薔薇の木に薔薇の花咲く不思議なけれと/春泥を曳きづり土間にえへんおほん/索麺にすぐに手を出す暑さかな/山芋のほんわかお好み焼き旨し/移植して薔薇の芽 針のやは…
薔薇の木に薔薇の花咲く不思議なけれと/春泥を曳きづり土間にえへんおほん/索麺にすぐに手を出す暑さかな/山芋のほんわかお好み焼き旨し/移植して薔薇の芽 針のやは…
しばらくは山菜尽くし。九州梅雨入り。/大根のお道化ばばも道化たり/罪障のありや摘果の蒼き実の/蕨飯 童となりてお代わりす/どんみりと人の境に四照花(やまばうし…
林檎の摘果。また高梯子の人になる。林檎の木の下に行けばなにか分かるかもしれない林檎の木の下にはなにか埋まっているとか林檎の花びらは未だに清楚でだから林檎の実が…
山菜採りながら帰郷す。頭蓋をぬける翠風。★/縞蛇の昼寝の傍を通りけり/独活採りに谷の底ゐへ降りゆけり/独活掘りに鶯の声谷峡に/根曲がりの蒼き色など味噌で喰ふ/…
さみしくてたうたう暗証番号を入れたりするのですすると注文の多い料理店見しらぬ動物が親し気に現れて鏡の中でいろいろな仕草をして見せますずいぶん長いこと用もないの…
ガクモシナルナクンバ。花腐し。母の日。/茉莉花(まつりか)や祭り神輿の遠ざかる/アカサタナ字面は何処へテーブルへはみ出してゆく蟻の行列「学若無成死不還」ガクモ…
落花生、枝豆の種播き。カボチャの移植。梅捥ぎ。アルデンテ。/梅捥ぎや遠き空なとおっかさん/梅捥ぎやついに梯子のひととなり/梅捥ぎや指から零れ靴の中/つまらなき…
/芍薬の小花咲かせて蟻の径/紅ハルカ定植を待つバケツかな/紅ハルカ植ゑて畝間に涅槃風/春愁や蕪村翁と花茨/菖蒲咲くバイクに乗った青少年/山藤や谷峡(たにかい)…
皐月の草に分け入って。農事戦々(笑)花柄摘み。/ガビチョウのきれいに鳴いて皐月風/地に落ちて芽が出て双葉こんなとこ/松が枝の下に武者ぶる菖蒲かな/花腐ししと…
そろそろに五月の薔薇の初めにけり/花の四時あと追いかけて蝶の夢/柿若葉の窗より山のゆるみけり/柿若葉風待ち顔に日の光/雨上がり故郷の山 山笑ふ/赤は薔薇、紅は…
花火がドンと上がったあっちの方に人がゐるらしい花火玉を守っているのだ川が煌めき立った宙が蒼く冴えたあっちの方に人がゐて真っ暗闇の下黙って何かを守ってゐるこっち…
あそこには二輪艸が咲いてゐたが監視人がすぐ傍の小屋に屯していた。どこに行くんだとすぐに聞いて来る。目深く被っていた帽子を少し上げて、ギフ蝶がね谷川を掠めてゆ…
幣(ぬさ)廻し申す。苗の定植。幣を廻し申した/幣を家々に村の道々に廻し申した/長い綱に幣がひらひらして/病気や悪いものが入って来ないやうにと/道々に、家々にお…
山梨、飯山、津南、湯沢、往還───。折々は千曲川縁(べり)折々は小布施、松代折々は姨捨の丘折々は松本盆地諏訪湖へと、八つが迎える甲斐駒ヶ岳往きてはまた帰る津南…
野菜畝作りマルチング。ばーさんのTV体操。でっきるかな、出来たかな~。/木の芽時季やぶからぼうと引き返す/残雪や瀧音激し息烈し/トンネルに吸い込まれゆく山笑ふ…
山菜採り。こんにちわビール。邯鄲一炊の夢。/エドヒガン真ッ紅に咲いて雪の原/穴まどい雪の洞から迷い出て/山菜やす黑なりゆく爪の腹/野奴の神楽となりて蕗の薹/山…
村落のおてんま共同作業、朝の溝浚い。うから、親戚縁者が来訪、墓参り。引き続き梯子の人、松芽掻き。/うから来てみなよく食べ且つ笑ひ牡丹咲く/よく笑ふ子になりにし…
