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No Room For Squares ! https://blog.goo.ne.jp/6x6_2008

レンズという窓を通じて見えるもの。あるいは見えざるもの。

写真自体そのものよりも、寧ろそこから喚起される「もの」に意味があると考えています。全てのものは消え去っていきます。それでも、この儚い時間を、ほんのひと時だけでも繋ぎ止めてみようと思います。 ※機材紹介ブログではありません。撮影した写真を掲載するブログです。

6X6
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秋田県
出身
静岡県
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2008/06/13

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  • ディープ東鳴子~これはもう近代遺産といえる

    宮城県の東鳴子温泉、いさぜん旅館である。東鳴子温泉は広義な範疇では「鳴子温泉郷」に属するが、厳密にいえば鳴子温泉とは離れた所にある別の温泉地である。一時期、僕は東鳴子温泉の湯に魅了され、足繁く通ったことがある。当時、営業していた12軒の旅館すべてのお湯に入ることを目指していた。結果、最後の一軒は完了前に廃業してしまい、達成することはできなかった。現在では更にもう1軒廃業し、10軒の旅館が残っている。全て湯治宿の流れを汲む本格温泉である。中でもこの「いさぜん旅館」はお気に入りで何度か泊まった。僕の中では東鳴子のホームグランドだ。館内には猫が歩き廻る。初めて来たとき、入り口のソファでは猫が寝ていた。宿泊台帳を記入しつつ、「この猫、名前なんていうのですか?」と主に聞いたことを思い出す。主は「うーん、それはうちで...ディープ東鳴子~これはもう近代遺産といえる

    地域タグ:大崎市

  • それぞれの「Perfect Days」

    映画「パーフェクトデイズ」を観た。これで二度目である。「二回目を観たい」と思う映画は数多くあるけど、実際に映画館で「二回目を観た」映画というのは余り記憶にない。少なくとも、ここ15年では初めてだと思う。「パーフェクトデイズ」は、ヴィム・ヴェンダースが監督を務め、役所広司が主演した作品だ。ヴィム・ヴェンダースは僕の大好きな映画「パリ・テキサス」の監督であり、相性が悪かろうはずもない。ストーリーを追うことに意味がある映画ではないが、大体次のような話だ。東京でトイレ清掃員としては働く中年の男、平山(役所広司)。彼は木造の質素なアパートに殆ど物を持たず一人で暮らしている。その生活は大体において同じルーティンの繰り返しだ。早朝、近所のお寺の竹ぼうきの音で目覚め、布団を畳んで身支度をする。育てている植物に霧吹きで水を...それぞれの「PerfectDays」

  • 裏庭で河津桜咲く〜遅まきながら確実に

    裏庭で河津桜が咲いた。ここは秋田県なので、大体梅と同じ時期に咲く。梅は2月に咲くものじゃないか?そう思う人も多いだろう。いや1月に咲くと考える人だっている。僕の住む地では梅は3月末から4月頭に咲く。その時期のずれについては、今回はどうでも良い。人間社会では色々なことが起きる。世の中の成り立ちそのものが劇的に変わってしまうこともある。それでも桜はきちんと咲くのだな。それどころか、更に花開くための準備も万端なのである。生とは力強いものだ。『8のつく日はwebにお花を』X-PRO3/XF90mmF2.0LMWR裏庭で河津桜咲く〜遅まきながら確実に

  • 黒石こみせ通りにて至福の刻を思い出す

    青森県黒石市の中町こみせ通り。この通りが好きで、過去に何度も行っている。通りにある元遊郭の中村旅館にも何度か泊まっている。いつのシーズンに来ても良いけど、やはり真冬が最も風情がある。今回は雪が全くない春の時期の訪問となった。素でこういう町並みが残る地域も少なくなった。中町こみせ通りは観光地ではあるが、それ以上に生活する地元の町でもある。通行人も、観光客2:地元客8くらいの割合だ。地吹雪舞う真冬のこみせ通りをもう一度歩きたい。津軽の地酒を飲んで、まっくらなこみせ通りを歩いて中村旅館に戻る。あれは至福の刻だったんだなと思う。次の冬の楽しみに取っておこう。追伸:以前であれば2~3日で掲載し終わった分量の記事を丸2週間以上掛けて掲載している。もう少しペースアップしたいものだ。X-PRO3/XF10-24mmF4R黒石こみせ通りにて至福の刻を思い出す

  • 黒石つゆ焼きそばを食す

    もう何年前のことかは覚えていない。でも初めて「黒石つゆ焼きそば」を食べた時のファーストインパクトは衝撃的だった。どういう食べ物かは事前にリサーチ済みではあった。いくらリサーチしていても、いざ実物が目の前に置かれると動揺を抑えることはできなかった。それまで培ってきた「食の概念」のタブー(禁忌)を犯しているような背徳感に困惑し、また同時にワクワクもした。目の前の焼きそばからは、「多分こういう感じだろうな」と想像する通りの香りが漂っていた。そして実際に食べても想像通りの味がした(笑)。スープだけは若干想像より甘めだった。その初体験以降、幾つかの店で、都合7~8回は食べたと思う。時折無性に食べたくなる中毒性がある焼きそばだ。今回久しぶりに、その「黒石つゆ焼きそば」を食べた。店は黒石駅前の「すごう食堂」を選んだ。初...黒石つゆ焼きそばを食す

  • みちのく「温湯温泉」を歩く

    11月以来、四か月振りにブログを再開している。今のところ掲載した記事は、休載期間の状況報告のようなものばかりである。当ブログは僕の日記(備忘録)代わりでもあるので、あまり時系列にずれが生じると実用的に困ったりもする。今日からの記事は、基本的に準リアルタイムのものとしたい。さて、ワタクシ、久しぶりに温泉宿泊をして参りました。行った先は青森県の酸ヶ湯温泉。あまりに寛いだせいか、写真が足りず記事にするかどうかは分からない。だから帰路に立ち寄った「温湯(ぬくゆ)温泉」の町並みを掲載する。もうね、素晴らしい町並みなんですよ。元々、温湯温泉は中心に大きな共同浴場があり、その周りに客舎と呼ばれる宿泊施設があった。つまり人々は共同浴場で温泉に入り、寝泊まりと飲食は客舎で行う。多分、それぞれの客が贔屓にしている客舎があり、...みちのく「温湯温泉」を歩く

  • さらばJBL、38センチから20センチの世界へ

    オーディオネタなので、興味のない方はスルーして下さい。物への執着を断ち切ることは、オーディオ分野でも同様だ。思い切ってシステムの簡素化、小型化を断行した。これまでは「38センチユニット」を使ったJBL4333AWX、これをマッキントッシュを中心とした2ウェイマルチアンプ駆動で鳴らしていた。大型スピーカーを大きな音量で鳴らすのは田舎暮らしの特権であり、もはや家庭内ジャズ喫茶状態で聴いていた。僕はJBLのスタジオモニターが好きで、機種を変えつつ30年以上愛用してきた。その愛しのJBL38センチウーハーも経年劣化でボロボロになってしまった。ウーハーエッジは消耗品みたいなものなので、当然ながら修理が可能である。マッキントッシュに至っては、そもそも故障すらしていない。でもこれは一つのチャンスでもあると捉え、思い切っ...さらばJBL、38センチから20センチの世界へ

  • 理由なき外出②〜さらばライカ

    今回の写真は2月初旬に撮ったものだ。山形県鶴岡市の湯田川温泉である。温泉に日帰り入浴したくて出かけた時のものだ。写真自体は、いつも通りの被写体をトレースしているだけで、あまり意味はない。実はワタクシ、ライカをすべて手放しました。もっといえばX-PRO3も一度手放しました。フィルムカメラを除けば、富士のX-H2とGRⅢだけを手元に残すつもりだった。でもX-H2は描写はピカイチだけど、僕の用途には合わなかった。結局売却してX-PRO3を買い戻した(何やってんだか)。X-PRO3は、元々のDRブラックからDRシルバーに変わった(笑)。秋田県での生活も18年を超え、色々なものが積み重なり、身重になってきた。断捨離という言葉は使いたくないが、モノへの終着を一旦断ち切り、身軽になりたい。カメラについては、最悪GRさえ...理由なき外出②〜さらばライカ

  • 理由なき街歩き①〜雪の大館を歩く

    以前は「ほぼ日更新」を行っていた当ブログ。丸四ヶ月のブランクを経て復活した。といっても当面は不定期更新がやっとのところだと思う。昨年11月にブログを休止し、同時に写真撮影などの活動も辞めていた。それが年明けからは短時間であっても月に1〜2回、どこかで写真を撮るようになった。撮影する場所は任意で、そこには理由もなければ、テーマもない。とにかく写真を撮っただけだ。今になっても、当時どういう心境で、どんな写真を撮っていたのかは記憶にない。今回の写真は1月前半の大館市で撮ったものである。異様に雪の少ない今シーズンとはいえ、流石に積雪の跡が残っている。町を歩いて写真を撮る。その行為に気分が高揚したことだけは微かに覚えている。でもそれは一瞬だけだった。食堂でラーメン(+カレーライス)を食べると撮影の時間は終わった。ブ...理由なき街歩き①〜雪の大館を歩く

  • 十一月の富士山は遠くになりにけり

    古い話で恐縮だけど、昨年の11月末に故郷の西伊豆に行ってきた。短い滞在中は小雨が降ったり曇ったり、あまり天候には恵まれなかった。本家を継ぐ叔父が墓仕舞いをして、僕の父を含む我が家の先祖は、すべて永代供養塔に入った。永代供養塔は、今回の写真の場所のすぐ近くにあり、同じように富士山が見える。永代供養塔に手を合わせに行く時間だけ、なぜか空は綺麗に晴れ上がった。僕を待っていてくれたのだと思う。僕はこんなにも綺麗な町で育ったのだと改めて思うと、感慨深い。あれから三か月以上経った。嗚呼、富士山が恋しい。X-PRO3/XF16-80mmF4ROISWR十一月の富士山は遠くになりにけり

