「人はかくあらねばならぬ」、「生き方の理想はこれ以外ない」と思い、自分に厳しく他者にもそれを求めると、そうでない人を蔑(さげす)みます。 その結果、多くの人を傷付け自分も苦しみます。 人は仕事だけで評価されても、人間性や日常生活の態度で評価されてもいいのです。 「精神性が高く高潔でなければ、その人の仕事や生活や人格には意味がない」というような心の原理主義、「心さ…
健康・シニア・老いのことについて話して参ります。
後半生を豊かに快適に暮らすためのヒントとなるような話をしてまいります。
2024年5月
<span style="font-size:large;">心の原理主義に執着しない(Don't cling to fundamentalism of the heart)</span>
「人はかくあらねばならぬ」、「生き方の理想はこれ以外ない」と思い、自分に厳しく他者にもそれを求めると、そうでない人を蔑(さげす)みます。 その結果、多くの人を傷付け自分も苦しみます。 人は仕事だけで評価されても、人間性や日常生活の態度で評価されてもいいのです。 「精神性が高く高潔でなければ、その人の仕事や生活や人格には意味がない」というような心の原理主義、「心さ…
<span style="font-size:large;">自己暗示(Self-suggestion)</span>
自然治癒力というものは自分の気持ちによって、その力が強くなったり、全くなくなったりします。 自分の気持ちというものは自分の心にかける暗示のことです。 「この病気は治る」と強く思えば自然治癒力が強く働き、「この病気はとても治らない」と思えば自然治癒力は弱くなったり、全くなくなったりします。 自分の心にかける暗示。 これくらい強く厄介なものはありません。 英訳(Eng…
<span style="font-size:large;">誰の人生にも意味はある(Everyone's life has meaning)</span>
生きることに理由がある人は殆ど、どのような状態にも耐えることができます。 言い換えると生きることに意味・目標を堅持している人、つまり生き甲斐の揺るぎない理由を持っている人は、いかなる苦難の生活状況にも耐えることができるということです。 どんな人生にも必ず意味があります。 意味への意志を持ちましょう。 避けられず逃げられない事態に直面しても、その事態に対する態度の…
<span style="font-size:large;">クヨクヨしない(Don't be restless)</span>
行かれなかったら行かれなかったで、人に会えなかったら会えなかったでいいのです。 ありとあらゆることが「皆それでいいんだ」ということになると、それは悟りでしょう。 一生懸命自分のできることをする。 起こってきたことは、病気でも事故でも良いことでも悪いことでも死さえ素直に受け入れる。 「すべて自分に起こることは、自分の運命に一番相応しい良いことが起こっているんだ」と…
運命や環境が悪いからといって今の自分を嘆き悲しみ、責めて卑下することはありません。 また運命環境が良いからといって感謝はしても、自惚れたり威張ったりしてはいけません。 それら悪く思えることも良く思えることもどちらも消えていく姿なのです。 私たちは一つの個性を持った神と同じ永遠の生命なのです。 現れてくるものは全て消えていく姿です。 この信仰に徹すると生き死にの恐…
<span style="font-size:large;">「もう十分」と感謝して生きる(Live with gratitude and say “enough is enough”)</span>
感謝の気持ちを忘れた時、その人は手に入れた全てのものを失います。 「もっと、もっと」と求めた時に全てのものを失うのです。 「もう十分」と感謝する人にはますます幸せが訪れます。 空気の恩恵、水の恩恵に感謝しましょう。 雨露をしのげる家があることに感謝しましょう。 自分の足で歩けることに感謝しましょう。 何か食べられることに感謝しましょう。 自分の口で食べられること…
<span style="font-size:large;">己に足ることを知る(know that you are enough)</span><br />
私たちは自分の心を早く取り戻し、物質経済から解放されることが必要です。 己に足ることを知れば心が広くなって拘りがなくなり、あらゆる面に恵まれた環境が完成されていきます。 足ることを知らない人間は、ただ日夜あくせくと物に囚われて心の休まる時がありません。 やがて身体も不調和になり、周囲の人々とも調和されることなく淋しい人生を送ることになります。 最期はその人の心…
<span style="font-size:large;">愉快でいることは義務である(It is a duty to be happy)</span>
