蕨飯。鱧の湯引き。文旦。/灰汁抜きやワラビは水で晒しけり/思いっきり山菜うどんの蕨かな/文旦は徳島からの便りかな/文旦の俎板に在る俳句めく/初夏や鱧の土産を娘…
蕨飯。鱧の湯引き。文旦。/灰汁抜きやワラビは水で晒しけり/思いっきり山菜うどんの蕨かな/文旦は徳島からの便りかな/文旦の俎板に在る俳句めく/初夏や鱧の土産を娘…
翠巒(すいらん)、いよいよ翠深く。山藤に桐の花の紫。タニウツギの紅色。山独活、根曲がりとワラビに遊ぶ。/王滝に色を濃くして千曲川/残雪にタニウツギ咲き初めにけ…
5/12、晴れ、神楽ゲレンデ。雪無し、バケバケ。穏やかである。平和だ。相変わらずのコブ斜面。乾杯、琥珀の色、新緑が萌える。スキーシーズン最終日、息子と。マンシ…
母の日。花に淫す。/線香の燻り五月の薔薇の願ひ/ゑう無きに芍薬の花尋ねけり/花に淫し芍薬の花何度でも/大風の吹いて夏日や厭な感じ/放棄地にナヨクサフジの惜しげ…
けふはロシナンテにまたがって放棄地の刈り払いです。/柿花に生理落下の始まりぬ/蟻の如芍薬のこと花遍路/松芽掻きもう小さきがほころびて/新梢に一房そんな決まり事…
じゃが芋の土寄せ。芍薬三号が花苞を膨らませてきた。/どの家にもアヤメ花咲く盆地かな/花柄摘み生いっぱいを詰め込んで/なむなむをして花柄を捨てにけり/芍薬の生ま…
今は芍薬二号が盛りです。/柿の花仄白ければ母恋し/五月の薔薇 花赤ければそんなこと/愉しみは花の所在をうろうろとへ巡り歩きて声かくること/愉しみは畑に降りて朝…
入笠山登山パラグライダーが真っ青な空に浮かんでゐる。気持ちよさそうですね。太タイヤのマウンテンバイクが林間の急斜面を蛇行してゆく。カラフルなヘルメット、若者た…
美しい花がある───罪障のある者も無き者も/ずらっと雁首を並べて/そして待っているのです/奇跡は起こるべくもない/ただ美しいものは美しいままで/花は、蜜蜂の翅…
林檎の摘果、了。朝はいつものやうに小菊、露草を見る。芍薬一号は花殻になって来た。ぼんやりしているといつの間にか農事が詰まって来る。午前中も遅くなって林檎の木に…
燕とおじさん。燕が廻旋していったな/おじさんは不寛容になったのかな/おじさんの不機嫌な顔/作業場の小暗い奥でも/畑の雑草のなかでも/齢をとったなぁ/だから無口…
句作───葱坊主に添えて。/キスしませうか花と花の鉢合わせ/グラサンをかけて山緑いよゝ濃き/驚きや雲立ち上がる九条かな/仕合わせなネギボウズさへ不穏かな/モス…
★智笑ポエム「五月の山に登りましょうか気鬱が霽れるやもしれませんね。」
五月の山に登りましょうか気鬱が霽れるやもしれませんね。/ロシナンテ畑に置けば孤独だな刈れドきり無し青生す草に/紅(べに)点す青の空には庭石楠花/花腐(くた)し…
村祭り。幣縄を張り巡らす。まったく村ぢゅうがごきげんよくて幣を縄に縒って張り巡らせおみさきさんの祭だってたよみんな角々に歩み出て家々から出て来て結界なんだねひ…
百姓はいそがしい。道にはみ出しものの剪定、伐採。娘は有田陶器市へ一泊で。/花活けて花の無聊を知りにけり/顛末は花咲くことの宇宙論/裏木戸は開けたまんまや翠風/…
一喜一憂、苗の活着。雨上がりに陽の光。うれしいね、だいじょうぶそうだ。妻は降圧剤使用に。/冥利冥加たのむたのむと花腐(くた)し/子らの声遠ざかりつつ四月風/園…
