chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
No Room For Squares ! https://blog.goo.ne.jp/6x6_2008

レンズという窓を通じて見えるもの。あるいは見えざるもの。

写真自体そのものよりも、寧ろそこから喚起される「もの」に意味があると考えています。全てのものは消え去っていきます。それでも、この儚い時間を、ほんのひと時だけでも繋ぎ止めてみようと思います。 ※機材紹介ブログではありません。撮影した写真を掲載するブログです。

6X6
フォロー
住所
秋田県
出身
静岡県
ブログ村参加

2008/06/13

  • こんなところに富谷宿①〜知られざる宿場町

    宮城県富谷市にて。かつて奥州街道72番目の宿場だった「富谷宿」である。宮城県の市町村は、いわゆる旧市街と新市街の位置関係が分かり難い。もっといえば、旧市街が殆ど残っていない町も多い。そこが他の東北の市町村と異なる点だ。富谷市には、コストコホールセール富谷倉庫店があり、県内外から多くの買い物客が訪れる。不本意ながら僕も、家人のお供で何度も来ている。そもそも僕はスーパーマーケットなどで買い物をする時間が苦手(嫌い)である。でもまあ仕方ないので、家人について食料品を見たり、離れて家電製品を眺めたりしている。全く面白くも何ともないが、これも試練(家庭サービス)だと義務を果たしている。買い物の間、周辺に時間を潰すところなどないのだから。・・・と思っていたのは僕の間違いだった。実はコストコから僅か1kmほど先に、この...こんなところに富谷宿①〜知られざる宿場町

    地域タグ:富谷市

  • モノクロームなハナミズキ

    裏庭でハナミズキが咲いた。例年より二週間以上早い開花となる。まだ葉っぱのように緑色に染まった花びらだ。これから徐々に緑が抜け、本来の白い花に染まっていくだろう。まあ写真は白黒なので、その差は分からないですが・・・。『8のつく日はwebにお花を』LEICAM10MONOCHROME/APO-LANTHAR35mmF2VM接写リング使用モノクロームなハナミズキ

    地域タグ:秋田県

  • 写真撮り的な神社の散策

    京都に住んでいた頃には、眼についた神社(仏閣)にふらっと入り、撮影をしながら散歩することが好きだった。もちろんメジャーどころは拝観料が必要になる。でも無料で開放されている部分だってある。また無料で入ることのできる神社だって中々立派だったりする。結構楽しんでいた。秋田県での神社仏閣においては、拝観料を取るケースは殆どない。気が向いたら、眼についた神社に入って撮影する。まあ神社での撮影をして、「これが作品でござります」みたいなものを撮るつもりはない。思索に耽りながら休日の午後をゆっくりと過ごす、それだけのことである。LEICAM10MONOCHROME/SUMMILUXM50mmASPH写真撮り的な神社の散策

    地域タグ:秋田市

  • 遺跡のような石切場

    山形県高畠町の瓜割石庭公園である。高畑石という石材の採掘場所を整備している。先週掲載した白布温泉に行く際に、高畠ワイナリーに立ち寄った。その際に短時間になるが足を伸ばした。現地ではこんな絶景が駐車場から徒歩1分で眼に入る。まるで遺跡か、インディジョーンズの映画の舞台のようだった。青空の下であれば圧巻の光景を見せるらしい。今回は富士フィルムのミラーレスカメラ(X-PRO3)を持っていった。24mm相当からのズームレンズを装着していたので、大抵の場面で困ることはない。でも全く収まらなかった。遠近感が分かり難いけど、垂直の石壁が30メートルの高さだという。仕方がないので、iPhone13PROの超広角レンズ(13mm相当)を併用した。装備を整えた上で、いつかまた来たいと思う。遺跡のような石切場

    地域タグ:高畠町

  • DEEPな長井(終)〜また逢う日まで逢える時まで

    今回は、白布温泉からの帰路に長井に立ち寄った。町並みは想定以上に魅力的に映り、本腰を入れて歩きたい欲望に駆られた。いつも同様の場面で無理をして、体調を悪化させてきた経緯を思い出し、今回は自制することにした。未練たっぷりに町を後にした。なにしろ久々の温泉宿泊、そしてアルコール摂取、術後最長のロングドライブである。加えて家人同伴というのもある。一方で体調には自信を深めた。この分であれば本格的な町歩きを再開しても問題はないだろう。だから敢えて今回は大人しく帰ろう。いつも撮る特徴的な建物3軒を定点観測的に撮って、このシリーズは終了する。帰り支度をしていると、これまでの長井に纏わる思い出が次から次に蘇る。初めて来たときは町並みに感動しながらも、うまく撮ることは出来なかったこと。写真をブログに載せたら、上原師匠が喰い...DEEPな長井(終)〜また逢う日まで逢える時まで

    地域タグ:長井市

  • DEEPな長井②〜対峙する姿勢

    僕は常々、廃墟には興味がないと言っている。じゃあ今日の写真は何だ、これは廃墟ではないのか、そう思われた方もいるはずだ。これはセンシティブな問題で、少々面倒な説明をしなければならない。率直に言えば、僕は廃墟の建物自体が嫌いなわけではない。時の洗礼を受けた建物や構造物を「廃墟、廃墟」と喜び、無神経にそこに足を踏み入れる、そういう輩が嫌いなのだ。ここでいう「踏み入れる」は、物理的な侵入よりもむしろ精神的な領域を指している。多くの時間と様々な事情、それが絡み合って成された現状の姿。そこに想いを馳せる想像力もなく、廃れているという事実だけで単純に面白がる。あまつさえ無神経にその姿を晒していく。そういう姿勢が嫌いなのである。僕のなかでは撮るべきものと、そうではないもの、その区別が存在する。そこで今回の建物となる。これ...DEEPな長井②〜対峙する姿勢

    地域タグ:長井市

  • DEEPな長井①〜濃厚な味わい10連発

    これから数日の間、米沢の白布温泉への往復で立ち寄った長井市の町並み写真を掲載する。最近は「東北コンプリート」達成に向けて、未到の町で写真を撮っている。町の規模も様々で、これという目立った特色のない町で写真を撮ることが多い。それはそれで勉強になっている。この流れの中で、いきなり長井のような町に来ると、もう驚くことばかりだ。喩えていえば、減塩減カロリーの病院食を毎日食べ続けていたのに、ある日突然に美味なる料理店で好きなだけご飯を食べるようなものだ(それでも、これは所謂高級料理ではないけど)。こんなに味濃かった?、こんなに蕩けるような食感だった?、こんなに美味しそうな盛り付けだった?、と僕の五感がうれしい悲鳴をあげる。どうして良いのか分からないので、とりあえず10枚ばかり見繕って掲載した。X-PRO3/XF23...DEEPな長井①〜濃厚な味わい10連発

    地域タグ:長井市

  • 温泉で生き返る、ワインも飲みました

    カテーテルアブレーション後、初の温泉宿泊に行ってきた。米沢市の白布温泉・西屋旅館である。毎年欠かさず1〜2度は行っているお馴染みの宿である。直近では昨年10月の結婚記念日に行っている。今回は家人の誕生日祝いとして来た。手術もろもろで負担を掛けた慰労も兼ねている。実はこれに伴い、丸二ヶ月近く完全断酒しているアルコールを一時解禁した。いきなり温泉に入り、二ヶ月振りの飲酒では危険である。だから練習として数日前にワインも飲んで備えている。。勝手知る濃い温泉に浸かると、ここは天国ではないかと思える気持ちよさだった。ここの湯船には常に源泉が大量に注入されている。湯船からは大量のお湯が常にオーバーフローしている。もう驚異的な温泉なのだ。夕食時には特別手配した高畠ワイナリーの「2017高畠ゾディアックカベルネソーヴィニヨ...温泉で生き返る、ワインも飲みました

    地域タグ:米沢市

  • 90歳になった渡辺貞夫さんのコンサートに行った

    渡辺貞夫さんも御齢90歳。普通の90歳であれば、ただ元気であればそれだけで素晴らしい。でも世の中には、それだけでは飽き足らない「普通ではない90歳」も存在する。現在、渡辺貞夫カルテットの東北ツアーが開催されている。秋田市でも4月9日にコンサートが開催された。そのコンサートに行ってきた。実は渡辺貞夫さんのコンサートは2018年にも行っている。その時点で既に85歳。流石に次のツアーはないと思っていた。大変失礼した。貞夫さんは2018年の時よりも元気になって帰ってきた。ホレス・シルバーの「Peace」で始まったコンサートは、チャーリー・マリアーノのオリジナル曲(貞夫さんは本当にマリアーノが好きなようで)、ジャズスタンダード、ボサノバやブリジリアンソング、そしてビートルズナンバーまで多彩な選曲を演奏していく。最近...90歳になった渡辺貞夫さんのコンサートに行った

    地域タグ:秋田市

  • 花見蕎麦といこう

    山形県白鷹町。枝垂れ桜の古木が名物である。その枝垂れ桜はまだ咲いていなかった。それでも他の桜も十分見応えがあった。辺りは公園のようになっていて、その桜を眺めながら食事をすることのできる「蕎麦店」がある。そこで香り高き十割蕎麦を頂きながら、窓越しに満開の桜を眺めた。良い時間だと思った。花見蕎麦といこう

    地域タグ:白鷹町

  • 特にテーマのない写真を撮る

    最近は東北コンプリートを再開し、到達を目指して活動している。でも本来、僕はただ写真を撮れさえすれば、それだけで満足なのである。撮るべき理由とか、撮ることの目的とか、そういう一切とは関係なく、ただただ写真を撮りたいのである。何が僕をそうさせるのかは分からないし、分かる必要もないと思っている。そんなわけでこの日も僕は、ただ写真を撮るために町を歩いたのである。LEICAM10MONOCHROME/TTartisan28mmF5.6特にテーマのない写真を撮る

    地域タグ:羽後町

  • 裏庭に春が来た

    遅ればせながら、秋田県でもソメイヨシノが開花した。ここまでは時間が掛かっても、あとは一気に開花が進むのが例年のパターンだ。でも今週末は雨模様で気温も低めなので、ソメイヨシノ満開にはもう少し時間が掛かるかもしれない。春は我が家の裏庭にも来ている。マグノリアは咲く寸前となり、河津桜もやっと満開だ(花の数は少ないが・・・)。こうして一年、一年が過ぎていくのだな。8のつく日はwebにお花を』X-PRO3/XF90mmF2.0LMWR裏庭に春が来た

