発明者が考えている「発明」と弁理士が考える「発明」は全く別物、現物のなかに潜んでいるお宝を発掘するのが弁理士の役割
何か新しいモノを創った人のことを「発明者」とは言わない. 大抵の場合、開発者や研究者という言葉を使うのだろう. しかし、その人が特許を取ろうとすると、その人は「発明者」になる. この「発明者」は、自分が創った現物、そのものが発明であると考え、 そのモノ全体・・の特許を取りたいと考える. 残念ながら現物それ自体の特許を取ることはできない. 現物それ自体の特許を取りたいと考えている「発明者」が弁理士に相談すると、 弁理士は現物のどこが「発明」なのかを分析するため仔細なことについて発明者を質問攻めにする. 現物が技術的に断片化されていく過程を目の当たりにして「発明者」は不信感を募らせるのである. 自…
2024/07/08 10:17