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藤 正悟
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2021/02/07

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  • 卒寿小論 646 政治家が評論家にナッチャーおしめーよ

    近年、山本太郎議員を除いて、野党の皆さんは政治家から 評論家になってしまったようだ。 米問題について、小沢一郎さんは、「歴史はくり返す」と、ナポレオンが 帝位についた時にマルクスが言った言葉を引用して、 米問題を「選挙対策の茶番劇」であると批判し、小泉純一郎元総理の 「自民...

  • 卒寿小論 645 パロディー軍隊小唄 1 大臣小唄

    元歌 軍隊小歌 (歌って元気出そう) いやじゃありませんか軍隊は カネのおわんに竹のはし 仏さまでもあるまいに 一ぜん飯とは情けなや 軍隊小唄 パロディー大臣小唄 いいじゃありませんか大臣は 米は売るほど頂いて 仏さまでもあるまいに ...

  • 卒寿小論 644 令和つれづれ 夏のうた2 濱豌豆

    砂山に少年の日あり濱豌豆 防波堤ができて、砂浜も濱豌豆も消えてしまった 夏アゲハ十坪の庭を駆けぬけて 十坪の庭の通り道を、メジロも鶯も通り抜けていく ほどほどに働く夏もまあいいか 炊事、洗濯、掃除などそこそこにやっている 母の日や娘(こ)も親と...

  • 卒寿小論 643 前江藤農水相の功績

    失言でこれほど大きな功績を残す大臣はいないだろう。 自分が身を引くことで、小泉進次郎農水相を表舞台に出したこと。 政治の裏の世界を裏金に匹敵する「無銭米」を公にしたこと。 これで参院選で石破内閣が息を吹き返し、次期総裁候補として 小泉農水相が期待される位置に定着することにな...

  • 卒寿小論 642 令和つれづれ ダンチョネ トランプ様よ

    米を研ぎながら、歌ってます。 雨が降ります いで湯の町に ゆけむりほのかにネ 消えてゆく ダンチョネ 重荷背負うて 夏山登山 下山するときゃネ すてますよ ダンチョネ 株の投資に 情報もらい 売ったり買ったりネ インサイダー ダンチョネ 米はあがるし 年金さがる 俺も欲...

  • 卒寿小論 641 令和つれづれ 夏のうた 湯舟にて

    夏になると、25年前の63歳のときに詠んだ句が自然と浮かんでくる。 正悟自撰 五句 湯舟にて梅雨の走りの雨の音 湯けむりを眺めながらのんびりと 樟若葉重なりあふて鬱にいる 現役時代はよく落ち込みました。今はなくなりました...

  • 卒寿小論 640 頭から腐りますなあ

    国がだめになり始めるのは、「政治と教育」が腐っているからです。 「米を買ったことがありませ」の農林水産大臣の発言は、正直と言えば正直ですが、 腐った環境の中にいると何が腐っているのかが分からなくなるのだろう。 これは久々にみる組織は頭から腐るの適例になるでしょう。 東大大学...

  • 卒寿小論 639 春夜洛城に笛を聞く 李白

    春夜洛城聞笛 春夜洛城に笛を聞く 誰家玉笛暗飛聲 誰家(たがいえ)の玉笛(ぎょくてき)ぞ 暗(あん)に声を飛ばす 散入春風滿洛城 散じて春風に入いり 洛城に満(みつ) 此夜曲中聞折柳 此の夜(よ)曲中 折柳(せつりゅう)を聞く 何人不起故園情 何人(なんびと)か...

  • 卒寿小論 638 春の愁いはどこまでも 春 望 その2 薛濤(せつとう)

    春の歌 2 正悟戯訳 れんげ紡いで 首飾り 私のあなたに 贈ります 春の愁いは どこまでも 鳥の声哀しく 胸を打つ 春望 その2 檻草結同心 檻草同心(かんそうどうしん)を結び 将以遣知音 将(まさ)に以(もって...

  • 卒寿小論 637 笑ってますよ

    落語や漫才は小学生のころから、ラジオで充分に笑い、テレビで笑い、 寄席に出かけて笑いました。 それからもずっと笑っていますよ。 ただ笑い方が変わりました。 近ごろ声を出さずに笑っている自分に気がつきました。 小中学生頃は、柳家金語楼さんの落語やお笑いが多かったです。 小中学...

  • 卒寿小論 636 浄土の花も散りますか 春 望 薛濤(せつとう)

    春の歌 正悟戯訳 花が咲いても一人です 花が散ってもひとりです 貴女はどこで眺めていますか 浄土の花も散りますか 春 望 花開不相賞 花開くとも相賞(あいしょう)せず 花落不同悲 花落つるとも同(とも)にかなしまず 欲間相思慮 問わんと欲す相思う処 花開花落時 花開...

  • 卒寿小論 635 美しき女(ひと)お元気ですか 崔護(さいご)

    題都城南莊 都城(とじょう)の南の莊に題す 去年今日此門中 去年の今日(こんにち)此の門の中(うち) 人面桃花相映紅 人面(じんめん)と桃花相映じて紅なりき 人面不知何處去 人面知らず何処(いずく)にか去る 桃花依奮笑春風 桃花旧に依りて春風に笑...

