自己中心の心を改めましょう。 他人があって自分があり、大自然の中で互いに生かされて生きているように相互の調和が大切です。 そのためには他人の言葉を正しく聞き、卑しくも自己の感情でそれを受け取って曲解してはならないということです。 また、どんなことを言われても怒りの心・誹りの心・恨みの心・愚痴の心・情欲の心・虚栄の心・増上慢の心などを作らないことです。 作った時は…
健康・シニア・老いのことについて話して参ります。
後半生を豊かに快適に暮らすためのヒントとなるような話をしてまいります。
自己中心の心を改めましょう。 他人があって自分があり、大自然の中で互いに生かされて生きているように相互の調和が大切です。 そのためには他人の言葉を正しく聞き、卑しくも自己の感情でそれを受け取って曲解してはならないということです。 また、どんなことを言われても怒りの心・誹りの心・恨みの心・愚痴の心・情欲の心・虚栄の心・増上慢の心などを作らないことです。 作った時は…
良い縁によって良い原因を作り、良い果を得る道を実践することが安らぎの心を得る道だと言えるでしょう。 そのためには苦しみの因を断って生死を超越することでしょう。 まず、相手の言われることを正しく聴くことです。 自己を中心としていては正しく聴くことができません。 相手の言葉で怒りの心が生じたり、へつらい・うらみ・妬み・そしりの心が出たりすることは、自己中心の心で聴い…
<span style="font-size:large;">自己偏愛が愚痴を生む(Self-predilection gives rise to complaints)</span>
愚痴る心は自らの想念行為を横道に歩ませる原因を作ります。 相手の心と行いについて理解を示し、寛容な心を持っていれば愚痴る心も湧いてこないでしょう。 自己偏愛が愚痴や怒りになったり、そしりや妬み、足ることを忘れる欲望の亡者になっていくことを悟らなければなりません。 英訳(English translation) A complaining mind causes one's thoughts and actions to go sideways.…
人間の魂が肉体に宿ると五官に振り回されてきます。 五官とは眼、耳、鼻、舌、身の五つです。 この五官に魂・意識が幻惑されるのです。 美しいものを見ると欲しいと思う。 気持ちの良い香りには心が惹かれる。 自分の都合の良い話にはつい乗ってしまう。 舌触りの良い物は食べ過ぎてしまう。 苦役より楽な方に身を置きたい。 肉体五官はこのように人の心を動かしていきます。 五官が…
<span style="font-size:large;">祈るよりも感謝の生活を(Live a life of gratitude rather than prayer)</span>
神社仏閣に参拝することが信仰ではありません。 祈りの心を持ち続けることが本当の信心であり、神仏の心を己の心として生活する中で初めてこの心の尊厳を悟り、心の眼が開かれるのです。 神仏は森羅万象を人間修行の場として与えているのですから、祈るよりも感謝の生活を具現化することが大切です。 英訳(English translation) Visiting shrines and temples is not faith. Contin…
<span style="font-size:large;">調和した人間関係を作り上げていくこと(Creating harmonious human relationships)</span>
夫婦、親子、兄弟、友人などはそれぞれの因縁、あるいは約束の元に結ばれています。 そのため、我欲に基づいた自己主張をしないで調和ということを目標に、感謝と報恩の毎日の生活を送ることが大切です。 中には自分は調和をはかりたいが、妻や夫や友人が中々言うことを聞かないという人もいて、別れた方が良いと思う人もいるでしょう。 しかし、本来は片方が譲る心を持って態度を変えれば相…
<span style="font-size:large;">挨 拶(greeting)</span>
愛を込めていつでもこちらから先に挨拶をし、挨拶の言葉のあとに何かひと言続ける・・・。 これが好印象を与える挨拶の仕方です。 だから、「おはようございます。今日はお天気がいいですね。」と相手に言われてから挨拶を返すようでは遅いのです。 いつでも必ず自分の方から先に挨拶をしなくてはいけません。 そして、「おはよう。」、「こんにちは。」などの挨拶をした後に「お元気でい…
<span style="font-size:large;">水急にして月流さず(Don't rush it and let it wash away)</span>
急流に月が映っている。 川の流れがどんなに速くても月は流されることがない。 月は平然と映ったままである。 つまり、自分を取り巻く環境がどんなに激変しても自分の信念さえしっかりしていれば、環境に流されることはないという意味です。 激動の世の中、信念を持って流されることなく穏やかに過ごしたいですね。 英訳(English translation) The moon is reflected in the rapids.…
<span style="font-size:large;">一番大事な心掛け(the most important consideration)</span>
人が生きていくために誰もがまず一番にしなければならないことは、相手をいかに喜ばせようと心掛けるか、ただその一語に尽きます。 相手を喜ばせる、相手に勇気を奮い立たせる、相手に幸せを感じさせる。 そういう常に相手の心を喜ばせるようにする心は、一番人間として素晴らしい心だと考えます。 英訳(English translation) The first thing that everyone must do in order to su…
<span style="font-size:large;">無為に流れる時間を楽しむ(Enjoy the time that passes by in vain)</span>
現代人の人付き合いはあまりにも目的的になり過ぎているところがあります。 「会って時間を使うのであれば何か見返りを」という気持ちが、つい働いてしまうのが今の私たちの人付き合いです。 行動でもそうです。 いわゆるデキル人といわれている人は、常に時間とメリットを秤にかけて行動を選択しています。 しかし、そういう功利的な生き方が私たちの肉体や精神を蝕んでいるのではないで…
<span style="font-size:large;">貴人になる(become a nobleman)</span><br />
貴人とは自分の人生を良い方に導き変えてくれるような自分より遥かにレベルの高い人のことです。 若い時は「こういう貴人に会いたい」、「誰か自分を引き上げて向上させてくれないものか」と思ったりするものです。 人生も後半になってくると、「あの人が自分にとって貴人だったんだな」と分かってきます。 夢を持ったり目標を持って一生懸命やっていると、会うべき人にはちゃんと会えるよう…
<span style="font-size:large;">飾らないでサッパリと生きる(Live comfortably without decoration)</span><br />
自分を飾らないで嘘偽りのない自分をいつも出していれば楽なものです。 無論、自分を出して相手に不快感を与えるようではいけません。 サッパリと生きることが大切です。 英訳(English translation) It will be easier if you don't put on any pretense and always show your true self. Of course, you should not put yourself out there and make the other person feel un…
お金がどんなにあっても健康であっても家族に囲まれていても今、大地震が起これば全部なくなるかもしれません。 何のためにお金を貯めてきたのでしょう。 老後のために孫にお祝いもあげず人との会食にも行かず、コツコツ貯めたお金も宝石も全部灰燼に帰すかもしれません。 それならば「もっと人のために尽くしておけばよかった」、「自分を喜ばせるために使えばよかった」と思いませんか。 …
<span style="font-size:large;">良い言葉を口癖にしましょう(Make good words your habit)</span>
良い言葉を口癖にするだけで人生にツキを呼び込み、人間関係が良くなります。 いつも口をついて出る言葉がプラスに習慣化されている人は、思考もプラスになっています。 ツキがある言葉が口癖になっている人は、どんどん人生がツイてくるのです。 習慣の力は偉大です。 だから、マイナスの言葉を口癖にしないことです。 英訳(English translation) Just by saying good words, you…
相手は話を始める時、自分の話が受け入れてもらえるかどうか、とても気になるものです。 「そうだね、分かるよ」とまず受け入れると、その最初の心配やいらぬエネルギーを吸い取ります。 人に意見する時も同じです。 「そうだね、分かるよ」と一旦受け止めましょう。 このように常に肯定から入ることが大事です。 そうするのはなぜでしょうか。 人を肯定的に包み込むことは相手からすれ…
<span style="font-size:large;">明るく楽天的な自分に感謝(Thank you for being bright and optimistic)</span>
もし、自分が優しい心や愛の心や明るい心、楽天的で呑気な心を持っていたら、「私は有り難いな。幸せで良い心を持てて有り難いな。ますます愛深い人になりますように。ますます生命輝く人になりますように。」と祈ることです。 そうすると、ますますイキイキと明るく生きられます。 英訳(English translation) If you have a kind heart, a loving heart, a bright heart, an optimisti…
<span style="font-size:large;">子供達の義務と責任(Children's duties and responsibilities)</span>
子供たちの方から「お父さん、お母さん、長生きして欲しい。あなた方の存在は我々にとって生き甲斐です。」と思わせるような生き方を示していかなければなりません。 そういう生き方を示すためには、私たちがまず老人の生を輝かしいものと、彼らの心に植えつける義務があります。 それは私たちの責任です。 決して彼らに負い目を負わせるような生き方をさせてはいけません。 不自由になっ…
<span style="font-size:large;">それでいい(That's fine)</span>
「ありとあらゆるものが皆それでいいのだ」、「自分に都合の良いことでも都合の悪いことでもそれでいいのだ、ありがとうございます」という心境になれば、それが本当の悟りです。 だから、「これでいいのだ」と全てを肯定していた天才バカボンのパパは、つまり漫画家の赤塚不二雄さんは悟っていたのです。 この境地まで達すると人生で何が起ころうが落ち着いていられます。 英訳(English…
<span style="font-size:large;">「絶対に大丈夫」と信じる(elieve that it will be absolutely fine)</span>
老後とは一般に考えているような、苦しみでも孤独でも寂しさでもありません。 確かに歳を取ると自分さえ知らない嫌な面、自分が尊敬できない姿が出てきます。 お金、執着心、依存心、甘えといった自分でも自由にならない心が出てきます。 しかし、それは消えていく姿。 過去の心です。 「絶対に大丈夫」と自分自身を信じる心が欠けていると、いつまでも執着が消えません。 マイナスの心…
いくら家族が大勢いて楽しくても歳を取っていくと子どもは巣立っていき、一人また一人とだんだん周りに人がいなくなります。 過去の家族の思い出と比べると、未来はいつも寂しく孤独で不自由なものでしかありません。 つまり、過去への執着が不幸を生み出しているのです。 物がなくても、病気であっても、心が常に神様の中にいて自分はさらに進歩すると信じていましょう。 今の苦痛を受容…
<span style="font-size:large;">本当の悟りとは(What is true enlightenment?)</span>
悟った状態というのは全てのことに感謝できるということです。 好き嫌いに捉われないことです。 英訳(English translation) Being enlightened means being able to be grateful for everything. Don't get caught up in likes and dislikes.
