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kame710のブログ https://kame710.hatenablog.com/

55歳の時 胃がんと仕事中に頭部外傷、の人生の大きな転機があり、後遺症とつきあいながら まるで「カメ」のような歩みでここに至っています 出来ることは少ないけれど 日々の想いを書き連ねています

カメキチ
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2019/02/15

1件〜100件

  • 2022.5.17 バイオフィリア

    ② バイオフィリア (ネットによると「バイオフィリアとは、「バイオ = 生命・生き物」と「フィリア = 愛好・趣味」を 組み合わせた造語…生物・あるいは生命のシステムに対する愛情) 日本語で簡単にいえば、「生きもの好き」ということ。 多かれ少なかれ、人は誰でもバイオフィリア、「生きもの好き」だと思う。 (私もバイオフィリアだと思っているが、ペットに対するお姿の記事から、自分とは比較にならぬほど 生きものに愛情ぶかい読者がおられることをブログをするようになって知った) 本を読み、バイオフィリアは人類の理想だと思うようになった。 これからも長くホモ・サピエンスとしての人間が続いていくならば、 私た…

  • 2022.5.13 ホモ・モビリタス

    生きるということは「今・ここ」にいる自分を生きること。 なので、「今・ここ」をたいせつに生きなければならないのだ。 と、エラそうなことは言えるのは気もちが落ちついているときだけのこと。 ケンカで感情がたかぶっているとか心配事があるときなど、情緒不安定なときは ダメに決まっている。 自分を失ない、心はしどろもどろ…。 ----- 長い人生をふり返ってみればそんな心、気もちの乱れは無数にあった。 (「どうにでもなれ!」と自棄になったことも一度や二度どころではない) 心や気もちの変化、移り変わりはあたり前のこと。 取りたててどうのこうのと言うものではないだろうけれど、 「今・ここ」の心の乱れはいつま…

  • 2022.5.10 『歴史と人生』

    お名前を知って以来、ずっと気になっていた方(いまは故人)がおられ 最近、その方の本を読んだ。 半藤一利さん。 『歴史と人生』という新書。 2018年出版なのでそれほど古くはなかった。 折々の重要な(結局は個人の人生に影を落とすけれど直接は目に見えにくい)社会・政治の 問題について言及されたものだった。 亡くなられて1年以上になるので、ロシア、プーチンがしかけたウクライナ戦争 (宣戦布告はしていないので「戦争」とはいっていないが戦争とどこが違う?かつての日本の侵略、 「〇〇事変」みたい)の現実は見ないですまされたけれど、生存なさっていたら、 どう思われただろう。 ----- 「プーチンが悪い」「…

  • 2022.5.6 スズメ…

    今月10日からの1週間は愛鳥週間(バードウィーク)。 それに合わせたわけではないが野鳥(といっても身近な三つの鳥)、スズメ、ハト、 カラスについて書かれている本を、おもしろくて2冊も続けて読んだ。 『身近な鳥の生活図鑑』 三上 修・著 『スズメの少子化、カラスのいじめ―身近な鳥の不思議な世界』 安西英明・著 動かなかったら身体がかたまりホントに寝たきりになるので、退院したときは車イスも用意したが ♪「歩こう 歩こう わたしは元気」という歌が頭の奥でグルグル聴こえ、杖など何かを支えにすれば 歩けたので、せっかく用意した車椅子はどこかに寄贈した。 (で、天気が好ければいつもというわけないが、よく散…

  • 2022.4. 在るものを愛すること

    ただある(いる)こと、ただ存在する(している)ことの不思議や神秘を 感ずることは誰にもあるだろう。 私にもある。 静物画。 テーブルの器に盛られたリンゴを描いた静物画というのは、その絵のまん中は リンゴなので主役はリンゴかもしれないが、今ここにある器やテーブル、 またその部屋と一体となって存在することの不思議、神秘をかもし出し、 見る者の感覚に訴えてくる。 きょうは「在るものを愛すること」。 ーーーーーーーーーー 初めに引用を。 【引用】「どんな理性も、この世に存在を与えることはできない。 … 〈「忙しい」と言うな〉 行動や生活や政治のなかに探し回る倫理よりも、もっとはるかに根本的な倫理がある…

  • 2022.4.29 〈人様〉という考え方は重要である

    「歩いていたら道に何か落ちていた。何だろう? 財布のようだ。拾いあげたまでは自然な動作だったが、 次には反射的にあたりを見まわし、誰もいないのを確認し、財布の中を見た」 ネコババするか?警察に届けでるか? それとも、中の額によって決めるか? 拾った人の徳、倫理度があらわれているという、そんな単純なものではないと思う けれど、このとき〈人様〉は確かにその人の心に生きている。 きょうは②「〈人様〉という考え方は重要である」 (私はいつも本の文章、書かれていることを引用しますがきょうはやめます。 ここのところは理屈っぽくわかりにくかった) ----- この本を読んで、(とくにきょうのところでは)倫理…

  • 2022.4.26 してはいけないことがある

    昔に読んだ河合隼雄さんの本に、「なぜ援助交際はいけないか?」といえば それは理屈の問題ではないと、穏やかなこの方には珍しいくらいの厳しい言葉で 述べられていた。 殺人を犯した少年が、「どうして人を殺してはいけないの?」と言ったという。 (プーチンは何とこたえるだろう? 戦争で殺人行為を、兵士の私は自分をどう納得し正当化させる だろう?できるわけがない! 誰も兵士にならなくてよい世の中でなくては…) この前、ここで「理性を越えたこころの世界」と書いた。 「理性を越えたこころの世界」という言葉に刺激されて探したわけではないが たまたま、『倫理という力』(前田英樹・著)という新書本に遇った。 とても…

  • 2022.4.22 新聞離れ

    きょうは残り二つのことです。 (②と③) 初めに引用を。 ---------- 【引用】「②〈活字離れ〉 新聞には、巷の殺傷沙汰と国家間の争いや国会審議といった情報を、一望俯瞰できるという長所がある。 本や新聞を読まない時代の知は、検索的な知しか涵養せず、検索的な知は、検索的な思考しか生まない ということだろう。… ③〈知性を軽んじる政治家〉 改憲ソング→「買い替えよう」という考え方 戦後、急速に進んだ消費資本主義社会において、金さえあれば何でも手に入るという風潮が瀰漫し、 消費者こそが主権者であるかのような空気が蔓延した」 (注:「」〈〉、①②、→、太字はこっちでしました) ーーーーー ②〈…

  • 2022.4.19 『路地裏で考える…』

    本を読んだりテレビを見ていたら、ある言葉や文章、セリフ、考え(方)に出あい 気になることがある。 それが刺激となって、膨らんでいくこともある。 (ときには膨らみ過ぎ、元の全体的な主題からはずれ、そっちを忘れることも起きる。 それどころか《読書のばあい》この一言、文章に遇うために、ここまで読んできたと思われ 最後まで読むのが面倒くさくなり、途中でやめることもよくある) が、それでいい。 (年寄りには残された時間は少ないのだ) 『路地裏で考える―世界の饒舌さに抵抗する拠点』 平川克美・著 という新書本を読んだ。 (グーグル画像より) これも最後まで読まなかったけれど、いくつかのことが強く心に残った…

  • 2022.4.15 平和であればこそ

    国破山河在(国破れて山河在り)城春草木深(城春にして草木深し)感時花濺涙(時に感じては花にも涙を濺《そそ》ぎ)恨別鳥驚心(別れを恨んでは鳥にも心を驚かす)烽火連三月(烽火《ほうか》三月《さんげつ》に連なり) 家書抵万金(家書万金に抵《あた》る)白頭掻更短(白頭掻けば更に短く)渾欲不勝簪(渾《す》べて簪《しん》に勝《た》へざらんと欲す) ちりとてちん

  • 2022.4.5 理性を越えたこころの世界 

    戦争は国家が公的に認めた殺人。 国が認めようが認めまいが、殺人を行う個人、加害者の心は平和な国での人殺しと 何ら変わらない。 感情を麻痺させねば、自分の心を押し殺さなければ、とうてい人を殺すなんて 出来ない。 ブチャでの大虐殺、「感情麻痺」させなければ不可能な出来事だ。 人間はそういうことが出来るのだ。 戦争になれば、人は「こころ」も「理性」もなくし、 「やらなければ自分が殺される」と、ただただ恐怖に身をまかせる しかなくなるのだろう。 戦争を絶対起こしてはならないと、あらためて思う。 (ブチャでの出来事、映像も西側プロパガンダ、フェイクニュースだとロシアは言っている。 けれど、戦争さなかにこ…

  • 2022.4.1 『こころの人類学』

    「弱肉強食」という論理。 人間も自然の存在だから、強い者が弱い者に勝つのは当然、弱い者は強い者に 従えばいい、という考え方がある。 (「強い」「弱い」は、「暴力」「権力」「金力」など「むき出しの力」をイメージさせる。 しかし、いまは何を「強」「弱」とするのかを問わないけれど、ほんとうはそれがだいじ) 人間も自然だといっても、その「自然」には、人類種が長く生存していくための 文化のひとつ、道徳・倫理があって、それに従えば明らかにまちがっている。 学校で教わったということだけでなく、長く生きてきて、真実だと信じる。 (「真理」かどうかはわからないが、「真実」) しかし、人の世から戦争はいまもなくな…

  • 2022.3 3.29 「不知為不知、是知也」

    (また「折々のことば」から) 孔子の言葉で、「不知為不知、是知也」という。 【引用】 「不知爲不知、是知也、 「知らざるを知らずと為(な)せ。是(こ)れ知るなり」。 孔子『論語』…から 自分はこういう世界、このような問題があることをこれまでずっと知らなかったのかと、 愕然(がくぜん)とすることがある。 「知らないことは知らないこととする、それが知るということだ」。 限界や輪郭を知ってはじめて人はおのれの知のありようを知る。 謙虚という徳が知恵の裏張りをなす」 ーーーーーーーーーー 孔子の言葉そのものは、私のにぶい理解力ではすぐに呑みこめなかったので 3度も4度もゆっくり読みなおした。 でも、筆…

  • 2022.3.25 ロシアはウクライナから出ていけ!