歳を取ったら、なおいっそう愉快でいることを義務と思いましょう。 快、不快の気持ちは周りに必ず伝染します。 明るい心のものは繁栄を引き寄せます。 愉快な心を持つことは何をしなくとも、それだけで大変良いことをしていることになります。 自分が楽しい顔をしていれば、自分の周囲の人がその顔を見るだけでも楽しくなります。 英訳(English translation) As you grow older,…
<span style="font-size:large;">心まで悩ませない(It doesn't bother my heart)</span>
おおよそ自身に降りかかってくる事柄は病気であろうが事故であろうが、すべてのことは天の計らいとして謹んでこれをお受けする。 そうすることが私たちにとって最善の人生態度です。 「なぜ自分だけ」、「どうして自分が」と悩んだり他に責任を転嫁しないこと。 今の状況を受け入れ、そのことでことさら悩むことはしないことです。 自分に解決できないことは自分には起こらないようになっ…
<span style="font-size:large;">良いことができる幸せ(happiness of being able to do good things)</span>
大きな欲望を持つと心が荒みます。 自分を自分のためだけに使うと心身を消耗します。 自分を人のために使うと心に余裕が出てきます。 人に何か良いことをする時、そのことができること自体が大きな報酬なのです。 挨拶でも、道に落ちているゴミ拾いでも、出来ることは沢山あります。 お礼が言えること、ありがとうが言えることも良いことです。 英訳(English translation) When…
「思い通りにしよう」とするのをやめて「受け入れる」。 自分の論評、評価、思いが結局全部自分の苦悩や煩悩に繋がっています。 受け入れた瞬間から悩み、苦しみはなくなってしまうのです。 そうすると毎日が平安に穏やかになり、何の憂いも無く幸せになります。 英訳(English translation) Stop trying to “get it your way” and “accept” it. In the end, all your comments, …
自己中心の心を改めましょう。 他人があって自分があり、大自然の中で互いに生かされて生きているように相互の調和が大切です。 そのためには他人の言葉を正しく聞き、卑しくも自己の感情でそれを受け取って曲解してはならないということです。 また、どんなことを言われても怒りの心・誹りの心・恨みの心・愚痴の心・情欲の心・虚栄の心・増上慢の心などを作らないことです。 作った時は…
良い縁によって良い原因を作り、良い果を得る道を実践することが安らぎの心を得る道だと言えるでしょう。 そのためには苦しみの因を断って生死を超越することでしょう。 まず、相手の言われることを正しく聴くことです。 自己を中心としていては正しく聴くことができません。 相手の言葉で怒りの心が生じたり、へつらい・うらみ・妬み・そしりの心が出たりすることは、自己中心の心で聴い…
<span style="font-size:large;">自己偏愛が愚痴を生む(Self-predilection gives rise to complaints)</span>
愚痴る心は自らの想念行為を横道に歩ませる原因を作ります。 相手の心と行いについて理解を示し、寛容な心を持っていれば愚痴る心も湧いてこないでしょう。 自己偏愛が愚痴や怒りになったり、そしりや妬み、足ることを忘れる欲望の亡者になっていくことを悟らなければなりません。 英訳(English translation) A complaining mind causes one's thoughts and actions to go sideways.…
人間の魂が肉体に宿ると五官に振り回されてきます。 五官とは眼、耳、鼻、舌、身の五つです。 この五官に魂・意識が幻惑されるのです。 美しいものを見ると欲しいと思う。 気持ちの良い香りには心が惹かれる。 自分の都合の良い話にはつい乗ってしまう。 舌触りの良い物は食べ過ぎてしまう。 苦役より楽な方に身を置きたい。 肉体五官はこのように人の心を動かしていきます。 五官が…
<span style="font-size:large;">祈るよりも感謝の生活を(Live a life of gratitude rather than prayer)</span>
神社仏閣に参拝することが信仰ではありません。 祈りの心を持ち続けることが本当の信心であり、神仏の心を己の心として生活する中で初めてこの心の尊厳を悟り、心の眼が開かれるのです。 神仏は森羅万象を人間修行の場として与えているのですから、祈るよりも感謝の生活を具現化することが大切です。 英訳(English translation) Visiting shrines and temples is not faith. Contin…
