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「音楽&オーディオ」の小部屋 https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

「音楽&オーディオ」大好き人間・・SPユニット「アキシオム80」を中心にあれこれ綴りました。

PC家電ブログ / ピュアオーディオ

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2010/04/27

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  • 運転免許証の更新~塗炭の苦しみ~

    来年は3年おきの運転免許証更新の年に当たる、そしてブログ主の誕生日は3月7日。(奇しくも3と7は大好きな素数です!)ということは、6か月前に「運転免許証の更新について」という警察からの葉書が舞い込むんですよねえ。3年が経つのは実に早い、そして気分的に重くなるのも前回と同様・・。そう、75歳以上は免許更新に当たって「認知症テスト」があるんです!(笑)いちばん苦手なのが、何の脈絡もない絵柄を16枚見せられてその後にどのくらい覚えているか「書き出してみろ」というやつ。ただでさえ記憶力が衰えているのにそんな無茶な~(笑)。で、ベストの方策なのはこの際「免許証を放棄します」ことなんだけど、好きな時に好きな場所に行けるという自由ばかりは手放すわけにいかない、まだそれほど運転が危険になっているつもりも毛頭ないし~。この...運転免許証の更新~塗炭の苦しみ~

  • WE300B真空管の欠点について

    今日からこの1年を締めくくる「師走」です。その名の由来となると、「語源説」として9個あるが、そのうち代表的なもの3個を挙げると、1経をあげるために師僧が東西を馳せ走る月であるところから、シハセ(師馳)の義〔奥義抄・名語記・嚢鈔〕。2四季の果てる月であるところから、シハツ(四極)月の意〔志不可起・和爾雅・日本釈名〕。3トシハツル(歳極・年果・歳終)の義〔東雅・語意考・類聚名物考・和語私臆鈔・黄昏随筆・古今要覧稿・和訓栞〕。さて、前々回のブログ「我が家のベスト1はこれだ!」の中で記載していたこの文章をご記憶だろうか。「北国の真空管博士」曰く・・、「300Bという球にはプレートの大きさ故に欠点があります、それは・・・です。したがって前段管に何を使うかが非常に重要になります。あなたのアンプに使っているエジソンマツ...WE300B真空管の欠点について

  • ベートーヴェンのピアノソナタ「作品111」

    「クラシック音楽がすーっとわかるピアノ音楽入門」(2008.6.20、山本一太著、講談社刊)に、「ベートーヴェン晩年のピアノ・ソナタ」について次のような記述(95~96頁)があった。~以下引用~『ベートーヴェンは、1820年から22年にかけて「第30番作品109」、「第31番作品110」、「第32番作品111」のピアノ・ソナタを書き、これらがこのジャンルの最後の作品となった。この三曲をお聴きになったことのある人なら、これが現世を突き抜けた新しい境地で鳴り響く音楽だとして理解していただけると思う。とにかくこういう超越的な音楽の神々しさを適切に美しく語ることは、少なくとも著者には不可能なので、簡単なメモ程度の文章でご容赦ください。ベートーヴェンの晩年の音楽の特徴として、饒舌よりは簡潔、エネルギーの放射よりは極...ベートーヴェンのピアノソナタ「作品111」

  • 我が家の「ベスト1」はこれだ!

    前回からの続きです。いよいよクライマックスの「AXIOM80」の「オリジナル版」(旧)と「復刻版」(新)の聴き比べである。いわば「新旧の対決」といえる。ちなみに、クルマなどは新型ほど優れているに決まっているが、オーディオの世界は真逆である。たとえば真空管は古いものほどツクリも音もいいし、スピーカーだって古いものほどいい。タンノイは、古い方からマグネットのカバーの色の違いにより「モニターブラック」→「シルバー」→「レッド」→「ゴールド」の順に音がいいとされている。もちろん「お値段」の方も見事にこれに比例している。なぜか・・、筆者が憶測するに当時は音楽芸術が今とは比較にならないほど重要視されていた、そしてそれを聴く道具もそれに呼応するかのように、コストを度外視して念入りに作られていた・・、これに尽きるんじゃな...我が家の「ベスト1」はこれだ!

  • 両雄並び立たず~いざ決戦~

    昨日(27日)の夕刻、小雨交じりの中をウォーキングしていたら空に虹が浮かんでました。まるで我が家のオーディオを祝福しているみたいなので思わずパチリ(笑)。さて、「両雄」という言葉を聞くと、中国古代の「項羽」(こうう)と「劉邦」(りゅうほう)の対決を思い出す。紀元前205年前後に、武勇に優れた「項羽」と、情に篤い「劉邦」が覇権を争ったが最後は「劉邦」が勝って漢帝国の始祖となった古事。「ペンは剣よりも強し」(東大合格者数で有名な高校の校是です)の一例と言えないこともないかな。あの有名な「四面楚歌」(しめんそか)という言葉は、最後の決戦「垓下(がいか)の戦い」で項羽側が立てこもった城を劉邦側(楚の国)から取り囲まれて四方から広がる「楚歌」を聴かされ「周りは敵だらけ」だと敗北を悟る諺ですね。で、当のブログ主の「四...両雄並び立たず~いざ決戦~

  • 「AXIOM80」で広がる交流の輪

    ブログで勝手気ままに情報発信していると、全国津々浦々の見知らぬ方からメールをいただいたりするのでとてもありがたく思っている。とりわけ希少なスピーカー「AXIOM80」繋がりで、交流の輪が広がるのは引退して閉鎖的な身分にとってはたいへんうれしいこと。このほど、「あなたのブログに触発されてAXIOM80を手に入れました」という方からメールをいただいた。仮にHさんとしておこう。なんでも、大先輩にあたるオーディオマニアを拝み倒して手に入れられたという。手前味噌になるけど、数あるスピーカーの中で「AXIOM80」に目を付けられるとはまことに「慧眼(けいがん)の至り」だと思いますよ。どなたかのブログに「傾城(けいせい)の美女」(「楊貴妃」のこと)ならぬ「人生を左右する傾城のスピーカー」という言葉がありましたが、いった...「AXIOM80」で広がる交流の輪

  • 素敵な「あいまい・ぼんやり語」

    「あいまい・ぼんやり語辞典」というのがある。日常的にそれほど「詰める」タイプではなく「アバウト人間」なのを自覚しているので「曖昧さ」があってもあまり気にならない。大好きな「音楽&オーディオ」は別ですけどね~(笑)。いつも「ま、いっか」が口癖だし、この世知辛い世の中で何もかも「白黒」をはっきりさせない方がいい場合だってある、ときにはぼんやりした灰色もあっていいんじゃないか、それが「大人の知恵」というものだろう。というわけで、本書は自分にとって格好の本である。興味を惹かれた言葉をピックアップして記録しておこう。トップバッターはこれ。(以下、引用)1「どうも」(118頁)「どうも」はお礼でもお詫びでも使える。出会いでも別れでも一応のあいさつになる。まことに便利な言葉である。「ありがとうございます」「申し訳ありま...素敵な「あいまい・ぼんやり語」

  • 「両雄並び立つ」理想的な展開

    そもそもの始まりは、およそ1か月前にはるばる岡山県からお見えになった「YO」さんのご来訪からだった。そのときに持参されたのがかの有名な「PM-6A」(ローサー)。まず、ギター用の薄板に独特の細工が仕掛けられたボックスに驚き、そしてその奏でる音に仰天した。「このスピーカーを譲ってください」と、思わず叫んだが、とうてい適うはずもなかった。何とか「AXIOM80」を似たような音にできないものか、それから「薄板バッフル」への挑戦にとりかかった。それからの悪戦苦闘はもうご存知ですよね~(笑)。念のために書いておくと、まずは「AXIOM80」(オリジナル)のバッフルを「薄板5.5mm」に変更し、バッフル全体の響きを良くするために「ARU」は底板に取り付けた。その結果はGOOD!着実に以前より前進している、と思った。で...「両雄並び立つ」理想的な展開

  • 新聞記事「三題」に思う

    日経新聞に興味を惹かれた記事が三題あった。☆真理の錯誤効果嘘でもなんでも繰り返し吹き込まれると、それが段々と真実に思えてくるという話で、言わんとするところはこの度の「兵庫県知事選挙」における「SNS」効果を念頭に置いてるのじゃないかな~。ああいう人物が再選するなんて、県民はいったい何を考えているんだろうかと嘆きたくなるが、他県の人間が発言できる権利はないけどね・・。そして、大統領選挙でのトランプの圧勝・・、トランプが勝ったというよりも相手のハリスという球が悪かったと思う。女の武器を利用して出世したという噂が出るようじゃ、ダメだね~。アメリカ大統領ともなると「カリスマ」性が必要なんだから、その点で大きな差がついたように思う。世界中が首をすくめて「この台風を4年間辛抱すればいいさ」と静観するとみているが、その...新聞記事「三題」に思う

  • メーカーのお仕着せの音よりも自分の感覚を優先する

    オーディオの華は何といってもスピーカーだと思っている。ここが一番音を支配する要素になっているといっても過言ではないし、ここがダメだとほかのDACやアンプをいくら頑張ってみてもアウトだろう。ただし、このスピーカーも構成する要素がいろいろあって、ユニットの性能、そして箱のツクリ、ネットワークの性能、設置場所など枚挙に暇がない。で、メーカー既成のスピーカーについてだが、初めからある程度疑惑の眼を向けていているのがホンネ。もちろん、その製品の値段と見合った範囲内での話だし、自分の耳にそれほど自信を持っているわけでもないが、好みの音か或いはそうじゃないかぐらいは分かる。こういうクセがついたのも、けっして責めを負わせる積りはないが、当時交流のあったオーディオ仲間の影響も否定できない。仮にMさんとしておくが、若い頃は実...メーカーのお仕着せの音よりも自分の感覚を優先する

  • 「Yの哀しみ」 → 「女やもめに花が咲く」

    アルファベットの「Y」という文字を見ると大のミステリーファンの一人として、エラリー・クィーンの傑作「Yの悲劇」をすぐに連想する。それはそれとして、今回は同じYでも「Yの哀しみ」という遺伝子の話。ご承知のとおり男性は「XY」の染色体(女性はXXの染色体)を持っているが残念なことにそれは基本仕様ではなく、生まれたときに片方にそのY遺伝子という貧乏くじを引いたばかりに女性よりも短命になっているという話である。「本が好き」(光文社月刊誌)本誌に「できそこないの男たち~Yの哀しみ~」というのがある。著者の福岡伸一氏は青山学院大学理工学部(化学・生命科学科)教授。最新の時点で日本人男性の平均寿命(生まれたばかりの男子の平均余命)は81歳であり、対して女性の平均寿命は87歳。ゼロ歳の時点ですでに6年もの差がある。「女性...「Yの哀しみ」→「女やもめに花が咲く」

  • クラシック専門の音楽喫茶「アマデウス」

    指揮者「ウォルフガング・サバリッシュ」(1923~2013)についてどのくらいの方々がご記憶だろうか?彼はN響の桂冠名誉指揮者だったので、全国放映の機会も多くもしかして演奏風景をご覧になった方があるかもしれない。いかにも大学教授然とした風貌の持ち主で享年89歳だったので行年に不足はないがとても好きな指揮者の一人だった。周知のとおり、本家、ヨーロッパのクラシック界ではオペラが重要な演目になっており、「オペラを振らせると指揮者の実力が分かる」とまで言われているが、彼が指揮したオペラ「魔笛」は大のお気に入り~。極めてオーソドックスな解釈のもと、どこといって破綻のない、まことに中庸を得た演奏だったので安心して「魔笛」の世界に浸れたものだった。改めて手持ちを確認してみるとサバリッシュ指揮のものはCD盤(2枚組)とD...クラシック専門の音楽喫茶「アマデウス」