<span style="font-size:large;">不動心を得る(obtain a steadfastness)</span><br />
運命や環境が悪くても、それは今の自分が悪いからではありません。 また、運命が素晴らしくても、それは今の自分が良いから、偉いからというわけではありません。 それは全て過去からの想念行為の蓄積が現れて消えていく姿なのです。 そのため、運命や環境が悪いからといって今の自分を嘆き悲しみ、責めて卑下することはありません。 しかし、運命や環境が良いからといって、感謝こそして…
<span style="font-size:large;">神様を信じる(believe in god)</span><br />
周りの者が病気になったり苦しがったりしている時、「これは大変だ。是非治さなくては。」と力んではいけません。 「神様が生かすものは生かし、往生するものは往生させるのだ。神様は愛なのだからその人に悪いようにするはずがない。」と深く信じることです。 また、何か起こったときや困ったときにだけそうするのではなく、いつもいつも神様に、あらゆるものに感謝していましょう。 英訳…
<span style="font-size:large;">大らかで暖かい人になろう(Be a generous and warm person)</span>
何があっても驚かない人間。 何があっても憎しみの出ない人間。 何があっても常に愛情深い人間。 大らかでゆったりした暖かい人間になりましょう。 そうしていると、自分がどの年齢の時も、周りのどの年齢の人たちからも愛される人間になれ、穏やかな生涯が送れます。 英訳(English translation) A person who doesn't get surprised no matter what happens. He is a person …
熟年離婚されたある奥様に、理由を伺うと「ご主人が何も言ってくれないこと」でした。 『私は「キレイだよ」とか「愛してるよ」と言って欲しかった訳ではないんです。人間として当たり前の言葉を言って欲しかっただけです。例えば風邪をひいたときに「大丈夫か」とか、ご飯がおいしかったら「おいしかったよ」とか「ありがとう」とか、そんな当たり前の言葉でもいいから言って欲しかったのに、主…
<span style="font-size:large;">悪いことに囚われない(Don't get caught up in bad things)</span>
人間は本来、神の分霊(わけみたま)であって業生(ごうしょう)ではありません。 つまり、人間も神と呼ばれる意識を持った原子・分子で出来ていて、神と呼ばれる高級な意識体と質は同じでレベルに差があるだけです。 世の中の全ての苦悩は人間の過去世から現在に至る誤った想念・行いが原因となって、その結果がその運命に現れて消化されていく時に起こる姿であるといわれます。 どんな苦悩であ…
<span style="font-size:large;">有っても無くても有り難い(I'm grateful whether I have it or not.)</span><br />
物が増えたり、お金が儲かったり、地位が上がったりすることだけに幸福や喜びを感じ、感謝の心を起こしたりしていると、物やお金が減って地位が下がったりすると、不満の思い、不足の思い、恨みの思い等が起こってきて不幸感に陥ります。 常にそうした事物の変化や環境の変化だけに心を囚われず、生命の輝き、生きていること、生命を生かし切って生きていることに重点を置いている人は、事物の変…
<span style="font-size:large;">物に感謝する(be grateful for things)</span>
必要な物が必要な時に入ってくる平均したお金や物の入り方が一番いいのです。 あまりたくさんだと困ります。 物を頂いたり多く持ったりした時は周りに配りましょう。 頂いた物は感謝して、その物をうまく使って生かしましょう。 要するに感謝です。 例えば、自分がやっと食べられても食べられない人より有り難い。 人より少し余っていたら人より余って有り難い。 何でも物を大事にして物に感謝す…
<span style="font-size:large;">どんどん良くなっている(It's getting better and better)</span>
いかなる事態が起こっても病気が来ようと災難が来ようと、どんなことが起ころうと心を動揺させないようにしましょう。 『私は「大いなるもの」に守られているのだから、この状況は一番いい立場で現れているんだな』という風に観念できるようになることが人生を不動心で生き切る極意なのです。 悪いことは業(カルマ)の解消になっていて消えていくものです。 実際、長期的に広い目で眺めると起こ…
私たちは「大いなる存在」に見守られて導かれているのです。 例え壁に突き当たったり失敗したりしたとしても、実はそれすらも天の導きであって私たちに大きく目覚めさせ、ワンランク上の人生に導いていこうとされているのです。 一見不利に思われることも自分の取り組み方次第で益となって働くものです。 だから憂えることはありません。 どんな状況に置かれようと、それを感謝して受け止めて最…
<span style="font-size:large;">「不条理」を認め乗り越えていく(Recognize the “irrationality” and overcome it)</span>
この世は自分たちが思っている、ある種の「正義」なり「道義」なりの通りにできているのではありません。 自分がある「正義」や「道義」を持っているのは自由ですが、必ずしも自分以外の人たちも同じ考えを持っているとは限りません。 そのような「理不尽」なことをしている人を見かけた時に、何も糾弾しなくていいのかということになりますが、実は「人を裁かない」、「人を糾弾しない」という…
子供としてはどんな親であれ、やはり最期の瞬間まで親が生きていて良かったという喜び、生き甲斐を持つことができるように仕向けるのが、子供としての務めではないでしょうか。 親に「自分は子供にとって厄介者だ」、「生きていて申し訳ない」という心を抱かせるそのこと自体が誤りです。 そういったことを一切感じさせないで老後を送らせることが、私たち子供の責任ではないでしょうか。 …
<span style="font-size:large;">肉体を大切に扱いましょう(Treat your body with care)</span><br />
私たちは自分の肉体を大切に取り扱わなければいけません。 その人がどういう人か肉体を眺めれば、大体の判断はつくのではないでしょうか。 中に入っている魂や性格を考えなくとも、その人の体つきを眺めただけで、この人はおおらかな人、だらしない人、真面目な人、嫉妬深い人、機敏な人、緊張感の強い人など・・・、おおよその見当はつくものです。 常に髪をボサボサにして手入れをしないで、汚…
<span style="font-size:large;">全ての原因は自分にある(I am the cause of everything)</span>
人間は真実を知らなければなりません。 自分の上に起こってくる悲しみや苦しみや痛み、病、不幸の全ての原因は他人にあるのではなく、全て自分自身にあるのだということを。 「全ての原因は自分にある」、「自分こそが全ての原因である」と、この真理をはっきりと認識しなければなりません。 自分の夫や妻や子供や姑や自分を取り巻く友人・知人との間が調和せず、いつも怒りや不平不満や嫉妬に充…
<span style="font-size:large;">全てのものに感謝できる心(A heart that can be grateful for everything)</span>
人間はあらゆるものの犠牲の上に成り立っています。 「この魚によって私は生かされている。ありがとうございます。」 「この肉によって私は生かされている。ありがとうございます。」 「この野菜によって私は生かされている。ありがとうございます。」 そういう風に全てのものに感謝できる心を持って生きていきたいですね。 英訳(English translation) Human beings are made up of sacrif…
<span style="font-size:large;">子供もいつかは(Children will someday)</span>
一生の間には子供と別れることもあり、子供が先に死ぬこともあります。 色々なことが人生には起きてくるでしょう。 世の中はそんなものなのです。 自分の子供が生まれたら「一生、一緒に住めたらいいな。」と誰もが思いますが、いつか必ず子供は「反乱」を起こして独立していきます。 だから、「それでいいのだ。」と思わなければなりません。 「子供は親に反乱を起こして独立するものなのだ。そ…
私たちは色々な悲しみ・辛さ・大変なことなどを経ない限り、美しい悟りの花を咲かせることはできないのかもしれません。 逆に花を咲かせるために、そういうものが必要であるということが分かれば、そういうものが来た時に「ああ、私は美しい花を咲かせることができる」と思えるのではないでしょうか。 つまり、それを辛いこと・不幸なこと・悲劇的なことと捉えるのではなく「ああ、この結果とし…
