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のんびりブレイク http://inemugi.cocolog-nifty.com/

蓼科山山麓で田舎暮らしをしています。生活を通して、文学・歴史・哲学を学びながら、 楽しく暮らしています。自由にお立ち寄りください。

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2019/03/11

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  • 貴重な一日です

    国破れて山河あり 城春にして草木深し 時に感じては花にも涙をそそぎ 別れを恨んでは鳥にも心を驚かす 烽火(ほうか)山月に連なり 家書万金にあたる 白頭掻けば更に短く すべて簪(しん)に耐えざらんと欲す (春望 杜甫)[簪とは、かんざしのこと] 余に問ふ 何の意ありて碧山(へきざん)に棲むと 笑って答えず 心自ずから閑なり桃花流水 窈(よう)然(ぜん)として去り 別に天地の人間(じんかん)に非(あら)ざるあり (山中問答 李白) 〔心はゆったりとのどかで、桃の花が川面に浮かんで流れていく、人の世とは異なる時間が流れています〕  ふらんすへ行きたしと思えども ふらんすはあまりに遠し せめて新しき背広を着てきままなる旅にいでてみん。汽車が山道をいくとき みづいろの窓によりかかりて われひとりうれしきことをおもはむ 五月の朝のしののめ うら若草のもえいづる心まかせに。 (旅上 萩原朔...

  • 春は、まだですね

    【あなたは、いつの季節が好きですか】7 春の季節少女たちはうまごやしの花を摘んでは、巧みな手さばきで花環(はなわ)をつくる。それをなわにして縄跳びをする。花環が円を描くとそのなかに富士がはいる。その度に富士は近づき、遠くに座る。耳にはよしきり。頬にはひかり。(富士山 草野心平)  小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ緑なす繁縷(はこべ)は萌えず 若草もしくによしなししろがねの衾(ふすま)の岡辺 日に溶けて 淡雪流る あたたかき光はあれど 野に満つる香も知らず浅くのみ春はかすみて 麦の色わずかに青し旅人の群れはいくつか 畑中の道を急ぎぬ暮れゆけば浅間も見えず 歌哀し佐久の草笛 千曲川いざよう波の 岸近き宿にのぼりつ 濁り酒濁れる飲みて 草枕しばし慰む(小諸なる古城のほとり 島崎藤村)  昨日またかくてありけり 今日もまたかくてありなむ この命なにをあくせく 明日をのみ思いわずら...

  • 雪が降らず助かりました

     種田山頭火は、「わたしは、無になれたが、空にはなれなんだ」と言ったそうです。無とは悩みを無くそうとすること。空とは悩みにこだわらないこと。分け入っても 分け入っても 青い山 (山頭火)空とは難解です。  2月5日は、大雪でした。昨日も、南岸低気圧が通過し、心配しましたが、上田市は積もりませんでした。 家族の一人が先日の雪かきで、腰を痛め、ここ1週間以上、食事の用意をしています。慣れないので包丁で怪我をするかなと心配しながらやっていると、ガス3台をつけていて、一つの鍋の鉄の取っ手が熱くなっていて、手のひらをやけどしてしまいました。酷い火ぶくれで、困ったものです。...

  • 過去10年のブログをまとめる

    5 大正時代の文学僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来るああ、自然よ 父よ 僕を一人立ちにさせた広大な父よ僕から目を離さないで守る事をせよ常に父の気魄を僕に充たせよこの遠い道程のために この遠い道程のために(道程 高村光太郎)  ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。広い門の下にはこの男のほかに誰もいない。ただ、所々に丹塗(にぬり)の剥げた、大きな円(まる)柱にきりぎりすが一匹とまっている。 (羅生門 芥川龍之介)  或る春の日暮です。唐の都洛陽(らくよう)の西の門の下に、ぼやんやり空を仰いでいる、一人の若者がありました。若者は名は杜子春といつて、元は金持ちの息子でしたが、今は財産を費(つか)ひ尽(つく)くして、その日暮らしにも困る位、憐(あわ)れな身分になつているのです。 (杜子春 芥川龍之介)  高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である...