<span style="font-size:large;">調和した人間関係を作り上げていくこと(Creating harmonious human relationships)</span>
夫婦、親子、兄弟、友人などはそれぞれの因縁、あるいは約束の元に結ばれています。 そのため、我欲に基づいた自己主張をしないで調和ということを目標に、感謝と報恩の毎日の生活を送ることが大切です。 中には自分は調和をはかりたいが、妻や夫や友人が中々言うことを聞かないという人もいて、別れた方が良いと思う人もいるでしょう。 しかし、本来は片方が譲る心を持って態度を変えれば相…
<span style="font-size:large;">挨 拶(greeting)</span>
愛を込めていつでもこちらから先に挨拶をし、挨拶の言葉のあとに何かひと言続ける・・・。 これが好印象を与える挨拶の仕方です。 だから、「おはようございます。今日はお天気がいいですね。」と相手に言われてから挨拶を返すようでは遅いのです。 いつでも必ず自分の方から先に挨拶をしなくてはいけません。 そして、「おはよう。」、「こんにちは。」などの挨拶をした後に「お元気でい…
<span style="font-size:large;">水急にして月流さず(Don't rush it and let it wash away)</span>
急流に月が映っている。 川の流れがどんなに速くても月は流されることがない。 月は平然と映ったままである。 つまり、自分を取り巻く環境がどんなに激変しても自分の信念さえしっかりしていれば、環境に流されることはないという意味です。 激動の世の中、信念を持って流されることなく穏やかに過ごしたいですね。 英訳(English translation) The moon is reflected in the rapids.…
<span style="font-size:large;">一番大事な心掛け(the most important consideration)</span>
人が生きていくために誰もがまず一番にしなければならないことは、相手をいかに喜ばせようと心掛けるか、ただその一語に尽きます。 相手を喜ばせる、相手に勇気を奮い立たせる、相手に幸せを感じさせる。 そういう常に相手の心を喜ばせるようにする心は、一番人間として素晴らしい心だと考えます。 英訳(English translation) The first thing that everyone must do in order to su…
<span style="font-size:large;">無為に流れる時間を楽しむ(Enjoy the time that passes by in vain)</span>
現代人の人付き合いはあまりにも目的的になり過ぎているところがあります。 「会って時間を使うのであれば何か見返りを」という気持ちが、つい働いてしまうのが今の私たちの人付き合いです。 行動でもそうです。 いわゆるデキル人といわれている人は、常に時間とメリットを秤にかけて行動を選択しています。 しかし、そういう功利的な生き方が私たちの肉体や精神を蝕んでいるのではないで…
<span style="font-size:large;">貴人になる(become a nobleman)</span><br />
貴人とは自分の人生を良い方に導き変えてくれるような自分より遥かにレベルの高い人のことです。 若い時は「こういう貴人に会いたい」、「誰か自分を引き上げて向上させてくれないものか」と思ったりするものです。 人生も後半になってくると、「あの人が自分にとって貴人だったんだな」と分かってきます。 夢を持ったり目標を持って一生懸命やっていると、会うべき人にはちゃんと会えるよう…
<span style="font-size:large;">飾らないでサッパリと生きる(Live comfortably without decoration)</span><br />
自分を飾らないで嘘偽りのない自分をいつも出していれば楽なものです。 無論、自分を出して相手に不快感を与えるようではいけません。 サッパリと生きることが大切です。 英訳(English translation) It will be easier if you don't put on any pretense and always show your true self. Of course, you should not put yourself out there and make the other person feel un…