鏡を見る時、自分の顔を見ながら「ここもシワが寄っている、ここも老化している」と、老化しているところばかりを見出していると、そこに意識が集まるので老化という意識が現実を引き寄せ、結果として老化の進行度合いが早まります。 「ここも若々しい、あそこも若々しい」と言っていると、若々しいところに意識が集まり、そういう現象を引き寄せて本当に体全体が若々しくなっていきます。 …
<span style="font-size:large;">親のエゴで子どもに重荷を背負わせない(Don't burden your child with parental ego)</span>
「世間ではオトナの言いなりになる子や、オトナの考え方の枠から飛躍しようとしない子がいい子であり、自分の意志を堂々と主張したり、個性的な考え方や行動をする子を悪い子というレッテルを貼りがちである。けれども逆だ。」 本田宗一郎氏はこう云っています。 世間で悪い子と言われるような子どもこそ、個性に溢れて可能性に満ちた本当の意味での「いい子」だというのです。 親の言いつけをよ…
孫ができて、ひ孫もできると、すっかりおじいさん、おばあさんになってしまって何の意欲もなくなり、「ただもう、お寺参りでもするのが楽しみで・・・」と言う。 何を言っているのでしょう。 いくつになっても、いかなる場合も自己向上を怠らないようにすること。 これが自分の生命の本来の理想的な生き方なのです。 そういう気持ちを持っていると、いつまで年老いても極めて壮健で元気良く、人…
<span style="font-size:large;">「頑張ろう」と言わない、思わない(I don't say or think "I'll do my best")</span>
何事もあまり気負わないでする方が結果は良いようです。 私たちは「頑張ること」に何の疑問も感じていませんが、下手に頑張らない方がいいことだってあります。 「頑張れ」はプレッシャーを与える言葉かもしれません。 プレッシャーが良い結果を引き出すこともありますが、逆効果の方が大きいような気がします。 身軽に生きようと思うなら、頑張り抜くことを信条とするのはやめた方がいいでしょ…
<span style="font-size:large;">「やらないこと」を決めておく(Decide what not to do)</span>
自分が今していることの全てを「もし、やらなかったら」の観点から見直してみましょう。 そして、「無意味」と分かったら「これはもうやらない」と決めることです。 物事というのはやり続けていると不可欠に思えてきますが、やめてしまえば「当たり前」に思えることもたくさんあります。 やらなくていいことはいっぱいあるはずです。 歳を取れば取るほど、自分の生活をどんどん身軽にしていった…
<span style="font-size:large;">失うものを受け入れる(accept what you lose)</span>
愛する人、家、財産、書画骨董と次々に失っていきますが、普通の人が中年以後に体験する新たな決別は、体力や健康への自信の喪失という形になって表れます。 たいていの人がある年を節目に病気になります。 肝機能の数値があまり良くないと言われたり、急に高血圧になったり体のどこかが痛くなったりします。 若い時の病気はほとんど治るものですが、いったん調子が悪くなった肝臓や血圧は、一ヶ…
<span style="font-size:large;">病気に焦点を合わさない(don't focus on the disease)</span>
芸能人などの人がよく自分の病気について発表したりすることがありますが、少し具合が悪くても、悪化させたくなければ病気のことを話してはいけません。 あなたが自分の病気にいつも焦点を合わせて意識して、いつも自分の病気のことばかりを他の人に話していると、さらに多くの病気の細胞を作ってしまいます。 完全に健康な身体で生活している自分を想像していましょう。 病気のことはお医者さん…
<span style="font-size:large;">失う準備(prepare to lose)</span>
中年を過ぎたら、私たちはいつも失うことに対して準備をし続けていなければなりません。 失う準備というのは、準備して失わないようにするということではありません。 失うことを受け入れるという準備態勢を作っておくのです。 準備したからといって失った時に平気にはなれないでしょう。 しかし、いきなり天から降ってきたように、その運命を押し付けられるよりはまだましかもしれません。 …
<span style="font-size:large;">与えることを知っている限り(as long as you know how to give)</span>
イキイキとした晩年を過ごしている人たちは、どこかで与えることを知っている人たちです。 与えることを知っている限り、その人は何歳であろうと、どんなに体が不自由であろうと老年ではありません。 ごく些細なことでも、人に与えようとする気力に欠けている人は何歳であろうと老年です。 寝たきり老人でも感謝を忘れなければ、感謝は人に喜びを「与える」ため、やはりそういう人は老年ではなく…
自立はまず経済から始まると言っていいでしょう。 歳を取ってきて自分が一人で出来ないことには、人を頼んでお金を払わなければならないという原則を認めることです。 それが出来ない時には、やりたくても我慢して諦めて平然としていることが大切です。 英訳(English translation) It can be said that independence starts with the economy. As you get older, you need to accept the p…
<span style="font-size:large;">高齢者の勘違い(Misconceptions of the elderly)</span>
人は誰でも多かれ少なかれ、歳を取ると偉そうにしていることを許されます。 別にいいことをしていなくても日本的美風が残っていればの話ですが、年齢が一番上になるほど上座に据えられます。 お茶も最初に供されます。 「お寒くないですか?」と気にされ、階段を昇り降りする時には荷物も持ってもらえます。 こういう習慣は日本的美風としても続けて欲しいものです。 しかし、高齢者がそれによっ…
<span style="font-size:large;">不透明な面白さ(opaque fun)</span>
歳を取るに従って人は重層的に、表や裏や斜めから物事を見られるようになります。 それが年と共に開発された才能です。 この才能がかなり遅れて開花し、かなり歳を取ってもまだ伸びるものです。 若い時には希望通りにならなかったら、人生は失敗だという明快過ぎる論理が適用されます。 しかし、中年以降は人生どうなっても良くない面があり、どうなってもそれなりに良い面があるものである、と…
<span style="font-size:large;">健康管理は蓄積(Health management is cumulative)</span><br />
健康管理は蓄積です。 それは宝くじを狙う人よりも、毎日毎日貯金箱に小銭を入れる人の方がお金が貯まるのと同じで、毎日暴飲暴食をしないでバランスの良い食事を何十年とし続けて、手に入れるより仕方がないものなのです。ジャンクフードや超加工食品はできるだけ食べないようにし、若いうちから食品添加物の勉強もよくしておきましょう。 英訳(English translation) Health management i…
<span style="font-size:large;">魂は中年に成熟する(he soul matures in middle age)</span>
醜いこと、惨めなことにも手応えのある人生を見出せるのが中年です。 男性も女性もその人を評価するとすれば、外見ではなくどこかで輝いている魂、あるいは存在感そのものだということを無理なく認められるのが中年です。 魂というものは例外を除いて中年になって初めて成熟する面があります。 英訳(English translation) Middle age is when you can find a rewarding life even in the…
<span style="font-size:large;">病気が魂を完成に向かわせる(Illness drives the soul toward perfection.)</span>
中年以後は誰でもどこか五体満足ではなくなります。 一見健康そうに見えても「糖尿だ」、「高血圧だ」、「緑内障だ」、「痛風だ」、「神経痛だ」という人はいくらでもいます。 病気が治りにくくなることは悲しいことだが、誰の上にも一様に見舞う公平な運命です。 しかし、その時初めて私たちは分かるのです。 歩けることは何と素晴らしいことか。 自分で食べ、排泄できるというのは何と偉大なこ…
