島唄に踊るあほうに酔う夜や
575の習作のため江戸川のほとりを散歩中の写真と俳句風、短歌風の言葉を載せます。自転車の日記「江戸川の畔」も書いています。
島唄に踊るあほうに酔う夜や
ひとごみの川は流れる心斎橋
コリコリと小気味良きかな筍飯
歳を経て桜散るらむ春すぎて(里見公園)
おぼつかぬ歩みで見上げる桜花
千年の時超え生きる切手にて(アジャンター第一窟、守門神像)
泡の如く消えてしまうや我が知識底に残るは我が読む姿
サワサワと竹が騒ぐや春の息
潮が引き広きグラウンド波の跡
南風に頭撫でられ歩く潟
春雨やヒヨドリが鳴く花の影
ミモザ咲く川畔の道や風強し
まばらなる菜花見るなり春の道
風弱く雲怪しきや三番瀬
切り口や枝なまなまし寒き空(赤坂御所)
束の間に集う老人冬陽差す(水元公園に輪友集う)
適量がわからぬものや腹の肉
こぬか雨救急車が人を待つ
次々と旅立つ人や夕暮れに
菜の花や香る水路の先に鴨(お狩場近く)
冬の陽や波が静かに三番瀬
雪原に毅然と建つや和洋大
ジャリジャリとチェーン鳴らして雪の空
慣れぬ雪恐々歩くへっぴり腰
寒き朝小さき梅がこちら見る、寒き朝小さき梅が我を見る
デニーズでこくりこくりと本を読む、デニーズで舟を漕ぎつつ本を読む
冬の日に目に眩しきや黄色き菜
厳しさや責任感が身に染みる
金色の住処がほこるいにしえの阿弥陀の教え今いずこ(平泉中尊寺金色堂模型)
椅子壊れ姿勢ただすか固き背に
マエストロ語る話や力こぶ(ハンドメイドバイシクル展にて、安田さん)
習熟やテントのあとのアヒージョも
冬の朝理想の食事労多し
夕風に騒ぐ梢が煌めくや
濃厚なココアの味はタンパクか
身が縮む寒き陽にさくボケの花
初詣甘酒腹に沁み渡る
拒否される年に一度の便りかな
晴天や心静かに日を拝む
磨き上げくるまも喜ぶ大晦日
穏やかな陽を浴び歩く師走かな
師走の朝温かき陽につぼみ待つ
一瞬の血圧低し嘘のよう(しかししっかり記録する我)
極端な物を食べるなと歯が言うや(知覚過敏で知る養生や)
野鳥撮る人を見るなり観察舎(行徳野鳥観察舎)
冬の午後暖かき陽や常夜灯
筋肉を鍛えるとはいえ食べ過ぎだ
うまいけど半分残す白米や
白米を半分食べる減量や
紀ノ川を模したる和歌の六義園、和歌浦模したる庭や六義園
秋の陽に血の紅葉みてなに思う(平林寺にて)
カラフルな人参楽し弁当へ
健康を金で買えるかライザップ
秋空にクッキリ立つやスカイ塔
黄色き葉煙に燻され国府台
紅葉や季節外れの暖かさ
晴れ渡る秋日に食べるカレーかな
モネの秋共感できるピカソより
手だれ技トンテキも美味崎陽軒
校外であゆ飛び跳ねる秋の日に(木場公園で校外学習の小学生を見る)
光陰の人も変わるや新建屋(病院も新しくなったが、世話になった先生も去っていく)
秋の空青き背景看板の朱に輝くやよき香りかな
堂々と居座るカラス糞だめよ
本の森ワクチン前の一休み
弱る体考え鍛え手に本を
風に吹かれただ生きているだけで良い
太い蕎麦香りと食感野武士なり(印西のふくねで天ザルを食べた)
盃を傾け語る夢うつつ(輪友の家で語らう)
秋の身や十人十色頭よせ
入魂がなくても気高き観音像(東京芸術大学で研究摸刻の十一面観音を見る)
虫の声秋の夕暮れ密やかに
風はらみ腹一杯のネットかな(台風のような10mの南風に、建築中の防護ネットがはち切れそうだ。)
