千才森の2人が贈る、オリジナルの小説や詩をメインに、独自の視点での発見や日記を書いてるブログ。 小説も詩も、テンポやリズムを重視した作品が多いかな。 自由な発想で新しい物を生み出していきたいな~。
『詩飾り小説の欠片』 詩的な文章で綴る小説の断片 『楽式~たのしき~』 188文字で作る詩っぽいもの を鋭意制作中!
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←前話 第3章 『天使より早く』 そもそも、天使と人間は大きく違う種族だった。人間のように衣食住が揃っていなくても生きていける強い存在で、彼女は宣言通り山の中で暮らし始めた。
こっちは何だか気温が上がってくれなくて、肌寒く感じる日が多いんだよね。畑に植えた作物もなかなか育ってくれないんだ。雑草だけは元気にすくすく伸びてるんだけど(笑) 5月30日。昨日の写真
←前話 「先に地上へ降りた姉さんがいて、そこへ降りる予定だったんだけど」 「お姉さんが居るの? どの辺りだろう?」 「わからない」 「わからない?」 「空から見下ろさないとと見つ
←前話 第二章 『甘いリンゴ』 慌てる僕の視界の中で、白い光が跳ねた。遠くの街灯の明かりを反射させてるビニール袋。 リンゴだ! 足首を彼女の手に預けたまま、草むらの上に伸び
第一章 『稲穂の波打ち際で』 袋一杯にリンゴをもらった帰り道だった。 袋に入りきらないほどの拾いものをしたのは。 この色にも終わりは来るの? 茜色に染まった空は、どこまでも
家の近所でも、鮮やかな紫色の藤の花が見頃を迎えているよ。 藤は『不死』や『不二』に掛けられて縁起物として扱われる、昔から日本人に馴染みのある花の1つなんだよね。紫色が高貴な色とされてき
(気まぐれに走り抜けた雨。 残り香が交差点を横切った。 太陽は、もっと高く登ろうと雲をかき分け、 青い絨毯を転がっていく) ♫水に浮いてる季節は きっと君の居る町を包み込んでいた春
家の畑の奥でこんなに採れるんだから、贅沢だよね~。 でも、肥料とかあげてないから細いんだよ。 タケノコも収穫してきたよ。 最近の雨で一気に伸びてきたんだ。 どっち
河原のゴミを切り分けた まるで愛した魚のように それではダメと妻が言う ようかいろ様が召し上がれない、と。 『獄卒の鬼が人間に厳しい理由』 ******** ポイ捨
花の筏の流れる中に 真っ赤な頭の浮子(ウキ)が揺れてる 君が泳いだ流れに合わせて あっちこっちと波紋を作った 針を結ばない釣り糸で 誰かを救えるわけじゃないけど 姿の見えない君と私の 思い
←前話 冷えきった窓を開ける。 この星空のどこかで、彼も一生懸命呼吸をしているんだ。どんな寝言を呟いて、どんな夢に落ちているんだろう。それとも、誰かの腕の中で暖かな空気を吸っているのかな。
←前話 こんな事をしたかったわけじゃなかったんだけど。でも、こうして笑い声をあげると、胸の靄が晴れる気がする。結局、いつも聴いてる曲を流した。変わろうとして行動する時は、大体上手くいかない。変わ
さっきテレビで、ニラの話題をやっていたんだ。 その年の1番目に取れるニラは甘いとか。 で、今日タイミング良く、お父さんがご近所さんからニラをもらってきたんだ。竹をもらいに来た人で、そのお礼
小説における二人称の定義って、結構曖昧なんだよね。 ある存在が主人公に語りかけるように書かれた文章を二人称と呼ぶ、みたいな定義は聞くんだけど、それはその存在による一人称になるのでは? とも思う
←前話 あっけなく、私は当時の彼の年齢を追い越して、大学へと進学を果たした。 最近、時間の進み具合が遅い気がする。反発や停滞を繰り返しながら前へと進んでいくことを前提として進化
家の裏の竹林に『ウコギ科の三王家』が生えてた!タラの芽、ハリギリ、コシアブラ。え……山漆!!??
竹林にタラノキが生えているのは知ってたんだけど、よくよく探したら、他にも色々生えていたんだ。 どれも若くて、まだ新芽を取るサイズじゃなかったんだけどね。 ハリギリ
←前話 「それで、ですね。こんな商売ですから、料金は先払いをお願いしているんですよ。申し訳ありませんが、よろしいでしょうか?」 彼女はしばらく俺を睨み付けていたが、やがて左手を自分の
←前話 一ヶ月ほど前に、転校してからできた友人が小さな入れ墨を入れたいと、まるでテロリズムを崇拝していることをこっそり打ち明けるかのような恍惚(こうこつ)とした表情を見せながら教えてくれたこ
←前話 「お前はここに居た方が良いんだ。今は苦しいかもしれないけど、きっと自由になれるチャンスが来るから。不安定な希望にすがって、無理をしたら取り返しの付かないことになる」 「そ
星座の見せる夢がしつこすぎて、童話のまんなかで目が覚めてしまう。 大人達はいつだって、好き勝手に神話を描きすぎる。大きい方が良いって、煌めいていた方が良いって、散らばっている可能性
GWは畑仕事に打ち込んでいたよ。 でね、飽きたら山菜を採りに行ってた。 自然をたっぷりと感じられる谷。谷って表現でいいのかな。 川が削ったと思われる窪地になった湿地帯だね。
家の周りで(敷地内で)たくさんの種類の山菜が採れることを知って、名前や形状を勉強中。 本日の収穫がこれ。 畑の周りにはアサツキが無数に生えてるし、笹竹も多いんだ。 でも
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