その夫の声が、さっぱり、聞こえなくなったので、どうしたのかなと、様子を見に行きました。すると、人目につかない日陰で、夫は、スマホを操作しているのです。 夫は…
生体肝移植・人工透析・生体腎移植を乗り越えて社会復帰を果たした夫婦の軌跡をドナーが綴っていきます。
「ダブル移植の語り部」、このタイトルを見て、「どういうこと?」と思われる方がほとんどでしょう。「ダブル移植」には二重の意味があります。 ひとつは、生体臓器移植を一人の人間が2回(生体肝移植と生体腎移植)行っている、という事。もうひとつは、一人の人間が生体臓器提供者、いわゆる「ドナー」となって、2回移植手術を受けている、という事。 これが、「ダブル移植の語り部」という変わったタイトルの内実です。
その夫の声が、さっぱり、聞こえなくなったので、どうしたのかなと、様子を見に行きました。すると、人目につかない日陰で、夫は、スマホを操作しているのです。 夫は…
そして、スカート姿の女子学生は皆無だとも気付きました。スカート姿は、高校生の制服で、見かけることはありますが、大学生になると、全員私服ですから、特に寒くなっ…
昨年だったら、受け取りを躊躇されたら、諦めることも多かったこの場面で、今年は、「若い人にぜひ読んでもらいたいので」と、言葉を続け、粘りました。すると、躊躇し…
2年目の大学生へのチラシ配布で、昨年よりも進化したのは、3~4人のグループへの対応でした。 昨年は、グループの中の一人に声掛けをして、その人が受け取ってくれ…
昨年のチラシ配布で学んだ、受け取り手の反応分類は… 私が「こんにちは!」と、まず声を掛け、「これ、読んでください」と、手元にチラシを差し出す、という配布方法…
D大学は大規模大学だから、大人数が押し掛けるのでは…という予想に反して、(通用門がいくつもあるからでしょうか)このさくら橋階段を、登り降りする大学生や来場者…
夫は、還暦を過ぎてからの受験会場として、このD大学を訪れていたので、感慨深げです。 「あっ、この公園のベンチ。このベンチに受験の日の朝、座って、気合を入れて…
さて、申請書を出した3日後に、道路使用許可証を受け取るために、申請時と同じルートを、半日かけて、草加警察署へと向かいました。その途上に、今回私たちが、チラシ…
おまわりさんに、運転免許証を提示しているドライバーを見ると、「『あ~あ、今日はツイテナイ』と思っているだろうなあ」と、思わず同情してしまいます。 一時停止が…
〈パトカーあるある〉で、思い浮かぶことと言えば… 公道を歩いていると、しばしば、車のノロノロ運転に出会います。いつもだったら、シューッと通過していくはずの道…
30分ほど歩いて到着した警察署は、ちょうどお昼休みなのか、手続きに訪れる人はまばらです。 私の来訪目的に応じて、必要書類を取り出してくれた、おまわりさんは、…
まずは、警察署に出向いて、「道路使用許可証」を、交付してもらわねばなりません。昨年は、区内の警察署だったので、バスや徒歩で、簡単に行けたのですが、今回の行き…
話を戻して、改めて、Nフェスはその後、どうだったかと言えば… 初めてのNフェス出展用に用意した、クイズ用紙とカラークリアファイルは、予想を上回る人出だったの…
『偽善行為』という言葉で、思い浮かぶのは、俳優の杉良太郎さんです。彼も、20年くらい前までは、自身のボランティア活動を、売名行為だと、散々揶揄されてきました…
コツコツ続けていると言えば…立憲民主党の党首に返り咲いた、野田佳彦さんが、今でも駅前で、政策パンフレットを配っている、というのは、有名な話です。 このブログ…
正午過ぎになると、私たちのブースに、衆議院議員の若きT議員が、立ち寄りました。『臓器移植ドナー』という言葉を目にしたT議員は、「私は、デジタル省で、河野太郎…
