人生、トライしなければ意味がありません。 平均寿命八十年という長い人生を考えた時、お金も大事でしょうが、もっと大事なのは自分が自分の存在理由を示せる場、すなわち自分が活躍できる場、自分を必要としてくれる場、そして自分が生き甲斐を感じられる場を確保することではないでしょうか。 実際、生き甲斐を持たないで、いつの間にか老後を迎えてしまった時の悲劇度は、お金がない…
健康・シニア・老いのことについて話して参ります。
後半生を豊かに快適に暮らすためのヒントとなるような話をしてまいります。
お金がどんなにあっても健康であっても家族に囲まれていても今、大地震が起これば全部なくなるかもしれません。 何のためにお金を貯めてきたのでしょう。 老後のために孫にお祝いもあげず人との会食にも行かず、コツコツ貯めたお金も宝石も全部灰燼に帰すかもしれません。 それならば「もっと人のために尽くしておけばよかった」、「自分を喜ばせるために使えばよかった」と思いませんか。 …
<span style="font-size:large;">良い言葉を口癖にしましょう(Make good words your habit)</span>
良い言葉を口癖にするだけで人生にツキを呼び込み、人間関係が良くなります。 いつも口をついて出る言葉がプラスに習慣化されている人は、思考もプラスになっています。 ツキがある言葉が口癖になっている人は、どんどん人生がツイてくるのです。 習慣の力は偉大です。 だから、マイナスの言葉を口癖にしないことです。 英訳(English translation) Just by saying good words, you…
相手は話を始める時、自分の話が受け入れてもらえるかどうか、とても気になるものです。 「そうだね、分かるよ」とまず受け入れると、その最初の心配やいらぬエネルギーを吸い取ります。 人に意見する時も同じです。 「そうだね、分かるよ」と一旦受け止めましょう。 このように常に肯定から入ることが大事です。 そうするのはなぜでしょうか。 人を肯定的に包み込むことは相手からすれ…
<span style="font-size:large;">明るく楽天的な自分に感謝(Thank you for being bright and optimistic)</span>
もし、自分が優しい心や愛の心や明るい心、楽天的で呑気な心を持っていたら、「私は有り難いな。幸せで良い心を持てて有り難いな。ますます愛深い人になりますように。ますます生命輝く人になりますように。」と祈ることです。 そうすると、ますますイキイキと明るく生きられます。 英訳(English translation) If you have a kind heart, a loving heart, a bright heart, an optimisti…
<span style="font-size:large;">子供達の義務と責任(Children's duties and responsibilities)</span>
子供たちの方から「お父さん、お母さん、長生きして欲しい。あなた方の存在は我々にとって生き甲斐です。」と思わせるような生き方を示していかなければなりません。 そういう生き方を示すためには、私たちがまず老人の生を輝かしいものと、彼らの心に植えつける義務があります。 それは私たちの責任です。 決して彼らに負い目を負わせるような生き方をさせてはいけません。 不自由になっ…
<span style="font-size:large;">それでいい(That's fine)</span>
「ありとあらゆるものが皆それでいいのだ」、「自分に都合の良いことでも都合の悪いことでもそれでいいのだ、ありがとうございます」という心境になれば、それが本当の悟りです。 だから、「これでいいのだ」と全てを肯定していた天才バカボンのパパは、つまり漫画家の赤塚不二雄さんは悟っていたのです。 この境地まで達すると人生で何が起ころうが落ち着いていられます。 英訳(English…
<span style="font-size:large;">「絶対に大丈夫」と信じる(elieve that it will be absolutely fine)</span>
老後とは一般に考えているような、苦しみでも孤独でも寂しさでもありません。 確かに歳を取ると自分さえ知らない嫌な面、自分が尊敬できない姿が出てきます。 お金、執着心、依存心、甘えといった自分でも自由にならない心が出てきます。 しかし、それは消えていく姿。 過去の心です。 「絶対に大丈夫」と自分自身を信じる心が欠けていると、いつまでも執着が消えません。 マイナスの心…
いくら家族が大勢いて楽しくても歳を取っていくと子どもは巣立っていき、一人また一人とだんだん周りに人がいなくなります。 過去の家族の思い出と比べると、未来はいつも寂しく孤独で不自由なものでしかありません。 つまり、過去への執着が不幸を生み出しているのです。 物がなくても、病気であっても、心が常に神様の中にいて自分はさらに進歩すると信じていましょう。 今の苦痛を受容…
<span style="font-size:large;">本当の悟りとは(What is true enlightenment?)</span>
悟った状態というのは全てのことに感謝できるということです。 好き嫌いに捉われないことです。 英訳(English translation) Being enlightened means being able to be grateful for everything. Don't get caught up in likes and dislikes.
