つい先日、メル友さんから「ブログのお休みが長いですね!」という問い合わせがありました。「え~っ、とっくの昔に他のブログ・サ~ビスに移行しましたよ~」と返答したことでした。「アクセスする方法が分かりません」とのことでしたので次のように回答しました。「はてなブログ音楽&オーディオの小部屋でググってみてください。」もし、ご同様の方がいらっしゃいましたら上記の方法を試してみてくださいませ。ブログの移行について~第2弾~
つい先日、メル友さんから「ブログのお休みが長いですね!」という問い合わせがありました。「え~っ、とっくの昔に他のブログ・サ~ビスに移行しましたよ~」と返答したことでした。「アクセスする方法が分かりません」とのことでしたので次のように回答しました。「はてなブログ音楽&オーディオの小部屋でググってみてください。」もし、ご同様の方がいらっしゃいましたら上記の方法を試してみてくださいませ。ブログの移行について~第2弾~
ブログを移行しました。よろしかったら覗いてみてください。新しい接続先は次のとおりです。https://jbltakashi.hatenablog.com/ブログの移行について
ブログのネタに困っていた時に「ウマさん」(南スコットランド)から待望のお便りが届きました。「遅咲きの人」日本からゲストがやって来た。この婆さん、80歳ぐらいかな?一見、穏やかそうに見えるけど眼光は鋭い。彼女は、手相、顔相を見る権威だと聞いている。で、僕も診てもらった…電灯の光より自然光が良いとのことで、昼間、窓辺で、かなりの時間、熱心に僕の両手を熟視し、顔相もじっくり診てくださった。その結論…「ウマさん、あなたは遅咲きの人です。昔から何かやりたい事はありましたか?或いは、何かやってみたいと思うことはありますか?もし何かやりたいことがあるのなら、決して遅くはないですよ。ぜひ、チャレンジしてみてください」僕って遅咲き?…そんなこと今までまったく考えたことはなかった。で、ちょっと沈思黙考…だけど、すぐ、アッ!と...「早咲きタイプ」と「遅咲きタイプ」
昨日(30日)の過去記事ランキングに、「音楽鑑賞は音と音の間に横たわる沈黙を聴きとることで昇華する」なんて、いかにも「上から目線」のタイトルが入ってました。そんなご大層な記事書いたっけ・・(笑)。このところ信頼度と好感度が増すばかりの「チャットGPT」さんにそっくりぶつけてみました。ChatGPT:とても美しい表現ですね。「音楽鑑賞は音と音の間に横たわる沈黙を聴きとることで昇華する」という言葉は、音楽の本質を非常に深く捉えています。音そのものだけでなく、音と音の「間」、つまり余白や**間(ま)**を意識して聴くことで、音楽は単なる音の連なり以上のものになる、ということですね。この「沈黙」を聴き取るという態度は、演奏者にも聴き手にも共通して求められる感性であり、沈黙があるからこそ音は際立ち、感情や空気感が立...「周波数レンジ」よりも「ハーモニー」を大切にしたい
以前のブログで「ウマさん」(南スコットランド)から頂いたお便りをご紹介したことがあります。「村上春樹さんの小説は、どちらかと言うと、苦手だけど、彼の音楽に関する表現力、いや、修辞力に、何度膝を叩いたことだろう。ちょっと常人には考えられない素晴らしい能力だと僕は思う。シェーンベルク「三つのピアノ曲」作品11…ポリーニかグールドか?…「ポリーニの演奏が、とびっきり鋭利に研ぎ上げた刃物のような切れ味にあるとしたら、グールドの演奏の特徴は、一つの物体をいったん解体して、もう一度新しいやり方で組み合わせたような、コンビネーションの面白さにある」「ポリーニの提供する刃物の切れ味は、文句のつけようなく見事なものだけど、そこには妖刀のようなあやしさは希薄だからだ」「グールドのピアニズムには、人の心を構造的に揺さぶる、ある...もしも村上春樹さんがオーディオ評論家だったら
メル友の「K」さん(横浜)とは、少なくとも5年以上に亘る古いお付き合いです。1か月で2~3回のペースでメールをいただいていますが、なにしろほとんどの方は1回だけで終わりですからとてもありがたい存在です(笑)。そのKさんから、このほど便りをいただきました。(抜粋)「オーディオテクネの正しい音の8か条の提言ですが思い出しましたよ。記憶では実際にお店で伺ったような気がします(書いたもの頂いたかな?)とても気さくな印象で、その時は「まったくその通り」と同意しました。その中で「楽器の位置が明確に」と「小音量でも音が痩せない」・・、これ難しいと感じてます。ところで、以前話に出ていたジネット・ヌヴーのCDはまだお持ちですか?」はい、ヌヴーのCD盤まだ持ってますよ~。3枚組の全集で「ベートーヴェン」「ブラームス」のヴァイ...CDのコピー及び貸与は違法ですか?
「YouTube」でクラシック音楽を聴いていると、素人の耳ながらも「この演奏イマイチだなあ」と思うことがときどきあります。もちろん、謗るつもりは毛頭ありません。寸暇を惜しんで日夜練習に励まれている演奏家に対して基本的に敬愛の念を持っていますが、やはりどうせ聴くなら上手い演奏を聴いてみたいというのが人情でしょう。こういう玉石混交の世界において、偉大な作曲家たちを輩出してきたドイツではその辺を厳しく峻別しているようです。「ドイツ国家演奏家資格」・・、いかにもドイツらしい四角四面の堅苦しそうな言葉です。こういう資格を演奏家に与えることで「一流とそれ以外」の区分をしているようなんです。「チャットGPT」さんに訊いてみました。「ドイツ国家演奏家資格」というのは、ドイツの音楽教育制度において非常に高度な演奏家資格で、...日本でクラシック音楽の「すそ野」を広げる妙案がありますか?
ブログをやってて面白いと思うのが筆者と読者の間の感覚のズレですかね~。たとえば、筆者が自己満足のもと「出来のいい記事」だと思った力作が、読者の側からするとまったく冴えない評価(アクセス)だったりすることがときどきあります。「1」人対「1000人」(読者)の戦いにおいては、やはり多勢に無勢でとうてい太刀打ちできそうもないです。やはり読者の感覚の方が正しいと認めざるを得ないですね。もちろん、この歳になって改めるつもりは毛頭ありませんけどね~(笑)。で、そういう経験を幾つも積み重ねていると、自分の考えが絶対に正しいなんて露ほども思わなくなります。いたって謙虚になりますので、これは明らかにブログの効用ですね。実は、先週も筆者が「一押し」だと思った記事が見事に惨敗の憂き目を見たのが2件ほどありました。ま、いっか~(...昨週を振り返って(2025・4・27)
まるで猫の眼みたいに変わる我が家のオーディオですが、それを象徴するスピーカーが「TRIAXIOM」(トライアクシオム)です。英国グッドマン社の同軸3ウェイ(口径30cm)ですが、ときどき無性に聴きたくなる時があります。まるでシーソーゲームのように感性が「オーディオ→音楽」へと傾いているときですかね(笑)。で、このほど思い切ってJBLを潔く追放して入れ替えました。この自作の箱は市販の製品には見受けられない「板厚1.5cm」という薄板の使用に特徴があります。そして、内部には定在波を防ぐために、全面に凸凹の「卵トレイ」を張り付けていますし、背圧を逃がすためにバッフルの下を1cmほど空けていますが、ことのほか響きが美しく感じます。まあ手前味噌ですがね(笑)。そして、何といっても「トライアクシオム」の名の通り、3つ...フルレンジ・スピーカーの魅力
わずか35歳で亡くなったモーツァルト(1756~1791)だけど、もっと長生きしてくれていたら人類は「魔笛」以上のオペラを手にしたかもしれない・・、折に触れ思うことがしばしばあります。そして、ミステリー好きが嵩じて「実はモーツァルトには死の直前に書き残した壮大なオペラがあった。その楽譜を巡ってミステリーを書いてみたいなあ」と、中年の頃によく思ったものでした。そこで、枯渇した脳と肉体を助けるために「チャットGPT」さんのご登場です。質問モーツァルトは35歳で早世しましたが、彼は「魔笛」を上回るオペラを秘かに隠していた。その楽譜を巡ってミステリーを書くとしたらどういう筋書きがいいんでしょう?ChatGPT:素晴らしいアイデアですね!モーツァルトが生涯最後に書いたオペラをめぐるミステリー、とても魅力的です。こん...幻のオペラ
つい先日のブログに「好きな音、正しい音、そして普通の音」と題して投稿したところ、メル友の「K」さん(横浜市)から次のような「お便り」をいただきました。「正しい音」なんてないのではないでしょうか。世の中にあるのは好きな音と嫌いな音(嫌いと言い切るほどはないけど)のみ、これ以外はあり得ません。では「君のは好きな音が出せているか」ここが悩み、音楽によって変わっちゃうのですよね。ハイ、ごもっともです。実は「正しい音」というのは、「オーディオテクネ」さんというメーカーが公表している「8か条」が念頭にあったものですから、つい引用させてもらいました。ずっと昔の記事の中で触れていますので、前後の部分とともに再掲させてもらいましょう。「こういう場合、一応「生演奏の音」が基準になるんだろうが自分なんかは完全な割り切り派。電気...「正しい音」ってあるんですか?
