chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
市居嗣治の「今日のお気に入り」 https://blog.goo.ne.jp/tsuguji19

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再

市居嗣治の「今日のお気に入り」
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2015/08/06

arrow_drop_down
  • スカムバッグ Long Good-bye 2024・12・31

    今日の「お気に入り」は、作家の村上春樹さんが、1994年か1995年頃に書かれたエッセー「うずまき猫のみつけかた」(新潮文庫)の中の一節。引用はじめ。「この前ある大きなショッピング・センターの駐車場で、ついうっかり優先車線じゃないところで車を先に出してしまったら、優先車線にいた三十歳前後の黒人ドライバーに"Youscumbag!"と開いた窓から怒鳴られた。たしかに僕が悪かった。でも言い訳するんじゃないけれど、地面の白線が消えていてどっちが優先なのかわかりにくかったのだ。そんなに真剣に怒ることもないだろうに。アメリカに住んでいると、『ファックユー』だの『バスタード』だの『サノバビッチ』だの『アスホール』だの『マザファッカー』だの、そういうポピュラーな罵(ののし)りの言葉にはあっちこっちでもうすっかり慣れっこ...スカムバッグLongGood-bye2024・12・31

  • タング・トゥイスター Long Good-bye 2024・12・30

    年の瀬の早朝、イアホンで聴くラジオ番組の合間に、初詣に誘う神社のラジオCMが流れてくる。地元なら、相模國一之宮寒川神社、お隣りの武蔵国なら、「くらやみ祭」で有名な、東京都府中市にある大國魂神社など、いずれも聞きなれた神社名である。大國魂神社と言えば、昔、筆者が通っていた小学校の男子の間では、「大國魂神社、大國魂神社、大國魂神社、・・・・」と早口で言い続ける罰当たりな言葉遊びが流行っていたことがあった。「おおくにたまじんじゃ、おおくにたまじんじゃ、おおくにたまじんじゃ、・・・・」と、出来るだけ早口に言い続けさせる、・・・それだけの話。。。(⌒∇⌒)>。。。。(⌒∇⌒);。。ところで、今日の「お気に入り」は、インターネットのフリー百科事典「ウィキペディア」掲載の記事「早口言葉」。引用はじめ。「早口言葉(はやく...タング・トゥイスターLongGood-bye2024・12・30

  • ニクソンショック Long Good-bye 2024・12・28

    今日の「お気に入り」は、作家の村上春樹さんが、1994年か1995年頃に書かれたエッセー「うずまき猫のみつけかた」(新潮文庫)の中で引用されているアメリカのニクソン元大統領が日頃よく口にしていたという言葉。"Alwaysremember,othersmayhateyou,butthosewhohateyoudon'twinunlessyouhatethem."これだけじゃ何のことだか分からないので、前後の文章をエッセーから、拾い読みしつつ、筆写。引用はじめ。「ボストン・マラソンを走り終えた翌々日の四月二十日、飛行機に乗ってテキサス州オースティンに行った。」「このオースティンはテキサス州の州都ということになっているが、同じ州内にあるヒューストンやダラスみたいな大都会には比べるべくもないこぢんまりとした町であ...ニクソンショックLongGood-bye2024・12・28

  • 一に足腰 、二に文体 Long Good-bye 2024・12・26

    今日の「お気に入り」は、作家の村上春樹さんが、1994年か1995年頃に書かれたエッセー「うずまき猫のみつけかた」(新潮文庫)の中の一節。引用はじめ。「ところで世間には作家に対するステレオタイプな思い込みのようなものがあって、今でも多くの人は、作家というものは毎日のように夜更かしをして、文壇バーに通って深酒を飲み、家庭なんかほとんど省みず、持病のひとつやふたつは抱えていて、締切が近くなるとホテルで缶詰になって髪を振り乱している人種だと信じているみたいだ。だから僕が『夜はだいたい十時に寝て、朝は六時に起きるし、毎日ランニングをして、一度も締切に遅れたことはない』と言ったら、しばしばがっかりされる(更に言えば、二日酔いと便秘と頭痛と肩こりは生まれてからほとんど一度も経験がない)。そんなことを言われると、その人...一に足腰、二に文体LongGood-bye2024・12・26

