Width: 51 mm / Height: 44 mm 半筒に近い、ちょっとめずらしい形ののぞき猪口。丸文が5つあって、その中には寿の字、樹下人物図、山水楼閣図、菖蒲、そしてなんとも愛らしい波兎がそれぞれ描かれる。絵付けはとてもていねいで、19世紀はじめ頃...
Width: 51 mm / Height: 44 mm 半筒に近い、ちょっとめずらしい形ののぞき猪口。丸文が5つあって、その中には寿の字、樹下人物図、山水楼閣図、菖蒲、そしてなんとも愛らしい波兎がそれぞれ描かれる。絵付けはとてもていねいで、19世紀はじめ頃...
Height: 61 mm / Top width: 54 mm 上に向かってじゃっかん末広がりな形をしたのぞき猪口。上下互い違いに8個描かれる文様は菊の花とされる(たとえば中島由美 編「古伊万里 蕎麦猪口・酒器 1000」17ページ、講談社、2001年;「小さ...
19世紀に秋田県仙北地方の白岩か楢岡あたりで焼かれたと考えられる小さなかめ(甕)を3つほど手に入れた。 I obtained three small earthenware pots that were probably from the 19th-century Shira...
古今東西、土人形は数あれど、わたしが一番好きなのは江戸期の東北の古人形、とくに仙台の堤人形や米沢の相良人形だ。ただそう思うのはみんな同じであって、状態がよくさらにちょっとめずらしい型だったりすると一体数万円あるいはそれ以上はする。いっぽう「キズもの」は意外に安価な...
height: 24 cm / width: 14.5 cm ボウリングのピンみたいに縦長な形状をしたこの器は、民藝界隈で「松郷屋の徳利」として知られる、幕末から明治期に新潟県西蒲原(にしかんばら)地方の松郷屋(まつごうや)地区で焼かれたとされる徳利に酷似してい...
size: 56 mm × 38 mm × 18 mm 秋田の古物商から求めた孔雀石(マラカイト)の根付。表面は磨かれていて、部分的に縞模様が出ている。紐を通す穴が直線的にあいている。もしこれが国産の孔雀石だったとしたら、入手先からしておそらく秋田の阿仁鉱山...
どちらも「えじこ」に収まった赤子をかたどった東北地方の郷土人形。左は秋田市の八橋(やばせ)地区でつくられた土人形で、おそらく明治中頃のもの。黄、赤、緑、水色などの顔料はいい具合に古色を帯びて、古人形の味わいがよくでている。よくみると水色の布には水玉文様が描かれてい...
右(大きい方): 高さ 14 cm、幅 10 cm 左(小さい方): 高さ 7.2 cm、幅 5.8 cm どちらも三番叟(さんばそう・さんばんそう)を舞う人物をかたどった古人形。大きい方は山形県米沢市でつくられた相良人形で、左手に扇、右手に鈴を持った男が舞のさ...
山形県鶴岡市で明治から昭和初期の間につくられたとおもわれる土人形を4体あつめた(ただし産地・時代は100%確実ではない)。 The following four clay dolls were considered to be made in Tsuruoka, Yamaga...
高さ height: 5.5 cm / 口径 top width: 5.1 cm ちょっと染付がにじんでいるが、ひょうたんが4個か5個なっているのがわかる。花も描かれているかもしれない。裏面には蝶が2匹とんでいる。そば猪口では例があるが(たとえば「古伊万里 蕎麦...
Height: 17.6 cm / Width: 15.6 cm この中型のかめ(甕)は一見すると秋田の白岩焼か楢岡焼のように思われ、実際これを売った仙台の古物商はそう断言していたのだが、ここ2年あまりのわたしの経験に照らせば、実はもっと別の窯の製品なのではない...
高さ 15.3 cm 注ぎ口を含まない胴径 12.4 cm この器は江戸後期から明治期に東北のどこかの窯でやかれたのはほぼ確実で、たぶん秋田とおもわれるが、くわしい産地は不明。わたしの見立てでは白岩じゃないかとおもう。 底部が素焼きのままなので、酒をいれて直...
昭和前期〜中期に秋田県小坂町にて菊沢陶造(きくざわとうぞう)が製作した土人形である「小坂人形」を3体たてつづけに手に入れる機会を得た。 I obtained three Kosaka clay dolls in a short time, which were produced...
右の角力とりは 山形県立博物館のデータベース に類似品(資料番号=6H003820)があるので、江戸時代後期にいまの山形県米沢市でつくられた相良人形、もしくは同データベースの解説文にもあるとおり寺沢人形(幕末期に相良家の親戚筋である寺沢家の人がつくったと一部愛好...
1. 繊維石膏 Fibrous Gypsum Matsumine Mine, Odate City, Akita, Japan (秋田県大館市 松峰鉱山) Size: 105 × 83 × 63 mm / Weight: 657 g 透石膏(二水石膏の透...
Ani Mine, Kita-Akita, Akita, Japan(秋田県北秋田市 阿仁鉱山) 89 × 76 × 33 mm / 187 g 最大径 3 cm 近い閃亜鉛鉱の結晶標本で、方鉛鉱と多少の黄銅鉱をともなう。結晶面がはっきり出ていて、条線が力強...
ミネラフロント SITE 1 のエントランス。 昨年(2023年)5月に開館した「 ミネラフロント 」を見学する機会を得た。これは東京大学工学部と千葉工業大学とが共同で企画・運営している一種の博物館で、おもに日本の金属鉱山の鉱石・鉱物標本を展示している。場所...
300-Shaku Deposit, Daira Mine, Fujisato Town, Akita Prefecture, Japan 秋田県山本郡藤里町 太良鉱山 300尺𨫤 Size: 10 × 6 × 6 cm / Weight: 1.35 kg ...