そんな来場者からの反応があった、「ドナークイズ」ですが、このクイズに正解したらもらえる、カラークリアファイル。NPOのオリジナルシールを貼った、カラークリア…
2023Nフェス用に作った、「ドナークイズ」は、 Q1 ドナーってだれのこと? A ドーナツを作る人のこと B 自分の臓器を提供する人のこと C ドナ…
となると、夫も態度が一変して、ヤル気マンマン。「クイズやっていきませんか」と、八百屋のオジサンの呼び込みみたいに、「クイズ、クイズ」と売り込み、チラシにクイ…
一般企業や公益企業のお土産(景品)に比べて、私たちNPOの景品ってどうなんだろう?受け取ってもらえるかなあ?喜んでもらえるかなあ? …何から何まで初めての、…
NPOフェスティバルとは言っても、NPO法人だけが出展する訳ではなく、趣味の集まりの任意団体や一般企業が、地元貢献活動として、たくさん参加しています。 私た…
いよいよ、Nフェス当日。朝8時半から、会場(エル・ソフィアというイベントや研修を行う施設)に、入りました。「たしか3階だったよね、どこかな」と、キョロキョロ…
夏に説明会に出向き、かろうじてまだ空きがあった、土曜日枠のスペースをひとつ、私たちのNPOが、使用できることになりました。 出展が決まると、NPO活動支援セ…
時間的にはピンチだったのですが、それでも、彼女がさっき追いかけて来て、私にお願いした、「新築のマンションの模型を、見ていただけませんか」が、気がかりです。 …
「それでも、退社モードに突進している娘は、言うことを聞かないから、『今後は一切連絡を取らなくていい』と、突き放したの。そうしたら娘は、『親は今まではいつでも…
すると、女の子は、『国家資格』という言葉に反応して、「実は私『宅建』の資格を、持っているんです」 「えっ、そうなの?もう持っているの?それならなおさら、この…
「気持ちはよく分かるけれど、同じ業界で転職するのなら、今の会社に踏みとどまった方が、いいんじゃないかな」 「最初の会社に不満があって、次の会社に行っても、そ…
「そっか…つらいよね。マンションなんて、一生に一度の買いものだから、ほとんど全ての通行人にとっては、関係ないものね。それに、関心のある人は、事前に自分で不動…
どうやら私が、本当に久々の、チラシ受取人だったようです。 「ごめんね。実は私、最近小さな家を建てて、引っ越してきたばかりだから、力になれないの」と、断りを入…
私の手が出たのを見た、エステのチラシ配りの女性の、「ありがとうございます!」の声の明るいこと。~わかる、わかる!しかも私なんかより、あなたの方が、ずっとつら…
こうして、「大学祭に合わせて、大学前でチラシ配布を行う」という、我々の初年度の活動は、終了。 普段の生活では、バイトの学生くらいしか、見かけることがないので…
ああ、それなのにそれなのに…しばらくすると、またしても明るい顔で近付いてきた夫は、「案内係の実行委員が、お昼で交替したんだけど、交替した女の子の自宅が、前に…
「それって、チラシを配っていないってことじゃないの。職務怠慢だ~。おしゃべりしに来た訳じゃないでしょ。本来の任務は?」と、問いただすと、「まだこんなにある」…
駅のコンコースや階段下などで配っている、商売用のチラシは、可哀想なくらい、受け取ってもらえないようだけれど、幸いにもここでは、勘違いも相まって、「売り込み用…
「今日は足元から冷える寒さだし、氷雨がまた降り出したら止めよう」と、テンション低めで、この大学にやってきたのですが、今日は頑張れば、けっこう配れそう… 裏門…
大学祭初日の前日は、大雨で、屋外の行事はすべて中止。当日も小雨状態で、朝から氷雨がなかなか止みません。11月初旬だというのに、冬の寒さ。慌ててカイロをポケッ…
私たちの目の前に現れた、実行委員長くんは、突然、「本当に申し訳ありませんでした」と、帽子を取って頭を下げてくれたのです。 何だかとても心温まる謝罪… ション…