  • コンプリートへの道のり(終)~今回のラスボス小牛田町

    本シリーズ最終回。他にも旧・田尻町を歩いているが、今回は省略する。最後の町は、旧・小牛田町(美里町)である。これまでの町と比べ、小牛田町には大きな特徴がある。それは「鉄道の要衝」として栄えた町ということだ。小牛田駅は東北本線の駅であると同時に、陸羽東線、石巻線の始発駅でもある。駅前に飲食店が多いことからも、旅客で賑わったことは容易に想像できる。今回は駅前付近を30分ほど歩いただけなので、町を理解するには足りなかった。数時間単位で滞在し、そこで食事をして、何か買い物でもして、同じ場所を何度か歩く。そうしないと分からないこともある。多くの町に到達することを目的にしてしまうと、そこに至らない。どうしても表面的なことで終わってしまう。この町には再度来ることになると思う。いずれにしても、こんな感じで東北コンプリート...コンプリートへの道のり(終)~今回のラスボス小牛田町

    地域タグ:美里町

  • コンプリートへの道のり③~旧・南方町は桜待つ

    「コンプリートへの道のり」第3弾は、旧・南方町(登米市)である。もう面積とか人口は紹介しない。なにしろ近隣の25市町村が合併して3市(大崎市、栗原市、登米市)に集約された。正直何処が何処なのか、よく分からなくなる。ちなみに本日時点で、25市町村のうち20市町村で写真を撮っている。さて、この南方町には「みなみかた千本桜」という見どころがある。約6kmに渡り千本の桜が植えられた道路があり、満開の桜トンネルは見事だという。時期的にもぴったりで、圧巻の光景が見れると思っていた。結論をいえば、桜は全く咲いていなかった。華やかな写真を撮る予定が、モノクロの町並みを撮ることになった。これはこれで、もう一度町を訪れる理由が出来るので構わないと思っている。こうして一度訪れた町との間に因縁が生まれ、理解が深まっていくのである...コンプリートへの道のり③~旧・南方町は桜待つ

    地域タグ:登米市

  • コンプリートへの道のり②〜旧・瀬峰町の場合

    旧・瀬峰町(以下、「瀬峰町」)は、昨日掲載した旧・高清水町の隣に位置する町である。両町ともに現在では栗原市の位置地域となっている。ふたつの町は面積も人口も似たような感じで、兄弟町のようである。これは外部の人間だからそう思うのであって、実際は近いが故に強烈なライバル意識があるのかもしれない。瀬峰町には高清水町と異なり、鉄道の駅(瀬峰駅)がある。駅前にはパチンコ屋さん(最後の写真)があった。数日前にカラー写真で掲載したものだ。クルマを使ったとしても、古川市までは20分足らず、仙台市までは約1時間ほどで行くことが出来る。田舎感が少ないのは、大きな町との往来が容易だったことによるだろう。まあこんな感じなので、東北コンプリートを進めるときは「撮る意味」について考え込んでしまうことが多い。次回、次の町に行きます。LE...コンプリートへの道のり②〜旧・瀬峰町の場合

    地域タグ:栗原市

  • コンプリートへの道のり①〜旧・高清水町の場合

    東北コンプリートを再開し、ターゲットは宮城県に絞った。当面の間、宮城方面へ行く機会が増えるだろう。「どんな町でも撮るべき価値がある」というのは、亡き上原師匠の教えである。僕は忠実にそれを守り続けようと思っている。でもやはり凡人なので、迷いや葛藤もある。コンプリートを目指すプロセスは、見どころを見出せない町との格闘でもある。時には望外に風情のある町と遭遇し、喜びに打ち震えることもあるが、確率論的には劇的なハイライトのない町を歩き周ることが多くなる。そんな今の状況を、いくつかの町をケーススタディに紹介したい。大体こんな感じの町を歩き、共鳴する何かを求めて五感を働かせているのである。第一回目に紹介するのは、旧・高清水町(現・栗原市)だ。面積は約23㎢と東北部の市町村としては、かなり小さい。これは東京都でいえば品...コンプリートへの道のり①〜旧・高清水町の場合

    地域タグ:栗原市

  • そこにチャンスはあるか

    かつては個人経営のパチンコ店が、どんな町にもあった。癖のありそうな客がいて、癖のありそうな店員がいた。素性の知らない客が出入りすると、店中から注視されたりした。一見の客が遊んで勝つということは稀だったと思う。そういうパチンコ屋さんの殆どは消え、資本力のある大手(全国でも地場でも)が市場を席巻した。そしてその大手でさえも、今や苦境に立っている。パチンコは間違いなく斜陽産業となった。そういう懐かしの個人経営パチンコ店は、店舗跡ですら希少になった。残った数少ない店舗跡も、次々に解体されている。それをとくに惜しいとは思わないが、見かければ記録はしている。「パチンコチャンス」。何人の男女にチャンスを与えたのだろうか。チャンスを求めて吸い寄せられ、討ち死にした客はどのくらいいるのだろう。GRⅢそこにチャンスはあるか

    地域タグ:栗原市

  • 初夏のような一日だった

    土曜日はまたしても宮城県方面に遠征した。その写真は明日以降掲載する。仙台市では桜が満開を迎えようとしていると報道されていたが、お隣の古川市周辺ではまだ蕾が綻び始めという状況だった。それでもこの日は気温20度に迫る初夏のような一日だった。陽射しは強く、少年たちは半袖姿で走り回る。桜の開花も一気に進むだろう。それにしても2週間前には、この地方には小雪が降っていた。その時、僕はダウンジャケットを着て町を歩いた。朝の出発前そして帰宅後に、自宅ではストーブを点けている。何と言う気温差だろう。LEICAM10MONOCHROME/SUMMICRONM35mmASPH初夏のような一日だった

    地域タグ:大崎市

  • 猫防人の歌

    春の訪れと共に裏庭を徘徊する猫も増えてきた。我が家の銀次郎さんも、歩哨活動に忙しい。でも監視活動中に寝てしまうことも多いし、雀などの鳥に激しく反応する割に野良猫を侵入を見逃してたりしている。追伸:保護して里親に渡した「ちょびお」に似た猫が出没した。兄弟か?。耳カットがされていたので、去勢ケアされてリリースされた猫のようだ。猫監視員は、「ちょびお」が戻ってきたのでは、と警戒しているようだが・・・。GRⅢ猫防人の歌

    地域タグ:秋田県

  • No Spirits No Life〜酒なき生活をして

    蒸留酒に限らず、酒を絶ってから丸二ヶ月が経過した。これほどの期間、断酒したのは人生初の経験である。心臓のカテーテルアブレーション手術に伴っての禁酒である。ドクターからは少なくとも術後一ケ月は酒を控えるよう言われていたが、最低限のノルマはクリアした。体調は極めて良好で、現在のところ再発の気配は全くない。4月5日には術後の二ヶ月検診を受ける。これを機に再び酒を口にするかどうか、非常に迷っている。僕は大酒呑みではないが、日常生活と酒は密接に結びついている。今後の人生で、仕事の飲み会などで酒を飲めなくなっても構わない。でも自宅での晩酌や旅先での独り酒などは失いたくないのである。自分の性格からして、それを一回あたり1合以下(ドクター推奨)にすることは困難で、飲まないより辛い。だとすれば、このまま禁酒した方が良いので...NoSpiritsNoLife〜酒なき生活をして

  • 宿本陣と大人の事情

    栗原市の有壁地区にある旧有壁宿本陣。江戸期の参勤交代時などに大名などが利用した本陣である。最初に来たのは多分、2009年か2010年で、修復工事で内部の見学はできなかった。栗原市では、2008年の宮城内陸地震、そして2011年の東日本大震災で震度6強の地震が発生している。修復工事は大変だなと思っていた。その後、数流石に工事は終わっただろうと数年置きに来ている。いつ来ても工事は終わっていない。いや違うのだろう。むしろ工事をし続ける必要があるのだと気づいた。そのカラクリは何となく理解できたけど、その大人の事情について部外者の僕が言うことはない。ただ、いつの日か内部も見学したいものだと思う。仕方なしに本陣の通りを眺めていると、古の旅人の姿が見えるようだった。LEICAM10MONOCHROME/ELMARM24...宿本陣と大人の事情

    地域タグ:栗原市

  • 感動の町並みが出現する(終)〜営みから生まれたもの

    この日、旧・栗駒町で撮った写真は丁度100枚、滞在時間は約1時間50分ほどだった。本当はもっと腰を落ち着けても良かったけど、今回は家人と同行しているので、我慢した。写真を撮るほかには、牛タンの炭火焼き丼を食べ、内田康夫の文庫本(古本)を買い、カフェから珈琲豆のサンプルを貰い(結構な量)、たい焼きを食べた。普通に町歩きとしても充実していた。この町には何度も来ることになるだろう。久しぶりに良い町を歩いたので、一点だけ書いておきたい。よく誤解されるが、僕は決して廃墟のような町が好きという訳ではない。時間を掛けて古びたものの美しさに敬意を持っているだけなのだ。廃墟マニアではないし、演出された昭和レトロに秋波を送ることもない。あくまで営みの中で産まれた「経年」に頭を下げる男でありたい。X-PRO3/XF23mmF2...感動の町並みが出現する(終)〜営みから生まれたもの

    地域タグ:栗原市

  • 河津桜、500km彼方で咲く

    毎度お馴染みの裏庭に咲く河津桜。昨年に樹木の病気に掛かり、枯れそうになっていた。枝の剪定や肥料を与えるなどした結果、今年は再度花を咲かせた。命を繋いだようで嬉しい。僕は河津桜が咲く伊豆半島(西伊豆だけど)で生まれ育った。僕の母親は秋田県に住んでから15年以上が経過した。この河津桜も植えてから十数年が経過した。どちらも伊豆から直線距離で500km以上離れた、この北国に来た。だから僕は河津桜に親近感というか、同志のような感情を持っている。最初の開花から週間ほど経ったが、寒さがぶり返したり、雨が降ったりするので満開にはほど遠い。その分、長く楽しめそうだ。なお実際は裏庭のゴチャゴチャしたところに咲いているので、誤魔化して撮っている。8のつく日はwebにお花を』X-PRO3/XF90mmF2.0LMWR河津桜、500km彼方で咲く