  • ジャック・ライアン Long Good-bye 2024・12・24

    今日の「お気に入り」は、「ジャック・ライアン」。アメリカの小説家トム・クランシー(1947-2003)などによる小説の主人公である。インターネットのフリー百科事典「ウィキペディア」によるジャック・ライアンの解説記事は次の通り。「ジャック・ライアン(JackRyan)は、トム・クランシーなどによる小説の登場人物、およびその小説シリーズである。クランシーによる1984年出版の『レッド・オクトーバーを追え』(TheHuntforRedOctober)からはじまり、第13作目『デッド・オア・アライヴ』(DeadorAlive)より他の小説家との共著に。第17作目『米露開戦』(CommandAuthority)を最後にクランシーが死去して以降は、マーク・グリーニーなどにより引き継がれている。」「映像化映画・1990...ジャック・ライアンLongGood-bye2024・12・24

  • コアコアCPI Long Good-bye 2024・12・22

    近頃は、スーパーのレジで合計の値段を聞いて、「・・・えー?」と思ってしまうことも無くなった。食料品価格の値上がりが留まることなく続いているからである。レジに並ぶ年寄りたちの買い物かごも、めっきりさびしくなってるなあと感じるのは筆者だけではないだろう。商品に手を出そうにも物の値段が半端ではないのである。安売りが売りのエブリデイ・ロー・プライスのスーパーからして値上げの嵐である。何もハワイやニューヨークくんだりまで出かけなくたって気付けること。現役世代には、賃上げという救いもあるが、高齢の年金生活者、就中、団塊世代の多くの男女にとって、老体に鞭打って働くか、子供世代を頼る以外に自衛手段はない。繰り言を言ってみても、どこからも一銭も湧いて来やしない。二割上がったら、家計を二割ダウンサイジングするしかない。世界中...コアコアCPILongGood-bye2024・12・22

  • ホームランド Long Good-bye 2024・12・20

    今日の「お気に入り」は、インターネットのフリー百科事典「ウィキペディア」掲載の記事「HOMELAND(テレビドラマ)」。PrimeVideoで、久々にはまった。9.11以降の世界に起こっていても不思議ではない、と思わせる展開を見せる作り話。精神障がい者でもある女主人公を、陰に陽に助ける男どもは、次々と死んでゆく。惚れた弱み。以下は、記事の冒頭の部分。「『HOMELAND』(Homeland)は、2011年から2020年まで放送されたハワード・ゴードンとアレックス・ガンザによりアメリカ合衆国のテレビ用に制作されたスパイ・スリラー・ドラマ・シリーズであり、ギデオン・ラフが制作したイスラエルのシリーズ『Hatufim』(戦争の囚人)の設定に基づいている。主演はクレア・デインズ。概要双極性障害を持つが極めて有能な...ホームランドLongGood-bye2024・12・20

  • 火宅の人 Long Good-bye 2024・12・16

    今日の「お気に入り」は、沢木耕太郎さんの著書「檀(だん)」の終章に引用されている作家の檀一雄さんが綴られた夫人あての手紙。夫人のお名前は、福岡県柳川市生まれのヨソ子さん、「檀」の主人公である。作家の檀一雄さんが、昭和26年(1951年)、捕鯨船に乗り込んで、はるばる南氷洋に出掛けられた折り、旅先からヨソ子夫人に宛てて出された長文の手紙だそうである。昭和26年、檀一雄さんは、御年(おんとし)39歳、直木賞を受賞されるなど、文壇での声価が高まっていた時期に夫人宛て書かれた私信で、当然のことながら、余人の目に触れることを想定していない、夫人に対するあけすけな物言いになっている。旅先の開放感も手伝ってのこととはいえ、妻に対してそこまで上から目線で語りかけるかという、支配・被支配の関係をうかがわせるような手紙である...火宅の人LongGood-bye2024・12・16