<span style="font-size:large;">不動心を得る(obtain a steadfastness)</span><br />
運命や環境が悪くても、それは今の自分が悪いからではありません。 また、運命が素晴らしくても、それは今の自分が良いから、偉いからというわけではありません。 それは全て過去からの想念行為の蓄積が現れて消えていく姿なのです。 そのため、運命や環境が悪いからといって今の自分を嘆き悲しみ、責めて卑下することはありません。 しかし、運命や環境が良いからといって、感謝こそして…
<span style="font-size:large;">神様を信じる(believe in god)</span><br />
周りの者が病気になったり苦しがったりしている時、「これは大変だ。是非治さなくては。」と力んではいけません。 「神様が生かすものは生かし、往生するものは往生させるのだ。神様は愛なのだからその人に悪いようにするはずがない。」と深く信じることです。 また、何か起こったときや困ったときにだけそうするのではなく、いつもいつも神様に、あらゆるものに感謝していましょう。 英訳…
<span style="font-size:large;">大らかで暖かい人になろう(Be a generous and warm person)</span>
何があっても驚かない人間。 何があっても憎しみの出ない人間。 何があっても常に愛情深い人間。 大らかでゆったりした暖かい人間になりましょう。 そうしていると、自分がどの年齢の時も、周りのどの年齢の人たちからも愛される人間になれ、穏やかな生涯が送れます。 英訳(English translation) A person who doesn't get surprised no matter what happens. He is a person …
熟年離婚されたある奥様に、理由を伺うと「ご主人が何も言ってくれないこと」でした。 『私は「キレイだよ」とか「愛してるよ」と言って欲しかった訳ではないんです。人間として当たり前の言葉を言って欲しかっただけです。例えば風邪をひいたときに「大丈夫か」とか、ご飯がおいしかったら「おいしかったよ」とか「ありがとう」とか、そんな当たり前の言葉でもいいから言って欲しかったのに、主…
<span style="font-size:large;">悪いことに囚われない(Don't get caught up in bad things)</span>
人間は本来、神の分霊(わけみたま)であって業生(ごうしょう)ではありません。 つまり、人間も神と呼ばれる意識を持った原子・分子で出来ていて、神と呼ばれる高級な意識体と質は同じでレベルに差があるだけです。 世の中の全ての苦悩は人間の過去世から現在に至る誤った想念・行いが原因となって、その結果がその運命に現れて消化されていく時に起こる姿であるといわれます。 どんな苦悩であ…
<span style="font-size:large;">有っても無くても有り難い(I'm grateful whether I have it or not.)</span><br />
物が増えたり、お金が儲かったり、地位が上がったりすることだけに幸福や喜びを感じ、感謝の心を起こしたりしていると、物やお金が減って地位が下がったりすると、不満の思い、不足の思い、恨みの思い等が起こってきて不幸感に陥ります。 常にそうした事物の変化や環境の変化だけに心を囚われず、生命の輝き、生きていること、生命を生かし切って生きていることに重点を置いている人は、事物の変…
<span style="font-size:large;">物に感謝する(be grateful for things)</span>
必要な物が必要な時に入ってくる平均したお金や物の入り方が一番いいのです。 あまりたくさんだと困ります。 物を頂いたり多く持ったりした時は周りに配りましょう。 頂いた物は感謝して、その物をうまく使って生かしましょう。 要するに感謝です。 例えば、自分がやっと食べられても食べられない人より有り難い。 人より少し余っていたら人より余って有り難い。 何でも物を大事にして物に感謝す…
<span style="font-size:large;">どんどん良くなっている(It's getting better and better)</span>