    地域タグ:秋田県

  • 感動の町並みが出現する①〜そこは栗駒町

    足掛け15年に渡り、東北各地の町並みを歩いてきた。目指すは東北地方の全市町村(旧市町村単位)を訪問すること。これまでに訪問した市町村数は250を超える。僕以上に多くの「東北の旧市町村」を訪ねた人間は皆無とは言わないが、控えめにいって数えるほどしかいないと思う。だがこの先は荊の道。移動距離も所要時間も増える一方となり、苦労の割に出来高は上がらなくなる。そうなると一体何のためにやっているのか、ジレンマに陥ることも増えてきた。シンプルに町の写真を撮りたいだけなのに、地図と睨めっこする必要に追われ、ただ実績を残すためだけに町を訪れることもある。そうではない。余所者の僕が東北独特の町並みを見たときの震えるような感動、あれを味わいたいのだ。思いとは裏腹に作業の時間は着実に増えていく。もう全体図の概要は見えつつある。心...感動の町並みが出現する①〜そこは栗駒町

    地域タグ:栗原市

  • 最高峰・JBLエベレストの音を聴いた〜ジャズカフェ・コロボックル

    JBLのスピーカーのフラッグシップモデル、「DD6700エベレスト」。直近の価格で800万円(ペア)を超える最高峰のスピーカーである。このDD67000エベレストを聴くことのできるジャズ喫茶(カフェ)が東北地方にもある。宮城県栗原市の「カフェ・コロポックル」である。土曜日に行ってきた。伊豆沼を見下ろす高台に建てられたログハウス風の建物が建てられ、明るく開放的な店舗だった。良し悪しは別にしても、岩手一関のジャズ喫茶ベイシーとは対極的な店舗構成である。ちなみにベイシーは蔵を改造した店舗で、昼間から真っ暗な店内で腕組みをしつつ音楽を聴く。エソテリックの200万円オーバーするパワーアンプ。自作中心のDAC群。音楽ソースはCDをリッピングしたPCオーディオから流される他、Linnのアナログプレーヤーもある。トーンア...最高峰・JBLエベレストの音を聴いた〜ジャズカフェ・コロボックル

    地域タグ:栗原市

  • やさぐれ黒猫の安堵

    陽だまりに佇む黒猫。こんな麗らかな陽を浴びているのも、北国の冬を乗り切ったからである。直近のひと月ほどは本格的な降雪はなく、例年よりも過ごし易い冬ではあった。それでも寒風吹きすさぶ漁港での越冬は楽ではなかったと思う。防風林の松林で、やさぐれ猫は安堵しているようだった。X-PRO3/XF56mmF1.2RWRやさぐれ黒猫の安堵

    地域タグ:由利本荘市

  • 今に残る羽州街道の町並み

    羽州街道とは、現在の福島県から宮城、山形、秋田を経て青森県に至る街道のことである。江戸期の五大街道である奥州街道から福島県で分岐し、奥羽山脈の西側から列島を北上していく。その距離は実に約500kmに及ぶ長い街道である。現在の国道13号線や7号線の原型でもある。秋田県湯沢市の県道277号線の一部区間は、その羽州街道の道筋と町並みを色濃く残している。真っ直ぐに伸びる道路を歩くと、同じ道を江戸期の旅人も歩いたんだなと実感され、胸が熱くなる。最後の一枚は目印となる一里塚である。旅人は一里塚に植えられた目印の樹を見て、勇気づけられたのだろう。根っこに寄りかかり、汗を拭って休憩したのかもしれない。そこに辿り着くまでに、生き死に関わる危機を何回かは切り抜けているのかもしれない。現代の旅人はカメラを片手にふらふらと歩いて...今に残る羽州街道の町並み

    地域タグ:湯沢市

  • 裏庭で河津桜が咲いた

    裏庭で河津桜が一輪だけ咲いた(3月21日)。記録をとっている訳ではないが、例年であれば4月の一週目、6〜7日前後に咲くことが多いようだ。当地(秋田県)では、まだ梅も殆ど咲いていない状況だから、これでも今年は異例の早咲きと言えるだろう。昨年は樹木の病気に罹り、多くの枝が枯れてしまった。専門家に聞いて、一部の枝を切り、肥料を与えていた。その効果から今年は早く咲いたのだと思う。もう二度と咲かないかもしれない、そう心配していたので率直に嬉しい。今年は僕と桜の「病気からの再生」の年にしたい。それにしても、毎年咲き始めには一輪だけ何故か一輪だけ開花する。決して二輪以上にならない。不思議なものだ。X-PRO3/XF90mmF2.0LMWR裏庭で河津桜が咲いた

    地域タグ:秋田県

  • カラーで撮りたい募集広告

    宮城県の旧・宮崎町で見つけた生徒募集広告である。この褪せ具合がたまらない。理容、美容の専門学校だったのだろうか。「一生安全な職業への近道」とある。この広告を見て学校に通った方の、その後の様子はどうなのだろうか。町並み写真の8割はモノクロで何とかなるが、残り2割の中には確かにカラーで撮るべきものがある。GRⅢカラーで撮りたい募集広告

    地域タグ:加美町

  • 東北コンプリート再開(終)〜寒いからこそ暖かく感じる

    旧・宮崎町で歩いた距離は直線距離に換算して200mに過ぎない。靴に溶けた雪が染みて、靴下が濡れてしまったからだ。僕はこうなってしまうと一気にやる気が無くなる。残念だけど、今回は早々に撤退することにした。帰る前に町の特産品市場で、珈琲を飲んだ。望外に美味しかった。薪ストーブの傍で身体を温めた。結果論にはなるが、こういう天候で良かったのかもしれない。次に町を歩く時は間違いなく春だろう。LEICAM10MONOCHROME/SUMMICRONM35mmASPH東北コンプリート再開(終)〜寒いからこそ暖かく感じる

    地域タグ:加美町

  • 東北コンプリート再開①〜季節外れの小雪舞う

    東北6県の全市町村(平成の大合併前の旧市町村単位)で写真を撮る。それを東北コンプリートと称し、ライフワークとして進めている。山形、秋田、岩手では達成し、残り3県となっている。ここ1年はコロナ禍と体調不良により停滞していた。この東北コンプリートを、いよいよ再開していこうと思う。順不同、同時進行で続けるが、次なるメインターゲットは宮城県だと思っている。移動時間等の制約もあり、達成までには相当の時間が掛かるだろう。記念すべき再会の第一弾は、旧・宮崎町(加美町)とした。体調も上向き、天候も温暖になったことによる再開の筈が、この日の宮城県は雪が舞う一日だった(僕の住む秋田県では雪は降っていなかったのに)。気温も0度前後、場所によっては氷点下となり寒かった。すでにスノーシューズは仕舞っており、普通のスニーカーを履いて...東北コンプリート再開①〜季節外れの小雪舞う

    地域タグ:加美町

  • 猫は春を待っている

    もうすっかり春が来たような気候が続いていた。猫もご機嫌で、ブラッシングの際に抜ける毛の量も増えた。春モードに切り替わりつつある。でも昨日は冬のぶり返しがあった。所用で宮城県方面に出かけたところ、まさかの降雪だった。すでにスノーシューズは仕舞ったので、普通のスニーカーを履いていた。溶けた雪が染みてきて戦意を喪失した。気温も氷点下前後だった。楽しみにしていた町歩きは途中で断念した。週半ばには気温は20度を越えるという。昨日はダウンジャケットを着ていたのに・・・。人間はそれでも調整できる。そんなとき猫の体毛調整はどうなるのだろうか。GRⅢ(ハイコントラスト白黒モード)猫は春を待っている

  • 青空は少し濁って見えた

    今年は雪が少なかったせいか、気持ち的にも春を迎える準備が出来ている。気候も暖かで、空も青い。殆ど春といって良い季節が北国にも来た。僕はよく象潟漁港に猫を見に行く。今回訪れた漁港はそれとは別の場所だ。そこには長毛種の猫がいた。愛想が良いとは言えないが、普通に近づいてくる姿から飼い猫だったことは間違いない。そもそもこんな猫が根っからの野良猫の訳がない。何故ここで暮らすことになったのか、いつから暮らしているのか。それを考えると切なくなる。春が来た筈の青空が、どことなく濁って見えるのは、黄砂のせいだけなのだろうか。GRⅢ青空は少し濁って見えた

    地域タグ:由利本荘市

  • 春の山形・村山路(終)〜町を歩く理由

    今回の日帰り紀行では、山形県の河北町、東根市、村山市で写真を撮った。周辺には、天童、寒河江、山形、更には尾花沢、大石田といった町が隣接している。すべて何回も繰り返し行った町であり、飽きが来ている面は否定できない。それでも今回は久しぶりの訪問なので、新鮮な気持ちで歩くことができた。このシリーズの最後に歩いたのは村山の町だった。そういえば、2枚目の早川食堂のカツ丼をもう一度食べようと思っていたことを思い出した。4枚目の通りの奥へ「いつか行ってみよう」と思いつつ一度も果たしていないことも。飽きたといいつつ、色々なテーマが残っていることを思い出す。思念は業をつくるというが、一度でも歩いた町は人生の一部となり、再び訪れる理由ができる。未踏の町にばかり関心が行くが、こうやって同じ町を訪れることが出来ることに率直に感謝...春の山形・村山路(終)〜町を歩く理由

    地域タグ:村山市

  • 春の山形・村山路④~それでも待ち続ける猫

    山形県の東根市。昨日も掲載したが、かつて栄えた繁華街は廃れつつある。ピーク時の姿を留めたまま朽ちた建物も多く見かける。ある一軒のスナックの前に枯れ草の山が出来ていた。何気なく見ると驚いた。その山に埋もれるように猫が休んでいた。猫は毛がほつれにほつれ、相当に汚れていた。かといって今にも死にそうな感じではない。栄養もある程度は足りているようだった。雰囲気からして根っからの野良ではなく、どこかで飼われていた猫に違いない。この姿になるまでは、少なくとも年単位の時間を過ごしているだろう。もしかして、このスナックのママさんに飼われていた猫かもしれないと思った。ママさんの猫かどうかは別にして、少なくとも猫は店の前で誰かを待っているように見える。その姿を見て僕は言いようのない哀しさを覚えた。虚に開いた眼で、猫は何を見よう...春の山形・村山路④~それでも待ち続ける猫

    地域タグ:東根市

  • 春の山形・村山路③~基地の町の姿

    山形県の河北町から東根市に移動した。この周辺は近い距離圏に多くの町(市)が隣接している。東北地方では隣の市に行くには峠などの無人地帯を越えるパターンが多いので、山形村山地方は希少例である。その東根市には陸上自衛隊の駐屯地がある。前の記事で「役所あるところに飲み屋あり」と書いた。だが東根市の場合、最も大きな繁華街は市役所ではなく自衛隊駐屯地の周辺に立地する。最も多く酒を飲む人がいる場所に飲み屋があるのは当然である。飲み屋街はかなり年季が入っていて、お世辞にも活性化されているとは言い難い。数十年前に栄えたそのままの姿で朽ちていく店も多い。他の若い世代がそうであるように、現代の自衛隊員は飲み歩くことが減ったのかもしれない。コンプライアンス的な監視が厳しくなったのかもしれない。サンプル数は少ないが、自衛隊駐屯地周...春の山形・村山路③~基地の町の姿

