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小説を勝手にくくって20選 https://nmukkun.hatenablog.com/

ミステリーを始めとして、私の趣味で勝手にジャンルをくくって作品20を選びました。書評のブログがたくさんあるので、私独自の感想を書くことを目標にしています。当面は毎週月曜・水曜・金曜と定期刊行(?)を目指します。

ムっくん
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2021/04/05

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  • 6 自由は死せず(板垣退助) 門井 慶喜(2019)

    土佐藩は上士の家に生れた板垣退助は、親どころか藩主も持て余す暴れん坊。倒幕戦は武士道とはかけ離れた戦術で勝ち進む。しかし戦に飽きると、弁舌で政府に挑む。

  • 5 岩倉具視 言葉の皮を剥きながら 永井 路子(2008)

    公家でも最下級の家格に生まれた岩倉具視は、幕末の動乱の中、様々な謀略を抱えて活躍する。そこには当時世を動かした「言葉」を巧みに使い分ける姿があった。

  • 4-2 竜は動かず 奥羽越列藩同盟顚末 ② 上田 秀人(2016)

    京都は混乱していた。長州、薩摩、会津がそれぞれ対立する。大政奉還からの混乱を玉虫左太夫は仙台藩および会津と朝廷の仲介に奔走するも、官軍が頑迷だった。

  • 4-1 竜は動かず 奥羽越列藩同盟顚末 ① 上田 秀人(2016)

    仙台藩の微禄藩士に生まれた玉虫左太夫は、向学の思いから上京して、国学者として有名な大槻磐渓の知遇を得る。海外への興味から渡米し、世界を見聞して帰国する。

  • 3 覚悟の人 小栗上野介 佐藤 雅美(2007)

    名門の旗本の小栗忠順は、文武に秀でて、外国人との交渉も巧みだった。幕府立て直しのために外国の力を借りて倒幕派を討とうとするが、反対派はその実力を恐れた。

  • 2-2 勝海舟 ② 子母沢 寛(1941~1946)

    長州征伐で敗北を喫した幕府は衰退への道を歩み、徳川慶喜は大政奉還を受け入れた。しかし戦いの火種は未だ盛んで、勝海舟は日本のために戦乱の回避に努める。

  • 2-1 勝海舟 ① 子母沢 寛(1941~1946)

    暴れん坊の小吉の子の勝麟太郎は、佐久間象山の洋学塾に入門する。ペリー来航により攘夷か開国かで世の中が揺れる中、咸臨丸で渡米して表敬を果たす。

  • 1 花の生涯(井伊直弼) 舟橋 聖一 (1953)

    井伊家の14男に生れた直弼は、将来が見えずに暮していた。しかし兄たちが亡くなり藩主になると、ペリーが来航して幕府始まって以来の混乱に直面していた。

  • 番外 近世(江戸時代編)で取り上げなかった本たち

    鎌倉・室町時代と違って血生臭いゥ話が減った江戸時代。士農工商の階級社会が定着しましたが、その中での身分間の矛盾は、時代小説のテーマとなりました。

  • 20 杖下に死す(大塩平八郎の乱) 北方 謙三(2003)

    お庭番の子の光武利之は大坂に遣わされ、そこで大塩平八郎の親子と会う。飢饉で困窮する民衆のために大石親子は蜂起するが、その裏側では幕府の権力争いがあった。

  • 【再掲】 坂の上の雲 ②(-1972)

    ついに欧州の大国ロシアと戦うことになった日本。力を結集して立ち向かうも、苦戦は免れない。その中で好古・真之の兄弟もそれぞれの立場で戦いに立ち向かっていく。

  • 【再掲】 坂の上の雲 ①(1969-)

    明治新政府と共に成長した3人の若者は、当初の目的とは異なる進路を選択していた。それは近代国家としての成長と同じ軌跡を描き、近代戦争に巻き込まれていく。

  • 19 大一揆 平谷 美樹(2020)

    水稲生育に適さない領地で、家格にこだわる南部藩は領民への圧政が続いていた。三浦命助は一揆を企てるが、一揆側の要求を通すために、周到な計画を練り上げた。

  • 18 薩摩藩経済官僚(調所広郷) 佐藤 雅美(1986)

