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糖度高めなオリジナルBL小説(短篇~長篇)を扱っています。 ドイツ人広告代理店社長×イタリア人家具デザイナーが美味しいもの食べたり困難を乗り越えたりいちゃついたりする日々の物語。 #溺愛攻め #トラウマ持ち受け

受け溺愛主義かつ強火担の攻めが何が何でもハピエンにします。

あざさ
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2011/01/01

あざささんの人気ランキング

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今日 04/24 04/23 04/22 04/21 04/20 04/19 全参加数
総合ランキング(IN) 7,395位 7,386位 7,746位 8,188位 8,193位 7,751位 7,769位 1,034,331サイト
INポイント 10 40 20 30 20 10 20 150/週
OUTポイント 40 190 70 160 90 60 180 790/週
PVポイント 0 60 60 10 70 60 30 290/週
小説ブログ 201位 204位 208位 215位 215位 212位 205位 11,756サイト
恋愛小説(純愛) 11位 11位 12位 12位 12位 13位 13位 870サイト
BL・GL・TLブログ 29位 29位 29位 31位 31位 31位 30位 3,135サイト
BL短編小説 2位 2位 3位 3位 3位 4位 4位 113サイト
BL小説 12位 11位 11位 12位 12位 11位 10位 887サイト
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今日 04/24 04/23 04/22 04/21 04/20 04/19 全参加数
総合ランキング(OUT) 5,224位 5,503位 6,162位 6,381位 7,290位 7,291位 6,749位 1,034,331サイト
INポイント 10 40 20 30 20 10 20 150/週
OUTポイント 40 190 70 160 90 60 180 790/週
PVポイント 0 60 60 10 70 60 30 290/週
小説ブログ 105位 105位 122位 123位 142位 141位 127位 11,756サイト
恋愛小説(純愛) 8位 8位 9位 9位 10位 10位 10位 870サイト
BL・GL・TLブログ 24位 25位 27位 29位 34位 34位 32位 3,135サイト
BL短編小説 3位 3位 3位 3位 3位 3位 3位 113サイト
BL小説 7位 7位 10位 11位 11位 12位 11位 887サイト
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今日 04/24 04/23 04/22 04/21 04/20 04/19 全参加数
総合ランキング(PV) 13,950位 12,821位 12,527位 12,251位 11,669位 11,496位 11,899位 1,034,331サイト
INポイント 10 40 20 30 20 10 20 150/週
OUTポイント 40 190 70 160 90 60 180 790/週
PVポイント 0 60 60 10 70 60 30 290/週
小説ブログ 215位 198位 197位 198位 190位 189位 194位 11,756サイト
恋愛小説(純愛) 9位 8位 8位 8位 8位 8位 9位 870サイト
BL・GL・TLブログ 36位 33位 30位 29位 28位 25位 28位 3,135サイト
BL短編小説 2位 2位 2位 2位 2位 2位 2位 113サイト
BL小説 10位 10位 9位 10位 9位 9位 8位 887サイト
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  • 焔えるルビナイト 7

    焔えるルビナイト 7

    ワイドキングサイズのベッドに敷かれているシーツの色は、ミッドナイトブルー。白やアイボリーなどの淡く柔らかな色を好んで使うアルフレードが選んだものとしては珍しい。それも無地で、寝室に相応しい落ち着きはあるが、一見すると地味な印象を抱かせる。寝室の四方ある壁のひとつは全面ガラスで、2面は白い壁紙だがベッドの頭側の壁はチョコレート色に塗られている。そのためシーツを暗色にすると寝室全体が遊び心のない空間に...

  • 焔えるルビナイト 6

    焔えるルビナイト 6

    すごい1日になっちゃったね、と苦笑するアルフレードに淹れたてのミルクティーを差し出しながら、ハインリヒも肩を竦めた。「疲れただろう」「ハインもね、お疲れ様でした。さっきまで電話鳴りっぱなしだったけど、ひとまずは落ち着いたみたいだね」「あぁ、やっとだ。そろそろ叩き壊すところだった」「ホテルから病院に向かう前からすごかったもんね。あれってどこから情報が伝わるの?」事故のニュースの速報は出たかもしれない...

  • 焔えるルビナイト 5

    焔えるルビナイト 5

    鼓動が煩い。息が切れる。指先は冷え、血の気が引く。擦れ違った看護師が「廊下を走らないでください」と叱責する声を背中に聞きながら、ダイトは処置室と書かれているプレートの中から目的の番号を探す。本来は静かなはずの廊下にも人が溢れ、ざわざわと空気が落ち着きない。だが、それに構う余裕もなく、ダイトは見つけ出した番号の部屋のドアを勢いよく引いた。「無事か!?」ノックもなく突然開いたドアとそこから転がるように...

  • 焔えるルビナイト 4

    焔えるルビナイト 4

    「今回もカマーバンドじゃなかったかぁ…」ぽつり、と零されたアルフレードの声は周囲の音に搔き消されるほど小さなものだったが、ハインリヒの耳には届けられた。足を止め、どうしたと問う。「え?」「今、カマーバンドがどうのと言っていただろう?」「あ、口に出ていた…?」はっとした顔をして口許を手で隠すアルフレードにハインリヒは口端を緩めた。随分と幼い仕草だが、どうしてこうも艶っぽく見えるのか。その柔らかな金糸の...