<span style="font-size:large;">中高年になったら胸を張って生きよ(When you reach middle age, live with pride)</span>
「年相応に・・・」という考え方は全くの敗北主義です。 歳を取って体力が衰えるのを心配するのではなく、気持ちが衰えないよう自戒する必要があります。 中高年になったら、若さに媚びることなく「凛」とした生き方をしたいものです。 自分自身が「歳を取った」と、自覚できる年齢まで生き延びてきたこと自体が人生では一つの成功です。 そのことに自信を持ちましょう。 英訳(English transla…
「どんなものを食べたら長生きするんだろう」と誰もが考えます。 本当は好きなものを食べればよいのです。 何かを食べたいという時は体がそれを欲しているのです。 「いや、塩の摂り過ぎはいけないのではないか、甘いものは太るし糖尿病の原因になるのではないか」と心配する方もおられるでしょう。 しかし、構わないのです。 一般に思われているほど塩は健康の敵ではなく、砂糖も人の体にとって…
<span style="font-size:large;">他人のストレスを受け取らない(Don't take on other people's stress)</span>
他人の不平やストレスなどを長い時間聞いていると、こちらの気持ちまで重くなったような気がすることはありませんか? それは気のせいではなく、本当に相手のマイナスの意識を背負っているからなのです。 まるで自分のストレスのように感じているのです。 本当に大切な人のためや相手に本気で相談された時などは別ですが、日常的にある他人のストレスを自分のものとして受け取らないようにするこ…
<span style="font-size:large;">批判し過ぎてはいけない(Don't be too critical)</span>
批判は発展を生むので多少は必要です。 しかし、批判のし過ぎは何も生みません。 他人に対しては、ある程度見て見ぬ振りをするという態度が必要です。 他人を厳しく批判する人には人が寄ってこなくなります。 お釈迦様も「相手を傷付けるような言葉を発すれば、相手もこちらの心を傷つけるような言葉で言い返す。その結果、必ず悪いことが起こる。」と云われています。 特に人間関係ではあまり潔…
「あるがままに」・・・坂村真民 才なき人は才なきままに 処するのがよい 花にたとえるなら侘助(わびすけ)のように 鳥にたとえるならみそさざいのように おのれの花を咲かせ おのれの歌をうたい 嘆かず訴えず なにごともあるがままに 生きるのが一番よい 多くの人は自分の欠点や煩悩をできるだけ減らすことが大切で、その努力をすることが最も重要だと思っています。 しかし、…
<span style="font-size:large;">人生が好転し始める秘訣(The secret to starting to improve your life)</span>
言葉にはそれ自体に現実を変える力があります。 「困ったことは起こらない」、「他人からの評価は神に任せる」、「済んだことは神に任せる」と口ずさんでみてください。 すると不思議に気分が楽になるはずです。 そうして、過去の心配事を思い出さない、現在の人間関係の揉め事について心配しない、将来の不安も想像しない・・・。 そういう心掛けを持ち続けていると次第に気持ちが明るくなり、…
子は親の背を見て育ちます。 私たちが両親に対してどのように接してきたかを子供たちは見ています。 そして、子供たちが今度は私たちの世話をしてくれるのですが、私たちが親にしていたのと同じような接し方をしてくれるようです。 不思議なことですが、家庭内の雰囲気というのは親から子へと伝わっていきます。 皆さんがご両親をどのように見送ったかを思い出してください。 同じように子供たち…
死後の世界が楽しいものであれば、死ぬことがそれほど恐ろしいものではなくなり、必死で避けることもなくなります。 あの世が素晴らしいものになるかどうかは、私たちの心のあり方で決まります。 日頃の生活が嬉しくて楽しいという人は、あの世ではもっと嬉しくて楽しいはずです。 この世の生活が辛くて面白くないということであれば、あの世も期待できないかもしれません。 あの世へ行くのは自…
<span style="font-size:large;">手抜きを認めましょう(Admit to cutting corners)</span>
近所の家庭を見ると夫婦仲良しで子供たちもしっかり見えて、「うちは子供の教育を間違ったのか、どうすればあのような家庭ができるのか」と自ら顧みて反省することがあるかもしれません。 しかし、それは見かけだけの話です。 現実には「理想の家庭など存在しない」と思って間違いありません。 家族というのはそれぞれが適当にいい加減さや手抜きをやっており、お互いがそれを容認しているから平…
自分の体の回復力を信じること。 心の偉大な力を信じ、それに自分を委ねることは大切です。 病気を無暗に恐れたり不安になったり絶望したりしないことが大事です。 無理をしないで大いなる力に自分を委ねれば、次第に自分と自分の体の異常との間に折り合いがつき、苦しみが軽減されて不自由が少なくなります。 「自分はもうダメだ」、「この苦しみはもはや消え去らない」と思い込むのはやめまし…
良いと言われる物もやり過ぎないこと。 悪いと言われる物も減らし過ぎないこと。 運動も肉も油脂も食塩も紫外線も、そして日々の暮らしも・・・、「もっとよくあろう」、「少しでも長生きしよう」と無理をしてはいけません。 抗加齢(アンチ・エイジング)の作用があるとされるビタミンCやビタミンE、コエンザイムQ10などの抗酸化物質も摂り過ぎないことです。 私たちは「もっと良くあろう」、…
立派な人間になろうとしたり、努力して心を鍛えようとしなくていいのです。 幸福になろうと思うことが不幸の始まりなのです。 自分を他人と比較して「これではいけない、もっと頑張らなくては」と考えたり、「もっと上の地位につかなければ」と思って苦しむことはやめましょう。 自分の良さは自分の持つ煩悩を含めてのことです。 煩悩を減らすと自分が自分でなくなります。 立派な人間になろうと…
原理主義というのは宗教などでその教典や教義を絶対視する態度をいいます。 ところで、心を磨くことが大事だからという理由で、「心の原理主義」に陥ってしまっている人が意外に多いものです。 つまり、「人間は心さえ磨いていればよい」、「人間は精神面が何よりも大事であって日常生活や仕事は二の次でよい」とする考えです。 「この方針が絶対だ。この生き方しかない。これ以外の全ては間違え…
<span style="font-size:large;">周りに期待しない(Don't expect anything from those around you)</span>
ストレスの少ない暮らし方をしたいと思うのであれば自分の周りにいる人に対して、あまり多くのことを期待しなければいいのです。 他人が自分の思う通りに動いてくれない時に生まれるのがストレスだからです。 英訳(English translation) If you want to live a life with less stress, you should not expect too much from the people around you. This is because stress occurs when ot…
結構お金を持って定年を迎える人たちには、「子どもにお金を残すよりも夫婦で海外旅行や国内旅行に行った方がいい」、「家さえ残してやればお金まで残す必要はない」という考えの人が多いようです。 西郷隆盛は「児孫のために美田を買わず」と言ったそうですが、その通りでしょう。 自分たちが稼いだお金なのだから、死ぬまでにきれいさっぱりと使ってしまった方が絶対にいいでしょう。 英訳…
<span style="font-size:large;">心持ちまでそんなに早く老いさせないこと(Don't let your heart grow old so quickly)</span>
人はいくつになっても心持ちは変わりません。 肉体は歳を取っても心が歳を取ることはありません。 もし、自分のことを「おじいさん」、「おばあさん」だと言う人がいれば、その人は心でそう思っているだけのことです。 どうぞ思いを今すぐ変えてください。 「私は若い」と。 それでも少しずつ肉体は衰えてくるでしょうが、その時は老いを自然に受け入れて慣れることが愉しく生きるコツです。 …
<span style="font-size:large;">良い気持ちだけ伝染させる(Contagious only good feelings)</span>
結局のところ、人間同士の付き合いは心の伝染、心の反射が全てです。 何を好んで不幸な気持ちの伝染、不幸な気持ちの反射を願う者がありましょう。 幸福は幸福を呼び込みます。 幸福は自分の心にも反射しますが、また多くの人々の心にも反射します。 心を清らかに明るくいつも優しい気持ちで、見返りは期待しないで人に接していきましょう。 英訳(English translation) In the end, rela…
