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日本の生命科学はなぜ周回遅れとなったのか2(6)〜筋収縮の生物物理3
杉先生はさらに柳田敏雄氏の恩師の大沢文夫氏に対しても批判しています。大沢文夫氏は戦前の東京帝国大学理学部物理学科の卒業で、日本の生物物理学の草分け的な存在です。名古屋大学理学部に助手として採用され、その後助教授を経て1959年教授に昇任します。1973年から大阪大学・基礎工...
日本の生命科学はなぜ周回遅れとなったのか2(5)〜筋収縮の生物物理2
デヴィッド・シラノスキー氏が述べているのは、「柳田氏が主張するATP1分子で60 nmもアクチン線維が移動すること見出せた実験は、莫大なお金がかかることで他のチームが検証するのは難しい」ということです。それ以外にも他の筋生理学者が「パワーストローク運動と違う「東洋思想」は受...
日本の生命科学はなぜ周回遅れとなったのか2(4)〜筋収縮の生物物理1
日本の生命科学はなぜ周回遅れとなったのか2(1) 日本の生命科学はなぜ周回遅れとなったのか2(2) 日本の生命科学はなぜ周回遅れとなったのか2(3) さて一番最初に述べたように杉晴夫先生は筋収縮の生理学を専門とされております。今回はその本分の筋収縮の生理に関する研究について...