  • お雛様の時期

    4 明治時代の文学天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云えり。されば、天より人を生ずるには、万人は皆同じ位にして、生まれながら貴賤上下の差別なく、この世を渡らしめ給うの趣意なり。 (学問のすすめ 福沢諭吉) 〔慶応大学を創始し、1万円札に肖像が載っています〕  回れば大門の見返り柳いと長けれど、お歯黒溝(どぶ)に灯火うつる三階の騒ぎも手に取る如く、明けくれなしの車の行来(ゆきき)にはかり知られぬ全盛をうらないて。(たけくらべ 樋口一葉)  吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。吾輩は、ここではじめて人間というものを見た。吾輩は猫ながら時々考えることがある。教師というものはじつに楽なものだ。人間と生まれたなら教師となるに限る。 (吾輩は猫である 夏目漱石)  親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。小学校にいる時分、学校の二階から...

  • スキーに行ってきました

    3 江戸時代の詩歌月日は百代(はくたい)の過(か)客(かく)にして、行きかう年も又旅人也。船の上に生涯を浮かべ、馬の口とらえて老いをむかうるものは、日々旅にして旅をすみかとす。古人も多く旅に死せるあり。予もいずれの年よりか、片雲(へんうん)の風にさそわれて、漂泊(ひょうはく)の思いやまず。 (奥の細道序文 元禄文化期 松尾芭蕉)行春や鳥啼き魚の目は涙 夏草や兵どもが夢の跡五月雨の降りのこしてや光堂 閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声五月雨をあつめて早し最上川 暑き日を海に入れたり最上川荒海や佐渡によこたう天の川 蛤(はまぐり)のふたみにわかれ行く秋ぞ(奥の細道 松尾芭蕉)  痩せ蛙まけるな一茶是に有 雀の子そこのけそこのけ御馬が通る 朝焼けが喜ばしいかかたつむり おとなしく留守をしているきりぎりす昼飯をたべにおりたる雲雀かな 初蛍なぜ...

  • 中世の文学は、面白い

    2 中世の文学ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀(よど)みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世中にある人と栖(すみか)とまたかくのごとし。 (1212年 方丈記 鴨長明) 〔隠遁生活の無常観を表現した随筆集です〕  つれづれなるままに、日くらし、硯にむかいて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるおしけれ。 (鎌倉時代末 徒然草) 〔吉田兼好による自然と人生などを綴った随筆集です〕  この世をば わが世とぞ思ふ望月の 欠けたることもなしと思えば(平安時代 藤原道長)   今生(こんじょう)の願いすでに満ち 来世の菩提を求むる以外なし (平安時代 平清盛)  祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者(しょうじゃ)必衰の理(ことわり)をあらわす。おごれる人も...

  • 三寒四温

    第1章 暗記する文学と詩歌【静かな空間の中で音読します。そして覚えます】1 古代の文学大和には群山(むらやま)あれど、とりよろふ天の香具山登り立ち、国見をすれば、国原は煙たちたつ、海原は鷗(かもめ)たちたつ、うまし国そ、あきづ島大和の国は。(712年 古事記 稗田阿礼(ひえだのあれ)・太安万侶(おおのやすまろ))〔舒(じょ)明(めい)天皇が香久山に登って、大和盆地を望まれた時の長歌です〕  直土(ひたつち)に藁(わら)解き敷きて 父母は枕の方に 妻子どもは足(あと)の方に囲みいて 憂(うれ)ひ吟(さまよ)ひ 竈(かまど)には火気(けぶり)吹き立てず 甑(こしき)には蜘蛛の巣かきて 飯(いい)炊(かし)ぐことも忘れて(万葉集 貧窮問答歌 山上憶良)  今は昔、竹取の翁(おきな)といふもの有けり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろずの事に使ひけり。名をば、さかきの造(みや...

