梅捥ぎ。/梅捥ぎやばーさんぬけたいちぬけた夏草茂る畑荒れにしを/懐旧の話ばばにも梅捥ぐや/梅捥ぎや故郷まるめて花いちもんめ/梅雨の世やさはさりながら梅捥ぐや/…
黒い土をわしづかみに待っていたと思うんだけれどどうだい再起動しなさいと急かされるバインド線がやがて陽に輝いてキラキラする近隣近在の人たちがやって来るサケやマス…
寒波後梅花。/八つ颪の風にかしづく盆地かな/リハビリや家居少しも温まらず/黒檜山寒波来ている気を付けて !娘はコーチを頼んで赤城山は黒檜山登山に。/寒くても昭…
北横岳ロープウェイ、ピラタスゲレンデ。お客様は半分くらいが北横岳登山の方たち。人気だね。『だれやみ』センセは小淵沢で学者やってんど/でも奥様が3年ほども前に亡…
静かな日曜日。2/23(日)晴れ。静かな日曜日だ。静かな日曜日に賛成する。お布団を干し掃除機をかける。控えめでつつましやかな日曜日。ば様はテーブルに指を組みお…
ドナルドを呼ぼうよ地球のあちこちに火を点けまくって少しも暖かくならない寒くなるばっかりだ悲嘆が増えるばっかりだまるでどうかしている正気の沙汰とも思へない自分の…
三寒四温。行きつ戻りつ。/ばーさんをデイに送りて終日(ひもすがら)両手の中の閑ありがたき/粗土や畑やはらかき蹠(あうら)かな/ほうとうや外表は寒波で恋しがり/…
しずかに耐えるやうな季節の下にあって声を潜めて口を閉ざしきっと不幸が喉元にあってそれが邪魔をする地が渇きすぎてもいけないんだみんな喋らなくなって味気ないみんな…
ウクライナ分割 Ⅱプーチンの「特別軍事作戦の目標」・中立化・非軍事化・非ナチス化今朝のニュースではトランプは、「ゼレンスキーは選挙無き独裁者」「うまい汁を吸い…
ウクライナ分割 Ⅰけふ(2/19)のニュースでは情勢はどんどんウクライナ不利になってゐる。トランプはウクライナの大統領選挙を持ち出した。あげくゼレンスキーが戦…
ダッフォディル。/洗車して撥ねにねぎらう雪の道/洗車して三寒四温待つ心/ワックスを掛けて洗車や冬の翳/余り水松芍薬に洗車して(季語めちゃくちゃ。ただ洗車後植栽…
「三寒四温」───/冬の朝漢字を分解していった/コンコンと咳出て唯識論論ず/俎板の音聞く朝の温きかな/ちいよこれいと無きにしもけふバレンタインデーば様の誕生日…
どこかをいまもどこかからかいまも拾って来るいまをささげもつ回想を野に捨てしものを どこかに今も忘れ得ずに激しく抱いて水流が地下を流れゆき溶暗のなかへとめどなく…
22,5,13マリウポリ地下シェルター、アゾフ連帯負傷者 水曜日は忘れない水曜日は拘束されて誰のために自由に歌えると云ふわけにもいかない水曜日はだれかが別れる…
/春耕す卵の値段上がったわよ/ジャガイモの芽が出てそれを買って来る/釜揚げや湯気白く山葵真新し/エアコンを寒波の去りし日に付けし🌸世間は暖かくなって来た。/有…
ウクライナ分割。パレスチナ、クルド人などの新国家建設。国家───人民、憲法、言語、通貨、インフラ設備、産業。社会保障、教育、医療…超大国アメリカの出番です。ロ…
建国記念日の日に思いつくままに。さあ、こうしましょうか。ロシアがいま占領しつつある領域を一度白紙に戻す。そもそも主権と領土の一体性は、人類が長いこと血と血で争…
春や春。寒牡丹は上野東照宮(FB山崎信成氏)/納骨の過ぎればみなで献杯す故人のことは酔いの彼方に/生と死はただ事ならずとなりでは子どもの遊ぶ声動(ゆ)るがるれ…
お日様にこにこにこにこお日様石垣ほこほこほこほこ硬いカネチョロぴょこぴょこピョコピョコひとり風のまにまにこちらを向いてあっかんべーと舌を出す2023,1,21…
雪の朝。/あからえく万年青(をもと)に雪の白さかな/淡雪に陽が射すほたりぽたり哉/自由律ぷかりぷかりや春の雲/春風や渡る世間に鬼はなし/初雪や庭にためらう一歩…
めんどうだそれには右足から入れることになってゐるどうしても左足からではないやうだだれかが決めたわけでもないやうだただ左足から入れやうとすると躰が傾いておっとっ…
マンションに穴を掘ってゐるけふのベンはどこへゆくのかなまるで臭い臭いチーズにでもありつけるとかようやくキャベツの値段が落ち着いてきた量り売りなんか今さらないけ…
