RRR
10月23日鑑賞。 久しぶりに映画館で鑑賞するインド映画「RRR」。 「バーフバリ」をヒットさせたS・S・ラージャマウリ監督の最新作である。 【あらすじ】 1920年、イギリスの植民地政策下にあるインド。野性を秘めた男・ビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr)はイギリス軍に連れ去られた村の少女を救うため、仲間と共にデリーへ向かう。そこで、ある出来事をきっかけに内なる怒りを燃やす男・ラーマ(ラーム・チャラン)と出会い、互いの身分を知らないまま親友となる。しかしラーマはイギリス軍の警察官であり、ビームの本当の目的を知った彼は友を投獄する。 思えば、私が初めて見たインド映画は「ムトゥ踊るマハラジャ」で、当時はハリウッド映画と比べてしまうと画質は少し荒かったですが、突然始まる踊り、香港映画ばりのアクション、そして「え!今タイトル出るの!!」という驚きがあったことを鮮明に覚えています。しかし、ものすごく新鮮なものを見たという満足感でいっぱいでした。 今回鑑賞した「RRR」はと言うと、インドという国もITで発展し、映画産業も大きく発展したことで、CGなどの映像表現は世界トップクラスでしたし、昨今はハリウッドじゃなきゃ大作映画は作れないというイメージは完全に崩れたと思います。 と、映像面やアクションについて飛躍的に進化しているのですが、しっかりインド映画特有の集団ダンスや歌という表現文化は守られていました。 言葉は全くわかりませんが、高速ダンスや集団ダンスは、見ているだけで楽しくさせてくれました。 本作品のエンディングでも出演者のダンスで締めくくられるのですが、なんと監督自身もダンスに参加していました。 そして、今回注目していただきたいポイントは映画中盤で突然登場する「Interval(休憩)」の文字である。 日本の上映館では休憩を挟みませんが、インドでは、映画でも休憩を挟むことが一般的だと前職の同僚だったインド人に教えてもらったことがあり、「あぁ、これかぁ!」と思い出し、ついつい笑ってしまいました。
2022/10/23 17:33