娘は筍掘り。夫婦は野菜の苗植え。/ベランダで手を振る吾娘(あこ)に四月風大きくなって親を見送る/つい破顔筍掘りて云ふところ/筍掘り熊とは遇はず人見ころ/野趣勝…
花のことは花に問へ。苗の植え付け。不道徳な文明。/本マグロ桜の季節過ぎつゝも/山下りてしばらく山菜うどんかな/花のことは花に問へとや牡丹散る/芍薬や牡丹の後の…
春色天に至れり。/惜別の辞 藤房に牡丹かな/アイリスの背中(せな)を伸ばせる畑の隅/アイリスの花解かれゆき紫に/雪溶けてほつほつ翠蕗の薹/山桜あんなとこにも桃…
花在り、惜別たり。/芍薬の珠は小蟻の臺(うてな)かな/何時集合になりますかと春のお出かけ/夜の夢やジャーマンアイリス目覚めつゝ/日日草蔓にしあれば日の送り/ま…
牡丹、藤房のいよいよ終末に。庭の芝刈り。洗車。富士に農鳥。/春四ン月皇帝ダリアものめくや/颯爽とトラクターゆく田の畔に富士の高嶺に農鳥出たよ/絹さやの蔓化けか…
花の四時。風光る。過ぎゆく時計。/嬲られて蜂花房をまろび出る/風力8 甲府盆地に風光る/柿若葉ばかりではなく新樹光/ダイブして我が意を得たりツバクラメ/黒檀の…
花の気持ち…作物の畝作りマルチ掛け。娘は阿智村に花桃を観に。/片陰や藤房そっと動きみる/藤房の裾長ければクマンバチ/藤房の揺れやとまってクマンバチ/芍薬の芽掻…
野菜作り、まず溝掘り、穴掘りから。 /クマンバチ去って初蝶書割に/春の穴作付けせんと深く掘る/元肥が足りんと思ふ買いにゆく/トリセツを何度でも読むマルチかな/…
松手入れ了。牡丹鐐瀾。藤の花房滝傾り。じゃが芋の土寄せ。/お茶菓子や松の手入れを了とする/ブラームス空に流れてハナミズキ/前線の桜の色に海わたる/燕尾服やあゝ…
藤の花房。松手入れ。来客あり。/来客がありて梯子を松手入れ/来客のありてよろこぶよもぎ餅/午後の部や梅の若葉のあからえく/須臾(しゅゆ)の間や邯鄲の夢藤の花/…
チューリップはさやうならだ。牡丹が咲き初めた。翠摘みまだ半分。藤房にはBzzzzzzzz ♪夏日予報だよ。/紫木蓮鵯の躁ぎを余所にして/花韮は庭の秘密の場所に…
存間「存候間」=0と1の間/葉桜にやうやくなりて落ち着きぬ/春雨や軒叩く音ねむくなる/花活けて部屋巡りして妻の謂/花の枝妻はリンゴの木の下に/柿若葉藤房の花一…
松芽掻き。芍薬と牡丹と。花の四時。/芍薬と牡丹の蕾競ひけり/楽しみは三時のおやつ松芽掻き/剪定師の縁側刻や拱手して/射干の花一瀉千里と云ふ言葉/翠摘みぴょんぴ…
管理機を転がすダイナモの音、刈り払い機は全開、除草剤も出動。/にっよほりとアスパラの地、睥睨す/管理機の音刈り払い機の全開す/過ぎたるは及ばざるごと桜かな/チ…
今年も松芽掻き開始。風力8 。築百年の陋屋はいたるところガタピシとうるさくてしょうがない(笑)。トランプは嘯く“石器時代”。TACOTACO上がれ。平和になる…
モア乗用除草機青草刈り。/木の芽雨木の芽ばかりか草までも/草笛やカラスノエンドウ嫌われて/棚下で長話して日永かな/庭に出て子どもと遊ぶ春愁い/ハナズオウそぐは…
柿若葉。じゃが芋の芽のおろぬき。野良に子どもの椅子。/柿若葉お~いお茶にでもしやうか/鵯は厭だね満天星(ドウダン)の蜜吸い/カネチョロの腹温めて石の上/お気張…
春一斉に駆け足で。春一斉に大股で。/紫木蓮鳥発ち花の破(ヤ)れしかな/幾たびも芍薬の芽立ち見に行けり/チューリップの黄色水仙の黄色かな/葱坊主畑に散らしそのま…
