漫画レビュー、創作小説、フィギュアスケートがおもな話題。ほかにも映画、アニメ、旅行など、思いのままに語っています。生活に少しずつ、「おやつ」みたいな時間を。
従姉妹ミーネの亡命に向けてマティアスは気を引き締める。ナターリエの結婚準備についても急かされ、苛立ちつつもすべきことをしようとする。家令からは、 マティアスとナターリエの結婚を皆が期待していると聞かされ狼狽する。ナターリエと過ごした時間や彼女からの手紙を懐かしみ、彼女を遠ざけてしまったことに疑問を抱くマティアスだった。
ディアルはアルメリーアに彼女の姉について尋ねるが、詳しいことは何もわからない。ミーネの亡命やナターリエの縁談、マティアスのことを話すうち、話題は互いの昔の恋のことになる。アルメリーアのたわいのない思い出話をディアルは妬くが、自分の過去を尋ねられた彼はその話題の危うさを察知し、うまくごまかすのだった。
悪化する一方の隣国の情勢にディアルは危機感を抱き、従姉妹ミーネ一家の亡命の段取りを進める。マティアスからの手紙には様々な情報が記されているが、ナターリエの結婚準備にだけは触れておらず、ディアルは彼の本心を察する。ナターリエの将来のため縁談の手配は進めながらも、マティアスが彼女に向き合うことをディアルは願うのだった。
アルメリーアは父王からの手紙を再び受け取る。父の知る限り姉レナーテの動向に問題はないらしく、姉はブルゲンフェルトで幸福なのかと安堵する。パトリック少年の兄エルマーについても情報を集め、ナターリエの結婚相手に相応だと思う。しかしマティアスとナターリエの件が思い出され、うまくいっていればと惜しまずにはいられないのだった。
マティアスへの思いを諦めようと、淡々と過ごすナターリエ。領主としての学びを深めることと、王子妃に依頼した縁談とで務めを果たそうとしていた。彼女に懐いている少女ニーナに慰められつつ日々を過ごすが、折に触れてはマティアスを思い出す自分を持て余してしまうのだった。
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