    薩摩藩の借金は500万両に膨れ上がり、財政は完全に破綻した。茶道家の調所広郷は島津重豪の命で、借金立て直しを図ることになる。その方法は踏み倒しと密貿易。

  • 17 花ならば花咲かん(田中玄宰) 中村 彰彦(2011)

    名門に生まれた田中玄宰は、祖父の教えで志操堅固な武士に成長する。家老になると会津藩の財政改革を成功させて、一方で教育にも力を入れて尚武の家風を守り抜いた。

  • 16 小説蜂須賀重喜 阿波藩財政改革 童門 冬二(1987)

    小藩の四男に生れた佐竹岩五郎は、阿波25万石の藩主となる運が開かれる。蜂須賀重喜と名乗り財政改革に着手するが、家臣だけでなく幕府の思惑にも巻き込まれる。

  • 15 十五万両の代償 十一代将軍家斉の生涯 佐藤 雅美(2007)

    11代将軍徳川家斉は、52年に亘り幕政に君臨する。その間寛政の改革、化政時代、天保の改革と政策に定見がない。体制の軋みは広がり、幕府瓦解の原因を築いていった。

  • 14 家康の遺策 関東郡代記録に止めず 上田 秀人(2011)

    伊奈家は3千石の旗本だが、実態は関東郡代として20万石を支配する実力を持っている。そして家祖は家康の伊賀越えから付き従い、巨額の遺産を託されたと噂があった。

  • 13 主殿の税 田沼意次の経済改革 佐藤 雅美(1988)

    紀伊藩の足軽の家に生れた田沼意次は、吉宗が将軍就任に伴い旗本となり、9代将軍家重の覚えめでたく老中にまで出世し、破綻した幕府財政を立て直そうとする。

  • 12 吉宗と宗春 海音寺 潮五郎(1943)

    紀州藩主吉宗との将軍家争いに敗れて失意のまま亡くなった尾張藩主の継友。弟の宗春は尾張藩主になると、吉宗の倹約政策を当てつけるような政策を、領内で広める。

  • 11 天下商人 大岡越前と三井一族 高任 和夫(2010)

    大岡忠相は八代将軍吉宗に見出されて江戸南町奉行に出世すると、吉宗が目指す改革の実行を迫られる。物価の安定を目論む忠相は、豪商三井高平との対立を迫られる。

  • 10 知の巨人 荻生徂徠伝 佐藤 雅美(2014)

    父が江戸から追放となった荻生徂徠は、その後江戸に戻るも貧窮に喘ぎながら学問を続ける。その学識が徳川綱吉に認められて出世を遂げ、自らの学識を深めていく。

  • 9 江戸を造った男(河村瑞賢)伊東 潤(2016)

    貧農から豪商に登り詰めた河村瑞賢は、幕府要人に頼まれて数々の事業をやり遂げる。商人の枠を超えて人に向き合い、仕事をやり遂げるリーダーの姿だった。

  • 8 貨幣の鬼 勘定奉行 荻原重秀 高任 和夫(2009)

    旗本の次男坊に生まれた荻原重秀は、大規模な検地を成功させて将軍綱吉に見出され、ついには財政の責任者となって、構造的な赤字を抱えた幕府財政の改革に取り組む。

  • 7-2 光圀伝 ② 沖方 丁(2012)

    光圀の望みを知った泰姫は同意するが、嫁いで4年で没する。藩主となった光圀は、後継に頼重の指名し義を完遂する。光圀待望論が広がる中、将軍綱吉は面白くない。

  • 7-1 光圀伝 ① 沖方 丁(2012)

    徳川家康の11男頼房を父に持つ光圀。父は長男の頼重を差し置いて光圀を世子に定める。光圀はそれが負担となり、町で暴れ論議をふっかけるなど鬱々とした日を過ごす。

  • 6 名君の碑 保科正之の生涯 中村 彰彦(1988)