さやうならチューリップ。藤房にクマンバチ BUZZZZ。カボチャの苗床づくり。/菜花喰ふ我が姻族は青虫族/藤娘 簪(かざし)に揺れる風誘ふ/湧いて出てクマン…
舞へ舞へ梯子人、うまく舞ふことが出来たなら空の仲間になれるだらう。松芽掻きの周りには鳥語があふれる。燕の飛翔は空の淡いを感じさせないほどだ。庭先には蝶も遊びに…
翠摘み。冬用タイヤ交換。ポポの辺りが火事ですよ。元肥を買いに。デイの日。/チューリップ末期は風に紙風船/翠摘み梯子上れば涅槃西風(ねはんかぜ)/芝桜遠目に見て…
野沢温泉ほにゃらら春スキー。行って来ました野沢温泉春スキーです。まずは全面ガラス張りの高速ゴンドラで頂上へ。リフトを乗り継いで毛無山頂上に出ます。朝一番はガス…
さらさらと時は流れて花屑の下照る道を歩みなん指折り数へ甍へと花吹雪舞ふよしなしことも消えて顕る神さぶや幹の片辺に掌を当てて水流を聞く幹の間に人影過ぎていざやい…
デイの見送り。ジャガイモの畝寄せ。ネギボウズ。/欠伸して畑の隅や葱坊主/お気張りや葱の行く末ネギボウズ/老描の道横切るや花芥/山椒の芽吹きなにやら蝶躁ぐ/処方…
ぼくは聞いてゐますよ、と云ふから振り返ったら今年は君子闌が咲いてゐた。 ナラティブとして森に入ってニホンカモシカと対面。大きな木が倒れて来て─── 父は穴を掘…
ばばとお花見。桜の下枝を引き寄せて触らせると、やはらかいいい匂いがすると云ふ。見えるのかなと聞くと見えないけれど、酔いつぶれるほどだ、アリガタイと幾度も呟く。…
青の螺髪。蟻の字。/門柱に寄りしタンポポそのまゝに/まだかよと春を待つをの屈み見る/トリセツを開いて閉じて芽掻き時季/薔薇芽ぐむ痛いと云へば生(い)きのこと/…
春を勤しむ。/もぐらもぐゲレンデの下春でぶん/春が来てリフトの翳のものしずか/ちょろちょろと岩を濡らして春の水/コブ斜面撥ねられてこそ青春賦/チューリップ花の…
清里サンメドウズ。冬の背(そびら)、冬の葬送。青の滴らんばかりの春の空である。清里サンメドウズは八ヶ岳山麓に。見上げれば八ケ岳上空は幾筋もの飛行機雲が交差して…
★智笑ポエム「春の芽吹きのほつほつと」(Trump's Tariff)
/冴え返る北の国から雪便り/気が付けば春の芽吹きのほつほつと/白梅の花衣脱ぎ、芽青し/この寒さいっそ雪でもとおもふかな/芍薬の丈の高さを手尺にて/午後になり雲…
家族会。中央道は青の芽吹きが。小仏高尾に桃色山桜が山懐にちらほらと。釈迦堂に花桃を観に。/春の闇どこか温(ぬく)くて落ち着かず/中央道青の芽吹きのチチチチチ/…
除草機───春の始動。ば様をショートステイに上京。ご近所“瘤寺”自證院の桜。/除草機のダイナモ春の始動する/霾(つちふ)れりフロントガラスざ~らざら/蕗ッ葉の…
故郷は桃源郷になりぬるを。/八つの風孕みて盆地花真っ白/春愁やティッシュ即ち花の山/お湯割りやいちご大福食べたいな/ばーさんに訪問入浴ラッセラー元気若衆爪切り…
春が来る。あの雲のやうにとりとめもなく憂いが深まる口遊む、ににんがさん、さんしがごごは口遊む石になる畑にあり庭にもあるそして躓く雲は遠くに在ってけふは初燕を見…
桜の花を想ひ立ちて。/ゆさゆさと大枝揺する花の雲/花待ちやブルーシートに文庫本/宜(むべ)なるかな「3.11」に桜かな/無垢になりたしと謂えどさくらさくらかな…