  • 文章の点検

    「?」 「!」文豪ビクトル・ユーゴ―は、自作「レ、ミゼラブル」を書いた評判を聞くため、便せんに「?」とだけ書いて、出版社に出した。出版社の担当は、上々の意味で「!」と返事を出した。古いブログの文章を再検討していると、絵文字が沢山使われています。冊子として、再編するにどうするか、思案しています。 脊柱管狭窄症で電気のリハビリに行くか、スキーに行ってから温泉に入って来るか。二者択一は、後者でした。リフト券はシニアで1日券4800円、3時間でリフトに12回乗り、スキー場の近くにある見晴らしの湯に入り、一日が終わりました。 1週間、公園でスキーの練習をしていたので、今朝は、特に問題はありません。脊柱管狭窄症を乗り越える、第一歩です。これは個人差がありますので念のため。...

  • 暖かくなりそうです

    春は名のみの風の寒さや谷のウグイス 歌は思えど時にあらずと 声も立てず時にあらずと 声も立てず春と聞かねば知らでありしを聞けば急(せ)かるる胸の思いをいかにせよとの この頃かいかにせよとの この頃かこの歌の碑が安曇野市の川の土手に、立てられています。この拓本を取り寄せ、表装して、筑波研究学園都市の研究室に飾りました。もう、30年も前の事で、懐かしく思い出します。整形外科へ行って電気のリハビリを受けるか。近くの公園でスキーをしてから、日帰り温泉で足をいたわるか。昨日は、二者択一で悩みましたが、スキーを約40分して、別所温泉のお風呂に入ってきました。 今日は、浅間山の見えるパラダスキー場に一人でスキーに行こうか、二者択一です。...

  • 集中力

    春はあけぼの。ようよう白くなりゆく、山際少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。夏は夜。月の頃はさらなり。闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。『枕草子』 清少納言 春が待ち遠しいこの頃です。ブログが4000回を過ぎ、文章の全部と一部の写真が残っていました。ようやく、これが宝の山と1月21日に自覚し、現在は、この整理に集中しています。ぼつぼつ1か月近くになり、130ページの4冊の骨組みが見えてきました。   ...

  • 別所温泉の氷灯祭り

    最近は、鹿教湯温泉や善光寺でも、この期間氷灯祭りをしていますが、夕方、別所線の電車も上田市の「チケットQR」で無料になるので行ってみました。スマホでのQRコードの読み取りや手続きは難しく、高齢者には無理でしたが、若い人がいたので無料で乗れました。北向き観音は青や赤にライトアップされ、とても綺麗でした。 近くの公園の坂道で一人でスキーの練習をしています。脊柱管狭窄症の運動も徹底してやり、改善の見通しが出てきました。  ...

  • 春眠暁を覚えず

    春眠暁を覚えず処々啼鳥を聞く夜来風雨の声花落つること知りぬ多少ぞ 『春暁』 孟浩然朝、眠くて布団から起きられずにいました。充分な睡眠をとったのに、と考えていると、『春暁』の詩を思い出しました。あちこちで鳥が鳴いています。昨夜は、風が強く、北側の戸がトントンとなっていました。いつもなら、ツバキの花が咲いていますが、今年は、まだ、蕾です。家のツバキは、年末に咲いたり、2月になったり、3月だったり、いろいろです。写真は、過去のものです。国破れて 山河あり城春にして 草木深し時に感じては 花にも涙をそそぎ別れを恨んでは 鳥にも心を驚かす『春望』地球上のあちこちで戦争が行われ、春を待ち望んでいます。...

  • 枕草子を読む

    春はあけぼの。ようよう白くなりゆく、山際少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。夏は夜。月の頃はさらなり。闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。『枕草子』 清少納言 ...

