もし、自分が優しい心や愛の心や明るい心、楽天的で呑気な心を持っていたら、「私は有り難いな。幸せで良い心を持てて有り難いな。ますます愛深い人になりますように。ますます生命輝く人になりますように。」と祈ることです。 そうすると、ますますイキイキと明るく生きられます。 英訳(English translation) If you have a kind heart, a loving heart, a bright heart, an optimisti…
健康・シニア・老いのことについて話して参ります。
後半生を豊かに快適に暮らすためのヒントとなるような話をしてまいります。
<span style="font-size:large;">妻の存在をしっかり頭に入れておこう(Keep your wife in mind)</span>
愛妻家と呼ばれる男たちは「妻こそ命」と忠誠を尽くしているかというと、そうでないことが多いようです。むしろ事情は逆で、適当に遊んでいる人間のほうに愛妻家が多いのです。 ただ、彼らは妻の存在を認め、感謝し、妻の機嫌を損ねない努力を日頃からきちんとしています。結婚記念日は忘れないし、夫婦二人の外食やデートもします。年に一度くらいは旅行もします。 いい子にしていればほめられ…
<span style="font-size:large;">好奇心にも有効期限がある(Even curiosity has an expiration date.)</span>
何でも使わないものは朽ちていくのが早いものです。 腕でも足でも骨折して一ヶ月も包帯を巻いて使わないでいると、情けないくらい細くなってしまいます。 頭も使わないと衰えてきます。 好奇心も同じでいつも発揮していないとなくなってしまうようです。 長寿になった人生を最後までイキイキ、ワクワクと生きるためには好奇心をなくさないようにしなければなりません。 幾多の歴史的な事実を見て…
<span style="font-size:large;">美しい心を持って生きる(live with a beautiful heart)</span>
物質的にいかに恵まれていようとも、際限のない欲望を追い続けていれば決して幸せを感じることはできません。 一方、物質的に恵まれず赤貧洗うが如し状態であっても、満ち足りた心があれば幸せになれます。 仏の教えに「足るを知る」ということがあるように、膨れ上がる欲望を満たそうとしている限り幸福感は得られないでしょう。 反省ある日々を送ることで際限のない欲望を抑制し、今あることに…
<span style="font-size:large;">長寿を生かし切る(make the most of longevity)</span>
「寿命というものは基本的には人知を超えたもの、いわゆる天命であり天寿である。そして、その天寿を生き切ることはお互いに課せられた責務ではないか。」と松下幸之助さんは考えていました。 「それでは長生きの秘訣は何でしょうか?」という問いに、松下幸之助さんは「毎日うまいものを食べ、何の心配もなくのんびりと生活していても長生きできるとは限らないらしい。むしろ、適当に心身を使う…
<span style="font-size:large;">「答えのない問題」には悩まない(Don't worry about "unanswered questions")</span>
悩みの中にはどうしても答えの出ないものがあります。 例えばせっかく家を建てたのに、たった三ヶ月で地震に遭って家が倒壊してしまったとします。 確かに絶望的でがっかりするでしょう。 けれどもそういうことは悩んでも仕方のないことなのです。 答えのない問題に対して理性のある人は悩みません。 しかし、人間というのは答えがないことに対してあえて悩むものです。 それで悪循環に陥ってし…
「権力にしろ、お金にしろ、名誉にしろ、手に入れた途端に不安の種に変わるものは所詮、運という偶然の産物でしかないのだから、そんなものに一喜一憂するよりも運に支配されない生き方をしなさい。」と、古代ローマの哲学者セネカは云います。 自分の精神の力で何とかできることだけを拠り所とする。 それが重要であると彼は考えたのです。 セネカはまた、「哲学する人間だけが過去から未来まで…
<span style="font-size:large;">穏やかに過ごすために(to stay calm)</span><br />
心の平安を最大限に得るには慈愛と慈悲を育てることが必要でしょう。 他の人の幸せを思いやれば思いやるほど、自分の幸福感も大きくなります。 他の人に対して、親愛の情のこもった優しい気持ちを持てば自ずから心が楽になります。 それが人生を穏やかに成功裏に終わらせる秘訣です。 英訳(English translation) To achieve maximum peace of mind, it is necessary to cultivate compassi…
<span style="font-size:large;">無理に巧まない(Don't try too hard)</span><br />
人生の行路も樹木の枝の曲がりのように紆余曲折しているものです。 紆余曲折しているままで美しいのです。 そのまま、その自然の歪みに任せていけば美しく豊富な結果が得られるものです。 そのまま、自然の歪みに任せていこうとしないで我を出して一直線に引こうとしたり、また無理に巧んで美しい曲線に曲げていこうとしたりするから、美しい結果が得られないで苦しまなければならないのです。 …
未来に確実なものは何もありません。 今、ここを生きましょう。 生きるのを最も妨げているのは、明日をよすがとしながら今日を台無しにしている、この期待というものです。 英訳(English translation) Nothing is certain about the future. Let's live here now. The biggest obstacle to living is this expectation, which ruins today while promising tomorrow.