いかなる事態が起こっても病気が来ようと災難が来ようと、どんなことが起ころうと心を動揺させないようにしましょう。 『私は「大いなるもの」に守られているのだから、この状況は一番いい立場で現れているんだな』という風に観念できるようになることが人生を不動心で生き切る極意なのです。 悪いことは業(カルマ)の解消になっていて消えていくものです。 実際、長期的に広い目で眺めると起こ…
私たちは「大いなる存在」に見守られて導かれているのです。 例え壁に突き当たったり失敗したりしたとしても、実はそれすらも天の導きであって私たちに大きく目覚めさせ、ワンランク上の人生に導いていこうとされているのです。 一見不利に思われることも自分の取り組み方次第で益となって働くものです。 だから憂えることはありません。 どんな状況に置かれようと、それを感謝して受け止めて最…
<span style="font-size:large;">「不条理」を認め乗り越えていく(Recognize the “irrationality” and overcome it)</span>
この世は自分たちが思っている、ある種の「正義」なり「道義」なりの通りにできているのではありません。 自分がある「正義」や「道義」を持っているのは自由ですが、必ずしも自分以外の人たちも同じ考えを持っているとは限りません。 そのような「理不尽」なことをしている人を見かけた時に、何も糾弾しなくていいのかということになりますが、実は「人を裁かない」、「人を糾弾しない」という…
子供としてはどんな親であれ、やはり最期の瞬間まで親が生きていて良かったという喜び、生き甲斐を持つことができるように仕向けるのが、子供としての務めではないでしょうか。 親に「自分は子供にとって厄介者だ」、「生きていて申し訳ない」という心を抱かせるそのこと自体が誤りです。 そういったことを一切感じさせないで老後を送らせることが、私たち子供の責任ではないでしょうか。 …
<span style="font-size:large;">肉体を大切に扱いましょう(Treat your body with care)</span><br />
私たちは自分の肉体を大切に取り扱わなければいけません。 その人がどういう人か肉体を眺めれば、大体の判断はつくのではないでしょうか。 中に入っている魂や性格を考えなくとも、その人の体つきを眺めただけで、この人はおおらかな人、だらしない人、真面目な人、嫉妬深い人、機敏な人、緊張感の強い人など・・・、おおよその見当はつくものです。 常に髪をボサボサにして手入れをしないで、汚…
<span style="font-size:large;">全ての原因は自分にある(I am the cause of everything)</span>
人間は真実を知らなければなりません。 自分の上に起こってくる悲しみや苦しみや痛み、病、不幸の全ての原因は他人にあるのではなく、全て自分自身にあるのだということを。 「全ての原因は自分にある」、「自分こそが全ての原因である」と、この真理をはっきりと認識しなければなりません。 自分の夫や妻や子供や姑や自分を取り巻く友人・知人との間が調和せず、いつも怒りや不平不満や嫉妬に充…
<span style="font-size:large;">全てのものに感謝できる心(A heart that can be grateful for everything)</span>
人間はあらゆるものの犠牲の上に成り立っています。 「この魚によって私は生かされている。ありがとうございます。」 「この肉によって私は生かされている。ありがとうございます。」 「この野菜によって私は生かされている。ありがとうございます。」 そういう風に全てのものに感謝できる心を持って生きていきたいですね。 英訳(English translation) Human beings are made up of sacrif…
<span style="font-size:large;">子供もいつかは(Children will someday)</span>
一生の間には子供と別れることもあり、子供が先に死ぬこともあります。 色々なことが人生には起きてくるでしょう。 世の中はそんなものなのです。 自分の子供が生まれたら「一生、一緒に住めたらいいな。」と誰もが思いますが、いつか必ず子供は「反乱」を起こして独立していきます。 だから、「それでいいのだ。」と思わなければなりません。 「子供は親に反乱を起こして独立するものなのだ。そ…