そこで、受付のテント付近にいた、実行委員の男子学生に、「写真を撮ってもらえますか」と、声を掛けました。ところが、その学生くんは、「先輩に写真を撮っても良いか…
夫が戦意喪失状態で、チラシ配りから半ば、脱落していたので、この日のチラシ配布が、成功なのか、それほどでもないのかは、定かではありませんでしたが、当初、実行委…
来場者の大半は、大学生や卒業生らしき社会人、制服姿の高校生、そしてニューファミリー、中には、中年の夫婦や、おじいさんおばあさん層もいますが、ごく少数です。大…
「今日のオレの服装が、私服だからかなあ。あやしいジャンパー姿のおっさんだと思って、チラシを受け取ってくれない」と、配布不振宣言。と言っても、言葉とは裏はらに…
ちょうどその時に、建物の中から、大学職員が出て来ました。半分、諦めモードで、挨拶をして、チラシ配布の目的を話すと、意外にも熱心に、耳を傾けてくれた職員さんは…
事務局員に、ダメと言われなかったからと、少し勇気をもらった私たちは、正面道路で、行き交う人々に、チラシを配り始めました。 すると、例の実行委員長くんが、すっ…
松岡さんのアドバイスはというと…「まず、北千住駅前にあるTD大学。ここは、チラシ配布は、やめたほうがいいと思います。我々のような役所の人間でも、大学前の配布…
たくさんの来場者が、受付所で、パンフレットを受け取っていて、「これぞ大学祭」という賑わいが、伝わってきます。 近所のおばさんが、「今年は野菜の販売はないの?…
前回出向いた小規模大学の大学祭の翌週に、2回目のチラシ配布のために、この大学に向かいました。 場所は、隅田川沿いにあり、いかにも「大学」と思わせる、立派な建…
大学祭初日のこの日は、ポツポツの人の出入りでしたから、通行する人には、ほとんど声掛けが出来ましたが、受け取ってくれたり、くれなかったり… 成功なのか失敗なの…
そうこうしていると、中年男性が、正面入口から出てきて、私たちの行動を見ているので、夫の方から挨拶がてら説明をすると、「来場者には迷惑をかけないように」とのお…
そのあと、いよいよ、チラシ配りを始めました。…ですが、ポツポツと人が通るくらいで、なんとも静かな人の出入りです。 正面入口には、実行委員会の一年生男子が、案…
最初の大学は、TM大学。私たち世代にはなじみのない、初めて聞く大学名です。北千住警察署で発行してもらった、道路使用許可証と、三つ折りチラシを持って、初めて降…
予想以上にしっかりしていて、しかも、貼りやすいシールだったので、うれしくなって、初のオリジナルシールを、ペタペタ、クリアファイルに貼りまくりました。 その後…
どうやら、このシールの受注元は、韓国のプリント会社で、シールは、韓国から送られてくるようです。 さっそく、図柄を送ってみました。すぐに、「これで印刷しても良…
オリジナルのシールくらいは、景品に貼って、我々NPOの名前(臓器移植ドナー登録推進協議会)を、世の中に広めたいんだけど、オリジナルシールなんて無理かなあ。 …
あとは、木の枝を口にくわえている、可愛い鳥のイラストを見つけたので、この鳥に青い色を付けて、青い鳥にするのはどうか、とか、「贈りもの」とイメージしやすい、花…
100枚単位で検索して、やっと見つけた、5色入りのカラークリアファイル。色は、ピンク・ブルー・グリーン・イエロー・そしてクリア(透明)の5色となっています。…
出てくる種類は確かに多いのですが、例えば、緑のクリアファイル10枚だとか、青のクリアファイル10枚、といったように、一色に特化したカラーファイルばかりで、こ…
そこでまず、NPOオリジナルのグッズを作れるかどうか、調べてみたのですが、ギョエ~こんなに高いの!?と、のけぞってしまいました。名入りのボールペンは、一本1…