1960白髪一雄「天敗星活閻羅てんぱいせいかつえんら」1998吉田克朗「触 春にV」24,6,29日経 /悴んで鬼の手握る温かい/おぼつかな接吻はなく節分や/…
/節分やクリクリッしたる子供たち/春殺や地に棲むモノのとめどなく/春殺や国会内の外のこと/春殺やよくなきことの立て続け/中央道ヤクルトのビル筒形に国立府中山茶…
/釈迦像はうしろ姿がよかりけり春の陽光(ひかげ)にほならほなりと/花探すきっと丘には福寿草/パセリセージローズマリー呪文となりて春奔る/Parsley, sa…
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梅捥ぎ。/梅捥ぎやばーさんぬけたいちぬけた夏草茂る畑荒れにしを/懐旧の話ばばにも梅捥ぐや/梅捥ぎや故郷まるめて花いちもんめ/梅雨の世やさはさりながら梅捥ぐや/…
新ジャガ。糠床。/新ジャガや男爵であれなんであれ/撥ね出しの小芋は妻の出番かな肉じゃがにしてさあ召し上がれ/あの家は家族総出で芋を掘り/夏おでんぬるきが美味し…
夏は来ぬ。夏の夕暮れ。/苗代の富士を写せりとっぱズレ/代田掻き田を平らかに老いひとり/田一枚早苗饗(さなぶり)富士の高嶺かな/苗代や水鶏(くいな)鳴き鳴く水鏡…
初がつお。おーい、雲よ。/生協は閑、雲の謀反かな/二番生り三番生りと胡瓜かな/手に取って新じゃがの顔つくづくと/おーい雲よ苗代に水鏡かな/お湯割りを水割りにし…
とことんトントンとことんトントン一杯がついもう一杯になる みんなみに行く人がゐるおかしいな、昔なら北帰行だ稲光、北よりすれば北を向く蝶々も、鯨もいまはみんな北…
閉じ込めたなにを?言葉をトイレに閉じ込めた わたしはトイレ場でうんうん唸ってゐるそれがさっぱり出てこない水っ気なのかなきっと栄養なのかな言葉遊びに遊ばれてわた…
すべてが形になる前の予感がする。訪問入浴。/庭先の蚊の狼藉をいかにせん訪問入浴硝子戸の外/風鐸や雨の季節に入りにき/板書する硬骨の人青葉木菟(あおばずく)/誰…
蚊に喰われながら溝掃除から帰って来る。ばーさんが洗濯物のを前に四苦八苦、あーでもないこーでもないと腕がテーブルの上で交錯してゐる。「どーかしましたか。なんだか…
梅雨の間や───/母の日の花のブーケに庭の花/淡竹詠むはちくの不思議梅雨の間や/小菊小菊地べたに頸を投げ出して/一しずく飲めば三尺走り梅雨/梅の実やぐるり廻っ…
マメ騒動。ばあさんまたお仕事あてがわれてうれしそうだね。エンドウ豆の鞘抜き。手のひらの指の股にたくさん挟んで、無理無理だけどまあいいか。「マメさんが莢から出た…
ば様に訪問散髪。ばーさんに出張散髪。齢を取ってゐても髪の毛と爪は伸びる不思議さ。リハビリにば様の髪の毛が鼻の穴に触れてくすぐったくてしょうがない。まあしかし、…
走り梅雨。梅雨晴れ間。/コアジサイ一番乗りを走り梅雨/藁敷いて南瓜の寝床作りけり/茗荷茸の片暗がりで蚊に喰われ/背丈超え皇帝ダリア梅雨晴れ間/移植するゴミ捨て…
はぐらかすははじめからはぐれていたんだ経糸がはぐれはじめたら横糸もほぐれはじめた脳ミソなんて当てにならないねあっという間に道傍に轉乎(ごろん)と落ちた一声啼い…
とにかく最後の芍薬が散ってしまった。ば様はご機嫌───エンドウ豆の莢剥き。/花御寮芍薬しゃなり歩くかな/芍薬も花の牡丹に偽にけり/春雨もほらそこいらに走り梅雨…
地の中には星々もあるかのやうで時々遠くの奥の方で通信のやうに瞬いたりする地表には樹木が突っ立って風が吹き抜ければ話でもするかのやうにさやぐふらんぼんではないが…
常に傍らに膨大な何かが流れてそれは書き記すこともなかった実際に書かれたことはほんとに些細に過ぎなかったたとへば畑に南瓜の蔓が伸びてそろそろほんたうに蔓は自身の…
ceasefireドクダミと十薬と幼等の声愛しきやしアルデンテ/ドクダミの十字十字と咲きにけり/十薬の胸乳(むなち)は母の匂いかな/ドクダミの軍団地下茎の暗躍…
薔薇の木に薔薇の花咲く不思議なけれと/春泥を曳きづり土間にえへんおほん/索麺にすぐに手を出す暑さかな/山芋のほんわかお好み焼き旨し/移植して薔薇の芽 針のやは…
