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kitasendo
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2009/10/24

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  • てつこさん、最後のレッスン

    母の介護は、およそ3年半に及んだ。 ほとんど病気らしい病気もせずに、90歳近くまで、母親代はりになつて孫を本当にこまめに、よく育ててくれた。その母が、90歳を前に弱り出し、昼間から布団に入つて、横になる時間がふえてきたのです。 その時期が、ちやうど私の退職のタイミングと重なつた。それで、私は退職するや否や、母の介護に没頭することとなつたのです。 その母が亡くなつて、2カ月余りが過ぎた今、ときどきその3年...

  • 見えないものは、見えるものより大きい

    前の記事「心が体の中にあるか、体が心の中にあるか」で、 「体が心の中にあると思はれる」 と書きました。 今回は、こゝからさらにビジョンを広げて、 「見えないものは、見えるものより大きい」 といふことを考へてみたいと思ひます。 体が心の中にあるのだとすれば、当然、心は体より大きい。だから、私の心の喜びも憎しみも、私の体を通して現れる。 ところが、私の心よりもさらに大きいものがある。それが、集団の心、もつ...

  • 心が体の中にあるか、体が心の中にあるか

    一体、心が体の中にあるのか、それとも、体が心の中にあるのか。 心も体も、考へ詰めていくと、思ふほど単純なものではないのですが、こゝではあまり厳密なことは言はず、常識的な範囲で考へてみることにします。 多分、大半の人は、心が体の中にあると考へてゐると思ふ。 だつて、私の心は私にしか分からない。人の心は私には分からない。推測することはできても、実感することはできない。だから、一人一人の体の中に、その人...

  • 二つの「通信線」

    AI研究者、黒川伊保子さんによると、誰かとコミュニケーションするとき、男性は「事実の通信線」一本だけを使ふのに対して、女性はそれに加へてもう一本「心の通信線」を使ふのだと言ふ。女性のコミュニケーションは男性に比べて、相当複雑で高度なレベルにあるといふことです。 すると、男性が女性とコミュニケートする際、女性が今何を考へてゐるのか、どう感じてゐるのかを充分に理解できない。山登りに譬へれば、女性が八合目...

  • 宗教は「痛みの体験」から始まる

    エックハルト・トールが概念化してくれた「ペインボディ」。ほとんどの人が自分の中に抱へ込んでゐる、感情的な苦痛の集積。これをトールは「ペインボディ」と呼んだのです。 これに支配されると、これが自己意識の一部となり、それに条件づけられた人格が自分の牢獄となる。その牢獄から、人はなかなか抜け出ることができず、むしろペインボディに新しい糧を与へて、肥え太らせようとする。 その糧とは、どんなものか。感情的に...

  • 「思考」がある日突然、消えた

    『左脳さん、右脳さん。』(ネドじゅん) は、なかなか面白い本です。 著者のネドじゅんさんは、自分のことを「オカン」と自称してゐますが、どつこい、並みの「オカン」ではない。分析力も筆力も、相当大した「オカン」です。 かと言つて、脳について、脳科学から分析した本ではありません。自分の実体験から、ある日突然、「思考が消えた」、その体験と、それがいかにして起こったのかを考察した本です。今の私のニーズにぴつ...

  • 誰が迫害するのか

    もうずいぶん昔、何十年も前のことですが、文鮮明先生の、概略かういふ預言を聞いた記憶があります。 これまで宗教は様々な迫害を受け、それを克服することで信仰を鍛へられ、成長してきたが、いづれ迫害のない時代が訪れる。そのときは、神があなたがたを迫害するやうになるだらう。 これを聞いたときは、 「迫害の主体が入れ替はるのか。入れ替はれば、どんなふうに変は...

  • 「競はない人生」もある

    小林正観さんの長女は、知的障害を持つて生まれたさうです。子どもがなかなか授かれなくて、夫婦で待ちに待つて、やつと生まれたと歓喜したのも束の間、小林さんはショックで、半年間、世界から色が消えたと言つてゐます。 娘さんは体も弱かつたため、学校で毎年行はれる運動会でも、必ずビリです。 ところがある年、同じクラスの子が怪我をした。それでその朝、お母さんは思はぬ期待が生まれて、なんとなく嬉しさうだつた。 「...

  • 中東の「ペインボディ」を癒す

    10月7日の早朝、ガザのハマスが突如イスラエルを攻撃し、両者が戦争状態に入つてゐます。死者は、12日現在、双方ですでに2300人を超えたやうです。 ハマスに比べれば圧倒的な戦闘力を持つイスラエル側のガラント国防相は、地上作戦をふくむ総攻撃に移行すると言ひ、 「ガザが以前に戻ることはない。1日ですべてを撲滅する。1日でできなければ1週間で、1週間が無理なら1ヶ月で、すべての場所に到達する」 と、軍隊に向けて檄を飛ば...

  • 「三対象目的」つて、結局何だ?

    『原理講論』に出てくる「三対象目的」といふ概念は、長い間、今ひとつピンとこないものでした。 正分合作用により、正を中心として二性の実体対象に分立された主体と対象と、そしてその合性体が、各自主体の立場をとるときには、各々残りのものを対象として立たせて、三対象基準を造成する。そうして、それらがお互いに授受作用をするようになれば、ここで、その主体を中心として、各々三対象目的を完...

  • 願はない「引き寄せの法則」

    先日の記事「まづ最初に『引き寄せる』べきもの」で書いたのですが、そのあと、考へれば考へるほど重要なことに思はれてきたので、改めて書くことにします。 その記事の趣旨は、 「引き寄せの法則が作用するには、二段階ある」 といふことでした。 第一段階が、 「『外なる私』が『内なる私』に引き寄せられる」 こと。 そして、第二段階が、 「第一段階で「私」が修復された度合ひに応じて、外部のものが引き寄せられる」 こと...

  • シナリオを捨てる

    少し古い話になりますが、昨年7月、第167回芥川賞の発表があり、高瀬隼子(たかせじゅんこ)さんが『おいしいごはんが食べられますように』で受賞した。そのとき、候補に挙がつた5作品が、1935年の同賞創設以来初めて、すべて女性作家であつたこと、しかも同時開催の直木賞の受賞者も女性であつたことが話題になつたやうです。 私自身、最近ほとんど小説に興味がないので、そんな話題も知らなかつた。偶々、Youtubeの動画でその話...

  • まづ最初に「引き寄せる」べきもの

    『実践、引き寄せの法則』(エスター&ジェリー・ヒックス)を読み進むにつれ、「引き寄せの法則」に対する従来の自分の見方に修正がかかつてきたのを感じます。 これまで「引き寄せの法則」といふと、 「強く、心の底から願へ。ビジュアルにイメージして願へ。あることを願ひながら、心の底では『無理だらうな』と思つてゐたら、その本音のほうが事態を引き寄せてしまふ。だから本心から願はなくてはならないのだ」 といふくらゐ...

  • 敵は私の外にゐるのか

    私の敵はどこで生まれるかと言ふと、まづ、私の中で生まれる。これは私の味方も同様で、やはり私の中から生まれる。敵も味方も、私の中から生まれるわけです。これは、ほゞ間違ひないと思ふ。 しかし現実には、我々はたいてい、敵は自分の外にゐると考へてゐます。 身近に敵がゐると思ふと、どういふ態度になるか。まづ、身を守らうとします。その方法に、ふたつあります。 ひとつは、敵を避ける。敵よりも自分が弱いと思へば、...

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まるくまーる(元教育部長の講義日記)
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