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今につながる日本史+α https://maruyomi.hatenablog.com/

現役の記者で2019年までニュースキャスター。読売新聞オンラインでwebコラム「今につながる日本史」を連載中。ブログには書ききれなかった余話や書き下ろしの歴史コラムを掲載します。

丸山淳一
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2019/12/29

  • 近代最初と最後の詔が示す戦前の神話国家

    終戦から78年が経過した。一般的な日本の時代区分では、明治維新から終戦の日までは「近代」、その後は「現代」に分けられる。3年8か月の「戦中」を加えた「戦前」は77年だから、今年で「戦後=現代」は「戦前=近代」より長くなった。 『戦前の正体』の帯には東征でナガスネヒコと戦う神武天皇が 近現代史研究者の辻田真佐憲さんは、近著『「戦前」の正体』で、その大枠を示そうと試みている。戦前には、「日本はこうあるべきだ」という大きな枠組み、つまり「物語」があった。破局と悲劇に終わったこの物語は失敗だったが、戦前の失敗した物語を批判的に整理し、それに代わる新たな物語を創出して上書きする作業は十分に行われていない…

  • 『盆ギリ恋歌』の歌詞からみえる「お盆」の歴史

    デビュー45周年を迎えたサザンオールスターズが、45周年を記念した三部作の配信を始めた。7月17日にリリースされたのがその第一弾が『盆ギリ恋歌』だ。 サザンならでは?「攻めた歌詞」 歌詞が参考にしているのは『五木の子守唄』 故郷のエネルギーを示す歌 盆は日ごろの抑圧から抜け出せる日 「風紀を乱す」政府が禁止した盆踊り 込められた反体制のメッセージ 「禁止」の踊り、世界文化遺産へ サザンならでは?「攻めた歌詞」 ファンキーでエキゾチックな曲だが、歌詞に「ヤバない?怖ない?正気かい?」と思った人も少なくないのではないか。桑田佳祐さん作詞の歌詞は、ただの「夏ソング」ではない。かなり攻めている。 盆ギ…

  • 本栖湖の水中遺跡 土器が語る富士大噴火

    富士北麓の夏の喧騒けんそうが過ぎた後、富士五湖のひとつ、本栖湖の湖底で学術調査が始まる。帝京大学文化財研究所(山梨県笛吹市)と富士河口湖町、身延町の教育委員会が、最新の探査技術を使って「謎の水中遺跡」を探るのだ。今回は、調査を前に、この水中遺跡についての話だ。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読者登録すると全文を読むことができます ダイバーが見つけた古墳時代の土器 樹海と西湖、精進湖を作った平安時代の富士大噴火 平安時代の噴火で古墳時代の土器が沈んだワケ なぜ本栖湖の湖畔に土器があったのか 被災しても「元の巣」に帰る村人 ダイバーが見つけた古墳時代の土器 本栖湖は全国でも有数の透明度を誇り、…

  • 「神君伊賀越え」は大和経由? 甲賀・伊賀越えの可能性も

    天正10年(1582年)6月2日の本能寺の変で織田信長(1534~82)が明智光秀(?~1582)の謀反で命を落とす。信長の招きで安土、京、堺を訪れていた徳川家康(1542~1616)は、命をかけた逃避行で領国の三河(愛知県)へと逃げ帰る。三河一向一揆、三方ヶ原の合戦とともに家康の3大危機のひとつとされる「神君伊賀越え」である。 だが、有名な事件なのにもかかわらず、伊賀越えのルートには諸説あり、謎が多い。富山市郷土博物館主査学芸員の萩原はぎはら大輔さんは、家康は通説とは異なるルートを通ったと推測している。 萩原さんといえば、加賀藩の兵学者だった関屋政春(1615~85)が戦国時代の逸話を書き残…

  • 吉野ヶ里遺跡 石棺墓にあった朱の痕跡の意味

    佐賀県神埼市、吉野ヶ里町にまたがる吉野ヶ里遺跡(国指定特別史跡)で、弥生時代後期の有力者の墓の可能性がある石棺墓せっかんぼが見つかり、覆っていた4枚の石蓋を外して内部の調査が行われた。 残念ながら遺骨や埋葬品は出土しなかったが、佐賀県の山口祥義よしのり知事は「調査の結果、石棺墓は邪馬台国やまたいこくの時代の有力者の墓と裏付けられた」と発表した。調査の意義などについて、「朱しゅ」をキーワードに考察した。 読売新聞オンラインのコラム全文 読売新聞オンラインに読者登録すると全文読めます 「有力者の墓」決め手になった赤色顔料 『魏志』倭人伝が記す「朱」の記録 伊都国は朱の輸出拠点か 九州には50を超え…

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