「世の中には二種類の人間がいます。カラ兄を読んだことのある人と読んだことのない人です。」「ひとつ、村上さんでやってみるか」を読んでいたら、79頁にあったのがこの言葉・・、著者は村上春樹さん。ちなみに「カラ兄」とは「カラマーゾフの兄弟」(ドストエフスキー)のこと。まるで「敵か味方か」みたいに、こうやってものごとを単純化するととても分かりやすいですね(笑)。印象に残ったので、引用してみたわけだが「カラ兄」を読むと人生観が変わるという話をよく聞く。「将来、カラ兄のような長編小説を書きたい。」というのが村上さんの願望だそうだ。実は先年、娘から「お父さんも読んだ方がいいわよ」と、「カラ兄」(岩波文庫版、全4冊)を受け取ったものの、いまだに部屋の片隅にツンドク状態になっている。何せブログの更新をはじめ何かと忙しくてね...世の中には二種類の人間がいます