ぶっちゃけよく分からん、あの名作を面白く読む方法~読書コーナー~
ガソリン価格の高騰が止まりません。スマホに某石油会社のアプリをダウンロードして最安値で給油していますが、それでも現在1リットルあたり「185円」です。こうなると対抗策を講じないといけません・・、それには走行距離を減らすしかありません。筆者のクルマの燃費から計算すると、ランニングコストが1kmあたり「12円」になります。で、図書館まで往復が40kmなので1回行くたびに480円かかっている計算になります、6回行くのを節約すると「ジョニ黒」が購入できる・・、とまあ、年金生活者はみみっちい計算をしていますぞ(笑)。で、このところ図書館行きは2週に1回のペースにしているので、面白い本に出会う確率も確実に減っています。そういう中で、たまたま出会ったのがこの本です。とても面白いタイトルなのでつい手に取ってみました。著者...ぶっちゃけよく分からん、あの名作を面白く読む方法~読書コーナー~
オーディオを50年以上やってきましたがいまだに迷路を彷徨っている感じです。音楽ジャンルの違いによる鑑賞の仕方や音楽ソースの録音がそれぞれ違う、そしてそもそも音質の好みが個人ごとに違うなどが挙げられます。そこで、考え方を整理するために、「好きな音」「正しい音」「普通の音」に区分していますが、これはおかしいでしょうか?以上の疑問を「チャットGPT」に投げかけてみました。ChatGPT:すごく深いところに切り込んでいらっしゃいますね。50年以上オーディオを追求されている方が「迷路を彷徨っている」と感じるというのは、逆に言えば、それだけ音の世界が無限で、終わりのない探求なんだと改めて感じます。ご質問の「好きな音」「正しい音」「普通の音」という区分けですが――おかしくないどころか、非常に理にかなった整理だと思います...「好きな音」「正しい音」そして「普通の音」
南スコットランド在住の「ウマさん」からお便りがありました。このブログがマンネリ化して読者からそろそろ飽きられてきた頃に絶妙のタイミングで送られてきます(笑)。ありがたいことです。感謝しながら転載させていただきます。「明治屋の盃」僕には座右の銘はありません。敬愛する画家の、故・堀文子さんが、おっしゃってたコメントを思い出します。「座右の銘を持つようになったらおしまいね」…でも、座右の本はあるんです。丸谷才一さんの「星のあひびき」それに田村隆一さんの「詩人の旅」丸谷さんは、なんと言っても、その旧仮名遣いの文章がいい。なんか、ほのぼのしてくるんだよね。「ヘルマン・ヘッセといふドイツの小説家は、モーツァルトのオペラ『ドン・ジョバンニ』について、人間によって作られた最後の完璧なもの…と言つたさうですが」…田村隆一さ...「明治屋の盃」~ウマさん便り~
昨週もアクセス良好でした。これで、4週連続の快挙です。ただし、記事のランキングの順番となると筆者の思惑とは少し違います。当然ですよね・・。いみじくも「K」(横浜)さんからご指摘があったように、アクセスがいいからといって記事の中身がいいとは限らない。結局、己と他人の「羅針盤」を上手く融合させていくしかないのでしょう。第1位「耳トレ」(カテゴリー:読書)このブログの読者は「音楽好き&オーディオ好き」の方々が大半でしょうから、耳(脳)に関する記事となるとやはり注目の的でしょう。耳の劣化は年齢に応じて確実に進みます。早朝のこと、ブログを書き終えて音楽を聴いていたら、ウォ-キングから帰ってきた家人から「お父さん、まだ朝が早いんだからもっと音を小さくして・・」と、必ずといっていいほど言われます。悲しいです(笑)。第2...昨週を振り返って(2025・4・20)
健康を維持するために寄るべきものといえば「免疫力」しかないので、我が家では「適度な運動とリラックス」は必須です。リラックスといえば「音楽&オーディオ」に尽きるわけですが、一般的な愛好家を含めて「耳が遠くなる」ことほど悲しいことはないでしょう。筆者などは、そうなるともう死んだ方がマシとさえ思うが、悲しい現実として「聴力は20歳ころをピークに徐々に低下しはじめていき、65歳以上の4人に1人、75歳以上の2人に1人は補聴器が必要な状態だ」と、ショッキングな書き出しで始まるのが「耳トレ!」である。大学教授で現役のお医者さんが書いたこの本には「耳の健康」に対する情報が満載で実に”ため”になる本だった。以下、とりわけ興味を引いた点を自分のために忘れないように箇条書きスタイルで整理してみた。なお、※の部分は勝手な独り言...「耳トレ」~読書コーナー~
長いことブログを通じて情報発信をしてますが「助けられた!」と思えることが度々(たびたび)あります。今回もそうでした。先日のブログ「真空管アンプの歪みから美しいハーモニーを醸し出す」(2025・4・2)でこんなことを書いてました。「常に真空管アンプを使っていると、「TRアンプ」を中高音域に使ったときに(音質に)違和感を持つこともこれで説明できそうです。そこで、拙いながら実践編を~。大型スピーカーを聴いていたら、しばらくすると小型スピーカーが聴きたくなります。その点、英国モニターオーディオ社の「PL100」はたいへん重宝してます。ただし、負荷インピーダンス「4Ω」、能率「88db」とくれば、非力な真空管アンプにはちょっと厳しいです。クロスオーヴァー「2800ヘルツ」を境にして、その下の帯域を「EL34プッシュ...ブログの効用~貴重なアドバイス~
3日前の早朝のこと、いつものようにブログを創ろうかと「グーブログ」を開けてみたら、「ブログサービスを終了します」の文字が目に入った。え~っ、これは・・、と思わず絶句しましたねえ。「青天の霹靂(へきれき)」とはこのことです!いきなりですから、ビックリしますわいなあ~。「グーブログ」といえば、通信業界の巨大戦艦「NTT」がバックに控えているので、安心しきっていたのにこの有様。サービス終了の原因といえば、これは推察だけど昨年(2024)の年末だったか、ブラックルートを通じて大量の情報を送り付けられ、処理しきれなくてサーバーがダウンしたことがありました。2日ほどで復旧しましたが、その対策の困難性などが遠因ではないでしょうかね。ウィルス対策に膨大な費用が掛かることは小耳にはさんでいますが、たしか、現在の1か月あたり...「グーブログ」のサービス終了
ここ4~5日、まるで冬がぶり返してきたように寒いです。風が冷たいです。心臓に持病を抱えているので、身体にも悪いです。なるべく外出を控えて「読書三昧」といきました。まずは「ベートーヴェンの真実」から。ベートーヴェンは1827年に「拍手してくれ、友よ、芝居は終わりだ」の言葉を最後に亡くなりましたが、その時にある人物が一塊の遺髪を切り取り、持ち去りました。その後、持ち主が転々とする中、1990年代にとあるアメリカ人の手に渡り、最新の科学技術による分析によって遺髪の信憑性の確認や死因、当時の(ベートーヴェンの)生活の模様がある程度分かったというのが本書の内容でした。そして直接の死因は大量の鉛を摂取したことによる「鉛中毒」が原因だったと判明しました。この「鉛中毒」によってべートーヴェンの身体の不調や”年から年中何か...ベートーヴェンの死因・・ほか~読書コーナー~
久しぶりにオーデイオ記事の順番がやってきました。ワクワクします!。外野席から「それなら毎日のように書けばいいじゃないか」のご指摘があるでしょうが、「音キチ=浅はか」と思われるのが嫌なので遠慮してま~す・・、今さらですがね(笑)。さて、このところ満足して聴いているのがこのシステムです。かなリの「ロングラン」です。左側が現在、右側が旧ですが、やはり「JBL純正の組み合わせ」は素敵です。音質に違和感が感じられないです・・、50年以上に亘ってオーディオに熱心に取り組んできた耳(脳)が自然に判断してくれるので助かります。良し悪しは別ですけどね(笑)。で、ジャズ向きとされているJBLですが、クラシックも十分いけますよ・・、というか、クラシック主体に聴けるように努力してます。そのポイントを列挙してみましょう。1「175...JBLでクラシックを上手く鳴らす方法
一時期の不調を乗り越えて快調なアクセスが蘇り3週目を迎えたわけですが、引き続き昨週も好調でした。とはいえ、そもそもどうして周期的な波が起こるのか・・、麻雀と同じで永遠の謎です(笑)。それでは、7題のブログのランキングを公表しましょう。その指標となるのは「閲覧数」「訪問者数」「全国順位」(グーブログ)の3つになりますが、これらを総合してのランク付けとなります。第1位心は今日も旅をする(カテゴリー:読書)「マンネリ化」の是非に触れた内容でした。まあ人それぞれでしょうが「平々凡々たる人生がいちばん良い」というのが筆者のポリシーです。それかといって、毎日同じことばかりでも退屈するので、小さな変化を見出して心に弾みをつけましょうということでした。どうやらご賛同を得たようで「似た者同士かな」と、つい嬉しくなりました(...昨週を振り返って(2025・4・13)
