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2009/10/24

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  • OSに気をつけろ

    数日前のことだが、おかしな夢を見た。 「OSに気をつけろ。OSを見せないやうにして、アプリが勝手に動いてゐると思はせる何者かがゐる」 と、誰かが言ふのです。 OSとは、Operating System。パソコンやスマホを動かしてゐる基本ソフトのことです。主要なものとして、Windows、macOS、Androidなどがある。 しかし、夢の中の言葉は、意味がよく分からない。言葉を反芻してゐるうちに目が冴えてきて、枕もとのスマホを取り出してYo...

  • コンドル族流「幸せな生き方」

    『これからやってくる素晴らしい世界の話』(ヒロカズマ)の第5章に「世界を回って知った幸せな生き方」が9つ提示されてゐます。すべてがコンドル族から得たアイデアです。その中のいくつかを紹介します。 ① 多く歩く、少なく食べる、良く眠る コンドル族の優位性は、その「体力」にあります。アチュアル族は1OKg、20㎏の荷物を背負つて、ぬかるんだジャングルの中を半日以上楽々と歩く。ネパールの山岳民族も、30㎏近い荷物を...

  • 私の中の2つの生活観念

    『これからやってくる素晴らしい世界の話』(ヒロカズマ)の基調テーマは、 「コンドルとイーグルはどうしたら同じ空を飛べるか」 といふことです。 元々一つだつた人類が、あるとき2つに分かれた。一つは「自然との調和」を選択したコンドル族。もう一つが「思考と科学」を選択したイーグル族です。 ところが、この2つがともに危機を迎へるときが来る。そのとき、2つがうまく融合できれば、人類は再び一つとなつて新しい世界を...

  • コンドルとイーグル

    『これからやってくる素晴らしい世界の話』の著者、ヒロカズマさんは、なかなかの自由人といふ印象を受けます。大学の卒業記念に数か月間オーストラリアを旅行したのを皮切りに、南米アマゾン、南インド、北極圏、アンデス、ヒマラヤ、ブータン王国、アリゾナ州セドナなどをかなり長期に亘つて経巡つてゐるのです。 本書はその旅の体験談をベースに、一つのテーマを追求してゐます。そのテーマとは、 コンドルとイーグルはどうし...

  • シャーマンのテクニック

    アマゾンのシャーマンが実践し、教示してくれるテクニックがあるさうです。 自分の人生の中で重要な課題、例へば、 「私はこれからどんな仕事をすればいいのか」 「私はどのやうに生きていけばいいのか」 などといつたことを知りたいときに使ふテクニックです。 まづ、その質問を自分自身に投げかけ、そのまま答へを考へないで、放置します。答へを探らない。ただ質問だけをするのです。そしてそれを毎日続けます。 テクニッ...

  • 春がいゝなあと思つたら、桜が咲く

    20年前に妻が聖和してから、ときどき 「これは今、この世なのか、あの世なのか」 と思ふことがあつた。 天気の良い日。明るい日差しが眩しい。そんなとき、 「この日の光は、この世なのか、それともあの世なのか」 どちらともはつきり分からなくなるのです。 また、洗面所で蛇口から水を流しながら、 「今私はこの世で顔を洗つてゐるのか、それともあの世で洗つてゐるのか」 と判別がつかない気持ちになる。 人と話してゐても、...

  • 揺れてゐるのはあなたの中ですよ

    ハワイ出身のセラピスト、イハレアカラ・ヒューレン博士が講演会の中で、こんな体験談を証ししてゐます。 あるとき、飛行機に乗つてゐると、急に激しく揺れ出した。何が起こつたのだらうと心配になり、窓から外を覗いてみたりする。気をもんでゐると、彼の師であつたモーナ女史(そのときすでに亡くなつてゐた)の声が聞こえてきたのです。 「もしもし、(揺れてゐるのは)あなたの中ですよ」 それで彼はハッとした。 小さな証...

  • 「解釈」してから「見る」

    私が何かを見るとは、どういふことか。それについて考えてみようと思ひます。 例へば、外に出て遠くを眺めると山が見える。山のところどころは霧がかかつて霞んでゐる。今は雨が降つてゐないが、山の上には灰色の雨雲が垂れ込めてゐる。 この景色をデジタルカメラで撮つたとします。すると液晶画面には、目で見たとほぼ同じに見える画像が映る。 ところが、この画像は何かと言ふと、小さな画素の集まりです。山も霧も雲もそのや...

  • 「幸福」と「幸福な心」

    誰でもみな例外なく「幸福」を求めてゐることは、間違ひない。ただ、その求め方は千差万別で人によつて異なる。それらを『原理講論』では大きく2つに分類してゐます。 一つは、物質的結果的な現象世界に「幸福」を求めようとする方法であり、もう一つが霊的原因的な本質世界に「幸福」を求めようとする方法です。 前者の人たちは、極度に発達した科学を頼りとし、その万能と物質的な「幸福」を誇りとしてゐる。一方後者の人たち...