    地域タグ:東根市

  • 春の山形・村山路②〜役所あるところ飲屋街あり

    その昔の京都でのサラリーマン時代、僕は全国各地に出張していた時期がある。会食することもあったが、全体の6割は一人で食事をした。出張先で一人で呑む店を開拓することは楽しかった。当時の経験は、その後の町歩きにも生かされている(逆である方が良かったか?)。どんな土地に行っても、嗅覚で繁華街の在処を見つけることができるようになった。理論と感覚と双方の要素があるが、理論でいえば定石のひとつに「役所あるところに繁華街あり」というものがある。とくに小さな町の場合は的確だ。古今東西、酒の嫌いな役所は存在しない。酒を呑むことで業務が円滑に進み、飲屋さんにお金を落とすことで、地域の経済も回っていたのである。最近はそうとも限らない。不必要な飲み会は減り、特に役所関係は必要以上に清廉潔癖を求められる。業者と一緒に飲み会など考えら...春の山形・村山路②〜役所あるところ飲屋街あり

    地域タグ:河北町

  • 春の山形・村山路①〜300m先にある造り酒屋

    全く春を感じない写真だが・・・。僕は東北地方各地の町と町、すべてで写真を撮ることをライフワークとしている。それがここ1年ほど、怪我とその後の体調不良により遠征の機会も減ったし、遠征したとしても同じ場所でばかりで写真を撮っていた。何度も行った町でも、足を踏み入れていない場所はある。それを探す行為そのものを放棄していたように想う。この春からは、再び以前のように「色々な場所を見たい」というシンプルな欲求を叶えていきたい。さて、そんなわけで週末に日帰りではあるが、山形県の村山地方を放浪してきた。河北町、東根市、村山市という3つの町に絞って写真を撮った。まずは河北町。僕は何故か河北町という町を気に入っている。その河北町に行き、いつも歩く範囲のその先を歩いてみた。いきなり造り酒屋を見つけた。かなり古い建物だった。朝日...春の山形・村山路①〜300m先にある造り酒屋

    地域タグ:河北町

  • 鳥海山の麓にある町

    秋田県の旧・鳥海町(現・由利本荘市)。鳥海山の麓にある町だ。冬季は雪に覆われる豪雪地帯でもある。この日は青空の下、麗らかな天候だった。もう殆ど春といって良いだろう。それでも4月くらいまでは普通に雪が降ることは珍しくない地域でもある。ゴールデンウィーク頃にやっと開通する道路もあるし、実際その頃までスキーが楽しめる場所もある。今後は、こういう場所でも写真を撮っていきたいと考えている。X-PRO3/XF35mmF1.4R鳥海山の麓にある町

    地域タグ:由利本荘市

  • 12年後の3月11日

    東日本大震災から12年。その意味を改めて噛み締めたいと思う。二度と見ることのできぬ光景が数多くある。今は見ることが出来ても、やがて見ることが出来なくなる光景もある。森山大道氏の言葉を思い起こす。「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい」。改めて鎮魂の祈りを捧げたい。12年後の3月11日

  • モノクロームの休日〜復活の日は近い

    行動範囲が広がってきた。体調が良くなってきていることもあるし、暖かくなってきたこともあるし、日照時間が長くなってきたこともある。先週は水沢の町で写真を撮ったあと、その後に北上市に行った。北上では大体いつも行く場所を歩いた。マンネリの写真を撮っても、辺りの光景が良く見えるようになった。復活の日は「目の前」だ。調子に乗らず、こういう時こそ慎重に行こうと思う。LEICAM10MONOCHROME/SUMMICRONM35mmASPHモノクロームの休日〜復活の日は近い

    地域タグ:北上市

  • 水沢は千の顔を持つ(終)〜町並みの美術館

    水沢の町並みは素晴らしい。駅前、飲屋街、商店街、史跡など多彩な顔を持っている。飲屋街や商店街などは複数箇所存在する。毎回すべてを網羅することはできないので、自然と幾つかの周遊コースを自分で作り上げている。今回は45分コースだった。もう15年以上のお付き合いとなったので、ぽつりぽつりと建物などが無くなっていることが増えて来た。最近は確認も兼ねて同じものばかりを撮るようになってしまった。それでも良い。なくなったものを嘆くよりも、今あるものを撮り続けることが正しい姿なのだから。LEICAM10MONOCHROME/SUMMICRONM35mmASPH水沢は千の顔を持つ(終)〜町並みの美術館

    地域タグ:奥州市

  • 喫茶バー

    喫茶バーとは、どのような店なのだろうか。実際に喫茶バーに行く人で、喫茶として利用する割合はどの位なのだろうか。敢えて「喫茶」をつけることに何らかの理由はあるのだろうか。写真を撮ったあと、どうでも良いことを頭の中でグルグルと考えていた。あ、そうか。喫茶バーって要は「カフェバー」か。そうすると、この場合の「カフェ」は喫茶店ではなく、戦前戦後の営業形態でいう「カフェー」を指すのかもしれない。調べると日本における所謂「カフェバー」は、1980年代初頭に誕生したとある。でも「喫茶バー」は、それ以前に存在したのではないか。本題に入る前に話が膨らんで、終わりそうになった。今回のテーマは、「コスモス」という名の店に、造花が飾られていたということだ。『8のつく日はwebにお花を』GRⅢ喫茶バー

    地域タグ:奥州市

  • 水沢は千の顔を持つ①〜えもいわれぬグリーン

    基本に立ち返って水沢の町を訪れたので、その魅力を改めて振り返ってみる。僕が初めて水沢の町を訪れたのは、もう15年くらい前だと思う。だから、この場所に来たのも15年前ということになる。緑青色に近いのだろうか、えも言われぬ「くすんだ」緑色に惹かれた。それは今でもそのままの形で残っている。いや正確には更に「くすみ」は進んでいるのだと思う。その15年の「くすみ」の時間を、この町と共有できているのは喜びでもある。モノクロで撮る比率が圧倒的に多い水沢の町だが、カラーも捨て難い。GRⅢ水沢は千の顔を持つ①〜えもいわれぬグリーン

    地域タグ:奥州市

  • めがね橋の町へ

    体調が良くなってきた。日帰りではあるけど、岩手の水沢(奥州市)に行ってきた。水沢の近くの北上市で中古レコード市があったからだ。多分、水沢に来るのは一年振りの筈である。通常は年に4〜5回は来るので、いかに自分の体調が悪かったのか分かる。写真は「めがね橋」である。僕が東北各地の町で写真を撮るきっかけとなった場所である。何かあると僕はここに立ち帰る。辺りの風景が変わっても、ここで写真を撮る喜びを噛み締めている。帰ってきたぜ、水沢へ。LEICAM10MONOCHROME/SUMMICRONM35mmASPHめがね橋の町へ

    地域タグ:奥州市

  • 中華そばを巡る攻防

    久々に訪れた町。時刻は昼近く。久しぶりに中華そばを食べたくなった。別に禁止されているわけでもないが、昨年からのダイエット作戦の流れで中華そばを食べる機会は激減した。以前は平均週に2杯、いや月に10杯以上は確実に食べていた。それが8ヶ月の累計で5〜6杯しか食べていない。月平均にして約0.7杯。久しぶりに食べるのであれば、本格的な店よりも、こういう店の方が良い。あっさりとした中華そばが食べられるだろう。ところが・・・。さっさと入れば良かったものを、店の前で写真を撮ったりしていると先客が入って行くではないか。僕はこの店を4〜5回利用したことがある。いつも恒例の客が一人か二人いる程度で、僕しか客がいないことも多い。まさか他の客が入るなんて。しかも若くて現代風の客である。だからといって困ることもないのだが、何となく...中華そばを巡る攻防

    地域タグ:奥州市

  • こんにちはMac Studioさん

    僕の屋根裏部屋に新パソコンとしてMacStuidoがやってきた。右側にあるのは先代のiMac27インチ(2014年製)である。もう丸8年以上使用しているが、既にOSのアップデートも出来なくなっている。故障はしていないが、高画素の写真編集をするには流石に用をなさなくなった(ネット閲覧程度では全く問題はない)。そこでテーテルアブレーションが無事成功した記念に、MacStudioを導入した。治療費諸々が医療保険でほぼ賄うことができたお陰である。高額医療費控除制度に感謝申し上げたい。導入にあたって写真編集でストレスを抱えないよう、メモリーは潤沢に64GB仕様とした。これで不安なく編集作業もできる。ちなみにMacStudioは、小ぶりなお重(お節とかを入れるやつ)を2段重ねにしたくらいのサイズ感である。小さいけれど...こんにちはMacStudioさん

  • 裏庭の河津桜は今年も咲くだろうか

    裏庭に植えた河津桜。稀に咲かない年もあるけど、なんとか毎年のように咲いてはいる。ここ数年は病気に罹っているようで、昨年も開花こそしたものの、枝葉が枯れてしまった。枝も切られてしまい、寂しい姿になった。その寂しい枝の先から固い蕾が姿を現した。数は少ない。少ないとしても咲いてくれたら嬉しいと思う。追伸:ちなみに我が家の河津桜は、例年であれば4月10前後に開花する。ソメイヨシノは、その少し後に開花する。GRⅢ裏庭の河津桜は今年も咲くだろうか

    地域タグ:秋田県

  • 酒を呑まなくなっても、この町を歩くだろうか

    横手市の浅舞地区。僕はここが好きで、横手市方面に行く際は必ず立ち寄る。そして理由は分からないけど、必ずモノクロで撮影する。一枚目の写真は「浅舞酒造さん」という造り酒屋で、「天の戸」という酒を作っている。熱燗で呑むと旨い。付近には、やきとりを売っている精肉店もある。昼は町歩き、夜は自宅で一杯と言うことなしである。・・・・。でも今は絶賛禁酒中である。禁酒期間が丸一ヶ月を超えた。これは僕の人生における最高記録だと思う。そんなわけで、せっかく浅舞まで来たというのに今回は酒を買うことはなかった。先のことは決めていないが、仮に僕が完全断酒したとして、その時には町の見え方は変わるのだろうか。以前と同じように新鮮な興味を持って、この町を訪れることができるのだろうか。LEICAM10MONOCHROME/SUMMILUXM...酒を呑まなくなっても、この町を歩くだろうか

