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  • 分かりやすい明細書に覚える危機感

    最近の明細書はいい意味で玄人色がなくなったと思う この仕事を始めたころ明細書を読んでも全く理解できなかった思い出がある 日本語を読んでいるにも関わらずまるで読経しているような感覚で読んでも全く頭に入ってこない ただ当時の特許明細書は解りにくいことはデメリットではなかった むしろ解りにくい明細書が受け入れられていたような時代でもある いまの明細書はとても分かりやすい 最も難解だった外内の明細書もとても読みやすい それはそれでいいことなのだけど 読みやすい明細書、分かりやすい明細書が万能かというとそれは違う 読みやすい明細書・分かりやすい明細書が重宝されるのは特許審査があるから 読みにくい明細書・…

  • 会計ソフトに反映されるのが遅いクレカを断捨離

    特許庁への支払い用に使っているクレカのスペックが悪いのが気になる 弁理士DCカード、JCBビジネスカード、三井住友VISAをメインに使っているのだけど いずれも会計ソフトへ反映されるまでの時間が長すぎる 事業用カードに求められるのは限度額が高いのはもちろんだけど 会計ソフトとの同期も大切 どのカードも同じかと思っていたのだけど どうもそうではないらしいことを確認した スカイマイルJCBを作ったので それを会計ソフトに同期させたら何と中1日で会計ソフトに利用明細が反映されているではないか 同じJCBにもかかわらずなぜ差がついているのだろうか JCBの法人カードは、事務所を立ち上げたときに最初に作…

  • 再び陸マイラー

    弁理士会から東京相談員の委嘱があり定期的に東京へ行くことになった これを機会にマイルを貯めることにした マイルを意識したのは上海にいた頃 最初はデルタAMEXのスカイマイル これは持っているだけでゴールドメダリオンが付与されるというスグレモノだった デルタが上海成田便から撤退したあとはANAJCBのワイドゴールド JALではなくANAを選んだのは 当時の上海成田のJALは中国東方とのコードシェアだったから 日本に戻るときにANAがブリッジに接続しているのを見るとなんとも言えないセンチメンタルな気持ちになったものだった ANAはいい時間に虹橋羽田があったのも良かった さて今回は国際便ではなく国内…

  • 私的使用のために複製する場合を複製権の侵害から除外しています スポーツ中継を昔の街頭テレビのように視聴させた場合と、大画面の映像装置を使用した最近のパブリックビューイングで視聴させた場合とでは、著作権法上、「街頭テレビ」は合法で、「パブリックビューイング」は違法 違いは画面の大きさ スポーツ中継する放送事業者には伝達権(著作権法100条)が認めれています 放送事業者の伝達権とは、放送を受信して、超大型テレビやビル壁面のディスプレイ装置などで、公に伝達する権利のこと 大画面テレビを使用してスポーツ中継を鑑賞させると、放送事業者の伝達権を侵害します 大画面テレビが今ほど一般的でなかった昔であれば、…

  • さくらのメールボックスでマルチドメインのメールアドレスの設定に戸惑う

    メール専用のサーバとしてさくらのメールボックスを数年前から利用している 20Gを使えると謳ってあったのでGoogleより多いと喜んで契約したものの 蓋を開けると1メールアドレスあたり2Gが上限とのこと この程度の容量だと1年でほぼ一杯になる では20Gをどうやって消費するのかといえば 複数メールアドレスで使うのである ただし、このメールサーバの仕様が独特で 普通のメールサーバのようなアドレスの設定ができない abc@ドメイン1 abc@ドメイン2 と設定しても 2つのメールアドレスとは認識されず 1つのメールボックスで受信するという仕様である 2つのメールボックスにわけて管理したければ ユーザ…

  • 特許とパチンコ

    大手パチンコメーカが廃業というニュースで思い出したことがある news.yahoo.co.jp 20年ほど前のこと中京地区の特許事務所のクライアントを調べて驚いたのが パチンコがやたらと多いことだった しかも年間出願件数がやたらと多い 特許といえば半導体や通信という当時の日本が得意としていたものばかりを扱っていたこともあり、パチンコと特許がどうやって結びつくのかとても不思議だった パチンコ特許はさらに1件あたりの手数料が高いということもあとから知った 名古屋の弁理士がいうには名古屋の特許事務所はパチンコで成り立っているのだそうだ パチンコ特許が多い理由もあとから分かったのだけど パテントプール…