私たちは色々な悲しみ・辛さ・大変なことなどを経ない限り、美しい悟りの花を咲かせることはできないのかもしれません。 逆に花を咲かせるために、そういうものが必要であるということが分かれば、そういうものが来た時に「ああ、私は美しい花を咲かせることができる」と思えるのではないでしょうか。 つまり、それを辛いこと・不幸なこと・悲劇的なことと捉えるのではなく「ああ、この結果とし…
鏡を見る時、自分の顔を見ながら「ここもシワが寄っている、ここも老化している」と、老化しているところばかりを見出していると、そこに意識が集まるので老化という意識が現実を引き寄せ、結果として老化の進行度合いが早まります。 「ここも若々しい、あそこも若々しい」と言っていると、若々しいところに意識が集まり、そういう現象を引き寄せて本当に体全体が若々しくなっていきます。 …
<span style="font-size:large;">親のエゴで子どもに重荷を背負わせない(Don't burden your child with parental ego)</span>
「世間ではオトナの言いなりになる子や、オトナの考え方の枠から飛躍しようとしない子がいい子であり、自分の意志を堂々と主張したり、個性的な考え方や行動をする子を悪い子というレッテルを貼りがちである。けれども逆だ。」 本田宗一郎氏はこう云っています。 世間で悪い子と言われるような子どもこそ、個性に溢れて可能性に満ちた本当の意味での「いい子」だというのです。 親の言いつけをよ…
孫ができて、ひ孫もできると、すっかりおじいさん、おばあさんになってしまって何の意欲もなくなり、「ただもう、お寺参りでもするのが楽しみで・・・」と言う。 何を言っているのでしょう。 いくつになっても、いかなる場合も自己向上を怠らないようにすること。 これが自分の生命の本来の理想的な生き方なのです。 そういう気持ちを持っていると、いつまで年老いても極めて壮健で元気良く、人…
<span style="font-size:large;">「頑張ろう」と言わない、思わない(I don't say or think "I'll do my best")</span>
何事もあまり気負わないでする方が結果は良いようです。 私たちは「頑張ること」に何の疑問も感じていませんが、下手に頑張らない方がいいことだってあります。 「頑張れ」はプレッシャーを与える言葉かもしれません。 プレッシャーが良い結果を引き出すこともありますが、逆効果の方が大きいような気がします。 身軽に生きようと思うなら、頑張り抜くことを信条とするのはやめた方がいいでしょ…
<span style="font-size:large;">「やらないこと」を決めておく(Decide what not to do)</span>
自分が今していることの全てを「もし、やらなかったら」の観点から見直してみましょう。 そして、「無意味」と分かったら「これはもうやらない」と決めることです。 物事というのはやり続けていると不可欠に思えてきますが、やめてしまえば「当たり前」に思えることもたくさんあります。 やらなくていいことはいっぱいあるはずです。 歳を取れば取るほど、自分の生活をどんどん身軽にしていった…
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人生、トライしなければ意味がありません。 平均寿命八十年という長い人生を考えた時、お金も大事でしょうが、もっと大事なのは自分が自分の存在理由を示せる場、すなわち自分が活躍できる場、自分を必要としてくれる場、そして自分が生き甲斐を感じられる場を確保することではないでしょうか。 実際、生き甲斐を持たないで、いつの間にか老後を迎えてしまった時の悲劇度は、お金がない…
良い気持ちでいたいのは皆の共通の願いです。 だから、周りの人々を決して嫌な気持ちにさせてはいけません。 怒っている人がいたら怒り返してはいけません。 その人の気持ちを和らげることです。 機嫌が悪かったら「まあ、そんなこともありますよね・・・。」と、できるだけ気持ちを和らげましょう。 We all want to feel good. So, never make the people around you feel …