  • 焔えるルビナイト 3

    焔えるルビナイト 3

    ビジネスやネットワーキング、文化的な交流を目的とし、特定の社会的な階層や特権階級のメンバーが集まるイベント。それらを一般的に、社交パーティーと呼ぶ。親しい友人や家族とカジュアルな雰囲気の中で気軽な会話や交流を楽しむこともまたひとつの社交パーティーではあるが、それとは何もかもが違う、とアルフレードは煌びやかな会場を見渡した。所謂、上流階級と呼ばれる人間たちによるそれはまさに“社交”と呼ぶに相応しい。会...

  • 焔えるルビナイト 2

    焔えるルビナイト 2

    と言うことが今朝あった、と話し終えたハインリヒはグラースから差し出されたコーヒーを受け取り、ゆっくりと口を付けた。かつてはその液体を流し込むばかりで、味わうことはなかった。いや、その行為に意味を感じなかったと言うべきか。吐き出してはいけない言葉を、表に出してはいけない感情を流し込むためだけにそれを利用していたに過ぎない。だが今は、こうして立ち止まり、香りと味を楽しむ余裕ができた。余裕ができた、と気...

  • 焔えるルビナイト 1

    焔えるルビナイト 1

    手繰り寄せた布をもそもそと身に着け、アルフレードは睡魔の手を振り払うように目を擦った。小さく欠伸を零しながら半身を起こし、広いベッドから何とか抜け出す。ワイドキングサイズのそれには上等なスプリングが使われており、淡いクリーム色のシルクのシーツは肌触りが良い。それに誘われるままうっかり二度寝してしまったことも一度や二度ではなく、後ろ髪を引かれながらもアルフレードはまだ覚醒しきっていない身体をぐっと伸...

  • ベローナが祝ぐ日まで 10

    ベローナが祝ぐ日まで 10

    悪夢に魘されて飛び起きるのでもなく、浅い眠りのままぼんやりと覚醒するのでもなく。瞼越しに感じる光が徐々に身体を包み、日向の中で、穏やかな気持ちで、目を覚ます。溜め息から始まるのではなく、清々しい気持ちで迎えた朝。しっかりと休息を得た身体は軽く、心も弾む。思考もクリアで、アルフレードは早々にベッドに別れを告げた。ぐーっと両腕を上げて身体を伸ばし、夜着の上に薄手のカーディガンを羽織る。寝室を出る足取り...

  • ベローナが祝ぐ日まで 9

    ベローナが祝ぐ日まで 9

    国境を越え、いくつかの都市を抜けて。アウトバーンからの景色を楽しみながら、ウィーンからミュンヘンまでのおよそ4時間30分の道程をたっぷりと堪能して。美しいオレンジ色の屋根が建ち並ぶ中に聳え立つ近代的な高層がビルが見えてきた頃には、すっかり陽が暮れていた。ミュンヘンの空が夕日に染まる頃には帰り着いている予定だったが、つい寄り道を繰り返してしまったな、とフルアは口端をそっと緩めた。助手席には、先ほどから...

  • ベローナが祝ぐ日まで 8

    ベローナが祝ぐ日まで 8

    身体に染み込んだ習慣から呼吸のように自然に後部座席のドアを開ければ、不思議そうな眼差しを向けられる。ドアを開けられることなど初めてではないだろうにどうしたのだろう、とフルアも疑問を滲ませた視線をアルフレードに向けた。「アル君?」「えっと、前じゃダメですか?」「はい?」助手席に、とおずおずと指を差され、そこでようやく合点がいく。彼を乗せるときはプライベートな感情が優先されるとはいえ、上司であるハイン...

  • ベローナが祝ぐ日まで 7

    ベローナが祝ぐ日まで 7

    ヒュッと、息を飲む引き攣った音は悲鳴に似ていて。ハインリヒは足を止め、その音の先を見た。瞳は見開かれているが、その焦点は虚ろで。頭で考えよりも先にハインリヒは呼吸を忘れて微動だにしないアルフレードの肩を抱き寄せた。搭乗ゲートへ急ぐ者、次の目的地に向かう者、長旅を終えて帰って来た者たちが入り混じる国際空港のコンコースは鉄道の最終便が迫る時刻であっても賑わっている。大きなキャリーを引く者たちが訝しそう...

  • ベローナが祝ぐ日まで 6

    ベローナが祝ぐ日まで 6

    “魂の殺人”。それは、狂気と悪意によって身体も心も凌辱されることを意味する。一方的な暴力によって人としての尊厳を踏み躙られ、否定され、日常の全てを変えられてしまう。傷の痛みは簡単に消えるものではなく、酷い凍傷のように皮膚の下に残り続ける。想像してみてほしい。「また明日」と笑顔で別れた友と昨日のように笑い合うことができなくなり、昨日まで楽しみだったテレビ番組を見ることもできなくなり、あれほど心待ちにし...