<span style="font-size:large;">人生は短くなどない(life is not short)</span>
人生は短くなどありません。 与えられた時間の大半を私たちが無駄遣いしているに過ぎないのです。 私たちは時間を何の役にも立てず湯水の如く浪費した挙句、土壇場になってようやく気付くのです。 いつの間にか人生は過ぎ去ってしまったと。 つまり、人は短い人生を与えられるのではなく、むしろ自分で短くしている。 足りないのではなく浪費しているということです。 どんなに莫大な富でも使い…
<span style="font-size:large;">愛の三原則(three principles of love)</span><br />
一、ありがとうをためらわずに言おう。 二、ごめんなさいを恐れずに言おう。 三、愛してるを照れずに言おう。 これは、全国亭主関白協会の憲法ともいえる「愛の三原則」だそうです。 「愛の三原則」は妻が一番聞きたい言葉であり、亭主が言わなくても分かっているはずという、家庭内からいつの間にか消えてしまった言葉です。 「愛の三原則」こそ、二十一世紀の夫婦円満の新方程式と信じて実行あ…
<span style="font-size:large;">積み重ねてきた年月こそが信頼できる(We can trust the years we have accumulated)</span>
どうして夫婦喧嘩になるのでしょうか? それは相手の行動や言葉が気に食わないからでしょう。 どうして気に食わないのでしょうか? それは相手に何かを期待しているからです。 「女房とはこういうもの」、「亭主ならばこうあって欲しい」と、互いに勝手に作った理想像を思い描いています。 自分のことはさておき、相手にこうあって欲しいとばかり望みます。 ほとんどのケンカはそれが原因です。 …
<span style="font-size:large;">足るを知る者は富む(Those who know sufficiency will be rich)</span>
「金銭欲や物質欲は生まれつき具わっている以上、仕方ないさ」、「そういう欲があるからこそ、やる気も出てくる」という見方もあるでしょう。 しかし、欲望の本質を成す「際限のなさ」は終局には人を悩まし苦しめるものです。 光武帝も「人は足るを知らざるに苦しむ」と喝破しております。 苦しむという点に注目し、このことに深く思いを致すことが肝要でしょう。 壮年期、働き盛りの時期であれ…
「ラジオやテレビ、インターネットでどんな良いことを聴いたり見たりしても聴きっぱなし、見っぱなしでは何にもなりません。高齢者になったらボケーッと漫然と聞き流し、見流しではいけません。自然の姿、昇る朝日、夕焼け空、四季の移ろい、世の中の変わり方、人の話、出来事をよく聞き、よく見て、よく読み、感動をもって受け取ること。これが高齢者の健康法となるのです。」 百年近く元気ハツ…
歳を取ってくると老人特有の鬱症状を呈する人がいます。 それほどではなくても心配性、取り越し苦労の傾向を帯びる人が少なくありません。 一人で十人分くらいの憂いを背負い込むのはやめましょう。 考えてもどうにもならないこと、埒が明かないことは考えない。 考えるのはしばらくお休みとする。 取るに足りないこと、どう転んでも大事でないことはパッと放念する。 成り行き任せでも済むこと…
<span style="font-size:large;">「一日暮らし」("One day life")</span>
「一日暮らし」は「その日暮らし」と似ていますが少し意味合いが違います。 「その日暮らし」は何の蓄えもなく、その日一日をどうにか暮らしていく乏しい生活のことです。 「一日暮らし」とは、自分にとって今日の一日はかけがえのない大切な一日であるということです。 どんなに辛いことも今日一日と思えば我慢できます。 どんなに楽しいことでも今日一日限りと思えば歓楽にふけることもないで…
将来の不安ばかりを気にしたり、過去の失敗や過ちばかりを引きずったりしていたのでは、決して幸せな老後は得られません。 将来や過去は一旦横に置いて今日をいかにして充実させるかを考えて実行しましょう。 また、人生の目標を明らかにしてそちらの方向へ向って歩み出しましょう。 老いというものは避けることができません。 それならば、いかに受け入れるか、どのように考えるか。 それが問わ…