  • 適材適所 そして 二転三転

    ご存じのように「適材適所」とは、その人の能力や才能、資質などを考慮して、適した部署や任務に配することにある。官庁や企業で「人事異動」が行われるたびに、「適材適所です」と「決まり文句」のように当局から発表されていますよね。我が家のオーディオも、恒常的な読者ならご存じのようにかなりのスピーカーや真空管アンプに恵まれているので常に「適材適所」を心掛けているが、現在いちばん取り扱いに困っているのが、JBLの「075」ツィーターである。ちなみに、オリジナルがこれ。この大型ホーン付きツィーターとお付き合いを始めてからもう軽く20年以上にはなるだろうか。当時、交流があったオーディオ仲間から強力に薦められたのが一因。「能率は110dbと極めて高いし、小出力の質のいい真空管アンプが使えますからとても重宝しますよ。オリジナル...適材適所そして二転三転

  • 芸術的な価値はコストで割り切れるものだろうか

    いつぞやの「読売新聞」に掲載されていた記事がこれ。ストラディバリウスといえば周知のとおり数あるヴァイオリンの中でも王様的な存在だが、この種のネタは旧くて新しいテーマとしてこれまでも度々提起されている。その理由は「数億円もするヴァイオリンが、はたしてそれに見合う音を出しているのか?」の一点に尽きる。煎じ詰めると「藝術的な価値をコストで割り切れるのか」というわけで、結論の出しようがない不毛の議論が性懲りも無く何度も何度も繰り返されている~(笑)。この新聞記事では演奏者の正体が明かされていないところがポイントで、たとえば一流の演奏家が弾くのと二流の演奏家が弾くのとではいかなる名器であっても違った響きを出すのが当たり前だから随分と無茶な話のように思える。ちなみに、ずっと以前に「名器ストラディバリウスの真価とは」と...芸術的な価値はコストで割り切れるものだろうか

  • 「骨まで愛して」と「台湾つまようじ」

    ☆「骨まで愛して」前々回のブログ「I’llbeseeingyou」(ウマさん便り)は、英訳・和訳のクリエイティブな妙味をご教示いただきました。たとえば、「ビリー・ホリデーが歌った「I’llbeseeingyou」→「あなたを思い浮かべるでしょう…」これや!いやあ嬉しかったね。「seeing」って「見る」にこだわってたらあかんわけや。…心の中でseeing…→「思い浮かべる…」なるほどなあ。」続いて、「スタンダード曲「I’vegotyouundermyskin」を「あなたはしっかり私のもの」と訳した方がいた。偉い!」これに対して、メル友さんからさっそく反応がありました。「I`vegotyouundermyskinの訳ですが、こういうのはいかがですか?「骨まで愛して」もちろん、私のオリジナルではありません。2...「骨まで愛して」と「台湾つまようじ」

  • 禁断の木の実(このみ)

    4日前に遠方からやってきた友人たちから、当然のごとく次のような質問があった。「もう趣味の域を超えていると思うんだけど、どうしてそんなにオーデイオに熱心なのかな?」「オーディオに夢中というよりも音楽が好きなんだよね。好きな音楽をできるだけ好みの音で聴きたいというそれだけだよ。音楽は聴く音によって印象が様変わりするからね~。したがって「音キチ」と思われるのがいちばん嫌なんだよね。」閑話休題「禁断の木の実」という言葉がある。その意味は「禁じられているけれど、きわめて魅力的な快楽や行動のたとえ。」だという。我が家のオーディオにも似たような例がありまっせ~(笑)。たとえば・・、お金も力もない「か弱い老人」の心をいたずらに「かき乱す」ので、日頃あえて遠ざけている「AXIOM80」スピーカー。というのも、あまりにも魅力...禁断の木の実(このみ)

  • 「I’ll be seeing you」~ウマさん便り~

    南スコットランド在住のウマさんから投稿直前に「ホットメール」が届きましたので、ご紹介させていただきます。タイトルは「I’llbeseeingyou」英文学者・夏目漱石は「Iloveyou…」を「月がきれいですね…」と訳したそうやけど、これ、文学的「意訳」と捉えるか、単に「気障(キザ)」な表現ととるか、どうなんやろ?僕やったらどう訳すかなあ?いろいろ考えてみたけど、これやね…「Iloveyou…」→「好かんタコって言わないでね…」僕の好きな古いアメリカの歌「I’llbeseeingyou」…この歌詞に「Iloveyou」はない。だけど「Iloveyou」の心は溢れている。初めて聴いたのは高校時代やった。心斎橋・日本楽器のレコード売り場をウロウロしてた時に流れていた。思わず、おっ!…聴き惚れてしもた。で、売り...「I’llbeseeingyou」~ウマさん便り~

  • 「道の駅」巡り

    前回からの続きです。「稲尾記念館」の見学が済んで、次は「別府市竹細工伝統産業会館」へ場所を移した。なぜかは知らないが別府は古くから竹細工が盛んだったそう。館内は撮影禁止の作品が多かったが、辛うじて「撮影OK」だったのがこの二つ。すっかり見とれてしまいました。以上で初日の日程は終了して、ホテルまで二人を送り届けたが、ホテル内は中国人、韓国人、そして欧米人でごった返していた。コロナ騒動が済んで確実に別府のホテルは持ち直している模様。そして、夜の会食はホテルの1階のレストランで17時半から開始~。談論風発~、飲み会は年に1~2回なので実に楽しかった。「R18」もどきのきわどい話を沢山したが娘がこのブログに目を通しているので披露するのは止めておこう(笑)。3時間ほどでお開きになって「明日は9時半に迎えに来るからね...「道の駅」巡り

  • 友あり、遠方より来たる

    昨日(13日)は高校時代の同窓の友人2名が我が家に来てくれた。何せ横浜と佐賀(「O君」)からだから、遠方もいいところ~。ちなみに、横浜の「T」君はカメラが趣味で、いつもこのブログの末尾を飾ってくれている写真は彼が撮ったものです。カメラは「ニコン」の上級品、そして「ニコンカレッジ」に長年通っていて、その費用はカメラ代を軽く上回っているという。ハードよりもソフトにお金をかける・・、これって上達の極意じゃないかな~。誰か「オーディオカレッジ」を開設してくれないかな(笑)。それはさておき、数日前からオーディオルームの整理整頓に余念がなかった。こういうときじゃないと、片付けにヤル気が出てこないので絶好の機会ではある。まずは、当日出番がやってきそうにないアンプやスピーカーを隣の応接間に移動させた。いつもは眉を顰める家...友あり、遠方より来たる

  • 貴重な写真のご提供に感謝します

    昨日の記事「麻雀の極意は人生全般に通じる」は、日頃のオーディオ記事なんか足元にも及ばないような好評ぶりでした。読者はこういう記事を望んでいると分かっちゃいるけど・・、オーディオ記事を止めるつもりはいっさいない、もうこうなると意地ですね~(笑)。で、この記事のどこが共感を呼んだかといえば、やはり人生に付きものの「運」に対する対処の仕方でしょうか。結論からいえば「運は山あり谷ありのように周期をもって襲ってくるが、最終的には誰にも公平で帳尻は合うことになっている」若い頃、麻雀に熱中していた時に「運の周期」にはとことん悩まされた。ツイてないときはどうもがいてもまったくダメ、ところがじっと我慢して耐え忍んでいると、いつのまにかツキが戻ってくる。で、そもそも、その周期がどうして起こるのかは今もって大きな「謎」である。...貴重な写真のご提供に感謝します

  • 麻雀の極意は人生全般に通じる

    ミステリーを読むのも大好きだが、エッセイにも大いに心を魅かれる。いわば、「虚構」と「リアリティ」の二刀流使いともいえる~(笑)。このエッセイの著者は作家の「黒川博行」氏、(以下「氏」)。まだ一冊も読んだことがないが、直木賞を受賞されているとのこと。何の前知識もないまま読む続けていくと、何とまあ、ありとあらゆる博打にのめり込む姿が映し出されている。いやあ、こんなハチャメチャな豪快な人が要るんだと驚きました!誰かが「氏」を称して「黒い川を渡って博打に行く」(氏名から連想)という言葉に思わず腹を抱えて笑った。さて、その博打の中でもいちばん熱中し歴史が長いのが「麻雀」だった。ブログ主も学生の頃は大好きで友達と4人で卓をかこっていたが、概してカモられることが多くて弱かった。そのうち才能が無いことがわかって縁遠くなっ...麻雀の極意は人生全般に通じる

  • 「くちなしの花」最終回~ウマさん便り~

    南スコットランドの粋人「ウマさん」からメールが届きました。前回の「くちなしの花」の最終回です。「いいですね、ストレート・ノーチェイサー!」その方が口にした言葉に、思わず仰け反りそうになった。確かに僕のウィスキーの飲み方はストレート・ノーチェイサーだけど、まさか、ジャズのスタンダードになっている曲のタイトルを彼が口にするとは思ってもいなかった。ジャズの歴史における巨人の一人で、数多くの名曲を書いたのが、ピアニストのセロニアス・モンク。その代表曲の一つが「ストレート・ノーチェイサー」です。彼のそのコメントを聞いて、この方はジャズを知ってるなと思った。さらに、そのあと、彼が言ったことには膝を叩いてしまった。「くちなしの花って、ほら、ビリー・ホリデイが、よく耳に飾っていた花ですよ」そうか!あの花、くちなしの花だっ...「くちなしの花」最終回~ウマさん便り~

  • 「選択肢を増やす」 → 「質の向上」

    我が家だけの現象かもしれないが大好きな音楽に聴き惚れていると、もしかしてこのシステムがどこか故障したらどうしようと、不安というか脅迫観念に苛まれることがままある。大切なものを失いたくない気持ちは誰にでもあると思うが、所詮は機器の組み合わせの羅列だから故障して当然という気持ちもある。たとえば、我が家の例を述べてみると「テレビ」(YouTube)→「DAC」→「プリアンプ」→「パワーアンプ」→「スピーカー」といった流れだが、このうち一つでも不調を来すと途端に「好きな音」が失われてしまう。とりわけ、消耗品の真空管を使っている「プリアンプ」と「パワ―アンプ」はいずれは(真空管の)交換という憂き目が確実に待っている。そして、真空管以外でも故障した時の不安を少しでも打ち消すために「スペア」の確保に常時余念がないところ...「選択肢を増やす」→「質の向上」

  • 趣味の効用

    いつぞやのこと、九州工大の68歳の大学教授が東京の風俗店の従業員を自宅の前で待ち伏せするなどし、ストーカー容疑で逮捕されたと報じていた。エッ、大学教授ともあろうものが・・!近年、中高年のストーカーが増えているそうで、たとえばコンビニで釣銭を受け取るときに、女性店員が手を包み込むようにやさしく渡してくれたので自分に好意を持っていると勘違いし、以後見境なく追いかけ回す事例などを挙げていた。近年「老いらくの恋」という言葉を滅多に聞かないと思っていたら、現代では元気のいい中高年が増えたせいか「ストーカー」という直接行動に打って出ている模様(笑)。もともとストーカーになるにはそれなりの素質があるそうでテレビで5点ほどあげていた。メモするのが面倒くさかったので、あとでネットでググってみたところ次の通りだった。1恋愛経...趣味の効用

  • いい音 いい音楽 そして 良質のミステリー

    つい先日のブログ「ミステリーの手練れ」にこう記していたことをご記憶だろうか?「本書の中で冒頭に「押さえておきたい古典10選」というのがあった。秋の夜長にミステリーに読み耽るのも一興です。未読の方はぜひ~。ヴァン・ダイン「グリーン家殺人事件」、アガサ・クリスティー「ABC殺人事件」「杉の柩(ひつぎ)」、エラリー・クイーン「エジプト十字架の謎」「Yの悲劇」、ウィリアム・L・デアンドリア「ホッグ連続殺人」、ドロシー・L・セイヤーズ「ナイン・テーラーズ」、横溝正史「獄門島」、高木彬光「刺青殺人事件」、島田荘司「奇想、天を動かす」このなかでブログ主の未読は「杉の柩」「ナイン・テーラーズ」「奇想、天を動かす」の3冊です。というわけで、「善は急げ」とばかり図書館に駆けつけて、ようやく未読の内の2冊をゲットしました。そし...いい音いい音楽そして良質のミステリー