    地域タグ:横手市

  • 冬は最後の力を振り絞る

    昨日は梅の写真を掲載した。あれはガラス張りの室内広場で咲いた梅である。その翌日に訪れた町では、まだ冬が最後の踏ん張りを見せようとしていた。それでも道路に降りかかる雪が、すぐに溶けて濡れてしまう辺りには、春が遠くないことを感じることができる。最後の一枚、古木に白い雪の花が咲いていた。X-PRO3/XF23mmF2RWR冬は最後の力を振り絞る

    地域タグ:横手市

  • 梅が咲いた(訳あり)

    秋田市内で梅が咲いた。といってもこれはガラス張りの屋内空間である。春を待つ北国の民に、梅の香りが優しく漂ってくる。本当の梅が咲くまでは、あと一ヶ月かかる。各地から桜の開花の知らせが届く頃には、屋外で梅が咲き誇るなだろう。それを待ち侘びる一方で、去り行く冬に未練も残る今日この頃である。『8のつく日はwebにお花を』GRⅢ梅が咲いた(訳あり)

    地域タグ:秋田市

  • 道祖神のあるべき姿

    岩手県某所にて。まあ何か目的がなければ通らない道路だとは思う。でも仮に、夜間に知らずに通ったとしよう。クルマのヘッドライトにこれが映り出されたとしたら、もう腰が抜けるかもしれない。外部から悪きものが侵入しないように(あるいは人形と共に外に送り出す)作られる道祖神である。それがあるべき姿なのである。X-PRO3/XF16-80mmF4ROISWR道祖神のあるべき姿

    地域タグ:西和賀町

  • 小雪の落ちるバス停にて

    当ブログには「バス停」というカテゴリーがある。東北地方のバス停の停留所には、なんともいえない味わいがあり、その雰囲気は町の縮図のようでもある。一時期は面白いバス停を探して歩いたりもした。それがこのところ、すっかり忘れ去られたカテゴリーとなっていた。週末の土曜日、横手市の浅舞地区に行った。それが冬が戻ってきそうな薄寒い日だった、ここ数日、春が到来したかのように温暖な天候が続いていたのが嘘のようだった。実際、このあと道路は雪で白く覆われていった。嗚呼、何か良い感じだ。バス停に心ときめいた頃のことを思い出す。春になったら、またバス停を撮っていこう。LEICAM10MONOCHROME/SUMMILUXM50mmASPH小雪の落ちるバス停にて

    地域タグ:横手市

  • バタイユ的な青空

    嘘です。言ってみたかっただけです。本当にバタイユ的だとしたら、きっとまずいと思う。それにしても、やっと北国の空もこんな色になった。深みを増した冬の蒼は、限りなく春の青に近づいてきている。GRⅢバタイユ的な青空

    地域タグ:秋田市

  • 朗報〜その後の体調について

    お陰様で体調の方は順調に回復してきている。まだ気持ちの面では怖さがあるけど、肉体的には良い感じになってきている。既にドクターの指示で抗不整脈薬の服用は終了した。また引き続き禁酒もしている。カテーテルアブレーション後の心房細動再発率は約30%。僕は割と初期段階で動脈硬化なども見られないので、再発の可能性はもっと低くはなるらしい。向こう3ヶ月で状態が落ちついた時に一定の評価が下されるが、順調である。最近の体調で気づいたことを以下にまとめた。1)体温が変わった心房細動に苦しみ、抗不整脈の薬を飲んでいるときは体温が35度台で推移していた。それが術後は平熱が36.5度ぴったりに戻った。これは治療効果としては特に言及されていなかったので、自律神経の調整かなと思っている。2)睡眠の質が変わった認めたくないがアルコールの...朗報〜その後の体調について

    地域タグ:秋田県

  • ネタがないので食べ物の話でもしよう

    過去写真まで遡り、なおかつ出来栄えを気にしなければ、ブログに掲載する写真なんて何十年分もある。でも今は退院前の撮影写真を掲載する気分ではない。退院後は外出機会が減ったので撮影ストックはない。そこで退院後に僕が食べたものを備忘録的に掲載しようと思う。昨年の6月以降、僕は10kg以上のダイエットをしている。入院後の体力回復を図るべく、栄養をつけるべき時期になっている。それでもダイエットのトラウマから、思い切ったものが食べられなくなっている。外食の機会自体も激減している。そんな僕の備忘録でもある。<①:頂き物の鰻(自宅にて)>これで精をつけなさいと国産鰻を送ってくれた稀有な方がいた。感謝します。ご飯少なめで鰻盛り盛り(二段)。鰻の脂を冷酒で喉に流せば最高なのだが、我慢我慢である。<②:海老のかき揚げ蕎麦(蕎麦屋...ネタがないので食べ物の話でもしよう

  • 「猫の日」の銀次郎

    まあ我が家の場合、毎日が猫記念日みたいなものではある。ちょびお騒動の最中、沈黙を守っていた我が家の猫、銀次郎。隔離していたとはいえ、お互いに存在を感じていたようで、落ち着かない日々を過ごしていた。やっと平和な刻が訪れても、相変わらず怒った顔ばかりしている。それでも間違いなく、機嫌は良いのだと思う。X-PRO3/XF23mmF2RWR「猫の日」の銀次郎

    地域タグ:秋田県

  • ミシェル・ルグラン的な盛岡の街並み

    盛岡は都会過ぎず、田舎過ぎず、絶妙な街だと思う。僕は歩く度にいつも、こういう街に生まれ育ち、暮らしていく人生も悪くないと感じる。でも僕は静岡で生まれ育ったのに、何故か今は秋田県で暮らしている。人生はどういう方向に進むかは分からない。もし僕が盛岡で生まれたとしても、いまは全く違う町で暮らしていたと思う。そんなわけで、盛岡編は終了する。追伸:今回の目的の一つが中古レコードを買うことだった。ミシェル・ルグランのジャズライヴアルバムを買った。「シェルブールの雨傘」の映画音楽で有名な作曲家で、ジャズピアニストでもある。あの映画のラストはジーンと来る。人は結局、同時に二つの人生を生きることは出来ない。盛岡と僕もそういう定めだったのだろう。LEICAM10MONOCHROME/SUMMICRONM35mmASPHミシェル・ルグラン的な盛岡の街並み

    地域タグ:盛岡市

  • 鉈屋町を歩く

    盛岡に行ったのには、①運転リハビリ(長距離)、②中古レコードを買う、③町を歩きたい、の3つの目的があった。その3つのバランスが良かったのが盛岡だった。街歩きは別に家の近所でも出来ないことはない。ただ当日は悪天候(雨)が予想されたし、なまじ知り合いに会うよう場所で、歩くのもバツが悪い。だから先ほどの3つの理由にかこつけて盛岡なのだ。今回は鉈屋町という少し古い町並みを歩いた。最後に来たのが2020年なので3年振りということになる。鉈屋町に限らず、まあぼちぼちやっていこうと思う。LEICAM10MONOCHROME/TTartisan28mmF5.6鉈屋町を歩く

    地域タグ:盛岡市

  • 盛岡へ日帰りで行ってみた

    中古レコードを買いたかったので、運転のリハビリを兼ねて岩手の盛岡まで行ってきた。この位の距離(秋田から盛岡)であれば、通常は日帰り往復を一人で楽々と運転する。でも今回は家人の助けも借りた。長距離運転に関しては特段問題はなかった。思いのほか苦戦しているのは、写真撮影の方である。どうにもしっくり来ない。こちらの方は徐々に慣らしていこうと思う。追伸:やはり疲れたようで、帰宅するとクタクタだった。今日は一日休もうと思う。LEICAM10MONOCHROME/SUMMICRONM35mmASPH盛岡へ日帰りで行ってみた

    地域タグ:盛岡市

  • 真っ赤な花でリセットする

    毎月「8」の付く日には、花の写真をブログにアップしている。最近は病院と手術と保護猫の話題で持ちきりで、花の写真を撮る余裕もなかった。我ながら話題が辛気臭くなっていりる自覚がある。そんなわけで赤い造花の写真をアップした。この際、写真の出来など関係ない。赤く鮮やかであればそれで良い。赤が色飽和してしまっているけど、それくらいなければ、辛気臭さもリセットできないのである。8のつく日はwebにお花を』X-PRO3/XF56mmF1.2RWR真っ赤な花でリセットする

    地域タグ:秋田県

  • かっぱ小路を覚えているか

    秋田市の繁華街、川反。かっぱ小路はバラック建物がよせ集まって出来た小路で、THE昭和という感じの飲屋街である。主に休日の昼間に写真を撮りに行く。僕が最初に見たときには既に廃れていて、それが加速度的に進むと思っていた。それが最近では風潮が変わり、居抜きの店が新しい店に変わったりしている。細胞が入れ替わるように徐々にその姿を変えつつある。最近はコロナ禍だったり、僕自身の体調に問題があったり、屯ろしていた猫たちがいなくなったりで、足が遠のいていた。平日ではあるが、仕事の合間にこっそりと立ち寄り、写真を撮ってみた。雪が積もっているだろうから、楽しみにしていた。ところが・・・。あれ?あれれ?。勝手知ったる「かっぱ小路」なのに、どうもうまく撮れない。僕の写真勘が鈍ったこともあるが、どうも余所余所しい空気が流れる。もち...かっぱ小路を覚えているか

    地域タグ:秋田市

  • ちょびおアンコール〜幸せの形

    里親に貰われた「すず(ちょびお)」。既に新しい名前を貰い、新しく生まれ変わった猫となっている。僕の心臓手術を挟んで新しい家に旅立ってしまったので、思い出しては切ない気持ちになっていた。嗚呼、新しい家でうまくやっているだろうか(やっているとは思っていた)。僕のことを思い出して寂しくしていないだろうか。僕は「ちょびおロス」に苦しんでいた。そんな中、里親家族から送られてきた一枚の写真。絶句。死んでいるのではない。リラックスし切って脱力して寝ているのである。こんな姿は我が家では見ることができなかった。負けた。お前、幸せなんだな。何なんだよ、その尻尾は(笑)。嫌なことがあったら、この写真を見てほっこりするよ。こうやって平和な時を過ごせば、猫エイズだって逃げ出すだろう。ちょびおアンコール〜幸せの形