<span style="font-size:large;">瞬間、瞬間を無駄にしない(Don't waste a moment)</span>
人間が生きているということは、この「瞬間」を生きていることであり、それ以外にはありません。 瞬間である現在に自己の全てが現れています。 人の一生は一瞬、一瞬の連なりです。 だから、自分の人生を大切に思うのであれば、瞬間ごとの現在を大切にする以外にはないのです。 何よりも移りゆく時を虚しく無駄に過ごさないと決心して、無用なことをして無駄に時間を過ごさないで、有益なやりが…
<span style="font-size:large;">上機嫌を保つように努力すること(try to stay in a good mood)</span>
人間にとって最善とはできるだけ上機嫌で人生を送ることです。 上機嫌は幸福の秘訣です。 これとは反対に、不機嫌は自分自身にも周りの人々にも害になる罪悪です。 不機嫌は怠惰から来るものであり、気分というものは成るがままに放置していると不機嫌に傾きます。 そのため、私たちはいつも自分の気分に関心を払い怠惰を退け、上機嫌を保つように努力することが肝要です。 英訳(English tra…
<span style="font-size:large;">饒舌の弊害(Harmful effects of talkativeness)</span>
沈黙の弊害よりも饒舌の弊害の方が大きいものです。 喋るほど味が薄くなり危険が増してきます。 話の効果は時間に反比例します。 必要な時に必要なことを必要なだけ、そして必要な方法でというのが原則です。 喋る量で相手を圧倒しようとするのは愚かなことです。 喋り過ぎると締まりがなくなります。 もっと危険なのは、黙っていれば事を起こさないで済むものをいらないことまで口走るから、「…
<span style="font-size:large;">あるものを活用する暮らし上手に(Living well by using what you have)</span>
自分が持っているモノを大切にする人は、他人が持っているモノのことで心を乱したり悩ませたりはしません。 人生、思い通りにいかないのが世の習いです。 そんな場合には自分が思いどおりにできること。 例えば話すこと、黙ること、外出すること、在宅すること、食べること、寝ることなど、日常の卑近なことについて、もしこれができなかったらと想像すると、できてありがたいと気持ちが明るくな…
<span style="font-size:large;">何を残すか(what to leave behind)</span>
あの人、この人の訃報が目につきます。 肉体は消えても心に残してくれた余韻は決して消え去ることはありません。 「人は死を約束された動物である」と聖路加病院の日野原重明先生は仰いました。 人は一人で生まれ、やがて一人で黄泉の旅に出ます。 生の帰結は死です。 その前に一切は無力です。 学歴も名誉も地位も財産も形のあるものは全て壊れます。 しかし、その人が残してくれた無形の教訓は…
「空の巣症候群」も「燃え尽き症候群」も誘因は様々ですが、根本の原因は「目的の固着化」にあります。 ある目的・目標を唯一最善と信じてひたすら打ち込み、それが達成された時かまたは消失した時に、その次の目的・目標が見当たらないことにあります。 そのため、男女を問わず自分の加齢や家族構成・地位・役割・環境などの変化に応じて、目的・目標を改変していくならばこれらの症候を避ける…
<span style="font-size:large;">どんな人生にも必ず意味がある(Every life has a meaning)</span>
経済的に困窮している人、挫折して再起できずにいる人、難病あるいは不治の病に臥している人、極度の鬱状態で自殺を念慮している人、心身のいずれかまたは両方に重い障害を負っている人、身体の不断の痛みに呻吟している人、心の痛みや苦しみや悲しみに懊悩している人、人間関係や家族の中で疎外され孤独感に陥ってる人、その他の様々な不条理、不運、逆境によって生きがいを喪失している人は少…
