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市居嗣治の「今日のお気に入り」 https://blog.goo.ne.jp/tsuguji19

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再

市居嗣治の「今日のお気に入り」
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2015/08/06

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  • 千枚田 Long Good-bye 2024・10・28

    今日の「お気に入り」は、司馬遼太郎さんの「街道をゆく9」の「潟のみち」。備忘のため、数節を抜粋して書き写す。引用はじめ。「農業というのは、日本のある地方にとっては死物狂いの仕事であったように思える。土佐に、檮原(ゆすはら)という山間のむらがある。幕末の志士で那須信吾(天誅組の乱で討死)や那須俊平(蛤御門ノ変で討死)などという郷士がこの檮原から出た。『檮原のひとはえらい』と、高知市内のひとはよく言う。土佐のチベットといわれた信じがたいほどに農業生産の困難な土地に住みつき、代々石を割って土をつくり、わずかな山田を建造物のように造営し、水はときに渓流から汲みあげて注ぎ、平安末期にこの村ができて以来、それほどまでして生きねばならないかと思えるほどの労働を重ねて、昭和三十年前後までいたっている。あるいはこんにちなお...千枚田LongGood-bye2024・10・28

  • 「 細雪 」回顧 Long Good-bye 2024・10・25

    今日の「お気に入り」は、作家谷崎潤一郎さんの長編小説「細雪」の、あとがき「『細雪』回顧」から。引用はじめ。「私が『細雪』の稿を起したのは太平洋戦争が勃発した翌年、即ち昭和十七年のことである。これがはじめて中央公論に出たのは昭和十八年の新年号であったが、それから三月号に載り、次いで七月号に掲載される筈の所がゲラ刷になったまま遂に日の目を見るに至らなかった。陸軍省報道部将校の忌諱(きき)に触れたためであって、『時局にそわぬ』というのが、その理由であった。当時すでに太平洋の戦局は我に不利なる徴候を見せ、軍当局はその焦慮を露骨に国内の統制に向けはじめていたことであるから、全く予期されぬことではなかったが、折角意気込んではじめた仕事の発表の見込が立たなくなったことは打撃であった。いや、ことは単に発表の見込が立たなく...「細雪」回顧LongGood-bye2024・10・25

  • 倚松庵 Long Good-bye 2024・10・19

    今日の「お気に入り」は、インターネットのフリー百科事典「ウィキペディア」掲載の記事「倚松庵」。引用はじめ。「倚松庵(いしょうあん)は、兵庫県神戸市東灘区に建つ歴史的建造物。文豪谷崎潤一郎の旧居。ここで執筆された代表作にちなんで「『細雪』の家」とも呼ばれる。庵号は夫人の名前『松子』に因む。1929年(昭和4年)に当時の武庫郡住吉村反高林1876-203に建てられた和風木造建築で、谷崎潤一郎は1936年11月から1943年11月まで居住した。なお、谷崎が居住した時期の家主は極東選手権競技大会サッカー日本代表の後藤靱雄であった。1986年に、倚松庵が所在する住吉川畔に神戸新交通六甲アイランド線の橋脚建設計画が持ち上がると、専門家から計画敷地の脆弱性の指摘があったほか、美しい景観が破壊されるとして住民訴訟が行われ...倚松庵LongGood-bye2024・10・19

  • B足らん Long Good-bye 2024・10・17

    今日の「お気に入り」は、作家谷崎潤一郎さんの長編小説「細雪」の一節。引用はじめ。「脚気は阪神地方の風土病であるとも云うから、そんなせいかも知れないけれども、此処の家では主人夫婦を始め、ことし小学校の一年生である悦子までが、毎年夏から秋へかけ脚気に罹り罹りするので、ヴィタミンBの注射をするのが癖になってしまって、近頃では医者へ行くまでもなく、強力ベタキシンの注射薬を備えて置いて、家族が互いに、何でもないようなことにも直ぐ注射し合った。そして少し体の調子が悪いと、ヴィタミンB欠乏のせいにしたが、誰が云い出したのかそのことを『B足らん』と名づけていた。ピアノの音が止んだと見て、妙子は写真を抽出に戻して、階段の降り口まで出て行ったが、降りずにそこから階下を覗いて、『ちょっと、誰か』と声高に呼んだ。『――御寮人(ご...B足らんLongGood-bye2024・10・17

