小説『マリア様がみてる マーガレットにリボン』
平成時代の一大百合ムーブメントを起こした記念作「マリア様がみてる」(原作:今野緒雪)。今回のランダム感想は、短編集の『マリア様がみてるマーガレットにリボン』(2008年)。著者があとがきで弁解していますが、べつだん、集英社に媚びたサブタイではないようです。そして、集英社宣伝にひねり出したとんでもないサブタイ案もあとがきにあって、その頭のひねり具合に笑ってしまうところです。私はなるべく読みたい季節に応じたものをチョイスするのですが。現在は二月のバレンタイン直前期。でも卒業式前の話ってなんだっけ?「ヴァレンティーヌスの贈り物」は前後編で長すぎるし、だったら祐巳が二年次の二月か三月頃なんだけど。「仮面のアクトレス」以後の刊行でタイトルから時系列がわかりづらくなってしまったことがあって、適当に選んだら、うっかりと...小説『マリア様がみてるマーガレットにリボン』
2025/02/08 11:42