<span style="font-size:large;">生きている間に「生」を楽しむ(Enjoy life while you are alive)</span>
春夏秋冬の移り変わりは速いものですが順序を踏んでいます。 しかし、生老病死の変遷はそれ以上に速いものです。 そのうえ、さらに順序通りではありません。 老人となり、そのうちに病に臥し、おしまいに死が来るとは限りません。 「死」は順番を飛び越えて襲ってくるかもしれません。 人は皆、いずれは死はくるものと観念的には知っています。 しかし、自分自身の死についての覚悟が切実になっ…
やりたいことというのはドンドン変わるものです。 仕事より趣味、恋愛よりも仕事、仕事よりも幸せな家庭を築くこと。 目標や夢が変わることは当たり前のことなのです。 人生には分岐点がたくさんあります。 そのうちのひとつの道を選んで進んだら新しい景色が目の前に広がる。 そして、また分岐点にぶつかる。 その連続です。 むしろ「やりたいこと」が変わったというのは、自分が新たなステージ…
<span style="font-size:large;">取り越し苦労はしないこと(Don't worry about overcoming it)</span>
先のことを心配して待つか、安心して待つか。 同じ待つのであれば安心して気持ち良く待つのがお勧めです。 しかし、心配性の人は安心していて裏切られた時のショックが大きいのでしょう。 そのため、ショックを和らげるように前もって心配しているのでしょう。 思いはそれを現実に引き寄せてしまいます。 心配は人生が好転する可能性を減らしてしまいます。 心が痛みます。 まだ来ぬ将来のことを…
私たちにとって執着の種はとてもたくさんあります。 しかし、それらはいつかは切り捨てなければなりません。 切り捨てなくても良いものは希望で切り捨てるべきものは欲望です。 最終的にあの世に持っていけるものは自分の心だけです。 だから、心を美しくするもの、心を磨くようにするものを探し、それを実行することが大事です。 この世を去る時はほとんど全てのものは捨てていかなければなりま…
<span style="font-size:large;">酷なようでもなるべく自分で・・・(Even if it seems cruel, do it yourself...)</span>
お年寄の身の回りのお世話をするのは悪いことではありませんが、できるだけ自分のことは自分でしていただくようにして、あまり世話を焼き過ぎないということが必要です。 身の回りの自分でできることまで取り上げて世話を焼き過ぎると、物忘れがひどくなったり認知症を発生させる原因になるからです。 生きるための食事にしても自分で食べることができる間は問題ありませんが、自分の力で食べる…
悩みや苦しみというのは言ってみれば自分が足りないものを挙げ連ねて、「足りないものをよこせ。」と言っているだけのようです。 夢と希望とは、ないものを欲しがること。 ないものを欲しがるのではなく自分が持っているものを喜ぶと、自分がどれほど恵まれているかに気が付きます。 ないものをねだるのではなく、自分に与えられて既に恵まれているものに目を向けたら、人間はどれほど恵まれてい…
「将来こうなったらどうしよう?」、「ああなったらどうしよう?」、「過去に違う選択をすれば良かった。」・・・そんな風に思い煩う人は多いようです。 それは全く無意味なことです。 私たちができることはたった一つ。 目の前にいる人、目の前にあることを大事にすること。 目の前にあることを一生懸命することです。 「過去を追うな。終わってしまったことに縛られるな。まだ来てもいない未来…
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もし、自分が優しい心や愛の心や明るい心、楽天的で呑気な心を持っていたら、「私は有り難いな。幸せで良い心を持てて有り難いな。ますます愛深い人になりますように。ますます生命輝く人になりますように。」と祈ることです。 そうすると、ますますイキイキと明るく生きられます。 英訳(English translation) If you have a kind heart, a loving heart, a bright heart, an optimisti…