皇帝ダリア芽吹きけり。/チューリップの午後 午睡にぞ入りにき/ムスカリの子ども大きく大家族/絹さやは初物皿に飾りけり/菜畠や玉子炒めのスクランブル/アスパラの…
釈迦堂に花見山を訪ねる。/花守の背中(せな)まがりけり花見山/花守の指さしにけり花の丘/連翹の門を潜りて花の苑/夫婦して老ひける花の茶店かな/茶店には山のこご…
家族会と映画鑑賞と。ぼおくらはもの喰ふ人らになりました。七時ころには集まるのです。妻はせっせと握りをこさへます。息子は上野に行って特上の珍しい部位の肉を仕入れ…
★智笑ポエム「何処クークー、何処クークーとばかり啼ていた。」
何処クークー、何処クークーとばかり啼ていた。1956深沢幸雄「めし」 腹が笑ふ/心弱くても優しければいいじゃないか/ところがそうはいかなくなった/腹が減った/…
さくら、さくら、桜…スマホかざせし色の春。/命日や一炷(いっしゅ)さておき花満開/坂上がる寺院を廻る桜花/水流や桜花の幹の兀兀(ゴツゴツ)し/マスクして手袋を…
乾杯に献杯。/乾杯に献杯をして春の宵/黄な粉かけよもぎ団子を召し上がれ/よもぎ餅もちもち口の間に合はず/老人よ大志を抱け土筆ン子/献杯や故人も酔ひぬ春の宵当た…
朝は畑に。SSの盛んなる音を聞いて、上京です。/はびこって我が世の春と仏の座/葡萄樹の芽吹きSSの盛ん/道々はスマホで遊ぶ桜かな/八王子まで来て欅の緑かな/中…
枝垂れ桜。ネギの植え付け。タイヤ交換。パン工房。/道祖神の祠に懸る枝垂れかな/依り代や幣(ぬさ)に風吹く枝垂れかな/春風や妹背の鬢(びん)を褒めそやす/チュー…
イラン・ペルシャ───オマル・ハイヤームを詠む。放棄地にひとり花守。春雨や…/俤や炎(ほむら)と咲きし雪柳/歳毎にきみの俤雪柳義弟の祥月命日は3/29。零下と…
おしなべて花の気持ちは分からんて。里芋の畝を仕立ててマルチかな。春雨や…/春雨めや桃の花なと紅しぐれ/石灯籠に背懸かる赤い椿かな/したたかに頭を撃つや軽はずみ…
薄霜。春の影法師。大相撲。駅伝。/ふる里はまだまだ続く花浄土花の下にて頭回らす/仏の座鵯が背中を埋みゆく/家庭ゴミ燃やして春の影法師/水仙花今生の黄集めけり/…
清里ゲレンデに冬の背(そびら)を追いかけて。青のしたたり、ペルシアンブルー。ゲレンデは春がもうどっしりと居座ってゐる。八ケ岳から降りて来たんか。青の空、十五の…
/何気なし会話の止まる夕まぐれ医療ベッドに母娘で座り(2024,3/17)1月にお看取りで退院して来て、それが一気に恢復して来た。点滴も外れている。たとへばは…
ヒロシマのデルタ。娘は廣島にゐる。唐突に原爆ドームの前にたたずむ。それから蹌踉として原爆資料館に巡る。鬱蒼としたタイムカプセルに導かれて、跫(あしおと)が消え…
お彼岸よもぎ餅。里芋畝作り。“抱きつき外交”。/お彼岸やとやかく云はずよもぎ餅/よもぎ餅妻お隣に門を出て/ノラボウナ青の賑ひアルデンテ/里芋のはや土作り三つ鍬…
お彼岸墓参り。3/18はじ様の命日。/花無くばなんの顔(かんばせ)歳古りて/死んだ人に花を手向けに彼岸入り/放棄地に花採りにゆく水仙花/さみしさはその色としも…
放棄地の梅の古木と甲斐駒ヶ岳と。冬の背(そびら)を追いかけて行くと山の麓に着いて田圃や村々の上に甲斐駒ヶ岳が圧しかかるやうに山景してゐる場所が在る。そこがわた…