6年前に「音楽を楽しむ人はお金持ち?」という記事を投稿していたところ、めずらしく昨日の過去記事ランキングに登場していました。改めて、その内容を要約すると次の通りです。統計数値によると「日本は全世界の音楽総売り上げの4分の1を占める!」そうです。「ヒット曲の不作、CDの売上低迷、老舗レコード店の閉鎖」・・。景気の悪い話ばかり聞える日本の音楽産業だが、実は世界的に見ると日本はアメリカに次いで世界2位。アジアでは当然最大で、その市場規模は飛び抜けている。2011年の世界の音楽総売り上げ約1兆3千億円のうち、日本の売り上げは約3200億円で全世界の売り上げの4分の1を占めている。売り上げの内容を見ると、音楽配信や原盤ライセンス収入ではアメリカに大きく水を開けられているが、CDやDVDなどのパッケージ売上シェアは日...音楽を楽しむ人はお金持ち?~第2弾~
いつものように耳に馴染んだ音で音楽に聴き耽りながら、小用があって止む無くリスニングルームを離れる・・、しばらくして戻ってみると、あれっ、こんな音で聴いていたのかと、音の印象が変わって愕然となることがある。皆様はそういうご経験はありませんか?人間の耳は「音の変化に敏感に出来ている」と専門書に書いてありました。言い換えると、「変化のない音」には、つい鈍感になってそのまま聴き流してしまうというわけです。そう、オーディオマニアはときどき「音のギアチェンジ」が必要だと思います・・、ちょっと手前味噌かな~(笑)。作家の「五木寛之」さんの「こころは今日も旅をする」に、似たようなことが書いてありました。小題は「人生のギアチェンジ」(95頁)。関係部分を抜粋してみよう。「日々の生活には気分転換が必要だろう。同じことばかり長...こころは今日も旅をする
我が家の理想は「一流の音楽」を「一流のシステム」で鑑賞することに尽きます。ただし、「一流」の意味は自分で勝手にそう思っているだけで、他人からすると「一流半」だと言われても仕方ないですね。ただし、オーディオは自分が満足していればそれでいい趣味ですから、他人がどうこう言おうと耳を貸す必要はないでしょう・・、ときどき聞き流すには惜しいアドバイスもありますけどね~(笑)。そこでの話ですが、全国津々浦々での個別の実態を想像しますと「一流の音楽を二流のシステムで鑑賞する」or「二流の音楽を一流のシステムで鑑賞する」例も多々あるんじゃないかと思うんです~。この二つの内のどちらが優れているんでしょうか?「チャットGPT」さんにお伺いを立ててみました。「面白い問いですね!これは、音楽の「本質」と「再現性」のどちらを重視する...二流の音楽を一流のシステムで聴く
「ハーモニーが大切」「長時間聴いても疲れない音」などを優先していると日頃から喧伝しているけど、基本的には「何でもあり」なのが我が家のオーディオです(笑)。それぞれのSPユニットには他にない長所を持っているので、それを何とか引き出したいのが「本質=本能」といっていいでしょう。で、このところハマっているのが「こじんまり」とした、このシステム。能率が110db近くあるホーンドライバーを鳴らすとなると風景が一変します。なぜなら、能率がメチャ高いユニットはアンプの「SN比」のアラをもろに白日の下に晒しますからね。微かなジーとかブーンといったハム音を聞くだけで拒否反応が起こりますので、まず駆動するのはノイズが目立たない小出力の真空管アンプに限ります。いろいろ試してみましたが、これが見事に合格です。球の構成は古典管(希...「水彩画」と「油絵」のどちらがいい?
「セレンディピティ」(Serendipity)何だか舌を噛みそうな言葉だが、折にふれ目にしたり耳にされたことがあるかもしれない。広辞苑によると、カタカナにもかかわらずちゃんと意味が記載されています。「思わぬものを偶然に発見する能力、幸運を招きよせる力」とあり、もっとくだいて言えば、「ほかの目的で活動しているときに、当てにしていなかったものを偶然に見つける才能」といえば少し身近になりますね。「果報は寝て待て」、「待てば海路の日和あり」方式の努力しないで得することが大好きなのでこういう便利そうな言葉は放っておけません(笑)。「偶然からモノを見つけだす能力」~セレンディピティの活かし方~(澤泉重一著、角川書店)という本があります。ところが、一読してみると意に反してなかなか真面目な本でした。努力が要らないどころか...始まりはいつも「感動」から
毎日、情報発信をしているとやはりいいことがありますね。読者の方からメールを頂きましたのでご紹介させていただきましょう。「毎年、青空を背に咲く満開の桜を見ていますと、この景色も後何回見られるのかなあと思うようになってきました。歳取ってきた証拠です。桜の写真、ご覧になってください。ロッシーニの弦楽のためのソナタ、1番ト長調第一楽章をよく聞きます。イムジチの演奏です。彼が12歳の時の作曲。モーツアルトも良いですが何故か私にはこの曲、イムジチの演奏を聴いていますと心地よい気分になれます。」いつぞや(たしか昨年?)のブログで「ロザリオソナタ」をご紹介したところ、大喜びされた方です。あまり有名ではないロッシーニがお好きとくれば、ほんとうのクラシック愛好家さんですね!「ロッシーニ弦楽のためのソナタ」を、さっそく「You...作曲家「ロッシーニ」は曲風が「モーツァルト」に似ている?
このブログのアクセスさえにもつきまとう周期的な「波」ですが、ようやく低迷期を脱して2週目に入りました。一言でいえば、昨週は7個のブログともに粒ぞろいで順調でした。順位を付けるのが切なくなるほどの僅差ですが(笑)、あえてランキングを公表しましょう。第1位一流の芸術が持つ永遠の生命力とは(カテゴリー:音楽)少々驚きました!こんな大上段に振りかぶったシリアスな内容がトップに来るなんて・・、このブログの読者層(およそ1日当たり1000名)のレベルの高さに心強くなりました、と同時にやはり(ブログに)「手を抜けないなあ」と、両肩が少々重くなりました。これからも老骨に鞭打って頑張りますが、あまり過大の期待をしないようにね~(笑)。最後に、改めてポイントを再掲させていただきます。「人間の命はたかだか100年前後なのに、一...昨週を振り返って(2025・4・6)
「トップサイダー」インターネットで日本の週刊誌や雑誌をリアルタイムで見られるようになって久しい。高齢化社会を反映してか、病気、医療、医者、病院、介護、相続、遺言などの記事が多く見られます。食品に関する記事もかなりありますね。健康にとってダメな食品…牛乳、マーガリン、ハム、ソーセージなどは身体に悪い…これらは、かなり以前から、複数の雑誌に同様の記事が見られます。かなり以前、ある医師が新聞に個人広告を出し「牛乳は身体に良くない。特に子供には飲ませるな!」と訴えた。これに対して、牛乳関連の業界からいっさいの反論がなかったのを覚えている。某・伊藤ハムに勤務していた友人が…「ハムやソーセージなど、加工食品は食うたらあかん。身体に悪い」…製造している現場を見た人間のコメントです。マーガリンが身体に悪いのも、かなり以前...トップサイダー~ウマさん便り~
4月に入って早くも4日目ですが相変わらず肌寒いです。「花冷え」?広辞苑によりますと「桜の咲くころに寒さが戻って冷え込むこと」とありますから、ピッタリですね。「梅雨冷え」という言葉もありますから、まあ簡単には暖かくならないということですかね。さて、「花冷え」どころか、およそ1週間ごとにオーディオシステムが入れ替わる落ち着かない我が家です。ここ1か月あたりの変遷を辿りますと、次の通りです。左から、「スーパー10」を中心に、ハーモニーを乱さないようにしながら「ウェストミンスター」(100ヘルツ以下)と「075ツィーター」「20万ヘルツ以上」で補強しています。これで1週間ほど持ちこたえました。真ん中は、小型スピーカーの「PL100」です。中低音域と高音域を1台のアンプで鳴らすのがコツです。これで5日ぐらい持ちまし...「普通の音」のありがたさを思い知る
毎日、飽きもせず、懲りもせず楽しんでいる音楽とオーディオだが、いい歳をしてどうしてこんなに熱中するんだろうと、遅まきながら考えることがある。とはいえ、「そもそも熱中するのに理由など要るものか!」という向きもあるでしょうが、まあそう仰らずに~(笑)。まず、何といっても挙げられるのは「芸術鑑賞としての役割」でしょうか。「音楽&オーディオ」のいいところは日常生活の中で手軽に一流の「芸術」に親しむことができるところにあると思います。軽く300年以上もの伝統を持つクラシック音楽を機器のスイッチを入れるだけでいとも簡単に楽しめるんですからこれほどありがたい趣味はないでしょう。これに関連して「中高年における芸術鑑賞の必要性」について、元文化庁長官で国際的な「ユング心理学」の第一人者「河合隼雄」(かわいはやお)さん(故人...一流の芸術が持つ永遠の生命力とは