  • 好事魔多し → ピンチはチャンス

    「好事魔多し」(こうじまおおし)とは・・、ご存知の方も多いと思うが、「物事がうまく進んでいるときほど、意外なところに落とし穴がある」ということわざです。このところ、オーディオで快進撃を続けていた積りだったら意外なところに「落とし穴」があったというお話です~(笑)。板厚「5.5mm」へのバッフル交換・・、手始めに「AXIOM80」で味を占め、「スーパー10」で調子に乗って、次は「TRIAXIOM」(グッドマン:同軸3ウェイ)へと順調に加速したのはすでに既述通り。ところが・・、困ったことに「TRIAXIOM」からノイズが発生しだしたのである。原因は高音域の調整に付いている「アッテネーター」の接触不良である。なにしろ、60年ほど前のユニットだから故障して当たり前なのかもしれない、それに常時出現するノイズでもなく...好事魔多し→ピンチはチャンス

  • 「くちなしの花」~ウマさん便り~

    粋人「ウマさん」(南スコットランド在住)から、久しぶりにお便りが届きましたのでご紹介します。タイトルは「くちなしの花」前々回の訪日だから、もう数年前のことになるかな。東京で所用を終えたあと、時間があったので、昔住んでいた懐かしい南青山を訪れた。4丁目11番地の吉田さん宅の二階の四畳半に4年住んだけど、その家は跡形もなく、綺麗なファッションビルに変貌していた。住んでいた当時から気になっていたことがあったので、外苑西通りから一つ西に入った通りに向かった。この通りにはほとんど家がなく、人通りも少なく静かで、通りの西側には、やや傾斜した石垣が続いていた。1970年春、この街に住み始めた頃、この通りを歩いて六本木へ行こうとしたことがあった。しかし、途中で道に迷い、前を歩いている方に尋ねた。振り返ったその顔を見てびっ...「くちなしの花」~ウマさん便り~

  • オーディオは9割程度に留めておくほうが楽しい

    日本経済新聞の裏面に「交友抄」という短い記事が連載されている。各界で功なり名を遂げた方々が毎日登場して親しい友達との現在の交流状況を記載したものだが、つい先日の記事にはこういうことが記載されていた。「久しぶりにごく親しい友人と会った際にこれからの生き方ということで次の3つの申し合わせをした。1健康管理に気をつけること2奥さんを大切にすること3夢を持ち続けること。」1と2はよく分かるが3となるとちょっと難しい。はてさて、夢ねえ・・。オーディオで理想的な音を出すことも一つの夢だが、いかにもスケールが小さすぎて披露するのがチョット恥ずかしくなる~(笑)。青年時代に作曲家モーツァルトの謎の死と遺された最後のオペラの行方を軸にしたミステリーを書いてみたいと思ったことがあるが、所詮「薄志弱行の徒」とあってはとうてい実...オーディオは9割程度に留めておくほうが楽しい

  • 「お山の大将」の功罪

    つい先日のブログ「音は人なり」で、次のように記していたのをご記憶だろうか。プロ野球の「クライマックス・シリ~ズ」であえなくDNAに敗れた巨人・・、シーズン中では8ゲームの差をつけていたのだから、この「体(てい)たらく」に、家人の嘆くことひとかたならず~。そこで、こう慰めた。「どうせ、日本シリ~ズに出たらソフトバンクからこてんぱんにやられるんだから、今、恥をかいていたほうがいいぞ~」するとこう返してきた。「やってみなくちゃ分からないわよ・・」。どこまでもおめでたい「巨人ファン」なんだから~(笑)。10月27日もあっさり負けて、DNAは早々の2連敗・・、懸念通りとなりつつある。これで少しはあきらめもつくことだろうて~。」ところが・・、昨日(3日)のこと、何とDNAが2連敗した後に奇跡の4連勝!ギャフン・・、も...「お山の大将」の功罪

  • 柳の下に3匹目のどじょうを狙う

    このところ、スピーカー・ユニットを取り付けるバッフルの交換に余念がない。何しろ板の厚さが「1・5cm」から「5.5mm」の薄板に代えるだけで、いとも簡単に「低音」が出るようになるからたまらない~。オーディオは「気に入った高音」を出すよりも「気に入った低音」を出す方がはるかに難しいと思っているが、はたしてバッフルを響かせることで低音を出すのがいいことなのか悪いことなのか・・、こればかりはいろいろ論議があるところだろうが我が家で使っている古典系の英国ユニットを使う限りでは大いに気に入っている。な~に、自分さえ良ければそれでいい趣味なんだから~(笑)。当初、恐る恐る実験したのはグッドマンの「AXIOM80」(初期版)だった。そして、予想外ともいえるほど上手くいったので、「柳の下の二匹目のどじょう」を狙って次はワ...柳の下に3匹目のどじょうを狙う

  • ミステリーの「手練れ」

    「読書の秋」にふさわしく3か所の図書館、つまり県立図書館、地元の別府市図書館、そして隣町の日出(ひじ)町図書館を巡回しながらほとんど目いっぱいの借り入れ限度(1館あたり10冊)近く借りてくる。タダだと思って多少意地汚いところがありますな~(笑)。で、隔週、30冊近く新刊本を中心に目を通しているが、実は最初の1/3ほど読んで「これはダメだな」あるいは「相性が悪い」とそのまま読み捨てにする本がほとんどである。特に、若手のミステリー作家にはガッカリすることが多い。導入部の書き出しがいかにも堅苦しい印象を受ける。おそらく、会社勤めなどの組織に縛られたくない自由人を目指して、机に張り付いて一生懸命に頭を絞って書き下ろしたのだろう・・、そういう熱意は感じ取れるものの残念なことに筆力が追い付いていない。モーツァルトのよ...ミステリーの「手練れ」

  • お値段相応に活躍してもらわないと・・

    改修を終えて4年ぶりに戻ってきた「6A3シングル」真空管アンプだが、早くも3週間が経った。ハネムーンが済んで、ぼちぼち冷静さを取り戻し既存のアンプにも目が行き届きだす頃だ~(笑)。まず第一に槍玉にあげたいのが「WE300B」シングルアンプ。実は「6A3・・」相当にお金がかかっているのだ・・(笑)。ほら、高い契約金を払った割には活躍しない「野球選手」っているでしょう、お値段相応にもっと活躍してもらわないと困る・・、そういう存在だといえる。で、活躍できない原因を改めて探ってみることにした。回路などの細部はド素人なので弄るのはとうてい無理、せいぜい使っている真空管を代えることぐらい。まずは「整流管」に着目した。この球は交流を直流に代える役目を担っているが、縁の下の力持ち的存在でアンプ全体の「SN比」や「力感」に...お値段相応に活躍してもらわないと・・

  • モーツァルトの「ホトホンせれなード事件」

    作家の「村上春樹」さんが書かれた文章の中に次のような一節がある。「死んだ人や動物に対して、僕らがしてあげられるほとんど唯一のことは忘れないで覚えておいてあげることです」。日頃から気に入った言葉や文章に出会うと、こまめにメモしているがこれはその中でも筆頭候補である。私事でまことに恐縮だが13年前の9月に95歳を目前にして大往生を遂げた母のことを今でもときどき憶い出す。享年としてはまあ不足はないにしても、いろんな方の話を伺うと「生きているうちにああしてあげればよかった、こうしてやればよかった」と悔いが残るそうで、逝った年齢には関係なく子供というものは親のこととなるといつも後悔するものらしい。昨日も夕方のウォーキング中に母と似たような方とすれ違って、ふと思い出したのがモーツァルトの「ホトホンせれなード」事件。経...モーツァルトの「ホトホンせれなード事件」

  • 「見てくれ」が良くなると音も良くなる?

    10日前(21日)にお見えになった「YO」さん(岡山)さんが持参された「ローサー」のSPに大いにショックを受けた。改めて「箱」の重要性について大いに啓発されたので、その興奮が冷めやらぬうちにと、すぐに行動に移したのは既報通り~。まずは「AXIOM80」のバッフルを「5、5mm」厚の薄板に代えて大成功・・、な~に自分が勝手に思うだけだけどね~(笑)。見てくれの方も、かなり変身~。これが、「YO」さんがお見えになる前の画像だが、こうやって眺めてみるとあまり冴えないなあ~(笑)。もう少し「見てくれ」にも気を使ってみようかな~、で「AXIOM80」が次のように既存のサランネットを被せてイメ~ジを一新~。そして、この土曜日(26日)に、「AXIOM80」ファンの仲間に聴いてもらったところ「音の粒立ちがメチャ良くなり...「見てくれ」が良くなると音も良くなる?

  • 取り消したいと思うブログの記事

    このブログの話だが、これまで足掛け19年でおよそ3600件ほどの記事を投稿してきた。当初は記事の内容に慎重を期して推敲(すいこう)を繰り返し2~3日おきの更新を続けていたが、近年は面倒くさくなって新旧の記事を織り交ぜての連続投稿となり、明らかに質から量へと変身している。なぜかといえば、1日でも投稿の間を開けると次の投稿が億劫になるので、勢いとリズムを尊重しているというわけ、これを「自転車操業」というのだろうか・・、というわけで(連続投稿は)けっして読者のためではなく、「ボケ防止」のためですからね~(笑)。ところが・・、あまり記事の中身を吟味しないせいか、中には投稿した後になって「修正したい」あるいは「削除したい」と思う記事が出てくることが多くなった。「音楽」「読書」「独り言」などは主観的なことを書いておけ...取り消したいと思うブログの記事

  • 音は人なり

    つい先日のこと、プロ野球の「クライマックス・シリ~ズ」であえなくDNAに敗れた巨人・・、シーズン中では8ゲームの差をつけていたのだから、この「体(てい)たらく」に、家人の嘆くことひとかたならず~。そこで、こう慰めた。「どうせ、日本シリ~ズに出たらソフトバンクからいちころにやられるんだから、今、恥をかいていたほうがいいぞ~」するとこう返してきた。「やってみなくちゃ分からないわよ・・」。どこまでもおめでたい「巨人ファン」なんだから~(笑)。で、昨日(27日)もあっさり負けて、DNAは早々の2連敗・・、懸念通りとなりつつある。これで少しはあきらめもつくことだろうて~。閑話休題「科学おもしろ雑学」という本に目を通していたら、興味深い話題が載っていた。「イヌの顔は飼い主に似る、って本当?」(168頁)というテーマで...音は人なり

  • 音のギアチェンジ

    いつものように耳に馴染んだ音で音楽に聴き耽りながら、小用があって止む無くリスニングルームを離れる・・、しばらくして戻ってみると、あれっ、こんな音で聴いていたのかと、音の印象が変わって愕然となることがある。皆様はそういうご経験はありませんか?人間の耳は「音の変化に敏感に出来ている」と専門書に書いてあった。言い換えると、「変化のない音」には、つい鈍感になってそのまま聴き流してしまう。そう、オーディオマニアはときどき「音のギアチェンジ」が必要だと思うわけ・・、ちょっと手前味噌かな~(笑)。作家の「五木寛之」さんの「心は今日も旅をする」に、似たようなことが書いてあった。小題は「人生のギアチェンジ」(95頁)。関係部分を抜粋してみよう。「日々の生活には気分転換が必要だろう。同じことばかり長く続けていると疲れてくる。...音のギアチェンジ