  • Long time no see〜四ヶ月振りの更新

    最後のブログ更新から、ほぼ四ヶ月が経過した。その間、様々な変化があった。大きな変化もあれば、小さな変化もある。もう終わったこともあれば、これから起こであろうこともある。それを一から十まで語るつもりはない。一つ言えるのは、なかなかしんどい四ヶ月だったということだ。でも「しんどい」と言いながら、この四ヶ月、僕は仕事をし、ご飯を食べて、普通に生活してきたのも事実である。だからブログだって更新しても良いのかもしれない。やっとそう思い始めた。たったそれだけ思うのに四ヶ月も掛かった。まだ毎日更新できる状況にはないし、写真を撮りに出かける機会も極めて少ない。それでもブログを再開したいと思う。そして以前のように、それを生活のベースに据えることを目標にしよう。当面はスポット的にしか更新できないし、再び長期停止するかもしれな...Longtimenosee〜四ヶ月振りの更新

  • ブログ一時休止のお知らせ

    いつも拙ブログを拝見頂き、また沢山の応援クリックを頂きありがとうございます。誠に勝手ながら少しの間、当ブログは休止します。例によって意外と早く復帰するかもしれませんし、もうちょっと長く掛かるかもしれません。しれっと復活した際は(それが明日でも)、生暖かく見てやって下さい。大げさなことを書かなくても、ブログだから更新間隔は自由なので、告知は不要かもしれません。でも「天然松茸だよ!奥さん!」がトップページに居座るのも耐え難いし、「お前いつまで休むんだよ」とのメールも頂きましたので、お知らせします。可能なときは皆さんのブログは閲覧、応援クリックします。その間、皆さまが素敵な写真ライフ、ブログライフを過ごされることを!ではまた。追伸:このブログは僕の縮図的なところがあるので、更新されなくても「やめる=廃止する」こ...ブログ一時休止のお知らせ

    地域タグ:京都市

  • 天然松茸だよ!奥さん!

    岩手県の西和賀町、ほっとゆだ駅近くの商店にて。岩手県では松茸がよく取れる。花巻周辺の「小さな」温泉旅館では、松茸の土瓶蒸しが名物メニューとなっている。何故「小さな」を付けたかというと、どこからか大量に(かつ安定的に)仕入れるような類の食材ではないからだ。宿の親父が一子相伝の秘密の場所を持っているか、地元の松茸名人から買い付けるのである。大江戸温泉的な大型旅館で出すには馴染まない。今回は神社に参拝するために花巻に行った。行ったからには台温泉に宿を取った。神社に近い土沢の町と、大迫の町を歩いた。途中で何軒か農産物直売所とか道の駅を覗いてみたけど、「松茸」は売っていなかった。もう諦めた帰路、西和賀町で松茸を見つけた。二軒の店が並んでいたが、松茸は一軒の店だけで売っていた。正真正銘の西和賀産の松茸。店主は鼻高々だ...天然松茸だよ!奥さん!

    地域タグ:花巻市

  • 土沢AGAIN(終)〜記憶の管財人になりたい

    諸条件によって異なるけど、町で写真を撮れば一日あたり大体300〜400枚以上の写真を撮る。土沢の町の写真も累計でいえば軽く千枚以上はあると思う。何のために撮るのか。正直、何のためということはない。ただ好きだから撮る。上原師匠は「可能であれば全部持ち帰りたいけど、それは無理なので写真に撮って持ち帰る」と仰っていた。僕は元々、昆虫採集の延長に写真撮影があると思っていたので、その言葉に激しくうなずいた。網で昆虫を取るように、レンズで写真を撮る。表現の違いはあれど、同じことだと思う。さて、一つの町で長い期間、写真を撮り続けることが増えた。町の中の特徴的な建物や施設が失くなっていく様もリアルタイムで見てきたし、これからも見ていくだろう。その町を離れた人から、「懐かしい」というコメントやメールを頂くこともある。大抵は...土沢AGAIN(終)〜記憶の管財人になりたい

    地域タグ:花巻市

  • 土沢AGAIN①〜もう一度歩け

    AGAINどころか、もう何度目か分からない土沢の町である。実は丹内山神社(2日前に掲載)は、土沢の町から近い場所にあった。距離的には8〜9kmしかなく、クルマで行けば10分と掛からない。田舎の論理でいえば、目と鼻の先、否、同じ場所と言っても良いだろう。そんなわけで当然、帰りに土沢の町も歩いてみた。参拝以外は何もする予定はなかったけど、何だか急に忙しくなった。神様が、「お前はもう一度、土沢の町を歩け。そして町歩きを続けろ」と言ってくれているのかもしれない。僕は「東北コンプリート」と称し、東北六県の全ての市町村(旧市町村単位)で写真を撮ることを目指している。これまでに実に多くの町を歩いてきた。それぞれの県に、それぞれの特色があり、どの町が良いのかは簡単には言えない。断言できるのは、町の濃度で言えば岩手県の町が...土沢AGAIN①〜もう一度歩け

    地域タグ:花巻市

  • 秋色の台温泉

    花巻の神社に行ったのであれば、当然温泉に立ち寄るべきだ。それが古からの習わしに違いない。花巻には「定宿」と称す鉛温泉があるが、この時期には「しっとり、ひっそり」した台温泉を愛でたくなる。嗚呼、台温泉。川沿いの細い道に何軒もの温泉旅館が軒を並べる。かつて存在した商店も飲食店も閉店し、温泉街には何もない。享楽目当ての観光客もいない。ただ静かな時間が流れる。台温泉のお湯は熱い。それは刺激的な熱さではなく、一度身体を沈めれば馴染む優しい熱さである。川のせせらぎ以外の音は存在せず、まるで胎内に籠もるが如く時間を過ごすことが出来る。この日、温泉街は秋色に染まっていた。ちなみに台温泉は袋小路状になったどん突きに位置する。その奥には行くことができず、そこに来た人は例外なく来た道を戻っていく。妙に安心するのは何故だろう。※...秋色の台温泉

    地域タグ:花巻市

  • 聖なる場所で聖なるものを見た

    いま僕には神頼みしたいことがある。神頼みだけで解決するとは思わない。それでも神様という神様にとにかく頼みたい。あらゆる機会を通じて祈りの時間を作っている。今日の写真は岩手県花巻市の丹内山神社である。奥州藤原氏(藤原清衡)が篤く信仰した神社だという。坂上田村麿とも関係(因縁)が深い。元々はアラハバキという土着の神様を祀ったものともいわれ、境内には数々の不思議な伝説が残っている。ガイドブック的なものには殆ど載っていないにも関わらず、東北最強のパワースポットとして注目されているそうだ。僕は「パワースポット」という表現があまり好きではない。祈りや信仰の場所を軽薄に扱う言葉のように感じる場面が多い。パワースポットという言葉自体ではなく、それを受け止める側の態度に問題があるのだと思う。でも幾つかの場所では表現のしよう...聖なる場所で聖なるものを見た

    地域タグ:花巻市

  • スキャナー逝く

    フィルム写真は殆ど撮らなくなった。一応35mmとブローニ(645と67)のカメラはまだ保持している(フィルム現像用具と引き伸ばし機もある)。いつか再開したいとは思っている。でも今やフィルムはかなり高価となってしまったので、どうなるか。フィルム撮影したものは殆どの場合、スキャナーで取り込んでブログに掲載したり、インクジェットプリンターでプリントしたりしていた。そのスキャナーも一般的なフラットベッドタイプからフィルム専用機まで、色々な機種を使った。直近ではエプソンのフラットベッドタイプを使っていた。先日、家の片づけをしていると昔の未整理のポジフィルムが出てきた。そこで久々にスキャンをしてみた。多分数年ぶりだと思う。何枚かは順調にスキャンできたが、ある瞬間に「プツッ」と電源が切れ、そのまま二度と電源は入らなくな...スキャナー逝く

  • 漁港の猫〜微妙な関係

    「漁港の猫」は、当初は象潟漁港という場所で撮った猫の写真を掲載していた。でも最近では他にも数か所の猫漁港がある。今回は第二の漁港であり、たまたま近くを通ったので、少し立ち寄ってみた。なんか猫が増えていた。あまりよろしくない事態かもしれない。猫たちは総じて人間に親密だった(だから切ないし、良くないことを考えてしまう)。一方で猫同士の関係は微妙でもあった。黒い猫が2匹いて、どちらも人間には懐いている。というより一匹が異様なほど人間にすり寄ってくる。多分餌を貰えるのであれば独占しようと考えているのだろう。僕が動く度に付いてくる。一方で他の猫が僕に近づくと威嚇したりもする。黒猫(一匹)以外の他の猫達は仲が良さそうに見える。まあ僕は餌もおやつも持っていないので、早々に退散した。X-H2/XF56mmF1.2RWR漁港の猫〜微妙な関係

  • 青空

    海は写っていないけど、季節外れの海岸にて。青空。紛うことない青空だった。X-H2/XF10-24mmF4ROIS青空

  • 建物インパクト②〜工場の場合

    「建物インパクト」シリーズ、2回めにして最終回。今回は工場である。何の工場かといえば、路線バスの整備工場であり、しかも現役工場である。それにしては年季の入り方が違うと驚く。戦後すぐとは言わないまでも、「仮面ライダー」、否「明日のジョー」くらいの時代感に見える。正面側に廻れば多少は内部を除くことも出来ると思う。でもこういうものは、謎のままにした方が楽しいに決まっている。また街中でインパクトのある建物を見つけたら掲載したいと思う。LEICAM10MONOCHROME/SummicronM35mmASPH建物インパクト②〜工場の場合