自分には喜びであっても他人に迷惑を掛けるのは良いことではありません。 また、他人には喜びであっても自分が苦しむのも良いことではありません。 「良いこと」とは「自分が喜び、他人も喜ぶ」行いです。 そして、「あとで後悔しない」ことです。 だから、行動を起こす前にその行動によってわずかでも、あとで後悔することになると思うならば、そういう行動はやめましょう。 …
ゆっくりと丁寧に食事をしていると最初は苛立ちが出てくるかもしれません。 しかし、諦めないで実践してみましょう。 丁寧な食事ができるようになれば、人生の様々な苛立ちも消えていきます。 日常の些細なことから一つずつ落ち着きを体得していけば、人生はいつでも落ち着けるようになるのです。 Eating slowly and carefully may make you feel irritated at first. But don't …
本当に自由な心とは「どんなことがあっても波立たない、拘(こだわ)らない心」です。 しかし、人は長年にわたって形成されてきた心の癖のために、なかなか真の自由というものを得られません。 自由になる道は遠いものです。 それでも、良いことを繰り返し行い、心に良い癖をつけていけば必ずそこに辿り着けます。 水が一滴ずつしたたり落ちて、やがて瓶を満たすように少しずつ…
昨日は大失敗したと思って悩むのは、「今日も失敗したい」という計画を組んでいるようなものです。 昨日の失敗はどうなるものでもありません。 今日という日は新しいものです。 その今日のことだけをただ、しっかりやればよいのです。 Worrying about yesterday's failure is like planning to fail again today. Yesterday's failure can't be changed. Today is a new day. All…
人は「いいこと」をしたくないわけではありません。 ただ、「今日は楽をして明日から」という心が起きてしまうから、中々「いいこと」を実行できないのです。 しかし、人はいつ死ぬか分かりません。 「いいこと」は生きているうちにやっておくべきなのです。 It's not that people don't want to do good things. However, they find it difficult to actually carry out good de…
人生とは瞬間、瞬間の連続です。 私たちは瞬間、瞬間にしか生きられません。 今の瞬間に成すべきことは常に「具体的」です。 それは話を聞くことであったり、物を片付けることであったり、常に「具体的」にあるものです。 今、この瞬間に成すべきことをよく知り、それをきちんとやること。 それで何の問題もなく人生はうまくいくのです。 Life is a series of moments. W…
「私は正しい」という心から、怒りや嫉妬や傲慢などのあらゆる感情が生まれてきます。 その心が色々な問題をつくるのです。 「私は正しい」というのは客観的に成り立たないことなのです。 それはわがままな恐ろしい思考です。 しかし、皆が「私が正しい」病に感染しているようです。 From the mindset of "I am right" come all kinds of emotions such as anger, jealousy a…
自分というものは人のことをどうこう言えるほど立派ではありません。 「あの人は間違っている」と指摘しても自分がその立場になったら、同じことをする可能性があるのです。 「あの人は嘘をつく、けしからん」と言っても自分だって不利になったり、その場を逃れようとすると思わず嘘をついてしまうのではないでしょうか。 「あの人は頼りにならない」と言っても自分が同じ立場になっ…
問題を解決するためにはまず自分のエゴに気付くところが出発点です。 「あなたのためにやっている」と思っているところに問題があるのです。 「人のため」といいながら「自分のため」にやっていることが多いでしょう。 「やらせてもらってありがたいです。 「充実感が得られて幸せです。」という気持ちがあれば上手くいきます。 The first place to solve any problem is to b…