    ウクライナのこと。 戦争がどうして起きるのか? 起きたらどうなるのか? ということが一目瞭然だ。 次の言葉に、一人ひとりが自分のこととして、政治を考えることのたいせつさを 痛感した。 【引用】 「理解すべきは、このシステムは悪人が悪意をもって動かしているのではなく、 普通の人たちが動かしているということです。(ケン・ローチ) 英国の映画監督がここでいうのは、「不平等」を本質的に内在させ、拡大してゆく資本主義経済の システムのこと。 経済格差とは別に、他者の差別や排除も同じく「普通の人」の秩序感覚に深く内在している。 その事実を見誤れば、不幸を遠ざけることはついにできない。 映画監督・是枝裕和と…

  • 2022.3.22 ウクライナに春が一刻もはやく…

    爆撃で破壊された瓦礫、廃墟を見ると「国破れて山河あり城春にして草木深し…」 という中学生のとき国語で習った杜甫の詩を思いだす。 人間は、とことん愚か! いったいどこまでバカなんだ! (プーチン=ロシア=人類ではないけれど、人間の一員ということでは彼と自分は同類なのだ。 日本の《ほぼ国営》NHKテレビニュースで、大きな会場で大観衆を前にウクライナ侵攻の正当性をぶつ プーチンに熱狂の歓声で応える一般国民の姿がロシア《純》国営放送で報じられているのをみた。 杜甫の大昔から、人類はどこまで賢くなった?歴史から何を学んだのだろう?) 日本の最北端は北緯46度。ウクライナは最南(「さいなん」と打ったらいく…

  • 2022.3.18 ウクライナ攻撃に思ったこと三つ

    ① コロナが、人間をあざ笑っている。 (コロナ禍のつぎの災いはこれだった。人間が人間を殺す。コロナどころの残虐ではない。 人間とは現在のプーチン、ロシア政府だけではない。 人間は「高等生物」だというけれども、あらためてコロナと同じ生物の一種にすぎないことを痛感した。 しかも個人的にどれほどやさしくても、かざした「大義」のために他人を殺せる。 《コロナにはプーチンたちだけを標的にしてほしいが、残念ながら「下等」なのでプーチンと庶民の 区別はできない。それはロシアの攻撃のようだ。口先では軍事施設のみ…と言いながら、一般市民が 住んでいるところも見境なく標的にする。 「人間の良心」をあざ笑う) ーー…

  • 2022.3.15 「なりゆき」と「すでに関係してしまった」

    また森絵都さんの小説を読んだ。 『風に舞いあがるビニールシート』という短編集の文庫本で、 なかに『犬の散歩』という作品があり、日常にありそうな話で印象に残った。 ここで、人生における「なりゆき」と「すでに関係してしまった」ということを 強く思った。 (私の愛読ブログには大の犬や猫の好きな方々がおられる。 なかでも「チャンスパパさん」は犬猫の気もちを人間言葉に「翻訳」される。 それが愉快で楽しい言葉で、私のような飼っていない者にもホントよく伝わり、クスッとさせられる。 《チャンスパパさんは下記のように、不幸だった犬や猫をボランティアさんから引き取って育てられる 飼い主さん》) (チャンスパパさん…

  • 2022.3.11 日記とブログ

    きょうは東日本大震災から11年目。 11年目の3月11日だ。 あの大災害を受けざるを得なかった人々は、いまのウクライナの惨劇を どのように感じ、受けとめておられるだろうか。 大地震、大津波という自然現象ではなく、戦争という「想定外」の人工現象。 (「11」は日本語では「いい」。「良い」であり「好い」。 東日本大震災の3.11のときには先に「9.11」もあったけれど《私だけかもしれないが》 「11」ということを特に意識しなかった。 けれども、11年目のロシア・プーチンによるウクライナへの一方的な攻撃、戦争に、 そう思いたくなくても悪いイメージが重なり、「11」に謝りたくなった) 原子力発電所が、…

  • 2022.3.8 善かれとしたことが…

    最後のきょうは、 ④「善の懴悔」 (「懺悔」:キリスト教などでは「ザンゲ」と発音しますが仏教ではよく「サンゲ」といいます) ーーーーーーーーーーー ④「善の懴悔」 【引用】「善の懴悔 倫理や道徳の世界では廃悪衆善が目的となるが、…廃悪衆善の〈あと〉が重要なのだ。… とくに善の懴悔… 他者に善を行わんとする者は、微に入り細にわたって行わなければならない」 ーーーーー 「善かれ」と思いしたことが、相手にとっては善くないどころか、逆に傷つけて しまうことさえある。 相手の気もちを正しく(ありのままに)汲むことは、とてもむずかしい。 (自分としては善意であっても、相手がそれを望んでいないとき「善意の押…

  • 2022.3.4  だれも「悪人」として平等

    きょうは②と③を書きます。 ② 自分自身の人間的成長のために (「代受苦」という言葉を知り、とても心に響いたのでこれも書きます) ③ 人はだれも「悪人」として平等 ーーーーーーーーーー ② 自分自身の人間的成長のために 【引用】 「業思想はあくまで主体的事実として受け取られるべきものである」 ーーーーー 「業思想」の中の、善いことをすれば何か善いことがあり、悪いことを行えば 何か悪いことが起きるという「因果応報」説、「善因善果悪因悪果」の話を 信じなくても、それを自分という「主体」にとっての「事実」として受け取り、 同じく「業思想」の中の、善人は死んだら極楽往生、反対に悪人は地獄に堕ちる、 生…

  • 2022.2.25 地獄がありますように

    ウンわるく事故にあい障害の身になったけれど、「前世の祟り?」と思ったことは 一度もなかった。 (前の世で悪事をはたらいたという覚えもなく、「業」や「輪廻」らしきものも感じない) 私は仏教者だと思っているけれど、「業」とか「輪廻」は信じていない。 信じていないが、このような発想、考えかたは理解でき、納得するときさえある。 それどころか、望むこともある。 (前世は信じなくても、現世での行いは必ず「天国にいく」か「地獄に堕ちる」。 それが「自業自得」であり、「応報、むくい」なのだ。 ところが現実はといえば、宝くじ以上に当てにならない。 現実は「悪いヤツほどよく眠る…長生きする」。そういう不条理、現実…

  • 2022.2.22 風景をみなおす

    旅は、非日常的な世界に身をひたすことで何かを感じさせてくれる。 (「絶景」もその中の一つ) 温泉に身体をひたし、湯を手ですくいながら思う。 地中ふかくしみ込んだ大昔の雨が火山や(火山がなくても)マグマに温められ、 地層に含まれているさまざまな微小成分と溶け合って湧出したものがこれだと。 温泉はなくとも、わが街の近くでも同じような景色を見ても感じなかったものを、 旅にあると感じ、ときには「そうだったのか…」と感嘆することもある。 紀行文、テレビなどの映像でしか知らなかった旅先、その地に自分の足で立つ。 (本には、その場所はその時、その人にとっての「現地になる」と書かれてあった) そして(自分が知…

  • 2022.2.18 「風景」とは

    目をつぶっているとき以外、絶えず「風景」(「景色」、「景観」、「光景」)は 目に映っているはずだ。 「風景を見る」というのは「息する」みたい。あえて意識してみなければ見えない。 「風景」は、普段、日常のなかではほとんど「背景」(「後景」)になっており あまり意識されることはない。 とくべつ印象に残るものは「思い出」のような形で、後からなつかしい感情などを 伴って意識されるくらい。 しかし、たまにふっと「風景」を思うことがある。 普段、日常の生活のなかで「風景」を意識して見て(視て、観て)みたい、と。 旅は普段、日常ではない。 (とくべつな時空の体験なので、見るだけではなく聞くものまで新鮮で印象…

  • 2022.2.15 「ホームステイ」

    「ホームステイ」。 外国留学や、体験学習などの目的でふつうの家や民宿に短期間泊ることを 私はイメージする。 で、「自宅に閉じこもりましょう」といわないで「ホームステイしましょう」と コロナ禍でうるさいほど叫ばれたのには、ちょっと違和感を感じた。 「自宅に閉じこもろう」といえば「ひきこもろう」と、「ひきこもり」を推奨しているかのようなので お役人はこの表現を思いついたのだろうか。 でも、同じ役所が編みだした言葉、「スピード感をもって」という(「急いで」といえばすむのに) もってまわった表現と比べればはるかに短くていい。 のちには(慣れもあるけれど)違和感を感じなくなった。 (しかし、「スピード感…

  • 2022.2.11 「偶然」と「神」 (後)

    続き。 これで終わりです。 【引用】 ⑤「その目に見えない贈り手に(ヤーヴェと呼ぼうと、アラーと呼ぼうと、阿弥陀如来と呼ぼうと)、 底なしの善意を感じて生きる。 あちらからの一方的な善意(アガペー)を露疑わずに生きる。 そのとき、「安らぎ」があるであろう」 … ⑥「(仏教の「不二の思想」) 分けるというのがだめなのである。 死を恐れてはだめなのだ。 われわれは、今は生きていて、まだ死んでいないと言うが、実は、生と死はひとつのものなのである。 私と他人が別れていて、他人を愛するとか、他人を憎むとか、…争うのは、分裂の世界に住んでいる… 本当はその分裂しているのが嘘なので、私と他者は根本のところで…