    地域タグ:横手市

  • 建物インパクト①〜商店の場合

    名所旧跡でもなければ、文化財でもない。それでも何故か強烈なインパクトを残す建物がある。町で見つけたそんな建物をモノクロで撮ってみる。シリーズというほどではないけど、今日明日の2回掲載しようと思う。まずは元は商店だった建物である。現役世代の頃は知らない。でも今でも店舗の前にはタバコの自動販売機が置かれ、それはまさかの稼働中だった。この建物はカラーでも素晴らしい色をしている。それは色というより、積み重ねてきた年月が折なす彩の化粧という方がぴったりくる。もちろんモノクロで撮っても凄い。この迫力に気圧されつつ、いつも僕は撮影している。午後の光を浴びて、色濃い影を織りなす建物。生半可な気持ちでは対峙できない。キリスト看板が異様な存在感を発揮している。「さばきにあう」。さばきハウスと密かに呼んでいることは秘密にしてお...建物インパクト①〜商店の場合

    地域タグ:横手市

  • とにかく米が美味しいレストラン

    秋田県美郷町の「道の駅美郷」である。すぐ南側に「後三年街道」が走り、横手市と接している。後三年の役の古戦場もすぐ近くである。また道の駅に隣接し、アウトドアメーカーの「モンベル」の大型直営店が営業しているなど、田舎の割に充実した地域でもある。さて、今回はここでランチを食べた。「みさとのごはん」という店で、文字通り「ごはん=米」を主役にしたレストランである。僕が注文したのは「釜炊き銀シャリ御膳」であり、一人用の釜でご飯を炊いて提供される。おかずは品数、ボリュームとも絞られているが上質なものだ。ご飯そのものの味を楽しめる趣向であり、足りない方には追加オプションも豊富にある。これで確か950円だったと思う。僕は通常の味噌汁を、300円払って芋の子汁にアップグレードした。米は「秋田こまち」と「サキホコレ」を選ぶこと...とにかく米が美味しいレストラン

    地域タグ:美郷町

  • 幻のカワセミ探鳥記とハンチング帽

    結果的には単に公園を歩いたという記事である。でも以下のように本来はカワセミ探鳥目的だったのである。僕が毎日拝見しているブログのなかで、カワセミの撮影をライフワークにしている方がいる。それはもう見事なカワセミの写真が連日掲載され、感嘆しながら拝見している。僕には同じことは到底できる筈もなく、そこに至るまでのプロセスを考えると尊敬の念しか湧かない。そもそも僕は撮影どころか、まともにカワセミを見たことがないのである。昔、京都嵐山近くの沼で数時間張ったことがあるけど、見つからないし、飽きるし、お腹は空くし、トイレにも困るで、もう二度と挑戦しないと思ったものだ。今回は秋田県某所の公園内にカワセミがいると聞き、見に行った。一応大きな望遠レンズも持参し、可能であれば撮影はしてみようと考えていた(まともな写真をすぐに撮れ...幻のカワセミ探鳥記とハンチング帽

    地域タグ:大仙市

  • 熊、やばいです

    今年は全国的に熊の出没が多く、かつてないほど人的な被害も多い。僕が住む秋田県も同様である。幸いなことに、僕は熊に襲われそうな状況になったことはない。でも実感として今年の状況を考えると、ある日突然襲われるても不思議ではなくなった。ツキノワグマによる被害は枚挙に暇亡く、毎年のように死者だって発生している。それは、山菜やキノコを採るために山奥に入るような、どちらかというと熊の生息地に人間が入っていくケースが多かった。あるいは山里での農作業など、人間と熊の活動領域の境界線で発生している。逆にいえば、熊の出そうな場所に行かない限りは起こりえる可能性は極めて低かった(熊の出そうな場所に行くことを否定しているわけではありません)。ところが今年は様相が全く異なる。これまでも多少は市街地に入る熊だっていたとは思う。今年はそ...熊、やばいです

    地域タグ:秋田県

  • 料理修行は続く

    引き続き料理修行は続いている。「うちのごはん」シリーズのような専用合わせ調味料があるので、どうしても中華料理が多くなる。揚げ物はできないので、炒めもの中心となり、煮物を始めたばかりといった具合だ。先日は合わせ調味料を使わず、豆板醤とか甜麺醤を自分で合わせて麻婆豆腐を作ってみた。正直微妙な出来だった。近いうちにリベンジしたい。これからの季節に向かい、栄養バランスが整い、免疫力をあげる料理を作りたい。市販の合わせ調味料に慣れきる前に、野菜の切り方や、食材の処理(洗う、切る、)、調味料の使い方などの基本を習得していこう。そのうえで時短のための方法(冷凍野菜など)を模索していきたい。まだiPhoneで記録写真を撮っているだけだが、最近の料理はこんな感じです。左上から「豚肉とニラの卵炒め」、その右が「ペペロンチーノ...料理修行は続く

  • いつも通りで有難う

    一応断っておくと、僕の体調は問題ありません。血圧が若干上昇気味だけど、他はコントロール出来ていて、服薬ゼロが継続している。いまのところ病気が再発する気配もない。それでも生活全般に眼を向ければ、自分ではコントロールできない物事は余りに多い。途方に暮れることだってある。そんな時、猫がいつも通りの平常運転をしていると、それだけで嬉しくなる。X-H2/XF35mmF1.4Rいつも通りで有難う

  • 彼岸花の怪

    裏庭で彼岸花が咲くことがある。位置を微妙に変えながら咲いたり、咲かなかったりを繰り返している。5年以上咲かなかったこともあれば、連続で咲いたりもする。拙ブログで確認したところ、直近では2020年、2021年と連続して咲いている。昨年は咲かなかった。そして今年2023年には開花した。それは良い。問題はそのタイミングであり、不思議なこともあると思っている。この3回の開花はすべて、僕が他の場所で彼岸花を撮影した直後に開花しているのである。もっといえば、それまで咲く気配すらなかったのに(見落としていた可能性もある)、撮影から帰った当日または翌日に裏庭で開花するのである。極端なケースでは僕が他で撮影している最中に、家人から「裏庭で彼岸花が咲いた」とメールが来たこともある。同じ花が同じ時期に咲くのは当然ではある。それ...彼岸花の怪

    地域タグ:秋田県

  • 地方都市の旧市街(終)~クラシックネガに戻る

    大した内容のない中途半端な能書きを垂れている今回のシリーズ(二作)も終わりとなる。要は商店街の一定範囲を往復する30分ほどの時間に、写真を撮りながら思ったカメラの設定の話である。極論すればどちらでも良い事柄である。そのどちらでも良い事柄を重大事のように語るのが写真ファンのお約束ムーブだ。以下、とくに役にも立たないので、読まなくても問題ありません。X-H2では、フィルムシミュレーション「クラシックネガ」は殆ど使ったことがなかった。本格的に使うのは今回が初めてだ。同じクラシックネガでも、X-PRO3の描写とは異なる部分もある。センサーが違うから当たり前ではある。中判のGシリーズで撮るクラシックネガを見ると、X-PRO3と比べ余裕のある描写で驚いたことがある。それに比べれると、PRO3の描写はピーキーになる。X...地方都市の旧市街(終)~クラシックネガに戻る

    地域タグ:大仙市

  • 地方都市の旧市街①〜ノスタルジックネガの描写

    X-H2を購入以来、色々な場面で試してきた。結論からいえば、町の写真を撮る際は、今後もX-PRO3かライカM10モノクロームを使いたい。レンズはやはり単焦点レンズということになる。そうなるとX-H2を使う場面は減ってくると思う。猫とか風景とか、それくらいだろうか。それでも久しぶりの一眼レフスタイルのカメラを楽しんではいる。ところでX-H2には、X-PRO3にはないフィルムシミュレーション」が幾つか搭載されている。その一つが「ノスタルジックネガ」である。ネガフィルムを思わせる描写で、乱暴なくらい大雑把にいえば、クラシックネガは「彩度は低くて硬調」な表現であり、ノスタルジックネガは「彩度が高くて軟調」の表現となる。今回は秋田県の大曲(花火で有名な町)の旧市街で、両者を使い分けて撮影した。・・・。本当のことをい...地方都市の旧市街①〜ノスタルジックネガの描写

    地域タグ:大仙市

  • 小さな自然〜ススキについて想う

    京都旅行という例外があったものの、基本的には遠出を控えている。その分、身近な自然に接する機会が増えている。この日見つけたススキは美しかった。残念ながら、その美しさをうまく写真に収めることは出来なかった。こういう機会に自然美に対する感度を上げていかなければと思う。考えてみれば、ススキとは不思議な植物だ。日本全国津々浦々に生えている。珍しい植物ではないし、希少性とか神秘性みたいなものも感じない。誰もが知っている植物なのに(が故に)、普段は特に意識することもない。それが秋の一時期だけ、斜光を浴びて黄金色に輝き出す。時に息を呑むほど美しい瞬間もある。その昔、広い草原で、どこまでも黄金に輝くススキの群れを見たことがある。あれはどこだっただろうか。場所は忘れたが、その光景だけは覚えている。あれをもう一度見てみたいもの...小さな自然〜ススキについて想う

    地域タグ:秋田市

  • 京都に還る(終)~Final Day:祈りの刻

    宗教的な話でない。僕は不信心者で、ろくに墓参りもしたことがない。そんな僕でも「祈る」という行為には、何らかの意味があると考えている。祈るだけであれば、わざわざ京都に来る必要はなく、自宅でも近所の神社でも良いのかもしれない。それでも千年単位で数多の人々の祈りを受け入れて来た地である。この地で祈ることは特別なことだと信じたい。かつて京都で、数少ないけれど不思議な出来事も経験した(良い意味でも悪い意味でも)。今回の滞在時間の殆どは遊びの時間だったけど、祈りの時間は大事にした。祈りは通じるかどうかではなく、祈ることに意味がある。祈りたい切実なことがある限り、人は今後も祈り続けるだろう。LEICAM10MONOCHROME/SummicronM35mmASPH京都に還る(終)~FinalDay:祈りの刻