  • 善は急げ

    「善は急げ」→「良いことをするのにためらうな」(広辞苑)。つい先日、我が家にお見えになった「YO」さん(岡山)の「ローサー」にすっかり魅了されたことはすでに書き記した通り~。ユニットもさることながら、感心したのは箱のツクリで「4mm」厚の薄板(ギター用)を使って上手く箱の共振を利用し、上手くふっくらとした音を出していた。口径20cmとは信じられないような音なので、箱の重要性について再認識させられたが、これは古典系の英国ユニットに限っての話だろうけどね~。で、それに引き換え我が家の「AXIOM80」(以下「80」)は・・、箱の面で「未(いま)だし」の感を深くしたことだった。何といっても「ふっくら感」がまだ足りない。ことオーディオに関しては指をくわえて傍観するほど「怠け者」ではない積りなので、さっそく行動に移...善は急げ

  • 悪貨(便利)は良貨(音質)を駆逐する

    深夜のBS放送で「音楽のある風景」という番組を頻繁にやっている。それこそクラシックからジャズ、ポップス、歌謡曲までいろんなCD全集の曲目のさわりの部分をピックアップして放映しており、どちらかといえば宣伝に特化した番組(30分)といえる。これまでにも、つい釣られてしまい「木村好夫のムードギター全集」や「魅惑のラテン音楽全集」などを購入している。クラシックについても、名曲ばかりを集めた「CD8枚組」の放映をやってた。題して「ヒーリング・クラシック・ザ・プレミアム」。クラシックの楽しみはハーモニーと旋律を味わうことにあると思っているが、若い頃に聴き込んだ懐かしい曲目が多くて、ついほだされてしまった。「さわりの部分だけ聴いてどうする、全体を通して聴いてこそ曲の良さが分かるのに~」というご意見もあろうが、人生の残り...悪貨(便利)は良貨(音質)を駆逐する

  • 世界でいちばん贅沢な趣味

    自分の生涯を通じての趣味といえば3つあって「音楽&オーディオ」「魚釣り」「ミステリーを読む」だが、このうち「魚釣り」は体力の衰えとともに足が遠のくばかりだし、「ミステリー」は根気と集中力の持続性に問題があって一気読みが難しくなってしまった・・、で、今や「音楽&オーディオ」が以前にもまして存在感を増してきて、どっぷり浸かっている有様だ。とにかくオーディオをやっていると時間がいくらあっても足りないのだから、このくらいありがたい趣味はない。ときどき、これは「趣味の王様」ではなかろうかとさえ思う。と、ここまで書いてきて、ふと過去記事を思い出した。再掲しよう。読売新聞の朝刊に目を通していたら、3面の片隅に載っていた小見出しが視野に入った。「シベリア抑留死名簿新たに5000人」。フ~ンという感じでそのまま紙面をめくっ...世界でいちばん贅沢な趣味

  • このスピーカーを譲っていただくわけにはいきませんか

    このブログを通じて我が家の(オーディオの)最近の「動き」を察知された「YO」さん(岡山)。「ぜひ聴かせてください」とのことで、日程調整したのがこの21日(月)。この1年半で3回目のご訪問だから、遠路はるばる「ご苦労様です」と同時に、その熱心さにも頭が下がります。その熱意に応える必要があるので、受け入れ態勢にも余念がなく聴いたいただくスピーカーの順番まで決めていたのだが、いざ当日となってみると、予想外の展開になってしまった。やはり「筋書き通り」には事が運ばない・・、「人生と同じだ」と改めて痛感しましたぞ~(笑)。さて、当日の模様を振り返ってみよう。お電話があったのは午前9時過ぎだった。「現在、別府湾サービスエリア」にいます。これからお伺いしてよろしいでしょうか?」「ハイ、どうぞ、お待ちしてます。何時に岡山を...このスピーカーを譲っていただくわけにはいきませんか

  • モーツァルトを聴いて免疫力を高めよう

    今年の夏は大変な猛暑だったが、ご近所の方で「帯状疱疹」に罹った噂をちらほら聞く。この病気はストレスなどで免疫力が落ちたときに発病するとされている。つまり、猛暑への対応で自律神経がおかしくなり免疫力が落ちたというわけ。そういえば、ブログ主も現役時代のメチャ忙しかったときに「八方ふさがり」に陥ってしまい、「帯状疱疹」により1週間ほど入院のやむなきに至ったことがある。何しろ大好きな音楽でさえ聴く余裕がまったく無かったんだからね~(笑)。というわけで、リラックスして免疫力を回復させるための音楽療法へと話を進めよう。音楽といってもいろんなジャンルがあるし、作曲家にしても様々だが、取り分け「モーツァルトの音楽」に、より高い健康効果が認められるというのが次の本。「モーツァルトで免疫力を高める、老化を防止する、快眠へとい...モーツァルトを聴いて免疫力を高めよう

  • 「AXIOM80」の思い出

    このほど、我が家の「AXIOM80」を聴くためにお見えになる「YO」さん(岡山)。いろいろ「受け入れ準備」をしているときに、ふと、四国のSさん(高校美術教師)宅の「AXIOM80」を思い出してしまった。あれからもう4年が経ったのか・・、まさに「光陰矢のごとし」、折角だから記憶を辿ってみよう。10月中旬の秋の好日、大分の港からフェリー経由で四国に着いてからクルマを走らせること1時間余りで辿り着いた内陸部の瀟洒なSさん宅。ご案内されたリスニングルームは2階にある書斎を兼ねた部屋だった。次の画像のとおり、室内の周りは蔵書、レコード、CDで満載だった。ライフワークと仰る「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と「ルネッサンス」に関する研究書が多かった。とても器用な方で、イギリス製のミシン(5台)の修理もなさるそうだ。1936...「AXIOM80」の思い出

  • 吉と出るか、凶と出るかの「大博打」

    今朝の起床時の温度は「20℃」だった。やや肌寒く感じる・・、どうやら昨日(19日)の雨が利いたみたいで一気に秋の気配が漂ってきました。そろそろ、岡山県からお見えになる「YO」さんの「受け入れ体勢」を整えなくちゃいかんな~。なにしろご遠方からなので、第一の要諦は絶対に失望させるわけにはいかない・・、とはいえ相手の好みもあることだし~(笑)。そこで、これまで2回のご訪問の記憶を辿りながら、好みに合いそうなスピーカーの選定、及び、聴いていただく順番を入念にチェックすることにした。まず選定についてだが、我が家には6系統のスピーカーがあるが、お薦めできそうなスピーカーは次の4つぐらいかな~。見栄えがパッとしないSPばかりだけど、中身は濃い・・でっせ~(笑)。まずは、「YO」さんが好みの「AXIOM80」(オリジナル...吉と出るか、凶と出るかの「大博打」

  • 「音の大研究」~読書コーナー~

    メチャ暑かった今年の夏もどうやら一段落して・・、と書きたいところだが日中はまだ暑さが残っている様子、昔と比べて季節が明らかに1か月ほどずれている感じがするのは自分だけだろうか。そういう中、MLB(プレーオフ)の「大谷選手」の活躍に一喜一憂しながら、ホームランのビデオ映像を飽きもせず繰り返して観る・・、そして音楽、オーディオ、そして読書と、もう忙しくてかなわん~(笑)。今回は興味を惹かれた2冊を忘れないように記録しておこう。☆「音の大研究」(PHP研究所)小学生向けに書かれた本のようで別に目新しいことはなかったが、33頁に「周波数と(音の)大きさの感じ方」というのがあった。人間の音の感じ方が「周波数と音圧レベルの相関関係」によって左右されるという内容である。「そんなことは、もうとっくの昔に知ってるよ」という...「音の大研究」~読書コーナー~

  • 宴たけなわ となりつつある「オーディオ秋の陣」

    このところ、我が家の「オーディオ秋の陣」は「世界で1台の究極のアンプ」がらみで、かなりの「波紋」が起きておりますぞ~。まず、「ぜひ聴かせてください」とのご要望が「YO」さん(岡山県)から届きました。ここ1年半ほどで3回目のご訪問になります。もちろん、当ブログの記事を御覧になってのことだが、3回目ともなると極めて珍しいですね。というのも、わざわざご遠方からお見えになっても一聴するなり「何だ大した音ではないじゃないか、すっかり記事の内容に釣られてしまった。もうニ度と騙されないぞ~」と、後悔する人たちが大半ですからね(笑)。まあ、各人の音楽の好み、音質の好みが一致することは滅多にありませんけどね~。今回のご訪問で「AXIOM80」ファンの「YO」さんが「6A3」シングルアンプにどういうご感想を漏らされるか、はた...宴たけなわとなりつつある「オーディオ秋の陣」

  • 可哀想なモーツァルト

    かって、「音楽家はオーディオに熱心ではない」についてブログに搭載したところ、「AXIOM80」の愛好家から次のようなメールをいただいたことがある。「音楽&オーディオの小部屋」さんへ「いつも楽しく愛読させていただいております。貴兄の飽くことなき音の探求にはひたすら敬服しております。私も復刻版とはいえAXIOM80を使っていますのでたいへん参考になっています。このユニットは貴兄がおっしゃるとおり「低音をどうするか」が要諦ですので迷いは尽きませんね。が、なぜか、よく言われていますような「鳴らすのが難しい」とはあまり感じたことがありません。要求水準が低いのかもしれませんが、素直な良いスピーカーだと思っています。本題が後回しになってしまいました。この度の「音楽家がオーディオに熱心でない理由」ですが、貴兄の箇条書きさ...可哀想なモーツァルト

  • オーディオ完成度=「時間」 × 「熱意の2乗」

    あの有名な物理学者「アインシュタイン」の「相対性原理」から導き出されたもっとも有名な公式に「E=mc二乗」というのがある。つまり、「E=エネルギー」は「m=物体の質量」に「c=速度の二乗」を掛けたものに等しい。これをもじって、「オーディオの完成度」は「時間×熱意の二乗」を掛けたものに等しい・・。というのも、時間は誰にでも平等に与えられたものだが、時間をかければかけるほど物事の完成度は高くなるのが一般的だ。そして、熱意とは「大好きな音楽を素敵な音で聴けるのなら、いくらお金を突っ込んでもいいという気持ち」とでもいえばいいのかな・・、密度の「濃さ」ともいえる。で、この二つが「オーディオの完成度」を測る「バロメーター」ではなかろうか、というわけ。たとえば、卑近な例だがブログ主の場合、オーディオに打ち込んでから軽く...オーディオ完成度=「時間」×「熱意の2乗」

  • 秋の読書三昧

    ✰「音響・音楽心理学」「音楽は好きだけど、大がかりなシステムで聴くのは億劫だ」という若者が増えているように思う。マンションや間借りなどの住宅事情もあるのだろうが、魅力あふれるオーディオを楽しむ層が減少していくのはやはり寂しい。一介の「市井の徒」がそんなご大層なことを心配しても何の役にも立たないけれど、いずれ自宅のSPユニットや真空管などがオークション市場に出回ることになるだろうから、そのときに少しでも活気を帯びていて欲しいので満更無関係でもないかもねえ(笑)。さて、このほど「音響・音楽心理学」に目を通していたら、今どきの「大学生」(平均年齢20歳)182名に対するアンケート調査の結果が記載されていた(P156頁)。「音楽を毎日聴く」「ときどき聴く」を合わせて83%に上るほど、音楽の人気は高い。その一方、「...秋の読書三昧

  • 世界で一台の究極のアンプ

    ブログを19年続けていると、いろんなことがある。あれは10年ぐらい前のことだったろうか・・、ある「オーディオ記事」に対して、読者から「お前ははしゃぎ過ぎだ」という指摘をもらったことがある。当の本人にはまったくその気はない積りだったけどね(笑)。やや沈滞気味のオーディオ業界・・、少しでも盛り上げようと、身分不相応にややオーヴァーな表現をしたのが拙かったらしい。それに、どうしても自前の機器を使ったうえでの話になるので「自慢話」と紙一重の世界になることも事実・・、今回もそういう懸念があるわけだが、「ありのまま」の表現ですからどうかお気を悪くされないようにねえ(笑)。さて、前々回のブログ「待てば海路の日和あり」からの続きになります。4年ぶりに改修を終えて戻ってきた「6A3シングル」アンプ(モノ×2台)の音に狂喜乱...世界で一台の究極のアンプ