  • 卒寿小論 634 千年の憂いを背負って 寒山

    人生不満百 人生百に満たざるに 常懐千載憂 常に千載の憂いを懐く 自身病始可 自身病始めて可(い)えしに 又為子孫愁 又子孫の為に愁う 下視禾根下 下は禾根(かこん)の下(もと)を視 上看桑樹頭 上は桑樹の頭(はし)を看る 秤鎚落東海 秤鎚(しょ...

  • 卒寿小論 633 今宵の酒は山河に匂う 黄庭堅

    謝何十三送蟹 何(か)十三が蟹を送るに謝す 黄庭堅 形摸雖入婦女笑 形摸(けいも)は婦女の笑いに入ると雖も 風味可解壮士顔 風味は壮士(そうし)の顔を解くべし 寒蒲束縛十六輩 寒蒲束縛(かんぽそくばく)す十六輩(ぱい) 已覚酒興生江山 ...

  • 卒寿小論 632 科挙の試験に合格して 孟郊(もうこう)

    登科後 科挙の試験に合格して後 昔日齷齪不足誇 昔日の齷齪(あくせく)誇るに足らず 今朝放蕩思無涯 今朝放蕩(こんちょうほうとう)思い涯無し 春風得意馬蹄疾 春風意を得て馬蹄疾(ばていはや)く 一日看盡長安花 一日看尽(...

  • 卒寿小論 631 故郷に帰るはいつの日ぞ 杜甫 絶句

    江 碧 鳥 愈 白 江は碧にして鳥は愈よ(いよいよ)白く 山 青 花 欲 然 山は青くして花は燃えんと欲す 今 春 看 又 過 今春みすみす又過ぐ 何 日 是 帰 年 何れ(いづれ)の日か、是れ帰年ならん 現代語訳 長江の水は深いみどり色に澄み、その色を背景に鳥たちはよりい...

  • 卒寿小論 630 漢詩戯訳を楽しむ「勧酒」

    戯訳と言えば、思い出すのが井伏鱒二の「勧酒」于武陵(うぶりょう)の漢詩です。 君に勧む 金屈卮(きんくつし) 満酌(まんしゃく) 辞するを須(もち)いず 花発(はなひら)けば 風雨多し 人生別離足(じんせいべつりた)る 参考 金屈卮=曲がったとっての附いた黄金の杯 ...

  • 卒寿小論 629 川柳アラカルト5 家 族(夫婦)

    思いでのどこにもそばにうちの人 榎田柳葉女 63年間共に暮らして、離れた日は公的な出張の時だけだったね。 家に居る妻で布団も陽の匂い 神田仙之助 もう今では無理だな。布団乾乾燥機などが出回って、 共働きも普通になったし、昭和だね、いいね。 千人の敵へ一人の妻で足り ...

  • 卒寿小論 628 川柳アラカルト 家 族 (親 子)

    子を叱り過ぎてもしやと思う日も 野口卯之助 子どもの気持ちも考えるゆとりがなく、親の感情で叱りすぎることもある。 叱らねばならないこともあるが、𠮟り上手にならねば。 本当に怒った母へみな黙り 関根三巴瑠 一生に一度しか起こらないような優...

  • 卒寿小論 627 気に入ったぜ!独眼竜政宗

    伊達政宗の物語りは、大河ドラマを初め多くの機会にふれているが、 あまり心に残るものは無かった。つい先日視聴した、 NHK歴史探偵「独眼竜の秘密作戦」は、久しぶりに印象に残った。 その夜、若い時に購入した、松下 緑著の「漢詩七五訳に遊ぶ」 (サヨナラダケガ人生カ)のまえがきに...

  • 卒寿小論 626 川柳アラカルト 3 家族 (祖母)

    叩いたら叩き返せと祖母達者 山崎初栄 「目には目を」と、トランプ大統領のような気合の入った、 カクシャクとした祖母であった。 母方の祖母は、若くして旦那をなくし、(私が生まれた時には祖父はいなかった) 6人の子どもを農業で育て上げた。 小柄な祖母であったが、元...

  • 卒寿小論 625 落日の輝き「宗麟」9 宗麟の誕生

    第21代当主は、大友義鎮(よししげ)は出家して宗麟と号しました。 1562年、永禄5年5月1日、33歳の若さでありました。 義鎮が出家を決意した直接のきっかけは、怡雲禅師の般若心経の講義であります。 加えて、嫡子義統が流ちょうにに般若心経を朗誦した事であります。 義統が、ど...

  • 卒寿小論 624 落日の輝き「宗麟」8 わしは出家するぞ

    嫡子義統(よしむね)が、どもり初めてから、父義鎮(よししげ)は義統を連れて 府内館の周辺を散策する日が多くなりました。 5月の新緑の若葉が目に沁みる1日を武芸道場へと向かいます。 武芸道場では、剣術の稲田次郎左衛門が厳しい稽古をつけておりました。 武芸道場は入門者の数が常時...

  • 卒寿小論 623 落日の輝き「宗麟」7 長寿丸よ、オー 長寿丸よ

    大友家始まって以来の活気が豊後府内に満ち満ちていました。 1562年、永禄5年の春を迎え、嫡子大友義統(よしむね)長寿丸は、 過保護すぎる父義鎮(よししげ)と厳しすぎる母のもとで4歳を迎えました。 大友館の縁側、桜が散り始めたのを背に長寿丸は、修道士のルイ・ペレイラから 貰...