    地域タグ:京都市

  • 京都に還る④:2nd Day:小さな宴

    京風料理と言うより、いわゆる関西の出汁の味には割と早く慣れた。違和感を覚えたのは一瞬だった。大体おいて僕は食べ物への順応性は高い。それ故、東北に住むようなれば、東北の濃い味付けにも慣れてしまう。結婚25周年記念の夕食はイタリアンだった。その様子は掲載しない。代わりに掲載するのは翌昼に食べた昼食だ。個室で提供される懐石割理をたっぷり2時間掛けて頂いた。そんなに時間を掛けてランチを食べたのは初めてかもしれない。長居をしたわけではない。それが標準の提供時間だった。こうやって写真で見ると、そんなに豪華な料理には見えないし、量だって多くは感じない。でも実際に食べると、一つ一つが手の込んだ丁寧な料理であり、接客の洗練さも併せて気持ちの良い時間を過ごした。お腹も気持ち満たされ、気持ちよく酔うことができた。じっくりと静か...京都に還る④:2ndDay:小さな宴

    地域タグ:京都市

  • 京都に還る③~2nd Day:至福の刻

    僕は小学生の時に写真を撮り始めた。中学生からは父の一眼レフを使い、写真の基本を学んだ。高校生になると自分のカメラを手に入れて、モノクロフィルムの現像引き延ばしを行うようになった。写真狂の少年だったと思う。ところが、東京の大学に入り上京すると、全く写真を撮ることはなくなった。少年野球をやっていた子が、いつしかバットとグローブを手放すように、僕はカメラを手放した。その後、就職しても写真を撮ることはなかった。どうしてもという時は「写ルンです」を使っていた。その状況が変わったのは、転職で京都の会社で働くようになってからだ。京都には多くの中古カメラ屋さんがあった。通りを歩くと、ショーウィンドーに多くのカメラが飾られていた。日々それを眺めるうちに、いつの間にか欲しくなり、中古でEOSの安いフィルム一眼レフを買うことに...京都に還る③~2ndDay:至福の刻

    地域タグ:京都市

  • 京都に還る②〜 2nd Day:市場での朝食

    今日の写真は、要するに錦市場に朝食を食べに行った写真である。宿泊するホテルは烏丸の中心地を選んだ。最初の朝の朝食は、錦市場まで歩いて食べに行った(次の日はホテル内のスタバで済ませた)。京都に住んでいても、錦市場を毎日の買い物に使う人はそういないと思う。でも時折ということであれば多くの人が使う。我々も休日などに錦市場で買い物をしていた。惣菜とか野菜とかがメインだった。だし巻き卵もよく買った。家人は大きな松茸が格安で売っていたことが衝撃的だったようで、季節になると松茸を探していた。観光客となった今回は夕食の材料を買うことはない。その替わり、朝食を食べた。これは京都在住時にはやったことがないことだ。さて、ホテルから錦市場までは歩いて500mほどだろうか。市場に着くまでに50枚以上の写真を撮り、市場のなかで150...京都に還る②〜2ndDay:市場での朝食

    地域タグ:京都市

  • 京都に還る①〜1st Day:18年越しの光景

    京都を離れ、秋田県に移住したのは18年前のことになる。あれからもう18年も経過した。俄には信じられない思いでいる。その間に色々なことがあった。色々なものが変化した。手に入れたものもあれば、失ったものもある。これから手に入れるものもあれば、これから失うものもある。要するにそれが人生だ。この18年間、一度も京都には行っていない。今回、二泊三日という短い日程ではあるが、18年の時を隔てて京都に出かけてきた。リアル浦島太郎である。今回の旅の目的は、①結婚25周年の記念、②切実に望むことを祈願すること、だった。正直、楽しいだけの旅ではない。それでも旅は旅。何日かに渡って掲載したい。一応、若干の説明をしておくと、日にちごとに「ざっくり」としたテーマに分けて掲載する。最終日はほぼ移動だけなので振り返りとなるかもしれない...京都に還る①〜1stDay:18年越しの光景

    地域タグ:京都市

  • ミスターダンディに訊け〜小休止の刻

    毎度お馴染みの廃業洋装店のマネキン、「ミスターダンディ氏」。レンズや撮影距離で多少の違いはあるが、構図的には大体同じ写真を撮る。でもダンディ氏の表情はいつも異なる。僕は何か不安や問題があるとき、ダンディ氏に会いに行き、写真を撮る。大丈夫だ、今日のダンディ氏はいつもに増して優しい表情をしている。きっとうまくいくだろう。そんな訳で明日から数日ブログを休載します。わざわざ言わなくても良いかもしれませんが・・・。X-H2/XF56mmF1.2RWRミスターダンディに訊け〜小休止の刻

  • 朝市の町を歩く(終)~犬のパトロール

    僕は何度も同じ町を歩く。最初のうちは、新しい何かを探したり、足を踏み入れたことのない場所を目指す。それがひと段落すると、ルート選定や周遊時間は思考を経ずに勝手に設定されるようになる。丁度、犬のパトロールと同様に、決まった場所を巡回するのである。犬が電柱にオシッコを掛ける代わりに、僕は写真を撮るのである。いつも同じような写真ばかり撮ることになるので、たまには変化をつけようと思いつつ、何故か同じことを繰り返している。そのパトロールを十年以上続けている町も数多くある。町は変化を繰り返す。東北の田舎町の場合、新しい店や建物が出来ることは稀である。大抵の場合、店が廃業したり建物が解体されたり、荒んだ建物が更に荒れることになる。変わらぬ何かを発見して安心したり、次に来るときは存在しないかもしれない何かに別れ難い想いを...朝市の町を歩く(終)~犬のパトロール

    地域タグ:五城目町

  • 朝市の町を歩く①〜小さな朝市を横目に

    ジャズ喫茶ミカがあった五城目の町である。僕はここに定期的に来て、写真を撮りながら町を歩く。毎月の末尾に「2,5,7,0」のつく日に朝市が開催され、古くから多くの人で賑わう。暫くはコロナ禍で縮小されていたが、最近復活したと聞き久しぶりに訪れた。あれ?、復活どころか更に縮小している。朝市開催日が日曜日に当たる場合、「朝市プラス」として拡大開催されているそうなので、通常の朝市では出店が少ないのかもそれない。土曜日のこの日は、数えるほどしか店が出ていなかった。まあ勝手知ったる五城目の町なので、朝市の開催とは無関係に歩いてみよう。レンジファインダーカメラとか、モノクロ撮影にはピッタリの町である。もう一回続きます。LEICAM10MONOCHROME/SummicronM35mmASPH朝市の町を歩く①〜小さな朝市を横目に

    地域タグ:五城目町

  • Mika's Dream

    秋田県の五城目町。朝市が有名な町ではあるが、全国的に知られた町ではない。ここに「ミカ」というジャズ喫茶があった。随分と前に、入店しよう扉を開けたことがある。客なんていないだろうという想像に反し、まさかの満席状態で断念した。それ以来、何となく入り難くなり、とうとう一度も入店せぬまま廃業してしまった。今にして思えば、この店が満員になる状態は考えにくい。何かの催しなどで偶然満席だったのだと思う。その満席もジャズ喫茶としての満席ではなく、単に喫茶店または飲み屋としての利用だったに違いない。今にして思えば勿体ないことをした。店ではJBLのスピーカー、4333を鳴らしていたそうだ。五城目の町を歩き、ここで珈琲で小休止すれば、きっと楽しかっただろう。こういう後悔を積み重ねて、人は生きていくのかもしれない。GRⅢMika'sDream

    地域タグ:五城目町

  • 真っ赤な陽が沈む

    最近は超望遠レンズを使って、色々練習している。端的に言って「大きすぎる」と気づいた。外に持っていくのが重くて大変だし、レンズ交換も大変。三脚設置はもっと大変なので、一回も使っていない。鳥とか何らかの風景とか予め撮影するものが決まっている人は良いと思う。でも僕には特に撮りたいものはないのが実情だ。今回は偶然、夕陽の場面に出会ったのに、ずっと構えていると重くて腕がプルプルする。こんなことなら小型の望遠ズームにすれば良かった。使わなくなり防湿庫の主になるのではないか。とネガティブな感想が次から次に湧いてくる。でもレンズ事態に不満があるわけではない。僕の使い方の問題だ。いつか「嗚呼、このレンズがあって良かった!」という日が来るだろう。X-H2/XF100-400mmF4.5-5.6RLMOISWR真っ赤な陽が沈む

    地域タグ:由利本荘市

  • 不穏な情勢

    僕の自動車保険(任意)は、いま話題のJ社に加入している。これまで幾つかの事故処理をして頂き、その対応には概ね満足している。事故はないに越したことはない。でも昨日、某所駐車場で軽微な接触事故の被害にあった。停車中にぶつけられたのである。フロント部分を少し擦った程度で、大きな被害はなかった。相手も「他のクルマに気を取られて全く見ていなかった」と率直に認めている。警察の自己処理と合わせ、一応J社に連絡を入れて状況を説明すると「これはもう相手側が100%悪いので、そちらの保険で全部修理してもらうよう要求して下さい。それで間違いないです」とのことだった。後ほど、相手側の保険会社から電話が入った。僕はそちらの100%負担で修理して下さいと念押しした。相手側保険会社:「そうなる可能性もあるが、現時点でははっきり言えませ...不穏な情勢

  • 夏の終わりの紫陽花から想うこと

    僕の周り(秋田県)は、急速に秋に向かっている。既に夏は過去の話になりつつある。枯れ残りの紫陽花越しに見る街から、夏の面影を探すのは困難になっていた。さて、紫陽花の「花」の部分は、花ではなく「ガク」であるという。無論そのことは知っている。知らないのは「ガク」が何を意味するかである。一応調べたことはある。よく分からなかったので、そのまま放置していた。要するに興味がないのである。人間、何歳になっても分からないことがあるし、新たに発見することもある。一方でよく分からないまま放置していることも多い。他の例でいえば、クルマのエンジンの掛け方。今更ではあるが、あの「プッシュスタート」のことだ。文字通り、プッシュするだけで良いのに、僕はずっと長押しをしてきた。本当はワンプッシュすれば良いだけであることは薄々知っていた。で...夏の終わりの紫陽花から想うこと