生きることは互いに協力し合うことで成り立っています。 「お互い様」なのです。 生きることは他人の世話になることであり、自分も人の役に立つことです。 そこがはっきり分かっていれば成功することができます。 うまくいかなくて充実感を得られない人生は、自分に対しても周りに対しても嫌な気分をつくります。 そういう人は自分の失敗を他人や社会のせいにします。 …
寒い日にも暖かい布団の中に包まれて眠れることに感謝。 その上、安眠できたことに感謝。 安眠は神の恩寵です。 寒い日にストーブやエアコン、こたつで暖がとれることに感謝。 三度の食事が頂けること、おまけに温かいまま頂けることに感謝。 蛇口を回せば水が出てスイッチ一つで明るくなることに感謝。 家にお風呂があることにも感謝。 自分で歩けて、見えて、聞こ…
仏教では出来事は無記。 つまり、善悪は記されていないと考えます。 それぞれの出来事をどう受け止めるかによって善悪が決まってくるといいます。 どんな出来事も善と受け止める努力を続けていくと、事態が良くなる方に繋がっていきます。 そうしていると、あらゆる事象は全て善に繋げられて困ったことはなくなり、何が起こっても穏やかに平常心でいられます。 In Buddhism, even…
裕福な人とは、地位や財産・大きな家や車などの多くのものを持っている人ではなく、僅かなものしか必要としない人です。 人は心が豊かになればなるほど、モノや地位・名誉に執着しなくなります。 他人の喜びを自分の喜びとして喜び楽しめるようになります。 他人と自分を比べて卑下したり羨んだりもしなくなります。 A wealthy person is not someone who has a lot of things su…
この世は全て因果関係で動いていますが、その人の心のレベルに相応しい「果」を頂いています。 心の出来ていない者が同じことをしたとしても、心の出来ている人と同じ「果」を頂くことは出来ません。 毎日、生涯にかけて出来る限り努力しましょう。 世のため、人のためになることを出来る限り心掛けましょう。 Everything in this world operates based on cause and effect, but…
若い人は常に大人の背中を見ています。 子供の頃と違い、大人のやり方を理屈抜きに受け入れて真似をすることはないにせよ、生き方の参考にしたいと思っているものです。 若い人は年長者の姿を通して、自分がどう年を重ねていくかを考えるものなのです。 そういう意味で、部分的にでも若い人から「あの人のようになりたい」と思ってもらえる大人であることが敬愛に繋がると考えます。…
どんな時にも頭からすぐ否定的な言葉を使わず、笑顔で「そうだね」と言いましょう。 どうしても出来ないと思われましたら、「努力してみましょう」と言いましょう。 これを続けていきますと相手は無理を言わなくなります。 No matter what the situation, don't immediately use negative words. Instead, smile and say, "That's right." If you feel that you just can't do it, sa…
「悩み」のない時は心頭に取り越し苦労というような思念現象も、その他の消極的情念もいささかも発生していません。 そういう現象から察すると明るい朗らかな人生に生きるには、まず悩みという心理現象を心に持たせないようにして、平素から正しい準備を施すことが何よりも肝心な人生の要諦であると言えます。 何事も比較をしない。 自分と他人、現在と過去、現在と未来。 過去…
私たちは生まれてきた時は皆ゼロです。 それを考えたら、わずかなものでもあれば有難いと思いましょう。 「こんなこともして頂いた」、「あんなこともして頂いた」という足し算で考えれば不満の持ちようがありません。 しかし、「あって当然」、「貰って当然」と思っていると、わずかでも手に入らなければマイナスに感じて不服や不満を言い始めます。 これを引き算の不幸と言い…
どんな場合も決して損をしないというような人間は、いつまでも器量が小さいままです。 笑って相手に譲れる人、損をしても笑っていられるような人こそ大きくなれるのです。 英訳(English translation) A person who never loses in any situation will always remain incompetent. Those who can smile and yield to others, those who can continue to laugh even when they suffer loss…