  • 2022.2.8 「偶然」と「神」 (中)

    本には考えるところが多くあったのですが、絞りました。 絞っても八つあり、きょうは四つです。 【引用】 ①「現代社会は科学技術の発達と個人主義の蔓延により、 「人間は一人でも生きてゆける」という思想を流行らせている。 この大災害は、それが本当ではないことを確証した」 … ②「あらゆる存在者を存在させている根拠は「愛」である、というのは信仰である。 哲学的には無根拠、深遠、無、空としか言えない。 その無根拠を、信仰者は認識するのではなくて、愛として体験する…」 … ③「見知らぬ人でありながら、偶然、苦しむ他者に出遭う時、 われわれの心の底から吹き上がる「共苦、同情」の息吹は、 時間を超えた存在の彼…

  • 2022.2.4 「偶然」と「神」 (前)

    10年前、仙台の自宅にいて東日本大震災に遭った岩田靖夫さんという哲学の先生の 本を読みふかく考えさせられた。 岩田さんは10年前でも老人。 6年前に83歳で亡くなられている。 多くのことを勉強され、教えてこられたけれど、それらの業績をふくむ人生が 一瞬にして無に帰するというとてつもない災難に遭遇され、学問自体をあらためて 問うところがあった。 本でそれを述べておられる。 (不慮の事故を体験したので胸にしみこんだ) もともと哲学は「人間とは」「人生とは」「世界とは」?と根本から考えてみる。 著者は老いて初めて、「死んでいたかもしれない」というショックを体験された。 「生死」という人生の根本問題を…

  • 2022.2.1 『ハーモニー』

    『アイの物語』にとても刺激されたので、また人類社会の未来を考えさせるものを 探して読んだ。 ヒト型ロボットもクローン人間も登場しなかったけれど、ほんとうにスゴかった。 「スゴい」とは意味のうすい便利な言葉だけど、語彙のすくない私には他の表現がでてこない。 『ハーモニー』 伊藤計劃 という。 (作者の伊藤計劃さんは34歳という若さで亡くなられている) (グーグル画像より。コミックにもなっているようです) 科学技術の進歩・発展をみていると、果てしなく膨張を続けている宇宙のよう。 これからも無限につづくのだろうか? 「イノベーション」「次世代」という表現がいつからなされるようになったのか知らないが、…

  • 2022.1.28 「生まれてこないほうが良かったのか?」

    真剣さ、深刻さがたりなかったのか、それとも「なんとかなるだろう」との楽天が まさっていたのか、私は「生まれてこないほうが良かったのか?」と悩んだことは なかった。 ましてや「死にたい」とも。 この歳になっても人生はわからない。 わからないから、いろいろ知りたい。 この本を見つけ即、読みたいと思った。 (グーグル画像より)『生まれてこないほうが良かったのか? 生命の哲学へ!』 森岡正博・著 著者は大学の哲学の先生。 お気楽なこっちとはちがい、森岡さんは「生まれてこないほうが…」(「誕生否定」 という)と、若いころ深刻に悩んだこともあるそうだ。 そんな経験も下敷きとなり、「生命哲学」という従来の哲…

  • 2022.2.25 この生もまたあってよかった

    生きるということは、ひとつ残らず「縁」だと思う。 (「偶然」「出あい」) この本と「縁」があったと思って読んだ。 いい縁だった。 『思想の落とし穴』 鶴見俊輔 (グーグル画像より)鶴見さんのお名前は、ずいぶんと昔から新聞や本で聞くことがあって、 いつかはご本人の手なる本を読みたかった。 ベトナム戦争反対、憲法九条改悪に反対するなど、職業としての学者であるまえに一人の人間、 一市民、一国民として社会問題への発言が多く、政治への態度表明もよくされていた。 前に、「人間はこの世に生まれ出たとき、誰でも名前をつけられる。人の一生に これほど祝福すべきすばらしいことはないのではないか」(意訳)との鶴見さ…

  • 2022.1.21 『アイの物語』(後)

    最後です。 ----- ③「アイの物語」 【引用】 「「ヒトは気がついてしまったのよ。自分たちが地球の主人公にふさわしくないことに。 真の知性体じゃなかったことに。私たちTAIこそ、…真の知性体だったことに」 … 「真の知性体は罪のない一般市民の上に爆弾を落としたりはしない。… 自分と考えが異なるというだけで弾圧したりはしない。ボディ・カラーや出身地が異なるというだけで 嫌悪したりはしない。無実の者を監禁して虐待したりはしない。…」 … 「ええ、ヒトは自らに欠けているものに気づいていた。 だからこそ多くの理想を唱えた。宗教、哲学、倫理、歌、映画、小説。自分たちの欠点を克服しようと 努力した。 …

  • 2022.1.18 『アイの物語』(中)

    人は誰でも「いま現在、身のまわり」がいちばんだいじだが、未来の人間世界が わからなくても、想像はできる。 この本を読み、「現在の自分をだいじにする」ためにも(ときどき過去をふりかえり 反省するように)未来を想像してみることのたいせつさを改めて感じた。 自分が知らないだけで、世の中にはすばらしいSF、未来、空想などの小説・映画があるのだろうけれど 私としては『アイの物語』のように考えさせられたことは初めてだった。 ーーーーーーーーーー ヒト型ロボットのアイ(アイビス)が語る物語は七つありますが (七つの物語すべて、この手の小説によくある「AIの暴走」「人間とAIロボットの戦い」「宇宙戦争」 もの…

  • 2022.1.14 『アイの物語』(前)

    『読んでいる最中にもなんども思わず、フゥーっとため息をつくことがあったが 読みおわり、こんどはそれら全部まとめて深くついた。 そして、しばらくの間はボーっとしていた。 『アイの物語』という小説で、作者は山本弘という。 (グーグル画像より) 愛読ブログに、別の作品『詩羽のいる街』とともに紹介されていた。 愛読ブログは「空色のパノラマ」といい、青空百景さんというお若い方のもの。 この私の記事よりずっとうまく書かれています。是非ともお読みください。 ↓ sorairopanorama.hatenablog.com ーーーーーーーーーー 『詩羽のいる街』も『アイの物語』も、ほんとうにすばらしかった。 …

  • 2022.1.11 おかしい、ヘン、まちがっている! 

    暮れのある日、地域(関西圏)テレビニュースが伝えていた。 不動産業界によれば、ことしの新規マンションの売りあげが大好調だったという。 好調なのはいいけれど、なんと平均価格が6000万円台と聞いておどろいた。 だれが買うのだろう? 「6000万円」。自分の耳をうたがいネットで調べたらまちがっていなかった。 「マンションはもはや一般庶民にとっては高嶺の花といってもよい存在になっている」と ヤフーニュースにあった。 6000は大阪の価格。神戸とか京都にくると5000とか4000になるらしい。 (「どっちにしろ高すぎる」と一般庶民感覚の私は思う)。 また、もっとおそい暮れには恒例の、全国各地の迎春風景…

  • 2022.1.1.7 「貧困女子」

    『ルポ貧困女子』 飯島裕子著という本を読んだ。 これも愛読の爽風上々さんのブログで紹介されていたもの。 爽風邪上々さんもいわれていたけれど、とてもいい本だった。わかりやすかった。 うくまとめておられるのでぜひお読みください。 ↓ sohujojo.hatenablog.com 一読するなり、けっして他人ごとではない、と強く思った。 自分にも娘がいるけれど、ウンがわるかったら「貧困女子」になっていたかも…と 強く感じた。 「ウン」の良し悪しのことで、社会の進歩ということを思った。 ↓ 私は自分が障害を負ったのはウンが悪かったとあきめている(「あきらめる」というのは「諦める」 ではなく「明らめる」…

  • 2022.1.4 霊・魂・スピリチュアル

    初詣がくると「霊」(ひろく霊的なもの)を思う。 (グーグル画像より)霊の存在を信じるか?と問われれば、若いころはイイエと答えたと思うが、 いまは(迷いながらも)ハイに変わった。 でもホントのところ、こんなの「愚問」のような気がしている。 宗教の信仰の問題のようで、あると信じる人にはある、ないと信ずる人にはない。 愛読ブログrecocaさんのきょ年の11月終りの記事に「犬猫販売禁止inフランス」 に共感してコメントしたところ返信があった。 その返信に紹介された「霊」について書かれたブログにいろいろ刺激された。 miyoshi71.hatenablog.com ここでの「霊」は「魂」は、よくいう「…

  • 2022.1.1 松無古今色 竹有上下節

    明けましておめでとうございます。 松無古今色 竹有上下節 まつにここんのいろなし たけにじょうげのふしあり (禅の言葉はほんとうによくできていると思う) 松も竹もめでたいとされているけれど、そのめでたさの特徴をうまくつかんで みじかい言葉にあらわしている。 松の葉は、いつも緑のまま変わらないように見えるけれど、 古くなり枯れた茶色になったものは(人にはわからないように)落ち、 その場所にはちゃんと緑の新しい葉がかわって生えている。 竹は(人にわかるように)節のうえに節をつくり、伸びている。 すべての物事が変化し流れ、移ろっている。 よく見ないとわからないだけ。 きのうからきょうのあいだに年が改…

  • 2022.12.28 正岡子規 「生きているということ」

    『正岡子規 人生のことば』 復本一郎 病気による、なみなみならぬ痛み。 その痛みとの壮絶な闘い。 この本は、身体の「痛み」という誰にもわかるシンプルな感覚をとおし、 (といっても、子規の痛みは子規にしかわからなくても、何とか想像はできる) いまこの瞬間も自分は生きているということを痛感させてくれた。 子規といえばすぐに「柿くへば…」が思いだされる。 著者によると、子規は食べることが大好きで、とくに柿など果物が好物だったとのこと。 読みおえて私は(本には書いてなかったが)身体の痛みがひどいとふつう人は食欲がなくなるのに、 逆に子規は食う楽しみで痛みと闘っていたのだろうかと思った。 (グーグル画像…

