今日の「お気に入り」は、最近読んだ本の中から書き留めた文章。引用はじめ。「すべての人間が幸せになれることなど、この世には、きっとありはしないのだ。誰かの幸せの陰には、必ず誰かの不幸せがある。幸せというものの多くは、たいていどこか歪んでいる。」(朱川湊人著「妖精生物」文春文庫)「・・・人生には、五十年一緒にいるよりも、ずっと心に残る短い出会いもある。むしろ短いからこそ、その印象が深く鮮烈に心に刻まれるのかもしれない。」(朱川湊人著「凍蝶(いてちょう)」文春文庫)引用おわり。「ノスタルジックホラー」と呼ばれるジャンルに入るらしい小説五篇(「トカビの夜」「妖精生物」「摩訶不思議」「花まんま」「送りん婆」「凍蝶」)を読んだ。それぞれに面白いと言えば面白いが、元々、ホラー小説は余り得意ではない。強いて一篇えらぶとす...すかんタコLongGood-bye2025・04・21