2015年頃より海外投資家は日本株を売り続けている。地域別にみると、欧州投資家とアジアの投資家が中心だ。欧州投資家は、主に英国投資家だ。英国投資家はオイルマネーの運用金額が大きいだろう。原油価格の下落でオイルマネーが縮小しているのだと思う。原油収入が
発表までに、まだ2週間もあるので、チョッと気が早いが、参考までに、新規失業保険から7月の非農業部門雇用者数前月比増加数を予想してみる。見方は前回のレポートを参考にしてほしい。既に、新規失業保険請求件数の低下は止まり始めた。これからいくと、7月の非農業部門
円高が進んだ。以前なら、誤差程度の動きだが、今は大きく感じる。今回の円高はドル安である。つまり、要因は日本側ではなく、米国側にある。米国側の要因は主に二つある。(1)米国金利が低下した。(2)実質金利(=物価連動債利回り)の低下次にも書いてある。
日本の対外株式投資のデータは、やたらケイマン向けが大きかったり、たぶん、債券投資ファンドが含まれていたり、わけのわからない投資部門(その他に分類されているが、巨額の投資家(どこの投資機関だろう?)がいる)があったりと、素直に受け取れない。信用できないとい
足許で金価格が急上昇している。その背景の大部分は、金利低下である。しかし、それでは6月後半からの上昇は説明できない。
銅(価格)は世界経済を反映する。銀は、投機だ。金は金融状況を反映する。足許ではみんな上昇している。中国経済の回復が強く、銅価格が伸びている。米国では、新コロ感染拡大で景気の先行き不安が大きく、強気金融緩和が持続している。若干やりすぎ気味かもしれな
6月の貿易統計が発表になった。日経は長々解説しているが、コロナ禍でのデータだ。深く考えてもしようがない。日本の貿易統計の2大項目(自動車、燃料)を見ると、自動車の輸出は前年比で低いレベルにある一方、原油価格の下落で鉱物性燃料の輸入も減少しており、貿易収支
このブログでは、個別銘柄の話はしないつもりだが、どういうわけか、たまたま取り上げた「どうしたの?東急」へのアクセスが(2番目に)多いので、続編を書く。要は、東急は鉄道株から不動産株になったように見えるということだ。新コロショックまでは、小田急との株価連
米国6月の小売売上高の回復が凄まじい。自粛生活で旅行や外食ができなくなり、ストレスをためていた人が、 移動制限や都市封鎖が解除されたことで、溜まっていた消費意欲が一気に爆発したのだろう。ペントアップディマンドというが、むしろリベンジ消費だ。GDPの個人消費算
中国経済成長のトレンドは、徐々に弱くなってきていることは確かだろう。それはそうとして、今年1-3月期のGDPは大きく落ち込んだ(前年比大幅マイナス)が、4-6月期には実質で前年比+3.2%まで回復した。但し、小売売上高などはそこまで回復していない。中国の経済デ
7月15日(水) 6月の米鉱工業生産指数は前年同月日▲10.8%。これは、実質GDP前年同期比▲2%程度に相当する。実体経済は、依然、回復は鈍い。一方、7月のニューヨーク連銀製造業景況指数は17.2。3カ月連続で上昇した。これは、ISM指数58程度に相当する。実質GDP前
ここ10 年の日本株のパフォーマンスだが、米国には見劣りするもの、北米を除く他の先進国とはそん色ない。一時もてはやされた新興国だが、中国を除くと冴えない状況だ。
日本の貿易収支は、新コロの影響で、輸送機器や機械などの輸出が落ち込む一方、食料品の輸入などは落ち込まなかったことから、赤字になっている。しかし、日本の経常収支は、やはり、対外資産からくる収益(直接投資収益、証券投資収益)が大きく、赤字にはなりにくい。レ
中国パワーの源泉は金(カネ)である。対米貿易黒字で稼いだ金で、各国からの輸入を増やし、アフリカなどの新興国やフィジーなどに金を貸したり、インフラ投資をして影響力を高めたのである。オーストラリアなどは狙い撃ちにされた感がある。対中輸出を増やして景気を支え
株価が企業収益と連動するなら、今の株価は大きく下落していいはずだ。ストラテジストにとって最も重要な経済指標の一つはISM製造業景況感指数だ。ISM製造業景況感指数は企業収益と連動しているからである。ISM製造業景況感指数が概ね50.5を超えると、企業収益は増加す
参考日経記事 日本企業の株保有比率、日銀の伸びが最大以下のデータ出所は日銀資金循環統計
6月のISM指数が急回復した。既に発表になっているニューヨーク連銀製造業景気指数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数は急回復を示していたので、驚きはない。今回発表になった値は52.6%。実質GDP成長率で1.7%に相当する。このままの回復が続けば、Fedは金融緩和の方
金価格上昇。COMEXの金先物8月限は1オンス=1800.50ドルで終了。背景は、低金利に加え、先行きのインフレ懸念。まずは、金利との連動。金の価値はその信用力だ。しかし、金利がない。金利が低下すれば、相対的に金の魅力が増す。しかし、ここにきて金利の低下がない
「ブログリーダー」を活用して、Kecofinさんをフォローしませんか?