同席した女性も、「私もお手伝いに行きましょうか」と、初めて知った、臓器移植ドナー不足問題に、興味シンシンの様子で、いろいろな質問をしてきたり、広めるアイデア…
なにしろ私たちは、60を過ぎてからやっと、老いの住まいを用意して、浅草から引越してきて間もない頃です。縁もゆかりもない土地に住むのは、一種の賭けのようなもの…
(Nフェス出展案内の続き)本年度(2023)は、11月18日・19日の2日間、昨年と同様、4か所での開催を予定しています。既存登録団体様には昨年度よりご案内…
印刷室での大量コピーのすご技を、初めて目の当たりにして、何から何までビックリの私は、夫にまたも笑われ呆れられるまま、「何はともあれ、すごいすごい」と、テクノ…
ということで、私たちの活動の中心となる、「知ってもらう運動」に不可欠な、大量のチラシ、それも、カラーコピーのチラシという、願ってもいない配布物の供給網が、地…
中でも、特にありがたかった支援は、「コピー用紙をお持ち下されば、印刷室で、コピーが無料でできます」という支援。しかも、しかもです!「カラーコピーもできます」…
私たちがよく乗車する、バスの車内案内では、いつも、「NPO活動支援センターにお越しの方は~」という文言が、流れていたので、いつのまにか、『NPO活動支援セン…
こんな流れで、「大学祭の日にチラシを配ってはどうか」という、私のアイデアは、3大学前の道路使用許可証を、手に入れたことで、大きく前進しました。 次は、配布す…
区内の5つの大学から2校を外し、残った3つの大学TM大学とTK大学、B大学のうち、2校の道路使用許可証は、北千住警察署で受け取れましたが、残りのB大学は、所…
優遇措置があるとはいえ、この道路使用許可申請は、申請書を提出してから3~4日後に、使用許可証を受け取りに行くという、2回の顔出しが必要で、厄介といえば厄介で…
それ故、運転適性に難がある私は、今でも、大型トラックや大型トレーラーを見かけると、ひたすらスゴイなあと感嘆し、ドライバーのお兄さんやオジサンに、憧れの目線を…
まずは、北千住警察署。道路使用許可申請に必要なもの/ことを調べると、・事前に大学近辺の地図を印刷して、チラシ配布をする場所に○印を付けること・配布物(チラシ…
よく駅前で、お店のチラシや、広告入りのポケットティッシュを配っている人がいるけれど、これって、どこで誰が何をしても自由っていう訳じゃないよね。 …そこで「チ…
松山観光後、自宅に戻った私が、次なるNPO活動として考え付いたのが、「大学祭の当日に、ドナー登録のチラシを配れないだろうか」ということでした。 なぜ、大学祭…
ところが、やっと道後温泉に着いたと思ったら、なんと本館は、修理工事中! 「な~んだ」とガッカリしたものの、工事用の仮囲い(テント)が、とてもユニークで鮮やか…
さて、お城を出て、さきほどの広場に戻り、帽子をかぶろうとしたら、「アレ、帽子がない。お城の中に落としちゃった」と気付き、大慌てで再びお城の中へ。 「どこかに…
現在は、バリアフリーという、行動の多様性が広がり、たとえ身体的な障害があっても、車イスで移動できるように、そこここに、スロープが設けられ、更に、エレベーター…
このあと、松山城の中に入って、さらに天守閣まで登り切り、「とうとう着いた」達成感と、天守閣から見渡せる、松山地方のパノラマ風景を、心に刻みました。 私たちの…
「いやいやこの高さなら歩けるし、歩いてテッペンまで登るから、プロセスが思い出に残るんだよね」なんて話しながら、坂を登り始めたのは良いのですが、アレ?足元がい…
松山は四国最大の都市。夫は腎移植主治医の万波先生が、宇和島徳洲会病院にいらした時には、3か月ごとに、東京から松山空港→宇和島へと出向き、腎移植後の定期診察と…