花盛り。ばあさんが帰って来たよって階段をまろび下りる/ほんとだ4時20分ぴったりだね/庭を横切って緑の送迎車に/「お帰りやばーさん」/けふは風が少しある/はよ…
お花摘み。大風、黄砂。デイに見送る。/破レ蝶の墓に現る頼りなさ/大枝をバッサリと剪る花の宴/お花摘み花粉のことは置いといて/東風吹いて花一斉に披きけり/開花し…
春や來る。/大嚏(おおくさめ)骨盤底筋顫わせて/水仙花今か未だかともどかしく/もういくつ寝ても覚めない認知症窓辺に寄りて手を合わせする/芍薬と牡丹の芽吹きいそ…
玄牝(げんぴん)をうるほす───2025,3,22みうらじゅん『様々な弥勒とワッフル』 再三わたくしは石でないことを確かめた石でないばかりか木偶でもなさそうだ…
春分の日「日延べて春と冬との引き合いて」翌日、八方へ日帰り。言語ぢゃない言語を求めて。/饅頭のやはりこはいと彼岸かな/薄皮の饅頭の爪楊枝かな/春工房、パンと饅…
/砂糖菓子に消える沫雪春の雪/健気にも雪乗せ耐える梅雪花(ばいせつか)/雪降りてマルチに積もる芋の床/藁ずとの手当ては皇帝ダリアかな/かーさんに云はれ畑に葱掘…
彼岸入り。3/18はじ様の祥月命日。ば様を車椅子にお墓参り。/畑に出て祥月命日芋植ゆる/花冷えは桜ばかりか梅の花/水仙は墓参りとて採られけり/この径は村の午後…
韮摘む春に爪を汚して───/希望めく牡丹の芽吹きあからえく/もっとと云ひ未だとも云はんナツズイセン/雁首を揃えて仏間落椿/一本(ひともと)の梅にまつはる一つ家…
2025,3,16内田あぐり『動く人』 すると古びたドアが朝に開いていてすると朝の曙光が部屋に影をつくりどこかで山羊の鳴く声がしてどこかで追いかけるやうに小鳥…
/食卓に景色に水に春でぶん春は苦味であったり、春は潮滴らす貝であったり和布蕪であったり、新鮮な緑野菜だったり、妻はずい分奮発したなぁと思いきや、安いマグロの端…
おびただしい世界がぼくの隣りを流れて行ってぼくが一ト鍬畑土に撃ち込むたびに眩暈となって僕を襲って来るぼくは掘り起こされてのたうち回ってゐるミミズを見ていてその…
たったポチっとしたこれっくらいのことしか無かったのでとっても恥ずかしく思ってゐる庭の端っこに佇って何往復かしたたちまち芽が紅く出ているものもあってびっくりさせ…
「白梅の明ける夜ばかりになりにけり」 なにしてたのって落ちるに任せていた花瓶の花を抱いて黒い水が流れてゆくのを見ていた墓石を呑み込んで有線放送が空に突き刺さっ…
ば様の認知の森。セピアの古いモード雑誌をばらけさせて。古い土蔵の家があって/傘を掛けなきゃいけないと盛んにば様は口にしてゐる/ご先祖さんがいっぱいゐるお仏壇の…
春は苦味。sewing 。ドコサヘキサエン酸。テンペスト。/sewing granma 運針は春便りお着物が自前で縫えたば様が、今じゃ布巾もあやうい。/春は苦…
家族集合。ゼレンスキー氏、大統領府前で。ゼレンスキー氏のお手紙。トランプ大統領の施政方針演説。/楽しみは家族仲良く打ちそろひもの喰ふときの笑顔うれしき/かーさ…
手紙を出したい。瓶に詰めて海に流したい。鯨なら背に乗せて遠くの異国にまで運んでくれる。砂漠では砂に埋めたい。サソリが探し出してくれるでしょう。真理は真っ赤なサ…
/並び佇つ春と冬との惑ひかな往ったり来たり慌ただしい。ば様をショートステイに上京。/籠もり居の春立つのたりのたりかな/湯豆腐やことりほてりと酔ひにけり/草青む…