  • 使用注意、これを使ったら他は使えなくなるキーボード

    HHKBを使いはじめて8年 これを超えるキーボードを探してはいるのだけど結局これに戻ってしまうという危ないキーボードなのである 15年前くらいに同業者に勧められた東プレは当時の自分には合わずだっだけど なぜかHHKBは最初から肌にあったから不思議 どちらも方式は同じだからキー荷重があわなかったのだろう ①打鍵感、②耐久性、③見た目、④省スペースなどいいところを上げたらきりがないけど このすべてを兼ね備えたライバルが存在しない 唯一、最近流行りのキークローンがライバルなのだが 実際に使ってみると指先の打感がまるで駄目だった 調べてみるとHHKBが昇華印刷でPBT素材 対するキークローンが2色成形…

  • 偽物を掴みたくないから公式サイトで買う、という人が増える気がする

    日本で買い物をしている限り偽物を掴む可能性はとても低い. というのは過去のことになっている気がする. Amazonで買うつもりでコメントをみたところ、偽物が届いたようなレビューが目についた. Amazonというシステムがサードパーティを入れたときから、Amazonは安心という信頼性が低下している気がしてならない. Amazonで買ったモノが中国から届くというのはあまり気分のいいことではない. 公式サイトを見てみると値段はほぼ同じだったが、Amazonで買えば送料無料でポイントもつく. それでも今回はなぜか公式サイトで買ってしまった. 私個人の消費行動なんぞ全く役に立たないだろうが、これからは公…

  • 弁理士手帳カバーの残念なエイジング

    弁理士手帳なるものが発売されていて、2015年に本革の手帳カバーを買ってみた. 通常のビニルカバーはいかにも安物だったので重厚感を期待しての購入. 革製品のエイジングが好きで、この本革カバーもエイジングを期待したものの予想に反して期待どおりのエイジングが進まない. 多少のエイジングはあるものの、それよりもカバー表紙に刷られている菊花・桐マークと、「弁理士手帳」という金色文字の剥げ落ちだけが目立つ始末. 打ち合わせのときには手帳を机に並べていたものの、エイジングではなく単なる劣化が目立つようになった3年ほど前からは机の上に並べるのもみっともないので、かばんの奥底が定位置になっていた. 発売元の協…

  • 非居住者が出願人の場合の消費税

    外国出願人が日本に出願する場合の消費税の扱いという質問があって答えに困ってしまった. 外内出願といえば、外国事務所から依頼を受けるものが典型的. 免税扱い. 根拠は? 困ってしまうのが、非居住者の外国事務所から依頼されてはいても、請求書の名宛が事務所ではなく非居住者の場合など. 非居住者であっても免税取引と課税取引が存在することになる. 輸出取引の範囲を定めている消費税法施工令第17条2項7号は 七 法第七条第一項第三号、前項第三号及び第一号から第五号までに掲げるもののほか、非居住者に対して行われる役務の提供で次に掲げるもの以外のものイ 国内に所在する資産に係る運送又は保管ロ 国内における飲食…

  • 裁判所は真実を発見するところではない

    トラブルは当事者が話し合って解決する. 解決できなかったときは裁判所で解決する. だいたいの契約書に登場する常套句. 最後の砦となる司法解決に期待し過ぎていないだろうか. 裁判を経験したことがある人なら思い当たるところがあるだろう. それは原告の負担が大きすぎること. 相手に何かをして欲しいという訴えを起こす場合、訴えを起こした側に課せられる手続きが多すぎるのである. 例えば、未払い債権. 債務者に支払いをして欲しいと訴える原告の手続きは、主張だけではなく、それを証明する証拠を用意しなければならない. 請求書があっても架空請求かもしれないから、何の対価としての請求なのかを証明しなければならない…

  • トラブルに昇華させてしまうのが弁護士

    えっ、こんなことで弁護士をつけるの? ということがあった. それこそ電話の一本で解決するのに、なぜわざわざ複雑な解決方法を選ぶのだろうか. 弁護士が身近になったとはいえ弁護士をつけるべきではない. 裁判にもならないような日常の揉め事. 菓子折りで解決できることをトラブルに昇華させてしまうのが弁護士. 弁護士がついたから上手く収めてくれるだろうと期待するのは危険. 弁護士という職業柄、100%依頼者の利益のために行動しなければならない. 代理人であって仲裁者ではないのである. 商標や特許の侵害を解決したいときでも、相手に出す書面の最初は社内の担当者名で出すのがいい. その段階で解決するのが賢い方…