どんな依頼かと言えば、「えひめ移植者の会の総会で、お二人が設立した、NPO法人についての講演をお願いしたい」というものでした。 NPO設立についての話が出来…
中でも、東京芸大の学生寮には、300名が入寮しているから、300部も置かせてくれると言うのです。 東京芸大といえば、国立唯一の芸術系大学で、国内最難関と言わ…
(松岡さんからの電話)「あれから、区内の大学すべてに連絡して『このようなチラシがあるのですが、貴大学に置いていただけないでしょうか』と、お願いしてみました。そ…
まずは「このチラシを、どこにどう配布していくのか」が、直近の課題になりました。 季節は秋…自宅に定期的に届く区報(広報紙)を開くと、私たちの住む区内の、大学…
【チラシ中央面続き】移植可能な臓器のうち肺と腎臓それに眼球は二つありますし、肝臓は一つですが、右葉と左葉に分割できます。それらを足すと…(理論上は)11人の…
【チラシ左面続き】この世論調査で明らかなように国内の3分の2に当たる人々が「臓器移植に関心あり」と回答しています。これは、世界の移植先進国と比べてもむしろ高い…
そこでまずは手始めに、一般の方々に配布するためのチラシを、作成してみました。最初に作ったチラシがこれです。↓(個人情報にあたる部分は、一部消去) このチ…
今日からは、私たちが立ち上げたNPOの、活動内容について、お話ししたいと思います。 話は一昨年2023年の秋に遡ります。 2023年夏に、NPO法人として認…
腎臓の移植実施施設は、他の臓器に比べて格段に多く、140施設ほどあり、しかも、大都市に一極集中している訳ではなく、全国に点在しています。 腎臓は左右対称に備…
それでは、私たちが立ち上げたNPOは、何をするべきなのかと言えば…(1)の『脳死ドナーの登録数が少ない』言い換えれば、『脳死ドナーになってもいいと、実際に意…
3つの問題点のうちで、(2)の『脳死下の臓器提供では、家族の承諾が必要である』そして(3)『移植医が少ない』 (2と3)に関しては、医療側の早急な制度改革や…
これらの特徴を読むだけでも、韓国では、臓器移植に、積極的に取り組んでいることが、伝わってきます。昨今、日本で頻発している、医療施設側の都合による、移植断念が…
現場のヤル気のある移植医たちのヤル気を、「公平・公正」という正義の御旗で、叩き潰すのならば、日本唯一の臓器移植あっ旋組織として、諸外国の発展要因を取り入れて…
ところが、2006年に起こった、病気腎事件(正しくは修復腎事件)では、厚生労働省や関係学会は、「地方の田舎医が勝手なことをするな!」という目線で、患者のため…
テレビのスイッチを切った後に、思い浮かんできたのは、藤堂(とうどう)医師でした。 前章の「移植医療の近未来」で取り上げた藤堂先生は、アメリカ在住のわずか17…
この3つの要因のうち、(3)に関しては、移植医不足への対応策として、2019年から、経験豊富な専門医を派遣して、脳死移植手術が行えるように、指導・研修する取…
今から3か月前の、2024年(令和6年)10月24日、Eテレで放映された、「なぜ増えない?臓器移植の現状」という番組において、日本の移植医療水準が、世界トッ…
~実用化を目指して~最後に『免疫寛容プロジェクト』からのお知らせがあります。 現在、免疫寛容プロジェクトでは、これから生体肝移植を受ける患者さんを、対象とし…
「先日、免疫抑制剤を飲んでいない、免疫寛容の患者さんと、お話しました。その免疫寛容の患者さんは、他の移植患者さんと異なり、マスクも薬の処方も、何も必要ありま…
「免疫抑制剤は、移植医療が、真に普及する、基盤研究になったものですが、この薬を今度は、減量→無くす方向に、頑張っているジレンマも、あるかと思います」という、…
~免疫抑制剤が要らない移植医療こそ 医療者の悲願~ (まずは、内田医師から…)「国内では、治験を通じて、2026年度中に、JB-101(誘導型抑制性T細胞)…