ふる里はいま花浄土に。草萌える。/紅スモモ受粉を知らす心急く/驚きや三ン月半ば霜の朝/覆い解き皇帝ダリア励ますや/下萌や踊り子草にイヌフグリ/下萌や踏んで還ら…
エロスとタナトス花浄土。ニシコオリさんロスなんだって。サムライジャパン。/エロスとタナトスだね季節の運行とともに/帰り来てスモモスモモの花の苑/地の炎(ほむら…
帰郷へ───雪山の回廊。湯沢、津南、千曲川沿、長野道、中央道。/飯山や雪捨て場にはダンプカー/花の駅仕舞い林檎の売られけり/赤い橋青い橋あり笹濁り/雪解水王滝…
雪折れ桜。機雷。/片口に雪折れ桜お伴する/雪折れの桜は春を待つばかり/なんにでも蕗の薬味の重宝する/春場所や永谷園の青つむり/ナイターの灯り神立の春めく/魚野…
妻は風呂三昧。亭主はスキー極楽(笑)。/青の空八十路のスキー真っ新(さら)に/リフト揺れ恋人たちはゲレンデに/飯士山まずひと拝みして滑り初む/難敵は踏み乱れた…
『哀喪・災後物語』(倉石智證)/今年また浪江の桜請戸川土手の長きに帰るよすがの/2万人超戻れない見たこともないベクレル、シーベルト/歳歳歳歳歳限りない歳、サイ…
妻は風呂三昧。亭主はスキー極楽(笑)。/飯士山まずひと拝みして滑り初む/青の空八十路のスキー真っ新(さら)に/リフト揺れ恋人たちはゲレンデに/難敵は踏み乱れた…
春めく気持ち(2026,3,8畑中光享「花ひらく」)真っ赤だね/チューリップだよ/咲こうとしてゐる/深い意図は無いと思うよ/ただ去年も咲いていた/たしかその前…
/水嵩を増して千曲に笹濁り/水色の橋を湯滝に雪解川/雪柳雪椿とに在りにけり/ネコヤナギありて信濃や道の駅/ネコヤナギ猫の寝ぶたさネコヤナギ/雪原に降りてしの黒…
春風や…/チューリップ手の鳴る方に芽吹くかな/葉一枚剪って黒星病哀し/剪定師君が代蘭を如何にせむ如何にせむとて君が代蘭を/八ッに雪春は名のみの風寒し/春の風ド…
/春兆春眠覚ます鳥の聲/春は脚長村いっぱいを渡り来る/初物の韮を飾りて温飩とす/韮を採りに畑に出でて饂飩かな/寛解の人ゐてスキーは今年無理/スキー二本ならべて…
病気お見舞い。/富士色々百万遍の鳥の聲/おんびんに言葉の意味や春炬燵/病得て花の咲くのを知りにけり/水仙の足元飾る百姓家/うつむいてクリスマスローズ春告げる/…
雛祭り。/春の潮廣島の牡蠣運び来る/雛祭り雛四十を過ぎてしけり/雛祭り雨降る中をあたたかな/広島の牡蠣届きけり雛祭り/雛祭り牡蠣尽くしとはなりにけり/牡蠣尽く…
★智笑ポエム「他人の不幸ではなく、お互いの幸福で支え合って生きていきたい」
甘美な殉教の雫、至高な天国へと旅発たれた───(イラン、追悼の言葉)/キシキシとアイゼンの音道つれに/テント場に燈火(ともしび)灯り冬銀河/仙丈に氷河隠して雪…
★智笑ポエム「Trump's attack on Iran 」
トランプ、ネタニヤフのイラン空爆。いわゆる“飛び道具”は卑怯者のやることだ。/白銀の富士真ッ二つ棒の如/紅梅を詠む花の句を散りゆくを/梅美人まさかカミさん出す…
春耕。春愁。トランプ、イラン爆撃今朝のニュース。/仏の座イヌノフグリを従えて/春愁や畑のどこかで人の声/春愁や雲のぷかりとまたぷかり/不整脈だれそれさんや春耕…
芋植ゑる。/ほんにけふ芍薬の芽あからゑく/春巡るヒルザキツキミちちちちち/ナツズイセン勢い余る翠かな/芋植えや二人仕事を春親しむ/種芋の脇に置きたる肥料かな「…