  • 訴訟は避けるが勝ち

    付記弁理士という制度が始まったとき、弁理士も訴訟代理人になれるということで話題になった. 付記がなければ弁理士に非ずという空気が醸成され、調べたことはないが付記弁理士の方が平弁理士より多いかもしれない. 侵害訴訟に興味がないわけではなかったが、訴訟代理人でなくても従前どおり保佐人として訴訟に参加できるので、それで十分. 弁理士に限らず弁護士以外に訴訟代理権を付与する仕組みができあがっている. しかしどれだけの人が付記士業に訴訟を依頼するだろうか. 弁護士は弁理士その他の士業とは求められるものが違う. 弁理士に求められるものは技術的な専門性、知財制度に対する専門性. それらはないよりマシという程…

  • 知識を語るより経験を語れる弁理士でありたい

    MBAに通っていたとき教授には2つのタイプがあった. 一つは大学内部の教授であり、もう一つは実務経験者. 自分が通っていたMBAの生徒は100%実務経験者. 弁理士、弁護士、公認会計士の他、法務部、知財部、経理部で現場を経験した生徒たち. そのようなバックグランドを持った生徒を相手にする講義では、実務に裏付けされた理論が求められるはず. 案の定、実務経験者が語る講義は興味深く、教授の語る講義は学部の講義のようだった. 実務で生じた疑問というのは、それを経験した人でないと共感できないもの. 当然ではあるが実務経験がない教授に共感してもらうことはできなかった. 知的財産の世界は学問ではなく実学. …

  • 弁理士、弁護士、学者が書く鑑定書の違い

    機会があって侵害鑑定書を読む役職にいたことがある. 侵害鑑定書をこれほど大量に読む機会は後にも先にもこのときだけだろう. 同じイ号に対して、なぜこうも内容がばらばらなのだろう、と思いながら、弁理士、弁護士、学者の書く鑑定書の違いというようなものを理解することができたので紹介してみようと思う. 弁理士の鑑定書は常識の範囲内 弁理士はいうまでもなく知的財産実務の専門家である. 自分が最初に鑑定書を書くときに指導弁理士から言われたことは、誰が読んでも納得する鑑定書を書け、というものだった. その教えを守って書く鑑定書は、主張よりも事実にウェイトを置いた内容になる. 判断が分かれるイ号だからこそ鑑定書…

  • 実務研修で実務は身につかない

    コロナ渦のおかげで東京まで行かなくてもオンラインで研修を受けることができるようになったのはいいのだが、研修を受けたことによりクオリティが上がっているのだろうか. 研修があることはいいことだし、リアルではなくオンラインで受講できることも悪くない. しかし何かが違う. 思うに研修を受ける目的がボヤケているからではないだろうか. オンラインで受講できる環境というのはとても素晴らしく、弁理士受験のときも講義をオンラインで受講したことがある. 予備校の一室に設置されたモニタと対面して受講する方法であるが、リアル講義と比べて効果が低いということは決してなかった. このときの目標は言うまでもなく試験合格. …

  • 起承転結で説明する特許明細書

    優れた発明も文章が稚拙であれば特許にならず. 稚拙な発明でも文章が巧妙であれば特許になる. 発明を文章で表現するときに、どのように頭を悩ませているのかを紹介してみようと思う. 発明を文章化するときの枠組みが存在しており、枠組みに従って発明を説明していけば、わかりやすく発明を説明することができるようになっている. 枠組みと言われても想像がつかないと思うので、起承転結をイメージしてほしい. 発明が起承転結の流れで説明されている. 起承転結がどのように機能しているかというと、 「起」で従来技術を特定して、「承」で従来技術を説明する. 「転」で発明に至らしめる理由を解析して、「結」で実施形態を説明する…

  • 短文投稿のトレーニングを始める

    目的もなく適当なつぶやきではフォロワーもつかず、かと言って気の利いたつぶやきもできず鳴かず飛ばずのTwitter. せっかくつぶやくなら、ということで短文トレーニングを始めることにした. 140字で起承転結は無理としても、言葉を選んで言いたいことを伝えるためのトレーニングである. 文字制限がないブログと違って、言葉を選び、何を書いて何を書かないかを吟味しなければならないTwitterは文章にキレ味をもたせるためのトレーニングとしては最高のツール. これまで文章術という本はいくつか読んではいるが、いずれも学術論文など長文を書くことを想定したもの. そんなときにTwitterで紹介されていたのがコ…