緊迫、OVAL大統領執務室。キタアカリ種イモ植え。訪問入浴…ば様の日記───「何もない」「わからない」「誰もいない」辛うじて判読できる。25,2,28「手を引…
★智笑ポエム「紅白に咲いて三千世界かな」(山火事/minerals)
白梅に紅梅に。林檎の木の剪定修正。山火事。minerals。/東雲(しののめ)の春やはらかく明けにけり/芽吹きける林檎に和毛にこげかな/角ぐみぬ牡丹の根方に水…
黒い土をわしづかみに待っていたと思うんだけれどどうだい再起動しなさいと急かされるバインド線がやがて陽に輝いてキラキラする近隣近在の人たちがやって来るサケやマス…
寒波後梅花。/八つ颪の風にかしづく盆地かな/リハビリや家居少しも温まらず/黒檜山寒波来ている気を付けて !娘はコーチを頼んで赤城山は黒檜山登山に。/寒くても昭…
北横岳ロープウェイ、ピラタスゲレンデ。お客様は半分くらいが北横岳登山の方たち。人気だね。『だれやみ』センセは小淵沢で学者やってんど/でも奥様が3年ほども前に亡…
静かな日曜日。2/23(日)晴れ。静かな日曜日だ。静かな日曜日に賛成する。お布団を干し掃除機をかける。控えめでつつましやかな日曜日。ば様はテーブルに指を組みお…
ドナルドを呼ぼうよ地球のあちこちに火を点けまくって少しも暖かくならない寒くなるばっかりだ悲嘆が増えるばっかりだまるでどうかしている正気の沙汰とも思へない自分の…
三寒四温。行きつ戻りつ。/ばーさんをデイに送りて終日(ひもすがら)両手の中の閑ありがたき/粗土や畑やはらかき蹠(あうら)かな/ほうとうや外表は寒波で恋しがり/…
しずかに耐えるやうな季節の下にあって声を潜めて口を閉ざしきっと不幸が喉元にあってそれが邪魔をする地が渇きすぎてもいけないんだみんな喋らなくなって味気ないみんな…
ウクライナ分割 Ⅱプーチンの「特別軍事作戦の目標」・中立化・非軍事化・非ナチス化今朝のニュースではトランプは、「ゼレンスキーは選挙無き独裁者」「うまい汁を吸い…
ウクライナ分割 Ⅰけふ(2/19)のニュースでは情勢はどんどんウクライナ不利になってゐる。トランプはウクライナの大統領選挙を持ち出した。あげくゼレンスキーが戦…
ダッフォディル。/洗車して撥ねにねぎらう雪の道/洗車して三寒四温待つ心/ワックスを掛けて洗車や冬の翳/余り水松芍薬に洗車して(季語めちゃくちゃ。ただ洗車後植栽…
「三寒四温」───/冬の朝漢字を分解していった/コンコンと咳出て唯識論論ず/俎板の音聞く朝の温きかな/ちいよこれいと無きにしもけふバレンタインデーば様の誕生日…
どこかをいまもどこかからかいまも拾って来るいまをささげもつ回想を野に捨てしものを どこかに今も忘れ得ずに激しく抱いて水流が地下を流れゆき溶暗のなかへとめどなく…
22,5,13マリウポリ地下シェルター、アゾフ連帯負傷者 水曜日は忘れない水曜日は拘束されて誰のために自由に歌えると云ふわけにもいかない水曜日はだれかが別れる…
/春耕す卵の値段上がったわよ/ジャガイモの芽が出てそれを買って来る/釜揚げや湯気白く山葵真新し/エアコンを寒波の去りし日に付けし🌸世間は暖かくなって来た。/有…
ウクライナ分割。パレスチナ、クルド人などの新国家建設。国家───人民、憲法、言語、通貨、インフラ設備、産業。社会保障、教育、医療…超大国アメリカの出番です。ロ…
