、...
英語で挨拶を交わすときは、Hello. の次に How are you? と聞かれることが多く、私は中学校で習ったように、I'm fine thank you, and you? と律儀に答えていました。こんな風に答えるイギリス人は少なくて、「旦那が風邪気味で私もうつっちゃったみたい」とか、「2日前にギリシャから帰ってきて...」とか、近況を具体的に説明してくれる人もいれば、「Not too bad 」と答える人もいたり。Not too bad とは、そんなに悪くもない...
逆流性食道炎と診断され、そして、乳がんが見つかって手術をするまでいつも病院に付き添ってくれていた相棒。今日は思い切って、その相棒の悪口を書きたいと思います。先日、手術をしました。手術といっても日帰りで、その日は自分の足で歩いて地下鉄で帰って来ることができたほどなので、大したことではなかったと自分でも理解しています。しかしながら、手術から数日後に予定されていたカレーの会には、正直、行きたい気持ちには...
先日、久々に1月を除く毎月第一日曜日に開催される Chiswick Car Boot Sale(チズウィック・カーブーツセール)に行ってきました。外出自体も久しぶり。去年の夏以降体調が悪かったり、病院通いを始めたりでなかなか外出する気が起きなかったのです。そろそろ外に出るようにしたほうがいいのかもと、特に何が欲しいというわけでもなかったのですが、出かけました。でも、そういう時に限ってよいものが見つかるものです。 Arcopal...
仕事から帰って夕食の支度をしていると相棒の携帯が鳴りました。師匠の孫のBちゃんからです。珍しいこともあるものだと相棒が電話に出ると、Bちゃんが泣きながら叔父に当たるTさんが心臓発作で倒れて救急車で病院に運ばれたことを告げました。それを聞いた私たちも心配で居ても立っても居られなくなりました。詳しいことはまだ分かっておらず、また連絡してくれるとのことですが...。Tさんが倒れた頃は、イギリスでインフル...
自分の誕生日が近づいて、ソワソワしはじめる相棒。誕生日ディナーは今年もお寿司が食べたいと自分でリサーチを始めました。日系のサイトも調べてみたら?とアドバイスだけはしましたが、私が手伝わなくてもどんどん自分でやってくれて助かります。去年は You Me Sushi でお寿司の盛り合わせを買いました。今年は日本食材の小売りとレストランを展開するあたりやさんから購入することに決めたようです。値段はどちらも30ポンド強...