    地域タグ:秋田市

  • モノクロシーズンがやって来る

    青森(むつ市)に行ったのは、9月最初の連休だった。随分と昔のことのように思える。あの時は日本中が猛暑だった。既に東北では猛暑は昔のこと、朝晩は冷え込む日も多くなった。これからの季節はモノクロ日和になると思う。真夏にはモノクロでうまく撮れず、忸怩たる思いがあった。ライカを持ち出す機会も減っていた。これからモノクロ写真を思う存分に撮りたいものだ。ちなみに、この写真は真夏にうまく撮れず、ボツにした写真だ。LEICAM10MONOCHROME/SUMMILUXM50mmASPHモノクロシーズンがやって来る

    地域タグ:大仙市

  • 実は料理をしています

    今月から料理をしています。これまでは年に数回、カレーライスとか簡単な目玉焼きを作る程度だった。それが今は料理当番を仰せつかり、素人料理なりに徐々に進歩してきたような気がする。写真はiPhoneで単に記録したものだけど、いずれはきちんと盛り付けしてカメラで撮影してみようと思う。まあもう少し技術が上がってからだな。ちなみに左上から時計回りに「ソーセージエッグ」、「春雨入り麻婆茄子」、「野菜たっぷりの鶏出汁鍋」、「チキンのトマト煮」で、他にサラダと副菜、スープまたは味噌汁(これはインスタント)を付けております。二ヶ月くらいしたら、料理のウンチクを語りだすかもしれません(嘘)。実は料理をしています

  • 猫は日常を続ける天才である

    猫は日常を続ける天才だと思う。飽くなき執念で同じ習慣をどこまでも続ける。同時に、猫は日常を放棄する天才でもある。あれほど続けた習慣を呆気なく放棄することもある。どちらの面でも、人間は猫には負けている。LEICAM10MONOCHROME/SUMMILUXM50mmASPH猫は日常を続ける天才である

  • Flamingo Skethces

    マイルス・デイビスの「FlamencoSkethces」をもじった駄洒落である。折角買った望遠レンズを殆ど使わないので、動物園に行ってみた。入場したのは、閉園の1時間前だった。入園と同時に急速に雨雲が広がる不穏な天候だった。それにも関わらず、入り口付近にいるフラミンゴで時間を費やしてしまった。これは良い写真を撮るというより、望遠レンズのテストとか練習をする時間だった。それがこの写真だ。やっと歩き出して、象とかキリンとかライオンのいるエリアに行く頃には土砂降りの雨が振り始めた。多くの動物も隠れてしまい、雨宿りだけして帰ってくる始末となった。続編はないと思うが、よほどネタに困れば何か掲載するかもしれない。まあこういう写真は技術と経験が肝要なので、僕は駄目だな。X-H2/XF100-400mmF4.5-5.6R...FlamingoSkethces

  • 無機質な刻

    諸々あって最近は写真を撮ることが出来ない。過去の写真を検索する気にもならない。ブログに掲載する写真も何だかなあ、という感じになっている。これではいけない。今日は外に出て、写真を撮ろう。GRⅢ無機質な刻

    地域タグ:秋田市

  • 季節は確実に変わっていく

    何十日も猛暑が続き、エアコンも休みなく稼働していた。9月になって朝晩は少し涼しくなったと思っても、昼間は相変わらず夏のような暑さだった。それが今週になってから急に秋を実感するようになった。それもその筈、気づけば10月は目の前に迫っている。もう10日もすれば衣替えの季節だ。ここ秋田県では11月になればクルマには冬タイヤを装着し、ストーブに点火するだろう。初雪だって降るかもしれない。あと一ヶ月ほどで、そんな季節が訪れるなんて俄には信じがたい。でも季節は確実に変わっていくのである。写真は多分10日ほど前に撮ったものだと思う。秋の気配を感じる晩夏の写真だと思う。今はもう夏の痕跡は殆ど消えている。X-H2/XF10-24mmF4ROIS季節は確実に変わっていく

    地域タグ:秋田市

  • 手書きの味わいよ

    この手書きの味わいが堪らない商店。何年か前に来た時にはシャッターが空いていた。でも今は営業している気配がなかった。確か最後に来た時は、ここで飲み物を買ったんだった。店の前には小学校があり、往時には多くの児童が買い物をしたのかもしれない。ロープは神社の祭りのためのものだ。お祭りの時もジュース類が飛ぶように売れただろう。GRⅢ手書きの味わいよ

    地域タグ:大崎市

  • 再び大雨が襲った

    昨日は秋田大学附属病院に診察に行った。病院に入るときには、まだ雨は降っていなかった。その後に大雨となったようで、病棟内にも雷鳴が響いていた。しきりにクルマの移動を促す館内放送が流れるので、外を確認に行くと滝のような雨が振り、アスファルトは川のようになっていた。一部駐車場所は完全に浸水しつつあり、クルマの移動を求めていたようだ(僕のクルマは大丈夫だった)。病院から出る際は、チケットゲートは浸水で閉鎖されていて、迂回路を通った。市内の道路も大混雑し、7月の大雨で水没した地域は道路が完全に冠水している。道路側溝からは水が噴出している。アンダーガードを通れば悲惨なことになるので、迂回に迂回に重ねて何とか逃げ切った。本当にやばかったので、写真も撮れなかった。駅前の繁華街辺りまで出ると、丁度雨は止み、女子高生が傘も差...再び大雨が襲った

    地域タグ:秋田市

  • 懐かしの東鳴子温泉

    一時期はホームグラウンドのように通っていた東鳴子温泉。今では通過する際に立ち寄る程度。随分とご無沙汰している感がある。今回も所用で近くを通ったので、立ち寄った。滞在時間わずか10分。その間に歩いて撮った写真である。散々見知った狭い町にも関わらず、久しぶりに味わう高揚感。時間が限られることは悪いことばかりではない。写真の「いさぜん旅館」はお気に入りの旅館である。初めて泊まったときに居心地が良すぎてもう一泊延泊した。次の日は早朝に出発して秋田県まで戻り、会社に出社した。宿主は何故か阪神タイガースのファンで、お風呂の椅子は阪神カラーに塗ってある。きっと現在はご機嫌がよろしいことだろう。またいつの日か、泊まりたいと思う。LEICAM10MONOCHROME/SUMMILUXM50mmASPH懐かしの東鳴子温泉

    地域タグ:大崎市

  • 小さな花の世界

    小さな店先に相応しい、小さな花。それを小さなカメラで撮った。こういう美しさに惹かれる人間もいる。『8のつく日はwebにお花を』GRⅢ小さな花の世界

  • 魅惑の珈琲売り場

    宮城県某所にて。パン屋さんなのだろう。道路に面して珈琲などのテイクアウト受け取り口が併設されている。昭和の日本的スタバである。もう営業はしていないようだった。どんな珈琲を出していたのだろうか。誰が作っていたのだろうか。こういう店が現役のまま残っていれば、万難排して利用したい。スタバで珈琲を飲めない日は暫くやってこないだろうけど、こういう店の絶滅は近い。GRⅢ魅惑の珈琲売り場

    地域タグ:大崎市

  • 猫は昼寝の場所を使い分ける

    我が家の銀次郎さん。実に多くの昼寝場所を持っている。最近のブームは、①冷蔵庫の上、②僕のベッド(昼間のみ)、③屋根裏部屋の入口階段、である。その他にも別途5〜6箇所を使い分けている。どういう基準なのかは分からない。丁度、僕がカメラのレンズを使い分けるのと同じようなものである。追伸:敢えていえば僕が寛ぐ場所が良い場所だと思っている節がある(冷蔵庫以外)。。その場所を僕がいない時に奪っているのかもしれない。X-H2/XF35mmF1.4R猫は昼寝の場所を使い分ける

  • 出かけられない日には空を見る

    須く人は空の下にいる。出かけられない日には空を見ようと思う。その日の夕方、空には一本の棚引く雲。昼間の暑さが嘘のように、すっかり涼しくなった。入道雲は消えていた。こうやって季節は移り変わっていく。GRⅢ出かけられない日には空を見る

  • 真っ赤に染まるラーメン

    何年も通っている店なのに、いつも同じ品ばかりを注文している店は多い。というより、特定の一品しか食べたことがない店が結構ある。写真の「中華そば華月」は、秋田県にかほ市の店であり、いわゆる「酒田ラーメン」系列の店である。煮干しスープの正統派中華そばであり、特に「ワンタン麺」の人気が高い。僕はワンタン麺が特に好きなわけではない。でも何となく「華月」といえばワンタン麺だと思い込んでいて、それ以外のメニューを頼んだことがない。今ではラーメンは月に1〜2度しか食べないので、いつもと異なるメニューを選ぼうと思った次第である。今回頼んだのは「坦々ワンタン麺」。やはりワンタン麺なのか、そこは変えないのか、というご指摘は置いておく。この坦々ワンタン麺は何となく選んだだけで、どんなメニューなのかも知らなかった。辛さを問われたの...真っ赤に染まるラーメン

    地域タグ:にかほ市

  • 入道雲が頑張っている

    今年の夏は暑かった。今でも暑い。秋の雲を見ることは増えたけど、入道雲だってまだ頑張っている。もう頑張らなくても良いのだが・・・。X-H2/XF100-400mmF4.5-5.6RLMOISWR入道雲が頑張っている

    地域タグ:秋田市

  • 古代の水洗トイレを見学した

    昨日掲載した雉の写真は、秋田市の高清水公園で撮った。秋田城跡に作られた公園である。江戸期のお城は「久保田城」という城で、秋田城は古代(奈良時代〜平安時代)の古代城柵である。戦闘拠点であると同時に、朝廷の出張所(オフィス)みたいなもので、県庁的なものだろうか。あの坂上田村麻呂だって来たかもしれない。この秋田城跡からは古代の水洗トイレが出土され、驚くことにそれが復元されている。すべり台のような汚物の通り道が設けられ、「いたした」後に水を掛けて流す仕組みとなっている。現在もトイレとして使うことはできないが、実際に瓶に貯められた水を流す体験ができるらしい(後から知った。流してみたかった!)。気になるのは流された「ぶつ」がどう処理されるか、である。肥料として使用されたのだろうか。むしろ穴に貯めた方が衛生的だったので...古代の水洗トイレを見学した