  • 平家物語を読む

    祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはすおごれる人も久しからず ただ春の夜の夢の如したけき者も 遂にはほろびぬひとへに風の前の塵に同じ前の太政大臣清盛公という人の有様を伝え聞くことこそ 想像を絶するものであり表現する言葉もありません。リッチテキストって何でしょうか。難しいです。...

  • パソコンの挑戦

    国破れて山河あり 城春にして草木深し 時に感じては花にも涙をそそぎ 別れを恨んでは鳥にも心を驚かす烽火山月に連なり 家書万金にあたる白頭かけば更に短く すべてしんに耐えざらんと欲す『春望』 杜甫 ワードから転記して、ブログとなるか挑戦しています。...

  • 雪片付けが大変です

    山ガールも足衰えてきた八十路大久保幸吉 (信毎柳壇) 電車ってありがたいものだとの投書80歳の女性 3年ぶりにしなの鉄道に乗り、混んでいたので立っていると、若い女性から、肩をトントン叩かれ、席を譲られた。少し疲れていたのでありがたく感謝し、風景を楽しむことができたとありました。奈良と京都を旅行した時、何度か席を譲られました。自分では、それほどの年寄りと思っていませんが、感謝し、座らせてもらいました。 今回の大雪は、まだ道路に雪が残り、車の運転は大変です。歩いて薬局に薬を貰いに行く途中、80歳過ぎの女性が、歩道の雪かきしていました。「うちは敷地が道路沿いに長いので、歩道の雪かきが大変です。若い人は、ぜんぜんやってくれないしーーーーー」。昼間でしたので、雪かきをしているのは、高齢者です。余りの大雪に、みんなヘトヘトで...

  • 大雪です

    午前中から降り始めた雪は、日中降り続き、約30㎝は積もったでしょうか。雪かきをしないと、車が駐車場に入れません。 午後の4時半に整形外科を予約していたので、行かないわけにいかないので、自家用車で道路に出ると、車の大混雑です。やっと診察が済み、自宅に帰ると片屋根式の駐車場が傾きかけ、必死の思いで雪を下ろしました。 今朝のニュースでは、いつも通っている坂の踏切で、雪で立ち往生した車が別所線の電車とぶつかり、幸いにも怪我人はなかったようです。雪道の運転は、相当な注意が必要です。 春が待ち遠しいです。...

  • 今日は、雪かもしれません

    今日は、都心でも雪のようです。幸いにも、冬型の低気圧の日本海側で大雪の時、当地は、ほとんど雪が降りません。しかし、暖かくなってきて南岸低気圧が来るとき、大雪となり、今回はそのケースです。今日は、遠くの医療センターへ行くため、少し心配です。安全運転します。自民党の裏金問題は、全く解明が進まず、世論調査では、最悪です。さらに、前々から問題視されている自民党幹事長が自由に使えるお金は、政策活動費として10億円があり、不透明です。 立春が過ぎ、ひな祭りが待ち遠しいこの頃です。...

  • ようやく節分です

    1月は、足のしびれとめまいと、ほてりの3本柱に加え、寒さに耐えた暗い月でした。一時は、人生が面倒くさいとも思いました。今日は節分で、明日は立春です。朝陽の光の強さも、かなり暖かくなったように思えます。今月のモットーは、「フレッシュ 2月」ラン ラン ランと行きます。長野県では昔は豆をまいていましたが、最近は8割が落花生だそうです。片づけるのが楽ですね。恵方巻を食べるのも、楽しみです。恵比寿ーー 大黒ーー 福の神ーー鬼は外ーー 福は内ーー ...

  • 時は金なり

    カレンダーをみると、今月は29日まであります。そうだ、4年に一度のうるう年ですね。1年は、365.24日で毎年6時間ずつ余りがあるようです。時は、当たり前に過ぎていきますが、考えてみると貴重な時間です。夢見たものは ひとつの幸福ねがったものは 一つの愛山なみのあちらにも しずかな村がある明るい日曜日の 青い空がある「夢みたものは」 立原道造...

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