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ダブル移植の語り部 https://ameblo.jp/isyokukataribe/

生体肝移植・人工透析・生体腎移植を乗り越えて社会復帰を果たした夫婦の軌跡をドナーが綴っていきます。

「ダブル移植の語り部」、このタイトルを見て、「どういうこと?」と思われる方がほとんどでしょう。「ダブル移植」には二重の意味があります。 ひとつは、生体臓器移植を一人の人間が2回(生体肝移植と生体腎移植)行っている、という事。もうひとつは、一人の人間が生体臓器提供者、いわゆる「ドナー」となって、2回移植手術を受けている、という事。 これが、「ダブル移植の語り部」という変わったタイトルの内実です。

isyokukataribe
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2017/03/04

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  • 98 移植医療の近未来(43)

    …このように、順天堂大学免疫治療研究センターで、6年ほど前に始まった、『免疫寛容プロジェクト』や、同大学発のバイオベンチャーが製造する、『JB-101』の今…

  • 97 移植医療の近未来(42)

    「一つ目の、順天堂発、日本発の研究シーズであることについて」 「CD86という分子を発見し、その抗体を使って誘導された、特殊な細胞には、選択的な免疫抑制効果…

  • 96 移植医療の近未来(41)

    さて、この注目細胞、JB-101についてですが、誘導型抑制性T細胞JB-101は、免疫抑制剤からの離脱をサポートする、画期的な製品の候補として、2020年度…

  • 95 移植医療の近未来(40)

    現状では、臓器移植を受けた場合、免疫拒絶反応を抑えるために、生涯にわたり、免疫抑制剤を服用する必要があります。ですが、長期間服用においては、副作用として、悪…

  • 94 移植医療の近未来(39)

    《プロジェクトの背景》続き 「免疫抑制剤を、長期間服用することによる副作用」という問題を、根本から解決するため、私たちは、誘導型抑制性T細胞による、移植片へ…

  • 93 移植医療の近未来(38)

    《プロジェクトの背景》 臓器移植を実施するには、拒絶反応を抑える、免疫抑制剤が必要です。日本では、移植医療が停滞する一方で、1970年代~1990年代に登場…

  • 92 移植医療の近未来(37)

    《免疫寛容プロジェクトについて》~順天堂大学 免疫治療研究センター~ 免疫反応は、感染症などから身を守る、大切な反応ですが、自分の体の中に自分以外の存在を許…

  • 91 移植医療の近未来(36)

    免疫学の教授であり、免疫治療研究センター長でもある、奥村康(こう)医師の、熱い言葉は続きます。 「移植拒絶は、最も反応の激しい拒絶反応なんです。この免疫拒絶…

  • 90 移植医療の近未来(35)

    奥村教授の説明は続きます。 「もちろん中には、リウマチや全身性エリテマトーデスのように、リンパ球が自分を攻撃してしまう、自己免疫疾患もあり、我々は、そのカギ…

  • 89 移植医療の近未来(34)

    内田浩一郎医師は、2004年に、順天堂大学医学部を卒業した、若き移植医で、北海道大学→マイアミ大学を経て、2015年から、免疫寛容の基礎研究を開始し、201…

  • 88 移植医療の近未来(33)

    そしてどうやら、『免疫抑制剤不要』という、夢のような事柄と、『免疫寛容』という事象とは、深いつながりがあるようだと、分かりました。 〈免疫寛容とは〉免疫シス…

  • 87 移植医療の近未来(32)

    昨日ご紹介した、【薬害性腎障害】の解説は、もう20年も前に書かれたものですが、この解説の、最後の部分に書かれている、「移植医療において、免疫寛容導入は、究極…

  • 86 移植医療の近未来(31)

    【薬害性腎障害】 (昨日の続き)一年目以降の拒絶反応は、境界型潜在性の拒絶反応まで含めても、20%以下であるが、一方、カルシニューリン阻害薬による腎障害は、…

  • 85 移植医療の近未来(30)

    グラセプターやネオーラルの登場で、急性拒絶反応は抑えられるようになり、セルセプトやサーティカンといった、作用機序の異なる免疫抑制剤を、併用することで、平均生…

  • 84 移植医療の近未来(29)