  • 「深追い」の是非

    前々回のブログ「好き放題やって・・」の中で登場していただいた「玄侑宗久(げんゆうそうきゅう:僧侶、芥川賞受賞作家)」氏の「サンショウウオの明るい禅」(海竜社刊)を読んでいたら、「深追いしない」という項目立てがあった。その趣旨は、「"深追いしない"ということは、諦めるということではなくて、事をなすには最も適した時があるので、大人はその時をあわてず待つ」というものだった。仏教的にいえば「判断停止」ということだそうだ。しかし、これは言うは易いが実行はなかなか難しい。たとえば自分の場合だと20~30代にかけてそれはもう、欲しくて欲しくてたまらないオーディオ機器が山ほどあったが、残念なことに安月給の身でおいそれと簡単に手に入る代物ではない。こういうときにあっさり「判断停止」ができる「理性」があれば良かったのだが、そ...「深追い」の是非

  • 待てば海路の日和あり

    「まてばかいろのひよりあり」という言葉がありますね。「今は天候が不順で海も荒れているが、そのうち順調な航海に適した日和も来ることをいう。慌てずに待っていれば、かならずチャンスが巡ってくることにたとえる。」まず「慌てない」というのが「金科玉条」というわけですが、この際、身を持って体験したのでその実例をご紹介しよう。一言でいえば、とある「真空管アンプビルダー」に改造を依頼してからずっと待ち続けた真空管アンプがやっと戻ってきました!それもハイレベルの状態で~。しかし、その待ち続けた期間が何と「4年」・・、待たせる側も凄いが、待つ側も凄い、いわば根気比べの戦争~(笑)。順を追って経緯を述べてみよう。我が家にはエース級のアンプとして「WE300Bシングル」がある。もう少し「パワー感」が欲しい時もあるが、まあ贅沢を言...待てば海路の日和あり

  • 好き放題やって健康で長生きできる方法

    前回のブログで触れた「頭の悪い医者がいる」→「試験の点数がいいからといって頭がいいとは限らない」は、なかなか興味深いテーマだと思う。ときどき「人間の頭の良さって何だろう」と思うことがある。いや、けっして負け惜しみではなくて~(笑)。それは、有名な大学に入ることなのか、一流企業に就職することなのか、お金持ちになることなのか・・・。ところが、そんなことは別にして究極の頭の良さというのは、「健康で幸せに生きていく能力をいう」と書いてあるのを何かの本で見かけたことがある。とても分かりやすくてシンプルですね!いろんな考え方のうちの「ワン・オブ・ゼム」なのだろうが妙に納得させるものがある。というのも、俗にいう「頭のいい人」たちが必ずしも健康で幸せな人生を送っているとは限らないことを私たちは経験的に知っていますからね。...好き放題やって健康で長生きできる方法

  • 「頭の悪い医者」、そして「幸せを求めて」~読書コーナー~

    今朝(10日)の起床時の室内温度は22℃・・、ようやく本格的な秋の到来といった感じです。「芸術の秋」なので「音楽&オーディオ」や「読書」に一層磨きがかかってやたらに忙しくなり、そして楽しくなります(笑)。「死ぬのは痛くてつらいのか」「人間の肉を切るときは匂いがするのか」「医師でも受けたくない検査は何か」「血管が破裂することはあるのか」「もしものときは自分や家族の延命措置は選択するのか」「医者は袖の下をもらっているのか」「心臓に毛が生えた人は本当にいるのか」……etc.怖くも、知りたいことが詰まった医学の教養書。読めば読むほど探求心が止まらなくなる大ボリュームの1冊。世界最高峰のシカゴ大学心臓外科で働く「本物の外科医」が手術、医療の裏側をすべて公開する。」という触れ込みの新刊書でした。質疑応答形式のスタイル...「頭の悪い医者」、そして「幸せを求めて」~読書コーナー~

  • 「クリエイティヴな演奏」って、いったい何?

    ときどきメールをいただく方の中にジャズ愛好家の「I」さん(東海地方)がいらっしゃる。傍(はた)から見るとクラシック愛好家とジャズ愛好家とでは「水と油」のような存在だろうが、何だか不思議に相通じるものがあるといつも感じている。好例としてかって、次のようなメールをいただいたので勝手ながら紹介させていただこう。「突然ですが、私のジャズの好みについてちょっと聞いてください。最近、上村芳郎さんという哲学の先生が書かれている「村のホームページ」というブログに巡り会いました。興味深い記事が多くあり、「村の茶屋・音楽の聴こえる喫茶店」の項でジャズについて述べられています。久しぶりに共感できるジャズ話に会ったという反面、そうでない部分も多くありました。まあ当たり前のことではありますが。”村”さんに刺激を受けました。私の好き...「クリエイティヴな演奏」って、いったい何?

  • オーディオはメーカーを疑うことから始めよう

    前々回のブログ「高域特性の良いコンデンサーの波及効果」の文面をまだご記憶でしょうか。ちょっと不安なので、念のため該当箇所を再掲しましょう(笑)。JBLの「LE-175」ドライバーに付いている純正の「小型ハチの巣ホーン」を「マルチ・セルラー・ウッドホーン」に取り換えた話です・・。こういうコメントを加えていました。「ワクワクしながら耳を澄ますと・・、いやあさすがに「LE-175」ですな!小型ハチの巣ホーンよりは明らかにウッドホーンの方が伸び伸びとした音が出る。「純正」が「伏兵」に敗れるレアなケースだね、これは~。とはいえ、お値段的には「ウッドホーン」の方が上なので「JBL」がコスト削減したという見方も成り立つ・・。いやむしろ、JBLのポリシーとして「マルチ・セルラー・ウッド・ホーンを使いたくない」というのが正...オーディオはメーカーを疑うことから始めよう

  • 順法精神を左右するものとは

    いったいいつまで戦争を続けるつもりなんだろう・・、「ロシア・ウクライナ戦争」。これはロシアが一方的に仕掛けた戦争なのでイメージが悪くなるばかりだが、日本でも終戦時に「日ソ不可侵条約」を一方的に踏みにじって北方領土を占有したのだから、まったく言語道断だね、この国は~。ドストエフスキーなどの優れた芸術家を輩出しながら、一方で平気で規律を破ってしまう二律背反の国・・、いったいどうしてこんな国が出来上がったのだろう。その深層構造とは・・、な~んて大上段に振りかぶってみても、浅はかなブログ主の手に余るのは必定(笑)。そこで、少し手掛かりになる本がある。「ロシア人しか知らない本当のロシア」(日経新聞社)の中にある「ロシア人の寿命が短い理由」だ。「ロシアの人口は1993年をピークにずっと減少傾向にある。その要因だが出生...順法精神を左右するものとは

  • 「高域特性の良いコンデンサー」の波及効果

    先日のオーディオ記事「高域特性の良いコンデンサー」は、予想外にもこれまででベストともいえるアクセスを得た記事となった。具体的にはグーブログ「319万」参加中の順位が167位となり、通常はせいぜい300位前後ぐらいだから、その人気度がわかろうというもの~。読んでくれる人が多いのに越したことはないので素直にうれしい(笑)。それにしても、オーディオ記事は普通人気が無いんだけど、いったいどこが受けたんだろう?(笑)いささか心当たりがあるが、それを述べるのは本意ではない・・、むしろ相性のいいコンデンサーが登場したことでシステム全体に波及効果が生じたことへシフトしよう。以下、少し専門的な話になるが、たまにはいいだろう(笑)。波及効果その1これまで、ウェストミンスター(改)の上に載せていたホーンドライバー用のコンデンサ...「高域特性の良いコンデンサー」の波及効果

  • 読売新聞の「人生案内」を読んで

    昨日(2024・10・4)の読売新聞「人生案内」に次のような記事が載っていた。つい、お気の毒~と思ってしまった。「何を楽しみに生きればよいのか、どうしたら私の人生は充実するのか教えてください」とは、実に切実な悩み~。おそらく誠実に人生と向き合っている方なんだろう。ブログ主なんか、毎日のように音楽&オーディオ、読書、ブログなどで勝手に浮かれ回っているが、それでいいのだろうかという気にさせられる。で、肝心の回答の方は次の通り~。う~む、「心無き身にも哀れは知られけり・・」(西行法師)で、名回答だと思いますよ~。「誰かのために生きることが生の時間を燃やす、ほんとうの楽しみにつながる。」に心から敬服しました。こういう言葉を紡(つむ)ぎ出せるなんて相当の人物だという気がする。そこで、回答者の「いしいしんじ」(作家)...読売新聞の「人生案内」を読んで

  • 人心は測り難し~読書コーナー~

    つい先日のブログで述べた「人心は測り難し」(史記)の言葉をご記憶だろうか?超イケメンの「三浦春馬」さんに関する記事でしたね。天が「二物も三物」も与えた前途洋々たる若者がなぜ自殺しなければならなかったのか・・。「人心は測り難し」というわけだが、このほど「測る技術」(ナツメ社刊)、そして「ものをはかるしくみ」(新星出版社)と相次いで、「測る」という事柄に焦点を当てた著書に巡りあった。以下、受け売りで述べてみよう。「測る」作業は縁の下の力持ちのようなもので、日常ではあまり人の意識に登場することはないが「文明は測ることから始まった」という。これは、はるか昔に住まいを建てたり農作物などを交換し始めた頃から発達してきた人間の知恵であり、現代の科学的計測技術も人類の永年にわたる叡智の結晶の一つ。近年では、スーパーなどで...人心は測り難し~読書コーナー~

  • 高域特性の良いコンデンサー

    19年もブログをやっていると、良きにつけ悪しきにつけ、いろんなことが起こる。あれは10年以上も前のことだったろうか・・・。とある「真空管工房」から縁あって、アンプを購入したことがあり、自宅のシステムに組み入れて聴いたところ、想像以上の音質に驚き、その感動を数話に亘って記事にしたためたことがある。かなり反響を呼んだと見えて、同工房に同じアンプを注文された方々がそこそこ居らっしゃった様子~。当然「お値段の割にはとてもいい音質」という条件付きでの話だったが、実際に購入された方々においては、当然のごとく「悲喜交々」(ひきこもごも)で、中には周辺システムとの相性が悪いのを棚に上げて「ブログの記事に騙された」と称する方が出てきた。「あなたが絶賛していたアンプですけど期待外れでした。まさかリベートをもらって提灯記事を書...高域特性の良いコンデンサー

  • 拒絶反応が起こる「押しつけがましい音楽」

    現役を退いてからおよそ20年あまり経つのに、今でもがんじがらめに縛り付けられた思いだけが残る37年間の宮仕え~。その反動のせいか「自由を満喫する」、言い換えると「持っている時間を自由に使う」のが第一義なので、「押しつけがましいこと」にはことさら敏感になっている。たとえば「強制」されたり、毎月定日定時に開かれるような催しなどは、もうそれだけで拒絶反応が起きてしまう~。そういう視点からのアプローチとして、音楽にまつわるピッタリの文章がある。「生きている。ただそれだけでありがたい。」(新井満著:1988年芥川賞)の一節を紹介しよう。著者が娘に対して「自分のお葬式の時にはサティのグノシェンヌ第5番をBGMでかけてくれ」と依頼しながらこう続く。「それにしても、何故私はサティなんかを好きになってしまったのか。サティの...拒絶反応が起こる「押しつけがましい音楽」