    二代将軍秀忠の子に生れながらも正妻から隠されて育った保科正之は、「足るを知る」人物に育ち将軍家光に信頼される。領地経営も善政を施し幕府政道を支え続けた。

  • 5-2 虹の刺客 小説・伊達騒動 ② 森村 誠一(1993)

    酒井忠清の将軍を凌駕する野望に気づいた原田甲斐。そして伊達兵部も酒井に危惧を抱き、忠清の密書を世に晒す。窮地に陥った忠清は強引な手を講じようとしていた。

  • 5-1 虹の刺客 小説・伊達騒動 ① 森村 誠一(1993)

    伊達政宗の孫の綱宗は驕奢が過ぎて隠居に追い込まれる。後継を望んだ伊達宗勝は幕府の権力者酒井忠清と結んで野望を果たそうとするが、家老の原田甲斐が立ち塞がる。

  • 4 鬼神の如く 黒田叛臣伝 葉室 麟 (2015)

    黒田家重鎮の栗山大膳は、藩主長政が危惧して廃嫡を決意した忠之を擁護して藩主に就任する。しかし忠之は奇矯な性格が収まらず、諫言する大膳と対立を深めていく。

  • 3-2 われに千里の思いあり ② 中村 彰彦(2008)

    前田利光改め利常は、幕府の容喙をかわして藩を運営する。長男の光高は若くして急死し残された子綱紀は3歳。利常は英才教育を施して、藩の継承に力を尽くす。

  • 3-1 われに千里の思いあり ① 中村 彰彦(2008)

    洗濯女として前田家に採用されたお千世は利家の子利光を産む。数多くの正妻の子がいる中、嫡子利長はまだ幼い利光に非凡を見出し、三代目を継がせる決意をする。

  • 2 水の砦 福島正則最後の闘い 大久保 智弘 (l989)

    本多正純の策謀に嵌まり、福島正則は50万石の知行から4万5千石に大減封となる。そして嫡男の忠勝が暗殺されると、智謀をかけて本多正純と戦うことを決意する。

  • 1 覇剣・武蔵と柳生兵庫助 鳥羽 亮(200l)

    宮本武蔵は侍大将を夢見るが、乱世は収まり活躍する場所はない。決闘に勝ち続け、新陰流を受け継いだ、柳生兵庫介利巌と対決して名を挙げようと、尾張へと向う。

  • 20 漆の実のみのる国【歴史物】(1997)

    減知と浪費が重なり、名門上杉家は藩存亡の危機に陥っていた。養子で藩主となった後の鷹山は、反対勢力を粛清して藩立て直しに尽力するが、改革の実は結ばない。

  • 19 密謀【歴史物】(1982)

    軍神謙信の後継、上杉景勝。豊臣政権を支え秀吉薨去後は、側近直江兼続は天下を望む徳川家康を征伐する「密謀」を石田三成と交わす。しかし景勝の思いば別にあった。

  • 18 市塵【歴史物】(1989)

    儒者として生き、生活に困窮する新井白石だが、徳川綱豊に使えてから運命が代わる。綱豊は将軍家宣となり、白石は政治顧問として政策を立案、運営していく。

  • 17 回天の門【歴史物】(1979)

    酒造りの家に生れた清河八郎は、文武に秀でて志士として名を挙げる。しかし出身の庄内藩は眠ったままで、志を遂げるために、様々な力を利用しなくてはならなかった。

  • 16 義民が駆ける【歴史物】(1976)

    松平斉典は将軍家斉の子を養子に迎え、財政難の領地を豊な庄内への国替えを画策する。将軍の意向を背に動き出す幕閣に対し、庄内藩は領民も合わせて対抗策を講じる。

  • 15 一茶【歴史物】(1979)

    一茶は継母と折り合いが悪く江戸に出奔して、賭け俳句で頭角を現わす。父の遺産を義母から奪い取り、若い妻を娶って家名存続に執念を燃やす激しい心を持っていた。

  • 14 よろずや平四郎活人剣【市井物】(1983)

    旗本の次男坊に生まれた神名平四郎は、剣術道場を建てる資金を騙し取られ、やむなく長屋で「よろずもめごと仲裁」を稼業にする。そこで様々な人と出会うことになる。

  • 13-2 橋ものがたり ②【市井物】(1980)