  • 創業融資を完済して反省と希望

    1000万円弱の創業融資がようやく完済した. なぜ創業融資を実行したのか、理由は3つ. 創業融資のチャンスは創業時しかない. 融資制度を身を以て体験したかった. 本当に融資が必要なときの信用を得るため. 創業融資のチャンスは創業しかない 創業融資という名のとおり、創業融資は創業時しか受けることができない. 通常融資と何が違うのかと言えば、事業実体がなくても申請書のみで融資が実行されること. 通常融資で必要な財務諸表も不要、個人保証も不要という最初で最後の融資を体験しないこということは、事業者としては勿体ないと考えたからである. 融資制度を身を以て体験したかった 融資を受ければ利子が発生する. …

  • 発明は個性的なのに特許明細書は没個性的

    先日、稚拙な特許翻訳が送られてきた. 日本特許庁に国内移行したあとに提出する翻訳文である. 最近は現地代理人が日本語の翻訳文を用意することが多く、今回も送られてきた翻訳文を提出すれば足りるはずだった. 提出するだけとは言え翻訳の抜けがないかくらいはチェックする. そこで目に止まったのが「稚拙」な翻訳文である. なぜ稚拙だと思ったのか. 特許翻訳のプロトコルに従っていないからである. 特許明細書は独特の表現方法があり、特許翻訳をする場合は、このプロトコルに従うことが暗黙の了解である. 特許翻訳者を名乗る以上は、当然に、プロトコルに従って翻訳をする. 今回の翻訳者は、特許翻訳者ではなく、日本語ネイ…

  • 信用取引が崩壊しつつある特許業界

    売掛という日本では当たり前の商習慣 信用取引は日本以外では通用しないことはわかっているのに 外国出願人の手続きを売掛で行っている 特許業界では日本を含め世界中で信用取引が成立している珍しい世界 世界中の弁理士たちが長い時間をかけて築き上げてきた商習慣である 外国出願の件数が少ない時代、外国出願を扱う事務所も少なく その閉じた狭い世界のなかではプロトコルを守ることが最低限のマナーであった 外国出願が特別なことではなくコモディティ化するにつれて 外国出願市場に参加するプレーヤも増えてきている 自分のような新興事務所が外国出願市場に参加できるのも 市場が大きくなったことによるところが多い 外国出願マ…

  • 柳川どじょうはどこへ行った

    むかし行ったことがある柳川へどじょうを食べに行った. 記憶が曖昧で柳川風情がどこか忘れてしまい、ナビを頼りに市内を適当に走りようやく目的の場所にたどり着いた. よく見かける地方都市の荒廃感は柳川市も例外ではなかった. 週末にも関わらず人影はほとんどなく、目的の柳川どじょうを食べさせてくれそうな店も早々と店を閉めしてしまう始末. 居酒屋風の店を見つけた入ってみたものの、どじょうはなく鰻だった. 外国人観光客が増えればこの街も活気を取り戻すのかもしれない. ただ古き良き柳川のイメージはなく、もう柳川を訪れることもないかもしれない.

  • 熊本の路面電車

    どこへ行っても似たようなところが多い日本のなかで路面電車がある都市はそれだけで魅力的. 熊本市を走る路面電車は前回行った広島の充実した路線とは違うが、レトロ風な車両が城下町には合っている. 熊本市とここ静岡市を比較すると、政令都市、人口70万人、城下町と共通するところが多い. ただ路面電車がある熊本市が魅力的に映るのは無い物ねだりなのだろうか. コロナ禍で外国人観光客がいないにもかかわらず熊本城が混雑していたのが意外. 天守閣も賑わいを保っている理由なのだろう. 富士山という世界遺産に支えられている静岡市は、もし富士山がなければアピールできるものは何か. 工業都市の浜松市、東京通勤圏の三島市、…