  • 2021.12.24 犬

    飼いぬしに抱かれているイヌを、目のまえで見た。 散歩しているとき駆けまわったりクンクンしている姿は遠めにはよく見かけるけれど、 静かに抱かれているところを間ぢかで見たことはあまりない。 (あったのだろうが、意識して見つめたのは初めての気がする) (グーグル画像より)すぐ横でツレが「赤ちゃんみたい」というのに、私も大きくうなづいた。 「赤ちゃん」というのは、抱かれていることもあるけれど目である。 つぶらな瞳の動きがヒトの赤ちゃんそっくり。 視線があうと、しばらくの間こっちの目をじっと見つめる。 あの瞳を前にしてはウソはつけない(ウソは見ぬかれる。国会議事堂で飼ってほしい) 「このオッサン、つまら…

  • 2022.12.21 LGBT

    20年くらい前、働いていた児童福祉施設でのこと。 退所した子どものお父さん(気さくで職員のだれとも仲がよかった)が、 女装した姿でたずねられた。 「○○さん、そっ、そっ、それは…」私たち職員は目を丸くした。 パーマ(かつら)にオシロイにまっ赤な口紅。服といえばサイケデリックなド派手、 紫のロングスカート。足には橙のハイヒール。 「開いた口がふさがらない」という表現は、こういうときのためだった。 (何かの用でたずねられたわけではなかったので、はじめは「仮想大会」にエントリーされて見せに こられたのかと思った。けれども近くでそんなのないし、私たちの驚きをおもしろがっての、 照れかくしを含んだ「カミ…

  • 2021.12.17 鈴と、小鳥と、それから私…

    『平等バカ』(池田清彦・著)という本を読んだ。 言葉ではかんたんに言える「平等」。 私は心地よい言葉に酔うことがあるので気をつけなければならないこと、そして、 「平等」を口にするときは慎重でなければならないことを思った。 第4章に「平等より大事なのは多様性」とあり、いちばん心に残った。 ちなみに本は、第1章が「コロナ禍と平等主義」、第2章「が見せかけの平等が不公平を生む」 第3章が「人間はもともと不平等」、そして第4章、おしまいが第5章で「『平等バカ』からの脱却」。 ーーーーーーーーーー 大正末期から昭和のはじめにかけて生き、26歳という若さで死去した金子みすゞ という童謡詩人の「私と小鳥と鈴…

  • 2021.12.14 「不要不急」 その3(何が「エッセンシャル(本質的)」なのか?)

    (きょうは「不要不急」の最後) 南直哉さんという禅僧の「何が『エッセンシャル(本質的)』なのか?」です。 【引用】①「〈「不要不急」経済の果て〉 現今急激に進展するIT・AI技術は、まさに身体性の消去を目指す技術とも言える。 バーチャルリアリティ、人工知能、ロボット、サイボーグ技術、 それらはまさに身体性の代替と拡大がテーマである」 ②「我々がかろうじて持ちうる「死」のイメージは、身体の消滅以外に無く、 もっとも我々に切実な「自然」は自分の身体だ。… ウィルスは、このような身体の致命的意味を、我々に強烈なインパクトで想起させたのだ。 「エッセンシャルワーク」という、いささか偽善的な匂いがしない…

  • 2021.12.10 「不要不急」 その2(要に急がず不要に立ち止まる)

    その2は、阿純章さん(天台宗の僧侶)の「要に急がず、不要に立ち止まる」です。 【引用】「〈”要“と”急“からの解放〉 不要不急も決して悪いことではない。 案外、自分のやっていること(あるいは自分自身の存在すら)が不要不急であると気づいてホッとする ことだってあるかもしれない。 不要不急という言葉も使い方次第では「そんなことしなくても大丈夫、焦らずのんびりいこうよ」と 人を安心させる優しい言葉がけにもなるだろう。 要に急ぐばかりでなく、むしろ不要に立ち止まってみるというのはいかがだろうか」 「「我」をベースにした社会の行き詰まりというのは、こうした能力主義社会の限界をも 意味している。 自力社会…

  • 2021.12.7 「不要不急」 その1(無用の長物)

    東北大震災の「絆」のように、コロナ禍では「不要不急」がいちやく有名になった。 (やっと「不要不急」もお払い箱になったかと安心し、《地域版ではあっても》「GoToトラベル」が 再開されてきたが、「オミクロン株」のせいでまた叫ばれるかも) (グーグル画像より)『不要不急-(副題)苦境と向き合う仏教の智慧』 という本を読んだ。 〈本の感想のまえにひと言〉----- コロナ禍で、入院しようにもベッドが足りなくなるという事実がはっきりあらわれた。 根本の原因は安倍政権下、「医療費削減」の名のもとに、空きベッドはムダ、「不要不急」とばかりに 入院ベッドを減らしてきたことにある。 そればかりか、医療の人手(…

  • 2021.12・3 嗅覚のたいせつさ

    人間も動物なので(イヌほど鋭くなくても)「動物的嗅覚」があり、「これは変?」 「オカシイ!」「危ない!」と違和感を感ずることがある。 感覚は個人差が大きいけれど、天から賜った自分のそれを精いっぱい だいじにしなければならないと思う。 (グーグル画像より) せんじつの京王線の事件は、それまでも電車での、いのちにかかわる重大な事件が あったにもかかわらず、また起きた。 いくら鉄道会社などが安全策をこうじても、かんじんの乗客に身を守ろうという構えがないと ダメだと思う。 (電車にのるときツレはいつも周りに注意をはらっている。「あの男の人、ヘンな動きをしている」 と耳うちすることがある。私は杖をついて…

  • 2021.11.30 紅葉

    コロナに関係なく、ことしもすばらしい紅葉をみられてよかった。 来年もみられるかなあと思う。 桜も紅葉もみたい! (写真はみんな近くを散歩して撮ったもの) 「アート」を狙い、手まえの樹のまたから撮ってみた。 こんどは向こうをぼかしたけど、火事みたいになった。「燃える紅葉」ともいうし、まぁいいか! 斑点のようなのは意図したのではない(たまたまこうなっただけ)。そういうのがおもしろい。 右の樹、スゴイでしょう。伐られても、右から伸びた長ぼそい枝からの紅葉、黄葉がおみごと。 まんなかのうす紫も狙ったものじゃありません。神さまのサービス? 下のは瓦屋根。葉っぱは反射で輝いていたのか、枯れて白っぽくなって…

  • 2021.11.26 ムヒカ流生きかた

    中村桂子さんの本は「いのち」についてとても深く考えさせる。 自分の「いまあるいのち」「いのちを続けていくこと」が生きものにとっての 根本的な原理でだいじなことだという。 だけど、人間だけが「いのちよりだいじなもの」がある、という幻想を抱く。 なにかにいのちを賭けて死ぬ人がたえない。 (でも幸いなことに、大多数の人は「いのちよりだいじなものはない」とわかっているので、 人間はここまで続いてきた) そんな根底に立ちかえり「”生きている”を見つめよう」と著者はいう。 いのちをだいじにしようと中村さんはいう。 『こどもの目をおとなの目に重ねて』 中村桂子・著 を読んだ。 (グーグル画像より) 「生命誌…

  • 2021.11.23

    ちょっと前の朝日新聞「折々のことば」にあった。 【引用】 「家も親もからだも顔も才能も何一つ選ぶことができない私たち。 誰もがそんな「選べなかった自分」の大変さを背負って生きている。 (田中美津) 「なんで私の頭の上にだけ石が落ちて来たの?」という思い。誰もが自分では選べないことで苦しむ という不条理。 が、なぜ私だけがと苦しむのは私だけではない。点を面へと拡(ひろ)げるべく起こした70年代の 女性解放運動は、今でいう「#MeToo運動」だったと鍼灸(しんきゅう)師は語る」 そういうこと、どれほど感じ、思い生きてきたことだろう。 上から「石が落ちてきた」のではなく、自分から(木より)落ちるとい…

  • 2021.12.19 フッと心にうかぶこと 

    前々の記事にちょっと引用した本、 『万象の訪れ わが思索』 渡辺京二・著 は、前記事のような「生の深み」という言葉こそなかったが、「万象の訪れ」が 人生を強く感じさせてくれた。 (グーグル画像より) 「万象の訪れ」。いかにも「生の深み」を感じさせそう。 図書館の本の検索でたまたま見つけた。 ---------- 序文で「万象の訪れ」ということが述べられていた。 【引用】 「万象の訪れ (ある日あるときフッと、著者の心に二つの想念が浮かぶ)このふたつの図象(「図象」とは想念の 一種、イメージのようなもの。二つでも三つでもよい。図象という形をとっていなくても言葉でも、 単なる心象でも、何でもいい)…

  • 2021.11.16 「退屈」と「しあわせ」

    書名にひかれ、短編集 『ポケットアンソロジー 生の深みを覗く』 中村邦生編 (グーグル画像より) という文庫本を読んだ。 私は、デリケートな感覚や細かな神経をつかわないといけない(理解できない) 物語は苦手だ。 (本にはいくつかの短編小説が出てきたが、読みおえたのは3割くらいであとはダメだった。 「生の深み」を感じるより眠気を感じてばかりだった) その中で、『ガーシュウィンのプレリュード第2番』(バクスター著)というのは とてもわかりやすく、つぎの言葉がとても心にのこった。 【引用】 「「退屈には優しさと慈悲があります」マダムはおだやかに言った。 「だから約束して下さい。今からはもう始終祝杯を…

