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糖度高めなオリジナルBL小説(短篇~長篇)を扱っています。 ドイツ人広告代理店社長×イタリア人家具デザイナーが美味しいもの食べたり困難を乗り越えたりいちゃついたりする日々の物語。 #溺愛攻め #トラウマ持ち受け

受け溺愛主義かつ強火担の攻めが何が何でもハピエンにします。

あざさ
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2011/01/01

あざささんの人気ランキング

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小説ブログ 272位 280位 277位 277位 281位 276位 304位 11,797サイト
恋愛小説(純愛) 14位 15位 15位 16位 16位 16位 17位 874サイト
BL・GL・TLブログ 54位 55位 57位 54位 54位 54位 66位 3,116サイト
BL短編小説 3位 3位 4位 4位 4位 4位 4位 109サイト
BL小説 13位 15位 15位 15位 14位 15位 20位 884サイト
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小説ブログ 223位 227位 221位 248位 279位 276位 384位 11,797サイト
恋愛小説(純愛) 16位 15位 16位 15位 18位 18位 21位 874サイト
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BL短編小説 2位 2位 3位 3位 3位 3位 3位 109サイト
BL小説 9位 10位 10位 10位 10位 10位 11位 884サイト
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小説ブログ 257位 261位 260位 252位 262位 245位 241位 11,797サイト
恋愛小説(純愛) 13位 13位 13位 13位 13位 13位 13位 874サイト
BL・GL・TLブログ 46位 44位 45位 42位 43位 38位 40位 3,116サイト
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BL小説 15位 15位 15位 14位 15位 13位 13位 884サイト
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  • カリオペと紡ぐ 2

    カリオペと紡ぐ 2

    天井には、豪華なシャンデリア。足元には、毛足の長いワインレッド色の上等な絨毯。窓の外にはミュンヘンの美しい夜景が広がり、ライトアップされた双塔が帰宅を急ぐ人々を優しく見守っている。華やかでありながら静かな気品で満たされた空間はさりげなく、しかし計算された贅沢がそっと添えられ、壁に埋め込まれた間接照明の控えめな黄金色の輝きが柔らかな陰影を作り出している。その中であっても決して遜色することなく。むしろ...

  • カリオペと紡ぐ 1

    カリオペと紡ぐ 1

    ドイツ南部に位置するバイエルン州の州都、ミュンヘン。ヨーロッパ屈指の文化と経済の中心地であり、歴史的な伝統と現代的な洗練が見事に融合したこの街を人々は「バイエルンの心臓」と呼ぶ。街の起源は12世紀。ベネディクト会の修道士たちが居住地としたことに始まったとされ、その名前も「修道士たちの場所」を意味する“bei den Mönchen”という言葉が短縮されたものが由来といわれている。ミュンヘンの市章にも修道士が描かれて...

  • ヤヌスの選択 11

    ヤヌスの選択 11

    大きなアタッシュケースを両手に下げて訪れたテオバルトをハインリヒと共に迎え入れて。何やら真剣な顔で会話を始めた彼らから離れてキッチンに向かったアルフレードはコーヒーを淹れることにした。芳ばしい香りが部屋に広がり、今朝焼いたばかりのビスコッティを盛った小皿とカップをトレーに乗せてリビングに戻る。と、そこにはまるで映画のワンシーンさながらの物々しい光景が広がっていた。ソファの前にあるローテーブルの上。...

  • ヤヌスの選択 10

    ヤヌスの選択 10

    世界有数の自動車生産拠点のひとつに数えられる、ドイツ南西部の町ジンデルフィング。現代は工業の中心地として知られているが、中世の頃は織物産業で栄えた。職人文化の礎を築いた地であり、今では“勤勉”と“技術力”の象徴となっている。周辺には“ウルム大聖堂”で知られるウルムや中世時代を再現したクリスマスマーケットで有名なエスリンゲン、自動車の聖地とされるシュトゥットガルトがある。バーデン=ヴュルテンベルク州とバイ...

  • ヤヌスの選択 9

    ヤヌスの選択 9

    血相を変えて駆け込んできた2人の部下にぞんざいに押しのけられたハインリヒは、「自分は彼らの上司のはずなのだが」と肩を竦めた。だが、咎める気にならないのは、彼らとは単純な主従関係で結ばれているわけではないからで。何よりも、普段は己の影に徹している彼らのなりふり構わない様子はそれだけ心を動かされたということで。かつての彼らを知っているからこそ、その変化が微笑ましくも見える。口先だけの心配でも気遣いでも...