  • Long Good-bye 2024・12・14

    今日の「お気に入り」は、司馬遼太郎さんの「街道をゆく9」の「信州佐久平みち」。今から50年ほど前の1976年の「週刊朝日」に連載されたもの。備忘のため、「望月の御牧(みまき)」と題された小文の中から、数節を抜粋して書き写す。信州は、「望月の御牧(官牧)」のお話。引用はじめ。「清少納言の『枕草子』に、駅(むまや)は梨原(なしはら)。望月(もちづき)の駅(むまや)。山の駅は、あはれなりしことを聞きおきたりしに、またもあはれなることのありしかば、なほとりあつめてあはれなり。と、ある。この駅(むまや)は、律令制における官道の宿駅のこと。宿駅には馬や人夫が置かれて旅人のもとめに応じ、つぎの駅まで乗り継ぎさせる。右の文章にある梨原の駅は近江(おうみ)にあり、望月の駅というのは、いうまでもなく信濃(しなの)にある。山の...LongGood-bye2024・12・14

  • こもろなるこじょうのほとり Long Good-bye 2024・12・12

    今日の「お気に入り」は、司馬遼太郎さんの「街道をゆく9」の「信州佐久平みち」。今から50年ほど前の1976年の「週刊朝日」に連載されたもの。備忘のため、「小波だつ川瀬」と題された小文の中から、数節を抜粋して書き写す。信州は、「小諸」でのお話。引用はじめ。「道を南下して、千曲川のうねる遥かな彼方に小諸城の台地を見たとき、さすがに詩情を禁じえない。北から佐久平(さくだいら)をめざせば、だれもが小諸をその袋の口のように感ずるにちがいない。むかしは、小室という漢字をあてた。むろとは上代の地理用語でもある。狭隘な平地をいうらしい。」「小諸の東北方に、東信濃の地勢、気候その他に決定的な大要素になっている浅間山が巨大な山塊として蟠(わだかま)っている。そのふもとの丘陵が小諸へのびてきてこの小さな城市(じょうし)を載せ、...こもろなるこじょうのほとりLongGood-bye2024・12・12

  • ちいさがた Long Good-bye 2024・12・10

    今日の「お気に入り」は、司馬遼太郎さんの「街道をゆく9」の「信州佐久平みち」。今から50年ほど前の1976年の「週刊朝日」に連載されたもの。備忘のため、「千曲川点景」と題された小文の中から、数節を抜粋して書き写す。信州の別所温泉を経ての旅の続き。引用はじめ。「別所は塩田平にあるということは、すでにふれた。この塵取(ちりとり)型の小さな平野は、奥の別所において高く、千曲川の方向にむかい、ゆくにつれて低くなる、狭いながらも、見るからに膏腴(こうゆ)(あぶらみ)の地といった感じである。この塩田平は、それと相重なる上田平とともに、信濃(しなの)ではまとまった規模の農耕地帯として最初にひらけ、『小県(ちいさがた)』という地名で中央にも早くから知られていた。奈良朝の律令体制がはじまると、このあたりに国府がおかれたらし...ちいさがたLongGood-bye2024・12・10

  • おんりえど ごんぐじょうど Long Good-bye 2024・12・08

    今日の「お気に入り」は、司馬遼太郎さんの「街道をゆく9」の「信州佐久平みち」。今から50年ほど前の1976年の「週刊朝日」に連載されたもの。備忘のため、「山寺の中の浮世絵」と題された小文の中から、数節を抜粋して書き写す。信州は、別所温泉にある常楽寺の本坊境内にあるコンクリート造りの美術館に収蔵されている徳川家康の『日課念仏』のお話。引用はじめ。「常楽寺の本坊境内には、コンクリート造りの美術館もある。『先代が美術品が好きで、寺にあったものや集めたものをここに収蔵しておいてくれたんです』といって、現住職の半田孝淳氏が、扉の錠をあけてくれた。めずらしいものが数点ある。なかに、徳川家康がみずから筆をとって書いた『日課念仏』というのがあり、写真で見た記憶があるが、本物はむろんはじめてだった。細字で南無阿弥陀仏という...おんりえどごんぐじょうどLongGood-bye2024・12・08