    地域タグ:秋田県

  • 漁港の猫・定点観察

    前2日の掲載文の写真は山形県酒田市に行ったときのものだ。クルマの運転リハビリを兼ねていた。僕が酒田に行く場合は、帰りにこの漁港に寄って猫を見る。特別なことはないかもしれないが、とにかく見る。そして何だか安心するのである。X-PRO3/XF23mmF2RWR漁港の猫・定点観察

    地域タグ:にかほ市

  • イカに恋してる「イカ恋食堂」

    退院後、初の町歩きは僅か2000歩で終わった。その場所に酒田市を選らんだのには幾つか理由があった。。酒田港にある海洋センター(県の港湾維持管理施設)の倉庫跡に「SAKATANTO」という飲食施設ができた。そこが目当てである。今回はそのなかで「イカ恋食堂」で、「イカ恋重セット」を食べた。単体であれば680円。写真はセットメニューで880円。温泉たまごとイカの塩辛は食べ放題とのことだ。これをイカの肝醤油で頂く。ネットリと甘くて美味だった。塩辛は得意な方ではないのだが、この塩辛は最高に美味かった。病み上がりに塩辛が良いのかどうかは別にして・・・。iPhone13PRO円。イカに恋してる「イカ恋食堂」

    地域タグ:酒田市

  • 2000歩の世界には夢が詰まっている

    カテーテルアブレーションを受けて退院した。退院後、一週間は慎重に過ごした。週末に町歩きを再開した。それは僅か2000歩で疲れてしまい、歩けなくなった。でも、その2000歩で見えた光景は、僕にとっては貴重な光景だった。来月には7千歩、GWには1万5千歩の光景を見ようと思う。追伸:思えば昨年の3月には左足踵(第5中足骨)を骨折した。その後、42日間のギプス+松葉杖生活を経て、町歩きを再開した。あの時は復調まで時間が掛かった。それに比べれば、今回は足腰はそんなに衰えていないはずだと思う。LEICAM10MONOCHROME/SUMMICRONM35mmASPH2000歩の世界には夢が詰まっている

    地域タグ:酒田市

  • Can't Walk Anymore

    退院から一週間。この一週間は僕にしては画期的なほど、用心して過ごした。運動は大体2週間後から、向こう一ヶ月間は、特に激しい運動は様子を見ながらするように言われている。でも街歩きについては制限はない。とはいえまずは慎重にスタートしよう。丁度新車のエンジン慣らし期間のごとく僕は動き出した。やはり体力が落ちている。心肺機能以前に足が動かない。わずか20分ほどでそれ以上歩けなくなった。休憩を挟みつつ、身体を慣らしていきたい。これは小さな一歩だけど、僕の写真ライフにおいては大きな飛躍である。LEICAM10MONOCHROME/SUMMICRONM35mmASPHCan'tWalkAnymore

  • 入院生活備忘録(終)〜これで写真ブログに戻ります

    入院生活の備忘録、最終回。雑多な感想に過ぎないけど、二回目のカテーテルアブレーションを受ける可能性もあるので、記しておきたい。ちなみに、もし健康保険制度がなければ、治療費は200〜300万円になる。3割負担でも100万円近くなる可能性がある。これが高額医療費制度により一定負担額(所得に応じて異なる)までの負担で済むようになっている。一旦支払わなけれならないとすれば、もうライカを売るしかないと思ったけど、日本の医療制度は素晴らしい(勿論、差額ベッド(個室)代とか、病院食の費用は適応対象外となるが・・・)。<病室生活>◯個室にした。僕は4日間と日程が短いので個室にし易かった。5日以上だと相当な高額になるので厳しいかったかもしれない。◯シャワーも付いていたが、初日と最終日しか許可が出なかったので、無くても良かっ...入院生活備忘録(終)〜これで写真ブログに戻ります

    地域タグ:秋田県

  • 入院生活備忘録②〜手術より入院が心配

    備忘録の続き。入院当日が来た。手術以前に入院が初めてなので、そちらの戸惑いが大きかった。要るものと、要らないもの。その判断も出来ていなかった。もし僕が再度入院する場合もそうだし、入院未経験の貴方もこれを読めばばっちりだと思う。尚、病院にはスタバとローソンがあったが、結局入院中には一回も利用しなかった。一枚目の写真は入院手続き前にスタバで買った「ラテ」。飲むなら初日しかない。そうアドバイス頂いた方、ありがとう!!。その通りでした。以下、箇条書きで・・・。<入院グッズについて>◯大きな病院ではレンタルセット業者を利用できる。パジャマ、タオル、コップ、歯ブラシ、歯磨きチューブ、除菌ティッシュ、ボックスティッシュ、割り箸、スプーン、お手拭き、スリッパ等々。これで一日400円だった。タオルは持参したのが馬鹿らしい。...入院生活備忘録②〜手術より入院が心配

  • 入院生活備忘録①〜その前夜

    人生初めての入院を振り返り、備忘録的に書いておこうと思う。カテーテルアブレーション手術の入院は3泊4日の日程だった。木曜日に入院、金曜日に手術、土曜日は経過観察と検査、そして日曜日に退院となる。送迎は家人頼みとなるが、木曜日に送ってもらい、金曜日には手術の立ち会い、そして日曜日には迎えに来ることになってしまう。4日間に3度も病院との往復をし、病院での待機時間もかなり長くなる。今回は立場が逆だが、僕は病院での待ち時間の辛さを知っている。そこで僕は「行き」だけは公共交通機関で行くことにした。これは家人への配慮というより、僕の精神安定の為である。つまり病院に連れられて行き、そこに置いてこられる感じよりも、自ら病院に出向く方が安心するからだ。※入院患者は自分のクルマを駐車場に駐車できない。そんなわけでJR秋田駅に...入院生活備忘録①〜その前夜

    地域タグ:秋田市

  • ちょびお物語エピローグ〜養子縁組正式決定!、そして別れ

    里親トライアルに行っていた「すず(ちょびお)」君。個人情報があるので詳しくは話せないが、里親候補さんは田園地帯に住む4世代同居家族さん(ちょびおには他にも3件の応募があり、4件目にして初の面談)。今回の里親さんは環境的にも申し分ないし、何よりも家族として猫を受け入れたいという誠意のようなものが伝わってきた。面談も家族総出に近い状態で行ってくれた。猫エイズであることも完全に理解している。正直、預けた時点で「決まり」だろうなと覚悟していた。家人によると、入院中も含め猫の様子を事細かに報告してくれたという。一日に20回以上報告がある日もあったらしい。ちなみに最初の写真は、里親さんから頂いたものだ。「すず(ちょびお)」も日に日に懐いていく様子が伝わってきた。考えてみれば、まだ一歳の猫なのに、その人生(猫生)は生き...ちょびお物語エピローグ〜養子縁組正式決定!、そして別れ

    地域タグ:秋田県

  • 桜でんぶすら旨かった夜

    おはようございます。入退院について沢山のコメントを頂きありがとうございます。色々追いついていませんが、徐々にコメント返信も進めて参ります。現在は心臓が火傷を負っている状態だそうですが、肉体労働以外の制限は特にありません。まだ微熱が残っているので、大事を取っていきたいと思います。さて・・・。今回の入院手術について、詳細な出来事をブログにアップすることは予定していない。印象的な出来事や、その時思ったことなど、備忘録的に何回か掲載するだけで終わるつもりだ。病院の入院前相談(という診察項目がある)で、NGな食べ物を問われたことがあった。既に緊張して思考が硬直化していたので、愚直に苦手な食べ物を書いた。「鯉、馬肉、鮒寿司、ホヤ、昆布巻き」と書いて、担当者を苦笑させた。そんなの病院食に出ませんよ、と。でも本当のことを...桜でんぶすら旨かった夜

    地域タグ:秋田県

  • 飼い主が病院から帰還しました!! 感謝します

    猫の銀次郎です。飼い主の「6X6」が心臓のカテーテルアブレーション手術の為に入院しておりました。無事に手術を終え、日曜日に生還しました。本来であればコメント頂いた皆様に返信するなり、ブログを書いて報告するところであります。ところが昨日、本人は極度の便秘に苦しみ、真っ青な顔でトイレに出たり入ったり・・・・。手術後は絶対安静で丸一日ベッドから身動きできず、紙おむつをされていたようです。そこに排便することを極度に恐れたあまり、全く出なくなってしまったようです。心配するポイントが違うような気もしますが、恐らく極度の緊張から来たのでしょう。近いうちに本人から報告させますので、いま暫く猶予を下さい。月曜日は仕事を休み、火曜日から復帰の段取りのようです。いずれにしても心臓カテーテルアブレーションは無事終了しました。心よ...飼い主が病院から帰還しました!!感謝します

    地域タグ:秋田県

  • 飼い主は入院しました。2月3日に手術を受けるそうです。

    飼い主の「6x6」は、カテーテルアブレーションを受けるために入院致しました。手術は2月3日の節分に行うそうです。順調にいけば日曜日に退院となります。その間はブログは休載するようです。って猫に書かせるなよ。皆様によろしくお伝え下さいとも言っておりました。LEICAM10MONOCHROME/SUMMILUXM50mmASPH飼い主は入院しました。2月3日に手術を受けるそうです。

    地域タグ:秋田県

  • So Long!! ちょびお物語完結

    その日の夕方、猫は下から僕の眼を覗き込むと、脹脛あたりに前足をちょこんと載せてきた。そしてもう一度僕の眼を見てから、突然膝の間に四つ足ですくっと立った。ほんの一拍を置いて、身体をくるりと廻して膝の間に滑り込んだ。これまでも膝頭に身体を預けることはあったが、膝の間に座ったのは初めてのことだった。猫の名前は「すず」という。昨年の年末、暴風雪の前に保護した雄猫である。雌と思って保護したら雄だった。その保護までのプロセスは何度か書いたので、ここでは繰り返すまい。いずれにしても去勢手術を終えた猫は、12月16日から我が家で暮らしていた。そもそも見かけたのは9月で、11月の中旬からその存在を意識するようになった。皆さんには「ちょびお(仮称)」として紹介していた。病院での検査の結果、猫エイズ(FIV)への陽性反応を示し...SoLong!!ちょびお物語完結

    地域タグ:秋田県

  • なんとなくミスターダンディ

    当ブログに何回も登場している廃業した洋服屋さんのショーケースに残るマネキン、名付けてミスターダンディ。本当は「なんとなく」ではなく、わざわざ出かけてきた。なにしろ入院前2週間は、県外には行かない、不要不急の外出は避けるよう指示を受けている。ダンディさんに会いに行くのは「不要不急」で片付けられない。呼ばれているような気がした。僕も現世に別れを告げ、ミスターダンディの世界の住人になってしまうのだろうか。LEICAM10MONOCHROME/SUMMILUXM50mmASPHなんとなくミスターダンディ