<span style="font-size:large;">心を調えて高めて生きる(Live by adjusting your heart and raising it up.)</span>
「恐れるな、恐れることは恐れることを引き寄せる」とキリストは云いました。 人間の心はその波長に合ったものを引き寄せるようにできています。 恐れは恐れを、不安は不安を、怒りは怒りを引き付けます。 人を妬み恨む心、驕り慢心する心はそれにふさわしい事象を引き寄せます。 逆もまた真なりであり、常に心を善意で満たしている人は善意を引き寄せ、人に親切にしている人には親切が、感謝し…
<span style="font-size:large;">辛苦を味に(Taste the bitterness)</span>
「日陰がなく日向だけの男は暴力である」と、ある文芸評論家が云っています。 病気を知らず逆境に悩んだこともなく挫折に苦しんだこともない。 人生の陰影に乏しく、ただ明るいだけの男は存在そのものが耐え難いというのです。 ところで、人間は辛苦に耐えればそれでいいのでしょうか。 辛苦を味わうことで人の痛みが分かり、思いやりに溢れた滋味を身につける人がいます。 しかし、辛苦…
<span style="font-size:large;">心を清らかに過ごす(keep your mind pure)</span>
心の安定を図る、心を磨くということに定年後の生きる道を見出すことができます。 もし、心を磨いて雑念、妄念を排し、嫉妬や憎しみの心を捨てることを人生の目標にすれば、すべての営みは意味を持ちます。 絵を描くこともスポーツに時間を使うことも、それが心の平安を保つ鍛錬だと思えば生きがいになります。 昔の日本人がそうでした。 隠居した後で謡をやり、囲碁・将棋で仲間を作り、盆栽の…
「不陰徳をした人の晩年は必ず良くない」と多くの仏教の指導者が云っています。 若い時から慈悲の心を持たずに生きていると、そのツケは晩年になって必ず来るのです。 それでは晩年のツケはいつ来るのでしょうか。 それは最晩年に来て、また来世に来るのです。 死に様や死に際といいますが、死に面してその人がどのような状況で亡くなっていくかは、その人の今までの総決算として表れるのです。 …
<span style="font-size:large;">人生のどこかで幸せになる(be happy somewhere in your life)</span>
ある時期にあらゆる点で幸運でうまくいっているという人や、若い時から常に幸運という人もほとんどいません。 もしそうなら、いつ、どのような幸運をもって良しとするかということになります。 全てがうまくいかないのであれば、いくつかが幸運ならば良しとするしかありません。 どのような人にも長所があり欠点があるということと同じように、どのような人の人生も全てうまくいくことはなく、い…
この世には分かっているのに言わないだけという場合が多くあります。 それをわざわざ言うと、この人はいつも告げ口をする人だという印象を持たれます。 この世ではこちらは二つの目で社会を見ているに過ぎませんが、世間は何千、何万の目でこちらを見ています。 あなたの行動、言葉は多くの人に聞かれていると言ってもよいでしょう。 そのため、敵と思われる人のことを何か言うことは、何千人の…
<span style="font-size:large;">みっともないことはしない(I won't do anything obscene)</span><br />
「みっともないことはしない」 「卑しいことはしない」 「浅ましいことはしない」 「はしたないことはしない」 「人様に顔向けできないようなことはしない」 「お天道様に顔向けができないことはしない」 かつて日本人はそうしたもので利己心を厚く包み込んでいたものです。 そうゆう心の厚みが世界でもずば抜けていました。 今の日本人は野心や虚栄心をむき出しにしてお金や地位を求めて狂奔し…
<span style="font-size:large;">お金、モノ、時間を粗末にしないこと(Don't waste money, things, and time)</span><br />
お金もモノも時間もたくさんあると価値が下がって、ついつい粗末にするようになってしまいます。 そして、お金やモノや時間を粗末にする人は人まで粗末にするものです。 人を粗末にするということはどういうことかというと、人の骨折りや労働を正当に評価しないということに繋がっていきます。 お金でもモノでも時間でも少ないと価値が高くなるものです。 いずれも大事にすることが大切です。 …
<span style="font-size:large;">条件を付けずに前に進む(move forward without any conditions)</span><br />
明るく幸福な人生を生きるために自分で勝手に条件を付けてはなりません。 「こういう条件が揃えば自分は幸福になる」といった条件を付けてはならないのです。 「お金が一千万円あれば幸福になる」、「良いところに就職できれば幸福になる」、「良い人と結婚したら幸福になれる」、「良い学校を卒業したら幸福になれる」。 そのような条件を付ける心は卑怯な心であることを知ってください。 その…
<span style="font-size:large;">あげる時には「ただ」であげる(When giving something, give it “free”)</span>
優しさや気遣いなど、人への愛は与えきりであり一方通行だと思っていましょう。 もし、愛が返ってきたならば「得をした」と思えばよいのです。 「他人にしてあげたことを覚えている人ほど、自分が他人からしてもらったことを忘れやすい」という傾向があります。 大切なのは「他人に何かしてあげる時には与えきりにしてそれを忘れる。逆に、してもらったことは長く覚えておき感謝していく。」とい…
亡くなった人は至福の世界にいるから悲しむことはありません。 むしろ亡くなった人のために喜びましょう。 悲しむ必要は一つもありません。 しかし、若い人が亡くなると、「この世にいたらやりたいことがいっぱいあったに違いない、心残りだったろうな」と私たちは思います。 ところが亡くなった人は、この地上の満足とは比較にならないほど大きな満足の中に入っています。 「この地上にいたらや…
<span style="font-size:large;">損して笑える人になれ(Become a person who can laugh at losses)</span><br />
どんな場合も決して損をしないというような人間は、いつまでも器量が小さいままです。 笑って相手に譲れる人、損をしても笑っていられるような人こそ大きくなれるのです。 英訳(English translation) A person who never loses in any situation will always remain incompetent. Those who can smile and yield to others, those who can continue to laugh even when they suffer loss…
<span style="font-size:large;">常に善人であること(always be a good person)</span>
私たちは皆、謂わば観光客としてこの惑星、地球にいます。 誰一人として永遠にここで生きて暮らすことはできません。 長く生きられてもせいぜい百年です。 だから、ここにいる間に善き心を持つように努め、人生がプラスで有益になるように努めなければなりません。 わずか数年しか生きられないかもしれませんし、一世紀まるまる生きることになるかもしれません。 しかし、その限られた時間を生き…
大きな幸せは稀にしかやってきませんが小さな喜びは毎日起こるものです。 この小さな喜びをしっかりと心に留めて日々を過ごせば、毎日が気持ち良く感じてやること成すことが全部楽しくなります。 小さな喜びの繋がりが確かで揺るぎない人生の大きな幸せを生み出す原動力です。 ところで、お金やモノなどで結果がついてくる喜びだけが本当の幸せではありません。 それは「幸せを数量で計る」とい…
あなたの人生における満足の究極的な責任者はあなた自身です。 自分の現状を他人や状況のせいにしている人は、結局それらに翻弄される存在に自分を貶めているのです。 自分の人生の質を上げるのも下げるのも自分次第ということに気付かなければなりません。 「人生がもう少し楽ならもっと頑張るのに・・・」という態度は禁物です。 人生は今ある通りであり、こうあるべきだという姿にはなりませ…
<span style="font-size:large;">良い種を蒔いておきましょう(Let's sow good seeds)</span>
私たちは日常生活の中で良いものがあるとつい自分のものにしたくなります。 それが満足感に繋がっていきます。 しかし、あまり欲を出すと際限がありません。 人の幸せというのは八分くらい満たされて、「もう少しあれがあればいいな」、「もう少しお金があったらいいな」、「もう少しうちの子がこうなればいいな」というくらいが一番幸せだといわれます。 宇宙は循環しています。 私たち…