  • なむあみだぶつ Long Good-bye 2024・12・06

    今日の「お気に入り」は、司馬遼太郎さんの「街道をゆく9」の「信州佐久平みち」。今から50年ほど前の1976年の「週刊朝日」に連載されたもの。備忘のため、「山寺の中の浮世絵」と題された小文の中から、数節を抜粋して書き写す。司馬遼太郎さんの「街道をゆく」の場合、「すこし無駄話をしたい」ではじまる件(くだり)は、存外おもしろい。400年近く続いた平安時代の初期を生きた伝教大師最澄や弘法大師空海の話柄。引用はじめ。「この別所温泉を持つ野は、塩田平(しおだだいら)とよばれる。信州らしく文字どおり高燥の地で、降雨量はすくなく、標高は温泉のあたりで六五〇メートルだという。」「別所温泉はもとは近郷の湯治場で、湯治客はたね屋の屋敷に間借りした。いま別所温泉の(蚕のたね屋)伝統のある宿屋はたいていたね屋だった家ですということ...なむあみだぶつLongGood-bye2024・12・06

  • いちひじり Long Good-bye 2024・12・04

    今日の「お気に入り」は、司馬遼太郎さんの「街道をゆく9」の「信州佐久平みち」。今から50年ほど前の1976年の「週刊朝日」に連載されたもの。備忘のため、「捨聖(すてひじり)一遍」と題された小文の中から、数節を抜粋して書き写す。一遍上人の話柄、昨日の続き。引用はじめ。「・・鎌倉期においては、東は相模(さがみ)あたりから、北陸道、中山道(なかせんどう)、東海道、畿内はいうまでもなく、山陽道から九州にかけてまで、野にも山にも念仏が満ちていた。社会科の教科書ふうにいえば念仏門は法然にはじまって親鸞がこれを承(う)け、別派として一遍が存在する。やがて室町に入って親鸞の子孫の蓮如(れんにょ)が、念仏の組織的な大問屋として大本願寺教団をつくりあげて、各地に一向一揆をおこし、本願寺顕如(けんにょ)のときに織田信長と対決す...いちひじりLongGood-bye2024・12・04

  • すてひじり Long Good-bye 2024・12・03

    今日の「お気に入り」は、司馬遼太郎さんの「街道をゆく9」の「信州佐久平みち」。今から50年ほど前の1976年の「週刊朝日」に連載されたもの。備忘のため、「捨聖(すてひじり)一遍」と題された小文の中から、数節を抜粋して書き写す。一遍上人の話柄、読み進み、読み返しつつ、書き写す。引用はじめ。「この信州佐久平へ発つ前、なにげなく『一遍上人絵伝』(鎌倉末に成立)をながめていると、一遍が信州へ出かけている。一遍が京より信濃にくだったのは弘安二(1279)年で、元寇の再来の二年前である。八月、善光寺に参籠し、その後、しばらく信濃路を歩いてひとびとに念仏をすすめた。一遍の本質は、むろん念仏にある。その念仏は、その師といえばいえる法然より思想的に徹底し、また『念仏を申すひと』としての言動は芸術性をもっていたという点で法然...すてひじりLongGood-bye2024・12・03

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、市居嗣治の「今日のお気に入り」さんをフォローしませんか?

ハンドル名
市居嗣治の「今日のお気に入り」さん
ブログタイトル
市居嗣治の「今日のお気に入り」
フォロー
市居嗣治の「今日のお気に入り」

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用