    地域タグ:秋田市

  • 雉の写真を撮った

    旅の記事は終わりである。今日は「雉の記事」を掲載しようと思う。ダジャレではない。実は少し前から望遠ズームレンズを導入している。それは「XF100-400mmF4.5-5.6RLMOISWR」というレンズで、フルサイズ換算でいえば600mmに相当する超望遠域の撮影が可能になる。今後、望遠レンズならではの写真も撮っていきたい。土曜日にこのレンズを持って、旧・秋田城の史跡である高清水公園に出かけてきた。ここには色々な野鳥がいるという話である。そもそも野鳥撮影など出来るのかという興味本位からのテストなので、三脚すら持たずに出かけた。さて、公園内を歩き出したものの、そう簡単に野鳥は見つからないだろうと思っていた。とりあえずベンチに座って水を飲んでいると、何か視線を感じる。なんと植え込みの下から「雉」がこちらを見てい...雉の写真を撮った

    地域タグ:秋田市

  • 終着駅への旅(終)~すべては青森に通ず

    終着駅への旅。その帰路編の最終回ということは、つまりはこの旅の最終回を意味する。勿論、旅は家に着くまでは続くし、家に着いてから写真を整理したり反芻する時間も広義には「旅」といえるかもしれない。でもまあ、今回で実質的に終わりである。旅の最終地点というか、最後に立ち寄ったのは「青森市」である。なんだかんだいって、何かあると僕は青森を目指している。高校生の頃、稚内を鉄道で目指す旅にチャレンジし,、そして失敗している。その最終地点も青森だった。いつの日か、何十年越しの旅を再開したいと思っている。青森は終点の地であると同時に再出発の地でもある。終着駅というのは、見方を変えれば始発駅でもある。全ては表裏一体。しばらく一人旅は出来ないと思うけど、青森よ、またいつの日か。日常に戻ります。終わり。X-PRO3/XF23mm...終着駅への旅(終)~すべては青森に通ず

    地域タグ:青森市

  • 終着駅への旅、帰路編①~野辺地の町

    最北の繁華街の夜は明けた。翌朝は、まずJR大湊線で野辺地駅まで移動する。そこから「青い森鉄道」で青森駅まで向かうことになる。乗り換え時間を利用して、野辺地駅前を散策した。実は野辺地町自体には以前にも来たことがある。近くの温泉旅館に泊まった。大間のマグロが出ると聞いて、楽しみにしていた。だが実際に出てきたマグロの刺身は、それ以上は不可能なほど細かくカットされていた。キャラメルの包みくらいの大きさに角切りされていた。(マグロをそんなに細かくカットする技術には驚いたが・・・)。マグロの入荷に問題が生じたのか、コストカットだったのか、理由はよく分からない。でも僕は野辺地と聞くと、あの小さなマグロ刺身を思い出す(ちなみに現在は普通の大きなマグロ刺身が出るようです)。昨夜、田名部の繁華街で食べたマグロの刺し身は絶品だ...終着駅への旅、帰路編①~野辺地の町

    地域タグ:野辺地町

  • 終着駅を目指す旅④〜旅の終わり

    旅の夜は楽しむことにしている。酒だって飲む。でも以前と比べれば圧倒的に量は少ない。今回の総酒量は、2合相当+αくらいだろうか。全然足りない。当然もっと飲みたいが、これを現状の限界値としている。一軒目で生ビール(中)1杯、日本酒グラス1杯(多分90cc)。それだけで次の店に行く。こんな芸当は以前は出来なかった。二軒目では日本酒飲み比べセット(3杯で90〜120cc)、トマトチューハイ。うん寂しい。寂しいけれど、こうやって外で酒が飲めるようになったことを喜ぼう。最北の繁華街では、マグロもホタテも焼き鳥も旨かった。最後の写真の時計が午後10時半になっているが、多分これは止まっている。実際には午後8時頃には部屋に戻った。たったそれだけの夜だ。それだけの夜が楽しいのだから始末に負えない。帰りがけに、夕方出会った猫に...終着駅を目指す旅④〜旅の終わり

    地域タグ:むつ市

  • 終着駅を目指す旅③〜本州最北の繁華街と猫

    本州最北の終着駅である大湊駅に到着して、最低限の目標は果たした。ぬめっとした町並みはそれなりに見応えがあった。でもその終着駅で、不快な出来事があった。折角の旅にケチを付けたくないので飲み込んだものの、割り切れぬ気持ちを抱えたまま宿泊先のホテルに移動した。ここまでが前回。ホテルにチェックインし、気持ちと身体を整えるために暫しの休憩を取った。そして気分を新たにし本州最北端の繁華街に出撃した。ところが悪いことは続く。今度は道中でクルマに轢かれそうになった。僕は飛び跳ねて奇跡的に回避したが、まさに轢かれる寸前であった。尻もちをつき、心臓がギューンと収縮した。あろうことか運転手は軽く会釈だけして立ち去ろうする。激昂した僕はクルマを停めて、運転手を問い詰めた。もはや胸ぐらの掴み合いや揉み合い位は辞さぬ覚悟だった。たが...終着駅を目指す旅③〜本州最北の繁華街と猫

    地域タグ:むつ市

  • 終着駅を目指す旅②〜本州最北端の終着駅に到着

    本州最北の地といえば、何となく「津軽海峡竜飛岬」というイメージがある。実際には、下北半島の大間町(まぐろで有名)が本州最北の地である。同様に本州最北の駅関係も下北半島にある。JR大湊線の「大湊駅」が本州最北の終着駅となる。これが本州最北の駅であればドラマチックなのだが、残念なことに(?)一つ手前にある「下北駅」の方が僅かに北側にあるそうだ。つまり本州最北の駅は「下北駅」である。ちなみに、かつては津軽半島の竜飛岬の直下に「竜飛海底駅」があり、それが本当の最北の駅だった。同駅は2014年に廃止されてしまった。さて、やっとの思いで到着した大湊駅。実はここでJR駅員の対応に憤慨することがあり、僕は危うく爆発しそうになった。旅にケチをつけたくないので、理性を保った。大きな傾向として、我が秋田県もそうだが、青森県も役...終着駅を目指す旅②〜本州最北端の終着駅に到着

    地域タグ:むつ市

  • 終着駅を目指す旅①〜遠いと感じる場所へ

    諸事情で暫くの間、旅に出ることが難しくなる。皆無とは言わないが、滅多なことでは旅に出れなくなりそうだ。当座の旅納めに短い旅に行くことにした。当座とはいえ旅納めなのだから、出来れば遠くへ行きたい。遠くが無理でも、せめて「遠く」を感じさせる場所に行きたい。それには「終着駅」を目指すことがピッタリだ。それも「北の終着駅」を鉄道で目指そう。それが今回の旅のテーマとなった。北の終着駅で最も理想的なのは、稚内駅と根室駅である。どちらも一泊二日の日程では行くことは無理だ。色々考慮した結果、JR大湊線の終着駅「大湊駅」を目指すことに決めた。青森県である。大湊駅は本州最北の終着駅である。ひとつ手前の下北駅は本州最北の駅であり、そこには本州最北端の繁華街があるという。そんな訳で、秋田駅から青森駅、そして野辺地駅を経て、本州最...終着駅を目指す旅①〜遠いと感じる場所へ

    地域タグ:青森県

  • 夏の疲れは猫にも及ぶ

    少し疲れが溜まり、休日の午後にベッドで昼寝をした。いつの間にか、横で猫が添い寝をしていた。カメラを取って戻ると、まだ猫はそのままの姿でいた。猫にも溜まる夏の疲れ。皆さまご自愛下さい。追伸:久しぶりに短い旅に行きました。明日以降に掲載します。X-H2/XF35mmF1.4R夏の疲れは猫にも及ぶ

  • 久々に町を歩いた!〜(終)何度も通った最後の町

    登米市最後の町として残っていた旧・豊里町である。北上川、旧北上川、迫川という3つの川に囲まれた町ということだ。もうこの辺りは町の坩堝のようなところで、どこがどの町なのか地図と比べないと分からない。川を南に渡れば石巻市だし、東に行けば南三陸町。北西に行けば栗原市だって近い。つまり周辺の町を訪ねるためには、同じ町を何回も何回も通過する。初めての町なのに、そんな気がしない(笑)。新鮮味もない。でもいざ町を歩けば、嗚呼ここは初めての町だと、身体と視神経が覚えているので我ながら驚く。まだ石巻市の旧4町が残っているので、この周辺を何度も来ることになるだろう。早く宮城コンプリートをして、お気に入りの町の再訪を楽しみたいものだ。LEICAM10MONOCHROME/SummicronM35mmASPH久々に町を歩いた!〜(終)何度も通った最後の町

    地域タグ:登米市

  • 久々に町を歩いた!~②絵に描いたような田園風景

    青空に入道雲。龍が棚引くような白い雲見える。砂利道の農道、徐々に黄金色に染まる稲穂。嗚呼、日本の田舎。ここは宮城県登米市の旧・米山町。町並みを撮りに行ったのだが、たまには田園風景に惹かれることもある。X-H2/XF16-80mmF4ROISWR久々に町を歩いた!~②絵に描いたような田園風景

    地域タグ:登米市

  • 清水エスパルスVSブラウブリッツ秋田の試合を見に行った

    何度も書いているが、僕は西伊豆の出身だ。僕が生まれた町にはフェリー航路があり、それは駿河湾越しの対岸、清水に繋がっている。当然、僕はJリーグ創設時から清水エスパルスのファンになった。現在は秋田県に住んでいて、秋田県にはブラブリッツ秋田というチームがある。でも僕はあくまでエスパルスのファンだ。今シーズン、エスパルスがJ2に降格したことに伴い、同じくJ2に所属するブラウブリッツ秋田との対戦が実現した。8月27日の日曜日、秋田市のソユーススタジアムにその試合を見に行った。実はソユーススタジアムに行くのは初めてである。近くの秋田県庁の駐車場(試合の時は無料開放される)にクルマを停めて、スタジアムに入った。秘蔵の沢登の10番Tシャツを着て行った。地元にいながらアウェイ感、不思議な感覚である。ブラブリッツ秋田ファンの...清水エスパルスVSブラウブリッツ秋田の試合を見に行った