    その後、処方箋を見て、やっと万波先生の意図が、分かりました。サーティカンは、セルセプトの代替薬として、処方されただけで、処方箋から消えたのは、ネオーラルでは…

  • 83 移植医療の近未来(28)

    夫の肝移植の主治医は、「もう、ネオーラルを飲まなくてもいいんだけどね」と言ったあと、「ネオーラルを止めて、最近、肝移植でも適用許可された、サーティカンに変更…

  • 82 移植医療の近未来(27)

    ところが!ネオーラルにしてもグラセプターにしても、長期に服用すると、副作用として、腎障害が生じるというのです。 ~なんとも皮肉な話です~ せっかく移植しても…

  • 81 移植医療の近未来(26)

    残念ながら、免疫抑制剤には副作用があり、移植腎にとって、良くない副作用を持っているものが、ほとんどです。 この副作用の中には、移植腎に対して、直接的に、悪影…

  • 80 移植医療の近未来(25)

    人間の拒絶反応の中で最も強力なのが、移植によって生じる、拒絶反応だと言われています。この強力な拒絶反応のコントロールが、移植には必須で、現在では、様々な種類…

  • 79 移植医療の近未来(24)

    さて、レシピエントである夫と、ドナーである私の体内にある腎臓は、「ひとつずつ」で、数字の上では同じなのですが、私の体内の腎臓は、自前のものですから、ひとつに…

  • 78 移植医療の近未来(23)

    それでは現在、レシピエントは、一般的に何種類の免疫抑制剤を、服用しているのでしょうか? ここで明示できるのは、肝移植と腎移植に限られますが、一般的には、肝移植…

  • 77 移植医療の近未来(22)

    1~4の基幹免疫抑制剤に加えて、5・プレドニン(商品名)【一般名は、プレドニゾロン】【経口ステロイド剤で、 免疫全般(抗炎症性やアレルギー作用、 様々な代謝…

  • 76 移植医療の近未来(21)

    また、2番目のリスク要因である、「免疫抑制剤を自己判断で中止する」という暴挙には、さすがに出ていません。 となると…3番目の要因が、気になります。その要因と…

  • 75 移植医療の近未来(20)

    昨日挙げた、3つの要因の中で、「免疫抑制剤を飲み忘れる」という要因は、最もダイレクトに、移植臓器にダメージを与えますから、要注意!です。念には念を入れて、万…

  • 74 移植医療の近未来(19)

    それに…平均生着期間が延びたといっても、それはあくまで、平均ですから、移植後40年もの驚異的な期間、機能している移植腎臓もあれば、10年にも満たずに、ダメに…

  • 73 移植医療の近未来(18)

    私たちのような事情や年齢であれば、「初回の腎移植で終わり」であっても、納得できるのですが、レシピエントの年齢が若ければ若いほど、事情は、深刻になります。 1…

  • 72 移植医療の近未来(17)

    『生着率』という言葉が示すように、腎移植を受けたレシピエントは、たとえ、移植した腎臓が、機能しなくなったとしても、『腎不全→腎移植→人工透析→死』といったよ…

  • 71 移植医療の近未来(16)

    その手引には、「移植された腎臓は、いつまでも働き続ける訳ではありません。移植後、腎機能を失う比率は、年を経るごとに大きくなります。ですが、腎機能が正常に働い…

  • 70 移植医療の近未来(15)

    「長持ちさせたいのに、ダメになってしまうのは何故なんだろう」という疑問は、移植を考えている方々はもちろん、私たちのように、移植手術によって再生できた、レシピ…

  • 69 移植医療の近未来(14)

    私たち夫婦が移植手術を受けた、2014年・2015年の時点ですでに、肝移植手術の成功率は、ほぼ80%腎移植手術に至っては、ほぼ100%の成功率と言われていま…

  • 68 移植医療の近未来(13)

    以前だったら、移植手術自体は成功したものの、急性拒絶反応で、移植腎臓を取り出さねばならなかった患者も多く、移植医は、肩身の狭い思いをしてきたそうです。また、…

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