  • 文庫本と老眼鏡

    このところ敬遠しがちなのが「文庫本」、なぜかといえば字が小さいので目が疲れて困る~。それでも作者が「東野圭吾」さんとくれば、どうしても読みたくなる。手前に置いてある「老眼鏡」にお気付きだろうか。そう、文庫本を読むために「100均」で購入しました(笑)。この3冊の中でいちばん面白かったのは「ダイイング・アイ」だった。東野さんにしては珍しく濃厚な「性描写」があったが、それが気にならないほど謎解きのストーリーに嵌ってしまった。そして、「老眼鏡」の効果は疑いようがなく効果あり・・、目が疲れなかったのはありがたい。そして、もう一冊。☆「最高齢プロフェッショナルの教え」漫画家、パイロット、ギター職人など、「その道」を極めた最高齢のプロフェッショナルたち15名の人生哲学を収録した本だった。最高齢というだけあって、年齢的...文庫本と老眼鏡

  • オーディオの実験的な試みについて

    先日のブログで「オーディオ記事よりも音楽記事の方が人気がある(アクセスが多い)」と、書いていたら、さっそく読者の方から反応がありました。「ブログで述べられているようにオーディオ関係よりも音楽関係の方が人気あること解ります。装置から出てくる音なんて良いといわれても想像だけでこちらとしては実感できないんですから。其の点、音楽の話題は誰それの曲、演奏が良いと書かれていたら自分で同じのを聞けます。」というわけで、ごもっともです!したがって、改めてこのブログにおける「オーディオ記事」の存在意義を考えた方が良さそうですね~。そこで「我が家ではこういう実験的な試みをしています。押し付けるつもりは毛頭ありません。ワン・オブ・ゼムとしてご参考になれば幸いです」という姿勢がいちばんしっくりくるかな~(笑)。というわけで格好の...オーディオの実験的な試みについて

  • この秋は「カラマーゾフの兄弟」に挑戦しようかな

    あれは10年ほど前だったろうか・・・、他県から帰省した娘が「はい、今度はお父さんの番よ」と、手渡してくれたのが「カラマーゾフの兄弟」。(岩波文庫版)「読書は楽しむためにあるもの、好きな本だけ読んでおけばいい、所詮エンタメの一環なんだから」と、常々割り切っているものの、それでも読書人として自負するなら一度は目を通しておきたい本というのがある。古今東西、名作は数多いがその中で衆目の一致するところ最高峰に位置付けされているのが「カラマーゾフの兄弟」(ドストエフスキー)ではなかろうか。たとえば、いろんな作家の自伝や随筆を読んでいると影響をうけた作家として指を屈するのがまずドストエフスキーというのが相場である。直木賞受賞作家の「原寮」さんは、「彼の本を読むとどんな人でも人生観が変わる」と断言されているし、人気作家の...この秋は「カラマーゾフの兄弟」に挑戦しようかな

  • オーディオにお金がかかるのは当たり前 ?

    昨日(27日)の自民党総裁選挙・・、もう「石破」さんの目はないと思っていたのに、この有様。やはり何が起きるか分からないのが政治の世界です。その昔「人間には3つの坂がある。上り坂、下り坂、そしてまさかのさかというのがある」と(テレビで)喋っていたのは、奇しくも今回立候補した進次郎さんの父親で元総理の小泉純一郎さんだった。ま、やっと出番がやってきた石破さん「日本のかじ取り」を頑張ってくださいね~。閑話休題さて、ご近所にお住いのYさんはオーディオにとても熱心な方ながら併せてフルートの演奏家でもある。先年のことだが、パワーアンプを「マーク・レヴィンソン」に代えられたことがあるので急いで聴きに行ったことがある。「ヘーッ、これがマークレヴィンソンのパワーアンプですか」、としげしげと眺めさせてもらった。以前は、たしかア...オーディオにお金がかかるのは当たり前?

  • メル友さん通信(2024・9・27)

    非常にありがたいことに読者の方々からときどきメールをいただくのだが、自分一人だけに仕舞い込んでおくのはもったいないような気がするので公開させていただきます。無断掲載ですが「匿名」ということでお許しくださいね。まずは、新しいところで前回の記事「励まされる・・」についてのお便りから~。「やっと朝晩、こちら大阪でも秋を思い起こせるようになって来ました。ブログで述べられているようにオーディオ関係よりも音楽談義の方が人気あること解ります。装置から出てくる音なんて良いといわれても想像だけでこちらとしては実感できないんですから。其の点、音楽の話題は誰それの曲、演奏が良いと書かれていたら自分で同じのを聞けます。ありがたい時代です。私も先日のロザリオのソナタ、あのような良い曲を今迄知らなかったんですからブログ主様さまです。...メル友さん通信(2024・9・27)

  • 励まされる「音楽記事」を通じての連帯感

    先日のこと、東北地方の方から実に”ありがたくて、うれしくなる”メールが届いた。ご本人の了解なしの掲載だが、匿名なので大目に見てもらうことにして、大要、以下のような内容だった。「貴ブログを読んでオペラ”魔笛”(モーツァルト)を見直したくなり、わざわざプロジェクタを購入した。所有していた”魔笛”は昔懐かしいレーザーディスクによるサバリッシュ指揮の1983年の録画で、10年くらい見る機会がなかったが、これからじっくりとオペラ鑑賞を楽しみたい。貴ブログのおかげでオーディオと音楽にやる気が復活してきた。」こういうメールをいただくと、つくづくブログを続けていて良かったと思いますねえ~。ブログを始めて19年になるが、大した内容でもないのにご覧になる方も随分増えてきてたいへんありがたいことだが、ときどき「自分はいったい何...励まされる「音楽記事」を通じての連帯感

  • 故障して欲しい・・、いや欲しくない・・微妙な「SPユニット」

    オーディオ愛好家にとって機器のトラブルは禁忌(きんき)である。「ええ音やなあ・・」と、ウットリしながら聴いていると、急に音が出なくなったり、ノイズが出だしたりすると、まずは慌てる、次にガッカリする、そして、最後は該当機器に対して腹を立てるというのが我が家のパタ~ンである。とはいえ、真空管は消耗品だし、酷使しているといつかは別れの時がやって来る・・、一応は覚悟ができている積りなのでそれほど慌てふためくことはない。困るのはスピーカーである!「ザザッ・・」といったノイズが出だしたりするともう大変・・、内部構造が精緻なのでまず素人の手には負えない。否応なく専門店行きとなり、同時に「渋沢栄一」(万札)さんが軽々と飛んでいく~(笑)。したがって、いちばん故障してほしくないのは一般的に見て「スピーカー」ではないかな。と...故障して欲しい・・、いや欲しくない・・微妙な「SPユニット」

  • とりとめなき事を そこはかとなく 書きつくれば

    「とりとめなきことをそこはかとなく書きつくれば・・」、1000年以上も昔の鎌倉時代の随筆「徒然草」(つれづれぐさ:兼好法師)の冒頭の一節です。で、これにならって日常の些末な出来事をそこはかとなく書いてみました(笑)。☆ようやく秋の気配が今朝(24日)起きたときの寝室の温度は「24℃」、昨朝は「25℃」だったので確実に涼しくなっています。人間にとっていちばん気持ちの良い温度は「25℃」前後だそうですから、これから絶好の季節を迎えることになりますよ。オーディオにも一段と身が入りそうです(笑)。なお、先日のブログで「3連休後に涼しくなります」と、書いていた通りになりましたが、気象庁の予報は益々正確度を増してきたようです。☆楓(かえで)材の茶碗先日の長距離ドライブで、たまたま鄙(ひな)びた「道の駅」で目について購...とりとめなき事をそこはかとなく書きつくれば

  • 愛聴盤の信頼性

    これまで我が「愛聴盤」について勝手気ままに紹介してきたが、いくら自由にモノが言えるブログの世界とはいえあまり見当ハズレのことを言ってはまずいという良心はもちろん持ち合わせているつもり~(笑)。たとえば、自分が貶した盤が他の高名な音楽評論家や音楽好きの作家から名盤だとされていた場合、自分の鑑賞力が正しいのかどうか、少しばかり立ち止まって考えざるを得ない。もちろん「好き嫌いの世界」なので確たる物差しのない世界である・・、不屈の信念があれば歯切れのいい発言もときにはカッコいいのだろうが、常に自分の「ものさし」が普遍的なものかどうかを客観的に見る目はやはり必要だと思っている。これはオーディオにも通じる話ですね(笑)。そういう中で最近自分の鑑賞力がまともかどうかを推し測る都合のいい本がある。中国古典を題材とする作家...愛聴盤の信頼性

  • 手短に済む低音対策

    我が家では異例といっていいほどのロングランを続けているスピーカーがこれ。もう1週間を超えているのだが、例によって聴くたびに「粗探し」をしているものの、今だに確たる欠点が見つからない。スケール感、音の鮮度、低音域と高音域のバランス、セパレーションと奥行き感、楽器ごとのリアルな再生能力、自然なボーカル・・、どこをとってもケチのつけようがない。強いていえば、もっと豊かな低音が出てくれれば満点だけどなあ・・。これまでの拙い経験上の話だがオーディオは「高音域」よりも「低音域」の処理の方が難しいと思っている。つまり、手間とお金が余計にかかるというわけ~。さらに言えば、(低音域の)90点を100点にするのは80点を90点にするよりもはるかに難しいので、コスパから考えると止めておいたほうがいいに決まっている。分かっちゃい...手短に済む低音対策

  • 良い失敗と悪い失敗

    人それぞれの人生に何らかの失敗はつきもので、結果的には小さな失敗から大きな失敗までいろんな種類の失敗がその人の人生を彩っているように思う。と、カッコよく言ってみたいところだが、自分の場合はそうもいかない(笑)。余裕を持って(失敗を)振り返ることが出来ればこの上なくいいのだが現実的にはムリ~。どうしても失敗体験をマイナスイメージでとらえてしまう、たとえば失敗を恐れるあまり必要以上に委縮したり、失敗自体を苦い想い出として追い払う傾向にあるのは否めない。それ以上に、実はここだけの話だが(といっても無理だが)今でも現役時代に”仕事上の大失敗や大恥をかいた”ことをふと何の脈絡もなく思い出すことがあり、一瞬、身の置き場がないような感覚にとらわれることさえある。現役を卒業して、もう何年も経つのに失敗体験の影を今でも色濃...良い失敗と悪い失敗

  • 人間的な「ゆとり」を現わすものとは

    欧米ではユーモアが紳士としての大切な品質証明となっており、危機的状況になったときに機知を発揮したり、精神の余裕、フレキシビリティを持つことが深い意味を持っている。そうした人間的なキャパシティの面からすると日本人は国際的に見て”もうひとつ”といった感があるそうだ。「世界の首脳・ジョークとユーモア集」(中公新書)著者の「おおばともみつ」氏は元大蔵省国際金融局長、財務官として数多くの国際舞台に立たれた方でその辺の豊富な経験を生かした著作。そのうち、いくつか紹介。☆「ご安心ください」2000年代初めにワシントンで作られたのが次のジョーク。米、仏、日の三人の首脳が、地中海の小島で余人を交えずに会議を開いていた。そのとき、米国土安全保障長官が「テロ」の危険度を最高レベルの「赤」にした。三人の首脳はテロリストに襲われる...人間的な「ゆとり」を現わすものとは

  • 仮説なき「チャレンジ」の是非

    本の題名は忘れたが、「学問とは仮説→実験→検証のサイクルで成り立つ」と書いてあったのを記憶している。オーディオもれっきとした「物理学」の一環だから、このサイクルが適用されるのが望ましいのだろうが、何といっても「仮説」の立て方が難しい・・、実験と検証は簡単だけどね。その理由は、やたらにシステムを取り巻く環境の「変数」が多過ぎるのだ。たとえば大雑把に言っても「部屋の形状と大きさ」「レコードかデジタルか」「アンプは真空管式か、TR式か」「スピーカーは大型か小型か」、そしてこれらを個々の細部にわたってまで詰めようとすれば気が遠くなるような手間がかかる。そこで、これまでの経験を踏まえて大方の「勘」に頼ってチャレンジせざるを得ない。少なくとも我が家ではそうである。以下、その実例を述べてみよう。何回も繰り返して書くよう...仮説なき「チャレンジ」の是非