〈内田医師の研究動機、続き〉「ただし、免疫抑制剤は、生涯にわたって、飲み続けなければなりません。この免疫抑制剤は、拒絶反応を抑制する一方で、体のメンテナンス…
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その夫の声が、さっぱり、聞こえなくなったので、どうしたのかなと、様子を見に行きました。すると、人目につかない日陰で、夫は、スマホを操作しているのです。 夫は…
そして、スカート姿の女子学生は皆無だとも気付きました。スカート姿は、高校生の制服で、見かけることはありますが、大学生になると、全員私服ですから、特に寒くなっ…
昨年だったら、受け取りを躊躇されたら、諦めることも多かったこの場面で、今年は、「若い人にぜひ読んでもらいたいので」と、言葉を続け、粘りました。すると、躊躇し…
2年目の大学生へのチラシ配布で、昨年よりも進化したのは、3~4人のグループへの対応でした。 昨年は、グループの中の一人に声掛けをして、その人が受け取ってくれ…
昨年のチラシ配布で学んだ、受け取り手の反応分類は… 私が「こんにちは!」と、まず声を掛け、「これ、読んでください」と、手元にチラシを差し出す、という配布方法…
D大学は大規模大学だから、大人数が押し掛けるのでは…という予想に反して、(通用門がいくつもあるからでしょうか)このさくら橋階段を、登り降りする大学生や来場者…
夫は、還暦を過ぎてからの受験会場として、このD大学を訪れていたので、感慨深げです。 「あっ、この公園のベンチ。このベンチに受験の日の朝、座って、気合を入れて…
さて、申請書を出した3日後に、道路使用許可証を受け取るために、申請時と同じルートを、半日かけて、草加警察署へと向かいました。その途上に、今回私たちが、チラシ…
おまわりさんに、運転免許証を提示しているドライバーを見ると、「『あ~あ、今日はツイテナイ』と思っているだろうなあ」と、思わず同情してしまいます。 一時停止が…
〈パトカーあるある〉で、思い浮かぶことと言えば… 公道を歩いていると、しばしば、車のノロノロ運転に出会います。いつもだったら、シューッと通過していくはずの道…
30分ほど歩いて到着した警察署は、ちょうどお昼休みなのか、手続きに訪れる人はまばらです。 私の来訪目的に応じて、必要書類を取り出してくれた、おまわりさんは、…
まずは、警察署に出向いて、「道路使用許可証」を、交付してもらわねばなりません。昨年は、区内の警察署だったので、バスや徒歩で、簡単に行けたのですが、今回の行き…
話を戻して、改めて、Nフェスはその後、どうだったかと言えば… 初めてのNフェス出展用に用意した、クイズ用紙とカラークリアファイルは、予想を上回る人出だったの…
『偽善行為』という言葉で、思い浮かぶのは、俳優の杉良太郎さんです。彼も、20年くらい前までは、自身のボランティア活動を、売名行為だと、散々揶揄されてきました…
コツコツ続けていると言えば…立憲民主党の党首に返り咲いた、野田佳彦さんが、今でも駅前で、政策パンフレットを配っている、というのは、有名な話です。 このブログ…
正午過ぎになると、私たちのブースに、衆議院議員の若きT議員が、立ち寄りました。『臓器移植ドナー』という言葉を目にしたT議員は、「私は、デジタル省で、河野太郎…
そんな来場者からの反応があった、「ドナークイズ」ですが、このクイズに正解したらもらえる、カラークリアファイル。NPOのオリジナルシールを貼った、カラークリア…
2023Nフェス用に作った、「ドナークイズ」は、 Q1 ドナーってだれのこと? A ドーナツを作る人のこと B 自分の臓器を提供する人のこと C ドナ…
となると、夫も態度が一変して、ヤル気マンマン。「クイズやっていきませんか」と、八百屋のオジサンの呼び込みみたいに、「クイズ、クイズ」と売り込み、チラシにクイ…