  • 回文 Long Good-bye 2024・10・12

    今日の「お気に入り」は、久しぶりの「ChatGPTさんとの対話」。(⌒∇⌒)User:日本語には「回文」がありますが、英語にも「回文」はありますか?ChatGPT:はい、英語にも「回文(palindrome)」があります。回文とは、前から読んでも後ろから読んでも同じになる文や単語のことです。英語の代表的な回文には以下のようなものがあります:単語の回文:"did""eye""pop""gag""deed""radar""racecar""refer""madam""noon""level"文章の回文:"Aman,aplan,acanal,Panama!""Nomelon,nolemon.""Madam,I'mAdam.""Sir,I'mIris."英語でも回文はパズルや言葉遊びとして親しまれており、短いもの...回文LongGood-bye2024・10・12

  • 孤独は山になく街にある Long Good-bye 2024・10・10

    今日の「お気に入り」は、「ChatGPTさんに聞いてみた」。User:次の「お言葉」について教えてください。「孤独は山になく、街にある。一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の『間』にあるのである。」ChatGPT:この言葉は、孤独とは必ずしも一人でいることによって生まれるものではなく、むしろ多くの人々がいる中でも感じられるものだ、という意味を伝えています。孤独は物理的な場所(山のような静寂な場所)や一人の状況に限定されるものではなく、むしろ多くの人々の『間』、つまり他者と関わりながらも心が通じ合わずに感じる疎外感や、つながりの欠如によって引き起こされるものだということを示唆しています。この考え方は、現代の都会生活や人間関係における疎外感を強調しており、人が多くても真に共感し合うことができない環境が孤独を...孤独は山になく街にあるLongGood-bye2024・10・10

  • Long Good-bye 2024・10・08

    今日の「お気に入り」は、「燃え殻」著「ブルーハワイ」(新潮社刊)から。週刊誌の連載記事をまとめたらしい、この小文集の中の、いくつかの文章。備忘のため、抜き書き。引用はじめ。「・・・つまらない凡庸さも振り返るとそれなりの歴史にはなる。この週刊誌連載は僕の凡庸さの集積のような気がする。自分としても凡庸な記憶の海の中で一瞬だけ思い出して書き記し、またすぐに忘れてしまった出来事ばかりなので、読み返すと人ごとのように楽しめる。今日も僕には大事件は起きないし、起こさない。他人が思いつかず、実行しそうもない画期的なアイデアも思いつかない。それでも日々は続く。僕はこの場所で、自分の身に起きた凡庸でかけがえのない出来事を記していきたい。」(⌒∇⌒)「誰かと比べて自分は劣っている、だから自分は負け組だ、という考えは不幸発生装...LongGood-bye2024・10・08

  • 一粒の麦 Long Good-bye 2024・10・06

    今日の「お気に入り」は、田原総一郎さんと佐藤優さんの共著「人生は天国か、それとも地獄か」(白秋社刊)の中で、佐藤優さんが書かれた文章のいくつか。備忘のため、抜き書き。小文のタイトルは「死と孤独こそが喜びと安らぎである」。引用はじめ。「死んだらどうなるのか、この世での存在が消えたら『無』になるのか――。『死』は誰にでも訪れるものですが、その真実は誰にも分かりません。死後のことは、誰も世の中に伝えることができないからです。このように死後の様相がまったく分からないことが、死に対する恐怖の実体です。古から多くの宗教が、死をどう捉えるかという問いに対して、いくつかの答えを出してきました。その答えこそが、宗教が人々に求められる最大の要因だといってもいいでしょう。人間が必ず何らかの宗教に帰依すべきとは思いませんが、その...一粒の麦LongGood-bye2024・10・06

  • Long Good-bye 2024・10・01

    今日の「お気に入り」。LongGood-bye2024・10・01

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