長安より文殊の知恵が奈良に来る
575の習作のため江戸川のほとりを散歩中の写真と俳句風、短歌風の言葉を載せます。自転車の日記「江戸川の畔」も書いています。
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長安より文殊の知恵が奈良に来る
紫のあやめ咲くなりお狩場に
古き屋に古希をすぎたる学徒たち(学習院大学)
歩くほど腰が解ける朝日浴び
刈り上げた土手に目立つは白球か(江戸川河川敷)
活躍のドローン覗くや屋根の上
つまらぬと嘆く魂救えぬか所詮他人は壁の向こうか
谷津道で我迎えらる田の緑
雨の日は花はうれしや身は鈍る
アンティーク飲むコロンビア黒糖か
せっかくの観光資源や無駄になる(意地の突っ張りあい箱根の開発)
島唄に踊るあほうに酔う夜や
ひとごみの川は流れる心斎橋
コリコリと小気味良きかな筍飯
歳を経て桜散るらむ春すぎて(里見公園)
おぼつかぬ歩みで見上げる桜花
千年の時超え生きる切手にて(アジャンター第一窟、守門神像)
泡の如く消えてしまうや我が知識底に残るは我が読む姿
サワサワと竹が騒ぐや春の息
潮が引き広きグラウンド波の跡
小気味よく並ぶコキアや運動会(水元公園の圃場にて)
ドリップの苦さ爽やか木陰の風(水元公園、BBQ広場)
婆さんや賑やか集う梅雨の間に(女性陣は、どこに集っても楽しそう)
木々そよぐ雨上がりの隅どくだみや(里見公園)
愛される庭園閑か初夏の風(練馬区牧野記念庭園にて)
無坊への無謀な走り脚足らず
体力の衰えて知る若き日の無茶な行動懐かしきかな
コロナ明け様子確認食堂街変わらず混んで諦める’きじ’(新梅田食堂街の名店’きじ’、相変わらず長蛇の列で1時間待ち)
雨雲に相輪映えるや老師の声(花園大学講演会)
薔薇の香にくしゃみするなり野暮な犬(里見公園のバラ園にて)
冷たき雨梅雨の初めか紫陽花よ
絵のために記念日でもなく薔薇を買う
煙突がきれいになくなる焼却場
雨のあと芽吹くアジサイ野鳥園
練る姿見ても楽しむ蓬莱や
ため息の出るや今治五月晴れ(今治港の早朝瀬戸内を眺めて)
激坂を押しては下り大三島
リユースやこだま快適元グリーン(大阪より西のこだまは、元グリーン車両)
大阪のメトロ優しや自転車に(大阪の地下鉄は、各車両毎に、車椅子固定シートがある)
飴玉かチェリーセージの花が咲く