  • 2021.11.12 生活世界

    ブログを読むとき心で挨拶をする。 Aさん、Bさん、Cさん…「おはようございます」「こんにちは」。 そして、きょうもお元気でよかったと安心する。 「読む」といっても「ななめ読み」もする(ゴメンなさい)。 まいにち書かれている方の記事がないと気になる(不定期のかたは「不定期」だから、「何もないのは 元気な証拠」とよいように思える)。 ブログをするようになっていちばん感じることは、ひと口でいうと、世界はひろい ということ。 私は人づきあいが少ないので、他人さまのことはあまり知らない(「井の中の蛙」状態)。 ここで初めてしることがいっぱいで、「ヘェー!」の連続だ。 「ここ」といったけれど、そもそもブロ…

  • 2021.11.9 自衛隊

    その朝、いつもの簡単掃除を終えるとテレビニュースが聞こえてきた。 自衛隊の大規模な訓練、演習の報道だった。 訓練、演習じたいは珍しくない。 「行われた」と事実だけが簡単につたえられます。 私の県内の演習場では、ときには実弾の誤射、砲弾の落下など事故がおきます。 事故があるとまず自治体の首長が遺憾の意を表明し、つぎに自衛隊の幹部がお詫びする。 住民の「またか…」の嘆きが、嘆きのままいつまでも続けばいいですが… (人間のやることだから不慮の事故はさけられない。被弾したら「ああ、ウンが悪かった…」と観念する ほかないのでしょうか?) 取りかえしのつかないことが起こり、嘆きのため息が悲しみの涙にならな…

  • 2021.11.5 『しあわせ中国 盛世2013年』‐後‐

    つづき ② 「民主主義」で14億もの人口と広大な土地を統治できるだろうか? 統治・管理(支配)はできても、個人の人権を尊重できるだろうか? 中国は、ともかく土地が広大で人が多い。「広すぎる、多すぎる」(と私は思う)。 これだけの広さと人数を統治しようとすれば、迅速に政策をきめ、きめたことを実行するには 上意下達の「一党独裁」でないとムリなのだろうか? ところで、生きものには何でも「適正サイズ」というものがある。 もちろん国は生物ではなく社会だが、中国の規模はどう考えても「適正サイズ」でない気がする。 人間も原点は生きもの。そこから外れている気がする。 あれだけの土地があり大勢の民衆がいれば、個…

  • 2021.11.2 『しあわせ中国 盛世2013年』‐前‐

    『幸福な監視国家・中国』で紹介されていた「発禁処分を受けた問題の書」、 『しあわせ中国 盛世2013年』 著・陳冠中 という小説形式の本を読んだ。 (グーグル画像より) 前は「幸福」、こんどは「しあわせ」。 『幸福な監視国家・中国』のほうが2019年と新しく、おそらく『しあわせ…』を マネたのだろう。 いずれにしろ、2013年も2019年も中国の人たちは「しあわせ」「幸福」なのだ。 この2年はコロナ禍で、インバウンドを楽しめる人にはちょっと「不幸」かも… ーーーーーーーーーー 「一党独裁」の政治。 そのことが具体的にはどういうものなのかを、さまざまな人物を登場させ小説風に ものがたる。ストーリ…

  • 2021.10.26 『幸福な監視国家・中国』‐後‐

    ベトナム戦争反対のデモで機動隊に追いかけられただけでも恐ろしかった。 いまはあまりデモもないし、あっても取りしまるようなものじゃないので恒常的な組織としては 「機動隊」はないのだろうか。 ふだん必要なくても必要になればつくればいい。ふだん穏やかでやさしいお巡りさんでもイザとなれば 取りしまりに狩りださられ、「仮面ライダー」のように変身するのだろうか。 絶滅が危惧されるジュゴンを犠牲にするおそれがあろうとも、辺野古の海を埋めたてをアメリカのため アメリカ軍基地を建設を強行しようとする日本政府。 反対して座りこむ人々を排除しようと多くの警察官が出動。 その警官隊を「機動隊」と呼ぶのかどうか知らない…

  • 2021.10.22 『幸福な監視国家・中国』‐前‐

    14億の人がくらしているというから大国。 人も多いが、国土があまりに大きい。 小さな島国といわれる日本にいる身には想像がむずかしい。 (同じ地球人といっても、生きる基本は同じでも生活感覚はちがっていそうな気がする) (グーグル画像より) けれども、広い地球のなかでの「お隣さん」だ。 いくら「明治維新」によって中国よりいち早く近代国家となり、欧米に仲間入りし いまじゃ「サミット」の一員でも、人類がアフリカをでて世界中にひろがった という「グレートジャーニー」以来のつきあいは免れないモンゴリアン同士。 近くて遠いその国の人たちのことを知りたいと思った。 (政治体制がいちおう民主主義で政治政策の主義…

  • 2021.10.19 頭をグルグル

    武田鉄也という歌手兼役者の人がいる。 いまは老人。 (若い方にはなじみがないかもしれないです) その人の『老いと学びの極意』という新書本を読んでいたら(本は本でよかったですが 感想ではありません)「海援隊」(3人のフォークソンググループ名)で活躍していた頃の ある歌を思いだした。 いったん思いだしたら頭をグルグル、なんどもかけ巡った。 歌は「思えば遠くへ来たもんだ」という。 (『金八先生』の「贈る歌」やほかの歌も好きだが、これがいちばん。 よろしければ聴いてみてください) www.youtube.com 好きな歌ということから、(この本にも出てきた)吉田拓郎の 「今日からそして明日まで」という…

  • 2021.10・15 川の流域

    ③ 「川の流域」。 「川の流域」という観点がとても新鮮に感じられた。 (グーグル画像より 大阪湾にそそぐ大和川) 水なくしては生きていけないけれど、「流域」という目で川と人の暮らしをみた ことはなかった。 (「川の流域」。近年はとくに氾濫、洪水など豪雨災害のイメージが強い) ーーーーーーーーーー 川のもとは「雨水」。生命あるものの根本は「水」。 水が本のいたるところで述べられていた。 【引用】 「亜熱帯モンスーン地域の「コメと魚の文明」が人類を救う 〈灌漑農耕と文明の限界〉 アメリカの大平原地帯ではミシシッピ川の支流の水を全部使っていたのが…この20年は地下水を 使い始めていますね。→(日本に…

  • 2021.10.12 人類と感染症

    ② 新型コロナで、感染症と人類との深い関係にあらためて気づかされる ことになった。 (本には「感染症」との関係が多くのべられていました。 はじめに三点だけ引用し、あとからは引用にこだわらず、それぞれ思ったことなど書きます) (グーグル画像より)---------- 1⃣ 伝染病と家畜 【引用】 「人間の伝染病の大部分は家畜の病気に起源があります。… (日本の古代人が致命的にかからなかったのは)家畜に頼らなかったせいでしょう。…」 (注:()、→、青太字はこちらでしました。以下の引用も同じ) 「鳥インフルエンザが…」「豚ウィルスが…」とニュースでよく報じられる。 (著者のひとり安田さんは別な本《…

  • 2021.10.8 「四大文明」史観をうたがった

    ① 「世界四大文明」史観をうたがった (「長江文明」と「縄文文明」) 長江(昔のいい方で「揚子江」)流域で近年、広大な遺跡の歴史的発見があった。 常識のようにいわれている「世界四大文明」をうたがわなければならないほど 重要なことだと、著者たちがいわれるのになんどもうなずいた。 ーーーーーーーーーー ■ 「長江文明」 【引用】「〈長江文明は森の文明〉 彼らは金属器をもっていませんでしたから、森林を大規模に破壊することをしなかった。 せいぜい森林の中では焼畑をし、水位の高いところでは水田耕作をやっていたわけです。…」 「今までの文明観は、麦作農耕地帯で打ち立てられた概念です。 新たに稲作農耕地帯で…

  • 2021.10.5 『環境と文明の世界史』

    スゴイ本だった! 目がさめた、ウロコがはがれた思いがした。 (読んでホントよかった。紹介してくださった爽風上々さんありがとうございました) 学校で教わることは正しいと思っている(正確には「思わされている)。 それが「常識」だと。 (昔は「こういう考え、見方もあります」とは教えてもらわなかった。 一つのみかた、考えかたしかできない義務教育は恐ろしい) 時代がすすみ、新たな研究・発見がなされる。そういうことがなくても (従来のわかっていることだけでも)それまでは見えていなかったことが見え、 まだ仮説(前の記事「土偶」もそう)の域をでないけれど、常識とされていた定説が くつがえるということがあるのだ…

  • 2021.10.1 ふたつの子どもの…

    このところ、ふたつの子どもの事件・事故のことで胸をつよく揺さぶられることが あった。 (「見ざる聞かざる言わざる」という言葉がある。実のところ、虐待死事件など知りたくない。 が、知ってしまった。言わざるをえなくなった) (グーグル画像より) ーーーーーーーーーー ひとつは、3歳の子どもの虐待死 9月24日の「ヤフーニュース」にこうあった。 【引用】 大阪府摂津市で、3歳の男の子に熱湯を掛け殺害したとして、母親の交際相手の男が逮捕された事件で 男が警察に「シャワーの温度を60度まで上げた」と説明していることが分かりました。 松原拓海容疑者(23)は先月31日、交際相手の長男の新村桜利斗ちゃん(3…