しばらくは山菜尽くし。九州梅雨入り。/大根のお道化ばばも道化たり/罪障のありや摘果の蒼き実の/蕨飯 童となりてお代わりす/どんみりと人の境に四照花(やまばうし…
林檎の摘果。また高梯子の人になる。林檎の木の下に行けばなにか分かるかもしれない林檎の木の下にはなにか埋まっているとか林檎の花びらは未だに清楚でだから林檎の実が…
畑の祝祭じゃがいも掘り。GAZA…200対4の非対称。娘は入笠山へ。/新じゃが掘り畑は二人の祝祭日/地の林檎ジャガイモのこと云ひ置きて/飽きもせで新じゃが喰ひ…
このまま昼間がすっ飛ばされて夜になったら困るな眠りに就けば昼間がいろんな事情で忘れられる昼間は朝や夜と同じやうに大事だと云ふのにジャンケンポンをしてゐる隙間に…
風がひゅうと鳴って可笑しいななにか知らせかな畑の土の上になにか絵文字を描いてゆく 郵便配達夫だったらいいのに今朝は新聞配達夫だ広告収入だね風がひゅつと哭いてや…
管理機掛けまわし。さつま芋の畝に追肥と畝寄せ。さすがとーちゃんも午後の爆睡です。/火鋏で里芋の葉大毛虫大発生。やれやれ。/なにやらに兆し菖蒲のむらさきに/サザ…
パステルが顔の裡に漂い泛ぶ翠の女そうそう、風の類だヴェランダから不意に入って来て後ろに抜けるなんと云ふここちよさだらう朝から、だなんて1985Victoria…
学生(がくしょう)のころは将に青々し師父は野に在って山に、畑になおいそがしい山に在れば木の幹の色合いに畑に在れば土塊を手に山に向き合ふ木の幹の間を奔るものがゐ…
思索する時、と云ふものがある時が思索するたとへば思索する蜘蛛の絲風が織り上げるあぢさゐについて云へば色変化が天から降りて来るしずしずとずいぶん細やかなとてもし…
巣落ちした雀がゐました。飛び立とうとしないのでそっと掌に包んで、安心な場所に移しました。小さな雀のびっくりするほどの体温。鼓動が伝わってきます。しばらくすると…
原始スープを飲みたいなみんな原始スープになってしまふ1971東松照明「波照間島1971」(22,12,11日経)とびかかるではなく柔らかに受容し、そっと映像に…
初物や───ご機嫌生身魂。伸張ス皇帝ダリア胸に迫る。/初物や畑の中の探し物/どんみりと雨を待つ身の茄子南瓜/裏土間に淡竹が届くそんなこと/畑に撒くスプリングク…
緑彩それぞれのままに───/紅葉紅葉あのプロペラーの大宇宙/蝶泊めてしばし思案の毛蕊花(もうずいか)/ジャガイモの花芽はゆきずりしまゝに/梧桐に鳩の巣隠し緑雨…
上京。単身赴任。田舎の十薬と新宿の十薬。/富士は未だ雲に隠れし雪の峰/釈迦堂に寄り植栽を見て中央道/ドクダミは可愛さうだ十薬と呼びたし/勝頼の無念 緑に見え隠…
ぼくは始祖鳥になりたいなんて絵本の中に閉じられた1933小石清「僕の若さの中に、僕の肉体の中に、僕の太陽は棲む」 社会の窓って云ふんですか間抜けです開けっ放し…
われわれはすべて精神現象学である。或る鳥はまったく葉っぱのやうに屋根瓦を滑り落ちて来た。2022,5,28ARTS ISOZAKI 詩画集「見者」 朝、目覚め…
「唐さんのあちらにいってもシャレのめす花園神社ゴールデン街」「唐さんの昔なつかし停車場の花園神社、腰巻お仙」1967夏、東京・新宿の花園神社のテント劇場で上演…
最期の芍薬。ば様の散髪。義妹の誕生日。深大寺の薔薇園のこと。/芍薬の一期一会の日和かな/芍薬の仕舞ひと咲いて一期かな/絹さやの炊き込みご飯誕生日義妹に捧ぐ卵散…
梅捥ぎにゆく─── 美しい日と云ふものがあってすべてに成長著しい遠慮は要らない、と云ふのであった軽トラでゆく土手にはキツネノカミソリが咲いていたかーさんと梅捥…
畑芥を燃やす。雑草成敗。「雨が来るよ」───何してんのって/草むしり、草を引いてゐる/けふは朝6時半に畑の芥に火をつけて燃やした/家庭ゴミもついでに燃やした/…
円安。ああ、なにか悪いことが起こらなければいいが…。 いくら退職金もらったのか国民に公表しなさい。「国民に尻拭いさせ大綬章」(朝日新聞)黒田東彦前日銀総裁のこ…
雨は閑閑となむ春雨、だもの緑雨は畑をうるほす植栽を潤おす蜘蛛の絲にしげくいと、しずかに隠れてゐしものも出ておいで 燕たちの番にもやさしく水路伝いに海へと連れ出…