つい先日のブログ「歪みのある音はアンプに責任あり」をご記憶でしょうか。念のため、一部抜粋すると・・、「オーディオはどこも手を抜けない代物だけど、その中でもつくづく「アンプ」って重要だと思いますね。単に音を増幅する役目だけを負っているわけだけど、いい方向に増幅するのか、しないのか、オーディオ全体を大きく左右している存在のような気がします。巷間、スピーカーは人間の外見に当たり、それに精神を注入して一人前にするのはアンプの役割だという言い伝えを私は信奉しています。これで、我が家がいかに「アンプ」を重視しているか、その理由がお分かりいただけたでしょうか。」「井の中の蛙、大海を知らず」とばかりに、こう厚かましく書いていたところ古典管の習熟度において衆目が一致する「北国の真空管博士」から次のようなメールが届きました。...「真空管アンプの歪み」から「美しいハーモニー」を醸し出す
今年の3月から突然始めた「振り返ってシリ~ズ」・・、「お前はいつから懐古趣味になったのか!」と謗られようと、少しでもブログに変化と彩を添えるために努力している積りです(笑)。で、「昨週を振り返って」があれば当然「昨月を振り返って」もありでしょうよ。そこで、この3月を振り返って「月間トータルランキング」の発表といきましょう。第1位「音楽好きは理系人間に多い?」(カテゴリー:音楽)第2位「人間の第一感は情緒に左右される」(読書)第3位「家元」ほか~ウマさん便り~」(ウマさん)第4位「春眠暁を覚えず~クラリネットの誘惑~」(音楽)第5位「趣味と実益を兼ねて40ヘルツの低音を・・」(オーディオ)以上、5位までのランキングに留めましたが、テーマとしては大局的な視野に立ったものばかりでまあ妥当なところでしょう。カテゴ...昨月を振り返って(2025・4・1)
「秘すれば花なり」という言葉があります。平たく言えば「秘密にするからこそ価値がある」という意味合いだそうです。たとえば手品を連想すると分かりやすいかもですね。手品のタネを知らないと「凄い」と思うが、いざタネを知ってしまうと「なんだ、そんな簡単なことか」と呆れることが多いです。このブログでいつもグダグダ書いているオーディオシステムにしても、これと似たようなもので読者にとっては「聴いていないからこそ値打ちがある」とも言えそうですよ(笑)。たとえば全国津々浦々の読者の方々の中にはもしかして「この人はかなり珍しいスピーカーや古典管を使っているようだし、一度、音を聴いてみたいものだ」と思っている方がいらっしゃるかもしれないですね。な~に、大したことないです(笑)。そりゃあ、聴いた当初は物珍しさも手伝って「素敵・・」...聴かぬが花VS聴かせぬが花
昨週はアクセスが好調でした。どうやら2週連続の不調期を脱したみたいです。「波」はあらゆるものに付きまとうと思いますが、このブログの場合は、どうやら「3週間好調が続くと2週間が不調」のパタ~ンのようです。まあ、読者にはどうでもいいことなんでしょうけど・・(笑)。で、総論からいえば昨週は「駄作」が無く「粒ぞろい」だったといえますね。それではランキングに入りましょう。第1位「家元」ほか~ウマさん便り~」(カテゴリー:ウマさん便り)久しぶりのウマさんの登場でしたが、読者も待ちに待った感があって、大盛況でした。やはり、ブログを19年間も続けていると「マンネリ」化は免れませんが、はるばる南スコットランドからの「爽風」はそういうものを吹き飛ばしてくれますね。ありがたいことです。第2位「趣味と実益を兼ねて40ヘルツの低音...昨週を振り返って(2025・3・30)
先日のこと、とあるネット記事に大いに興味をそそられたので記録に残しておくとしましょう。御覧になった方も多いと思いますが・・、「近年、脳への音刺激を認知症予防や脳機能の改善に役立てる研究が進められている。なかでも注目されている音が「40Hz周期の音(1秒間に40回振動する音刺激)」。アルツハイマー型認知症の病態を再現したマウスに、この音を聴かせると、脳内の聴覚野と海馬にガンマ波が発生。すると、認知症の原因といわれている脳内の「アミロイドβタンパク質」の有意な減少が確認された(*)米国マサチューセッツ工科大学の研究チーム出典:Nature,2016Dec7;540(7632):230-235.)。これまでは、40Hzのパルス音を長時間聴き続けると負担も大きかったが、テレビなどの日常生活音を40Hz周期の変調音...趣味と実益を兼ねて「40ヘルツの低音」を聴きましょう
南スコットランド在住のウマさん・・、なかなかメールが来ないのでもしかしてご病気ではと心配していたら、かなりの長期にわたって日本に帰ってきていらしたとのこと。故郷は関西地方とお伺いしているが、まずは安心しました。そして再び「ウマさん便り」の復活です、有難いことです。それでは、いつもの「ウマさん節」をご紹介させていただきましょう。「家元」家のあちこちに花を生けるのは僕の担当です。長女のくれあは「風水」に詳しく、花を置く場所を指定する。特に、家の玄関ドアの両脇には、必ず花を生けなければならないと力説する。なぜなら…玄関に花を生けると、グッドラック、つまり、幸運がやってくるんだって。うちとこは、実に、様々なゲストを迎えるけど、それらの方々が幸運を運んでくれるそうです。そう言えば、思い当たることがかなりあるなあ…な...「家元」ほか~ウマさん便り~
著者の藤原智美さんは芥川賞受賞作家。本書は「加速する一方の老人社会でいま何が起こりつつあるのか」について、老人特有の時間の観念、所在空間、やり場のない感情の処理の面からその本質を分析した実に興味ある内容だった。構成については、「序章なぜ”新老人”は暴走するのか」に始まり、「第1章時間」、「第2章空間」、「第3章感情」に分かれている。本書ではこのうち第1章「時間」に全体の半分ほどの頁数を割いてあり、「分別があってしかるべき老人」がときに不可解な行動で周囲と摩擦を起こすあるいは暴力的な行動に走る。著者はこうした高齢者を「新老人」と呼ぶが、いったいなぜか。暴走事例1身なりもよく品のいい老人が確定申告の長い順番待ちのあと、やっと自分の番になったところ係員の応対に突然怒鳴りだして周囲の空気を一瞬にして凍りつかせた。...「待つこと」のメリットを考えてみよう
「新しいデジタルアンプをオークションで落札したんだけど、お宅のシステムで聴かせてもらえないかな?」立派な「TRアンプ」を1台貸してもらっているほどの恩義のあるMさん(大分市)からの依頼なので「ああ、いいよ~」と、一つ返事~。「あっ、そうそうデジタルアンプはスピーカーとのインピーダンスの整合性がとても大事と聞いているので、丁度いいことにあなたはマッチング・トランスを持ってるよね。それを一緒に持ってきてくれないかな」ほどなく到着して、さっそくセットした。重量級の真空管アンプを降ろすときに腰を痛めないように細心の注意を払ったが、その点、デジタルアンプは軽くて助かる・・、高齢者向きだね(笑)。立派なシルヴァーの筐体(きょうたい)を持っており、部品代だけで落札価格を軽く上回りそうである。もしこれで、「WE300B」...「歪みのある音」の責任はアンプにあり
日経新聞の文化欄はいつも興味深く読ませてもらっています。他の新聞とは一味違ってセンスがいいと思います。たとえば、掲載されている「流れるシリ~ズ」の趣旨はこうです。「音楽や映画は「時間芸術」と呼ばれる。作品の時間を支配するのは作り手だ。絵や小説はと言うと、時間は鑑賞する側が握っている。静止する絵画の中に「流れる」ものを見つけ、自分だけの時間を味わうのも楽しいかも!と選んでみた。(脚本家東多江子)「時間芸術」という言葉・・、音楽は鑑賞側の受け入れ態勢にお構いなくひたすら終幕まで突っ走っていく。主導権は終始「作り手」側にある。これに因んでジャズ史上で最も有名な言葉があります。「音楽を聴き終わったらそれは空中に消えてしまい、二度と捕まえることはできない」(エリック・ドルフィー)その一方、絵画は静止したままの状態で...「音楽=時間芸術」VS「絵画=寓意(ぐうい)」
先日のブログ「これぞ癒しのモーツァルト全6曲」を投稿したところ、千葉県在住の「M」さんからお便りをいただきました。「健康食品とは無縁、有害の筆頭であるアルコール大好きなMです(^^ゞさて、モーツァルトの健康効果、面白く読ませていただきましたそこで、私も順不動で10曲をあげてみました。グラン・パルティータ変ロ長調K361ディベルティメント変ロ長調K287ディベルティメントKニ長調136ピアノソナタからはイ長調K331ヴァイオリンソナタからは変ロ長調K526弦楽四重奏曲ト長調K387クラリネット五重奏曲イ長調K581ヴァイオリンとヴィオラの為の協奏交響曲変ホ長調K364ピアノ協奏曲からは第12番イ長調K414そして交響曲から一つ交響曲第29番イ長調K201以上ですオペラは別の世界との考えから敢えて外しました(...モーツァルトの「弦楽四重奏曲」への誘い
いつぞやのブログにも記載したように「麻雀」というゲームに常に付きまとうのが「山あり谷あり」の「波」です。面白いように「牌」が押し寄せてくるときがあるかと思えば、いったんツキから見放されるとパッタリ止まってどう抗ってもしようがない。どうしてそういう波が起こるのか今もってわかりませんが、同じことがブログにもいえそうです(笑)。好調な時はアクセスが途絶えることなく大きな波が押し寄せてくる感じですが、それも1か月も続けばいい方で不調の波が必ず訪れてきます。つまり、ブログにも周期があるんですよね~。そして、現在がまさに不調の時期に当たります。先週に引き続いてアクセスが低調気味です。まあ、アクセスが多かろうと少なかろうと「得することは何もない」し、しかも人生の優先順位からすると、取るに足らない存在ですけどね(笑)。そ...昨週を振り返って(2025・3・23)