建国記念日の日に思いつくままに。さあ、こうしましょうか。ロシアがいま占領しつつある領域を一度白紙に戻す。そもそも主権と領土の一体性は、人類が長いこと血と血で争…
春や春。寒牡丹は上野東照宮(FB山崎信成氏)/納骨の過ぎればみなで献杯す故人のことは酔いの彼方に/生と死はただ事ならずとなりでは子どもの遊ぶ声動(ゆ)るがるれ…
お日様にこにこにこにこお日様石垣ほこほこほこほこ硬いカネチョロぴょこぴょこピョコピョコひとり風のまにまにこちらを向いてあっかんべーと舌を出す2023,1,21…
雪の朝。/あからえく万年青(をもと)に雪の白さかな/淡雪に陽が射すほたりぽたり哉/自由律ぷかりぷかりや春の雲/春風や渡る世間に鬼はなし/初雪や庭にためらう一歩…
めんどうだそれには右足から入れることになってゐるどうしても左足からではないやうだだれかが決めたわけでもないやうだただ左足から入れやうとすると躰が傾いておっとっ…
マンションに穴を掘ってゐるけふのベンはどこへゆくのかなまるで臭い臭いチーズにでもありつけるとかようやくキャベツの値段が落ち着いてきた量り売りなんか今さらないけ…
1960白髪一雄「天敗星活閻羅てんぱいせいかつえんら」1998吉田克朗「触 春にV」24,6,29日経 /悴んで鬼の手握る温かい/おぼつかな接吻はなく節分や/…
/節分やクリクリッしたる子供たち/春殺や地に棲むモノのとめどなく/春殺や国会内の外のこと/春殺やよくなきことの立て続け/中央道ヤクルトのビル筒形に国立府中山茶…
/釈迦像はうしろ姿がよかりけり春の陽光(ひかげ)にほならほなりと/花探すきっと丘には福寿草/パセリセージローズマリー呪文となりて春奔る/Parsley, sa…
納骨。/畳の目数ふる般若波羅蜜多合同法要ハーブの丘に/陽光に春の気配や清々し見送り人に坊さんの声/鐘の音に誦唱の声のくぐもりてみな罪障の溶かしゆくかな/護摩焚…
/snsで戯れてまた戯れて冬日かな/短日やsnsに戯れて/なにも無き一ト日であれば切山椒/リハビリやばばに小春や日の廻り/着ぶくれて畏まりたるデイの朝/山茶花…
日が照ったり翳ったりふと、天を仰ぎ人の遠くを見て「道に眠ることになるのかな」と彼は云った空は海と同じくらいに蒼いのにどこかへさへも行けない2025,1,27ガ…
金魚が部屋を泳ぐ金魚はブックの上でひらひらヒレを動かしてゐるよそんなところにブックを置いておくなんて奇特な人だ一個の契約すら見当たらないでも少しでもあり得ると…
出張先塩釜から娘が宅急便でお魚さんを。ば様ベッドから落ちて左側頭部から出血、救急車を呼ぶ。/拡声器の音の間遠に回収車/蠟梅をスマホで見せし春や春/蠟梅の薄紙ほ…
或る時再三わたくしは石でないことを確かめたあの青いインクは呪文で空に垂らすまるで虹のやうに広がり滲み人々を空の下に拘束する1958Rene Magritte …
/妻の手に光集めて蕗の薹/まず一句今年の蕗に奉れ/二度三度梅花まだかと木の下に/バターパン蕩けて光三月(やよい)めく/水仙の光さやかに悪びれず/義兄さんの腰痛…
★智笑ポエム「説諭」(運命とは何か/偶然には何か意味があるのか)
「慈悲を」『説諭』ブッデ主教トランプ大統領に米国の首都ワシントンの国立大聖堂で礼拝を指揮するブッデ主教=2025年1月21日、AP 高職者は壇上から説諭される…