子供たちの方から「お父さん、お母さん、長生きして欲しい。あなた方の存在は我々にとって生き甲斐です。」と思わせるような生き方を示していかなければなりません。 そういう生き方を示すためには、私たちがまず老人の生を輝かしいものと、彼らの心に植えつける義務があります。 それは私たちの責任です。 決して彼らに負い目を負わせるような生き方をさせてはいけません。 不自由になっ…
「ありとあらゆるものが皆それでいいのだ」、「自分に都合の良いことでも都合の悪いことでもそれでいいのだ、ありがとうございます」という心境になれば、それが本当の悟りです。 だから、「これでいいのだ」と全てを肯定していた天才バカボンのパパは、つまり漫画家の赤塚不二雄さんは悟っていたのです。 この境地まで達すると人生で何が起ころうが落ち着いていられます。 英訳(English…
老後とは一般に考えているような、苦しみでも孤独でも寂しさでもありません。 確かに歳を取ると自分さえ知らない嫌な面、自分が尊敬できない姿が出てきます。 お金、執着心、依存心、甘えといった自分でも自由にならない心が出てきます。 しかし、それは消えていく姿。 過去の心です。 「絶対に大丈夫」と自分自身を信じる心が欠けていると、いつまでも執着が消えません。 マイナスの心…
いくら家族が大勢いて楽しくても歳を取っていくと子どもは巣立っていき、一人また一人とだんだん周りに人がいなくなります。 過去の家族の思い出と比べると、未来はいつも寂しく孤独で不自由なものでしかありません。 つまり、過去への執着が不幸を生み出しているのです。 物がなくても、病気であっても、心が常に神様の中にいて自分はさらに進歩すると信じていましょう。 今の苦痛を受容…
悟った状態というのは全てのことに感謝できるということです。 好き嫌いに捉われないことです。 英訳(English translation) Being enlightened means being able to be grateful for everything. Don't get caught up in likes and dislikes.
運命や環境が悪くても、それは今の自分が悪いからではありません。 また、運命が素晴らしくても、それは今の自分が良いから、偉いからというわけではありません。 それは全て過去からの想念行為の蓄積が現れて消えていく姿なのです。 そのため、運命や環境が悪いからといって今の自分を嘆き悲しみ、責めて卑下することはありません。 しかし、運命や環境が良いからといって、感謝こそして…
周りの者が病気になったり苦しがったりしている時、「これは大変だ。是非治さなくては。」と力んではいけません。 「神様が生かすものは生かし、往生するものは往生させるのだ。神様は愛なのだからその人に悪いようにするはずがない。」と深く信じることです。 また、何か起こったときや困ったときにだけそうするのではなく、いつもいつも神様に、あらゆるものに感謝していましょう。 英訳…
何があっても驚かない人間。 何があっても憎しみの出ない人間。 何があっても常に愛情深い人間。 大らかでゆったりした暖かい人間になりましょう。 そうしていると、自分がどの年齢の時も、周りのどの年齢の人たちからも愛される人間になれ、穏やかな生涯が送れます。 英訳(English translation) A person who doesn't get surprised no matter what happens. He is a person …
熟年離婚されたある奥様に、理由を伺うと「ご主人が何も言ってくれないこと」でした。 『私は「キレイだよ」とか「愛してるよ」と言って欲しかった訳ではないんです。人間として当たり前の言葉を言って欲しかっただけです。例えば風邪をひいたときに「大丈夫か」とか、ご飯がおいしかったら「おいしかったよ」とか「ありがとう」とか、そんな当たり前の言葉でもいいから言って欲しかったのに、主…
人間は本来、神の分霊(わけみたま)であって業生(ごうしょう)ではありません。 つまり、人間も神と呼ばれる意識を持った原子・分子で出来ていて、神と呼ばれる高級な意識体と質は同じでレベルに差があるだけです。 世の中の全ての苦悩は人間の過去世から現在に至る誤った想念・行いが原因となって、その結果がその運命に現れて消化されていく時に起こる姿であるといわれます。 どんな苦悩であ…