    1読者としてこの短篇集を読み終えると、最後の作品「川霧」のように、橋とは出会いと別れ、そして過去と未来を繋げる象徴だと、心に刻まれます。

  • 13-1 橋ものがたり ①【市井物】(1980)

    藤沢周平が挑んだ「橋」とテーマにした連作短篇集。前後編に分けましたが、こちらでは「小ぬか雨」と「小さな橋で」の2編が最近ドラマ化されました。

  • 12 闇の穴【市井物】 (1977)

    全作品を通して、藤沢周平作品としては、いつもと違ったテイストを感じさせる短編集。それだけに特徴が出ています。映画化された「小川の辺」が収録されています。

  • 11 暁のひかり【市井物】(1976)

    こちらも初期の短編集。市井者として、町人が生活する中で味わう喜怒哀楽が全て詰まっています。「しぶとい連中」は、その中でも珍しいユーモアを感じさせます。

  • 10-2 時雨みち【市井物】(1981)

    こちらは1編が20~30ページと短い作品ばかりですが、全てにおいて藤沢周平が手を変え品を変え、味わいを感じさせてくれます。名作「山桜」が収録されています。

  • 10-1 時雨のあと【市井物】(1976)

    市井物と呼ばれる中では初期の短篇集、「果し合い」は仲代達矢主演で映画化されました。故人と基には「鱗雲」に特に味わいを感じます。

  • 9 秘太刀 馬の骨【士道物】(1992)

    藩の近習頭取の浅沼半十郎は、家老の小出帯刀から呼び出され、6年前の望月家老暗殺で使われた秘太刀「馬の骨」の伝承者を、甥の銀治郎と共に探す使命を受ける。

  • 8 三屋清左衛門残日録【士道物】(1989)

    三屋清左衛門はほどほど出世をし、藩主の死去を機に隠居を願い出る。隠居後も相談事を持ち込まれたりで忙しい毎日を送り、自分の居場所が増えていくことになった。

  • 7 蝉しぐれ【士道物】(1988)

    隣家のふくに恋心を抱いていた牧文四郎。父が切腹し転居を強いられてふくから離れてしまう。そしてふくも文四郎に自分の気持ちを伝えられないまま殿に召し出される。

  • 6 たそがれ清兵衛【士道物】(1988)

    表題作を含む8編からなる短篇集。タイトルの言葉選びが見事で、また最後のヒネりまで気を使って、良質のミステリーを読んでいる錯覚に陥ります。

  • 5 風の果て【士道物】(1985)

    植村隼太は部屋住みの身分から出世を果たし、子供の頃からの友だった杉山忠兵衛を追い落とすことに成功した。権勢を握った首歌こと又左衛門は、その人生を振り返る。

  • 4-2 隠し剣秋風抄【士道物】(1981)

    隠し剣シリーズの2冊目。名作「武士の一分」を始め、秘剣が手を変え品を変え、様々登場します。この作品集は、藤沢周平の引き出しを多さを感じさせます。

  • 4-1 隠し剣孤影抄【士道物】(1981)

    藤沢周平が様々な「秘剣」をテーマにして、下級武士の男女の生態を描きます。内容もさることながら、秘剣のネーミングも、一つ一つに、ニヤリとさせられます。

  • 3 用心棒日月抄【士道物】(1978)

    馬廻役の青江又八郎は、藩主を毒殺する密談を耳にして、そこから許嫁の父親を殺害する。脱藩して江戸で浪人として日々暮しながら、許嫁が仇討ちする日を待つ。

  • 2 竹光始末【士道物】(1976)

    藤沢周平の「士道物」をテーマとした初期の短篇集。内容は辛く厳しく、まだユーモアは前面に出していない。これから頻出する「海坂版」を舞台とする作品が多い。

  • 1 暗殺の年輪【士道物】(1973)