  • 静岡と福岡の弁理士数が同じというのは本当か

    都道府県別の弁理士数が対比された結果を見ると、弁理士数や一人当たりの便利指数は静岡と福岡でほぼ同じらしい。 todo-ran.com 静岡県民からみて福岡が競合するとというのが正直信じられなかった。 福岡は20数年前に暮らしたことがある街で、当時の記憶に基づくなら静岡は全く歯が立たないはず. 静岡は、浜松、静岡、沼津・三島と都市が分散しているのに対して、福岡は福岡市に都市機能が集中していることも、都市効率という点では分が悪い. 上海にいたころ、日本を俯瞰すると福岡は東京よりも魅力的に映っていたこともあり、福岡は気になる街でもあった. そんな福岡に出張に行ってきたのだが、予想通りというか、予想以…

  • 英和翻訳を中国人が行っている

    インドの代理人から日本語の翻訳文が送られてきた. 海外在中の日本人留学生が翻訳をやるという話しは聞いたことがあるし、ある程度、翻訳の経験がある日本人が特許翻訳しているのだろうと思っていたものの、中身をみると中国人が翻訳したことは一目瞭然だった. それでも特許翻訳になっていれば良いのだが、特許翻訳をしたことがないこともすぐにわかるほどのひどい翻訳だった. インド人から見れば、同じ漢字を使う国という程度で翻訳費用が安い中国企業に頼んだことは想像に難くない. こちらが翻訳にタッチしないとはいえ、OAで苦労するのはこちらなので、翻訳の問題を正直にぶつけてみた. その後、改めて翻訳費用の交渉を行ったもの…

  • Faxからメールその次はチャットが主流になる

    Googleのメールサーバを利用しているが、最近、セキュリティレベルを上げたらしく、メールが送れないという連絡がきている. Googleサービスは便利なのだが、無料で使える分、仕様が変わったも文句をいう立場にはない. 電話やFAXの時代を知っている身としてはメールはとても便利. とはいえ、そのメールもそろそろ次のツールに代わるときかもしれない. 最近は行政サービスもLINEを使っているそうだが、自分は全く無縁. コミュニケーションツールとしてLINEがデファクトになるなら、そのときは仕方なく使うことになるだろう. internet.watch.impress.co.jp さて、数年前から海外と…

  • 博多にオフィスを作ってみようか

    上海から日本に戻るときにどこを拠点にするかかなり悩んだ. 普通に考えれば東京なのだが、また東京に戻るのか、と思うとどうも気が重かった. 上海から日本を俯瞰すると、東京にこだわる必要はないと思ったことも東京に関心が向かなかった理由の一つ. ではどこにするか. 大阪で1年、名古屋で1年、仕事をしたことがあるが、ここで仕事がしたい、という感じではなかった. 上海の人混みに疲れたこともあり、札幌も考えたが、北海道にすら行ったことがなく、寒さにめっぽう弱いので、これも却下. 実は30歳くらいのときにしばらく福岡で暮らしたことがあった. 初めて関門海峡を渡ったとき、交通標識のトップが英語ではなくハングルだ…

  • 特許業界は世界的にデフレ

    例のごとく昨晩チャットが入った. てっきり出願かと思っていたらOA対応だった. さて特許なら国内代理人のサポートがあるだろうと思い願書をみると、 代理人は弁理士ではなく、アルファベット名の外国人である. どうやら特許管理人のようだ. 外国人の特許管理人が、なぜオンライン出願ができるのだろう. 識別番号も付与されていて、継続的に管理行為をしている. これは非弁ではないのだろうか、と思いながら拒絶理由を俯瞰した. コストが知りたいというので、アワリーチャージで対応したい旨を伝えると、 フィックスで対応できないかという. すべてのクレームに拒絶理由があり明細書不備もあった. どのくらいの難易度かをす…

  • 「ゆっくり茶番劇」問題を外国人に説明できない

    商標問題として炎上している「ゆっくり茶番劇」 外国人に説明しようとしたのだが問題の本質がつかめずにいる. 商標問題と言うが、別に商標法に違反しているわけではない. 皆がいうように、なんとなくヤバいという感覚はあるが、その感覚を外国人が持ち合わせているとは限らない. 法律上の問題点や契約上の問題点があるのかについても検索してみたが、問題点を具体的に指摘しているものは見つからない. 契約上問題があるという指摘を見つけたが、具体的にどの条項に反するのかというレベルではなく、違反するとすればこの条項だろうというレベルである. 同じ時期に発生した誤送金問題は、逮捕されるに至っており、逮捕理由は、電子計算…