破れ家に裏木戸引き戸交換。米国大統領トランプに。大統領令100本 !?世界の民主主義の行方。「心以外は洗えます」妻はおじゃけて洗濯機老々介護梅に花咲く/破れ家…
春や來るらし。/あら不思議富士におくるみレンズ雲あれに見ゆるは春の音づれ/小春日や媼は畑に背伸びする/蕗の薹坐像の形に見えなくも/蕗ッ玉早緑みどり元気づく/大…
2024,3,22オーガベン『こころの宇宙』 ぼくはしてきてしまったらしいぼくは歩いてきてしまったらしいぼくはどうも手で探して探し出してきたらしい目でも見てき…
/あの先は冬野なりけり道さみし/蕗ッ玉のそろそろ漫ろ行ってみる/その勁さ寒さ敢闘蕗ッ玉/棚下や剪定の音悴んで/白銀や落差楽しむ老いの坂/冬雀拳に羽叢ふくらませ…
最近は云はなくなったね「どこいくの」ってだんだんわかって来たんだよねデイへのお出かけだって「お風呂にも入れてもらえるよ」って妻の言葉にも乗せられてんのかな自分…
日溜まり朝焼けは多分気が付かない外では少しずつ日が長くなって来た 朝ごはんはずいぶんはかすすんだねリハビリもいやがらずに家の中を行進したお仏壇の前ではご先祖様…
スキー、テニス、ベイスボウルの紅顔の美少年(美少女)もはや㐂寿を超え、後期高齢になって来た。幾たびか乾杯を重ね、みな息災無事を言ほぐ。まさに「生きててよかった…
上京。甲府盆地を出でて東京へ。新年会第一弾。献杯。/農人の脚立の上や冬麗(うらら)/冬麗(とうれい)や蒼き山腹冬霞/甲州はぐるりと富士に八ヶ岳、南アルプス甲斐…
2021,7,18佐藤泰生「マスクに愛を 夜明け」 あそこには心臓があってどっくんどっくん台所のどうも左上の方にある朝起きるともう温かい熱を持ちその周囲が明る…
妻にケーキ工房。/電線に歳従へて茜雲/残月や愛しきことの透きとほり/里芋とネギこいでくる畑初め/紫陽花の枯葉を取れば冬芽かな/防災の有線冬は火の用心凍結注意繰…
男が泣くんだぞほんとうだぞミサイルが割れた地表も割れ、割れたミサイルから蝟集する蝶が飛びたった23,10,31ガザ難民キャンプに空爆「大虐殺だ、言葉にならない…
悴んで。松明けて。デイの日や。/霜踏んでディに送りし松青々/FBから報せが届く誕生日アイツぁこの冬七回忌だよ(FBの不思議なお仕事)/仏前にポンカンじっと我慢…
2023,2,21吉野友菜「祈り」(富山高校)朝日新聞 とまれ鳥たちは電線に留まり人々は真黒な塊りにどのやうにか信仰が無い人でも回心か、心は変わってゆくものだ…
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薔薇の木に薔薇の花咲く不思議なけれと/春泥を曳きづり土間にえへんおほん/索麺にすぐに手を出す暑さかな/山芋のほんわかお好み焼き旨し/移植して薔薇の芽 針のやは…
しばらくは山菜尽くし。九州梅雨入り。/大根のお道化ばばも道化たり/罪障のありや摘果の蒼き実の/蕨飯 童となりてお代わりす/どんみりと人の境に四照花(やまばうし…
林檎の摘果。また高梯子の人になる。林檎の木の下に行けばなにか分かるかもしれない林檎の木の下にはなにか埋まっているとか林檎の花びらは未だに清楚でだから林檎の実が…
山菜採りながら帰郷す。頭蓋をぬける翠風。★/縞蛇の昼寝の傍を通りけり/独活採りに谷の底ゐへ降りゆけり/独活掘りに鶯の声谷峡に/根曲がりの蒼き色など味噌で喰ふ/…