  • 卒寿小論 622 花かるた色は匂へ 山吹(春)

    山吹の一重の花の重なりぬ 高野素十 山吹の桧垣抜け出し一枝かな 富安風生 山吹は、日本固有の花で、古くは万葉にその名が見られます。花言葉 気品、崇高、金運 和名の「山吹(ヤマブキ)」は、細くしなやかな枝が風に揺れる様子から「山振り(やまぶり)」と呼ばれ、それが転訛し...

  • 卒寿小論 621 落日の輝き「宗麟」 6 パニックな女

    1553年、天文22年の宣教師、バルテザル=ガゴの報告によりますと、 第21代当主大友義鎮(よししげ)は、足利将軍より父、義鑑(よしあき)の持っていた豊後・肥後の守護職を安堵されていましたが、服部宇京亮(はっとりうきょうのすけ)、一万田弾正忠(いちまんだだんじょうちゅう)、...

  • 卒寿小論 620 落日の輝き「宗麟」5 暗 殺

    第21代大友家当主、大友義鎮(よししげ)後の宗麟は、戦が嫌いでありました。 宗麟の願いは戦のない国であり、彼の本質は、書画、能楽、茶道、蹴鞠を 楽しむ文化人でございます。 戦国時代の武将とは程遠い人格の持ち主でありました。 日本が第2次世界大戦後、敗北の中で日本国憲法を制定...

  • 卒寿小論 619 落日の輝き 宗麟4 第21代当主誕生

    世に言う2階崩れの変で、父義鑑公を見殺しにすることで、義鎮(よししげ)、 後の宗麟は大友家第21代の当主となったのであります。 宗麟の生涯を通して、父を見殺しにしたということが、 彼の心の重荷となって彼に覆いかぶさってくるのであります。 今で言うところのトラウマとでも言いま...

  • 卒寿小論 618 落日の輝き「宗麟」3 不安からの脱出

    義鎮(よししげ、後の宗麟)に襲い掛かってくる得体の知れぬ不安を取り除くのは、 義鎮にとっては酒が一番の薬でありました。 頭の周りに張り詰めていた不安が、時が経つにつれて薄れてゆき、 頭の奥の方に隠れていた人間の本性が義鎮を勇気づけ、 彼がもつ一面の闘争心を煽り始めます。 義...

  • 卒寿小論 617 落日の輝き「宗麟」2 不安の青春期

    別府分館の梅の花が散り、桜のつぼみが勢いを増してきました。 大友義鎮(よしいげ・後の宗麟)は、分館の縁側より別府湾に突き出た 国東半島の連山を眺めて、深いため息を漏らす日々が多くなったのであります。 「父、義鑑(よしあき)殿は私を嫌っておる。私を憎んでいる。 私を亡き者にし...

  • 卒寿小論 616 仮題 大友宗麟「落日の輝き」1

    音楽 (鶴崎踊り 猿丸大夫) 静かに流れる 来ませ見せましょ鶴崎踊り 何れ劣らぬ花ばかり (ヨイヨイ ヨイヨイ ヨイヤサ) 娘島田に蝶々がとまる とまる筈だよ花じゃもの (踊りは 花だよ 花だよ) わたしゃ踊りの鶴崎育ち 品の良いのは親ゆずり (ヨイヨイ ヨイヨイ ヨイヤ...

  • 卒寿小論 615 花かるた色は匂へ 椿

    落ちざまに水こぼしけり花椿 芭 蕉 古井戸のくらきに落る椿かな 蕪 村 ツバキ全般の花言葉は、「控えめな優しさ」「誇り」 赤いツバキ、「控えめな素晴らしさ」「気取らない...

  • 卒寿小論 614 トラウマに悩む役者見るよないい男(宗麟)

    大友宗麟は、戦国時代にあって正に現代感覚の知恵と生き方を身につけた 今風に言えばイケメンでございました。 宗麟の一番の願いは、戦のない国で、次が個人の個性を生かせる楽しい暮らし。 だから、どうしても教育と医療と経済活動重視の世の中を目指したのであります。 大友館の庭園は四季...

  • 卒寿小論 613 人で読む豊後大分(宗麟)

    何をするわけでもなく、花冷えのする春の景色を眺めながら、 歴史に残る豊後大分県人を思い描いた。自分勝手な連想を楽しむ。 一番に浮かんだのが、福沢諭吉である。 福沢諭吉が浮かぶと連想ゲームのように広瀬淡窓、三浦梅園、帆足万里の 豊後三賢人と言われる学者、教育者の名前が浮かび、...

  • 卒寿小論 611 家から1週2422歩の散歩道

    出 発 家の前の校庭の桜 校庭北側のサッカー場 帰り道のこぶし 帰り道、家の前の桜 家を出て、帰り...

  • 卒寿小論 610 自然の風土と人柄土地柄(宗麟)

    気候温暖で自然災害の少ない自然と風土が、 人柄土地柄に影響を与えたことは確かである。 大分県の南部はリアス式海岸、中部から北部にかけては、 火山地帯で温泉が出て、火山地帯独特の石仏文化が形成された。 九重火山地域を中心に、別府、由布院、湯の平、長湯と 湯量・泉質ともに世界に...