もらってうれしい花いちもんめ。/庭紅梅、昨日の雨、花散らし/こんもりと蜂蜜掛けて春愁ふ/春愁や花粉ばかりの所為でなく/盛り土(ど)して夏水仙の顔出しぬ/種芋の…
春一番。ひとり仕事。state of the union 。 /浮子(うき)微動日経新聞春の乱(2/23)突然トランプ15%関税。/春一番関東平野おしなべて天…
/のどけしや佐保姫の尿(いば)霞たちけふはひとり上手のスキー合宿。スキー遊びは昼には切り上げて甲斐駒ヶ岳を白州に見に行かんとする。蕪村翁に因んで我丘野辺に上が…
心筋梗塞。畝作り。スキーフリーク。/義兄さんのすこしヤバいの血管系葡萄樹の蔓下影の濃く▲救急車、ステント、入院長引く。義兄は同じ齢。ヤバいなぁ。/キタアカリ取…
オリンピック。田代ゲレンデ。/眉唾や桜の花の咲く日まで/蹲踞(そんきょ)して地にチューリップの芽吹きかな/戦争を指折り数ふ(seven)daffodils/春…
梅の花。息子はスキー合宿、田代ゲレンデ。/ふる里は三日見ぬ間に梅の花/カートからはみ出す春やネコヤナギ/肥料買うて種イモのことキタアカリ/勝沼はエンジンブレー…
常夜鍋。/久々や春灯家族常夜鍋/春灯や湯気あるものをまへにして/声色やサラダに混じる春の色/階段を上がり降りして暖取りぬ/河津には十万人の人の群れ/桃色にやが…
新宿御苑に妻と観梅に。/水温む水面に映る鴨の影/落ち椿斑入りは空に残ししまゝ/外(と)つ国の言葉東風(こち)吹く梅の花/梅林や妻なる人の二三言/観梅や妻とし行…
そうこうしてゐるうちにも山に上がり、空を測ってゐる人たちが居るんだね。/春や春観天望気する人の/貝割れや素直になれぬこともあり/梅の花すぐそこここにありと聞く…
ば様のこと───いつかこの蝶々結びが出来なくなるのかな蝶々結びを指が忘れてしまう指が紐の前でためらうのだらうか蝶々は二度ともう飛び立てなくなって山にも行けなく…
春はそこまで。/地面では「だるまさんコロンダ」鶫(ツグミ)かな/霧一面霧隠さうや梅一輪「梅が香にのっと日の出る山路哉」(ばせう)「梅一輪一輪ほどの暖かさ」(服…
スキーブランシェ高山、余韻。パン工房。“推し活”早苗マジック。オリンピコ。/洗車して梅に花咲く世俗かな/白魚の魚(いを)氷(ひ)に上がる陽の雫/パン工房世界平…
中道、がんばれ。/空一景春になるのかならんのか/浮寝鳥夢から覚めて飛び立ちぬ/火伏札近ごろ貼るを處無く/豆撒きや大黒様の冷蔵庫/虎落笛もがれる哭いて畑埃/防災…
鰒───娘は出張で下関に。にわかに雪降りに。白菜ジャコ炒め三連ちゃん(笑)。/朝に聞く夕の惣菜白菜のジャコと炒める三連ちゃんや/ふく喰ふて娘(こ)は下関茶碗蒸…
工人。/工人の吐く息白き朝かな/工人の朝、冬陽の足を洗ふ/ローラーの厭な音さへ冬の朝/「まだ熱いですよ」とアスファルトフィニッシャー/予報では雪の降るらし物干…
詩───何でも塩梅ところ合いかなぁ白菜に水が上がって来たお弁当をつくったおうどんも鍋のいい出汁が効いてゐるさあ、出掛けようかこの道をどんどん行ったよこの道をゆ…
節分、家飲み。/家族とは愛(かな)なしきものぞたまに会ひ睦びて明日また別れゆく/節分や愛なし愛なしと豆を撒き/福豆は一度ならずや二度三度/なれそめは福は内から…
富久界隈。ハーン、富久町に1896~1902幸徳秋水ら処刑、市谷台町。1911,1,24と25日期日前投票。/八雲立つ富士に富久自證院ハーンの舊居ここら辺りに…