2024年5月
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「人はかくあらねばならぬ」、「生き方の理想はこれ以外ない」と思い、自分に厳しく他者にもそれを求めると、そうでない人を蔑(さげす)みます。 その結果、多くの人を傷付け自分も苦しみます。 人は仕事だけで評価されても、人間性や日常生活の態度で評価されてもいいのです。 「精神性が高く高潔でなければ、その人の仕事や生活や人格には意味がない」というような心の原理主義、「心さ…
自然治癒力というものは自分の気持ちによって、その力が強くなったり、全くなくなったりします。 自分の気持ちというものは自分の心にかける暗示のことです。 「この病気は治る」と強く思えば自然治癒力が強く働き、「この病気はとても治らない」と思えば自然治癒力は弱くなったり、全くなくなったりします。 自分の心にかける暗示。 これくらい強く厄介なものはありません。 英訳(Eng…
生きることに理由がある人は殆ど、どのような状態にも耐えることができます。 言い換えると生きることに意味・目標を堅持している人、つまり生き甲斐の揺るぎない理由を持っている人は、いかなる苦難の生活状況にも耐えることができるということです。 どんな人生にも必ず意味があります。 意味への意志を持ちましょう。 避けられず逃げられない事態に直面しても、その事態に対する態度の…
行かれなかったら行かれなかったで、人に会えなかったら会えなかったでいいのです。 ありとあらゆることが「皆それでいいんだ」ということになると、それは悟りでしょう。 一生懸命自分のできることをする。 起こってきたことは、病気でも事故でも良いことでも悪いことでも死さえ素直に受け入れる。 「すべて自分に起こることは、自分の運命に一番相応しい良いことが起こっているんだ」と…
運命や環境が悪いからといって今の自分を嘆き悲しみ、責めて卑下することはありません。 また運命環境が良いからといって感謝はしても、自惚れたり威張ったりしてはいけません。 それら悪く思えることも良く思えることもどちらも消えていく姿なのです。 私たちは一つの個性を持った神と同じ永遠の生命なのです。 現れてくるものは全て消えていく姿です。 この信仰に徹すると生き死にの恐…
感謝の気持ちを忘れた時、その人は手に入れた全てのものを失います。 「もっと、もっと」と求めた時に全てのものを失うのです。 「もう十分」と感謝する人にはますます幸せが訪れます。 空気の恩恵、水の恩恵に感謝しましょう。 雨露をしのげる家があることに感謝しましょう。 自分の足で歩けることに感謝しましょう。 何か食べられることに感謝しましょう。 自分の口で食べられること…
私たちは自分の心を早く取り戻し、物質経済から解放されることが必要です。 己に足ることを知れば心が広くなって拘りがなくなり、あらゆる面に恵まれた環境が完成されていきます。 足ることを知らない人間は、ただ日夜あくせくと物に囚われて心の休まる時がありません。 やがて身体も不調和になり、周囲の人々とも調和されることなく淋しい人生を送ることになります。 最期はその人の心…
歳を取ったら、なおいっそう愉快でいることを義務と思いましょう。 快、不快の気持ちは周りに必ず伝染します。 明るい心のものは繁栄を引き寄せます。 愉快な心を持つことは何をしなくとも、それだけで大変良いことをしていることになります。 自分が楽しい顔をしていれば、自分の周囲の人がその顔を見るだけでも楽しくなります。 英訳(English translation) As you grow older,…
おおよそ自身に降りかかってくる事柄は病気であろうが事故であろうが、すべてのことは天の計らいとして謹んでこれをお受けする。 そうすることが私たちにとって最善の人生態度です。 「なぜ自分だけ」、「どうして自分が」と悩んだり他に責任を転嫁しないこと。 今の状況を受け入れ、そのことでことさら悩むことはしないことです。 自分に解決できないことは自分には起こらないようになっ…
大きな欲望を持つと心が荒みます。 自分を自分のためだけに使うと心身を消耗します。 自分を人のために使うと心に余裕が出てきます。 人に何か良いことをする時、そのことができること自体が大きな報酬なのです。 挨拶でも、道に落ちているゴミ拾いでも、出来ることは沢山あります。 お礼が言えること、ありがとうが言えることも良いことです。 英訳(English translation) When…
「思い通りにしよう」とするのをやめて「受け入れる」。 自分の論評、評価、思いが結局全部自分の苦悩や煩悩に繋がっています。 受け入れた瞬間から悩み、苦しみはなくなってしまうのです。 そうすると毎日が平安に穏やかになり、何の憂いも無く幸せになります。 英訳(English translation) Stop trying to “get it your way” and “accept” it. In the end, all your comments, …