私たちは皆、謂わば観光客としてこの惑星、地球にいます。 誰一人として永遠にここで生きて暮らすことはできません。 長く生きられてもせいぜい百年です。 だから、ここにいる間に善き心を持つように努め、人生がプラスで有益になるように努めなければなりません。 わずか数年しか生きられないかもしれませんし、一世紀まるまる生きることになるかもしれません。 しかし、その限られた時間を生き…
大きな幸せは稀にしかやってきませんが小さな喜びは毎日起こるものです。 この小さな喜びをしっかりと心に留めて日々を過ごせば、毎日が気持ち良く感じてやること成すことが全部楽しくなります。 小さな喜びの繋がりが確かで揺るぎない人生の大きな幸せを生み出す原動力です。 ところで、お金やモノなどで結果がついてくる喜びだけが本当の幸せではありません。 それは「幸せを数量で計る」とい…
あなたの人生における満足の究極的な責任者はあなた自身です。 自分の現状を他人や状況のせいにしている人は、結局それらに翻弄される存在に自分を貶めているのです。 自分の人生の質を上げるのも下げるのも自分次第ということに気付かなければなりません。 「人生がもう少し楽ならもっと頑張るのに・・・」という態度は禁物です。 人生は今ある通りであり、こうあるべきだという姿にはなりませ…
私たちは日常生活の中で良いものがあるとつい自分のものにしたくなります。 それが満足感に繋がっていきます。 しかし、あまり欲を出すと際限がありません。 人の幸せというのは八分くらい満たされて、「もう少しあれがあればいいな」、「もう少しお金があったらいいな」、「もう少しうちの子がこうなればいいな」というくらいが一番幸せだといわれます。 宇宙は循環しています。 私たち…
充実した老後のためには子供のような資質を持ち続けることが大事ですが、自由時間の楽しみは年を取るにつれて、外の世界より内の世界に向かうべきでしょう。 ただ、若さを保つことが大事なのではありません。 どれほど鍛えていても歳を取ると身体は徐々に衰えます。 しかし、精神の方は成長を続け、歳を取るにつれて調子が良くなる場合もあります。 歳と共に知恵と知性を蓄えていけば、私たちは…
人生を変えるのは大きなことではなく、小さなほんの少しのことを変えることで状況は変わっていきます。 何を変えるかは一人ひとり違います。 ほんの少し変えるだけで、不思議と人生は全く新しいものに変わっていきます。 内面が穏やかで平和であれば外の人間関係は全て良くなっていきます。 だから、自分の内面を整えて自分の内に秩序と穏やかな調和をもたらすことが大切です。 世界の平和とは、…
「最上のわざ」 この世の最上のわざは何か 楽しい心で年をとり 働きたいけれども休み しゃべりたいけれども黙り 失望しそうな時に希望し 従順に平静に おのれの十字架をになう.・・・ これはイエズス会のホイベルス神父の詩です。 「最上のわざ」とは何でしょうか? 自分は一体何をしたらいいのでしょうか。 何をすれば心が満たされ、充実して生き甲斐を感じるのでしょうか。 「楽しい心で年をと…
病気になれば家族や会社の人に迷惑を掛けるかもしれません。 また、失業すれば家族に迷惑を掛けるかもしれません。 さらには思わぬ事故を起こせば他人様に迷惑を掛けるかもしれません。 人生で周りの人に迷惑を掛けるかもしれないことは、生きている限り誰にでも起こることです。 例えば、病気になって自分の体が自分で思うようにならなければ心が苛立ち、その結果自分を責めたりすることで、人…
元気で健康なこと、歩いたり走ったりできること、おいしく食事が取れること、目が見えて耳が聞こえること、笑ったり悲しんだりできること、学校や会社に行ったりすること、友達と雑談できること、本を読んだり映画を観たり音楽を聴いたりできること。 数え上げればキリがないくらいあるはずです。 どんな人にも必ず共通する幸せは、実はこんな些細な当たり前の日常生活の中にあるのです。 これら…