  • 重さが浮かび、軽さが限りなく重い音楽

    俳聖「芭蕉」に「命なりわずかの笠の下涼み」という句があるが、それをもじって「命なりウォーキング後の缶ビール」(笑)。今年は異常な猛暑だったが、ようやく次の3連休後に涼しくなるみたいですよ。さて、これまで50年以上にわたってモーツァルトの音楽を鑑賞し、同時に文献を読み漁ってきたので、自称「モーツァルティアン」としての自負心は誰にも負けないつもり~。ん、「モーツァルティアン」って?ほら、ワーグナーの音楽の熱狂的なファンを「ワグネリアン」と呼ぶが、それと一緒です。で、先日出かけた図書館の新刊コーナーで目に触れたのがこの本。著者の「高橋英夫」さんといえばモーツァルトの愛好家兼研究家として名前だけはよく存じ上げているが、たしか10年ほど前にお亡くなりになったはずなので遺稿集のようだ。「上から目線の物言い」になるが、...重さが浮かび、軽さが限りなく重い音楽

  • 危うい綱渡り

    つい先日のオーディオ記事「理想の音は極く身近なところにあった」は、いつになく力を入れて投稿したものの意外にもアクセスが低調で結果的には「空回り」に終わった。どうもオーディオ記事は好不調の波が激しい~。言い換えると、ブログ主の想いが読者に届かない!(笑)いったい、なぜ・・、その原因を考えるだけでも「頭の体操」になって「ボケ防止」になるのでありがたいことではある。前回のブログ「三冊の本」の中で「己の欠点を客観視できる人間は創作力がある」と紹介したが、そもそもそういう機会に恵まれるのも「ブログ」あってのこと~。そういえば、先般投稿した「詐欺メール」について、南スコットランドの「ウマさん」から次のお便りがあった。「ほんとに多いですよねえ、詐欺メール。アメリカン・イクスプレス、イーオン・カード、三井住友カードその他...危うい綱渡り

  • 返却期限が過ぎた三冊の本

    土曜日(14日)の朝のこと、図書館から突然の電話があった。「3冊の本が借り入れ期限を過ぎています。うち1冊に予約が入っていますので、至急返却をお願いします。」「あっ、どうもすみませ~ん・・、すぐに返却に行きます。」「すぐって、いつになりますか?」おっ、意外にも詰めてきたな(笑)。「ハイ、明日までには持っていきます」誠実だけが取り柄の(?)人間に「二言」は許されない・・、さあ、大変~(笑)。3か所の図書館からいつも「意地汚く」目いっぱい借りてくるものだからこういう破目になる~、借入期間の2週間はブログ主にとっては短すぎるのだ(笑)。読まずにそのまま返すのはシャクなので、土曜日は一日中読書に耽った。折角なので記憶に残しておきたいことをメモっておこう。まずは「本屋大賞」から~。内容は全国の本屋の店員さんが推すラ...返却期限が過ぎた三冊の本

  • 長距離ドライブの獲物

    13日(金)の早朝のこと、「宇目町のお客さんの所に行くので、運転してくれない・・、日当とガソリン代は払うから~」。片やバリバリの営業ウーマン、片や細々とした年金暮らしで「稼ぎ」の差は歴然としており、日常的に家庭内の立場はかなり劣勢に追いやられている。そういえば、「稼ぎの少ない男は首のない人間と一緒よね」と、女主人公がテレビ・ドラマで言ってましたな・・、人間扱いされないのだからキツイ~。というわけで、まるで雇い主のような物言いにカチンとくるが、つい「日当」につられて、「ああ、いいぞ~」(笑)。宇目町は県の南部に位置し、別府からおよそ100kmで高速を一部使えば1時間40分程度で行きつく。相手とは午後1時の待ち合わせとのことで、9時30分ごろに出発。途中2か所の「道の駅」に寄り道して食事しながら暇つぶし~。「...長距離ドライブの獲物

  • 「理想の音」は極く身近なところにあった!

    このところアクセスが復調気味のオーディオ関連記事・・、というわけで「猛暑」にもめげず読者のニ~ズに応えなくては~(笑)。で、前々回の記事で得々と述べたスピーカー「スーパー10」。植木鉢に取り付けた「スーパー10」をフルレンジとして鳴らし、箱に容れた「口径20cm」(パナソニック・ウーファー専用)で「100ヘルツ以下」を補完する。この音で、すっかり「我が世の春」を楽しませてもらったが、人間の「欲」というものは恐ろしい~(笑)。早朝の起き抜けにふとアイデアが浮かんだ。グッドマンの「TRIAXIOXM」(トライアキシオム)を植木鉢に取り付けたらどういう音が出るんだろう。英国スピーカーの名門とされるグッドマンだが、周知のとおりタンノイみたいにユニットを容れる箱を作らなかった。「作れなかったのか」あるいは「あえて作...「理想の音」は極く身近なところにあった!

  • 世界に発信できる文化とは

    本の題名は忘れたが、「書評はどうあるべきか」についての本を一読したことがあり、書評とは「書いてある内容について自分なりの所感を述べる」ものであって、本に書かれてある内容をそのまま紹介するのは、単なる「受け売り」でとても書評とは言えない、ということが書かれてあった。たしかに正論だと思う・・、このブログの「読書コーナー」にしても書評としての位置づけをするのなら「私見を交えての読後感想」なんだろうけれども、自分のような得体(えたい)の知れない人間がたとえ感想を記したとしても何の値打もないし、おそらく誰も興味を示さないと思う。というわけで、このコーナーは引き続き「受け売り」させてもらいます~(笑)。で、今回は「指揮者の役割」~ヨーロッパ三大オーケストラ物語~(新潮選書)について。著者の「中野雄」(なかのたけし)氏...世界に発信できる文化とは

  • 「振り子オーディオ」って何?

    このブログではスピーカーやアンプをとっかえひっかえしながら音が良くなったのどうのと、なんの脈絡もなく羅列しているけれど、それが我が家だけの固有現象なのか、あるいは普遍的に通用する現象なのかということはいつも脳裡の片隅にある積り~。というわけで、我が家のオーディオは「振り子オーディオ」ではないかという発想がつい浮かんできた。これは我が家だけの現象なのかどうか・・、読者の皆様に問うてみたい気がする。それでは具体的に縷々(るる)述べてみよう。このところ、バッハの「無伴奏チェロ組曲」や「ロザリオ・ソナタ」などにぞっこんだけど、音楽ばかりでは脳が疲れるので「ミステリ―ドラマ」や「野球中継」「紀行番組」などを録画し多彩に網羅しながら楽しんでいる。ところが、これらの番組を観るときは大型のスピーカー「ウェストミンスター」...「振り子オーディオ」って何?

  • 人生の最終的な勝利者とは

    作家の「井上靖」氏、「司馬遼太郎」氏、「松本清張」氏のお歴々の「鼎(てい)談」とくれば見逃す手はない。どなたも「故人」なので、過去の「鼎談」や「対談」を寄り集めて発行した本である。興味深く読ませてもらったが、長年の疑問が一点だけようやく氷解したので、それに絞って記録しておこう。その疑問とはこうである。「血で血を洗うほどの凄まじい戦国時代の猛将たちが、なぜあれほど静穏極まる茶の湯に没頭したのか」な~に、取るに足りない「ささやかな疑問」だが(笑)、これに関して以下の通り引用してみよう。井上「大体において戦国の武将はみんな字がうまいですね。家康や秀吉に限らず戦国の歴史に名を出している連中は、だいたい立派な字を書いてますね」松本「やっぱり教養の一つでしょうね。だから各国の禅僧を手元に置いたりして、信玄なんか五山文...人生の最終的な勝利者とは

  • メル友さん通信(2024・9・10)

    ブログでいろんな話題を提供しながら情報発信をしていると、ありがたいことにメールをいただく機会が多くなる。わざわざ時間をかけて作っていただくわけだから、非常に参考になることばかり~。ブログ主だけで仕舞い込んでおくのは「宝の持ち腐れ」なので広く公開して読者の方々に資していただくとしよう。まずはつい先日のブログ「ロザリオ・ソナタって知ってる?」から~。時系列でいくとして、まずは地元(別府)の「YO」さんから次の通り。「ロザリオ・ソナタ・・、確かに教会で聴くような音楽ですね。私はホロウェイ盤を持ってますが、時々聴きたくなります。ビーバーはザルツブルクで活躍した作曲家なので、モーツァルトの先輩ですね(笑)。声楽曲も残しているのですが、2つのレクイエムはおすすめです。特にへ短調のものはモーツァルト好きな方に是非聴いて...メル友さん通信(2024・9・10)

  • 前段管次第で生き返る真空管アンプ

    このところ、すっかり打ちのめされているバッハの「無伴奏チェロ組曲」・・、聴けば聴くほど深みに嵌っていく感じだが、その中低音域の豊かな響きによって俄然「頭角」を現したのがこのウェストミンスター(改)の2ウェイシステムだ。もうこれ一台あればほかのスピーカーは要らんかもしれんな~、という気持ちになりつつあるほどだ・・(笑)。ただし、2000ヘルツ以上を受け持つコーラルのドライバー+マルチセルラーホーンを駆動するのは「WE300Bシングル」アンプで完全に決まりだけど、750ヘルツ以下を駆動するアンプについては二転三転しているのが実状。中低音域は「プッシュプルアンプがいい」なんて軽率なことを書かなきゃよかったと思うほどの混乱ぶり~(笑)。シングルアンプでも十分太刀打ちできることがわかったのだから、これはうれしい悲鳴...前段管次第で生き返る真空管アンプ

  • 「ロザリオ・ソナタ」って知ってます?

    近年になって、クラシックが尊ばれた古き良き時代の名盤が次々に復刻されているが、その中から60枚余ほどの曲目を紹介した本がこれ。指揮者「フルトヴェングラー」の名演を皮切りに、過去の名演奏家がズラリと登場する。もちろん、当時の演奏を録音する機材はお粗末なものなので、音質に期待するのははなっから無理というもの、真摯に音楽性だけに耳を傾けるタイプの人向きだといっていい。言い換えると、「真のクラシックファン」向きかな~(笑)。こういう音質のハンディを抱えた中で、「この曲を聴いてみようか」という気を起させるのは並大抵のことではないと思うが、つい「迸(ほとばし)る熱意」に胸を打たれた曲目があった。ちょっと抜き書きさせてもらおう(103頁)。「ようやくこの日がきた。アリア・レーベル第100弾。タイトルはずっと前から決まっ...「ロザリオ・ソナタ」って知ってます?