充実した老後のためには子供のような資質を持ち続けることが大事ですが、自由時間の楽しみは年を取るにつれて、外の世界より内の世界に向かうべきでしょう。 ただ、若さを保つことが大事なのではありません。 どれほど鍛えていても歳を取ると身体は徐々に衰えます。 しかし、精神の方は成長を続け、歳を取るにつれて調子が良くなる場合もあります。 歳と共に知恵と知性を蓄えていけば、私たちは…
人生を変えるのは大きなことではなく、小さなほんの少しのことを変えることで状況は変わっていきます。 何を変えるかは一人ひとり違います。 ほんの少し変えるだけで、不思議と人生は全く新しいものに変わっていきます。 内面が穏やかで平和であれば外の人間関係は全て良くなっていきます。 だから、自分の内面を整えて自分の内に秩序と穏やかな調和をもたらすことが大切です。 世界の平和とは、…
<span style="font-size:large;">楽しい心で過ごす(spend time with a happy heart)</span>
「最上のわざ」 この世の最上のわざは何か 楽しい心で年をとり 働きたいけれども休み しゃべりたいけれども黙り 失望しそうな時に希望し 従順に平静に おのれの十字架をになう.・・・ これはイエズス会のホイベルス神父の詩です。 「最上のわざ」とは何でしょうか? 自分は一体何をしたらいいのでしょうか。 何をすれば心が満たされ、充実して生き甲斐を感じるのでしょうか。 「楽しい心で年をと…
<span style="font-size:large;">人に迷惑を掛けてもいい(It's okay to cause trouble to people)</span><br />
病気になれば家族や会社の人に迷惑を掛けるかもしれません。 また、失業すれば家族に迷惑を掛けるかもしれません。 さらには思わぬ事故を起こせば他人様に迷惑を掛けるかもしれません。 人生で周りの人に迷惑を掛けるかもしれないことは、生きている限り誰にでも起こることです。 例えば、病気になって自分の体が自分で思うようにならなければ心が苛立ち、その結果自分を責めたりすることで、人…
元気で健康なこと、歩いたり走ったりできること、おいしく食事が取れること、目が見えて耳が聞こえること、笑ったり悲しんだりできること、学校や会社に行ったりすること、友達と雑談できること、本を読んだり映画を観たり音楽を聴いたりできること。 数え上げればキリがないくらいあるはずです。 どんな人にも必ず共通する幸せは、実はこんな些細な当たり前の日常生活の中にあるのです。 これら…
死にゆく人たちが望んでいることは、残されて生きている人が幸せになることです。 それゆえにこそ死者は至福の世界から、生きている私たちに愛を送り届けていると感じることが何より大事です。 残された人が死は終わりではなく新たな始まりだと考えることができるならば、亡くなった人と残された人には強い絆が生まれるということに気付くでしょう。 「あなたが死んでも、私が生きている限り、あ…
<span style="font-size:large;">失敗は豊かな人生の喜びになる(Failure becomes the joy of a rich life)</span>
人は誰もが失敗からその人に応じた幸せを掴んでいます。 人は自分に都合の良くなったことを成功とみなし、都合の悪くなったことを失敗と捉える習慣がありますが、実は成功・失敗という区切りは曖昧で個々の人生の成長は全て体験から学んでいます。 その中でも取り分け大切なのが失敗という体験です。 「危機こそチャンス」とはよく聞く言葉ですが、「あなたがあなたらしくいるためには、失敗体験…
幸せに生きるためには大きな不幸や災難を小さく受け止め、小さな喜びを大きく膨らませることです。 「有り余る幸せを与えられているにも関わらず満足していない」。 「取るに足らない小さな苦労を自分自身で勝手に大きくしている」。 こんな人はいつまでも幸福を感じられません。 ないものばかり失ったものばかり悪い方ばかりに目を向けるのではなく、今あるもの既に与えられているもの、良い方…
<span style="font-size:large;">「知っている」と頑なに思わないこと(Don't stubbornly think "I know")</span>
「私は知っている」と思っている人は愚か者です。 「私は知らない」と言う人は愚か者ではありません。 「私は正しい」という思いに包まれていたら他人の言葉に耳を貸しません。 自己の振舞いを直そうとは思いません。 「私は知っている」という人には、教えてくれる人や協力してくれる人は現れません。 そういう人はいつか必ず失敗してしまいます。 「私は知らない」、「私は正しいわけではない…
<span style="font-size:large;">味のある人間になるには(To become a person with taste)</span><br />
同じ時代に生きて天地の差が出てくるのはなぜか。 味のある人間になるにはどうしたらいいのでしょうか。 それは世の中の流行を追いかけていくような人間ではなく、世の流行を注視しつつも時々立ち止まって「これでいいのか」、「本筋を外れていないか」と自問自答し、頑固に本物を目指すような無骨さを失わないことです。 そういう生き方をすれば味のある人間になれるのではないでしょうか。 時…
<span style="font-size:large;">人生は思い通り(life is as you want it to be)</span>
心の持ち方が人生の色模様を決めます。 人生は楽と考えるか。 あるいは人生は辛いと考えるか。 どちらにしても考えた通りの人生を送ることになります。 大志を抱く必要はありませんが、少なくとも自分の頭で考える習慣を身につけましょう。 自分の頭でものを考えない人間は、意味のない社会通念やしきたりの奴隷になってしまいます。 人生は全て自分の思い通りになると想像しましょう。 問題はな…
周囲の人たちの言葉を鵜呑みにするのはやめましょう。 世間の流れに身を任せるのは愚かなことです。 その先には大きな失望と幻滅が待ち受けています。 他人の真似をしても個人としての幸せや充実感は得られません。 世間と足並みを揃えなければならないという思い込みから離れることが大事です。 英訳(English translation) Don't just take the word of those around you at face value. …
<span style="font-size:large;">控えめに生きる(live modestly)</span><br />
控えめに生きましょう。 控えめに笑いましょう。 控えめに愛しましょう。 そうすれば幸せが両手を広げてやってきます。 「あれも欲しい、これも欲しい、もっともっと欲しい」と欲張らず、自分にとって本当に大切なものは何かが理解できたら、そして今既にあるものに感謝して生きていれば、例え90歳や100歳まで長生きできなくても、「幸せで充実した人生だった」と満足してこの世を去ってい…
<span style="font-size:large;">「生」を美しく(Make life beautiful)</span>
死はいつ、どんな形でやってくるか分かりません。 美しく死にたいとは誰しも望みます。 しかし、善徳の人さえ必ずしも美しく死ぬとは限りません。 達磨は毒殺されました。 イエスは十字架で息絶えました。 だから評価は「生」にあります。 「生」を美しくすることにあります。 英訳(English translation) We don't know when or in what form death will come. Everyone wants to die beau…
<span style="font-size:large;">子どもは大人を見て育つ(Children grow up watching adults)</span>
もし、自分よりも徳の劣った人といつも接していると堕落していくことでしょう。 自分と同じレベルの徳を持った人といれば今のレベルに停滞するでしょう。 また、自分よりも徳の高い人といつも接し見習えば、自然に気高い人格になることができるでしょう。 高徳の人物になるようにいつも優れた人物、優れた書物などに親しみ、できれば他の模範となるように心掛けたいものです。 「この町の子供は…
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自己中心の心を改めましょう。 他人があって自分があり、大自然の中で互いに生かされて生きているように相互の調和が大切です。 そのためには他人の言葉を正しく聞き、卑しくも自己の感情でそれを受け取って曲解してはならないということです。 また、どんなことを言われても怒りの心・誹りの心・恨みの心・愚痴の心・情欲の心・虚栄の心・増上慢の心などを作らないことです。 作った時は…
