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  • 「前後」の使い方が時間軸と空間軸とで違うのは日本語のバグなのかもしれません

    国語力がないと一言で片付けてしまえばそれまでですが、少なくない小学生が10時の10分前のことを10時10分、10時の10分後のことを9時50分と思っているそうです. まあ、今どき10分前とか10分後とか言う人の方が少ないような気もしますが、この間違えを説明しようとすると、大人でも詰みます. なぜなら前とは人の進行方向であって、それなら10分前なら時計の進行方向に10分進んだ時刻と考えてもおかしくないからです. 空間軸と時間軸とで意味が正反対になるのは日本語のバグなのかとも思いたくなります. 言葉というものがそもそも論理的なツールではないから、TPOによって全く違う使い方をするのかもしれません.…

  • 特許庁も法人番号を採用して欲しいと思います

    特許庁が出願人に対して割り当てている識別番号というものがあります. 識別番号を記載すれば出願人の住所を省略できるので便利といえば便利なわけですが、出願人や権利者は、そんなことにメリットはありません. ここのところ、出願人、権利者の住所変更や社名変更の手続きが立て込んだわけですが、こういうときこそ識別番号ではなく法人番号で情報を一括管理して欲しいと思うのです. 行政区画変更以外は特許庁に変更手続きをしなければならず、これなんかは法人番号を採用すれば不要な手続きになるはずです. 特に権利化されたあとは、変更手続きを怠ることが多いわけで、その場合は、似たような商標を出願したときに、自分の商標が引用さ…

  • 外国権利者に対する取消審判は抜け穴かもしれません

    外国権利者の商標不使用取消審判を請求したあと、まったく音沙汰がなかったので、特許庁に催促してみました. 催促が効いたのかそれから1ヶ月後にようやく結審通知書が届きました. 審判請求書を出して約9ヶ月です. 相手から答弁書もないのに、これは長すぎます. 同時期に国内権利者の不使用取消審判を請求したときは、約4ヶ月で結審です. こちらも答弁書が提出されない事件で、順調に結審まで行ったわけです. 外国権利者宛の審判がなぜ、こんなに時間がかかったのか. 履歴から分かることは相手方に代理人がついていません. 特許庁の裏実務として、出願代理人に代理人を打診するようですが、なぜ出願代理人が受任しなかったのか…

  • Wet inkって知ってますか

    弁理士 田中智雄 特許事務所 TANAKA Law & Technology 日本のように出願時に委任状が不要なところは少なく(香港くらいでしょうか)、ほぼすべての国で委任状の提出が求められます. さらに公証や領事認証まで求めてくる国もあるので、日本大丈夫か?と思ったりもします. 委任状のフォームは、英米法の国だと、結構、かしこまったものが現地から送られてきたりします. だいたい書く内容は同じなのですが、今日、初めて目にする単語がありました. signed in ''wet link'' しかも太文字下線付きです。 ウェットインク?? 署名に使うペンまで万年筆を指定してきたのかと思って調べてみ…

  • どの代理人を選べばよいのか、第六感を信じます

    この国ならこの代理人というルートがが出来上がっているのですが、それがない国の場合はどこにしようか迷います. 最近はどこの代理人もレスポンスが早いので早く連絡をいただいたところという基準では選びにくくなりました. 値段もほぼ横並びなのでよほど高くなければこだわりません. 今回も複数の代理人からレスをもらっていました. なかには日本に留学していたというアピールもありました. 経験上、外国人が日本語を喋るということについて余りいい印象がなく、日本人の悪いクセを悪用しそうなので日本贔屓のアピールは減点対象にしています. 結局、1年前にもメールをもらっていて、今回も即レスの代理人に依頼することにしました…

  • 2年間続けてきた知財相談員を辞めることにしました

    東京霞が関の弁理士会館で行われている無料相談会の相談員を辞めることにしました. 2年間続けてきて、もういいかなーと思うようになったので、区切りのいい今年度に入った段階で辞退を申し出ました. だいたい2ヶ月に一回のペースで担当が回ってくるわけですが、いまの時代はウェブ上にこれでもかというくらいに情報が溢れていて、それを見ればだいたい解決します. 弁理士が書いている情報なら信憑性も高いでしょうから、それ以上の個別具体的な相談はやっぱり直接、事務所の門を叩いて欲しいと思います. 無料ということもあってか、中には同じ人が何度も利用しているというのも気になりました. 同じ人が自分を指名して再度相談するこ…

  • 新規ビジネスへの不安を解決するグレーゾーン解消制度があります

    新規ビジネスを始めるときに受ける相談で困ることがあります. リスクがあるかどうかという点を気にされていますが、それに対する回答はリスクなしということは絶対にありません. 専門家の性でしょうか、どんなことでもリスクに結びつけてしまうことができます. 問題は、それを聞いた相談者が怯んでしまうことです. 冒頭に、リスクのないビジネスなんてありません、ということを説明しても、専門家の立場でリスクの説明をされれば意気消沈してしまうのはご尤もです. 折角のビジネスチャンスを潰しているのではないかという自己嫌悪に陥ります. 専門家の話しを聞くのは悪いことではありませんが、たかが専門家です. その人が言ったこ…

  • 弁理士制度が維持できない、さもあるべし

    海外のコミュニティーを見ていて思うことは、ここ数年で日本で権利を取りたいと思う海外企業がかなり減っていることです. 知財は複数の国で取るのが普通で、以前であれば、その中には必ず「日本」という国が含まれていました. いまそのポジションにいるのは中国です. 日本から中国へ注目が移るのは仕方がないのは理解できます. それよりも、韓国、台湾、ベトナムという国で権利を取りたいと思っている企業が、日本を除外していることです. 韓国、台湾、ベトナムよりも市場に魅力がないと思われているのはとても悲しいことです. そして以前だったら名前も上がってこないインドがここ数年、名乗りを上げています. 弁理士受験者数が激…

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