秋の朝生きてるだけでも素晴らしい(体の不自由な方が、コーヒーを飲みおえ、杖をつきながらやっとの思いで改札口へ歩いていく。)
秋晴や寅さん祭りの帝釈天
青山の枯葉輝く夕暮れや(学舎のかえり、赤坂御所まえの高い木の先端が輝く。)
革新のキュビズムのなかアフリカや(キュビズムのピカソはアフリカの民芸品に強い印象をを受けた。)
尾を寄せて夢中で啄む飯一碗
水分けて腕の力で選考会
あわだちそうススキ押しのけ河原占め
目立たぬ木秋には赤き実がつくや
黄色いと市内まわるや目立つなり
スライドショー作りながらの懐かしさ思い出すのは古き友なり
恥ずかしげ頭のぞかす秋の富士
秋の陽を首を伸ばして望む花
見上げるとカラスは見えず秋晴れや
広東麺久しぶりなり友と食う
秋雨に濡れつ匂うや金木犀
10月も半ば過ぎての金木犀
リクガメやのたりと歩み秋をはむ
生き延びた人が味わう赤ワイン(九死に一生を得た友人と同窓会に参加した。)
秋のそら一反もめんとススキの穂
秋風に雀遊ぶや相之川
すすきの穂さそう手招き彼岸へか
秋なのに蚊が刺すなり我が足を
見上げると鯉のうろこに朝日かな
歩く道無為に過ごすや葛西園ひねもすのたり心地良き風
新しき道を見つけて物狂おし
甘きものさすがに美味し久しぶり
10年も続くカレー屋懐かしき
まだ暑きなぎさで遊ぶ青春や(西なぎさにて)
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島唄に踊るあほうに酔う夜や
ひとごみの川は流れる心斎橋
コリコリと小気味良きかな筍飯
歳を経て桜散るらむ春すぎて(里見公園)
おぼつかぬ歩みで見上げる桜花
千年の時超え生きる切手にて(アジャンター第一窟、守門神像)
泡の如く消えてしまうや我が知識底に残るは我が読む姿
サワサワと竹が騒ぐや春の息
潮が引き広きグラウンド波の跡
南風に頭撫でられ歩く潟
春雨やヒヨドリが鳴く花の影
ミモザ咲く川畔の道や風強し
まばらなる菜花見るなり春の道
風弱く雲怪しきや三番瀬
切り口や枝なまなまし寒き空(赤坂御所)
束の間に集う老人冬陽差す(水元公園に輪友集う)
適量がわからぬものや腹の肉
こぬか雨救急車が人を待つ
次々と旅立つ人や夕暮れに
菜の花や香る水路の先に鴨(お狩場近く)
春雨や水を貯めたる壺の花
名はアイコ清楚な薔薇や咲く里見(里見公園のバラ園にてプリンセスアイコという薔薇を見る)
はや藤が花笠のよう国府台(春の季語を本でさがす)
はなやぐや弾む会話とバーベキュー
大阪の味が沁みたる焼売か
キムチ食べ花も開くや昔話
静けさや原色の街正東風吹く(正東風:まごち、春の季語)
雨上がり仰てみれば浄土かな(法隆寺、夢殿)
立ち食いで美味い蕎麦あり三ノ輪にて(よく調べるやテレビスタッフ)
スズランの香り爽やか初夏の風
菜花炒め苦み広がる口の春(劉にて)
塗り薬瞼はりつく接着剤
初夏の風ネズミ誘われ頭みせ
黄砂舞いヘルペス痒し遊びすぎ
八十路すぎディラン唄いて絞り切る(国際会議場駅の手塚陶板) 八十路すぎディラン唸るや土の唄
風に舞う砂丘の砂やラクダの目(めもらいが、ようやく治りかけ)
しめ縄や過去と未来を結ぶ縁
まだ白き帽子をかむり初夏を待つ
迷彩の蟹が潜むや三番瀬
人飛ばし春の強風待ち人来ず