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  • 博多にオフィスを作ってみようか

    上海から日本に戻るときにどこを拠点にするかかなり悩んだ. 普通に考えれば東京なのだが、また東京に戻るのか、と思うとどうも気が重かった. 上海から日本を俯瞰すると、東京にこだわる必要はないと思ったことも東京に関心が向かなかった理由の一つ. ではどこにするか. 大阪で1年、名古屋で1年、仕事をしたことがあるが、ここで仕事がしたい、という感じではなかった. 上海の人混みに疲れたこともあり、札幌も考えたが、北海道にすら行ったことがなく、寒さにめっぽう弱いので、これも却下. 実は30歳くらいのときにしばらく福岡で暮らしたことがあった. 初めて関門海峡を渡ったとき、交通標識のトップが英語ではなくハングルだ…

  • 特許業界は世界的にデフレ

    例のごとく昨晩チャットが入った. てっきり出願かと思っていたらOA対応だった. さて特許なら国内代理人のサポートがあるだろうと思い願書をみると、 代理人は弁理士ではなく、アルファベット名の外国人である. どうやら特許管理人のようだ. 外国人の特許管理人が、なぜオンライン出願ができるのだろう. 識別番号も付与されていて、継続的に管理行為をしている. これは非弁ではないのだろうか、と思いながら拒絶理由を俯瞰した. コストが知りたいというので、アワリーチャージで対応したい旨を伝えると、 フィックスで対応できないかという. すべてのクレームに拒絶理由があり明細書不備もあった. どのくらいの難易度かをす…

  • 「ゆっくり茶番劇」問題を外国人に説明できない

    商標問題として炎上している「ゆっくり茶番劇」 外国人に説明しようとしたのだが問題の本質がつかめずにいる. 商標問題と言うが、別に商標法に違反しているわけではない. 皆がいうように、なんとなくヤバいという感覚はあるが、その感覚を外国人が持ち合わせているとは限らない. 法律上の問題点や契約上の問題点があるのかについても検索してみたが、問題点を具体的に指摘しているものは見つからない. 契約上問題があるという指摘を見つけたが、具体的にどの条項に反するのかというレベルではなく、違反するとすればこの条項だろうというレベルである. 同じ時期に発生した誤送金問題は、逮捕されるに至っており、逮捕理由は、電子計算…

  • 弁理士に守秘義務が課されている理由を「ゆっくり茶番劇」事件から考えてみる

    「ゆっくり茶番劇」事件で、弁理士として気になるのは、出願代理人弁理士が出した声明の内容. news.yahoo.co.jp 世間を騒がせるような事件に対して弁護士が声明を出すことは珍しくない. 一方、トラブルの当事者代理人になることが少ないこともあって、弁理士が声明を出すというのは極めて珍しい. ちょうど同じ時期に給付金の不返還について弁護士が声明を出している. www.47news.jp 商標出願代理人弁理士の声明と比較して何が違うのかと言えば、弁護士の声明は依頼者側の代弁をしているのに対して、弁理士の声明は、果たして依頼者側に立っているのか?ということである. 今回の弁理士の声明に対して世…

  • 好きな仕事と食える仕事

    世の中には、自分の好きなもので食えてる人ばかりじゃない。むしろ、好きでもないし、向いているとも思えない仕事を長い間、愚直に続けた結果、プロフェッショナルになる人の方が多いんじゃないかな。 メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談 作者:蓮見恭子 ポプラ社 Amazon 実は、この言葉に接するのは二度目. 弁理士になる前、好きなことを職にすることになんの疑いも持っていなかった自分を嗜めるために. 知財の世界は、この仕事を好きな人が多いと思う. 尤もいやいややっつけ仕事で務まるような仕事でもない. 多くの人が自分の意に反した職業に就いている、というのは自分では確かめようがない. あのときの説法に従って弁…

  • 中国人が和訳した翻訳が送られてきた

    特許明細書の翻訳の見積の依頼があった. この世界、事務所に翻訳を依頼したら、翻訳会社に比べて高いのは当たり前なので断られることは想定済み. 翻訳の怖さという感覚を持っているのは弁理士だけだろうから、翻訳ミスの責任から開放される方がありがたい. 断られたあとに一抹の不安がよぎったのは、どこに翻訳を依頼したのかということ. 日本語ができる、という程度で特許翻訳はできないのだが、そんな事情に精通しているとは思えないのが今回の現地エージェント. 出来上がった翻訳は特許翻訳とは言えないような代物だった. ただし、原文レベルでも特許明細書にしては雑な文章だし、フェイスフルの翻訳を作成するのだから、パリ優先…

  • インドからの依頼が中国を超えた

    昨晩、チャットでインド代理人からの依頼が入った. 移行期限間際で今朝手続きを完了させた. ここの代理人は去年から取引が始まり、今年になって立て続けに依頼を頂いている. ほとんどの案件は現地の法律事務所や特許事務所からの依頼になるのだが、これまでのコレポンからコンサルティング会社だろうということが想像できる. 法律事務所等からのコレポンと違ってメールの署名が不十分だったりと若干リーガルな部分が気になる. しかし、こここのエージェントは先払いなのが嬉しい. 未払い金の管理は精神的にも悪く、何度リマインダーを送っても返事がないところもあるエージェントに比べれば、多少のイレギュラーなコレポンは帳消しに…

  • 老洋机とお別れ

    上海から静岡に戻ってきたときに買った事務机. 和洋折衷の雰囲気が気に入って神戸から取り寄せたもの. なんでも神戸の洋館の蔵出しだとか. 上海フランス租界エリアには雰囲気のよい喫茶店があり、こんな感じのテーブルでノマドワークをするのが好きだった. この机、一度、設置したら微塵も動かないような重量と、かなりの床面積を専有してしまう. このまま使い続けたいのだが、ここは思い切って断捨離することにした. 机を搬出するときに転がり落ちたコイン. 見ると昭和42年製造の100円玉だった. 粗大ごみにならず、次の主が見つかってよかった.

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