  • 卒寿小論610 川柳アラカルト2 酒の2

    溶けてゆく淋しさ盃に沈め 村山白雲 何かの拍子に淋しさが急に襲ってくることがある。 いつも一緒にいる妻が都合で家を空けて一人になると思ってもいなかった 淋しさが家中に満ちて来る。 妻が旅立って、2年過ぎた。 こんなはずではなかったと...

  • 卒寿小論 609 川柳アラカルト1 酒

    我執捨てきってぽつんと酌む夜寒 日向久悦 歳を重ねてくると我執はかなり小さくなることは事実である。 しかし、捨てきるところまではなかなか難しい。捨てきったつもりでいて、 何かの拍子に我がでる。まあ仕方ないか。 我執が小さくなっていくと元気も小さくなり、 その分...

  • 卒寿小論 607 自分の体臭は自分では嗅げない(宗麟)

    生まれも育ちも豊後大分なのに、豊後大分のことは何一つ分かっていない。 自分の体臭を自分では嗅げないのと似ている。 それで豊後大分のことを少しだけ詳しく知りたいと思い、 若い時から興味を持っていた大友宗麟を起点に、 鎌倉時代から学習をし直すことにした。 2030年、令和12年...

  • 卒寿小論 607 旧約聖書派それとも新約聖書派?

    日本人は「敵討ち」精神が伝統的に生きている。 赤穂浪士の討ち入りが、日本人の仇討のお手本であろう。 旧約聖書の「目には目を、歯には歯を」と「やり返す」ことを長らく 正当化してきた人と「右の頬を打たれたら、左の頬も向ける」 新約聖書の人達の変化は大きいが、どうみてもキリスト教...

  • 卒寿小論 606 医者と僧(坊さん)は大事にせよ

    江戸の諺です。いいこと言いますね。 医者は体の病を治し、僧(坊さん)は心の病を治す。 また併せて、医者と僧(坊さん)は年寄りが良い。とも言います。 大事な命と心を預かる仕事は、経験豊かな人に任せた方がよいということです。 ところが近年、医学の道も宗教の道も「いい歳を重ねたベ...

  • 卒寿小論 605 動物俳句かるた 鮊子(いかなご 春)

    海の色に鮊子の干し上がり 宮城きよなみ いかなごにまづ箸おろし母戀し 高濱虚子 宮城きよなみ、本名皎。明治35年生まれで伊賀俳壇を代表するホトトギス派の俳人。 功績に感謝して名張川を見下ろす所に句碑が建てられた。...

  • 卒寿小論 604 「保守」の意味が分からない?

    「保守」とか「保守的」とか「保守党」という言葉を耳にするが、 その意味が分からない。 『保守とは「保ち守る(こと)」という意味であり、 それまで続いてきた・続けられてきた状態を維持し続けること、 および、維持するための取り組み、あるいは、そのような主義・主張を指す表現である...

  • 卒寿小論 603 花かるた色は匂へ たんぽぽ (春)

    たんぽぽの絮(わた)飛んで来し本の上 藤松遊子 たんぽゝと小聲で言ひてみて一人 星野立子 藤松遊子、大正13年~平成11年(1999年)(75歳) 佐賀県、本名 直哉。 ホトトギス同人。 とんぼうの空音もなく深かり...

  • 卒寿小論 602 日本にとって怖い国はどこ?

    80年前の1945年、3月10日は、東京大空襲で一夜にして 10万人を超す人が殺された日である。 更に、その年の8月には、2発の原爆で、 51万8000人以上が殺された日である。 当時私は、小学校3年生で戦争の本当の怖さを知らないままに過ごした。 歳を重ねるにつけ、戦争の怖...

  • 卒寿小論 601 少子化を解く鍵は「兼好法師」にあり

    『わが身のやんごとなからんにも、まして数ならざらんにも、 子といふ物なくてありなん。・・・』 (第6段) (わが身が高貴であろうとそうではなかろうと、 子どもというものはないままでいるのがよい。 ・・・子孫が劣っていることを思うとみっともないことである。) 『…住み果てぬ世...

  • 卒寿小論 600 「ポツンと三軒家」になってしもうた

    自民党をぶっ潰すと、「郵政民営化」を公約に内閣総理大臣になった小泉さんのお陰で、 日本列島のあちこちの「村々」で、「ポツン三軒家」を見かけることができるようになった。 「郵政民営化」は、日本の国の在り方、特に小さな村や町を潰した効果はある。 日本列島の小さな村々や町が人の生...

  • 卒寿小論 599 動物俳句かるた 田螺(たにし・春)

    なつかしき津守の里や田螺あへ 蕪 村 はづかしと客に隠すや田螺あへ 几 董(きとう) 蕪村 江戸中期の俳人 さみだれや大河を前に家二軒 四五人に月落ちかかる踊りかな ...

  • 卒寿小論 598 知らぬがほとけでここまで生きた

    いろんなことを知ってるつもりで生きてきたが、本当のことはほとんど知らずに 今日まで来たような気がする。 新しい情報が出るたびに、驚いている。 昔のことも、明治維新のことも、太平洋戦争のことも、日本憲法のことも、 安保のことも、取り上げていけば、その真実の意味はまったく知らな...

