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ジャン・イベール《 物語 (Histoires) 》とその背後にある人生
ふと、何の前触れもなく浮かぶ情景があります。金の亀を使う女。小さな白いロバ。水晶の籠。ジャン・イベールの《物語(Histoires)》は、そんなイメージの断片を音に変えた、短くて美しい10曲の小品です。 “Histoires”はフランス語で「物語(stories)」や「小話(anecdotes)」を意味する言葉。つまりこの曲集は、「音の短編集」として捉えることができるのです。今回はその中でも、第4曲《おてんば娘》を通して、その魅力を紐解いていきます。 1. 作曲家イベールってどんな人? ジャン・イベール(Jacques Ibert, 1890–1962)は、ユーモアと色彩に
こんにちは!ピアニストの山本実樹子です。イベールという作曲家をご存知ですか?Jacques François Antoine Ibert (1890年8月...
透明感も、立ち上る香りも、 温かさの種類も、洒脱さの違いにも
ピアニスト・山本実樹子主宰【ミントの森Music School&サロン】ブログです。ピアノ・ヴァイオリン・ヴィオラ、室内楽のレッスンの他、創造力を刺激する オリジナリティあふれるイベントやコンサート、講座を定期的に開催しています。
【コンサート感想】佐渡裕/新日本フィルでフォーレのレクイエム
先週に引き続き、佐渡裕/新日本フィル。本日(1/31)は、“すみクラ”シリーズ。フォーレのレクイエムを最後に据え、イベールやアルチュニアンのちょっと聴けない…