Size: 94 mm × 65 mm × 45 mm 初夏の東京の風物詩、東京国際ミネラルフェア(新宿ショー)で入手した、コンゴ民主共和国の南部、カタンガ州産の塊状の孔雀石(マラカイト)。層状に沈殿して全体に丸みを帯びた形状に成長したもので、珪孔雀石(クリ...
width: 9.6 cm / height: 3.0 cm 青色顔料(呉須?)で山水図が手描きされるこの小皿は、東京・有楽町の大江戸骨董市でみつけた。磁器というよりは半磁器に近く、表面の透明釉はやや白濁しマットな感じがする。見た瞬間なんともいえない温かみ、...
Height: 14.8 cm / Width: 9.7 cm 神奈川県大和市で月1回やっている やまと古民具骨董市 で手に入れた。店の主人によれば、岡山県倉敷市の酒津(さかづ)地区で、おおむね100年くらい前に焼かれたものという。ここ2年くらい、わたしは東...
Top width: 51 mm / Height: 80 mm 19世紀中葉に秋田県仙北市の白岩地区で焼かれたと考えられる小品。骨董業界でいうところの「芯切(しんきり)」で、食器ではない。一般に和ろうそくを長時間灯していると、ろうが消費されるにつれて相対的...
Top width: 58 mm / Height: 62 mm / Bottom width: 41 mm 大振りでやや尻張り型ののぞき猪口で、呉須をうすく塗り込めて、その上に植物の花の文様を色絵と金彩で描く。菊の花とおもわれる文様は、おそらくだが、白土型...
Top width: 53 mm / Height: 53 mm 上下に墨はじきの手法でジグザグの文様(雷文?)を配し、真ん中に唐草文様を描く。タコ唐草に似ているが、まず輪郭線を描いてそのあと中をダミでうめるという、いわゆる二重唐草で、手が込んでいる。余白が...
相撲協会の instagram より。 大相撲は伊勢ヶ浜部屋の尊富士(たけるふじ)が14日目にも新入幕優勝を決めるか、という勢い。ステップを踏むというか、足をパタパタさせて小刻みに探りを入れて、相手の弱点を感知してそこを押し込むような、近年あまりみないよう...
ここで紹介する標本は、販売業者の言を信ずれば、すべて岐阜県飛騨市神岡鉱山で産出したものである。 All the mineral specimens shown here are from the Kamioka Mine, Hida City, Gifu Prefectu...
Top width: 78 mm / Height: 51 mm / Bottom width: 38 mm 以前の記事 にも書いたが、こういった古手の碗形の猪口をみつけるとつい財布のひもがゆるんでしまう。正面に岩山(太湖石?)の上に生える梅の木と花が描かれ...
Height: 18.2 cm / Width: 12.3 cm 骨董商によればこれは宮城県旧岩出山町(いわでやままち)の上野目(かみのめ)焼の器である。臭いからして油入れとしてつかわれたものだろう。全体に黄褐色の飴釉がかけられ、胴部には飛鉋(とびかんな)とよ...
Height: 37.8 cm / Body width: 21.5 cm / Top width: 6.8 cm 3升(5.4リットル)入りの大型のすずで、類品と比較するに、幕末から明治期に秋田県仙北市(旧角館町)の白岩地区で焼かれた器とみていいとおもう(...
Width: 51 mm / Height: 57 mm 少年が牛に縄をゆわえて引っ張る図は、古伊万里の絵柄としてはそれなりに例があり、初期伊万里にもみられる(「古伊万里蕎麦猪口・酒器1000」講談社、2001年)というが、のぞき猪口の絵柄として...
Top width: 70 mm / Height: 44 mm / Bottom width: 33 mm 一面に富士山の図、もう一面に山水図が描かれる。富士山の猪口は図録などで知っていたが、実際に店頭に並んでいるのははじめて見た。雑誌「小さな蕾 2020...
Top width: 53 mm / Height: 58 mm / Bottom width: 40 mm いかにも「江戸」を感じさせるデザインののぞき猪口。縦縞文様を背景に梅とウグイスの窓絵が2つ、そして四方襷を背景に獅子図の窓絵が2つ、それぞれ上下に描...
1 鍛冶町焼の小徳利 Small Kajicho Bottle Height 14.3 cm / Body width 16.6 cm 岩手と秋田をめぐる旅の途中で手に入れたものをいくつか紹介する。ひとつめは盛岡市内の古物店で手に入れた鍛冶町(かじちょ...
標本 #1 Osarizawa Mine, Kazuno City, Akita Prefecture, Japan(秋田県鹿角市 尾去沢鉱山) size: 12 × 8.5 × 3.5 cm / weight: 176 g 尾去沢ではしばしば「ヌケガラ...
口径 top width: 50 mm / 高さ height: 53 mm / 高台径 bottom width: 41 mm 遠景と近景の異なる風景を2面に割り付けている。遠景の図はまるで水墨画のようだ。薄ダミで白く抜かれた部分が雪にみえる。こんな小さな...
Aikawa, Sado City, Niigata Prefecture, Japan(新潟県佐渡市相川) Width: 55 mm / Weight: 54 g 先日、古道具屋で 明治時代の鉱物標本 を多数入手したが、これもそのうちのひとつ。佐渡・相川産...
1. 天神さま Tenjin Height: 86 mm / Width: 77 mm ここから紹介する3つの土人形は、秋田市の八橋(やばせ)地区で、おそらく100年以上前につくられたもの。学問の神様とされる菅原道真をかたどった天神人形は八橋人形の定番で...