  • 2021.9.28 『人はなぜ宗教を必要とするのか』‐後‐

    前回の続き(終わり)です。 第4章は略し、第5章、最後の第6章へ ーーーーーーーーーー ‐5⃣‐ 「〈第5章 「凡夫」という人間観〉 「凡夫」という言葉は、自分について使う言葉であり、他人を見て、あの人は「凡夫だ」、 といういい方はしない … 「煩悩」とは自己愛のこと、…自分可愛さのあまり、つぎつぎと欲望を追いかけて生きてゆく、 それが人間だということになります。したがって、欲望に負けやすいのが人間の常だということ… … 法然や親鸞の「他力仏教」は、人が「業縁」的存在(一人一人が違う)であることを前提とする宗教… 法然は布教にあたっても、…無理押しをせず、…「縁」が熟すのを待つという姿勢を貫い…

  • 2021.9.24 『人はなぜ宗教を必要とするのか』‐前‐

    『人はなぜ宗教を必要とするのか』 阿満利麿・著 1999年出版と古いのですが、宗教には新・古などほとんど関係ない。 とてもすばらしい本だった。 (長くなりますが、本の流れにそい、そのつど感想など書きます。 大きく1⃣から6⃣までの六つに分け、きょうは1⃣~4⃣です。5⃣6⃣は次回) ーーーーーーーーーー ‐1⃣‐ 本の題名は『人はなぜ宗教を必要とするのか』です。 宗教とまったく無縁な人がいるかもしれないが、あまりいないと思います。 世界のどこでも人はだいたい宗教心をもって生きている。 日本人も遠い昔から鎮守の森の神さま信仰(アニミズム的な自然崇拝)と、仏教信仰を もった。 なのに、 とくに戦後…

  • 2021.9.21 犬も食わない

    まったくつまらないケンカをした。 (双方の言いぶんが激突する、といったドラマチックなものじゃない) 「イヌも食わない…」というけれど、ド当たりしている。 (当事者には一大事であってもこれほど他人に「どうでもいい」ことはない) まったくつまらなくても、その原因はこちらにあるので自己嫌悪しないでは おられない。 (グーグル画像 「オトナのコクゴ」より) 自己嫌悪にさいなまれているときは後悔でいっぱいだ。 なんとバカなこと言ったものだろう… 時間がたって落ちつき冷静さがもどると、やっと心のよゆうができ反省する。 (思えば結婚このかたどれだけ反省してきたことだろう。若いときからだいたい似たようなパター…

  • 2021.9.17 土偶

    いまも手が震えてくるような気もちです。 土偶。 (グーグル画像より) 著者、竹倉さんは上の写真のような土偶(これは津軽半島の亀ヶ岡遺跡の「遮光器土偶」。 「シャコちゃん」といって当地のユルキャラのように可愛がられています)について何なのか? という大問題(いまも解明されてない)をたんねんな独自の調査と思考と想像力で 解明され、その結果をこの本で発表された。 (竹倉さんは学者ですが人類学者《考古学者、歴史学者ではありません》。 本で公表するにあたっては、権威ある考古学者のお墨付きがあるといいので、あちこちかけずり回り、 頼みまわったけれどもみんな断られた。 《本の終わりで、そこまで権威というオリ…

  • 2021.9.14 「何もしないことの罪」

    「何もしないことの罪」 衝撃をうけた。 (法律的には「不作為の罪」という。が、ここでは法律的にどうのこうのというのではありません) NHK敗戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』に出た言葉。 ---------- 番組のホームぺージにはこうあった。 (グーグルより) 【引用】 「“何もしなかった罪というのもあるのではないか・・・” 太平洋戦争末期に行われた「生体解剖」。 命を救うはずの医師が犯した恐ろしい罪とその裏に隠された真相。 死刑判決を受けて自分自身と向き合う医師と、その判決に異議を唱え、公正な裁きを求めて 奔走する妻。 苦悩の果てにたどりついたありのままの真実とはいったい何な…

  • 2021.9.10 不雨花猶落…

    不 雨 花 猶 落 無 風 絮 自 飛 (あめならずして はななおおつ かぜなくして いとみずからとぶ) 雨が降らなくても花はいつか落ち、風が吹かなくても絮(柳の種で白い毛があり「柳絮」 リュウジョと呼ばれる)は、自ずととんでゆく、ということ。 (グーグル画像より) 自然は変わらないものなどいっさいない、 人間も自然のひとつだから、変わらないようにみえていても刻々と 移りかわっている。 (姿かたちが老いているだけではなく、人生も移りかわっている) 雨が降ったり風が吹かなくても、自ずと(違うのはただ早いか遅いかだけ)いつかは 散るのだ。 (死は必然。生は偶然) 早い遅い、大きい小さい、太い細い、…

  • 2021.9.7 生物多様性はほんとうに必要なのか?

    愛読する爽風上々さんのブログで紹介された本 『〈正義〉の生物学 トキやパンダを絶滅から守るべきか』 山田俊弘・著 を読んだ。 読んで満足まんぞく…、ほんとうによかった。 本の内容は、爽風上々さんのブログ sohujojo.hatenablog.com がすばらしいので、上をクリックしてください。 以下は私の感想です。 特に考えさせられた二点、①「正義」と②「感性」について書きます。 ーーーーーーーーーー ① 正義 書名にもある〈正義〉には、読み終えておおきな衝撃をうけた。 (爽風上々さんの感想の「生物学というよりは倫理学の問題のようでした」が強く思われました) 本は副題として「トキやパンダを絶…

  • 2021.9.3 「予測不能な多重的な学び」ということ

    たまたま見つけた『ものが語る教室‐ジュゴンの骨からプラスチックへ』が とてもおもしろかった。 著者は盛口満さんといい、現在は沖縄大学の学長。 世界でいちばんと尊敬するお父さんが理科、化学の先生で、生徒さんたちが理科に 興味をもってくれるようにとさまざまな創意工夫をこらした教育を実践し、何冊か 本にも著されているそうだ。 そのお父さんの影響がすごく大きい盛口さんの大学の教室での学生をまえにしての (だけど小中高生も理解でき、かつおもしろがる)「授業」が本の内容になっている。 ーーーーーーーーーー 【引用】 「皮肉なことに、科学技術の異常な発達が子どもたちから理科を学ぶ意欲を殺ぎ取ってしまったのだ…

  • 2018.8.31 幸福は、「になる」のでなく「である」

    かたそうな書名ですが、全然そんなことなく、すごく読みやすかった。 (著者がカルチャーセンターで講義されたもの) 『今ここを生きる勇気‐老・病・死と向き合うための哲学講義』 岸見一郎 日常のなかでは生活に追われて気がつきにくい、いわれてみて、「あーぁ!」と 納得することが書かれていました。 ----- 岸見さんはプラトンを専門とする哲学者ですが、とくにソクラテスが好きです。 ソクラテスの「無知の自覚」(自分は無知であると自覚していること)を座右の銘に しているくらい、謙虚な人。 (トランプ・安倍・麻生《私には「傲慢」の象徴》と真反対) 本には三木清の言葉がよく出てきました。 三木清も謙虚な人だっ…

  • 2021.8.27 ④ 呪い

    白川静さんの漢字・甲骨文字研究は私のような者でもどこかで聞いたことがある。 (これは2011年、「私が白川先生から学んだこと」というテーマで講演されたもの) 強く感じた「呪い」のことだけ書きます。 (グーグル画像より) ーーーーーーーーーー 内田さんの本には「呪い」という言葉がよく出てくる。 (本の題名になっているものもあるくらい) なんでそんなに「呪い」なのか? (そのことは述べられていなかったけれど、尊敬する白川さんの影響が大きいのだろうと思った) 白川さんは甲骨文字の研究で、漢字をつくりあげる中でこめた古代中国の人の 「呪い」(といえば「おどろおどろしい」ですが、広く「思い」)を深く感じ…

  • 2021.8.24 ③コミュニケーション

    「ことばの教育」という題名で2013年、国語の先生たちに講演されたもの。 強く心にひびいた3点だけ述べます。 グローバリズムの大合唱で、以前は中学校からだった英語が小学校に導入された。 (なんと2020年から、小学3.4年生必修化、5.6年生教科化) 著者は、英語能力の向上→コミュニケーション能力の向上→「国際人」の育成 かのような風潮を強く批判される。 ---------- ①〈 コミュニケーション能力の本質〉 コミュニケーション能力というのは、コミュニケーションが成立しなくなった局面を打開する力 ではないかと思うのです。 内田さんは仕事がら(大学の先生をしていた)外国へ行くことが多かった。…

  • 2021.8. 20 ②寺を見なおす

    二つ目の話は「寺を見なおす」です。 (2014年、「全国日蓮宗青年会」で「イスラームは世界的規模のグローバル共同体」という題名で 講演されたもの) ーーーーーーーーーー 寺の話にはいる前に、イスラム教、「テロ」の話があったのでそのことを。 ■ 起源からいうと、イスラム教は(キリスト教も)砂漠や荒野をさまよっている 人たちのいのちを救うためにあったとのこと。 無条件で飲み物食べ物寝るところを提供しなければならない。… 歓待が一神教倫理の基本になるわけです。… 相互にその誓約を実行することで、遊牧民たちは生き延びてきたし、これからもそれに基づいて 生き延びてゆく。… 「歓待」が一神教のもっともたい…

  • 2021.8.17 ①アメリカの言いなり 

    日本の領土問題。 戦後70年以上へても一向に進展しない「北方領土」返還。 近年になり、とつじょ浮上したかのような「尖閣列島」や「竹島」の問題。 (「尖閣」・「竹島」問題は子どものころ《勉強不足かもしれないが》学校ではなかった。私自身は 老人になってから初めて知った) ----ー 「北方領土」はきちんとした歴史的根拠があるから日本の領土。 とうぜんの権利として、長年にわたり返還が叫ばれていた。 ところが東西冷戦が終わってもロシアは返してくれない。 しかしロシアが返さないのは仕方のないことだと私は思う。 (「日本は独立国で主体的な外交をしている」と当の日本が強く叫んでも、アメリカ合衆国の一州と 揶…