  • 弁理士に守秘義務が課されている理由を「ゆっくり茶番劇」事件から考えてみる

    「ゆっくり茶番劇」事件で、弁理士として気になるのは、出願代理人弁理士が出した声明の内容. news.yahoo.co.jp 世間を騒がせるような事件に対して弁護士が声明を出すことは珍しくない. 一方、トラブルの当事者代理人になることが少ないこともあって、弁理士が声明を出すというのは極めて珍しい. ちょうど同じ時期に給付金の不返還について弁護士が声明を出している. www.47news.jp 商標出願代理人弁理士の声明と比較して何が違うのかと言えば、弁護士の声明は依頼者側の代弁をしているのに対して、弁理士の声明は、果たして依頼者側に立っているのか?ということである. 今回の弁理士の声明に対して世…

  • 好きな仕事と食える仕事

    世の中には、自分の好きなもので食えてる人ばかりじゃない。むしろ、好きでもないし、向いているとも思えない仕事を長い間、愚直に続けた結果、プロフェッショナルになる人の方が多いんじゃないかな。 メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談 作者:蓮見恭子 ポプラ社 Amazon 実は、この言葉に接するのは二度目. 弁理士になる前、好きなことを職にすることになんの疑いも持っていなかった自分を嗜めるために. 知財の世界は、この仕事を好きな人が多いと思う. 尤もいやいややっつけ仕事で務まるような仕事でもない. 多くの人が自分の意に反した職業に就いている、というのは自分では確かめようがない. あのときの説法に従って弁…

  • 中国人が和訳した翻訳が送られてきた

    特許明細書の翻訳の見積の依頼があった. この世界、事務所に翻訳を依頼したら、翻訳会社に比べて高いのは当たり前なので断られることは想定済み. 翻訳の怖さという感覚を持っているのは弁理士だけだろうから、翻訳ミスの責任から開放される方がありがたい. 断られたあとに一抹の不安がよぎったのは、どこに翻訳を依頼したのかということ. 日本語ができる、という程度で特許翻訳はできないのだが、そんな事情に精通しているとは思えないのが今回の現地エージェント. 出来上がった翻訳は特許翻訳とは言えないような代物だった. ただし、原文レベルでも特許明細書にしては雑な文章だし、フェイスフルの翻訳を作成するのだから、パリ優先…

  • インドからの依頼が中国を超えた

    昨晩、チャットでインド代理人からの依頼が入った. 移行期限間際で今朝手続きを完了させた. ここの代理人は去年から取引が始まり、今年になって立て続けに依頼を頂いている. ほとんどの案件は現地の法律事務所や特許事務所からの依頼になるのだが、これまでのコレポンからコンサルティング会社だろうということが想像できる. 法律事務所等からのコレポンと違ってメールの署名が不十分だったりと若干リーガルな部分が気になる. しかし、こここのエージェントは先払いなのが嬉しい. 未払い金の管理は精神的にも悪く、何度リマインダーを送っても返事がないところもあるエージェントに比べれば、多少のイレギュラーなコレポンは帳消しに…

  • 老洋机とお別れ

    上海から静岡に戻ってきたときに買った事務机. 和洋折衷の雰囲気が気に入って神戸から取り寄せたもの. なんでも神戸の洋館の蔵出しだとか. 上海フランス租界エリアには雰囲気のよい喫茶店があり、こんな感じのテーブルでノマドワークをするのが好きだった. この机、一度、設置したら微塵も動かないような重量と、かなりの床面積を専有してしまう. このまま使い続けたいのだが、ここは思い切って断捨離することにした. 机を搬出するときに転がり落ちたコイン. 見ると昭和42年製造の100円玉だった. 粗大ごみにならず、次の主が見つかってよかった.

  • インド代理人から深夜のチャット

    23時、そろそろ寝ようかと思ったときチャットにメッセージが入った. こんな時間にメールではなくチャットを送ってくるからには何かトラブルがあったのだろうか. 恐る恐るチャットを見てみると、明日中に出願して欲しいという内容が目に入った. WIPOで書誌情報を確認してみると、明日が移行期限の案件. 外内案件は至急がつきものだが、期限一日前の依頼というのはそうなにあるものではない. 今日は午後からのアポイントだけなのが幸い. 先程、書類のセットが終わった. 寝る前のビジネスチャットというのは今回に限らないのだが、これをやってしまうと頭が完全に仕事モードになってしまい、寝ることができなくなってしまう. …

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