迫り来る江戸川の香や花菜風〖季語・花菜風〗はてなお題「小さな春みつけた」

迫り来る江戸川の香や花菜風〖季語・花菜風〗はてなお題「小さな春みつけた」

かつて江戸川の傍に住んでいました。 住まいの脇の細い道をはさんだ向こうに土手があって、その土手の下は、もう広い江戸川です。江戸川の河川敷にはサッカーや野球場などがありました。休日にはキャンプやバーベキューをしている人もたくさんいましたね。たまにTVや映画の撮影にも使われていて、土手の上を機材を持った人達がぞろぞろと歩いていました。 あの頃はそんな世間様とは関係なく、季節を意識することもなく、ただ忙しく毎日を過ごしていました。 いつの間にか冬が過ぎ、いつの間にか春も過ぎ、夏になって秋になって、ふと気がつけば1年が過ぎて・・・という、そんな感じでした。 ある日のこと、自宅を出て駅の方に向かっている…

2024/03/15 10:28