  • 卒寿小論 597 「命売ります」か「命買います」か

    昨日、突然、三島由紀夫の「命売ります」という小説を思い出した。 1968年(昭和43年)の三島由紀夫の長編小説である。 小説は読んでいないしドラマ化された作品も見ていない。 昭和48年、私37歳。団塊の世帯と言われる集団が20代後半になった時期かと思う。 「命売ります」は、...

  • 卒寿小論 596 今だ独立国たりえず 日本

    トランプ政権が返り咲いて、ますます「日本は独立国ではないのだ」ということを 再認識させられる日々である。 アメリカの属国なんだ。 アメリカにとって都合の悪い産業を次々潰してきた。 繊維産業、航空機産業と潰されるたびに日本政府は、国民の税金で補償して、 乗り切った歴史がある。...

  • 卒寿小論 595 花かるた色は匂へ 梅

    梅が香にのっと日の出る山路かな 芭 蕉 むめ一輪一りんほどのあたゝかさ 嵐 雪 花言葉 高潔」「忠実」「忍耐」 白梅は「気品」 服部嵐雪(はっとりらんせつ)、蕉門の最古参。 冬蝶の落てゆくと羽ばたけり 竹の子や児(ちご)...

  • 卒寿小論 594 花かるた色は匂へ 犬ふぐり(春)

    犬ふぐり星のまたゝく如くなり 高浜虚子 犬ふぐりどこにも咲くさみしいから 高田風人子 花言葉は、「忠実」「信頼」「清らか」 高浜虚子 1874年(明治47年)~1959年(昭和34年)85歳没、旧松山藩士の5男 春...

  • 卒寿小論 593 動物俳句かるた 白 魚 (春)

    明ぼのやしら魚白きこと一寸 芭 蕉 白魚をふるひ寄たる四ッ手かな 其 角 松尾芭蕉 江戸前期の俳諧師、俳諧(連句)。 現三重県伊賀市の土豪の一族。享年50 19歳の初句 春や来し年は行けん小晦 (はるや...

  • 卒寿小論 592 動物俳句かるた 猫の恋(春)

    濡れて来し雨をふるふや猫の妻 太 祇 濡れ縁に戸開くを待てり猫の夫 星野立子 太祇 (炭 太祇 たんたいぎ) 江戸中期の俳人 美しく日和になりぬ雪の上 山路きてむかふ城下や凧の数 星野立子 昭和期の俳人 高浜虚子の二女 まゝごとの飯もおさいも土筆...

  • 卒寿小論 591 西部劇 荒野の決闘 ジョン・ウェイン

    トランプさんを観ていると西部劇の世界に引き戻される。 ならず者を次々と倒していくジョン・ウェインだが、ちょっと違うのは、 トランプグループの方が、ならず者集団に見えてくるのが面白い。 日本で言うならば差し詰め、旗本奴や町奴の ヤクザ者や無頼漢に当たるのであろうか。 江戸時代...

  • 卒寿小論 594 国会議員さんにお尋ね

    「自国民が拉致されても、取り戻せない日本国家」について、 国会議員お一人お一人の考えをお聞きしたい。 なぜ、拉致被害者を取り戻せないのか。取り戻す手段をどう考えているのか。 立法府の一員である議員は、法律を作りその法律が守られているかを 監視していく義務があります。 人の命...

  • 卒寿小論 589 戦後教育の失敗

    日本の社会は荒れている。 戦後も、社会は荒れた。殺人、詐欺、窃盗、万引き、強姦等々あらゆる事件が頻発した。 が、頭の部分はまだ確りしていた。 現代の荒れは、戦後すぐの時代と違って頭の部分が腐ってきている。 戦後の荒れと今の荒れの違いであろう。 頭の部分が腐り始めると「美しん...

  • 卒寿小論 588 久しぶりの散歩日和

    一人で、パソコンに向かっていると無性に出歩きたくなる時がある。 そんな時、亀の井バスに乗って、別府駅まで、足湯ならぬお手湯につかりに行く。 別府駅東口の玄関前に、「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」で、 別府温泉を全国ネットに乗せた油屋熊八翁の銅像があり、 その足元に別府温泉...

  • 卒寿小論 587 どうする東大三人男

    「共同声明発表の後にだれがどんな発言をするのかが楽しみである。」 と、前回のブログで書いたところ、出るは出るは、いのいちばん会談後の発言、 少し長くなるが、ネット情報も引用しながら、楽しんでみよう。 いの一番のネット情報 引用(少し長くなるが) 『前駐オーストラリア大使で外...

  • 卒寿小論 586 トランプ、石破会談 意外とね

    トランプ氏は、人を見る目が高い。意外と石破さんと馬が合うかも。 石破さんの少し不器用な動きやマナーが、かえって人間性を良く表しているので、 たぶんトランプさんは、そこを見抜いてフレンドリーな関係をリードするのではと思っている。 今、どちらかというと世界の国から裸の王様的に観...

  • 卒寿小論 585 佐高信氏に抗議しないのですか?

    佐高信、1945年(昭和20年)1月19日生まれ80歳。慶応大学法学部卒、 評論家、東北公益文化大学閣員教授、山形県酒田市出身。 自民党の岩屋外相が共同代表を務める「超党派石橋湛山研究会」の 講師としての佐高氏の発言がネットに載っていた。 「SUT (世襲・裏金・統一教会)...