    直木賞を受賞した表題作を始め、藤沢周平の初期の短篇をまとめた作品集。既に「藤沢作品」は完成していて、人の心の機微や裏側を映す物語となっています。

  • 番外 逆説の日本史12 近世暁光編「天下泰平と家康の謎」 井沢元彦

    日本史上随一の「リスクマネジメント」を誇る徳川家康。大名、朝廷、宗教など各方面で「分断統治」を行い、戦乱を遠ざける、磐石な幕藩体制を築くに至った。

  • 20 汚名(「本多正純の悲劇」改題) 杉本 苑子(l992)

    本多正純の影響で蟄居の身になった主君の命で、越ヶ谷謙作は間諜として正純の情報を得ようとする。ところがそこで聞く清廉潔白な正純の姿に、次第に惹かれていく。

  • 19 黄金の華(後藤庄三郎) 火坂 雅志(2002)

    京都の両替商手代の庄三郎は、秀吉の家臣だった徳川家康の誘いで江戸に下向する。そこで貨幣の流通や資金調達で才覚を表わし、江戸幕府の財政を担うことになる。

  • 18 按針 仁志 耕一郎(2020)

    一攫千金を夢見て新航路を目指す船に乗ったイギリス人のィリアム・アダムスは、命からがら日本に流れ着く。そこは母国とは違う不思議な国で、将軍、徳川家康の知遇を得る。

  • 17 黒衣の宰相(金地院崇伝) 火坂 雅志(2001)

    没落した名門一色家に生まれた崇伝は、学問で身を立てる決意をする。知恵でのし上がり師を踏み台として、秀吉そして家康の幕僚となり、「僧侶大名」と呼ばれた。

  • 16 徳川秀忠 戸部 新十郎(1992)

    徳川秀忠は関ヶ原の決戦に間に合わない失態を犯すが、それを気に病む様子もない。軍監の本玉正信は、家康との秘密の作戦を察していたのではないかと疑いを持つ。

  • 15-2 捨て童子・松平忠輝 ② 隆 慶一郎(1989)

    イエズス会や大久保長安の思惑に巻き込まれるが、忠輝は自らの道を歩む。そんな忠輝を二代将軍秀忠は追い落としを求め、父の家康は、忠輝を危惧して計略を図る。

  • 15-1 捨て童子・松平忠輝 ① 隆 慶一郎(1989)

    魁偉な容貌で生まれた忠輝は、父の家康から疎まれるも、母から受け継いだ「異能」で周囲を魅了していく。そんな家康の子に対して、周囲は様々な思惑が入り乱れる。

  • 14 家康の子(結城秀康) 植松 三十里(2011)

    側室の子に生まれた於義伊は、父の家康からは対面も叶わない。長男信康が切腹しても嫡子は弟となり、秀吉の人質とされる。更に小大名の結城家に養子に出される。

  • 英雄たちが作る「名作」 1982年と1986年のW杯

    1980年代のサッカーW杯は、「名作」をも言える試合が数多く誕生しました。その中心にいたマラドーナ、ジーコ、プラティニ、ルンメニゲを中心に語ります。

  • 13 乱世を看取った男 山名豊国 吉川 永青(2021)

    名門の山名家は、応仁の乱ののち衰退の一途を辿っていた。後を継いだ山名豊国は、梟雄が争い、その後織田家が侵攻する因幡で、難しい舵取りを迫られていた。

  • 12-2 虎の城(藤堂高虎)② 火坂 雅志 (2004)

    尊敬する主君豊臣秀長の死により一旦は牢人したが、秀吉そして家康に接近する。戦働きだけでなく、防諜や築城などの特技によって、家康から絶大な信用を受ける。

  • 12-1 虎の城(藤堂高虎)① 火坂 雅志 (2004)

    浅井の家来だった藤堂高虎は、巨漢を生かして戦で活躍するも、主君には恵まれない。そこに羽柴秀長の誘いを受け、槍働きだけではない仕事の重要性を教えられる。

  • 11 名君の門(森忠政) 皆木 和義(2005)

    森家は兄たちが全て若くして亡くなり、六男の忠政が後を継ぐ。兄長可の無念を旧領で圧政を引く。しかし信濃から美作に転封となると、新たに国作りを行った。

  • 10 生きて候(本多政重) 安部 龍太郎(2002)