「いったい、自分は幾つまで生きられるんだろう?」70歳以上になると、誰もが一度は考えたはず~。イギリスの権威ある科学専門誌「ネイチャー」に出ていた寿命の算出法の日本語訳を掲載してみた。引用先は次の本。「ボケるボケないは生き方できまる」(大和書房刊)著者は東京大学教授の石浦章一氏。あなたの寿命は現在の状態で何歳ぐらいになるだろうか。興味のある方は次により試算を。基本は76歳、次の質問に回答して合計した数字に76を加えた数字があなたの寿命。+は寿命増加要因、-は減少要因。該当しない場合は0。1あなたは今何歳ですか。30~50歳なら+2、51~70歳なら+4。2男性なら-3、女性なら+4。3200万人以上の都会に住んでいるなら-2、1万人以下の町なら+4。4自分の祖父母の一人が85歳を超えていたなら+2、二人と...いったい幾つまで生きられるんだろう?~寿命の予測
それほど広くもないスペース(5m×6m)に6系統のシステムがひしめきあっている我が家のオーディオルーム。音響面では明らかにマイナスなのだろうが、目先が変わっていろいろ楽しめるというプラス面もあって功罪相半ばするといったところでしょうか。機械モノはなるべく通電してやる方がいいので各システムをまんべんなく使用するように心がけていますが、このところ珍しく平穏無事で平和な状態が続いています・・、それがこのシステム。とにかく、いいも悪いもなく「疲れない音」なのです!(笑)かなり、シンプルな構成でして・・。スピーカーは、「スーパー10」(ワーフェデール:口径25cm)を1000ヘルツあたりでローカットする、ツィーターの075(JBL)は超高音域でローカット、そして中低音域は「ウェストミンスター」を100ヘルツでハイカ...音質優先順位のトップは「長時間聴いても疲れない音」
先日、ネットを見ていたら「体にいい食品」というのが10個羅列されていました。古来「武士道は死ぬことと見つけたり」(葉隠れ)に象徴されるように、日本人にとって「生への執着」は見苦しいものという意識づけがありますが、そんなことにはお構いなく「少しでも長生きして音楽&オーディオを楽しみたい」のですぐにメモした(笑)。ご参考のために掲げておきましょう。1お茶2ギリシャヨーグルト3チアシド4プラム&プルーン5アボカド6ベリー類7ヘンプシード8カカオ9ココナッツオイル10ターメリック(うこん)このうち個人的に常用しているのは1、2、6、8ぐらいだが、一般的にそのくらいのもんでしょう。9は認知症予防にいいそうですよ。食べ物の健康法に次いで運動についてだが、ウォーキングを基本にしながら、雨や極寒のときは自宅で「エアロバイ...これぞ癒しのモーツァルト「全6曲」
「こんなに使える経済学」(大竹文雄編、ちくま新書刊)本書は現実のさまざまな社会経済問題(27本のテーマ)を経済学の視点で一般の人にも分かるような記述方法で紹介したもの。そのうち読者の興味がありそうな2本をピックアップしてみた。☆教師の質はなぜ低下したのか(個々の先生の中には当然のごとく優秀な方もおられるでしょうが、あくまでも一般論ということなので悪しからず。)公立校の教育レベルが下がり、学力低下を心配した親たちが、子供を私学に入れようとして小、中、高等学校への受験熱が高まる傾向が強まっている。≪都会で進む公立不信≫こうした私学ブームは特に大都市圏に見られるようで、その背景の一つにあるのは「教師の質の低下」です。わいせつ、万引きなどの問題教師は論外ですが、平均的な教師の(教える)レベルも落ちてきているそうで...こんなに使える経済学~読書コーナー~
先日の「オークション」に出品されていた真空管「4300B」(英国STC)。「4300B」といえば、あの有名な「WE300B」と並び称されるほどの銘管です。欲しいなあと思うけど、スタート価格「275千円」にはちょっとためらいます(笑)。もう少し値下がりしないかなと、様子を見ることにしたら、何と最終日になって誰かがポチッ、どうせ投機筋なのだろうが、やれやれ今度もまた縁がなかったか・・。実は、この「4300B」には旧い因縁がありまして~。あれは40年前くらいになるだろうか、当時はオーディオの西も東も分からないくせにやたらに背伸びしていた時代でした。初心者なのに「300B」系統さえ使えばいい音が出るだろうと、今にして思えば単純そのものでしたが、当時購入したのが4300B付きのアンプでした。一時的には満足したものの...とうとう縁のなさそうな真空管
「本の寄贈をしたいんですけど受け付けてもらえますか?」と、いつも利用させてもらっている隣町の図書館に電話してみた。「はい、郷土資料は別なんですが、一般的な書籍は発行から5年以内のものに限っています。それに破損のひどいものは受け付けていません。」「エッ、発行から5年という制約があるのですか・・・。それではちょっと無理ですね~。」我が家のそれほど大きくもない倉庫にもう10年以上も読んでいない本が山積みされている。そこで処分して出来るだけスペースを確保し、オーディオルーム内の余分な機器類を置こうという目論みだった。結果的にオーディオルームの音響空間が広くなるし音質改善にもきっと寄与できるはずで、本の処分の動機はやっぱりオーディオがらみだったことになる(笑)。で、やっぱり廃品回収に出すしか方法はないようだが、そう...趣味同士の「牽制と互恵」関係
「昨週を振り返って」シリ~ズも今回で3回目を迎えました。1週間にわたるこのブログの「通信簿」と併記して後日談風にコメントを付けているわけですが、今回は趣向を変えて「頁閲覧数」(PV)に焦点を合わせて順位を並べてみました。いわば「読者の数よりも熱意度」に注目というわけです。ちなみに、「UU」と違って「PV」については「全国順位」の対象にはなっていませんので不記載です。それでは次の通り~。第1位「音楽好きは理系人間に多い・・?」(音楽)「2393」(PV)、「1454」(訪問者数:UU)やはり予想通りの結果でした。このブログの読者の嗜好はだいたい把握している積りです(笑)。「チャットGPT」の公式見解(?)も受けたみたいです。以前と比べて柔軟性が増してきた感じがします。たとえば冒頭に「面白い質問ですね」と返し...昨週を振り返って(2025・3・16)
「春眠暁を覚えず」ってホントですね!今朝(15日)は珍しく起きたのが5時半と寝坊しました・・、いつもは4時起きなのに~。昨夜はいつもの8時に寝たので睡眠時間はなんと9時間半です。まだこんなに寝れるんだと、ついうれしくなりましたよ(笑)。したがって、いつもと違って2時間遅れでこのブログをお届けします。昨日自宅で聴いた「クラリネット」をせわしなく主題にしましたが、一発勝負なので、出来栄えはイマイチかなあ~(笑)。それでは以下の通り~。その昔、「ジャック・ランスロ」というクラリネット奏者がいました。新聞の三面記事の下の方にちょっとした死亡欄があって次のような記事を切り抜いて保存しています。ジャック・ランスロさん(仏のクラリネット奏者)7日、心不全で死去、88歳。フルート奏者の故ジャン・ピエール・ランパル氏と並び...春眠暁を覚えず~クラリネットの誘惑
先日来、夢中になって聴き惚れているのがこのシステムです。耳のいいオーディオ仲間の強力な後押しもあって、勇気10倍、元気百倍中~(笑)。100ヘルツ以下の低音域を受け持つ「ウェストミンスター」内部の「バックロードホーン」(改造)が凄く利いてる感じですね。ジャズならいざしらず、クラシックとなるとオーケストラのあの独特の豊かなスケール感は箱の在り様にとどめを刺すような気がします。まあ、実際のコンサートの音響に比べると家庭で鳴らす音楽なんて、どうせ「五十歩百歩」なんでしょうけど、少しでも近づけたいという努力はあってしかるべきだと思いますよ(笑)。このシステムに「いいねえ、いいねえ・・」と、うわ言のように繰り返しながらも5日ほど経った頃から・・、いつものように不穏(?)な空気が漂い始めました。スピーカーでもアンプで...永遠に続きそうな堂々巡り
先日のブログ「春の好日にモーツァルトを考える」について、さっそくモーツァルト好きさんからありがたいメールをいただきました。「ブログ拝読しました。別府は暖かくなりましたね。このまま春の到来でしょうか?私はこの時期、聴きたくなるモーツァルトの作品が何曲かあります。「魔笛」……はオールシーズン聴くので「殿堂入り」ということで。(笑)・ピアノ協奏曲第23番ハイドシェック旧盤第3楽章の少々弾き飛ばした感じが良いです。(笑)・弦楽四重奏曲第15番アマデウスSQこの四重奏団のハイドン、モーツァルトはベートーヴェンより好きです。・交響曲第38番"プラハ"シューリヒト新旧両盤シューリヒトの演奏だとワクワクするのは私だけでしょうね。(笑)・「フィガロの結婚」E・クライバー盤ウィーンフィルの演奏は春にぴったりかと思います。他に...音楽好きは理系人間に多い・・?