〈Fー6 最後の賭け〉 「メリットは、二つ。お二人の血液型が、同じA型だということ。もう一つは、再発の可能性は、0%だということです」 「先生、移植が成功し…
〈Fー5 最後の賭け〉 「奥さんの肝臓の、主要な管である、胆管と門脈が、二つとも、二本に分かれているので、二本を一本にして移植する、それを、2カ所で行う必要…
〈Fー4 最後の賭け〉 「奥さんをドナーにして、やりましょう。それが一番、現実的です。急いで書類を作って、倫理委員会を通し、スケジュール調整をします」 つい…
〈Fー3 最後の賭け〉 「馬鹿なことを言っちゃいけません。ご主人の今の状態では、空港にすら行けませんよ。仮に、行けたとしても、飛行機に、絶対搭乗させてもらえ…
〈Fー2 最後の賭け〉 「えっ、本当ですか?いえ、今までも、これからも、10代のドナーを、許可するつもりはありません。そのホームページの内容も、知りません」…
〈Fー1 最後の賭け〉 いよいよ、追い詰められた私は、主治医がいる消化器外科に、電話をして、「もう一度、面談をお願いしたい」と、申し出ました。 決定権がある…
〈Eー3 不退転の覚悟〉 時間が切迫する中、私たち家族と、S医師との、再面談が、行われました。 面談室に入ると、「娘たちが、ドナーになりたいと、志願していま…
〈Eー2 不退転の覚悟〉 「昨日、カンファレンス(検討会)で、話し合いましたが、今回、奥さんをドナーにして、移植を行うのはやめよう、という、結論になりました…
〈Eー1 不退転の覚悟〉 春分の日の夕方、一本の電話が、入りました。移植手術主任の、S医師からでした。 「実は今日は、先日のエコー検査で分かったことを、お話…
〈Dー5 肝臓の提供条件〉 その日、私は次女と、雑踏の中にいました。その時、大学病院から、電話が入りました。 「初日の検査は通りました。それで、精密検査をし…
〈Dー4 肝臓の提供条件〉 翌日、長女が「話がある」と、思い詰めた顔で言うので、「何?お父さんのこと」と、訊くと、「私が、ドナーになる」と、言います。 「で…
〈Dー3 肝臓の提供条件〉 直感で、「この35%ルールが、唯一最大のハードルだな」と、思いました。 迷うことなく、至急の検査を、要望したため、すぐに、私のド…
〈Dー2 肝臓の提供条件〉 次に、生体肝移植の説明では、医学書に載っている、ドナー条件に加え、以下のような、驚くべき高いハードルが、示されました。 「生体肝…
〈Dー1 肝臓の提供条件〉 夫に、振戦という、危険なサインが出たこともあり、急きょ、面会の予約が取れました。 もはや、座っていることもできなくなった夫を、タ…
〈Cー3 腹水を抜く〉 「ご主人のこの症状は、肝硬変の末期で、いつ、肝不全が起こっても、不思議ではありません。明日の朝、ベッドで亡くなっているかもしれません…
〈Cー2 腹水を抜く〉 腹水に含まれている、「体にとって大切な成分」も、急激に失われ、夫は、みるみるうちに、やせ衰えていきました。 さて、仕事続行が困難にな…
〈Cー1 腹水を抜く〉 年が明けた、平成26年1月、腹水除去を、願い出ました。 「腹水は、抜いても、数日ですぐまた戻るからね」と言って、勧めなかった主治医で…
〈Bー7 初めての入院〉 一回目の入院から、二か月後、今度は、もっとひどい状態での、入院となりました。 前回の入院時に、処方された利尿剤は、もう、効き目がな…
〈Bー6 初めての入院〉 ペッタンコになったお腹が、再び、ふくれるようになったのは、退院してから、二週間後。 「また、お腹が出てきた」という夫の言葉は、ショ…
〈Bー5 初めての入院〉 当時、16歳で、県外の寮で生活していた、息子の言葉は、利尿剤が効いて、お腹が、ペッタンコになった夫を、見ていた私たちには、「なんと…