  • 心の中に伽藍を建てる

    「中田敦彦のYouTube大学」で紹介された『年収90万円で東京ハッピーライフ』(大原扁理)を読んでみた。かなり極端なミニマリストとでも言ふべき人だが、その人の思想は私には面白かつた。 だいぶ前に「断捨離」が世に出て以来、ミニマリズム的生活志向はかなり広がつてゐるのかも知れない。私も昨年退職を機に、家の中のものを多分3分の1くらゐ整理した。お蔭で屋内空間はずいぶんすつきりした。 ところが大原さんは、並みのミ...

  • 白紙の巻物が何の足しになるか

    「これを聴け!」と孫悟空は言った。 「われわれがさんざん苦労して中国からここまでやって来て、おまけにわれわれに経巻を与えるようにとあんたが言いつけておいたというのに、阿難(アナン)と迦葉(カショウ)はまがいものをよこした。何も書いてない巻物をよこしたのだ。お訊きするが、そんなものがわれわれにとって何の足しになるのか」 (『西遊記』) 中国の有名な白話小説『西遊...

  • 知らす統治

    日本人の中には本当に根強い「人間保守主義」といふものがあつて、これには誰も逆らへない。皇室と言へども、その上にあるのではないといふことをつくづく感じた。 脳科学者の茂木健一郎さんのこの言葉。鋭い感性による洞察だなと思ふので、考へてみます。 茂木さんがかういふ感想を言ふいきさつは、秋篠宮家における眞子内親王の結婚問題にある。 この問題については、婚約候補者の男性について「...

  • おばあちやんの人生の結末

    このところ、おばあちやんの日常はまあまあ平穏に流れてゐる。 認知症はもはや行くところまで行つて、これ以上悪くはならないやうに見える。昨日今日のことはほぼ覚えてゐないが、過去の断片的な記憶は繰り返し蘇つてくる。会話が成立するのは、そのあたりの思ひ出を喋るときです。 いろいろ喋る中で、繰り返す言ひ回しがある。 「周りがみんな優しいから、てつこは本当に幸せだ。役に立たない90のおばあちやんを誰も大切にして...

  • まあまあまあの一神教

    心理学者の故河合隼雄さんが 「日本神話の中空構造」 といふ説を立てゐます。 日本神話にはたくさんの神々がおられる。八百万の神です。ところが、中心に立つ神様がおられず、真ん中が空いてゐる。さういふ説です。 日本神話で重要な神様は天照大御神とスサノウの尊。ふつうの神話なら、天照が勝つてスサノオを追ひ出せば、天照の天下になつて天照を中心に回るやうになる。 ところが、スサノオは追ひやられても、出雲あたりで結...

  • 退行する身体性

    前回の記事でご紹介した『意識のかたち』を読みながら、「身体性」について考へる。 著者の高岡英夫さんは、身体性において「達人」と呼べる人として、次のやうな人たちを挙げてゐます。 まづ、歴史き手に最も有名な達人として、剣豪宮本武蔵。彼の剣捌きを目の当たりにすることはできないが、彼の立ち姿を描いた絵が残されてゐます。 両手に剣を握つて立つてゐるその姿は、一見するとだらりとして緊迫感がないやうに見える...

  • 相撲は腰で取る

    今、名古屋場所の最中だが、ここ数年あまり相撲を見なくなつた。何だかあまり魅力を感じない。どうしてだらう。 子どもの頃と言へば、何と言つても大鵬が至高の英雄だつた。毎日学校から帰ると、場所の15日間はテレビにくぎ付けだつた。 大鵬の時代が過ぎると、続いてきたのが千代の富士時代。その後さらに、若貴時代。一番一番が見逃せなかつた。 あんなに面白かつた大相撲になぜ魅力を感じなくなつたのか。いろいろな不祥事も...

  • あの世はどこにあるのだらう

    「この世」「あの世」といふ言葉があります。「あの世」は「死後の世界」とも呼ばれたりします。 「あの世」は「この世」で生きた人が、死んでから行く世界。「この世」は空間と時間に制約されるのに対して、「あの世」は空間を超越した永遠の世界である。大体そんなふうに考へられてゐるでせう。 さて、それでは「あの世」は一体どこにあるのか。死んだ人は一体どこに行つてしまふのか。 愛する身近な人に先立たれた人の中には...

  • 自分の中に宇宙を創造する

    神は自己創造を土台として物理的実体としての宇宙(と霊的実体としての霊界)を創造された。人間はその造られた宇宙の一部として存在しながら、自分の内部に自分を中心とした宇宙を構築(再創造)する。かういふ観点から、神と人間の創造性には類似性がある。 前回の記事で、そのやうに考へました。 人間の創造性の核心は、自分の中に宇宙を再創造することだ。さういふ考へです。 分かり易い所から、もう少し深く入つてみませう...

  • 神と私の自己創造能力

    我々人間が創造主・神の創造性に似ることができるとすれば、その内実は何であるか。前回の記事から、もう少し続けます。 人間には科学的真理を探究して新しいものを発明する能力がある。自分の子どもを生み育てて、神の人間創造の喜びを追体験するといふ創造性もある。 それも貴重な創造性には違ひない。しかし、もつとその奥にある根本的な創造性が隠れてゐるのではないか。 自己創造能力。 これを考へてみる必要があるといふ...

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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)
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