    本多正信の次男として生まれた本多政重は、兄正純とは違った武勇者。ひょんなことから徳川家を出奔し、福島、宇喜多、上杉、そして前田と外様大名を渡り歩く。

  • 9 孤闘 立花宗茂 上田 秀人(2009)

    大友家の忠臣高橋紹運の嫡子ながら、猛将立花道雪に強いられて養子となった立花宗茂。家風が合わず妻の誾千代からは蔑まれる中、自らを鍛え勇将に成長していく。

  • 8 奥州戦国に相馬奔る 近衛 龍春 (2020)

    平将門を祖とする相馬家。当主義胤は伊達政宗との対立、秀吉への臣従、関ヶ原で徳川と敵対など、幾多の滅亡の危機を乗り越えたが、大津波が領地を呑み込んでしまう。

  • 7 島津奔る 池宮 彰一郎(1989)

    島津家は九州の覇業、対秀吉戦、朝鮮の役、そして内乱が続き国力が疲弊する。兄義久の後を継いだ島津義弘は、そんな中で秀吉亡き後の行く末を定める必要があった。

  • 6 毛利は残った 近衛 龍春(2009)

    元就の後を継いだ毛利輝元は、関ヶ原で西軍の旗頭でありながら家康にも誼を通じて戦いに敗れ、大減封を命じられる。輝元の本当の戦いは、ここから始まった。

  • 5 群雲,関ヶ原へ 岳 宏一郎(1998)

    秀吉が薨去すると、天下の趨勢は徳川家康に移るが、石田三成はその流れを食い止めようとする。家康は天下人になるために知恵を絞るが、最後は決断に迫られる。

  • 4 獅子の系譜(井伊直政) 津本 陽(2007)

    今川家から祖父、父と誅殺された井伊直政。幼い時から苦労を重ね、徳川家康の家来になる常に自分を厳しく律し戦場で働き、若くして四天王の一人と認められた。

  • 3-2 新三河物語 ② 宮城谷 昌光(2008)

    三河を統一した家康。三方ヶ原の戦で敗れるも、大久保忠世と忠佐の兄弟は徳川の意地を見せた。そんな大久保家だが、家康の天下になると、冬の時代が訪れる。

  • 3-1 新三河物語 ① 宮城谷 昌光(2008)

    今川家の人質となった松平元康を、祖父の代から支える大久保忠俊。戦の達人として長らく戦場で活躍したが、一向一揆の決着を機に、総帥の座を甥の忠世に託す。

  • 「ミニチュア アートフェス みやぎ」に行ってきたよ!

    最近トキメキを感じなくなった私ですが、ミニチュアは大好き。先日「ミニチュアアートフェスみやぎ」に行ってきて、久しぶりに楽しめました。

  • 2 徳川四天王 南原 幹夫(2003)

    お大は家康を産む時、四天王に守られる夢を見る。家臣からは家康を守る、酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政という「四天王」が現われ、覇業を支えていく。

  • 1 月を吐く(築山殿) 諸田 玲子(2001)

    吐月峰で拾われた広親は、今川家臣の娘、瀬名姫に仕える。瀬名は三河の人質だった松平元康に嫁ぐことになり平和に暮していた。ところが桶狭間で様相は一変する。

  • ブログを始めて、3周年を迎えました!

    このブログも、昨日で3周年を迎えました。当初はPVが全く伸びず展望も見えないときもありましたが、皆さまと交流することで、ここまで続けることができました。

  • 番外 逆説の日本史11 戦国乱世編「朝鮮出兵と秀吉の謎」 井沢 元彦

    秀吉に出生は不明ですがが、ここではハンパ者から始まったとしています。朝鮮出兵から中国支配と構想はあったようですが、それが維持できたのか疑問が残ります。

  • 20 加藤清正 海音寺 潮五郎 (1983)

    秀吉の母のいとこの子に生れた加藤清正は、文武に活躍する。関ヶ原の戦いの後は徳川家と豊臣家の間に立って汗を流すが、家康と秀頼の対面後に発病し生涯を閉じる。

  • 19 治部の礎(石田三成) 吉川 永青(2016)