  • 2021.8・13 『日本の覚醒のために』

    久しぶりに内田樹さんの本を読んだ。 『日本の覚醒のために 内田樹講演集』という。 「覚醒」という言葉は使いたくなかったが、現在の日本、とくに政治と (それを支える)メディアの「劣化」にはガマンならないのであえて使ったという ----- 私が内田さんに傾倒するのは、この人の考えかた、発想が、そのものごとにとって もっともたいせつにしなければならないことは何か?と気づかされることだ。 ものごとの「本質」みたいなものに目を向けることのたいせつさ。 (内田さんは達人級の合気道の先生でもあり、養老さんが解剖を専門の仕事とされ「身体」からの 発想をだいじにされるのとよく似ている) 本からの話題、①アメリカ…

  • 2021.8.10 人間も生きものの一つにすぎない(後)

    続き。 【引用】 「〈「持つ」社会から「借りる」社会へ〉 これまでの発展型社会では、欲望は大きくなっていくのが当然とされてきたので、 欲望を抑えるという発想そのものがありませんでした。 … 〈クローンと欲望の関係を考える〉 もし3歳で亡くなった子どものクローンをつくるとすると、 その子が生きた3年間はクローンの子どもにとって代わられ消えてしまうことになりますし、 新しいほうの子どもは、一生のあいだ誰かの代わりとして生きることになる。 これは、この世にたった一人の私というあり方を否定するわけで、 生命を基本にした考えからは大きくはずれます。 代替品というのは、やはり機械の考え方でしょう。」 (注…

  • 2021.8.6 人間も生きものの一つにすぎない(前)

    (きょうは世界で初めて原子爆弾が使われた日。場所は広島。3日後には長崎で2回目が) そんなきょうは 『「生きもの」感覚で生きる』 中村桂子 (著者のことは何かで聞いたことがあった。 よくあるお名前ですが、「けい」が「桂」なので印象的で覚えていました。 「けいこ」という名前は古い世代にはなじみぶかい。 子どもだったとき、隣の家の子が「啓子」ちゃんで若くして病死したので忘れられない。 子ども心に「あんなに元気だったのに…いのちはわからない」とませたことを思った) ーーーーーーーーーー この本は一般読者(とくにお母さん向けに)に向けて書かれたものだから、 とてもやさしい口調で、語りかけるように書かれ…

  • 2021.8.3 『やさしい唯識』‐縁を感じて生きる‐

    本には、唯識に特徴的な言葉(「遍計所執性」「依他起性」「円成実性」など漢字表現の むずかしい言葉《しかし意味は平易》)がたくさん出てくるのですが、興味ある方は ぜひ本書を手に取ってみてください。 (すばらしい本です) 終わりに、とても身近な話がありましたのでそれを引用し、私の思うことを。 ーーーーーーーーーー 【引用】 「私は最近、電車の中で座ることができたら、前に立っている人に心の中で「ありがとうございます」 と感謝しようではないかと提案しています。… (ウンよく座れたとき)「自分は座れてよかった」と思って座っている…。 そこには、無意識であるにしてもエゴ心が働いています。 その人が立ってい…

  • 2021.7.30 唯識とは何か‐(後)

    自分の世界とは、なにごとにつけエゴ的(いまは「自分中心」とという意味)に みたもの、とらえたもの。 だが、「自分」というものについて、横山さんは言う。 ----- 【引用】 「〈「自分」というのは言葉の響きがあるだけ〉 「自分」はほんとうに存在するのか 「手を見てください」…「自分の手です」と答えます。 そのときすかさず、「手は眼で見えますが、いまあなたが言った自分という言葉に対応するものが あるでしょうか。…」… 〈一人一宇宙〉 (私たちは)「この広大無辺な宇宙の中に、一人の小さな存在として…いまここに生きている」と… でも、…一つの共通な宇宙といったものは、人間同士が言葉で語り合うことによ…

  • 2021.7.27 唯識とは何か?(前)

    (以下の引用文は、引用文そのものは青字、「」・〈〉・()・→・太字・太字はこっちでしたもの) 本題に入る前に。 ■ ちょうど同じころ『宗教とはなにか』というのを読んだ。 宗教とは「大いなるものへの畏怖の心」が、原始、古代、いわゆる「未開社会」 近代を問わず、根本的な出発点として共通しているとあった。 畏れ、慄きの感情をともなった崇める気もちのようなもの。 「大いなるもの」とは、宇宙や大自然という空間的な(いちおうは)目に見える、 感じられるものだけではなく、「あの人に起きて、私には起きなかった」 「彼(彼女)は死んで、私は生きのこった」というような、決定的な人生の偶然も 含む。 (要するに理不…

  • 2021.7.23 仏教と私

    『やさしい唯識』 横山紘一・著 という新書本を読んだ。 「唯識」というのは言葉は聞いたことはあったが、むずかしいだろうという 先入観もあり、延ばしのばしにしていたが、手ごろな入門書を知った。 読んでホントによかった。 (グーグル画像より) 宗教にとって肝心かなめは信仰心だと思うけれども、その宗教独自の価値観が あるようだ。 他の宗教のそれが何なのか。 (日本の仏教は、イスラム教の厳しそうな戒律は「出家」のお坊さんにしか求めません。 「在家」の一般民衆には課せられない。 それにキリスト教ほどには「愛」は強調されない。 しかし「慈悲」と、表現はちがっても実質「愛」の実践を説いています) 仏教では、…

  • 2021.7.20 バーチャルで「自己実現」?

    2回目、おしまいです。 ーーーーーーーーーー 【引用】 ①「人々が現実の世界に失望し、バーチャルな世界で自己実現したいという欲求が高まっている。 それをポピュリズムはうまく利用しています。 現実の世界は厳しいけれど、ネットで悪口を書いて相手が炎上したら勝ったような気分になれて、 ますますやめられなくなる。… パチンコ屋さんの大音響と同じですよね。あまりに騒がしい中にいると判断力が停止してしまう。 それがポピュリズムの力の源泉になっているような気がします」 ②「逆に言うと、インターネットで(人々の欲求が丸裸になったことで)社会がリアル(本当の姿)に 近づいたんですよ。 自己愛とか承認欲求とか競争…

  • 2021.7.16 AIの時代だからこそ…「人が生きるとは…」

    『AIの壁』 養老孟司 という新書を読んだ。 著者は、長いあいだヒトの身体をみてこられたこともあってか、ものごとを考える とき、「身体」からの発想を基本とされる。 心に深く感じたことを2回に分けて書きます。 ーーーーーーーーーー 【引用】 「〈AI時代だからこそ見えてきた「人が生きるとはどういうことか」〉 (「ブラック企業」という言葉も)「仕事も、適当にね」「仕事は人生じゃないんだよ」ということが 普通になったから出てきた言葉でしょう。 当ったり前のことを、わざわざ考えなきゃいけない時代とも言えますね」 … 〈「AI時代の教育に必要なのは「五感によるインプット」〉 新しい発見とは、多分「自分に…

  • 2021.7.9 「経済」とは「経世済民」(人民を救うことだぞ! 「催眠」にかけ「細民」にすることでは決してない)

    経済産業省のまだ20代の官僚二人が「コロナ給付金」をだまし取り、自分たちの 遊興に使ったというニュースを聞いたとき、唖然とした。 同時に、 「拝金主義」、カネ、カネ、カネ…の世(NHKニュースの終わりで必ず「きょうの株価は…」と 報じられるようになったのはいつからか?)、政府では、おおいにあることだと思った。 (「あり得る」ではありません) 反射的に、 「赤木ファイル」の赤木俊夫さんを想った。 (ポケットにはいつも「国家公務員倫理カード」が入っていたという。亡くなれたときもポケットに あった。よく見ておられたのだろう、ボロボロになっていたらしい) 若い二人も赤木さんと同じく国家公務員。20代で…

  • 2021.7.6 『自分のなかに歴史をよむ』

    『自分のなかに歴史をよむ』 阿部勤也 (グーグル画像より) という古い新書を読んだ。 「自分のなか」と「歴史」という言葉に惹かれたのだった。 (阿部勤也さんは有名な歴史学者で、ご専門は中世のヨーロッパ) 中世のヨーロッパには興味はないので阿部さんの著作を読んだことはなかったが、 この本は著者がなんでどのようにして中世のヨーロッパを研究をするようになった かを、子ども時代にさかのぼり自伝的に語りかけるよう書かれていた。 なんでも修道院、尼さんが身近なキリスト教的な環境で育ったという偶然だった とのこと。 (生意気だったころ、「歴史に残るような発明・発見は、○○がやったとなっているが△△だった か…

  • 2021.7.2 初夏の花

    写真を撮るのはホント、楽しくおもしろい。 天気がいいと、陽の光が射しこんで被写体に陰影ができ、撮りたいものが増える。 たまには写真展に出してみようかと思うくらい、自分では芸術性を感じるような 「上出来」がある。 上出来とはあくまで主感で「」付きだけど、自己満足できる。 (写真を撮るとき、前々から感じてはいたのですが言葉にまで昇華できなかった思いが最近よんだ本に 書かれてありました《この本のことはいずれ書くつもり》。 『「生きもの」感覚で生きる』 中村桂子・著 といいます。 【引用】「自然にはなにかわからないこと、新しいことがたくさんあります。 テレビやコンピュータのなかにあるものは、たとえ自然…

  • 2021.6.29 「忘れること」と「自分であること」

    終りは、「忘却」(忘れること)と「アイデンティティ(自分であること)」。 ーーーーーーーーーー 「忘却」 【引用】 「「忘れたこと」は何であったのかを忘れてしまうのだ。 つまり、「忘れたこと」の内容は忘却しているにもかかわらず、「『忘れたこと』を忘れた状態」 であることを感受しているため、一層の〈不安〉に晒されることになる。これこそが「認知症」と 呼ばれる当事者の〈不安〉を形成するのだ。 … 「忘却」とは、言うなれば、私たちが「自分」を保つ上でこの上なく必要な情報処理の装置なのだ。 また「記憶」とは、日々の様々な出来事を「過去」の情報へと変換して飼い慣らしていくための、 これまた必要な情報処理…

  • 2021.6.25 「できたことが、できなくなる」…

    またまた「老い」の話。 こんどは大学の社会学の先生が著者なのですが、アカデミックな中身ではありません。 〈老い衰えゆくこと〉は「できていたことができなくなる」ことであるとし、それが行き着いたところ 「介護」の現場で見聞きした具体的なケースごとの体験を下敷きに、その具体的事実を述べ、考察する 形で述べられます) 『老い衰えゆくことの発見』 天田城介 という。 (グーグル画像より) 「はじめに」で、〈老い衰えゆくこと〉という誰にも訪れる生命現象への対応を 人は「介護」という形でなそうとしているが、その際、現代でも日本は親子という 「運命の呪縛」により、家族が親の介護をするのがあたり前だとされている…

  • 2021.6.22 諦めよう! 流されよう!