自己中心の心を改めましょう。 他人があって自分があり、大自然の中で互いに生かされて生きているように相互の調和が大切です。 そのためには他人の言葉を正しく聞き、卑しくも自己の感情でそれを受け取って曲解してはならないということです。 また、どんなことを言われても怒りの心・誹りの心・恨みの心・愚痴の心・情欲の心・虚栄の心・増上慢の心などを作らないことです。 作った時は…
良い縁によって良い原因を作り、良い果を得る道を実践することが安らぎの心を得る道だと言えるでしょう。 そのためには苦しみの因を断って生死を超越することでしょう。 まず、相手の言われることを正しく聴くことです。 自己を中心としていては正しく聴くことができません。 相手の言葉で怒りの心が生じたり、へつらい・うらみ・妬み・そしりの心が出たりすることは、自己中心の心で聴い…
愚痴る心は自らの想念行為を横道に歩ませる原因を作ります。 相手の心と行いについて理解を示し、寛容な心を持っていれば愚痴る心も湧いてこないでしょう。 自己偏愛が愚痴や怒りになったり、そしりや妬み、足ることを忘れる欲望の亡者になっていくことを悟らなければなりません。 英訳(English translation) A complaining mind causes one's thoughts and actions to go sideways.…
人間の魂が肉体に宿ると五官に振り回されてきます。 五官とは眼、耳、鼻、舌、身の五つです。 この五官に魂・意識が幻惑されるのです。 美しいものを見ると欲しいと思う。 気持ちの良い香りには心が惹かれる。 自分の都合の良い話にはつい乗ってしまう。 舌触りの良い物は食べ過ぎてしまう。 苦役より楽な方に身を置きたい。 肉体五官はこのように人の心を動かしていきます。 五官が…
神社仏閣に参拝することが信仰ではありません。 祈りの心を持ち続けることが本当の信心であり、神仏の心を己の心として生活する中で初めてこの心の尊厳を悟り、心の眼が開かれるのです。 神仏は森羅万象を人間修行の場として与えているのですから、祈るよりも感謝の生活を具現化することが大切です。 英訳(English translation) Visiting shrines and temples is not faith. Contin…
夫婦、親子、兄弟、友人などはそれぞれの因縁、あるいは約束の元に結ばれています。 そのため、我欲に基づいた自己主張をしないで調和ということを目標に、感謝と報恩の毎日の生活を送ることが大切です。 中には自分は調和をはかりたいが、妻や夫や友人が中々言うことを聞かないという人もいて、別れた方が良いと思う人もいるでしょう。 しかし、本来は片方が譲る心を持って態度を変えれば相…
愛を込めていつでもこちらから先に挨拶をし、挨拶の言葉のあとに何かひと言続ける・・・。 これが好印象を与える挨拶の仕方です。 だから、「おはようございます。今日はお天気がいいですね。」と相手に言われてから挨拶を返すようでは遅いのです。 いつでも必ず自分の方から先に挨拶をしなくてはいけません。 そして、「おはよう。」、「こんにちは。」などの挨拶をした後に「お元気でい…
急流に月が映っている。 川の流れがどんなに速くても月は流されることがない。 月は平然と映ったままである。 つまり、自分を取り巻く環境がどんなに激変しても自分の信念さえしっかりしていれば、環境に流されることはないという意味です。 激動の世の中、信念を持って流されることなく穏やかに過ごしたいですね。 英訳(English translation) The moon is reflected in the rapids.…
人が生きていくために誰もがまず一番にしなければならないことは、相手をいかに喜ばせようと心掛けるか、ただその一語に尽きます。 相手を喜ばせる、相手に勇気を奮い立たせる、相手に幸せを感じさせる。 そういう常に相手の心を喜ばせるようにする心は、一番人間として素晴らしい心だと考えます。 英訳(English translation) The first thing that everyone must do in order to su…
自然な気持ちで生きることが健康の秘訣です。 食べ物は粗食にする。 年齢に合ったものを出来るだけ食べるようにする。 足を丈夫にするために、毎日、部屋の中や外を出来るだけ歩くようにする。 睡眠も充分とる。 毎日を自然に、自分の年齢に合った無理のない生活をする。 年齢相応の暮らしをすることは大切です。 英訳(English translation) Living in a natural way is the k…