良い縁によって良い原因を作り、良い果を得る道を実践することが安らぎの心を得る道だと言えるでしょう。 そのためには苦しみの因を断って生死を超越することでしょう。 まず、相手の言われることを正しく聴くことです。 自己を中心としていては正しく聴くことができません。 相手の言葉で怒りの心が生じたり、へつらい・うらみ・妬み・そしりの心が出たりすることは、自己中心の心で聴い…
愚痴る心は自らの想念行為を横道に歩ませる原因を作ります。 相手の心と行いについて理解を示し、寛容な心を持っていれば愚痴る心も湧いてこないでしょう。 自己偏愛が愚痴や怒りになったり、そしりや妬み、足ることを忘れる欲望の亡者になっていくことを悟らなければなりません。 英訳(English translation) A complaining mind causes one's thoughts and actions to go sideways.…
人間の魂が肉体に宿ると五官に振り回されてきます。 五官とは眼、耳、鼻、舌、身の五つです。 この五官に魂・意識が幻惑されるのです。 美しいものを見ると欲しいと思う。 気持ちの良い香りには心が惹かれる。 自分の都合の良い話にはつい乗ってしまう。 舌触りの良い物は食べ過ぎてしまう。 苦役より楽な方に身を置きたい。 肉体五官はこのように人の心を動かしていきます。 五官が…
神社仏閣に参拝することが信仰ではありません。 祈りの心を持ち続けることが本当の信心であり、神仏の心を己の心として生活する中で初めてこの心の尊厳を悟り、心の眼が開かれるのです。 神仏は森羅万象を人間修行の場として与えているのですから、祈るよりも感謝の生活を具現化することが大切です。 英訳(English translation) Visiting shrines and temples is not faith. Contin…
夫婦、親子、兄弟、友人などはそれぞれの因縁、あるいは約束の元に結ばれています。 そのため、我欲に基づいた自己主張をしないで調和ということを目標に、感謝と報恩の毎日の生活を送ることが大切です。 中には自分は調和をはかりたいが、妻や夫や友人が中々言うことを聞かないという人もいて、別れた方が良いと思う人もいるでしょう。 しかし、本来は片方が譲る心を持って態度を変えれば相…
愛を込めていつでもこちらから先に挨拶をし、挨拶の言葉のあとに何かひと言続ける・・・。 これが好印象を与える挨拶の仕方です。 だから、「おはようございます。今日はお天気がいいですね。」と相手に言われてから挨拶を返すようでは遅いのです。 いつでも必ず自分の方から先に挨拶をしなくてはいけません。 そして、「おはよう。」、「こんにちは。」などの挨拶をした後に「お元気でい…
急流に月が映っている。 川の流れがどんなに速くても月は流されることがない。 月は平然と映ったままである。 つまり、自分を取り巻く環境がどんなに激変しても自分の信念さえしっかりしていれば、環境に流されることはないという意味です。 激動の世の中、信念を持って流されることなく穏やかに過ごしたいですね。 英訳(English translation) The moon is reflected in the rapids.…
人が生きていくために誰もがまず一番にしなければならないことは、相手をいかに喜ばせようと心掛けるか、ただその一語に尽きます。 相手を喜ばせる、相手に勇気を奮い立たせる、相手に幸せを感じさせる。 そういう常に相手の心を喜ばせるようにする心は、一番人間として素晴らしい心だと考えます。 英訳(English translation) The first thing that everyone must do in order to su…
現代人の人付き合いはあまりにも目的的になり過ぎているところがあります。 「会って時間を使うのであれば何か見返りを」という気持ちが、つい働いてしまうのが今の私たちの人付き合いです。 行動でもそうです。 いわゆるデキル人といわれている人は、常に時間とメリットを秤にかけて行動を選択しています。 しかし、そういう功利的な生き方が私たちの肉体や精神を蝕んでいるのではないで…
貴人とは自分の人生を良い方に導き変えてくれるような自分より遥かにレベルの高い人のことです。 若い時は「こういう貴人に会いたい」、「誰か自分を引き上げて向上させてくれないものか」と思ったりするものです。 人生も後半になってくると、「あの人が自分にとって貴人だったんだな」と分かってきます。 夢を持ったり目標を持って一生懸命やっていると、会うべき人にはちゃんと会えるよう…
自分を飾らないで嘘偽りのない自分をいつも出していれば楽なものです。 無論、自分を出して相手に不快感を与えるようではいけません。 サッパリと生きることが大切です。 英訳(English translation) It will be easier if you don't put on any pretense and always show your true self. Of course, you should not put yourself out there and make the other person feel un…
お金がどんなにあっても健康であっても家族に囲まれていても今、大地震が起これば全部なくなるかもしれません。 何のためにお金を貯めてきたのでしょう。 老後のために孫にお祝いもあげず人との会食にも行かず、コツコツ貯めたお金も宝石も全部灰燼に帰すかもしれません。 それならば「もっと人のために尽くしておけばよかった」、「自分を喜ばせるために使えばよかった」と思いませんか。 …
良い言葉を口癖にするだけで人生にツキを呼び込み、人間関係が良くなります。 いつも口をついて出る言葉がプラスに習慣化されている人は、思考もプラスになっています。 ツキがある言葉が口癖になっている人は、どんどん人生がツイてくるのです。 習慣の力は偉大です。 だから、マイナスの言葉を口癖にしないことです。 英訳(English translation) Just by saying good words, you…
相手は話を始める時、自分の話が受け入れてもらえるかどうか、とても気になるものです。 「そうだね、分かるよ」とまず受け入れると、その最初の心配やいらぬエネルギーを吸い取ります。 人に意見する時も同じです。 「そうだね、分かるよ」と一旦受け止めましょう。 このように常に肯定から入ることが大事です。 そうするのはなぜでしょうか。 人を肯定的に包み込むことは相手からすれ…
もし、自分が優しい心や愛の心や明るい心、楽天的で呑気な心を持っていたら、「私は有り難いな。幸せで良い心を持てて有り難いな。ますます愛深い人になりますように。ますます生命輝く人になりますように。」と祈ることです。 そうすると、ますますイキイキと明るく生きられます。 英訳(English translation) If you have a kind heart, a loving heart, a bright heart, an optimisti…
子供たちの方から「お父さん、お母さん、長生きして欲しい。あなた方の存在は我々にとって生き甲斐です。」と思わせるような生き方を示していかなければなりません。 そういう生き方を示すためには、私たちがまず老人の生を輝かしいものと、彼らの心に植えつける義務があります。 それは私たちの責任です。 決して彼らに負い目を負わせるような生き方をさせてはいけません。 不自由になっ…
「ありとあらゆるものが皆それでいいのだ」、「自分に都合の良いことでも都合の悪いことでもそれでいいのだ、ありがとうございます」という心境になれば、それが本当の悟りです。 だから、「これでいいのだ」と全てを肯定していた天才バカボンのパパは、つまり漫画家の赤塚不二雄さんは悟っていたのです。 この境地まで達すると人生で何が起ころうが落ち着いていられます。 英訳(English…
老後とは一般に考えているような、苦しみでも孤独でも寂しさでもありません。 確かに歳を取ると自分さえ知らない嫌な面、自分が尊敬できない姿が出てきます。 お金、執着心、依存心、甘えといった自分でも自由にならない心が出てきます。 しかし、それは消えていく姿。 過去の心です。 「絶対に大丈夫」と自分自身を信じる心が欠けていると、いつまでも執着が消えません。 マイナスの心…
いくら家族が大勢いて楽しくても歳を取っていくと子どもは巣立っていき、一人また一人とだんだん周りに人がいなくなります。 過去の家族の思い出と比べると、未来はいつも寂しく孤独で不自由なものでしかありません。 つまり、過去への執着が不幸を生み出しているのです。 物がなくても、病気であっても、心が常に神様の中にいて自分はさらに進歩すると信じていましょう。 今の苦痛を受容…
肉体的苦痛や精神的苦悩は、なるべく人に洩らさぬこと・・・。 不満や愚痴も言えば言うほど、その悪循環から抜け出せなくなるものです。 英訳(English translation) As much as possible, do not expose your physical pain and mental anguish to others. The more you complain and complain, the more you can't get out of that vicious circle.