  • 甘くとける恋はいかがですか

    甘くとける恋はいかがですか

    大人が抱えても腕が回りきらないサイズの大きなテディベア。ふわふわと柔らかな毛並みは蜂蜜色、真ん丸の瞳はチョコレート色。あれはいつだったか、お前に似ていると思ったら買っていた、と言ってそれを脇に抱えて帰って来たその人は、今。ぐったりとソファに沈んで大きな溜め息を吐き出している。オートクチュールの上等なスーツが皺になることも構わずに横に脱ぎ捨て、首元でだらしなく緩めたネクタイを乱暴に抜き取って放り投げ...

  • ベローナが祝ぐ日まで 5

    ベローナが祝ぐ日まで 5

    何故、彼ばかりが。何故、と繰り返し溢れてくる言葉をハインリヒは奥歯で噛み殺した。骨が軋む嫌な音が頭に響いたが、それには構わずにベッドの縁に腰を下ろして拳を握りしめる。いっそ感情のまま喚き散らかし、壁か床に叩きつけてしまおうか、とその拳を振り上げた。歯痒さやもどかしさは焦燥と苛立ちを伴い、すでに冷静ではない。引き結んだ唇を解けば、そこから怒りや憎しみが止め処なく溢れそうになる。水が沸くようにふつふつ...

  • ベローナが祝ぐ日まで 4

    ベローナが祝ぐ日まで 4

    果たして危惧は危惧で終わったのか。いつもの夜が過ぎ、いつもの朝を迎え、いつもの日常が過ぎて行く。すでに2週間。アルフレードが「憂鬱なニュースを見てしまった」と引き攣った苦笑を見せたあの日から、2週間が経った。あの日、彼を1人にしてしまうことに不安が拭えずにダイトの医院に出向くように仕向けて。違和感に気付いたフルアに問い詰められ、彼から状況を聞いたグラースが慌てて執務室に飛び込んできて。自分たちもアル...

  • ベローナが祝ぐ日まで 3

    ベローナが祝ぐ日まで 3

    ペーパーレスの時代とは一体なんなのか。積み重なっていく書類の山を前にうんざりした顔で溜め息を吐きながらも、黙々とそれを崩していた上司の手が止まったことに気付いたフルアはボトルグリーンの瞳を探るように細めた。淹れたてのコーヒーを彼の手元に置き、その端整な顔を窺い見る。世界的な大企業の最高執行責任者。実質のトップというその肩書きは誰もが羨む。白を黒にすることも容易い力を持ち、名声と金も思うまま…と、他...

  • ベローナが祝ぐ日まで 2

    ベローナが祝ぐ日まで 2

    肌にシーツが触れる。ミュンヘンの街が深い雪に覆われていようともセントラルヒーティングによって全ての部屋は1年中適温に保たれており、寝室の空気も穏やかで。しかし、深夜特有の独特な凛とした静かさにアルフレードの肩が小さく跳ねた。それに気付いたハインリヒが毛布を引き上げ、2人でその中に入り込む。「寒くないか?」「うん、大丈夫だよ。こんなにもあったかい」子供のようにぎゅうと抱き着いてくるアルフレードにハイン...

  • ベローナが祝ぐ日まで 1

    ベローナが祝ぐ日まで 1

    ほのかに甘く、日向のような優しい香りが鼻孔を擽る。ネクタイを首から引き抜き、ソファの背に身体を預けたハインリヒは大きく息を吐き出した。両肩に圧し掛かっていた息が詰まるほどの重たさは、大仰な肩書きに伴う責任と覚悟の質量。用意されたたった1つの椅子が置かれているのは、目が眩むほど高い場所で。そこで味わう孤独は、まるで上下さえ分からなくなるほどの闇の中に取り残される感覚に似ている。どこに進むべきか、そも...

  • レヴァントリの下で

    レヴァントリの下で

    窓の向こうに広がるのは、白銀の世界。木々も家々も雪に覆われ、そこにあるはずの色を覆い隠している。動物の気配もなく、シンと静寂に包まれた夜はどこかもの哀しい。だが、星の明りに照らされて淡く輝いているその光景にアルフレードは瞳を煌めかせた。美しい、と思う。凛と静謐な空気と頭上に広がる満天の星空、そして、暖炉の中で薪がパチパチと爆ぜる音。そのどれもが完璧な芸術作品のように存在している。心が、弾む。自然と...

  • 㤅を知る

    㤅を知る

    至急対応して欲しい案件がある、と秘書のフルアから連絡を受けたのは1時間前のこと。担当部署からの報告書に目を通し、いくつかのメールに返信し、やるべきことに片を付けたハインリヒはふぅと小さく息を吐き出した。身体を伸ばし、そのままソファの背に体重を預ける。ラップトップの画面を埋め尽くしている小さな文字や数字がぼんやりと滲み、疲労が蓄積された目頭を解そうと手を伸ばす。と、その指先が眼鏡のブリッジに当たった...

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