  • 卒寿小論 584 参考人招致拒否 どうする野党

    自民党旧安倍派の会計責任者が参考人招致に応じないと回答したことを受けて、 どう対応するのか、野党の動きを注視したい。 参院選を目前にしてまたとないチャンスである。 裏金問題と合わせて、その実情を丁寧に国民に知らせるとよい。 何故自民党は参考人招致拒否を支持するのか。 を国民...

  • 卒寿小論 583 花かるた色は匂へ 茶の花(冬)

    茶の花に隠れんぼする雀かな 一 茶 江戸後期の俳人 好きな句2句 めでたさも中くらゐ也りおらが春 一 茶 ともかくもあなた任せのとしの暮れ 一 茶 茶の花のわづかに黄なる夕かな 蕪 村 江戸中期の俳人 好きな句2句...

  • 卒寿小論 582 嘘も方便、許されるうそ

    先日亡くなった森本卓郎さんに男らしい旅立ちの仕方を知り、 死について参考になりました。 私は、ずーっとモリタクさんを誤解したままに今日まであなたを見てきました。 私の人を見る目の浅さを実感しています。 引用が長くなりますが。 『若いころは「死ぬのが怖かった」というが、大学生...

  • 卒寿小論 581 花かるた色は匂へ 蝋 梅(冬)

    蠟梅の香の一歩づつありそめし 稲畑汀子 花言葉は「先導、先見」 稲畑汀子 1931年~2022年(91歳) 俳人高浜虚子の孫 日本伝統俳句協会会長 「ホト...

  • 卒寿小論 580 いつも金の問題から始まる

    戦後初めて、与党自民党が過半数を割った時も、 今回、自公与党が過半数を割ったことも、共通するのは「金」ですね。 最初の過半数割れの引き金は、自民党副総裁の金丸信さんの「ヤミ献金」が発端で、 今回は自民党による「裏金」問題が引き金となった。 「ヤミ金」と「裏金」の違いは、「ヤ...

  • 卒寿小論 579 議員の皆さん幸せですか、

    議員の皆さん幸せですか、国会は楽しいですか。 こんな言葉を投げかけてみたい。どんな時に幸せを感じますか。 時代のキャッチフレーズとして「強い日本」「豊かな日本」「美しい日本」 「楽しい日本」を思い出す。この流れの中で「楽しい日本」だけが少し違うような気がする。 「強くて」「...

  • 卒寿小論 578 花かるた色は匂へ 侘助(わびすけ)

    侘助や昨日は今日の昔なる 佐藤漾人(ようじん) 1885-年 最上郡鮭川村生まれ 医学博士 本名:佐藤要人 季節の花300より 侘助は唐椿の一種です。 玄関先に椿、山茶花に混じって白の侘助があるのだがなかなか花をつけない。 何年...

  • 卒寿小論 577 なぜか今、細川護熙(もりひろ)連立政権を思い出す 次の参院選で何かが起こりそうだ

    1993年(平成5年)宮沢改造内閣不信任決議案に賛成して、 羽田孜、小沢一郎を初め衆議員50数名が離党し、自民党が過半数を割り、 自民党が下野した。 日本新党代表の細川護熙氏が第79代の内閣総理大臣となる。 非自民・非共産の連立政権、 佐川急便より一億円借り入れ事件を追及さ...

  • 卒寿小論 576 田崎さんのおもろい発言、久しぶりに楽しい一日

    田崎史郎、1950年(昭和25年)生まれ、中央大学法学部、 時事通信社、政治ジャーナリスト ネット情報で、田崎さんが、石破首相の施政方針演説をばっさり。 「言葉がつまらないんですよ。人の言葉を使っている。楽しい日本は、堺屋太一さん、 列島改造は、田中...

  • 卒寿小論 575 楽しい日本をどうとらえているのか?

    2025年1月25日(土)のネットニュースで、 「幼稚で低レベル、もはや国家の悲劇」…石破首相が掲げた 「楽しい日本」に怒り噴出 小沢一郎氏らの痛烈批判」が大きく報じられていた。 小沢一郎さんは、「楽しい日本」をどう捉えているのか。お尋ねしたい。 過去、「強い日本」で、戦争...

  • 卒寿小論 574 コメントは難しい、怖いですね。

    総理の施政方針演説が終わると例によって、コメントが発表される。 約50分ほどの演説に対して、1分以内のコメントは大変です。 1分以内のコメントで、批評や論評はできない。 だから野党のコメントは批判が中心になる。 コメントを聴いている国民は何のことかわからないことの方が多い。...

  • 卒寿小論 573 野党統一候補の予備選挙、むり無理

    野党統一選挙の予備選挙、先ず、無理でしょう。 それぞれの政党の支持母体には過去の歴史がある。 今、1に連合(組合員約700万人)、2に全労連(約300万人) 3に全労協(約11万人)の大きくは三大労働組合がある。 連合は昔の(総評系)で、官公庁や日教組が主体となる 昔の社会...

  • 卒寿小論 572 がんばれ 石破総理

    歴代内閣総理大臣としては、不器用で信頼のおける総理としての第一の人である。 真のリーダーは、国民である。 国民の声を聴いてリーダーシップをとるあなたの存在は、 一部の人々とにとっては、厄介な存在である。 このまま手をこまねいていると石破総理の長期政権が続くかもしれない。 そ...