    「老い」の本が続いているが、また読んだ。 (若いお坊さんが仏教の立場で書かれたもの。情熱をこめたやさしい言葉で語られた平易な話だった。 前回の科学の視点からとはまた違い、「老い」といっても切り口によりいろいろある。 それがいい) 『老いて自由になる』 平井正修 という。 二つ書きます。 ーーーーーーーーーー ① 諦めることのたいせつさ ふつうは(あくまで愛情からの叱咤激励のつもりで)「諦めるな!(もっと)頑張れ」 と言う。 しかし、努力・忍耐・辛抱・根性がたいせつでも、これら「頑張り」だけでは どうにもならないものが生きるなかにはあるということは、誰だってわかる。 人生には「運」とか「定め」、…

  • 2021.6.18 老いの意味

    3回目、最後です。 ③ 「老い」の意味 老いの盛りにある私のような者だけでなく、若い人に読まれてほしい。 (と、強く思った) 終りのころ、「人間にとっての老い」ということで次の一文があった。 【引用】「〈人間にとっての老い〉 生命体に宿っている死というシステムが存在する意味は一体何なのでしょうか。 科学的には、「新たな遺伝子として生命を更新するためにある」と言えるでしょう。 哲学的には、「個人としてのアイデンティティを確立するためにある」と言えるかと思います。 「死」の存在を知ることによって、人間は宇宙という「全」のなかで「個」としての己を認識できる ようになっているにちがいありません。 そこ…

  • 2021.6.15 「老化」はなぜ起きるのか、「死」はなぜあるのか

    ② 「老化」はなぜ起きるのか、「死」はなぜあるのか 著者は医学者である。 専門の生命科学の眼から、人生現象としての「老化」を、生物現象としての「死」 の仕組みを述べ、人間らしい老いと死はどうあるべきか、どうあったほうがいいか を深く考え、提唱される。 (死を想っていまを一生懸命いきる、という意味の人生訓、名言はたくさんありますが、私がこの本で とても新鮮に感じたのは、「老い」と「死」を生命の科学から解き明かし、科学的にも人間は人間として きちんと生きなければならないと、強い情熱をこめて書かれておられることでした) ーーーーー 【引用】 「「死」はなぜあるのか 〈二つの細胞死〉 ①ネクローシス …

  • 2021.6.11 唯一無二の存在として生きている自分

    「懐古」。 歳をとれば、昔のできごとがなつかしく思いだされる。 過去は「悲」も「喜」もこもごもなのに、「悲」は薄められ浄化され、それさえ なつかしい。 (耐えがたかった悲しみ、苦しみ、辛さを時の長い流れは水と同じように洗い流し、忘れさせてくれる 「昔はよかった」という大いなる「幸せな勘違い」は、そういうことをいっている気がする。 もしそうなら、「人生」はなんとうまくできていることか) ーーーーー たまには懐古という個人的なことだけではなく、「老いる」こと自体を思ったり 考えてみることもある。 (私の場合は身体の障害もあるので「これ以上フラフラしたり、歩けなくなったら…」と実際的に) 『ヒトはど…

  • 2021.6.8 ニヒリズム

    図書館で私の借りる本は古いのが多く、順番待ちはない。 本の題名に惹かれただけで借りることもあり「ハズレ」も多く、パラパラめくる だけで「やーめた!」となって、返すものがよくある。 これもそんな1冊だった。 『哲学の密かな闘い』 永井 均 著 新書版よりちょっと大き目の本。 10分の1くらい読んで、やめた。 (グーグル画像より) (なぜやめたか?続かないか?→根本は「根性なし」。よく自覚している。 ただ読書に限っていうと、とくに哲学が好きというわけではないけれど、「あたり前」、「常識」、 「普通」といわれているものをいったんくつがえし、「そもそも…」と根本から問うのは好きだし、 世の大勢に惑わさ…

  • 2021.6.4 壺中一壺の天

    前回、あんなことを書いたので、久しぶりに禅語を書こうと思った。 (禅語も本から教わったので「読書感想記事」か) 広い意味での禅語は、狭い意味の「禅の言葉」に限らず「仏語」(「フランスご」 でなく「ブツご」)はもちろん、中国の名詩からとった言葉が多い。 多いから、いちいち感動していたら追いつかないので心が自動的に選択(制御) していたようで、これまで書いたのは選択された「好きな禅語」だけだった。 もう4回、繰りかえし読んでいるが(本はいまトイレ)、以前はそれほど感じなかった 言葉が新たに好きになった。 そういうのを、これからまたときどき、書いてゆきたい。 ーーーーーーーーーー 壺中一壺の天 (こ…

  • 2021.6.1 読書記事

    ブログをやろうと思った動機は、自分の人生にはまったく予定になかった障害者に なり、「さて、どういう気もちでこれから生きてゆくか…」と悩んでいたころ、 偶然、本屋さんで禅語の文庫本に出会い、知ることになった言葉がとても新鮮に 心に響き、その禅語を多くの方に知っていただきたいからだった。 (それもあるけれど書くことが自分には復習になるからです。 それに前回書いたように、退職して 自由な時間がいっぱいできたからです) 禅語も知っているものが少なくて底をつきかけ、このごろの記事はもっぱら 本のことばかりになっている。 (しかし、禅語も本もテレビも要はみなさんに「よろしかったら聞いてください」ということ…

  • 2021.6.1 働くことの復権

    最後③のきょうは、本来的な「働く」。すなわち、「生きる」。 ーーーーーーーーーー ③ 働くことの復権 【引用】 「〈働くことの復権〉 (秋山憲治の言葉)「いろいろな場面で、私たちは身体を動かして社会的に意味のある活動をしている その活動は、場合によっては支払われる労働になり、場合によっては支払われないものになります。 家事労働のようなシャドーワークが実は社会的にはたくさんの意味を持っている」 主体的な選択を可能にするためには、さまざまな社会的な仕組みを工夫し実現していくことが必要です それは経済学で説明できるというよりは、人びとが自分たちの住む世界を選択する問題ですから、 政治の問題です。… …

  • 2121.5.25 働く主人公は私

    2回目は、「働く」ことそのもの。 ーーーーーーーーーー ② 働く主人公は、私 - 主体的に働く 江戸時代の「労働集約的な農家経営と手工業生産」ということで、 次のような記述があり、考えさせられた。 【引用】 「労働の主人 近代に至るまでの農民たちの働き方は、多様な課題を一人でマネージメントする… 労働の多様性 (労働の)内容の多様性です。ひとりでいろいろなtaskをこなす… 社会的な分業の未熟さ 江戸時代の農民たちはさまざまな課題を抱え、それに即して多様な仕事をこなしていました。… 経済発展が未熟であるために、誰もがそれぞれの仕事に必要な最低限の技能をそれぞれもって いなければ生活がたちゆかな…

  • 2021.5.21 生きるために、それほど働かなくてはならないのか? 

    『仕事と日本人』 武田晴人 という本を読んだ。 新書版なのだが、中身がたいへん濃かった。 (グーグル画像より) 「あとがき」に書かれていた著者の姿勢が、本全体を貫いていた。 【引用】 「競争という手段、企業の営利性、金銭的な報酬で計られる労働の価値などは、 現代社会において普遍的な真理であるかのように語られている。 しかし、それは競争という手段への過信に過ぎず、営利性の追求が企業の社会的な機能をゆがめ、 金銭的な報酬の多寡への注目は、それとは異なる労働の意味を問いかけることを妨げている病根 のように見える」 (注:青赤とも太字はこちらでしました) 心に強く響いたことだけ3回に分けて書きます。 …

  • 2021.5.18 怒ること

    怒らないですむなら怒らないでいたい。 毎日を穏やかに暮らしたい。 個人的な身のまわりのことなら(努力すれば)平静でいられるけれど、 世の中、社会に目を向ければダメである。 (某議員や官僚の不祥事などを聞くにつけわざわざ抑揚をつけ、「バーカ!」と呟きたくなる。 やむにやまれずときどき実行し、そんな私も彼らと同類に見えるから「やめて!」と言われる) 社会まではムリでも、個人的なことだけでも怒らないですむ手軽な方法を 期待し、「HOW TO」だけわかればいいと思い、この本を読んだ。 『怒らないこと』 アルボムッレ・スマナサーラ・著 (著者は、スリランカの上座《昔は「南伝」とか「小乗」と呼ばれた》仏教…

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