さみしくてたうたう暗証番号を入れたりするのですすると注文の多い料理店見しらぬ動物が親し気に現れて鏡の中でいろいろな仕草をして見せますずいぶん長いこと用もないの…
ガクモシナルナクンバ。花腐し。母の日。/茉莉花(まつりか)や祭り神輿の遠ざかる/アカサタナ字面は何処へテーブルへはみ出してゆく蟻の行列「学若無成死不還」ガクモ…
落花生、枝豆の種播き。カボチャの移植。梅捥ぎ。アルデンテ。/梅捥ぎや遠き空なとおっかさん/梅捥ぎやついに梯子のひととなり/梅捥ぎや指から零れ靴の中/つまらなき…
/芍薬の小花咲かせて蟻の径/紅ハルカ定植を待つバケツかな/紅ハルカ植ゑて畝間に涅槃風/春愁や蕪村翁と花茨/菖蒲咲くバイクに乗った青少年/山藤や谷峡(たにかい)…
皐月の草に分け入って。農事戦々(笑)花柄摘み。/ガビチョウのきれいに鳴いて皐月風/地に落ちて芽が出て双葉こんなとこ/松が枝の下に武者ぶる菖蒲かな/花腐ししと…
そろそろに五月の薔薇の初めにけり/花の四時あと追いかけて蝶の夢/柿若葉の窗より山のゆるみけり/柿若葉風待ち顔に日の光/雨上がり故郷の山 山笑ふ/赤は薔薇、紅は…
花火がドンと上がったあっちの方に人がゐるらしい花火玉を守っているのだ川が煌めき立った宙が蒼く冴えたあっちの方に人がゐて真っ暗闇の下黙って何かを守ってゐるこっち…
あそこには二輪艸が咲いてゐたが監視人がすぐ傍の小屋に屯していた。どこに行くんだとすぐに聞いて来る。目深く被っていた帽子を少し上げて、ギフ蝶がね谷川を掠めてゆ…
幣(ぬさ)廻し申す。苗の定植。幣を廻し申した/幣を家々に村の道々に廻し申した/長い綱に幣がひらひらして/病気や悪いものが入って来ないやうにと/道々に、家々にお…
山梨、飯山、津南、湯沢、往還───。折々は千曲川縁(べり)折々は小布施、松代折々は姨捨の丘折々は松本盆地諏訪湖へと、八つが迎える甲斐駒ヶ岳往きてはまた帰る津南…
野菜畝作りマルチング。ばーさんのTV体操。でっきるかな、出来たかな~。/木の芽時季やぶからぼうと引き返す/残雪や瀧音激し息烈し/トンネルに吸い込まれゆく山笑ふ…
山菜採り。こんにちわビール。邯鄲一炊の夢。/エドヒガン真ッ紅に咲いて雪の原/穴まどい雪の洞から迷い出て/山菜やす黑なりゆく爪の腹/野奴の神楽となりて蕗の薹/山…
村落のおてんま共同作業、朝の溝浚い。うから、親戚縁者が来訪、墓参り。引き続き梯子の人、松芽掻き。/うから来てみなよく食べ且つ笑ひ牡丹咲く/よく笑ふ子になりにし…
さやうならチューリップ。藤房にクマンバチ BUZZZZ。カボチャの苗床づくり。/菜花喰ふ我が姻族は青虫族/藤娘 簪(かざし)に揺れる風誘ふ/湧いて出てクマン…
舞へ舞へ梯子人、うまく舞ふことが出来たなら空の仲間になれるだらう。松芽掻きの周りには鳥語があふれる。燕の飛翔は空の淡いを感じさせないほどだ。庭先には蝶も遊びに…
翠摘み。冬用タイヤ交換。ポポの辺りが火事ですよ。元肥を買いに。デイの日。/チューリップ末期は風に紙風船/翠摘み梯子上れば涅槃西風(ねはんかぜ)/芝桜遠目に見て…
緑彩それぞれのままに───/紅葉紅葉あのプロペラーの大宇宙/蝶泊めてしばし思案の毛蕊花(もうずいか)/ジャガイモの花芽はゆきずりしまゝに/梧桐に鳩の巣隠し緑雨…
上京。単身赴任。田舎の十薬と新宿の十薬。/富士は未だ雲に隠れし雪の峰/釈迦堂に寄り植栽を見て中央道/ドクダミは可愛さうだ十薬と呼びたし/勝頼の無念 緑に見え隠…