  • 日常生活の「面従腹背」

    大詰めとなっているプロ野球「ペナントレース」の行方もパは「ソフトバンク」で決まり、そしてセの方は相変わらず混戦模様となっている。で、巨人ファンの家人は今年はかなりご機嫌がいい(笑)。仕事から帰ってくると夕食もそこそこに自室にこもって「テレビ」(55インチ)で熱心に巨人の試合を見入っている。CS放送の「巨人全試合中継」チャンネルと契約しているので見逃すことがない。なぜ巨人が好きなのか、面と向かって問い詰めたことはないのだが、どうやら10年ほど前に亡くなった「実姉」が巨人ファンだったのでその影響のようだ。で、前述したように今年の巨人は投手陣も打撃陣も去年より好調で成績も上位だが、これは監督が「原」から「阿部」に変わったせいもあると思う。原さんはちょっとマンネリ化してましたね。2日ほど前に、隣の部屋から拍手が聞...日常生活の「面従腹背」

  • 「悪貨は良貨を駆逐する」の意味

    前回の「一日の始まりはバッハの・・」からの続きです。今朝(6日)目が覚めてから、うつらうつら考えていたら昨日のブログで「悪貨は良貨を駆逐する」と記載していたものの、もっと踏み込んで書いておけばわかりやすかったのに・・と、後悔の念が湧いてきた。それで、どういう風に書けば良かったのかというと、音楽を聴くときの手軽さの面からいえば「YouTube」→「CD」→「レコード」の順になる、これが音質の点から並べると見事に逆転して「レコード→CD→You」になる・・。つまり、我が家では「音質」よりも「手軽さ」の方を優先しているというわけになる。その原因として考えられるのは、どうせ「似たり寄ったり」の音質だろうから手軽な方がいい・・、おそらく高齢化によって高音域を聴きとる耳が退化している可能性が高い(笑)。そのくせ、いま...「悪貨は良貨を駆逐する」の意味

  • 一日の始まりはバッハの「無伴奏チェロ組曲」から

    このブログで、たびたび「バッハの音楽はどうしても馴染めない」と、嘆いているのをお気付きだろうか・・、ところが、どなたかのメル友さんから「マタイ受難曲などの重たい曲ではなくて、比較的軽くて親しみやすい曲目からバッハの森に入ったらいかがですか」というご親切なアドバイスがあった。なるほど・・、それもそうですねと、「YouTube」で「無伴奏チェロ組曲」を聴いてみたところこれが大当たり~、すっかり嵌ってしまいました(笑)。バッハにしてはまったく線香臭くないのがいちばん~。「おいおい、お前はクラシックファンを標榜しておきながら、今さら(あの有名な)無伴奏チェロ組曲か」と、お叱りを受けそうだが、これまでじっくりと腰を据えて聴く機会がありませんでした・・、と言いたいところだが、もちろん言い訳にはなりませんよねえ(笑)。...一日の始まりはバッハの「無伴奏チェロ組曲」から

  • 真実は細部に宿る

    まるっと18年間続けているブログだが、書くのは別に苦にならないけれど肝心の「文章の出来は・・」といえば、ま、どう贔屓目に見ても「可もなく不可もなく」といったところかなあ(笑)で、もっと「(文章が)上手くなりたい」という願望を常に持っているので、参考になる記事にもつい目がいってしまう。図書館で偶然目に入った月遅れの「文芸春秋」の中にその関連記事があった。この月刊誌は派手な新聞広告の見出しにつられて時折購入するものの、いつも期待外れで自費で購入するのはご法度にしていたけど、タダなら良かろうということで借りてきた(笑)。ところが、今回の読物は予想外に面白い記事のオンパレードですっかり見直した。中でも、タイトル「記者は天国に行けない」(439頁)は出色だった。名物記者による新聞記事の書き方の神髄が紹介されていた。...真実は細部に宿る

  • 「聴く鏡」~読書コーナー~

    「貴方が好きな「グッドマン」(英国)についての記述が載ってますよ」というコメントともに、メル友の「I」さんからご親切にも送付していただいたのが「聴く鏡」。著者はジャズ界では国際的にも有名な「菅原正二」さんで、このブログでもいつぞやのこと「日本一音のいいジャズ喫茶」(一関市)というタイトルで紹介させてもらったことがある。オーディオ誌「ステレオサウンド」(季刊)に連載されていたものを、まとめたものだが、一読してみるとジャズへの燃えたぎるような情熱と「JBLシステム」への迸(ほとばし)る愛情にほとほと感心するばかり~。「音楽&オーディオ」の両方が見事に一体化してますね。我が家はクラシックオンリーといってもいいくらいだけど、それでも参考になることが沢山あったので、未読の方はぜひご一読をお薦めします。ちなみに「聴く...「聴く鏡」~読書コーナー~

  • 生への執着

    社会的にも生物学的にも「役立たず」となった人間がむやみやたらに延命にこだわるのは傍からみてけっして見よいものではないし、むしろ社会的に見て害になるときさえある。たとえば、今回の3年間に亘る「コロナ騒動」で主な犠牲者となったのは健康に不安があった老人だが、政府にとっては「支給年金と医療費の縮小」で大いに助かったことは想像に難くない、もちろん口が裂けてもそんなことは言わないけどね・・(笑)。とはいえ、当の老人となると話は別で「生への執着」はますます不滅の輝きを放っていることだろう。ブログ主も例外ではない・・、ますます長生きして「音楽&オーディオを楽しんでやるぞ」と、秘かな炎を燃やしているところ(笑)。そういえば昔こういう川柳がありましたよ。長生きはしたくないねとジム通い「建前と本音は違う」、というわけで図書館...生への執着

  • 現代の「姥捨て山」へ行く予行演習をやってみよう

    よくアンケート調査などで見かけるのが、「もし無人島に一冊の本を持っていくとしたらどういう本を選びますか?」ちょっと無理筋かもしれないが、これをオーディオに当てはめて「もし無人島にスピーカーを一つだけ持っていくとしたら・・」。実は、まんざら絵空事でもないのである。というのも、人間は不死身ではない。年をとるにつれ、肉体は衰えるし、五感も鈍くなるし、オーディオにとっていちばん大切な聴覚もそのうちの一つ。そして、こればかりは想像したくないが、万一「連れ合い」に先立たれ自分だけが取り残されて生活に不自由をきたすようになれば、遠方に住んでる娘に引きとられる可能性がまったく無きにしも非ず~。となると、現在日替わりで楽しんでいる6つのスピーカーをすべて持って行くわけにはいかない、何しろ「姥(うば)捨て山」にあたる「マンシ...現代の「姥捨て山」へ行く予行演習をやってみよう

  • 人間の生涯は「真面目さ」と「遊び」からなる

    「人間の生涯は“真面目さ”と“遊び”から成る。この二つのバランスの取り方を知っている者こそが、最も賢明なる者、最も幸運な者と呼ばれるにふさわしい。」(ゲーテ)いきなりこういう文章で始まるのが「ギャンブラー・モーツァルト」~遊びの世紀に生きた天才~(ギュンター・バウアー著)。ちなみに、自分のように「遊び」の方が大きな比重を占めている人間は、とても賢明とはいえないが、不幸な人生だったとは思っていない(笑)。さて、本書は431頁にわたって細かい文字がビッシリ詰まっており、よほどのモーツァルト・ファンじゃないととても読む気が起こらないに違いないが、ザット、ひと通り目を通してみたがこれはこれでたいへんな労作だと思った。本書のテーマは「ゲーテが語ったような意味でモーツァルトははたして幸運な人間であったのだろうか、生涯...人間の生涯は「真面目さ」と「遊び」からなる

  • 可愛げのない人間の末路

    先日のこと、NHKBSプレミアム「英雄たちの選択」という番組で「平将門」(たいらのまさかど)特集を放映していた。「平将門」といえば周知のとおり関東地方で朝廷に対して謀反を起こし最後は討ち死にした武将である。将門は若年の頃に同僚と一緒に朝廷に仕えたことがあり、同僚はうまく組織に馴染んだものの、将門は無骨そのものの武者だったので官僚組織に馴染めず厄介払いとなり故郷に戻されたという。その辺のトラウマがどうやら後年の謀反につながったのではないかという解釈だった。人間には組織にうまく馴染んで融け込めるタイプとそうでないタイプがあるようで、将門は後者のタイプだったのだろう。関連して、高校時代の同窓生から電話がかかってきたときの会話を思い出した。「いつぞやのブログに書いてたけど谷沢永一の”可愛げが一番”という話は実によ...可愛げのない人間の末路

  • 謎の円筒形機材の使用方法

    前回からの続きです。現在(29日午前5時)、猛烈な台風が襲ってきてます。真夜中頃からですが、強い風雨が吹き荒れており、至る所の雨戸を閉め切って完全防備してますが、とても勢いが強いです。台風の中心はまだ鹿児島県の枕崎付近なので、これから先が思いやられます。当地に移り住んで42年になりますが、例をみないトップクラスの台風です。これから九州を通過して本土に向かうとのことなので、くれぐれもご用心くださいね。さて、前回の「謎のオーディオ用機材」からの続きです。皆様方に謎を提示しましたよね~。この二つの円筒形の使い道ですが、盛大な応募を期待していたけれど・・、結局お一人だけでした。それも不正解で残念~。2個あるということは当然左右両方に使うものなので「スピーカー」関連ですよね~。それと「ブログ主の性向」を考え合わせる...謎の円筒形機材の使用方法

  • 謎のオーディオ用機材

    ☆謎の「オーディオ用機材」をゲット県都「大分市」の人口は47万人、隣接する(県内)第二の都市「別府市」は12万人・・、4倍ほども違う~。日頃から閑散とした交通量の別府市内の運転に慣れていると、大分市内はクルマが多くて渋滞が多いし交差点も複雑なので、なるべく同市には出かけたくないのがホンネ。たかが大分市ぐらいの規模でこの「体(てい)たらく」だから情けない・・(嘲笑)。しかし、大分市にだけあって別府市には無いものがある・・、それは大型の「書店」と大規模な「DIY」店。先日のこと、ようやくその気になったので重い腰をあげて大分市内の大型「DIY」店へ~。土日は駐車場が満車なので平日を見計らってのことで、およそクルマで50分ぐらいかな~。そして、メチャ品数の豊富な広い店内を物色しながらようやく「住宅機材コーナー」で...謎のオーディオ用機材

  • マーラーの音楽からジャズとクラシックの再生を問う

    先日のこと、メル友の「I」さんから興味深い内容のメールが届いた。ちなみに、ブログで情報発信をやってると全国各地からメールをいただくがず~っと継続して長続きしているのは「I」さん(東海地方)、「K」さん(横浜)、そして「南スコットランド在住の「ウマさん」だけなのはちょっと淋しい(笑)。「〇〇様にクラシックの話を持ち出すのは、ケンカを売っている(笑)ようなものですが、ご意見を聞かせていただけましたら幸いです。当方、実は、マーラーが好きです。マーラーの交響曲を聴いていると、巨大な室内楽を聴いているような気分になります。なぜ室内楽のように聴こえるのか。よくわかりませんが、たぶん、指揮者なしで、奏者の間合いで演奏する方が合っているような気が・・・。普段そんなふうに思っているところへ、先月NHKTVで、交響曲第4番室...マーラーの音楽からジャズとクラシックの再生を問う

  • 人は何かと言い訳をして幸せになるようにできている

    自分の思考パターンを辿ると、いつも何かしら「言い訳」をしていることに気付かされる。たとえば、前回のブログ「オーディオにおける見た目の比重」にしても、他人から見てシステムの「見た目が冴えない」ことは分かっているつもりだが、つい言い訳がましく何やかや理屈付けを行っているのがお分かりかな~(笑)。そういうときに、タイミングよく格好の本にぶち当たった。本書は脳にまつわる知識や考え方を述べた本、といえばいかにも堅苦しそうだが従来の「脳の本」には載っていないような新しい知見が紹介されている。興味を引いたものを2項目紹介してみよう。なお、著者の池谷裕二氏は薬学博士で、現在東京大学大学院薬学系研究科・教授。☆脳はなにかと錯覚する~ヒトも動物も、なぜか「赤色」が勝負強い~過去の「ネイチャー」誌に掲載された科学論文に英ダーラ...人は何かと言い訳をして幸せになるようにできている

  • オーデイオにおける「見た目」の比重

    オーディオの楽しみって「人それぞれ」だろうが、我が家の場合は「できるだけ少ない経費で気に入った音を出す」のもその一つ・・、ツボに嵌ったときの快感はとても筆舌に尽くしがたい。で、その最たるものといえばこのSPユニットに尽きる。ネットオークションで調達した「無銘のユニット」(口径25cm)だが、実に格安(3000円)だった。しかも御覧の通り「アルニコマグネット」ですよ!しばらく型番不明のままだったが、メル友さんからご教示があり、デンオンの「VS-270Z」に使用されていたウーファー部分であることが判明。そして、このウーファーの特徴は「コラーゲン振動版」を用いていることにあり、その特徴はといえば、「低域の深み」「優れた音響特性」「従来の振動板に比べて軽量耐久性が高い」だそう。さらに、ネットの「オーディオの足跡」...オーデイオにおける「見た目」の比重

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