    地域タグ:秋田市

  • 久々に町を歩いた!〜たかが町の2割されど町の2割

    久しぶりに宮城県方面に出かけた。県道の通行止めとか、熊出没騒動で無駄な時間を使ってしまった。やっと到着した町は、旧・津山町(登米市)である。この町は面積の8割が山林であり、イヌワシの生息地としても知られているそうだ。でも僕が撮影したのは町中であり、山林からは離れていた。面積比でいえば町の中心部を撮ったところで、全体の2割以下にしかならない。実のところ、この写真とは全く異なる顔を持つのかもしれない。たかが2割とはいえ、その2割の光景は僕の好みだった。(追伸)今回の訪問で登米市の旧9町を全て網羅した。宮城コンプリート(県内の旧市町村を全て訪問して写真を撮る)への最大の関門は、栗原、登米、大崎の3市であり、何と26もの旧市町村が存在する。今回の訪問で、それは全てクリアした。現時点での進捗状況は、宮城県71市町村...久々に町を歩いた!〜たかが町の2割されど町の2割

    地域タグ:登米市

  • エテルナ的な光景

    「エテルナ」というのは、富士フィルムの映画撮影用のフィルムを言うらしい。富士フィルムのデジタルカメラの一部機種には、この「エテルナ」を再現したフィルムしミューレションが搭載されている。これが中々どう使って良いのか悩ましい。どうも僕にはうまく使いこなせない。邸宅をバックに咲く濡れた花(当たり前だけど僕の家ではない)。ぴったりのシチュエーションの筈だが。うーん・・・・。『8のつく日はwebにお花を』X-H2/XF16-80mmF4ROISWRエテルナ的な光景

  • 熊との遭遇、これって正常化バイアスですか?

    題名の通り、熊を見た。残念ながら写真を撮ることは出来なかった。そんなことは無理だ。だから今回の写真は単なる「通行止め」看板で、熊は写っていない。熊の前に、まず写真の「通行止め」看板について話そう。8月最後の週末、宮城県の登米方面に写真を撮りに行った。久しぶりの町歩きである。秋田県内は35度オーバーの猛暑だが、宮城県は3〜4度低いことが判明したからだ。この宮城行きの機会に、以前から気になっていた道路を使うことにした。国道108号線から鬼首で分岐する一般県道248号線(沼倉鳴子線)という道路がある。以前からこの道を越えてみたいと思っていた。遠回りにはなるが、この道路経由で登米市方面にアクセス出来る筈だ。そんな訳で、ワクワクしながらクルマを走らせた。分岐から10kmほど走ったところで、この標識に遭遇した。「通り...熊との遭遇、これって正常化バイアスですか?

  • あれから一年経ちました

    丁度一年前、2022年の8月27日から28日に掛けて、僕は新潟に一人旅に出かけた。その帰路に激しい動悸を感じ、アップルウォッチが「心房細動の可能性がある」とアラートを発した。滅多にない鉄道の旅でもあり、今年ほどではないけど暑い夏だった。昼間から少々ビールを飲みすぎたので、そのせいかと思っていた。でもアラートはそれから数日に渡り出続けることになった。病院で診察を受けると、心房細動と診断された。その後、投薬治療を経て、今年の2月にカテーテルアブレーションの手術を受けた。あの苦しい発作が嘘のように消え、完治することができた。考えてみれば怒涛の一年だった。あの最初の心房細動発作から一年が経ったことになる。感覚的にはもっと昔のことのように思える。そもそも手術から半年しか経っていないことも嘘みたいだ。猛暑の夏、今年は...あれから一年経ちました

  • 真夏の象徴

    毎日毎日恐ろしいほどの暑さが続く。僕が秋田県に来てから最も暑い夏になった。その割に「夏」という実感に欠けるのは何故だろうか。人は自分なりの「夏らしさ」の象徴を持っている。正しいとか間違っているかではなく、その人の歩んできた人生と密接に関連しているのだと思う。昭和生まれ、西伊豆育ちの僕にとっての真夏の象徴は以下の通りである。①蝉の声、②入道雲、③西瓜、④半ズボン、⑤麦茶、⑥海水浴場、⑦向日葵と朝顔、⑧線香花火、⑨カブトムシとクワガタ、⑩麦わら帽子と白いワンピースの少女。達成率は5割。⑩番はそもそも達成できない項目だけど、それ以外にも今年は蝉の声も聴こえないし、僕の周りで向日葵も朝顔も見ない。消化不良感が強い。西瓜だけは山形尾花沢産の美味しいものを食べた。6Lサイズの大物だった。猫の銀次郎とスイカの闘いも例年...真夏の象徴

  • からからに乾いた街は歩きたくない

    秋田県に住み始めて15年以上になる。気候にも大分慣れた。暑さに対する耐性も、普通の秋田県民並みになった。全国標準からすると脆弱な耐性である。だから今年の夏は堪える。そもそも秋田県では、お盆を過ぎると急速に気温が低くなる。昼間はエコアンが必須だけど、就寝時は何とかなる。エアコンがないと眠れない夜は、年間を通じて数日しかない。だから寝室にエアコンをつけていない家も多い。しかし今年は例外である。どの家でも稼働率の低かったエコアンをフル稼働させている。その影響でエアコンの故障という大惨事があちこちで発生している。8月後半になっても37度とか考えられない猛暑が続く。他にも諸事情があるのだが、町歩きをしていない一因は、この暑さである。少し前に(ウニ飯を食べた帰り)立ち寄った能代の町は、からからに乾いていた。これでは歩...からからに乾いた街は歩きたくない

    地域タグ:能代市

  • 松ぼっくりとUFO(実話)

    僕は西伊豆にある海沿いの町で生まれ育った。西伊豆には鉄道が通っていない。海の背後には山が連なり、隣の町に行くのには山を越えなければならなかった。小学生の僕にとって、自力で山を越えることは困難だった。だから僕はしょっちゅう海を眺めて、この海が世界中と繋がっているんだと自分に言い聞かせていた。そんな小さな町で起こった出来事の想い出をひとつ。小学生の一時期、僕は柔道を習いに行っていた。あまりに細くて華奢であることを心配した両親が、知り合いの柔道場に僕を送り込んだのだ。平日の夕方、週に2回ほど道場に通った。道場には近所のT君と一緒に歩いて通っていた。海沿いにある松林の公園を抜けて道場に通う。帰る頃になると辺りは真っ暗で、天気の良い日は頭上を見上げると満点の星空が広がっていたものだ。そんなある日、僕とT君はいつもの...松ぼっくりとUFO(実話)

  • 入道雲のバス停

    空の向こうには入道雲。すっきりクリアな天候ではないけど、にわか雨が来そうな気配はない。ここは海ではないし、山でもない。都会ではないし、秘境でもない。要するに何でもない町並みに佇むバス停である。X-PRO3/XF23mmF2RWR入道雲のバス停

    地域タグ:にかほ市

  • 照れくさい街角

    なかなか街中で写真を撮ることができない。それだけが楽しみでもありストレスは半端ない。今回は町歩きというほどではないが、少しカメラを持って歩いた(車から数分ほど)。相棒は慣れ親しんだX-PRO3。少し照れ臭くもある。よく出来たもので、ちゃんと照れくさい被写体が現れるのである。X-PRO3/XF23mmF2RWR照れくさい街角

    地域タグ:にかほ市

  • 知られざる造り酒屋

    最近は飲酒量を控えている。また猛暑の季節なので、日本酒を飲む機会はかなり減った。日本酒に関しては、最も多く呑むのは地元・秋田県の酒である。最も旨いと思うのは新潟県の酒だ。この2県の酒に加え、山形、福島、宮城の酒も多く呑む(他の道府県も呑みますが・・・)。幸い、日本酒は一生掛けても呑み切れないだけの種類がある。今は情報も簡単に入手できるし、ネット通販などもあるので、日本全国の酒を容易に入手できる良い時代である。一方で、その殆どを地元(及び準地元)だけで消費される蔵元も存在する。この鈴木酒造の酒も、地元(秋田県大仙市)周辺で流通されている。「秀よし」という銘柄が有名である。でも秋田県外においては、よほどの好き者でないと知る人はいないだろう。日本全国には、まだまだこういう造り酒屋が星の数ほどある。LEICAM1...知られざる造り酒屋

    地域タグ:大仙市

  • 夏休みの想い出

    お盆休みは初日に米沢に行った。あとは遠出せず、県内に留まった。米沢では白布温泉の定宿に泊まった。この4月に続いて今年2回目の宿泊だ。諸事情から暫くこの宿には来れなくなる。いつも通りの部屋、いつも通りの温泉、いつも通りの食事、そしていつも通りのおもてなし。いつも以上に「いつも通り」を楽しんだ。嗚呼、良い湯宿だなと思う。次に来るのはいつになるか。その時が来るのを楽しみにしよう。夏休みの想い出

    地域タグ:米沢市

  • プルメリアが雨に濡れる

    昨日、雨上がりに裏庭に出た。鉢植えのプルメリアが一輪だけ咲き、雨に濡れていた。雨に濡れた花は可憐にも見えるし、同時に哀しくも見える。それは花の置かれた状況の問題ではなく、印象の問題である。撮影者の意図ではなく、見る側の感じ方にこそ意味がある。『8のつく日はwebにお花を』X-H2/XF90mmF2.0LMWRプルメリアが雨に濡れる

  • ストレートな要求

    家の猫は何か要求があると、このように姿勢を正して座り、まっすぐにこちらを見る。人間の常識からすると、要求自体は理不尽なものが多い。でも猫の欲する気持ちはどこまでも真っ直ぐなのだろう。大抵の飼い主は、この要求に耐える能力を持ち合わせていないことも付記しておく。X-H2/XF35mmF1.4Rストレートな要求