死にゆく人たちが望んでいることは、残されて生きている人が幸せになることです。 それゆえにこそ死者は至福の世界から、生きている私たちに愛を送り届けていると感じることが何より大事です。 残された人が死は終わりではなく新たな始まりだと考えることができるならば、亡くなった人と残された人には強い絆が生まれるということに気付くでしょう。 「あなたが死んでも、私が生きている限り、あ…
人は誰もが失敗からその人に応じた幸せを掴んでいます。 人は自分に都合の良くなったことを成功とみなし、都合の悪くなったことを失敗と捉える習慣がありますが、実は成功・失敗という区切りは曖昧で個々の人生の成長は全て体験から学んでいます。 その中でも取り分け大切なのが失敗という体験です。 「危機こそチャンス」とはよく聞く言葉ですが、「あなたがあなたらしくいるためには、失敗体験…
幸せに生きるためには大きな不幸や災難を小さく受け止め、小さな喜びを大きく膨らませることです。 「有り余る幸せを与えられているにも関わらず満足していない」。 「取るに足らない小さな苦労を自分自身で勝手に大きくしている」。 こんな人はいつまでも幸福を感じられません。 ないものばかり失ったものばかり悪い方ばかりに目を向けるのではなく、今あるもの既に与えられているもの、良い方…
「私は知っている」と思っている人は愚か者です。 「私は知らない」と言う人は愚か者ではありません。 「私は正しい」という思いに包まれていたら他人の言葉に耳を貸しません。 自己の振舞いを直そうとは思いません。 「私は知っている」という人には、教えてくれる人や協力してくれる人は現れません。 そういう人はいつか必ず失敗してしまいます。 「私は知らない」、「私は正しいわけではない…
同じ時代に生きて天地の差が出てくるのはなぜか。 味のある人間になるにはどうしたらいいのでしょうか。 それは世の中の流行を追いかけていくような人間ではなく、世の流行を注視しつつも時々立ち止まって「これでいいのか」、「本筋を外れていないか」と自問自答し、頑固に本物を目指すような無骨さを失わないことです。 そういう生き方をすれば味のある人間になれるのではないでしょうか。 時…
心の持ち方が人生の色模様を決めます。 人生は楽と考えるか。 あるいは人生は辛いと考えるか。 どちらにしても考えた通りの人生を送ることになります。 大志を抱く必要はありませんが、少なくとも自分の頭で考える習慣を身につけましょう。 自分の頭でものを考えない人間は、意味のない社会通念やしきたりの奴隷になってしまいます。 人生は全て自分の思い通りになると想像しましょう。 問題はな…
周囲の人たちの言葉を鵜呑みにするのはやめましょう。 世間の流れに身を任せるのは愚かなことです。 その先には大きな失望と幻滅が待ち受けています。 他人の真似をしても個人としての幸せや充実感は得られません。 世間と足並みを揃えなければならないという思い込みから離れることが大事です。 英訳(English translation) Don't just take the word of those around you at face value. …
控えめに生きましょう。 控えめに笑いましょう。 控えめに愛しましょう。 そうすれば幸せが両手を広げてやってきます。 「あれも欲しい、これも欲しい、もっともっと欲しい」と欲張らず、自分にとって本当に大切なものは何かが理解できたら、そして今既にあるものに感謝して生きていれば、例え90歳や100歳まで長生きできなくても、「幸せで充実した人生だった」と満足してこの世を去ってい…
死はいつ、どんな形でやってくるか分かりません。 美しく死にたいとは誰しも望みます。 しかし、善徳の人さえ必ずしも美しく死ぬとは限りません。 達磨は毒殺されました。 イエスは十字架で息絶えました。 だから評価は「生」にあります。 「生」を美しくすることにあります。 英訳(English translation) We don't know when or in what form death will come. Everyone wants to die beau…
もし、自分よりも徳の劣った人といつも接していると堕落していくことでしょう。 自分と同じレベルの徳を持った人といれば今のレベルに停滞するでしょう。 また、自分よりも徳の高い人といつも接し見習えば、自然に気高い人格になることができるでしょう。 高徳の人物になるようにいつも優れた人物、優れた書物などに親しみ、できれば他の模範となるように心掛けたいものです。 「この町の子供は…