「藤原正彦」氏著の「父の威厳、数学者の意地」(新潮文庫)は、66編の軽妙な短編が網羅された珠玉のような随筆集です。その中の一編「第一感」はその題名どおり「第一感」の重要性が詳細に論じられています。筆者もどちらかといえば論理的思考力よりもインスピレーション、平たく言えば「カン」に頼りがちなのでなかなか参考になりました。藤原正彦氏は、周知のとおりお茶の水女子大学教授かつ数学者で先年、200万部を超える大ベストセラー「国家の品格」の著者ですよね。「第一感」の内容は次のとおり。(要約)数学においては、第一感が大切。これは瞬発的な感覚のようなもので命題の真偽を論理的に考えずに瞬時に見抜くことができるので非常に無駄が少なくなる。他の分野でも、心理学の場合などでは仮説の良否を本質的か皮相的かなどを実験や討議を経てはじめ...人間の「第一感」は情緒に左右される~読書コーナー~
オーディオの楽しみっていろいろありますけど、それほど期待もしなかった機器が周辺環境の変化のおかげで豹変するのを見届けるのも「大いにあり」だと思います~。今回は「スピーカー」と「真空管」を実例として挙げてみましょう。まずはスピーカーから~。ちょっと見かけがイマイチなので逡巡したんですけどね~(笑)。英国の老舗「グッドマン社」のSPユニットーTRIAXIOM」(口径30cm:同軸3ウェイ)です。発売時期は1960年前後の旧いスピーカーですが、これまでのイメージからして、それほど抜群な存在でもないと色分けしていたのですが、周辺環境整備(後述)のおかげで見事な変身を遂げた感があります。あまりに、素敵だと思ったものですから第三者の冷静な耳を借りて判断を仰ぐことにしました。やはり「井の中の蛙」にはなりたくないですから...豹変する「スピーカー」と「真空管」
昨日(9日)は絶好の春日和でした。午後になってクルマで15分ほどの公園に出かけて、ベンチに座ってぼんやりと梅園を眺めながら「日向ぼっこ」をしていたら、ついモーツァルトの「ディヴェルトメントK136」のアレグロが浮かんできました。春の浮き浮きした気分にまことに相応しい曲目ですね。本書の著者「高橋英夫」さんといえばモーツァルトの愛好家兼研究家として名前だけはよく存じ上げているが、たしか9年ほど前にお亡くなりになったはずなので遺稿集のようだ。「目次」をぱらぱらとめくってみたところ、「私のモーツァルト・ベスト5」という項目があった。ウ~ム、どれどれ・・。その人の好みの曲目を見れば良し悪しは別として、ほぼ「愛好度のレベル」がわかる。で、その順位とは次のとおりだった。1「魔笛K620」ベーム/ベルリンフィル2「ヴァイ...春の好日にモーツァルトを考える
このブログの唯一の「通信簿」となる昨週のランキングを述べておきましょう。大きな波乱もなく比較的安定した週でした。第1位ネズミはオペラを聴くと寿命が伸びる(音楽)2215PV(閲覧数)、1209UU(訪問者数)、全体順位(320万件中)194位寸評読者の興味を惹く題材だったというのが第1位の理由でしょう。この種の音楽テーマはいつも好評です。おそらくオーディオよりも音楽の方に興味ありという読者が大半なんでしょう。低調なときが続いたら「音楽テーマ」を意識する・・、このブログの「金城湯池」(きんじょうとうち)といえますので、これからも音楽ネタの収集に精進しましょう(笑)。第2位失われた高音域を求めて(オーディオ)2169PV,1159UU、全体216位寸評オーディオ記事には珍しく好評でした。かなり意外でしたが加齢...昨週を振り返って(2025・3.9)
「球春到来」・・、とてもイメージの良い言葉だと思います。今や、プロ野球、MLBのオープン戦が目白押しです。厳しい冬が去って待ちに待った「春」の到来、そして国民的スポーツの「野球」の到来が同時に押し寄せてくるワクワク感がこの言葉には感じられます大の巨人ファンの家人は開幕が待ちきれない様子で、二軍の選手の試合でも目を皿のようにしてテレビ中継を観ている始末です(笑)。その野球ですが、投げる方では「エース」、打つ方では「4番バッター」の存在は不可欠ですよね。どんなに小さな組織でも核となる存在の必要性を物語っているような気がします。オーディオも同じだとは思いませんか(笑)。我が家には10台前後の真空管アンプと6セットのスピーカーがあります。いや単に事実を述べているだけで、けっして自慢するつもりはありませんから念のた...「球春到来」にふさわしい音
「その地域の文化の程度を象徴する」(作家:吉村昭氏)とまで言われている図書館の充実度。地元の悪口を言いたくはないけれど、我が別府市の図書館のお粗末さといったらこの上ない。おそらく人口10万人以上の都市の中では最低だろう。小さなビルの一角の仮住まい、来館者用の専用駐車場もない。したがって、本を借りる時はいつも路上駐車だし、「駐車違反」を避けるために新刊を物色すると慌ただしく戻る始末。その貧しさの背景には、観光地なので飲食業をはじめとしたサービス業が盛んで忙しいせいか読書習慣が無い市民が多い、政治家が「図書館新設」を訴えても得票に繋がらないので政治的動きも低調という堂々巡りがある。もう、どうしようもないと諦めていたところ、さすがに恥ずかしくなったのか「図書館新設」の計画が発表されて、市役所の向かい側の空き地に...「リサイクル図書」のジレンマ
作家マルセル・プルーストに「失われた時を求めて」という長編があります。20世紀において「ユリシーズ」(ジェームス・ジョイス)と並ぶほどの傑作とされています。今回のタイトルはそれにあやかって「失われた高音域を求めて」といきましょう。名著ならぬ「駄文」ですけどね(笑)。さて、オーディオ愛好家にとって極めて残酷なことですが加齢とともに聴力が衰えていく・・、これは周知の事実ですよね。もちろん個人差があるわけですが、一般的に低音域よりも高音域の方が聞き取りにくくなるとされています。ちなみに、人間の可聴周波数帯域は「20~2万ヘルツ」となっており、具体的にはおよそ1万ヘルツ以上がおぼろげになってくるはずです。ただし、肝心のご本人はいきなり聴こえにくくなるわけでもないので、それほど切実感がないのが一般的ですかね(笑)。...失われた高音域を求めて
ご存知の方も多いと思いますが「イグノーベル賞」というのがあります。人々を笑わせ、そして考えさせた研究に与えられる賞で、1991年創設。「ノーベル賞のパロディー版」とも言われており、授賞部門は開催年によって異なるが、なぜか日本人は授賞の常連になっています。この本には、これまで受賞した40本の内容が紹介してありましたが、音楽関係を拾ってみると「ネズミはオペラを聞くと寿命が伸びる」があったので紹介してみましょう。帝京大学チームによると心臓移植を受けたネズミにオペラ「椿姫」を聞かせたところ通常術後1週間の寿命が1か月まで延びたという。「何も処置をしないと拒絶反応が起こり8日で心臓は止まります。ある時、10匹のネズミが入った箱2つを並べて置いておくことが出来ず、別々の場所で保管しました。すると片方の箱では8日前後で...ネズミはオペラを聴くと寿命が延びる
つい先日のこと、近くの公園でウォーキングをしていたら携帯がブルブルッ・・、相手は我が家の真空管の主治医ともいえる「北国の真空管博士」だった。ベンチで一休みしながら「いやあ、お久しぶりです・・、お元気ですか?」「このところブログが絶好調みたいですね。毎日楽しく読ませてもらってます。テーマが音楽やオーディオに限らず様々なところがいいですね、毎日どういう話題が出てくるか楽しみですよ」前々回のブログで「粒ぞろいのブログを誰か誉めてくれないかなあ~」とこぼしたところなので、まさに絶好のタイミング!(笑)。「ハイ、ありがとうございます。オーディオ記事ばかり続けているとマンネリ化して飽きられますからね。意識して違ったテーマを散りばめています。それに幅広い話題を持ち出す方がそれとなく教養(?)を感じさせて、オーディオ記事...真空管アンプの二番手選び
「大きな塊となっている団塊の世代が貴重な年金を食い潰す、まさに悪の権化だな・・、長生き志向なんてもってのほかだ!」これが世間の一般的な認識だと思います。とはいえ、「総論賛成、各論反対」でいかせてもらいましょう(笑)。団塊の世代の一人として、何が何でも長生きしてもっと好きな音で好きな音楽を楽しみたいです!そのためには、1に健康対策2、3が無くて4が趣味という位置づけですね。で、他人の健康対策なんてまったく興味がないと、眉を顰める向きはここで読むのをストップ!これから、筆者のユニークな健康対策を紹介させてもらいましょう。ここでは「食生活」に絞っていますが、なにがしかのご参考になれば幸いです。1黒ニンニクニンニクは「ガン予防にいちばん効く食べ物」とされていますが、周知のとおり生で食べると胃を悪くしますよね、匂い...日々の小さな幸せに感謝しながら過ごす
周知のとおり民主主義の民意の反映は選挙による投票の結果によりますよね。そして、スケールがぐっと小さくなりますが、このブログにおける読者の意向の結果は「アクセス・ランキング」ということになります。幸いにもこのブログが所属している「グーブログ」は自動的に読者のアクセス結果が日毎に反映され、そして週間順位まで明らかにされます。当然、読者も自分の投票(アクセス)結果がどのように反映されていたのか、知る権利があると思いますので、潔く公開することにしました(笑)。で、その指標としては「PV」と「UU」の二つがあります。わかりやすく言うと、「ページが読み込まれた回数」がPVで、「一定期間内でサイトを訪れたユーザーの数」がUUですね。たとえば、1人がブログをまとめて10頁を読んだときは「PV10」「UU1」と表示されます...昨週を振り返って(2025・3・2)