  • 卒寿小論 572 NHKラジオ深夜便は楽しい

    布団にもぐってラジオを聴く癖がついたのは、中学生の2年ごろからである。 一時中断したが、定年退職後いつしか布団にもぐってラジオを聴き始めた。 今は、毎夜「ラジオ深夜便を楽しんでいる。 午後11時5分からラジオ深夜便が始まる。 内容の豊富なこと、日本各地からのレポート「日本列...

  • 卒寿小論 571 生きとるだけで丸もうけやで

    「生きとるだけで丸もうけやで、明日は明日の風が吹く」 これが油屋熊八の口癖であった。 コメ相場に失敗した時も、2度の株取引で失敗した時も 「大丈夫、生きとるだけで丸もうけや」といって乗り切っていった熊八。 このキャラクターが多くの人を引き付けて、多くの仲間で事業を成功させて...

  • 卒寿小論 569 山は富士、海は瀬戸内、湯は別府

    久しぶりに風もなく快晴。昼から亀の井バスに乗って 別府駅まで油屋熊八さんに会いに行くとしよう。 別府駅東口の正面に油屋熊八翁のブロンズ像が 万歳をしてお客さんを迎えています。 ブロンズ像の横に足湯ならぬ「お手湯」が湧き出ているので、 お客様気分で手を別府温泉につけて、熊八翁...

  • 卒寿小論 568 レイモンド・チャンドラーの名言

    1 撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ。 打たれる覚悟ができている奴ってどんな奴だ。 安倍さん覚悟できていたのかなあ。 2 女にとって、善良な女にとってさえも、 自分の肉体の誘惑に抵抗できる男がいると悟ることは、とても辛いことだ。 誘惑...

  • 卒寿小論 567 老後貧乏は永久に不滅です

    「正ちゃんヨー、近ごろ世間じゃ老後貧乏チュウ言葉がはやっとるようじゃナー」 「そうだよ武ちゃん、預金がなく年金がどう考えても足りないで、 60歳を迎える人を老後貧乏と言うらしいナ」 「冗談じゃネーヨナ、こちとら生まれてこの方、貯金なんぞにお目にかかったことなんぞネーヤナ。 ...

  • 卒寿小論 566 一目惚れ、一番

    一目惚れは、交通事故のようなもので、 思わぬ時と場所でいつ遭遇するかもわからない。 人生における最大の事故である。 一目ぼれすると、そのあとは短所も一目惚れのうちに入って、 生涯気にせずに過ごしてしまう傾向にある。 人は第一印象を変えることは難しい。本当は長い生活の中で、 ...

  • 卒寿小論 565 今、学校現場はどうなっているの?

    子どもたちの登下校の姿を見る限り学校は落ち着いているようである。 終戦後、1950年(昭和25年)前後に全国的に中学校が大荒れにあれた。 その時の中学生が、現在80歳の後半を迎えている。 荒れた中学生時代を経験した代表として、唐牛健太郎(かろうじけんたろう) 全学連委員長が...

  • 卒寿小論 564 殺すか殺されるかの真っただ中で

    大友宗麟、いや大友宗麟だけではない国の始まりから現代に至るまで、 男は常に殺すか殺されるかの真っただ中で生きてきたのである。 大友21代当主として誕生する時から、殺すか殺されるかの狭間で生きた。 不幸なことに初めから、父と子の家督争いであった。 父が殺されて、家督を手に入れ...

  • 卒寿小論 563 権力を手にした男は・・・

    大友宗麟については、多くの資料が残されているが、 その人物像は資料によって真逆の物が多い。 江戸時代に記録されたものは概ね良くない。 どちらかというと非難に満ちた資料の方が目を引く。 さらにイエズス会の宣教師や修道士の書簡も合わせて読んでみると、 また違った面が伺える。 イ...

  • 卒寿小論 562 正室・継室・側室の女たち

    大友義鎮(後の宗麟)には、正室 一色義清の娘、義清の娘を離婚して、 継室(2番目の正室)奈多鑑基の娘を正室として、その他一萬田夫人を筆頭に 7人の側室を抱えておりました。 正室・継室・側室について少し説明をしておきます。 正室は、大名とか公家の身分の高い家の本妻のことであり...

  • 卒寿小論 561 大友氏の出自 虚弱体質の流れ

    豊後大友氏の始まりは、遠く鎌倉時代にまでさかのぼります。 大友氏の本貫は、本貫と言いますのは現代で言うところの本籍地でございます。 大友氏の本貫は、相模の国大友郷の豪族で、大友家初代の始祖は 大友能直(よしなお)と申します。 大友能直は、鎌倉幕府の将軍、源頼朝に見出されまし...

  • 卒寿小論 560 元旦の計 今年の抱負

    あけましておめでとうございます。88歳の今年の抱負。 今年は、1年かけて豊後の大将大友宗麟の資料整理をしたい。 大分県では、宗麟生誕500年に向けて、大友館や庭園の復元を始めている。 2030年(令和12年)が生誕500年に当たる。これに合わせて何らかの形で 発表できるよう...

