日蓮大聖人のご生涯に学ぶ②立正安国論~小松原の法難
文応元年(1260)7月16日、日蓮大聖人が宿屋入道を仲介として、「立正安国論」を北条時頼に提出し第1回の国主諫暁から42日目の8月27日、松葉ヶ谷の草庵で日蓮大聖人が念仏者たちに夜襲された松葉ケ谷の法難が勃発します。この時は弟子たちの護りによって難を逃れ下総国中山の富木常忍の許に身を寄せられます。この時に、大田乗明・曽谷教信が帰伏しています。翌年鎌倉に戻った大聖人を幕府は捕らえ(弘長元年(1261年)5月12日)、伊豆に流罪します。伊豆では、船守弥三郎が大聖人を護り、病気平癒祈願をきっかけに地頭・伊東八郎左衛門が帰伏し、海中より引き上げられた一体の釈迦立像物を御供養しました。この仏像が大聖人…
2025/04/05 06:22