    地域タグ:由利本荘市

  • ちょびお君のその後

    年末に保護した元野良猫の「ちょびお君」。その後、里親募集サイトや動物病院へのポスター貼り、知人への働きかけなどを行っているが、まだ里親は決まっていない。応募は数件あったが、決定に至っていない。引き続き応募しておりますので、東北近郊にお住まいの方で、もし里親になってもよいという方がいれば、左の「メッセージを送る」から連絡お願いします。さて、ちょびお君の日常である。FIV陽性(未発症)なので、先住猫・銀次郎君と隔離している。一応客間という扱いの和室にケージを設置して暮らしている。在宅時はケージは解放している。外に出たがるのではないかと想像していたが、その様子はない。むしろ窓を開けると怖がるくらいである。いまは暖かく安全な場所でゆっくり寝て、決まった時間に確実に出されるご飯をたっぷり食べる。それだけで満足のよう...ちょびお君のその後

  • 漠然たる不安の光景

    来週の木曜日には大学病院に入院する。県外への往来は控えるように指示を受けている。県外か県内かということは事の本質と関係ないとは思う。でもここは素直に従うことにする。写真はその前の週に行った山形県酒田市。丸池様という神社の池に参拝した帰りに、山居倉庫に立ち寄った。もう何度も何度も掲載しているので、スルーしていたものを復活させた。当面、これが最後の「県外」ということになる。ライカの画像をラフに現像したが、これだったらポケットに入る小さなGRⅢで撮れたような気もする。まあ漠然たる不安から見えた景色である。LEICAM10MONOCHROME/SUMMICRONM35mmASPH漠然たる不安の光景

    地域タグ:酒田市

  • 漁港の猫〜風雪变化

    最強寒波の前に撮った写真です。北国の天候は目まぐるしい。暴風雪のすぐ後に晴れ間が見える。もうこのまま雪は振らないだろう、そうとしか思えない穏やかな瞬間が訪れる。それも束の間、5分後には再び前も見えないほどの暴風雪になったりする。秋田県に移住してきた当初、その感覚が中々身につかなかった。漁港に住む猫たちは、流石に北国の猫。当たり前のようにその状況を受け入れている。というより、それ以外の環境を知らないのだろう。今年は雪が少なく、昨年よりは暮らしやすいだろう。それでも冬の漁港は、冷たい風に粉雪が舞う中で、晴れたり曇ったりを繰り替えしていた。慣れっこの猫は妙に落ち着いてダンディーだった。X-PRO3/XF56mmF1.2RWR漁港の猫〜風雪变化

    地域タグ:にかほ市

  • ありがたさを感じない波の花

    ここ数日は大寒波の影響をもろに受けている。現在掲載している写真は寒波前のもので、たった数日で風景は一変した。昨日は写真なんて撮れる状態ではない天候だった。さて、寒波前に見た「波の花」である。波の花は、波打ち際で見られる自然現象の泡である。冬の日本海の風物詩であり、寒くて荒れた海で、プランクトンがシェイクされて発生するらしい。これが岩場とかで発生し、波の花が空を舞っていると、それはそれで美しい。だが、港とかに溜まる波の花を見れば、なんというか汚い洗剤の泡にしか見えないのである。GRⅢありがたさを感じない波の花

    地域タグ:にかほ市

  • 兄弟店とSDカード破損と認知症

    今回の最強寒波は本物でした。今朝はマイナス9℃の気温のなか、除雪に精を出しました。通常の年ではそんなことはないのですが、手袋の指先が凍りつくようで、途中で暖を取ってやり直しました。心臓が止まりそうな極寒暴風雪でした。さて、十日ほど前に「兄弟店」と称し、並んで建つ二軒の店の写真を掲載した。その写真を編集している時に、「あれ?おかしいぞ」と感じていた。もっと撮った筈なのに、撮った筈の写真がない。そういえば最近、そのパターンが多い。呆ける年齢でもあるまいに、と納得がいかなかった。そして先日、他の写真をSDカードからパソコンに読み取ったときに、不思議なことが起きた。過去の写真も一緒に読み込まれている。今回は兄弟店の写真を掲載したが、他にも「あれ?撮ったはずなのになあ」と訝しんでいたカットが幾つも出てきた。原因はは...兄弟店とSDカード破損と認知症

    地域タグ:大仙市

  • 雪霞みの向こうに駅がある

    由利高原鉄道の曲沢駅。冬は特に良い光景を見ることはできる。全国ニュースでは、北日本の日本海側は大雪であると繰り返し報じている。僕が知る限り、これまでは新潟の一部地域以外は、十年に一度の少雪だと思う。青森の酸ヶ湯とか、山形の肘折は、特例中の特例地域である。あそこを一般的な地域と同列に扱ってはいけない。静岡県の天気予報に富士山頂を含めないのと同じだ。さて、毎年この時期は田んぼが一面の雪原になる曲沢駅。今年はまだ地面(田んぼ)が薄っすらと見えている。これが久しぶりの大雪報道の直後の映像だ。恐らく現地の映像も見ることなく、ただただ原稿をもとに大雪だと連呼するアナウンサーにため息をつく現地住民であった。それでも今週半ばに来るという寒波。今回は凄そうだ。この曲沢駅前の田んぼも雪に埋もれるだろう。追伸:全国ニュースで北...雪霞みの向こうに駅がある

    地域タグ:由利本荘市

  • エメラルドグリーンの丸池様

    山形県遊佐町の「丸池様」。鳥海山大物忌神社の敷地内にあり、池そのものが「御神体」となっている。水辺への立ち入りや動植物の採集も禁止されており、そのため、人の手が加わらない自然のままの姿で残っている池である。今年の冬は殆ど積雪がないので、久しぶりに参拝してきた。池は季節や時間帯、天候などにより様々な表情を見せる。今回は見事なエメラルドグリーンの水面を見ることができた。これは吉報と判断したい。X-PRO3/XF16-80mmF4ROISWRエメラルドグリーンの丸池様

    地域タグ:遊佐町

  • 保護猫の「ちょびお君」、里親募集中です~秋田県より

    保護猫のちょびお君の里親になって頂ける方を募集しています。猫エイズ(FIV)は陽性キャリアですが、発症はしていません。室内飼いで、ご飯が満足に食べられる環境であれば、発症せずに天寿を全うする子が沢山います。今現在、ちょびお君は全くの健康体です。また猫白血病については陰性で感染しておりません。猫エイズは猫にしか感染しないので、人間に感染することは100%ありません。当然、お子さんと生活することなどにも支障もありません。ただ一点、猫の多頭飼育の場合、喧嘩などを通じて他の「猫」に感染する可能性は大きいと思います。我が家は猫としては比較的高齢の銀次郎君(11歳)がいるので、同居が難しいのです。室内の単独飼育であれば、普通の猫と変わりません。そんなわけで今回は、当ブログにおいても、ちょびお君の里親を募集します。以下...保護猫の「ちょびお君」、里親募集中です~秋田県より

    地域タグ:秋田県

  • クマノミが産卵した

    これは家人の趣味で、僕はノータッチの件である。家人は海水魚の飼育を趣味としている。いまはカクレクマノミとイソギンチャクがメインとのことだ。クマノミは、かれこれ5年くらい飼育しているだろうか。そのクマノミが今年になって初めて産卵した。孵化はしたものの、残念ながら稚魚は全滅した。それ以来、断続的に産卵を繰り返している。写真を撮ってくれと言われて撮った。いまはマクロレンズも持っていないので、あまりうまく撮れなかった。今日現在、何度かの産卵をしたが、いまだ稚魚は育っていない。X-PRO3/XF16-80mmF4ROISWRクマノミが産卵した

  • 心を整えよう〜入院手術に向けて

    一枚目は、海で心を沈める様子。この時期には珍しい静かな日本海だったが、陰鬱なグレーな風景に心が静まったのか、それとも沈んだのか。さて、入院前の最後の診察(といっても2回目だけど)のため、大学病院に行ってきた。今回は心臓のCTスキャンで、造影剤の静脈注射をしながらCTに入った。また合わせて「入院支援相談」という診察もあり、病院職員さんと看護婦さん、それぞれから書類や手続き、準備するものなどの説明があった。最近の大きな病院では、コンビニなんかは既に当たり前で、スターバックスなんかもあるので驚く。僕が普段行く病院は、おばちゃんが座る小さな売店しかないので、カルチャーショックである。多少の忘れ物はコンビニで対応できるし、旨いコーヒーだって飲むことができるので、少し嬉しくなった。2月に4日間ほど入院して、カテーテル...心を整えよう〜入院手術に向けて

    地域タグ:秋田市

  • ここが彼のHome

    保護猫の「ちょびお(仮称)」君。先日、3回目となる動物病院に連れて行った。今回は爪切りとノミダニ対策薬の投与だけなので、そんなに怖い思いはしなかったはずだ。それでも過去2回(去勢手術を含む)のトラウマがある。そういえば過去2回は連れていくのも、連れて帰るのも大変だった。3回目の今回は、連れて行くのは大変だったが、帰りは簡単だった。「やっと家に帰れる」、そんな態度だった。家、そうなのである。根無し草のようにネグラを変えつつ生きてきた「ちょびお君」が、我が家をHOMEとして認識しているようだった。家に戻ると、すぐにケージの最上段に置いた三角ハウスの中に入った。嗚呼、ここが彼の家なんだ。里親を探すのにも苦労しているけど、見つかったとして渡すのも辛くなりそうだ。X-PRO3/XF23mmF2RWRここが彼のHome

  • 最後の花邑

    秋田県湯沢市、両関酒造の「花邑」。この旨さが世にバレてきて、入手困難になってきた。あの十四代の高木酒造(山形県村山市)と全面技術提携で造られる酒で、「もう一つの十四代」とも噂されている。酒米などに応じて幾つかのバリエーションがある。以前に飲んだ「雄町」の純米吟醸より、「陸羽田」の純米酒の方が旨いと思う。さて、二月に受けるカテーテルアブレーション手術が近づいてきた。術後は最低でも一ヶ月はアルコールが御法度になると思う。術前の一週間も自粛しようと思っている。つまりお酒を楽しめる期間は残り僅かとなった。貴重な一献、ゆっくりと味わっている。8のつく日はwebにお花を』iPhone13PRO最後の花邑