陽の雫。公衆電話。/ヴェランダに白菜を干す陽の雫/陽の光あまねく包み白菜の鄙びたる味不思議なるかな/お旅立ちの場所の座敷に小春かな/なんにせよマルタのマグロた…
上京です。/烟たつ甲府盆地に烟立つ農事始まる甲府盆地に/歳神(としがみ)の一月二月弥生まで/山が好き富士甲斐駒に北、間ノ(岳)峰に雪乗せ懐かしきかな/来てみれ…
待春。工事人。GAZAラファ、開門。/待春の道、道端のせせらぎや/待春や跳ね来る「鱒」の調べかな相変わらずシューベルトの「鱒」が。/待春やどんぶりに手、うどん…
おやまあシモヤケかなぁ。/八つ颪にはかに風の畑に冷え/相続の煩きまでに冬の蠅/洗車して水冷たきに手の粗れし/誕生日の人ゐて髯の白ヤギさん白ヤギさんからお手紙着…
寒天、風冷たし。/気嵐や富士 北岳も凍ててをる/馬翔けるたてがみに雪 風になる/芋室に久しぶりねと芋を掘る/寒天や南天赫を滲ませて/一とおり角ぐむを見て家に入…
衆院解散総選挙。消費税。/ドル安を「グレート」と云ふ大統領円跳ね上がる片山さつき■152円台前半。輸入業者は急いでドルを買い仕立てる。/戦略的互恵安倍ちゃん後…
寒い日が続きます。/笑へない寒き日和の片笑くぼ/寒き日は蜂蜜とろ~りパンケイク/剪定の音連れて来る春でぶん/畑に出て妻呼ぶ夫の着膨れし義兄夫婦は葡萄樹の剪定を…
一人遊びのひとり上手。お山キラキラ、キラキラお山/里に梅無く、お山に来れば/ステップ by ステップ/白銀は招くよ/ヤッホー、ヤッホー/カタカナの三つの文字は…
顕著な雪害、JPCZ 。解散総選挙。「総理はわたしでいいのかどうかを」/雪降り積むまだ降り積むと苦笑ふ/紫蘇の実の漬けてサラダに散らされて/乳酸菌出で来よ寒さ…
「ひふみん」さんのご逝去。「無期懲役」───/「ひふみん」の笑へる顔や冬の棋譜加藤一二三1/22死去86歳。/石ころの蹴られしまゝに片陰に陽の当たること二度と…
「無期懲役」───。終夜鍋。/木蓮の和毛まぶしき冬の空/蕗っポに周りの末枯れ退かしけり/地を割って蕗っポのなほ肯んぜず/まず一句今年の蕗に奉れ/霜練れてほうれ…
家飲み。/うな垂れし雪の衣やヒヤシンス/寒中や目は口ほどに鰯の目鰯は眼を見て買います。/かーさんの握りのわたし家族かな/愉しみは家族そろってうちそろひやいのや…
「去年はぼくらの仲間内で2名のご逝去を報告します」───/参集やむかしの人も今の人生きててよかった乾杯をする/青春の尻尾をたしか踏んづけた横浜からは遠く2時間…
新年会に献杯す。大震災とは。/かうやって人も過ぎゆくかうやって時も過ぎゆく客人(まろうど)のこと/ひっそりと「1.17イチイチナナ」を口にせり/免震の話一月十…
蕨飯。鱧の湯引き。文旦。/灰汁抜きやワラビは水で晒しけり/思いっきり山菜うどんの蕨かな/文旦は徳島からの便りかな/文旦の俎板に在る俳句めく/初夏や鱧の土産を娘…
翠巒(すいらん)、いよいよ翠深く。山藤に桐の花の紫。タニウツギの紅色。山独活、根曲がりとワラビに遊ぶ。/王滝に色を濃くして千曲川/残雪にタニウツギ咲き初めにけ…
5/12、晴れ、神楽ゲレンデ。雪無し、バケバケ。穏やかである。平和だ。相変わらずのコブ斜面。乾杯、琥珀の色、新緑が萌える。スキーシーズン最終日、息子と。マンシ…
母の日。花に淫す。/線香の燻り五月の薔薇の願ひ/ゑう無きに芍薬の花尋ねけり/花に淫し芍薬の花何度でも/大風の吹いて夏日や厭な感じ/放棄地にナヨクサフジの惜しげ…