  • ヤヌスの選択 8

    ヤヌスの選択 8

    バーデン=ヴュルテンベルク州に位置する歴史的な町、ジンデルフィング。その名前が登場する最も古い文書は神聖ローマ皇帝が記したもので、ミュンヘンが歴史的に記録された年の83年前の1075年のこと。ミュンヘンからは車でおよそ2時間弱の場所にあり、アルプスから吹き降ろす清かな風が丘陵地帯を越えたその先にあるこの町を包む。交易路の一部としても栄えたこの町は、巡礼者や商人たちが行き交う場所でもあった。その名残りは今...

  • ヤヌスの選択 7

    ヤヌスの選択 7

    最初のメールは、ごくごく普通のファンレターだった。作品に対する称賛とデザイナーとしての在り方に対する好意の言葉が並んでいた。その中に違和感はなく、活動を認められることは嬉しいなと純粋な気持ちで読んでいた。次に届いたメールも、その次に届いたメールも似たような文面で。どこそこで展示されたあの作品のあの部分が、使われたあの生地が、選んだあの材質が、とメール毎に違う作品を褒めちぎるもので。熱心に見てくれて...

  • ヤヌスの選択 6

    ヤヌスの選択 6

    空に近い場所。そんな言葉がふと思い浮かんだ。市内の数ある高層ビルの中でも群を抜いて存在感を放つマンションの最上階。そこはワンフロアすべてが居住空間として設計されている。ゆとりをたっぷりと持たせた贅沢な居室はしかし、徹底的に無駄を排したシンプルなもので。機能美を追求した直線的なラインが品格を際立たせ、計算され尽くした美意識が随所に光っている。もはやこの場所はただの住まいではなく、選ばれた者だけが手に...

  • ヤヌスの選択 5

    ヤヌスの選択 5

    仕事に使用しているメールアドレスは名刺にも記載されており、知ろうと思えば誰でも手に入れられる情報で。プライベートのものと使い分けていたとしても個人情報であることに変わりはなく、それが悪用される懸念点がある以上、公開しないことが最善だろう。しかし、アトリエや事務所を構えていない以上、それはどうしても必要になる。SNSのプラットフォームを活用すればダイレクトメッセージで交流することもでき、Webサイトに問い...

  • ヤヌスの選択 4

    ヤヌスの選択 4

    いつも通りに目が覚めれば、いつもより爽快感があって。ぐっすりと眠った感覚に足取りも軽やかになり、「今日の朝食は何にしようか」と鼻歌を口遊みながらリビングに向かったアルフレードを迎えたのはエプロンを身に着けたハインリヒとダイトだった。泊まって行ったダイトと明け方まで書斎にいたハインリヒがキッチンの中から「おはよう」と声を揃える穏やかな様子に相好を崩し、朝の挨拶とハグをして。過保護を公言している彼らが...

  • ヤヌスの選択 3

    ヤヌスの選択 3

    エントランスで見送るフルアとグラースに手を振り別れを告げて。すっかり顔馴染みになったコンシェルジュと夜の挨拶を交わして。エレベーターに乗り込めば、最上階の自宅まではあと少し。セキュリティの関係上、他の住民と顔を合わせることがないように居住階まで直通になっているそれの利便性をしみじみと実感しながら、アルフレードはハインリヒをちらりと見上げた。彼の端整な顔立ちは力強さや凛々しさを感じさせるもので、しか...

  • ヤヌスの選択 2

    ヤヌスの選択 2

    ドイツの警察は連邦制を採用しており、各州に独自の機関が置かれている。空港や主要な鉄道駅の警備を担う連邦警察の他に、地域の交通管理や飲酒運転の取り締まりを行う交通警察、河川や湖の安全を維持する水上警察、アルプス地域での救助活動を担う山岳警察など地域の特性に合わせた組織があるのだ。特にミュンヘンは国内有数の国際都市で、その治安を維持するために高度に組織化された警察機構が存在している。その最たるものが、...