不思議なことですが、夫婦でも友だちでも、人間はその相手の思っている通りに、相手のふだん口にしている通りの人間になる傾向があるものです。 だから、自分に対して悪いイメージを与えることをよく口にする人とはあまり付き合わないほうがいいし、自分も誰に対しても相手の人が心地よくなりうれしくなれるような言葉だけを選んで口にするようにしなければなりません。 言葉や頭に描くイ…
オシャレをする、あるいは気持ちよく身じまいをすることは、生きて行く上の、生き甲斐でもあります。ちょっと大げさに言うと、人としての義務でもあります。 オシャレは自分のためにだけするのではなく、半分以上は、自分に接する人たちの目に、気持ちよく映るように、と思ってするのだからです。 年をとって、家にいることが多くなると、身じまいに無頓着になってしまいオシャレなんか気…
病気や事故が不幸と思っている人が多いかもしれませんが、それらは自分の魂の成長に、必要なこととして起こっているのです。 よく、死ぬことを「不幸にあう」という人がいます。宝くじに当たる人がいて、当たらない人がいる。ふぐに当たる人がいて、当たらない人もいる。車に当たる人がいて、当たらない人がいる。当たる人、当たらない人を、「ついてる人」「ついてない人」、「幸運な人」「…
今、何か心配していることや悩みがあって、それがどうなるのか不安でたまらないのであれば、それを心配すればするほど現実になります。 「人に対しての嫉妬、ねたみ、恨み、陥れようとする感情、悪口、噂」などは「マイナスの感情」だとわかっていても、「心配する」と言う行いもそれと同じだとわかっている人は、意外と少ないようです。 誰かのためを思って心配したり、何かをうまくいか…
大事なことを、どの時点で気づくことができるかは、人によって違います。日常生活のささいなことから気づく人もいれば、人生がひっくり返るような大きなことが起こらないと気づけない人もいます。 たとえば、病気は、体や精神が無理をしている「お知らせ」です。大病をしてからようやく「体をいたわらなくてはいけない!自分の生活を見直さなくてはいけない!健康でなければなにもできない!…
お金は幸せを得るために不可欠な道具ですが、幸せを維持するにはお金との「距離感」が必要です。 あなたが今、ぜいたくできる境遇にあるなら臆さず、どんどんぜいたくすればいいのです。 もし、何かの拍子にぜいたくができなくなっても、平然とその環境を愉しめる人間でありたいものです。 夕食のおかずがステーキからメザシに変わっても、それをおいしいと思えるのが健全で理想的な金銭感…
現在、生きていられることを感謝することに心を振り向けましょう。 すると、そうした心掛け、それ自体が幸福を招いている原動力となるのです。 自分の周りには、自分の心の状態と全く同じことがやってくるものですから、現在の自分の状況に「ありがたいな」と満足して心から感謝すると、また感謝できるような嬉しいことが現実にやってくるということです。 感謝することは、結局は自分の…
親子の関係というのは神と人間の関係に似ています。 親は子どもに無償で無限の愛情を注ぎます。 しかし、何かをした時に、子の側に「親が子にするのは当然だ」という態度が見えた時、多くの親は悲しい思いをします。 神は人に対し、ただひたすら与え続け、「してあげるだけ」の存在なのではないでしょうか。 未熟な私たちには、それが分からないだけかもしれません。 神の目から見れば私…
「こんなに大変なことがあって苦労ばかりなのに、どうして感謝なんかできようか」と言う人がいますが、それは逆なのです。 笑顔にならず、愚痴や泣き言ばかり言っているから、そういう現象が次々に起こるというのが宇宙の構造のようです。 愚痴や泣き言の多い人ほど、面倒な現象に見舞われているようです。 本人はそういう現象が多いから愚痴や泣き言を言っていると思っています。 しかし…
人生は「ドミノ倒し」に似ています。 「ドミノ倒し」のように、ひとつひとつの出来事が起きて「私」の人生が続いていき、最後のひとつがパタッと倒れて一生を終えます。 今、私たちがここに存在しているということは、後ろ(過去)のドミノが全て順番に倒れてきたということです。 もし、どれかひとつでも欠けていれば、今の「私」は存在していません。 ドミノのひとつひとつが、その時点…
肉体的苦痛や精神的苦悩は、なるべく人に洩らさぬこと・・・。 不満や愚痴も言えば言うほど、その悪循環から抜け出せなくなるものです。 英訳(English translation) As much as possible, do not expose your physical pain and mental anguish to others. The more you complain and complain, the more you can't get out of that vicious circle.