けふはロシナンテにまたがって放棄地の刈り払いです。/柿花に生理落下の始まりぬ/蟻の如芍薬のこと花遍路/松芽掻きもう小さきがほころびて/新梢に一房そんな決まり事…
じゃが芋の土寄せ。芍薬三号が花苞を膨らませてきた。/どの家にもアヤメ花咲く盆地かな/花柄摘み生いっぱいを詰め込んで/なむなむをして花柄を捨てにけり/芍薬の生ま…
今は芍薬二号が盛りです。/柿の花仄白ければ母恋し/五月の薔薇 花赤ければそんなこと/愉しみは花の所在をうろうろとへ巡り歩きて声かくること/愉しみは畑に降りて朝…
入笠山登山パラグライダーが真っ青な空に浮かんでゐる。気持ちよさそうですね。太タイヤのマウンテンバイクが林間の急斜面を蛇行してゆく。カラフルなヘルメット、若者た…
美しい花がある───罪障のある者も無き者も/ずらっと雁首を並べて/そして待っているのです/奇跡は起こるべくもない/ただ美しいものは美しいままで/花は、蜜蜂の翅…
林檎の摘果、了。朝はいつものやうに小菊、露草を見る。芍薬一号は花殻になって来た。ぼんやりしているといつの間にか農事が詰まって来る。午前中も遅くなって林檎の木に…
燕とおじさん。燕が廻旋していったな/おじさんは不寛容になったのかな/おじさんの不機嫌な顔/作業場の小暗い奥でも/畑の雑草のなかでも/齢をとったなぁ/だから無口…
句作───葱坊主に添えて。/キスしませうか花と花の鉢合わせ/グラサンをかけて山緑いよゝ濃き/驚きや雲立ち上がる九条かな/仕合わせなネギボウズさへ不穏かな/モス…
五月の山に登りましょうか気鬱が霽れるやもしれませんね。/ロシナンテ畑に置けば孤独だな刈れドきり無し青生す草に/紅(べに)点す青の空には庭石楠花/花腐(くた)し…
村祭り。幣縄を張り巡らす。まったく村ぢゅうがごきげんよくて幣を縄に縒って張り巡らせおみさきさんの祭だってたよみんな角々に歩み出て家々から出て来て結界なんだねひ…
百姓はいそがしい。道にはみ出しものの剪定、伐採。娘は有田陶器市へ一泊で。/花活けて花の無聊を知りにけり/顛末は花咲くことの宇宙論/裏木戸は開けたまんまや翠風/…
一喜一憂、苗の活着。雨上がりに陽の光。うれしいね、だいじょうぶそうだ。妻は降圧剤使用に。/冥利冥加たのむたのむと花腐(くた)し/子らの声遠ざかりつつ四月風/園…
娘は筍掘り。夫婦は野菜の苗植え。/ベランダで手を振る吾娘(あこ)に四月風大きくなって親を見送る/つい破顔筍掘りて云ふところ/筍掘り熊とは遇はず人見ころ/野趣勝…
花のことは花に問へ。苗の植え付け。不道徳な文明。/本マグロ桜の季節過ぎつゝも/山下りてしばらく山菜うどんかな/花のことは花に問へとや牡丹散る/芍薬や牡丹の後の…
春色天に至れり。/惜別の辞 藤房に牡丹かな/アイリスの背中(せな)を伸ばせる畑の隅/アイリスの花解かれゆき紫に/雪溶けてほつほつ翠蕗の薹/山桜あんなとこにも桃…
花在り、惜別たり。/芍薬の珠は小蟻の臺(うてな)かな/何時集合になりますかと春のお出かけ/夜の夢やジャーマンアイリス目覚めつゝ/日日草蔓にしあれば日の送り/ま…
ガクモシナルナクンバ。花腐し。母の日。/茉莉花(まつりか)や祭り神輿の遠ざかる/アカサタナ字面は何処へテーブルへはみ出してゆく蟻の行列「学若無成死不還」ガクモ…
