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kame710のブログ https://kame710.hatenablog.com/

55歳の時 胃がんと仕事中に頭部外傷、の人生の大きな転機があり、後遺症とつきあいながら まるで「カメ」のような歩みでここに至っています 出来ることは少ないけれど 日々の想いを書き連ねています

カメキチ
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2019/02/15

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  • 2024.2.27 『彼女が言わなかったすべてのこと』 3の2

    前回の続き、 今日は④、⑤、⑥です。 ④ 「わたしとっての人生はやっぱり、長い一本の紐じゃなく、短い紐の束になったままだった… だからこそ地面から少し浮いているほうが心が楽だった。… わたしからすると、周りの多くの人は、いつか死ぬことを知らずに日々を生きているように見える。… (私たちは)互いに存在の見えないパラレルワールドに暮らしながら(も、しかし)無意識下で どこかで繋がり続け、影響を与えあったりしていないかなぁ。そうだったらいいな」 … ⑤ 「患者さんのブログとか、著名人の方からの発信とか、よく見るけど、わたしみたいな人、 無を漂うようなこの感覚について話してる人、みつからないんです。……

  • 2024.2.23 『彼女が言わなかったすべてのこと』 3の1

    あまり小説を読まないが、愛読ブログの方の読書感想記事に惹かれて 『彼女が言わなかったすべてのこと』(桜庭一樹)を読んだ。 乳がんの若い女性、「彼女」が物語の主人公。 病気とは切り離せないが、主題は闘病物語ではないので悲しい話ではなかった。 がんという事実を忘れてしまうような、兄、親友など身近で親しい人たちとの 楽しい交流が展開されてゆく。 (詳しい話はネットで分かりますので興味のある方は検索してください。 ここでは、本文、言葉から私の胸に響いたところだけを紹介し、そのことについて思う、考えることを 3回に分けて書きます) ーーーーーーーーーー ① 「誰かに声が伝わるのは、誰かの声が届くのは、そ…

  • 2024.2.20 「助けて」が言えない

    『「助けて」が言えない-SOSを出せない人に支援者は何ができるか』 松本俊彦・編 という本を読んだ。 (私は30前から60で辞めるまで働いていたのが小さな子が多い児童養護施設だった。 テレビの刑事やサスペンスものに出てくるようなドラマチックな話はなかったが、職業がら「支援者」 という立場にあったので、それなりにいろいろあった。 脚色すればドラマに仕立て上げられそうなこともあったけど、この本にあったような深刻さはない) いじめ、依存症、心の病、自殺願望…さまざまな問題を抱えて苦しんでいるのに 「助けて」「ヘルプ」が言えず悶々としている人たちがいる。 そういう人たちを(仕事であろうとなかろうと)援…

  • 2024.2.16 高 史明

    最後は、在日朝鮮人の作家、高 史明さんです。 高さんは親鸞に詳しい、釈さんは浄土真宗の僧侶、お二人の対談は熱っぽかった。 話題はいろいろあったけど、「二項対立」の非ということ、 人間は「仮」「偽」の世界を生きているという二つのことだけ書きます。 ーーーーーーーーーー 「・「善悪を知っている」と主張する現代人 『歎異抄』の後序にある「善悪のふたつ、総じてもて存知せざるなり」… 親鸞は、善悪は阿弥陀仏のみが知ることで、人の知り得ることではないといっている。… 親鸞は「二つはわからない」というところから始まり、 現代人は「二つを知っている」というところで争う。 どちらが善でどちらが悪かをいい合う限り…

  • 2024.2.13 久坂部羊

    久坂部羊さんは、医者兼作家です。 (若いころは国際医療活動に参加、ニューギニアに行っておられたことも。 長い間、認知症高齢者に関わり、それをもとに医療、いのち、人生を考えさせる本も書かれている) ーーーーーーーーーー 「・問題行動は無意識の「復讐」 人間には最後の最後まで崩れにくい部分があって、その一つが「自分」へのこだわり (「業」みたいなもの) … ・「初めまして、セツコと申します」 (認知症になった母が子どものことが分からず、トンチンカンなことを言っても) 「あんたは娘だ」といわれれば娘になり、「学校へ行ってきたな」といわれたら、「行ってきました」 と答える(のが)認知症の人への良い対応…

  • 2024.2.9 山極寿一

    山極寿一さんは人類学、生物学の学者です。 (サルやチンパンジー、ゴリラなどヒトの仲間の生態を自然、フィールドの中で観察・調査し、 それに基づく比較などの研究を通じてヒト、「人間」の特性を明らかにされる) ーーーーーーーーーー 「・人間は大勢で子育てをしていた (いちばん大切なことは)「食」と「繁殖」 (つまり、自分の生存とヒトという種の存続。この二つの問題解決のために→)「雑食」と「多産」 そして、「共食」と「共同保育」が家族の出発点となった (そのことが他者への「共感力」となった) 「家族」と「共同体」をもつのは人間だけ … 「家族」と「共同体」の拮抗関係を解消するため…性を家族の中に閉じ込…

  • 2024.2.6 熊谷晋一郎

    今日は熊谷晋一郎さん(脳性まひの障害者で職業は大学の先生)です。 (この対談もすごく考えるところがありました。 力量不足でうまくまとめて書けないことをお許しください) ーーーーーーーーーー 「知」と「信」 ① (ご自分が障害者であることに対して) 苦しんでいる自分は変わらないけれど、そういう自分を第三者の目で俯瞰できるようになる。 (このことは)「知性」(の働きによるものであり、そうすると)苦しみを抱えながら、 生きやすくなる… 宗教の「神」も「来世」も それらの壮大な物語 ② 依存症の本質は「依存できない病」 宗教の場合、そこでわが身を丸ごと物語に委ねる、つまり、「信じる」へのジャンプが必要…

  • 2024.2.2 為末 大 (後)

    今日は釈さんの話です。 ③ 釈:(現在の科学技術の発展は) いくらでも(欲望満足のための)代替手段(そのうち科学技術の発展により実現できる)がある ように思わされてしまう。 そのために、現実には諦めて受け入れるしかないことも、諦め切れなくなっています。 (物事には)「諦める領域」と「諦めない領域」(があることを人々は知らなければならない) … ④ 釈: (「諦める領域」と「諦めない領域」があることは)現代人にこそ必要なイニシエーション 「通過儀礼」のようなものを通して自分の欲望に区切りをつけること…(は)現代人に必要な知恵 … ーーーーーーーーーー ③ ■ すべての欲望が(「直」「代替」にかか…

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