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亭主の好きな赤烏帽子
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2012/03/14

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  • ★智笑ポエム「梅雨の間や」

    梅雨の間や───/母の日の花のブーケに庭の花/淡竹詠むはちくの不思議梅雨の間や/小菊小菊地べたに頸を投げ出して/一しずく飲めば三尺走り梅雨/梅の実やぐるり廻っ…

  • ★智笑ポエム「マメ騒動」

    マメ騒動。ばあさんまたお仕事あてがわれてうれしそうだね。エンドウ豆の鞘抜き。手のひらの指の股にたくさん挟んで、無理無理だけどまあいいか。「マメさんが莢から出た…

  • ★智笑ポエム「訪問散髪」

    ば様に訪問散髪。ばーさんに出張散髪。齢を取ってゐても髪の毛と爪は伸びる不思議さ。リハビリにば様の髪の毛が鼻の穴に触れてくすぐったくてしょうがない。まあしかし、…

  • ★智笑ポエム「走り梅雨・梅雨晴れ間」

    走り梅雨。梅雨晴れ間。/コアジサイ一番乗りを走り梅雨/藁敷いて南瓜の寝床作りけり/茗荷茸の片暗がりで蚊に喰われ/背丈超え皇帝ダリア梅雨晴れ間/移植するゴミ捨て…

  • ★智笑ポエム「眠る人」

    はぐらかすははじめからはぐれていたんだ経糸がはぐれはじめたら横糸もほぐれはじめた脳ミソなんて当てにならないねあっという間に道傍に轉乎(ごろん)と落ちた一声啼い…

  • ★智笑ポエム「芍薬も散りし花には花誌の在り」

    とにかく最後の芍薬が散ってしまった。ば様はご機嫌───エンドウ豆の莢剥き。/花御寮芍薬しゃなり歩くかな/芍薬も花の牡丹に偽にけり/春雨もほらそこいらに走り梅雨…

  • ★智笑ポエム「地の星雲」

    地の中には星々もあるかのやうで時々遠くの奥の方で通信のやうに瞬いたりする地表には樹木が突っ立って風が吹き抜ければ話でもするかのやうにさやぐふらんぼんではないが…

  • ★智笑ポエム「働き者のば様」

    常に傍らに膨大な何かが流れてそれは書き記すこともなかった実際に書かれたことはほんとに些細に過ぎなかったたとへば畑に南瓜の蔓が伸びてそろそろほんたうに蔓は自身の…

  • ★智笑ポエム「首夏」

    ceasefireドクダミと十薬と幼等の声愛しきやしアルデンテ/ドクダミの十字十字と咲きにけり/十薬の胸乳(むなち)は母の匂いかな/ドクダミの軍団地下茎の暗躍…

  • ★智笑ポエム「薔薇の木に薔薇の花咲く不思議なけれと」

    薔薇の木に薔薇の花咲く不思議なけれと/春泥を曳きづり土間にえへんおほん/索麺にすぐに手を出す暑さかな/山芋のほんわかお好み焼き旨し/移植して薔薇の芽 針のやは…

  • ★智笑ポエム「山菜尽くし」

    しばらくは山菜尽くし。九州梅雨入り。/大根のお道化ばばも道化たり/罪障のありや摘果の蒼き実の/蕨飯 童となりてお代わりす/どんみりと人の境に四照花(やまばうし…

  • ★智笑ポエム「林檎の摘果」

    林檎の摘果。また高梯子の人になる。林檎の木の下に行けばなにか分かるかもしれない林檎の木の下にはなにか埋まっているとか林檎の花びらは未だに清楚でだから林檎の実が…

  • ★智笑ポエム「ああ皐月、頭蓋をぬける翠風」

    山菜採りながら帰郷す。頭蓋をぬける翠風。★/縞蛇の昼寝の傍を通りけり/独活採りに谷の底ゐへ降りゆけり/独活掘りに鶯の声谷峡に/根曲がりの蒼き色など味噌で喰ふ/…

  • ★智笑ポエム「注文の多い料理店」

    さみしくてたうたう暗証番号を入れたりするのですすると注文の多い料理店見しらぬ動物が親し気に現れて鏡の中でいろいろな仕草をして見せますずいぶん長いこと用もないの…

  • ★智笑ポエム「ガクモシナルナクンバ」

    ガクモシナルナクンバ。花腐し。母の日。/茉莉花(まつりか)や祭り神輿の遠ざかる/アカサタナ字面は何処へテーブルへはみ出してゆく蟻の行列「学若無成死不還」ガクモ…

  • ★智笑ポエム「梅捥ぎや」

    落花生、枝豆の種播き。カボチャの移植。梅捥ぎ。アルデンテ。/梅捥ぎや遠き空なとおっかさん/梅捥ぎやついに梯子のひととなり/梅捥ぎや指から零れ靴の中/つまらなき…

  • ★智笑ポエム「一村の花の四時とはなりにけり」

    /芍薬の小花咲かせて蟻の径/紅ハルカ定植を待つバケツかな/紅ハルカ植ゑて畝間に涅槃風/春愁や蕪村翁と花茨/菖蒲咲くバイクに乗った青少年/山藤や谷峡(たにかい)…

  • ★智笑ポエム「牡丹の花殻摘み」

     皐月の草に分け入って。農事戦々(笑)花柄摘み。/ガビチョウのきれいに鳴いて皐月風/地に落ちて芽が出て双葉こんなとこ/松が枝の下に武者ぶる菖蒲かな/花腐ししと…

  • ★智笑ポエム「花の四時」

    そろそろに五月の薔薇の初めにけり/花の四時あと追いかけて蝶の夢/柿若葉の窗より山のゆるみけり/柿若葉風待ち顔に日の光/雨上がり故郷の山 山笑ふ/赤は薔薇、紅は…

  • ★智笑ポエム「夜の想景」

    花火がドンと上がったあっちの方に人がゐるらしい花火玉を守っているのだ川が煌めき立った宙が蒼く冴えたあっちの方に人がゐて真っ暗闇の下黙って何かを守ってゐるこっち…

  • ★智笑ポエム「山螇にて」

     あそこには二輪艸が咲いてゐたが監視人がすぐ傍の小屋に屯していた。どこに行くんだとすぐに聞いて来る。目深く被っていた帽子を少し上げて、ギフ蝶がね谷川を掠めてゆ…

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