将来に備えるのはいいでしょう。 しかし、貯蓄や倹約が過ぎると、生活から楽しみがすっかり消えてしまいます。 これでは、せっかくの人生があまりにも味気ないものになってしまいます。 いくら切り詰めて貯め込んでも、人生どこで何があるか分かりません。 貯め込んだお金を使う前に死んでしまったら、「何のために遊びもしないで・・・。」と後悔するに決まっています。 理想は、ほどほ…
自分をかわいがっていますか? 子どもや夫(妻)を思うように愛情を注いでいますか? 忙しいからと言って食事を疎かにしたり、身の回りのことを投げやりにしたりしていませんか? 自分が一人でいる時にどれだけ自分に手をかけられるかは、自分を大切にしているかどうかのバロメーターです。 ボサボサの髪をとかし、伸びていたツメの手入れをしましょう。 そういうことをすればするほど、心…
人生とは無常なもの。 先のことなど心配したところで明日ポックリ逝くかもしれません。 あるかどうかも分からない5年先、10年先のことを心配するより、今日を大事にした方がいいのです。 幸福は山の頂にだけあるわけではありません。 麓にだってちゃんとあります。 だから、お金のある生活を羨み、我が身を嘆く必要などありません。 お金というのは、あるならあるなりに、ないならな…
運を良くしたいのであれば、人に依存しないで自立していることが大前提になります。 依存から抜け出す時に一番簡単なのは「与える自分」になることです。 貰うことよりも、あげることに意義を見出せるように意識を変えるのです。 そのために言葉遣いも変えましょう。 今まで「OOして欲しい。」、「どうしてOOしてくれないの?」と言ってばかりいた人はいませんか? そんな人は今日か…
言葉が私たちの生活に与える影響というのは、私たちが考えるよりもずっと大きいものです。 誰に対して発した言葉でも、必ずその意味は言葉を使った本人に戻って(返って)きて、その人の生活に影響を与えます。 自分がいい気分になれる言葉を使っていると、その言葉が耳から入ってくるために、心がポジティブになってツキを呼び込むのです。 逆に、人の悪口を言ったり、噂話ばかりしたりし…
人は人から感謝されると嬉しくなる生き物です。 このことを逆から考えると、こちらから誰かに感謝の言葉を伝えれば、私たちもその相手を幸せな気分にさせられることが分かります。 「情けは人の為ならず」という諺にもあるように、人を喜ばせると巡り巡って自分のもとに返ってくることは、昔からよく言われています。 つまり、私たちも人に感謝の気持ちを伝えることで、最終的には自分自身…
人間は自分のことばかり考えていると、不思議と身体はバランスを崩してしまうらしいのです。 自分から他人の方へ意識を向けていくと、つまり、利己主義から利他主義へと転換させていくと、心身のバランスがとれて神経やホルモンのバランスが良くなり、自然治癒力が増してきて病気も治ってしまいます。 これは言い換えれば、心にプラスのパワーをためたことの効果です。 相手に喜びを与えて…
良い人間関係は良いツキを運んできます。 では、良い人間関係とは、どんなものなのでしょうか。 それは、自分の心をポジティブにしてくれるような人たちと付き合うということです。 一緒にいて楽しいと思える人と付き合うことは、自分の運を良くするために、とても大切なことです。 この人と仲良くなりたいと思う人と仲良くなるためには、その人を褒めることです。 たいていの人は褒めら…
どんな出来事も受け止め方次第で、どうにでも変わります。 ツイている人は必ず物事の良い方を見ようとします。 時には驚くほど都合の良いように考えられるものです。 人になんと言われてもいいのです。 あなたは、あなたが一番ハッピーになれる受け止め方をしましょう。 少しくらい、こじつけてもいいのです。 あなたが、いつも笑顔でいられることが大事なのです。 物事を良く受け止め…
思うようにならない時は余計な心配をせず、自然の流れに任せてみましょう。 「天命」とは、天が決める自分には変えられない「命令」ではありません。 私たちの物事がうまくいく方へ流れるように力を貸してくれる、見えない力のようなものです。 その人のレベルに合った「天命」というパワーが力を貸してくれます。 一生、悪い時期が続くことはありません。 物事がうまくいかない時は、ご…
ほほ笑みは気分が穏やかな時、心にゆとりがある時などに生じます。 気分がムシャクシャしたりして、機嫌が悪い時には生じません。 ほほ笑みを無理してでも浮かべるように試していると、悪い機嫌が良くなってきます。 ほほ笑みは人と人との間の潤滑油です。 ほほ笑みを交わすと、自然になごやかな雰囲気が醸し出されます。 「感じの悪い嫌な人だな」と思っても、ほほ笑んで接すると、案外…
ちっぽけな智、稚拙な情、つまらない意地は超越して、もっと円熟した精神の高みにのぼりましょう。 事なかれ主義のような暮らし方はしないこと。 平穏無事を最善とし、そのためなら何にでも妥協し、同調し、迎合する生活態度はとらないこと。 いつもニコニコ、ヘラヘラばかりしてはいない、本来の自己というシャンとした気骨を持った個体の生き方を貫きましょう。 英訳(English tra…
シニア期は二度とやってきません。 この時期には悠々閑々、清遊逸楽すべきではないでしょうか。 本当に働いて稼がないと食べていけないのか、生活を抜本的に検討・吟味すること。 働くのであれば楽しいと感じるか、または社会や人の役に立っていると感じるか、そのどちらかが含まれるものとすること。 しかし、働かなくても済むのであれば、シニアは手遅れにならないうちに別の有意義な生…
ほどほどにということです。 すべて世の中、腹六分、せいぜい行っても腹八分。 分相応という言葉もあるように自分の器を知ることが大切。 つまり、「一升瓶には一升しか入らない」ということです。 儲けることばかり、貯めることばかりを考えて、社会に還元したり、人にプレゼントしたりすることを考えない人が多いようです。 そんなに残しても残りの余った分はどうするのですか。 あの…
認知症になる人の共通項とは「死ぬことを怖がっている人」のようです。 今、日本人の四人に一人が認知症状態で死を迎えるそうです。 死ぬことを怖がっている、死にたくないと思っている度合いの高い人から順に、認知症になっているようです。 死を恐れている人には神が限りない優しさを持って、死を認識できないようにしてくださるようです。 本人の希望通りになっているのです。 そのた…
家族間で、あまり厳しい言葉、冷たい言葉、否定的な言葉を使っていなかったり、本人が誰に対しても相手を非難したり、攻撃的な言葉を使わないでいる人は、いよいよ最期となり死の淵にあっても、色々な心楽しめる現象が見えてきたり体験できたりして、穏やかに静かにあちらの世界に渡っていけるようです。 まだ、生きている状態で綺麗なお花畑が見えたり、明らかに観音様としか思われないよう…
「嫌なこと・人・物・現象」は自分が決め付けているだけかもしれません。 その見方を変えれば、問題は一挙に解決します。 「嫌な人」に囲まれているという自分の「感覚」こそが、「嫌」と「嫌い」の源なのです。 この人には「こんな良いところがあった。」、「こんな面もあった。」、「素晴らしい、凄い。」と思う訓練をしましょう。 そうすると、周りが皆「いい人」に見え、「いい人」に…
他人を変えようと思っても無駄です。 何ひとつ解決しません。 他人は他人で自分の人生を気に入って生きているのだから、自分の価値観でこういう生き方が良い、正しい生き方だと言うのをやめましょう。 それをやめることができると、悩み、苦しみ、煩悩がなくなります。 妻も夫も子供も舅も姑も上司も部下も先輩も後輩も、あらゆる自分の体の外の状況を、自分の思い通りに作り変えようとす…
今のあなたに、今の夫がちょうどいい。 今のあなたに、今の妻がちょうどいい。 今のあなたに、今の親がちょうどいい。 今のあなたに、今の子供がちょうどいい。 今のあなたに、今の兄弟がちょうどいい。 今のあなたに、今の友人がちょうどいい。 今のあなたに、今の仕事がちょうどいい。 今のあなたに、今の家がちょうどいい。 死ぬ日もあなたにちょうどいい。 これは大蔵経の中にあ…