  • 卒寿小論 559 令和ダンチョネ節 1

    株式投資で 笑ってくらす 裏金ためますネ インサイダー ダンチョネー 昭和平成 令和と生きて 浦島太郎にネ なりました ダンチョネー 朝寝朝酒 朝日を浴びて あとは書斎でネ ひまつぶし ダンチョネー ダンチョネ節を歌って暮らせる日本は平和だ ありがとう...

  • 卒寿小論 558 けじめのつけ方 政治家編

    赤い羽根に寄付、8億円というけじめのつけ方は、初めてですな。 過去のけじめのつけ方を思いめぐらしていました。 何といっても、可愛いけじめのつけ方は、何か不祥事があったり、 試合に負けたりすると全体責任で全員が坊主頭になったものである。 武士やヤクザのけじめのつけ方は、怖いで...

  • 卒寿小論 557 俳 句 アラカルト

    1 この道や行く人なしに秋の暮れ 芭 蕉 (初めての赴任地で、一度きりの人生を生きていく覚悟を持ちました) 2 夏川を超すうれしさよ手に草履 蕪 村 (2年目にあなたに出会って、登山しましたね。ありがとう) 3 旅に病んで夢は枯野をかけ巡る ...

  • 卒寿小論 556 川 柳 アラカルト

    1 子には子の悲しみがある虫の墓 一 車 (教師への門出の一句です。わかるよ、お前の気持ち。) 2 神様がくすぐっている子の寝顔 杉本瓢居 (泣けるなあ、ありがとうよ。父ちゃん頑張るからな。) 3 聴診器胸の話を聞いてやり 田...

  • 卒寿小論 555 二宮金次郎と宝くじ

    「兄さん、廃校になった小学校にいってみますか」 義弟から誘われて、新卒で最初に赴任した県最南端のK小学校へ行って見た。 当時の木造建築は鉄筋の3階建てに建て替えられていた。 昔の面影は全くなかった。運動場は雑草で敷き詰められて いかにも廃校の跡という風情である。 運動場南の...

  • 卒寿小論 554 裏金寄付されてもなあ

    裏金問題にけじめをつけるために、寄付されても貰った方が困るよな。 「この寄付は、記載すべきか不記載にすべきか、それとも誤記と言って胡麻化すべきか」 このけじめのつけ方って、江戸の任侠の世界、清水次郎長を思い出してしまった。 参考=清水次郎長は、幕末・明治の任侠、博徒、実業家...

  • 卒寿小論 553 不登校34万人超・休職教員7千人超

    「正悟先生、大変な時代になりましたね」と、 散歩の途中で知り合いの男性から声を掛けられた。 「先生を卒業して、28年になります。正悟さんだけで、・・・」 「でも、若い時からの習慣で、今更・・・ずっと正悟先生でいきます」 二人で笑いながら、肩を並べて散歩をした。 「ここまで来...

  • 卒寿小論 552 分をわきまえよ たかが選手が

    一介の新聞記者に過ぎない男が、 日本の権力者を牛耳るところまで出世した物語り 「無礼な事を言うな。分をわきまえなきゃいかんよ。たかが選手が!」 巨人オーナーの渡辺恒夫氏の発言で、球界始まって以来のストライキに突入した。 野球選手会の古田敦也会長(当時)がオーナーと 話をし...

  • 卒寿小論 551 「尊敬」から「憧れ」の社会へ

    学生時代に「尊敬」できる医師にめぐり逢ったことを幸せに思う。 一言で言うなら、「和顔愛語」を地で生きた医師である。 いつも悠々自適の風格で、どの患者に対しても公平平等に接し、 的確な診断と治療を行った。 夜は、家の電話を解放して、心配事があるときはいつでも電話を掛けられるよ...

  • 卒寿小論 550 令和小咄 公開方法の工夫 (笑悟)

    「公開方法工夫支出」法案は、「記憶にございます」 以来に久しぶりに笑ってしった。 元気のよかった時の自民党では、こんな「公開方法工夫支出」などという 弱気な馬鹿正直なネーミングはなかった。 もっと堂々としたネーミングを付けたはずである。 例えば、「公開しない情報について」な...

  • 卒寿小論 549 発言する自由、発言しない自由

    「五木寛之と栗山英樹の対話の力」、を先日購入した。とても参考になる。 教育の現場こそ、正に対話のドラマである。 生徒との対話がない時代があった。 1976年(昭和51年)に小学校から中学校へと校種を変えた。 小学校では、うるさいほど「ハイ、ハイ」と、手を挙げて積極的に発言す...

  • 卒寿小論 548 ワン・スリーの次の一球

    近ごろ野球をテレビで見る機会が多くなった。 以前は、ワンストライク・スリーボールの次の一球は、 待ってフォアボールを期待していた。 フォアボールにならない時は、ツー・スリーで勝負するのが私の考えであった。 ところが、この頃はワンストライク・スリーボールの次の一球は、 思い...

  • 卒寿小論 547 夢 三 夜

    若いころに、若いと言っても30代後半だったと思う。 夏目漱石の夢十夜を読んだ。その時は怖い感じだけが残りそれ以後読んでいない。 夢三夜がとてもすっきりした夢であったので、漱石の本を取り出して、 夢十夜の「第一夜 こんな夢を見た」を読み返してみた。女との別れの場面である。 「...

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