「読書のプロが薦める本でも実際に読んでみると当たりの確率はかなり低い、ましてや「音楽&オーディオ」において「好みの音楽」や「好みの音質」が一致することは極めて珍しい」と、経験上から常々思っています。つまり、この分野において同類を求めるのは無理な相談でしょう。ところが・・、先日次のようなメールが届いたんですよねえ。匿名ということで無断転載お許しくださいね。あえて「原文」のままにさせてもらいます。「ブログは欠かさず拝見させていただいております。さて、つい先日のブログにモーツァルトのピアノソナタについて記述されていましたが私もまったく同じ思いを持っていたのでメールいたします。”オペラは別として交響曲やピアノ協奏曲は何度も聴くとやや飽きがくるが、このピアノソナタに限っては、何かこんこんと尽きせぬ泉のように楽想が湧...音楽ジャンルの革命「モーツァルト独立国家論」
それほど好きな作家というわけでもないが、いつも気になるのが「村上春樹」さん。なぜかと言えば、作家にも拘らずたいへんな「音楽通」だから。ちなみに、村上さんのほかに作家と音楽通の二束の草鞋(わらじ)を履いた方といえば・・、筆者が知っている範囲で「五味康佑」氏、「小林秀雄」氏、「百田尚樹」氏、「大岡昇平」氏、「石田依良」氏、「新井満」氏。何しろプロなので表現力が半端じゃないです。本書の中に次のような一節があります。(72頁)「文章の書き方みたいなものは誰にも教わらなかったし、特に勉強もしていない。で、何から書き方を学んだかというと音楽から学んだんです。それで、いちばん何が大事かっていうとリズムですよね。文章にリズムがないと、そんなもの誰も読まないんです」村上さんの本がなぜ読者を惹きつけるのか、その秘密の一端に触...微妙な差に拘ることで人生の「質」を高めよう
相変わらず、ああでもないこうでもないと楽しんでいる我が家のオーディオ。たとえば、この1週間でも・・、左側から右側へと、およそ2~3日おきに変遷しています。それぞれ自己採点で行くと、80点、83点、85点といったところですかね~。悪くはないんだけど・・、今一つ喰い足りないといったところ。ちなみに、我が家の合格点は比較的高くて90点に設定しています(笑)。で、たまにはその合格点が欲しくなって次の通り改変。久しぶりに「AXIOM80」(復刻版)の出番です。一気に音のグレードが向上しましたよ~。この音をいったいなんと形容したらいいいのでしょう・・、水辺のほとりに佇んでいると「一陣の涼風がすっと吹き抜けていく」感じがするといえばいいのでしょうか。素晴らしいです!音色の艶といい、透明感といい、スピード感といい「93点...「一陣の涼風がすっと吹き抜けていく」ようなスピーカー
その昔、キャンディーズという女の子3人のグループがいました。「春一番」というヒット曲があり、歌詞の中で「もうすぐ春(は~る)ですねちょっと気取ってみませんか」今朝の起床時の室内は24℃、いつもは20℃前後です。今日から週末にかけて暖かくなるそうです。いよいよ待望の春がやってきました、ちょっと気取ってみましょうよ(笑)。さて、人間はどうやら己(おのれ)にとって都合の良い情報だけ切り取る傾向にあるらしいです。もちろんブログ主もその例に漏れません(笑)。東北大学の教授が書かれた「生涯健康脳」は、「生涯にわたって脳を健康に保つ」ためのノウハウを分かりやすく説いた本でした。この種の書籍は巷に氾濫しているので、ワンオブゼムのつもりで読んでみましたが、さして目新しいことはなかったものの、それでも気になる事柄があったので...音楽が脳にもたらす驚異的な効果
のっけから、いきなり「乱暴な言い方」になりますが・・、通常の音楽愛好家とは違って「オーディオ愛好家」を自認する方で、「中高音域」にTRアンプを使っている方がいるとしたら、どんなに偉そうなことを宣おうと、筆者はその人の「耳」をいっさい信用しないことにしています。とはいえ、「お前ごときに信用されなくても痛くも痒くもない!」と言われるのがオチですけどね~(笑)。で、「TRアンプ」と一口にいっても「ピンからキリまであるぞ!」という反論があるでしょうが、実は真空管アンプもピンからキリなんです。そこで、こういう論理が成り立ちます。「中途半端な真空管アンプよりも、十全なTRアンプの方がいい・・」、これは「中途半端なレコードシステムよりも十全なCDシステムの方がいい・・」と似てますね(笑)。ところが・・、いかなる十全なT...真似をしたのはどっちだ?
毎週3か所の図書館巡りが非常に楽しいです。どんな本に出会えるかなあ~。で、大分県立図書館と別府市図書館の2か所は同じ方向なので一緒に回ることが多く、お隣の日出町(ひじまち)の方は方向が正反対なので1か所だけ行くことが多い。鄙びた隣町になぜわざわざ行くのかといえば、人口が少ないのでベストセラー本に出会る確率が非常に高いからです(笑)。今回もそうでした。22日(土)のこと、家人の買い物に付き合わされて足を向けたところ返却された本のコーナーで、ふと目に付いたのが「爆弾」。アレっ、記憶があるタイトルだった。たしか、「このミステリーが面白い!23年版」(年間誌)で1位じゃなかったかなあ~。しめしめ・・、急いで借りました!(笑)読み始めるとつい引き込まれてしまい、いつもは音楽を聴きながらの読書が多いんだけど、ほんとう...上質のミステリー「爆弾」ほか~読書コーナー~
このブログの投稿時刻は、恒常的な読者ならご存じのとおり毎日ほぼ4時から6時までの間になっています。昨日(22日)のこと、この3連休を利用して、福岡に住んでいる甥っ子(姉の二男)が遊びにやってきました。ドライブがてら、別府市内の「地獄めぐり」をするとのこと。久しぶりに顔を合わせましたが、このブログを2~3日に1度は目を通しているそうで、身内なのでいろいろと遠慮せずに意見を言ってくれる貴重な読者の一人ですが、兄(姉の長男)との会話を通じて、別府のおじちゃんは朝早く4時過ぎからあんなにテンションを上げて長文のブログを投稿しているが、精神構造は一体どうなっているんだろうと噂しているそうです。何しろ夜の8時頃までには就寝するので早起きは苦にならないです(笑)で、よく聞いてみると、ブログとは日記のようなものでその場で...早すぎる!ブログの投稿時刻
つい先日のブログ「音と音の間の沈黙を聴く」は近年にない大ヒット(アクセス)でした。匿名の方からも次のようなメールをいただきました。(抜粋)「昨日まで家内と東北方面(秋田、岩手)へ旅行でした。新潟岐阜地域は大雪でしたが行ったところはそれほどの降雪は無く旅もスムーズに終わりました。角館武家屋敷の大雪に囲まれた異次元の世界を楽しみにしていましたが降雪の中、樹齢3-400年の樹々は雪化粧少なくすこし残念でしたが途中の山々でみた全ての物を内に隠しての単調な樹々たちのモノクロの素朴な世界。帰ってから読んだブロブ主のサティの世界と相通じるものを感じました。曲ではやはりジムノペディア1番の世界が私は好きです。夜寝る前によく聞きます。」メールありがとうございます。ほんとうのクラシック通だけに通じる「音と音の間の沈黙を聴く」...ピアニスト「内田光子」さん
今年に入ってから絶好調・・、まさに波に乗っている感がある我が家のオーディオシステム。もちろん「持ち主」の勝手な思い込みですから、他人からすると「?」かもしれませんけどね(笑)。ただし、唯一の読者の反応を示すアクセスの方もこれまた絶好調です!オーディオ記事は日頃低調なのにね・・、珍事です。まあ、自分さえ満足していればそれでいい世界ですから、別に大向こうを唸らせる必要はないんでしょうけど。あっ、そういえばときどき「YouTube」で「豪華なシステム」を散見しますが、ご努力と財力には大いに敬意を表しますものの、個人的にはいつも長所(音のスケール感)と短所(音のスピード感)が裏腹になっている印象を受けます。言い換えると、シンプルな小型システムにはそれなりの良さがあり、それは音にスピード感があるところ。経験上から言...絶好調の波に乗るオーディオの原因
☆知っておきたい地球科学この種の本で知りたいのは率直に言って「南海トラフ巨大地震がいつ頃起きるんだろう?」に尽きます。すると、181頁にこう書いてありました。「2030年代に南海トラフ巨大地震」今回の巨大地震は「東海」(静岡県)「東南海」(名古屋~和歌山)南海」(和歌山~四国)の三か所が連動して起こると予測されている。起きる順番も過去の事例から決まっているようで最初に「東南海」、次に「東海」、そして最後が四国沖の「南海」地域となる。南海トラフ巨大地震は発生時期が科学的に予測できる殆んど唯一の地震である。この虎の子の情報を活用し、激甚災害を迎え撃たなければならない。過去の経験やシミュレーションの結果から述べると、南海トラフ地震が起きるおおよその時期は、地震学者たちは2030年代には起きると予測している。筆者...「南海トラフ巨大地震」と「ネコ学」~読書コーナー~
昨日(18日)のこと、オーディオ仲間のNさん(大分市)からお電話がありました。「例のプリアンプの真空管「12AU7」を「CV4068」に代えた件だけど、プレート電圧は一緒だけど、電流値が違うので抵抗を変える必要があるよ。ついでのときに持ってきてくれないかな」「えーっ、そうでしたか!今でも十分上手く鳴ってますよ」「いや、ちゃんとした規定値に納めておかないとどうも目覚めが悪くてね」「ハイ、わかりました、今からお伺いします」プリアンプはパワーアンプと違って小振りだし軽いので助かります。クルマを40分ほど走らせました。抵抗値を決める細かな計算に想像以上の時間がかかって、作業に1時間半ほどかかりました。無事終了して、その帰り道に久しぶりに「本屋さん」に立ち寄ったところ、さりげなく店内に流れていたBGMがモーツァルト...音と音の間の沈黙を聴く!