ぼくは始祖鳥になりたいなんて絵本の中に閉じられた1933小石清「僕の若さの中に、僕の肉体の中に、僕の太陽は棲む」 社会の窓って云ふんですか間抜けです開けっ放し…
われわれはすべて精神現象学である。或る鳥はまったく葉っぱのやうに屋根瓦を滑り落ちて来た。2022,5,28ARTS ISOZAKI 詩画集「見者」 朝、目覚め…
「唐さんのあちらにいってもシャレのめす花園神社ゴールデン街」「唐さんの昔なつかし停車場の花園神社、腰巻お仙」1967夏、東京・新宿の花園神社のテント劇場で上演…
最期の芍薬。ば様の散髪。義妹の誕生日。深大寺の薔薇園のこと。/芍薬の一期一会の日和かな/芍薬の仕舞ひと咲いて一期かな/絹さやの炊き込みご飯誕生日義妹に捧ぐ卵散…
梅捥ぎにゆく─── 美しい日と云ふものがあってすべてに成長著しい遠慮は要らない、と云ふのであった軽トラでゆく土手にはキツネノカミソリが咲いていたかーさんと梅捥…
畑芥を燃やす。雑草成敗。「雨が来るよ」───何してんのって/草むしり、草を引いてゐる/けふは朝6時半に畑の芥に火をつけて燃やした/家庭ゴミもついでに燃やした/…
円安。ああ、なにか悪いことが起こらなければいいが…。 いくら退職金もらったのか国民に公表しなさい。「国民に尻拭いさせ大綬章」(朝日新聞)黒田東彦前日銀総裁のこ…
雨は閑閑となむ春雨、だもの緑雨は畑をうるほす植栽を潤おす蜘蛛の絲にしげくいと、しずかに隠れてゐしものも出ておいで 燕たちの番にもやさしく水路伝いに海へと連れ出…
立てば芍薬───/草引いて花壇に呼ばる私かな/初蝶にあらず初蚊に射されをり/藪漕ぎややぶさかでなきゆくへかな/丘に生まれ星に育つ兒のよい子/虫の目やものの芽の…
新聞を広げるクシャ、kushaかもしれない見ろと云ふ為替の図表が上を目指してゐる空は晴れで真っ青である音が無音に感じたころ玄関の外の道をSSが奔って行った晴れ…
花の時候にてさぶらう。候、さうらへば、ござさうらう/花の時候にてさぶらう/あわただしくせわしなく傍らを過ぎてゆく/それなのにいかん、いかん/ちびっこ松を忘れて…
聖五月へ───山菜採り、湯沢地区。五月の風は人を貴族にする。況や“緑のたぬき”とや。根曲がりを藪漕ぎに、山独活も薫り高く野辺に頂き、丘に登ればわれらがサンクチ…
芍薬の牡丹の後を追いかけて───そして単身上京。/小菊小菊風に愛らし小首かな/穴開けて南瓜の葉っぱウリハムシ/芍薬の牡丹の後を追いかけて/芍薬の玉結びゆく蟻の…
うんうんと外の雨が応えるなんだ、雨神か屋根の上、軒の辺り、畑、生け垣に 引っ越したんだってうんと高い処へ雲の近くに雨神がすぐ窓辺まで寄って来るそしてまもなく雨…
ぼくは畑の縁を巡り緑の番人になるbuZuuum、ミツバチを連れて歩くぼくは緑の番人で花の番人で時々家の中を硝子戸越しに覗き見るばあばは花の四時のうちにお休みに…
呼んだ呼ばれたかい呼ばれたやうだ2024,4,22町田久美『お暇』 私は犬ではないんだ眼の奥にご主人様を見ている一方で私が見ているのは餌だ喉の奥から思はず手が…
作物の苗を土に下ろす。/ニュースでは農鳥出たよ富士の山/低山に雲懸かりけり夏めけり/畑巡りアスパラを採り帰りけり/松芽掻き爪の汚れを気にかけず/紙衣シンメトリ…
/松芽掻き人は齢をとる松青々/松生々亭主梯子に芽掻きかな/梯子して永き会話を独りごつ松に登れば松の応える/剪定や「松は縮める」梯子して弱き枝など探し見るかな/…