物が増えたり、お金が儲かったり、地位が上がったりすることだけに幸福や喜びを感じ、感謝の心を起こしたりしていると、物やお金が減って地位が下がったりすると、不満の思い、不足の思い、恨みの思い等が起こってきて不幸感に陥ります。 常にそうした事物の変化や環境の変化だけに心を囚われず、生命の輝き、生きていること、生命を生かし切って生きていることに重点を置いている人は、事物の変…
必要な物が必要な時に入ってくる平均したお金や物の入り方が一番いいのです。 あまりたくさんだと困ります。 物を頂いたり多く持ったりした時は周りに配りましょう。 頂いた物は感謝して、その物をうまく使って生かしましょう。 要するに感謝です。 例えば、自分がやっと食べられても食べられない人より有り難い。 人より少し余っていたら人より余って有り難い。 何でも物を大事にして物に感謝す…
いかなる事態が起こっても病気が来ようと災難が来ようと、どんなことが起ころうと心を動揺させないようにしましょう。 『私は「大いなるもの」に守られているのだから、この状況は一番いい立場で現れているんだな』という風に観念できるようになることが人生を不動心で生き切る極意なのです。 悪いことは業(カルマ)の解消になっていて消えていくものです。 実際、長期的に広い目で眺めると起こ…
私たちは「大いなる存在」に見守られて導かれているのです。 例え壁に突き当たったり失敗したりしたとしても、実はそれすらも天の導きであって私たちに大きく目覚めさせ、ワンランク上の人生に導いていこうとされているのです。 一見不利に思われることも自分の取り組み方次第で益となって働くものです。 だから憂えることはありません。 どんな状況に置かれようと、それを感謝して受け止めて最…
この世は自分たちが思っている、ある種の「正義」なり「道義」なりの通りにできているのではありません。 自分がある「正義」や「道義」を持っているのは自由ですが、必ずしも自分以外の人たちも同じ考えを持っているとは限りません。 そのような「理不尽」なことをしている人を見かけた時に、何も糾弾しなくていいのかということになりますが、実は「人を裁かない」、「人を糾弾しない」という…
子供としてはどんな親であれ、やはり最期の瞬間まで親が生きていて良かったという喜び、生き甲斐を持つことができるように仕向けるのが、子供としての務めではないでしょうか。 親に「自分は子供にとって厄介者だ」、「生きていて申し訳ない」という心を抱かせるそのこと自体が誤りです。 そういったことを一切感じさせないで老後を送らせることが、私たち子供の責任ではないでしょうか。 …
私たちは自分の肉体を大切に取り扱わなければいけません。 その人がどういう人か肉体を眺めれば、大体の判断はつくのではないでしょうか。 中に入っている魂や性格を考えなくとも、その人の体つきを眺めただけで、この人はおおらかな人、だらしない人、真面目な人、嫉妬深い人、機敏な人、緊張感の強い人など・・・、おおよその見当はつくものです。 常に髪をボサボサにして手入れをしないで、汚…
人間は真実を知らなければなりません。 自分の上に起こってくる悲しみや苦しみや痛み、病、不幸の全ての原因は他人にあるのではなく、全て自分自身にあるのだということを。 「全ての原因は自分にある」、「自分こそが全ての原因である」と、この真理をはっきりと認識しなければなりません。 自分の夫や妻や子供や姑や自分を取り巻く友人・知人との間が調和せず、いつも怒りや不平不満や嫉妬に充…
人間はあらゆるものの犠牲の上に成り立っています。 「この魚によって私は生かされている。ありがとうございます。」 「この肉によって私は生かされている。ありがとうございます。」 「この野菜によって私は生かされている。ありがとうございます。」 そういう風に全てのものに感謝できる心を持って生きていきたいですね。 英訳(English translation) Human beings are made up of sacrif…