    石田三成は武勇は恵まれないが、才覚で主君の秀吉から認められる。秀吉は天下人となると抑えが効かなくなるが、それでも三成は己を捨てて豊臣を支えようとする。

  • 18 白頭の人(大谷吉継) 富樫 倫太郎(2015)

    大谷吉継は敵方に捉えられて土牢に入れられた影響で、顔や身体が崩れ始め、人生を悲観する。しかし秀吉や黒田官兵衛の支えもあり、誠実に秀吉に仕え認められる。

  • 17 天下を計る(長束正家) 岩井 三四二(20l6)

    算用者として能力を発揮した長束正家は豊臣家に召喚されると兵站を担当し、太閤検地で「天下を計る」。しかし朝鮮出兵では秀吉の無理難題を遂行することができない。

  • 16 海将 若き日の小西行長 白石 一郎(1997)

    堺の商人の小西陸左は、秀吉に入れ込んで商売を広げ、見所のある甥の弥九郎(行長)を養子とした。弥九郎は秀吉が中国攻めに欠かせない宇喜多直家の元に潜り込む。

  • 15 全宗 火坂 雅志(1999)

    甲賀出身の全宗は、世に出たい欲求を捨てがたく、抜け忍をして医師になる。木下秀吉の知遇を得て、医術を含めた広範な知識で、天下人の参謀として権勢をふるう。

  • 14 一夢庵風流記(前田慶次) 隆 慶一郎(1989)

    傾奇者として名を馳せる前田慶次は、前田利家にも、豊臣秀吉にも「傾奇く」ことを止めない。そんな慶次は上杉家老の直江兼続に惚れ込んで、戦場に立つことになる。

  • 13 天地人(直江兼続) 火坂 雅志(2006)

    上杉謙信の甥の景勝に仕えた樋口(直江)兼続。謙信が急死した後の後継争いで活躍し、家老として上杉家を支える。秀吉にも信頼され、家康の監視役を担う。

  • 12 レオン氏郷 安倍 龍太郎(2012)

    南近江の勢力の蒲生氏郷は、織田信長を見込んで自ら人質となり臣従する。活躍を見込まれて信長の婿となるが本能寺で信長が亡くなると、秀吉の傘下に入ることになる。

  • 11 天を衝くー秀吉に喧嘩を売った男(九戸政実) 高橋 克彦(2001)

    南部家の分家に生まれた九戸政実は「北の鬼」と呼ばれ、曲がった事を嫌った。南部本家の家督争いも裏工作をせずに敗れてしまい、遂には天下人秀吉に喧嘩をふっかける。

  • 10-2 天離(あまさか)り果つる国 ② 宮本 昌孝(2020)

    七龍太は羽吉の配下となったが、市を死なせたとして処刑の命が下る。そして紗雪は佐々成政の愛妾の嫉妬から、囚われの身になり、富山から帰雲城へ脱出を決行する。

  • 10-1 天離(あまさか)り果つる国 ① 宮本 昌孝(2020)

    竹中半兵衛が強盗から生き残って育てた七龍太は、知勇に優れた武士として信長の元で活躍する。その死者として向った飛騨の自然と人々を七龍太は愛し、守ろうとする。

  • 9 でれすけ(佐竹義重) 蓑輪 諒 (2017)

    源氏の名門の佐竹家当主の義重は、「でれすけ(馬鹿者)」と叱咤しながら戦場では先頭に立つ。しかし息子に後を譲ると、戦場とは違う気持ちが芽生えてくる。

  • 8 戦国の鬼 森武蔵 鈴木 輝一郎(2007)

    浅井との闘いで父と兄を失った森長可は、13歳で家督を継ぎ、「鬼武蔵」の異名をとる。信長死後は秀吉に就くが、家康との戦いで失態を犯し、名誉回復を固く誓う。

  • 7 信長さまはもういない(池田恒興) 谷津 矢車 (2016)

    信長の乳兄弟で、戦場で活躍した池田恒興。しかし信長が亡くなると、自ら判断できないことに気づく。そこで困った時は、信長から貰った覚書を見ることにした。

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