  • ヤヌスの選択 1

    ヤヌスの選択 1

    湖に張った薄い氷の上に立っているかのような緊張感の中、紙の擦れる音が響く。プロジェクターの映像をスクリーンに投影するために窓にはブラインドが下ろされ、天井の照明も落とされる。暗がりの中、鋭く浮かび上がるプロジェクターの光はまるで白夜の月明りのようで。冷ややかで清冽なその輝きが壁や机の表面に淡く映り込み、悠然と玉座に腰掛けるハインリヒを照らす。オートクチュールのスーツは適度に鍛えられた彼の肢体を包み...

  • アストライオスを語る

    アストライオスを語る

    遠くの森の中でフクロウがホゥと一声だけ鳴く。風はなく、凍った葉を揺らす微かな音さえもない静寂がすぐに戻ってくる。湿地帯の広がる平野を覆う雪が吐息も食み、耳鳴りがするほどの静けさは恐ろしさを感じるほどで。空気は凛と澄み渡り、この世界そのものが人間の介在を拒むかのような冷たさを持っている。いや、それが自然の本来の姿なのかもしれない。始原の地球の姿。「吸い込まれそうな星空…」コテージの庭にあった木製のベ...

  • 敬愛するユリシーズへ 14

    敬愛するユリシーズへ 14

    夜が明けるように、静かにその映像は始まった。モノクロームのそれに最初に映し出されたのは、古い本が山積みになっている書斎。徐々にクローズアップされていく書斎机の上には使い込まれた万年筆と開かれたままのノートがあり、カメラの焦点はそのノートに合わせられる。それには持ち主の思考がぎっしりと書き込まれており、いくつかの文字にスポットライトが当てられていく。滅んでしまった文明の名前、革命を主導した人の名前、...

  • 敬愛するユリシーズへ 13

    敬愛するユリシーズへ 13

    創りたいのは、学術的な出版物ではない。歴史学者ベルナルド・エンツィオの情熱を、歴史というものに命を注いで向き合っていた友の人生そのものを形にしたいのだ。彼自身は見ることのできなかった未来を…“いま”を生きる人々にこそ知ってもらいたい。歴史とは、偉大な王や英雄が残した断片を繋いだものではなく、その全てが延長線上にあるもので。今、自分たちが歩いている道も、飲んでいる水も、語っている言葉も、数え切れない人...

  • 敬愛するユリシーズへ 12

    敬愛するユリシーズへ 12

    想像していたよりもやることが多い、とアルフレードは目の前にずらっと並ぶ書類を前に後退ってしまう。専門的な単語で埋め尽くされた書類の数々は読むだけでも一苦労で、それを正しく理解しなければならないとなると容易にはいかない。全ての判断に責任が伴い、承諾のサインをする手が震えてしまう。(こんな毎日を当たり前のような顔で乗り切っているのだから、やっぱりこの人は“選ばれた人”なのだろうな)向かい側のソファに腰を...

  • 敬愛するユリシーズへ 11

    敬愛するユリシーズへ 11

    不安はある。怖くないはずがない。それでも前向きでいられることは自信となる。臆病は簡単に治るものではないけれど、それでも。それを言い訳にして蹲っていたあの頃とはもう違うのだから、とアルフレードは軽やかな足取りのままベッドに近付く。こちらに向かって無言で両腕を差し出しているその人の随分と無防備な行動に小さく笑いながら。「ふふ、可愛いことしてる」昼間見せていた“王”の顔とは全く違う。それは1人の人間として...

  • 敬愛するユリシーズへ 10

    敬愛するユリシーズへ 10

    通話を終えてアプリを閉じれば、必要最低限のショートカットキーが整列するデスクトップ画面に切り替わる。無駄を省き、効率を重視する彼らしいすっきりとしたデスクトップだ、とアルフレードはほくそ笑んだ。執務机の上も整理整頓されており、パソコンのモニターが2台とキーボード、今は閉じられているノートパソコンが1台、書類ケースと電話機…そして、フォトフレームが3つ並んでいるだけ。彼にとって本当に必要なものだけがそこ...

  • 敬愛するユリシーズへ 9

    敬愛するユリシーズへ 9

    これぞ文明の利器と言うべきか。技術の進歩や発明によって人々の生活はより便利になり、新しい仕組みがつくられていく。インターネットの発展やコンピューター技術、ソフトウェアの進化はそれこそ目覚ましく、今では地理的な制約を超えてコミュニケーションを効率的に行えるようになった。世界中のどこからでもインターネットさえあれば簡単に交流ができるため、個々が移動する必要がなく、時間やコストの削減という経済的なメリッ...

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