認知症になる人の共通項とは「死ぬことを怖がっている人」のようです。 今、日本人の四人に一人が認知症状態で死を迎えるそうです。 死ぬことを怖がっている、死にたくないと思っている度合いの高い人から順に、認知症になっているようです。 死を恐れている人には神が限りない優しさを持って、死を認識できないようにしてくださるようです。 本人の希望通りになっているのです。 そのた…
家族間で、あまり厳しい言葉、冷たい言葉、否定的な言葉を使っていなかったり、本人が誰に対しても相手を非難したり、攻撃的な言葉を使わないでいる人は、いよいよ最期となり死の淵にあっても、色々な心楽しめる現象が見えてきたり体験できたりして、穏やかに静かにあちらの世界に渡っていけるようです。 まだ、生きている状態で綺麗なお花畑が見えたり、明らかに観音様としか思われないよう…
「嫌なこと・人・物・現象」は自分が決め付けているだけかもしれません。 その見方を変えれば、問題は一挙に解決します。 「嫌な人」に囲まれているという自分の「感覚」こそが、「嫌」と「嫌い」の源なのです。 この人には「こんな良いところがあった。」、「こんな面もあった。」、「素晴らしい、凄い。」と思う訓練をしましょう。 そうすると、周りが皆「いい人」に見え、「いい人」に…
他人を変えようと思っても無駄です。 何ひとつ解決しません。 他人は他人で自分の人生を気に入って生きているのだから、自分の価値観でこういう生き方が良い、正しい生き方だと言うのをやめましょう。 それをやめることができると、悩み、苦しみ、煩悩がなくなります。 妻も夫も子供も舅も姑も上司も部下も先輩も後輩も、あらゆる自分の体の外の状況を、自分の思い通りに作り変えようとす…
今のあなたに、今の夫がちょうどいい。 今のあなたに、今の妻がちょうどいい。 今のあなたに、今の親がちょうどいい。 今のあなたに、今の子供がちょうどいい。 今のあなたに、今の兄弟がちょうどいい。 今のあなたに、今の友人がちょうどいい。 今のあなたに、今の仕事がちょうどいい。 今のあなたに、今の家がちょうどいい。 死ぬ日もあなたにちょうどいい。 これは大蔵経の中にあ…
自分に対して厳しい人は他人に対しても、常に同じレベルでその厳しさを求めがちです。 しかし、正義感や責任感は持っている本人が一番苦しいのです。 人を糾弾し、批判し、自分に対しても厳しい人は、確かにしっかりとは生きているのですが、あまり楽しそうな人生には見えません。 反対に、自分にも他人にも優しく生きていると、すべての人の善意と好意の上に生きているということに気が付き…
常日頃、苦虫を噛み潰したような顔の老人がいますが、老人は酸いも甘いも噛み分けていて上機嫌でいるのが最上です。 人間にとって最善とは、できるだけ上機嫌で人生を送ることです。 上機嫌は幸福の秘訣。 自分自身にも周りの人々にも害になる不機嫌は、れっきとした罪悪です。 気分というものは成るがままに放置していると不機嫌に傾きます。 そのため、シニアは自分の気分に関心を払い…
大満足の完成状態に到達したいというあなたの夢は実現不可能です。 あなたにとっては堪え難いことかもしれませんが、人生は未完成の作業、仕事、出来事から成り立っているという真実を認識し、受容することが大切です。 人生とは元来、未完成のもの、未完成のまま閉じるものなのです。 自分の人生をいつでも締め切りでいっぱいにして、人生の楽しみを締め出してしまうのは愚かな自己懲罰と…
生きやすくなる上に、さらに幸福になる。 または幸福を増す根本は、自分を「あるがままに受け入れる」ことにあります。 ひと口に言えば、完全な「自己受容」です。 まず第一に、自分を過大評価せず、反対に過小評価もせず、過不足なく、正しく客観的に評価することです。 過大評価していると優越感を、過小評価していると劣等感を抱きがちですが、こういう固着した情念を捨てることです。 …
壮年期には、お金を稼ぎたい、高く評価されたい、財産・地位・名誉が欲しいなどの願い事をするのは、仕方のないことかもしれません。 しかし、シニアになったら、それがいかに虚しく愚かなことであるかを悟り、本物の幸せへの道を手遅れにならないうちに一日でも早く歩むべきです。 英訳(English translation) In the prime of life, it may be unavoidable to make wishes such as w…