  • 冬の矢島町を歩く〜矢島藩の城下町

    秋田県の旧・矢島町(由利本荘市)。矢島藩の城下町であり、国道沿いにコンビニが一軒、ホームセンターが一軒、それとガソリンスタンド、大手資本の店はそれだけだ。あとは商店から飲食店、パチンコ屋さんに至るまで地場資本で構成されている。一枚目は由利高原鉄道の矢島駅で、この大きさの駅前なのに地場商店しかないのは驚異的である。町の原型となった矢島藩は、実に興味深い藩なのである。始まりは江戸初期である。讃岐国高松藩の生駒高俊が、家内不祥事により領地を没収された。そして飛ばされた地こそが矢島(羽後国)なのである。香川から秋田、壮絶な鞍替えである・・・。かつての17万石の大名様だった生駒高俊は、1万石をあてがわれ、矢島藩の初代藩主となった。殿様とはいえ、実質は食い扶持はあるだけの島流し軟禁状態である。会社でいえば、かつての取...冬の矢島町を歩く〜矢島藩の城下町

    地域タグ:由利本荘市

  • 田舎のワークマン〜兄弟店

    「町の谷間に命の店がふたつ並んで咲いている。兄弟店は親父の形見、型は古いが不況にはつよい」。この店の並びを見る限り、敢えて衣料品と履き物に別ける必然性はないと思う。兄弟で暖簾分けというか、それぞれの店舗にしたのではないか、そう勝手に想像している。右が長男で、左が次男だろうか。これを見て寂れた田舎の過疎店舗と思う人もいるだろう。でも実際には結構な数の客が出入りしていた。ここは田舎の「ワークマン」でもある。X-PRO3/XF23mmF1.4R田舎のワークマン〜兄弟店

    地域タグ:大仙市

  • 天下一品で「こってり天津飯定食」を食べた

    昨年の6月から食生活の改善を行なっている。僕はラーメンが大好きで、以前は「町歩きの標準糧食」と称し、月に10杯くらいは食べていたと思う。最近は殆ど食べない。別に禁止にはしていないが、この半年で5杯と食べていないと思う。しかし!。天下一品が発売した「こってり天津飯」定食(こってりラーメンと天津飯のセット)。これは食べずに済ますわけにはいかない。天津飯に「こってりラーメン」のスープをかける。旨くなる要素しかないではないか。大抵の全国チェーンが一番最後に来る秋田県。その秋田県には何故か「天下一品大曲店」が存在する。その大曲店に行き、「こってり天津飯定食」を食べてきた。これだけのボリュームでお財布にも優しい1260円だった。もうこれね、天津飯というより極上の「おじや」ですよ。こんなの毎日食べたら大変なので、しばら...天下一品で「こってり天津飯定食」を食べた

    地域タグ:大仙市

  • 繁華街に生きる猫

    昨年末に猫を保護して以来、外で生きる猫が気になって仕方がない。あの時、僕は保護しなければ「ちょびお君(仮称)」は生き永らえない。そう判断した。実際そういう猫も数多くいると思う。一方で、どんなに厳しい冬でも外で生き延びる猫だっている。実際、我が家の裏庭のちょびお君シェルターの跡には、他の猫が行き来した痕跡が残っている。繁華街も同様だ。雪と寒さだけでなく、煩雑な雑踏と騒音のなか、猫たちは生を紡いでいる。いくらビルの谷間などに避難場所を見つけたとしても大変なことだとは思う。彼らの顔にはある意味太々しい「やさぐれ」感が滲み出ている。やさぐれ猫に幸あらんことを。LEICAM10MONOCHROME/SUMMILUXM50mmASPH繁華街に生きる猫

    地域タグ:秋田市

  • 仙台四郎さんへの願い

    商売繁盛の生き神様と言われる「仙台四郎」。毎年、その仙台四郎を祀る寺院「三瀧山不動院」に初詣に行っている。繁華街のど真ん中にある寺院で、実に様々な人が参拝している。別に写真に撮って載せるようなものではないが、一応備忘録として掲載した。健康のことばかりが気になっているが、商売繁盛がなければ大変なことになる。仙台四郎さん、今年もよろしくお願い致します。X-PRO3/XF23mmF2RWR仙台四郎さんへの願い

    地域タグ:仙台市

  • 猫悲喜こもごも

    昨年末に保護した「ちょびお(仮称)」君。幾つかのサイトで里親募集をしているが、今のところ進展はない。今後、動物病院などにポスターの掲示をして頂く予定でいる。ところで里親募集をする過程で、ちょびお君(仮称)に関して幾つかの情報が判明した。ちょびお君は某所でお婆さんに飼われていた、あるいは飼われていた猫から産まれた子であるらしい。そこでは数十匹の猫が飼われたり、餌のケアなどを受けていたりしたそうだ。そのお婆さんが亡くなり、多頭飼育崩壊状態となった。見兼ねた近所の方がご飯をあげたり、更には無償で保護活動をされている方もいると聞く。ちょびお君は生後3ヶ月くらいの時点で、その場所を抜け出したようだ。そのままでは生きていけないと判断したのだろう。放浪の末に我が家の近くまで辿り着き、近くの空き小屋に住み着いた。他の猫と...猫悲喜こもごも

    地域タグ:秋田県

  • 小さなカメラで軽快に歩こう(終)〜これで足りないものなし

    (前回からの続き)気分を良くした僕は、場所を変えつつ街を歩く。時折、打算的に構図を狙ってしまう自分を戒めながら、感覚優先モードで撮影を続ける。GRを使うといつも「これで良いじゃないか、これ以上何がいるのか」と思う。実際、プラグマティックに考えればその通りなのだ。僕はソニーのフルサイズを使うタイプの人間ではない(揶揄ではありません)。何も困ることはないのである。だが次に撮影に出る時に、GRⅢだけを手に出かけるかといえば、そうならないだろう。結局のところ、それは実用上の問題ではなく、趣味趣向の問題なのかもしれない。電化製品だって、クルマだって、ファッション用品だって皆同じことが言える。それでもGRⅢで撮ることができないものより、GRⅢでしか撮れない写真が僕は好きなのだ。いくら便利だとしても、これがiPhone...小さなカメラで軽快に歩こう(終)〜これで足りないものなし

    地域タグ:仙台市

  • 小さなカメラで軽快に歩こう①〜昼下がりの仙台一番町

    2月のカテーテルアブレーションに向けて、入院前2週間は外出をなるべく控えるように言われている(主に感染症対策と思われる)。1月の3連休が最終チャンスなので、、毎年の恒例である年初の仙台詣りに行ってきた。目的は商売繁盛の生き神「仙台四郎」を祀る寺院への参拝と、中古レコードの初売りである。最近は体調自体は悪くないが、重い荷物を抱えて歩くと疲れやすい。特にずっしりとしたカメラバッグが肩に喰い込むと、意欲が消失する。そんな訳で今回はコンパクトデジカメのGRⅢだけを片手に町を歩いてみた。その重量はわずか250g程度である。ちなみにPhone14PROMAXが240g程度なので、殆ど同等である(僕の持つiPhone13PROは約200g)。撮影モードは「ハイコントラスト白黒」で、パンフォーカスに設定してある。ピントを...小さなカメラで軽快に歩こう①〜昼下がりの仙台一番町

    地域タグ:仙台市

  • それでも豪雪(終)〜増田の町並み

    蔵の町として売り出している横手市増田町(旧・増田町)。今年の秋田県は極めて稀な少雪だと思う。色々な筋から「秋田は雪が凄いってニュースでやっていたよ」と言われるが、あれは報道機関がニュースバリューが高いから一部地域をピックアップしてやっているだけだ。プロデューサー:「おい、とにかく大雪のニュースを集めろ。山形と秋田はまだか!?」ディレクター:「それが現地では雪がないと言っています」プロデューサー:「馬鹿野郎!。探せばあるだろうよ!それがお前の仕事だろ」ディレクター:「分かりました。そういう画を撮らせます」こんなやりとりがされていることは間違いない。そしてその対象となる地域が増田町である。多いといえば多いけど、例年から比べれば少ない。これが実情だ。X-PRO3/XF16-80mmF4ROISWそれでも豪雪(終)〜増田の町並み

    地域タグ:横手市

  • 今年最初の花の写真に想う

    毎月、「8」のつく日に花の写真をアップする(詳しくは下記リンク先を参照下さい)。花音痴で、花の名前も知らず、意図を持って花を撮りに行くことは滅多にないけど、この取組は個人的に好きな取り組みだ。僕の稼働率は低いけど、冬には花とか色が消える北国に住む立場から、町に花の欠片を探すことは面白い。今回は年末に行った新潟県村上市で撮った。村上は街角に花が飾られている。花の写真の次回は18日、その次は28日だけど、花の写真が撮れるか分からない。そんなことをしているうちに、カテーテルアブレーションの日がやってくる。早いものだ。8のつく日はwebにお花を』GRⅢ今年最初の花の写真に想う

    地域タグ:村上市

  • それぞれの豪雪①〜十文字町の場合

    秋田県横手市の十文字地区(旧・十文字町)。羽州街道と増田街道が交わる地だったので、十文字の名がついたそうだ。江戸期以前は何もない荒野みたいな場所で、吹雪になどによる行き倒れも多かったそうだ。つまり豪雪、暴風雪地帯ということになる。現段階で秋田県は稀にみる少雪の年となっている。僕の家の周囲では正月の時点で積雪はほぼゼロである。それでも十文字に行けば、それなりの雪は残っていた。これでも十文字の人は「今年は雪が殆どない」と思っているだろう。X-PRO3/XF16-80mmF4ROISWRそれぞれの豪雪①〜十文字町の場合

    地域タグ:横手市

  • 正月の酒、今年の〆張鶴 大吟醸「盞」

    毎年、お正月には新潟の酒を頂いている。最近は、〆張鶴(村上市)か朝日山(長岡市)の二択である。本命の〆張鶴の純米大吟醸「銀」はラインナップから消えてしまった。その後継である「盞(さん)」を今年は頂いた。しかし「盞」はて漢字で書けないので、困ったネーミングである。例年は4合瓶を2本頂くが、今年は一本で終わり。今月の20日頃から心臓のカテーテル手術を挟んで、当面の間は禁酒生活となる。寂しい限りである。下段の猫写真は「おまけ」です。GRⅢ正月の酒、今年の〆張鶴大吟醸「盞」

    地域タグ:村上市

ブログリーダー」を活用して、6X6さんをフォローしませんか?

ハンドル名
6X6さん
ブログタイトル
No Room For Squares !
フォロー
No Room For Squares !

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用