自己免疫性ヘパリン誘発性血小板減少症
自己免疫性ヘパリン誘発性血小板減少症のページを更新ヘパリン起因性血小板減少症(heparin-inducedthrombocytopenia、HIT)は、抗血栓薬/抗凝固剤として広く用いられているヘパリンの重大な副作用です。免疫機序を介して血小板減少や血栓塞栓症を引き起こし、適切な治療が行なわれない場合には、生命をも脅かす重篤な病態を呈します。(HITはI型とII型に分類されますが、臨床的に問題となるのがII型で、現在では通常HITは狭義でII型のみを指しています)■原因HIT発症の原因はヘパリン依存性の自己抗体(HIT抗体)の出現です。HIT抗体は主に血小板第4因子(PF4)とヘパリンとの複合体に対する抗体です(PF4以外にIL-8やNAP-2に対する抗体によるHITの発症例の報告もありますが稀です)。...自己免疫性ヘパリン誘発性血小板減少症
2022/09/15 14:02