「午後のロードショー」『キリング・ゲーム』
『キリング・ゲーム』(13)(2013.10.30.ショウゲート試写室)アパラチア山脈に山小屋を構え、一人暮らしをしている元アメリカ軍人のベンジャミン(ロバート・デ・ニーロ)。そんな彼の前にセルビア人の元兵士コヴァチ(ジョン・トラボルタ)が現れ、一緒に狩りを楽しむことに。ところが、山へ足を踏み入れるや、コヴァチはベンジャミンに向けて矢を放つ。デ・ニーロとトラボルタが、人里離れた山奥で壮絶なサバイバルゲームを繰り広げる。2人の対立の背景にはボスニア紛争があるが、その設定は取って付けただけで、いささか上滑りしている感がある。デ・ニーロ、山奥、鹿とくれば、『ディア・ハンター』(78)を思い出すところもあるが、ここまでハードに、いじめや痛みを執拗に描く点では、“サド・マゾ映画”といえるかもしれない。とにかく痛そう...「午後のロードショー」『キリング・ゲーム』
2022/10/28 07:13