将来に備えるのはいいでしょう。 しかし、貯蓄や倹約が過ぎると、生活から楽しみがすっかり消えてしまいます。 これでは、せっかくの人生があまりにも味気ないものになってしまいます。 いくら切り詰めて貯め込んでも、人生どこで何があるか分かりません。 貯め込んだお金を使う前に死んでしまったら、「何のために遊びもしないで・・・。」と後悔するに決まっています。 理想は、ほどほ…
自分をかわいがっていますか? 子どもや夫(妻)を思うように愛情を注いでいますか? 忙しいからと言って食事を疎かにしたり、身の回りのことを投げやりにしたりしていませんか? 自分が一人でいる時にどれだけ自分に手をかけられるかは、自分を大切にしているかどうかのバロメーターです。 ボサボサの髪をとかし、伸びていたツメの手入れをしましょう。 そういうことをすればするほど、心…
人生とは無常なもの。 先のことなど心配したところで明日ポックリ逝くかもしれません。 あるかどうかも分からない5年先、10年先のことを心配するより、今日を大事にした方がいいのです。 幸福は山の頂にだけあるわけではありません。 麓にだってちゃんとあります。 だから、お金のある生活を羨み、我が身を嘆く必要などありません。 お金というのは、あるならあるなりに、ないならな…
運を良くしたいのであれば、人に依存しないで自立していることが大前提になります。 依存から抜け出す時に一番簡単なのは「与える自分」になることです。 貰うことよりも、あげることに意義を見出せるように意識を変えるのです。 そのために言葉遣いも変えましょう。 今まで「OOして欲しい。」、「どうしてOOしてくれないの?」と言ってばかりいた人はいませんか? そんな人は今日か…
言葉が私たちの生活に与える影響というのは、私たちが考えるよりもずっと大きいものです。 誰に対して発した言葉でも、必ずその意味は言葉を使った本人に戻って(返って)きて、その人の生活に影響を与えます。 自分がいい気分になれる言葉を使っていると、その言葉が耳から入ってくるために、心がポジティブになってツキを呼び込むのです。 逆に、人の悪口を言ったり、噂話ばかりしたりし…
人は人から感謝されると嬉しくなる生き物です。 このことを逆から考えると、こちらから誰かに感謝の言葉を伝えれば、私たちもその相手を幸せな気分にさせられることが分かります。 「情けは人の為ならず」という諺にもあるように、人を喜ばせると巡り巡って自分のもとに返ってくることは、昔からよく言われています。 つまり、私たちも人に感謝の気持ちを伝えることで、最終的には自分自身…
人間は自分のことばかり考えていると、不思議と身体はバランスを崩してしまうらしいのです。 自分から他人の方へ意識を向けていくと、つまり、利己主義から利他主義へと転換させていくと、心身のバランスがとれて神経やホルモンのバランスが良くなり、自然治癒力が増してきて病気も治ってしまいます。 これは言い換えれば、心にプラスのパワーをためたことの効果です。 相手に喜びを与えて…
良い人間関係は良いツキを運んできます。 では、良い人間関係とは、どんなものなのでしょうか。 それは、自分の心をポジティブにしてくれるような人たちと付き合うということです。 一緒にいて楽しいと思える人と付き合うことは、自分の運を良くするために、とても大切なことです。 この人と仲良くなりたいと思う人と仲良くなるためには、その人を褒めることです。 たいていの人は褒めら…