NPT&核兵器禁止条約は‘刀狩り’か-世界支配の構造的基盤
アメリカの銃社会に対する批判として、しばしば日本国の銃刀法が引き合いに出されます。確かに日本国は、同法によって一先ずは‘銃なき社会’が実現しています。しかしながら、同法の歴史を振り返りますと、必ずしもその目的が人々の安全を護るためではなかったことに気付かされます。日本国の銃規制の歴史を辿りますと、明治政府によって廃刀令が発せられたのは明治6(1873)年であり、その後、明治43(1910)年には、鉄砲類の所持については登録制となりました。もっとも、今日の銃刀法の起点は、第二次世界大戦後の連合国による占領政策にあります。1945年9月から翌年にかけて、GHQは、日本国の武装解除を目的として民間人の所有する刀剣類を米軍に引き渡させると共に、ポツダム勅令として鉄砲類の所持を禁じたのです(銃砲等所持禁止令)。現行...NPT&核兵器禁止条約は‘刀狩り’か-世界支配の構造的基盤
2024/10/16 12:19