  • 海と青空とアワビ飯

    秋田県八峰町のダイニング福八。眼の前に日本海が広がるダイニングカフェである。日本海なので、一年の大部分は陰鬱なグレーが広がることは間違いない。風雪が厳しく立っていることさえ困難な日もあるだろう。一方で、こんなに素晴らしい天候の日もある。穏やかな箱庭のような日本海。表現のしようのないブルーが支配する世界が広がっていた。iPhoneで撮っても美しい。景色だけでも十分なのに、美味しいご飯も付いてくる。今回僕が食べたのは、「あわび飯」。石焼きビビンバのような状態でアワビの炒飯(+豚の炒飯)が炊かれている。まずはそのまま食べ、次に醤油ダレをかけて混ぜ合わせて食べる。最後にグリーンポタージュスープをかけてリゾットのようにして頂く。一度で3つの味を楽しめる豪華な「飯」だ。これが何と1500円。旨かった。海に面した窓際の...海と青空とアワビ飯

    地域タグ:八峰町

  • 何でもない空

    見上げた空が高く美しかったの。クルマを停めた適当な場所での撮影で、特に補足説明はない。この夏は空を見上げることが多い。X-H2/XF10-24mmF4ROIS何でもない空

    地域タグ:秋田県

  • やさぐれツインズ

    ここ最近見つけた新たな猫スポットである。この2匹は常に一緒にいるようだ。どちらも「やさぐれ顔」をしている。多少やさぐれでないと厳しい環境で生き抜くことはできないのかもしれない。X-H2/XF16-80mmF4ROISWRやさぐれツインズ

    地域タグ:由利本荘市

  • 秘境駅・JR羽越本線の女鹿駅

    秘境駅としても知られるJR羽越本線の女鹿駅。かつては信号場だった駅だ。この駅に停まる列車は一日に数本しかなく、最寄りの集落から通学に使う数人の学生しか利用客はいないと思う。その最寄りの集落まで歩くのにも10分以上は掛かる。駅舎は何年か前に建て替えられた。以前は「信号場」と書かれた文字を塗りつぶした業務感満載の駅舎で、不思議な趣を醸し出していた。僕は以前の駅舎が好きだった。駅舎の前には古い桜の木が一本立ち、満開になると美しかった。夏休みになると、この駅舎には駅マニアや鉄道ファンが訪れる。駅ノートを見ると随分遠くから来る人もいる。青春18切符を使う人も多いだろう。もう僕は野宿も辞さないような旅をすることはない。遠い昔を想い、若者が羨ましくなった。追伸:日差しに負けてモノクロが破綻した。カラーで撮るべきだった。...秘境駅・JR羽越本線の女鹿駅

    地域タグ:遊佐町

  • とっておきの一本

    とっておきの一本。値段ではない。手に入れたときのシチュエーション(苦労)、保存してきた期間(プロセス)、現在置かれている状況、それら様々な要素から「とっておき」は認定される。小布施ワイナリーの「SansChemiePetitVerdot2013」。我が家の秘蔵ワインだった。価格的には多分5〜6千円で入手したものだ。それより高いワインを飲むことは稀有ではない。でもこのワイン(2013年)は、もう市場にはほぼ流通していない。◯万円で欲しいというオファーを受けたこともあるが、断固拒否していた。あと5年ほどは寝かして置きたかったけど、今回飲ませてもらった。ぎゅわっと凝縮された味と、3段階で鼻を抜ける濃厚な香り。美味でした。追伸:同じSansChemieシリーズの「タナ」。もう一度飲みたい。X-H2/XF16-80...とっておきの一本

  • 残暑見舞〜モノクロの空

    残暑御見舞申し上げます。相変わらず猛暑が続く。残暑どころかピークがどこまでも続いている感じがする。見上げる空は、以前より少しだけ高く見える。暑い夏もいつかは終わる。その日は遠くない。LEICAM10MONOCHROME/APO-LANTHAR35mmF2VM残暑見舞〜モノクロの空

  • 夏の四方山〜エアコン復活する他

    <話題①:エアコン復活する!>復活というより付け替えだ。しばらくエアコンが故障していた。そんな時に限って気温はどんどん上昇し、ここ数日は35度オーバー。東北の地とは思えない灼熱地獄である。朝晩だけは涼しいのが唯一の救いではある。それでも段々と体力は奪われる。まだ人間は我慢すれば良い。問題は猫だ。本当の暑さを知らない我が家の猫は、ぐったりと床で寝たりするので心配で仕方ない。そんな中、待望の新エアコンが設置された。どこに頼んでも工事は8月の末と言われていたのだが、知り合いの電気工事店さんに裏の手で頼み込んだ。有り難いことに就業後の午後6時から工事をしてくれた。復活したエアコンから吐き出される冷気は、極楽かと思える気持ちよさだった。それにしてもエアコンが復活しただけで、これだけ人の気持ちも変わるのかと驚いた。猫...夏の四方山〜エアコン復活する他

  • 絵どうろうの優しい灯り

    湯沢絵どうろう祭りに行ってきた。短時間ではあるものの、美しい絵どうろうを眺めながら歩いた。今年の夏は辛いことや哀しいことが多く、心が騒めいている。そんな中、ひと時だけでも幻想的な時間を過ごした。X-H2/XF16-80mmF4ROISWR絵どうろうの優しい灯り

    地域タグ:湯沢市

  • 蓮の花

    色々あって弱気でもあるし、僕にしては珍しく信心深くもなっている。蓮の花を見ても、仏様に見えて、思わず拝んでしまった。そういう心境にはなることは初めてなので、我ながら驚いた。何年か経って、この夏のことを「まあ良かったじゃないか」と思えたら良い。意味不明な文章だけど、今はこれだけで・・・。『8のつく日はwebにお花を』X-H2/XF90mmF2.0LMWR蓮の花

    地域タグ:秋田市

  • 哀しい海水浴場

    日本海の海水浴場。8月初旬の午後である。人が6〜7人、水着の人は2人くらいだろうか。写真だと分かり難いが、100台以上は停められる駐車場もあるし、監視塔だって建っている。西伊豆の海水浴場を見て育った僕には、とても哀しい光景に映る。それでも、ここに海水浴場があることに意味があるのだろう。LEICAM10MONOCHROME/APO-LANTHAR35mmF2VM哀しい海水浴場

    地域タグ:由利本荘市

  • おい何とかしろよ、と猫は言う

    写真は家の猫で、僕の屋根裏部屋の入口でグダっとしている。屋根裏部屋の中は、この世のものとは思えない暑さである。皮肉なことに、その入口の階段(ハシゴ)前は、我が家で最も風通りが良い場所でもある。屋根裏部屋には元々エアコンはない。サーキューレーターを循環させ、エアコンの冷風を送っている。意外とこれでいける。だが、今はエアコンが故障中である。猫は「何とかしろよ」と言っている。修理にしても買い替えだとしても、工事は8月下旬になると言われている。とち狂った僕は窓枠につけるウインドーエアコン(しかも中国ハイアール製品)を買うという暴挙に出た。約3万円だった。しかし!。僕の家の窓は高気密を売りにした特殊なサッシ(樹脂製)である。サッシレールの形状も特殊で、窓枠エアコンは取り付けが不可能だった。ただでさえ暑い中、家の中で...おい何とかしろよ、と猫は言う

  • 夏の午后、疲弊した町

    秋田県では昨日から竿灯まつりが始まっている。残念ながら今年は行く予定はない。7月の豪雨被害から一転、真夏の晴れの舞台が待っている。会場からほど近い繁華街の川反。連日の真夏日に、街自体が疲弊しているように見えた。そう見えるのは、家のエアコンが故障して、僕自身が疲弊しているからだろうか。X-H2/XF10-24mmF4ROIS夏の午后、疲弊した町

    地域タグ:秋田市

  • 空は高く、海は青く、エアコンは故障した

    その日、空は高く、海は青かった。真夏の盛りである。世界はとても美しかったが、座年なことにエアコンが故障した。買い換えようにも、設置工事は早くて8月の末。修理(多分絶望的)の場合も、点検見積もり作業がお盆明け。さてどうやって過ごそうか・・・。X-PRO3/XF23mmF2RWR空は高く、海は青く、エアコンは故障した

    地域タグ:秋田県

  • 猫の顔芸〜シャンプー後の顔

    猫にシャンプーをした。乾かしている最中に脱走した猫は、僕の屋根裏部屋の入口前に立つ。何ともいえない顔をして佇んでいた。これはどういう表情なのだろうか(笑)。再び捕まえて、タオルでワシャワシャと乾かしたことは言うまでもない。GRⅢ猫の顔芸〜シャンプー後の顔

  • 山門の向こうへ

    それぞれに事情があり、それぞれに切実な想いがある。そして人は何かを願い、山門をくぐる。GRⅢ(ハイコントラスト白黒)山門の向こうへ

    地域タグ:仙台市

  • 仙台大観音の大きさ

    仙台市内に聳える大観音。高さ100mという大きな観音さまだ。近くを通過する機会があったので、遠目から拝んだ。畏怖の念を抱くほど大きかった。次の機会には観音様の内部を拝観したい。(備忘録④)諸事情で中々写真を撮ることが出来ない。でも一般的にはこれが当たり前で、僕は何かというと写真撮影ばかりで、大人としての成熟が足りないと思った。X-H2/XF16-80mmF4ROISWR仙台大観音の大きさ

    地域タグ:仙台市

  • 残照

    暑かった一日。残照を浴びた鉄路は熱を持ち、そこから湯気が上がるような気がした。単線の鉄路はこれから行く道であり、同時にここまで来た道でもある。まるで人生のそのものだと思った。(備忘録③)今年の夏は、いつもの夏よりも一段と暑く感じる。結局、暑さというのは相対的なものなのだろう。RICOHGRⅢ残照

    地域タグ:由利本荘市

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