「老い」の最大の危険は心が干からびることです。 老いとは髪が白くなったり皺が増えたりすること以上に、「もう遅すぎる。」、「勝負は終わってしまった。」、「舞台はすっかり次の世代に移った。」といった気持ちになることです。 老化に一番悪いことは肉体が衰えることではなく、精神が無関心になることです。 「それが一体、何のためになる?」と老人は考えます。 そして、この言葉が…
吉川英治記念館に「たのしみある所に愉しみ、たのしみなき所にも愉しむ」ということが書いてある書がありました。 現実に固執せず、今その時の幸福を噛みしめるように意識することが人生を愉しむことです。 「楽しみのある所では楽しむが、楽しみのないところでは楽しまない。いや、仮に楽しもうと思っても楽しめない。楽しめと言われても無理だ。」と主張する人がいるかもしれません。 こ…
人間が生きているということは、この「瞬間」を生きていることであり、それ以外ではありません。 瞬間である現在に自己の全てが現れています。 人の一生は一瞬一瞬の連なりです。 それゆえ、自分の人生を大切に思うのであれば、瞬間ごとの現在を大切にする以外にはありません。 「余生はまだまだ相当あるさ」と、何となく思って、あるいは残り時間のことは考えないようにして、「現在」の…
幸福を味わおうと思うなら、些細なこと、取るに足りないような小さなことにも感謝の心を持つことです。 「朝ご飯がおいしく食べられた」、「ウグイスの鳴き声が聞こえた」、「混んだ電車に乗ったら、偶然、前の席の人が次の駅で降りた」、「テレビを見ていたら、また、本を読んでいたら、心に残る言葉に出会えた」。 これらは全て感謝の種になります。 「馬鹿馬鹿しい。そんなことにいちい…
老後は人生の余暇です。 だからまず、のんびり暮らすこと、ゆっくり生きることを基本にすることです。 定年退職者に退職後の一日のスケジュールを書いてもらうと、睡眠と食事の時間しか埋まらず、あとは真っ白ということがよくあるそうです。 そこでカウンセラーは、「これではいけないから趣味を持ちなさい。やることを見つけなさい。空白のスケジュールを黒く埋めなさい。」と勧めます。 …
人のために役立つ、社会に尽くすと構えてみても長続きはしません。 人のためではなく自分のためにやる。 まず、自分が楽しくなくては人にも喜んでもらえません。 人のため、社会のためと使命感に燃えて気負うから、長続きせずに面倒臭くなってきます。 ボランティアを趣味の延長線上に考え、自分の人生や余暇を充実させる方法として個人主義的に考えれば、気軽に取り組みやすくて長続きも…
人生は一本道ではありません。 その気になって少し道草をすれば、「あれ、こんなところにも道があったのか。」と意外なルートや抜け道が見つかるものです。 人生に正解はありません。 数学のように絶対不変の解答などありません。 だから、躓(つまず)いたら別の道を探せばいいのです。 そして、それまでとは別の場所に新しい花を咲かせればいいのです。 英訳(English translation…
一般的には、超能力でもなければ未来を見ることはできないと思われていますが、人の未来を読み取ることは実はとても簡単です。 過去どのように生きてきたのか、その過去の生き様をみれば未来が読み取れます。 過去に投げかけてきたものの集積が、今のその人の人生をつくっているからです。 目の前の人、目の前のことを大事にしている度合いがどのくらいか、それによって未来の展開の仕方が…
まるで義務のように習い事に通ったり、攻め立てられる如く外出しなくても、家にいて楽しむ方法はいくらでもあります。 いちいちその日の計画を立てなくても、その日の気分で決めればいいのです。 計画を立てたところで、その通りには進みません。 家族の計画でも同じです。 「お互い嘘をつくのはやめようね。」と言いますが、人間は嘘をつく生き物なのです。 大切なことは嘘をつかないこ…
年をとったら、あるがままの自分を見せるほうが美しいです。 それは内に秘めた教養に裏打ちされた、「大人の魅力」をどう出せるかということに尽きます。 その意味では男は外見を飾るより、むしろ見識を広く、造詣を深くすべきでしょう。 人生の酸いも甘いも噛み分ける懐の深さと、そして時に優しく、時に厳しく対処する幅の広さが求められます。 男同士でもそうですが、これが男女の付き…