落花生、枝豆の種播き。カボチャの移植。梅捥ぎ。アルデンテ。/梅捥ぎや遠き空なとおっかさん/梅捥ぎやついに梯子のひととなり/梅捥ぎや指から零れ靴の中/つまらなき…
/芍薬の小花咲かせて蟻の径/紅ハルカ定植を待つバケツかな/紅ハルカ植ゑて畝間に涅槃風/春愁や蕪村翁と花茨/菖蒲咲くバイクに乗った青少年/山藤や谷峡(たにかい)…
皐月の草に分け入って。農事戦々(笑)花柄摘み。/ガビチョウのきれいに鳴いて皐月風/地に落ちて芽が出て双葉こんなとこ/松が枝の下に武者ぶる菖蒲かな/花腐ししと…
そろそろに五月の薔薇の初めにけり/花の四時あと追いかけて蝶の夢/柿若葉の窗より山のゆるみけり/柿若葉風待ち顔に日の光/雨上がり故郷の山 山笑ふ/赤は薔薇、紅は…
花火がドンと上がったあっちの方に人がゐるらしい花火玉を守っているのだ川が煌めき立った宙が蒼く冴えたあっちの方に人がゐて真っ暗闇の下黙って何かを守ってゐるこっち…
あそこには二輪艸が咲いてゐたが監視人がすぐ傍の小屋に屯していた。どこに行くんだとすぐに聞いて来る。目深く被っていた帽子を少し上げて、ギフ蝶がね谷川を掠めてゆ…
幣(ぬさ)廻し申す。苗の定植。幣を廻し申した/幣を家々に村の道々に廻し申した/長い綱に幣がひらひらして/病気や悪いものが入って来ないやうにと/道々に、家々にお…
山梨、飯山、津南、湯沢、往還───。折々は千曲川縁(べり)折々は小布施、松代折々は姨捨の丘折々は松本盆地諏訪湖へと、八つが迎える甲斐駒ヶ岳往きてはまた帰る津南…
野菜畝作りマルチング。ばーさんのTV体操。でっきるかな、出来たかな~。/木の芽時季やぶからぼうと引き返す/残雪や瀧音激し息烈し/トンネルに吸い込まれゆく山笑ふ…
山菜採り。こんにちわビール。邯鄲一炊の夢。/エドヒガン真ッ紅に咲いて雪の原/穴まどい雪の洞から迷い出て/山菜やす黑なりゆく爪の腹/野奴の神楽となりて蕗の薹/山…
村落のおてんま共同作業、朝の溝浚い。うから、親戚縁者が来訪、墓参り。引き続き梯子の人、松芽掻き。/うから来てみなよく食べ且つ笑ひ牡丹咲く/よく笑ふ子になりにし…
さやうならチューリップ。藤房にクマンバチ BUZZZZ。カボチャの苗床づくり。/菜花喰ふ我が姻族は青虫族/藤娘 簪(かざし)に揺れる風誘ふ/湧いて出てクマン…
舞へ舞へ梯子人、うまく舞ふことが出来たなら空の仲間になれるだらう。松芽掻きの周りには鳥語があふれる。燕の飛翔は空の淡いを感じさせないほどだ。庭先には蝶も遊びに…
翠摘み。冬用タイヤ交換。ポポの辺りが火事ですよ。元肥を買いに。デイの日。/チューリップ末期は風に紙風船/翠摘み梯子上れば涅槃西風(ねはんかぜ)/芝桜遠目に見て…
野沢温泉ほにゃらら春スキー。行って来ました野沢温泉春スキーです。まずは全面ガラス張りの高速ゴンドラで頂上へ。リフトを乗り継いで毛無山頂上に出ます。朝一番はガス…
さらさらと時は流れて花屑の下照る道を歩みなん指折り数へ甍へと花吹雪舞ふよしなしことも消えて顕る神さぶや幹の片辺に掌を当てて水流を聞く幹の間に人影過ぎていざやい…
デイの見送り。ジャガイモの畝寄せ。ネギボウズ。/欠伸して畑の隅や葱坊主/お気張りや葱の行く末ネギボウズ/老描の道横切るや花芥/山椒の芽吹きなにやら蝶躁ぐ/処方…
ぼくは聞いてゐますよ、と云ふから振り返ったら今年は君子闌が咲いてゐた。 ナラティブとして森に入ってニホンカモシカと対面。大きな木が倒れて来て─── 父は穴を掘…