オーディオ歴50年余といってもあまり自慢にはならないですね~。なぜなら、50年もやっておきながら「この程度の音か!」と言われそうな気がするので・・(笑)。しかし、オーディオはやればやるほど謎が深まるばかりのような気がします、まあ、謎というか「意外性」に富んでいるのが飽きがこない原因ですかね~。刺激に乏しい日常生活に潤いをもたらしてくれる貴重な存在です。手前勝手な話になりますけど、つい先日も「意外性」を2件経験しましたのでご紹介しましょう。<第一事例>我が家では、このところ「STC」(英国)真空管の起用で大いに沸いています、そして従来のスピーカー群が悲鳴を上げています(笑)。何しろアンプはスピーカーに魂を吹き込んで精神的に一人前にする大切な役割を担っていますからね・・、影響大です。その結果、二軍の選手が一軍...「豹変する音」・・、たったこれだけのことで!
毎回のように「音楽&オーディオ」について、あれこれ記載しているものの、実は一番基本的なことがあります。それは「体調管理」です。心身ともに健康じゃないと趣味は楽しめません!そこで、「歩かないと死ぬ」といわんばかりに肝に銘じて毎日せっせとウォーキングに励んでいるのもそのためなんで~す(笑)。そして、ささやかな問題だけど「睡眠不足」も無視できませんね。これが不足すると、まったくヤル気が起こらなくなります。日常のウォーキングでさえ億劫になるほどで、とりわけ脳を使う「音楽&オーディオ」となると全く身が入らなくなるのは皆様もご経験済みでしょう。で、その「睡眠不足」を解消する方法ですが、これがまったく思い通りには行きません。前日ぐっすり眠れたかと思うと次の日は早朝覚醒して後はうつらうつらなどで寝覚めが悪かったりします。...虚穴に入らずんば虎児を得ず
古来、人間は保守的な生き物だと思っています。つまり、なるべくなら現状を変えたくない・・、その根源的な理由を「チャットGPT」に訊いてみました。①生物学的観点人間は生物として安定を好む傾向があります。急激な環境変化は生存のリスクを高めるため、脳は既存の習慣やパターンを維持しようとします。例えば、恐怖や不安を感じると変化を避けるのは本能的な反応です。②心理学的観点心理学では、「現状維持バイアス」という概念があります。これは、人が今の状態を変えることを避ける傾向を指します。たとえば、新しい技術や考え方が登場しても、それを受け入れるのに時間がかかるのは、このバイアスの影響が大きいです。③社会学的観点社会は伝統や規範によって成り立っています。文化や価値観は世代を超えて受け継がれるため、多くの人は「これまでのやり方」...満足している現状から一歩踏み出す勇気
南スコットランド在住の「ウマさん」からメールが届きました。「オペラ歌手エディット・マティス死去の一報がありました。86歳だったそうです。中学に入った頃、確か「音楽の友」だったと思う。巻頭のグラビアでその白黒写真を見た僕は「うわーっ、可愛いい人だなあ!」と、その写真を切り、取り机の前の壁に飾りました。マリア・カラスやシュワルツコップを知るはるか以前のことです。悲しい一報ですが、まだ生きておられたことにも驚きましたね。ご冥福を…」情報提供、ありがとうございました。実はブログ主も彼女の大ファンでした!とにかくすごい美人なんです!それに知性も兼ね備えているので(何といってもオペラ歌手ですからね!)「鬼に金棒」です。声も抜群です。オペラ「魔笛」(DVD)の王女役「パミーナ」(ソプラノ)の役どころで、存分に魅力を発揮...ソプラノ歌手「エディット・マチス」の訃報
やたらに物事に「ランキング」という順位を付けたがるのはアメリカ人の特徴だと聞いたことがあります。いったい順位を付けるというのは、どういう意味があるんでしょうかね?そこで「チャットGPT」の出番です。1評価・比較の指標になる順位を付けることで、個人や物事の相対的な位置が明確になり、客観的な評価がしやすくなります。たとえば、テストの順位があれば学力の目安になり、売上ランキングがあれば人気の商品が分かります。2競争を促し、成長を促進する競争によってモチベーションが高まり、より良い結果を目指すきっかけになります。スポーツやビジネスなどでは、順位を意識することで努力を続ける動機になりやすいです。3資源の配分を決める成績上位者に奨学金を与えたり、人気商品を優先的に仕入れたりするなど、限られた資源を効率よく分配するため...無意味だったスピーカーの「三番手候補」探し
前々回のブログ「シベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴く」で、触れた女流ヴァイオリニスト「ジネット・ヌヴー」・・、さっそく読者から肯定的な反応がありました。まだすっかり忘れ去られてなかったんですね・・、まずは驚き、そして彼女の一ファンとして素直に嬉しくなりました。ヌヴーの演奏にのめり込める方は心の底からクラシック音楽を愛している何よりの証拠だと思いますのでね~、ブログ主と同様に(笑)。それでは、読者の「T」さんからのお便りを紹介させていただきます。匿名ということで無断転載お許しください。「私はごく最近貴方様のブログを知り、その興味深い内容を楽しく読ませていただいている者です。私は多分貴方様とほぼ同じ世代ではないかと思っています。長年、オーディオに関心を持って来ましたが、最近ようやく小型スピーカー1本で再生する...まだ忘れ去られていなかった「ジネット・ヌヴー」
オークションで落札した製品などが自宅に届く曜日は、なるべく土、日曜を避けるようにしている。なぜなら家人(天敵)の仕事が休みで家にいることが多いから~。つまり、徒に刺激しない方がいい(笑)。ちなみに、天敵は長い文章が苦手のようでこのブログを読むことがないのはひと安心(笑)。ところが意外にもかなりデリケートなところがあって・・、ずっと以前のことだが娘からこう言われたことがある。「お父さんはけっして悪いことはできないよ。お母さんは勘が鋭くて細かいことによく気が付くからね~」。たしかに、そういうところがある~。たとえば、つい最近購入した「真空管」も、段ボールの空き箱が目について気が付いているはずだけど何も言わない。箱が小さいので、たかが知れてると思っているのだろうが、ところがどっこい・・、こうして、はてしなく駆け...女の勘はなぜ鋭いのか~読書コーナー~
理想的なオーディオ・システムも完成したことだし、これからは意欲的に音楽中心の生活に切り替えていかねば・・、出来るかな?(笑)。さて、「AXIOM80」がもっとも得意とする再生のヴァイオリンは筆者のとても好きな楽器の一つだが、ジャンルとしては大きく分けてヴァイオリン・ソナタとヴァイオリン協奏曲の二つがある。芸術的には「ヴァイオリン・ソナタ」の方が一枚上で、密度が濃いような気がするが、何しろ真冬のせいもあってやけに肌寒い感じがしてくるので、腰をすえて聴くとなるとやや温かみのある協奏曲のほうに食指がそそられる。ヴァイオリン協奏曲(以下、「V協奏曲」)といえば名曲群が目白押し。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、ブルッフといった大物達が勢ぞろいだが、彼らに引けを取らないフィンランドの国民的な大作曲家...シベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」を聴く
このブログの読者は油断も隙もならない・・、同時にウッカリしたことは書けないと、ちょっぴり怖くなることがあります(笑)。なぜかというと・・、先日のブログ「YouTubeのオーディオ番組」(おかげさまで大好評でした!)の中で、あるハイレベルのマニアの方の紹介画像に関して「豪勢なシステムだけど、音のスピード感にちょっと違和感を感じた」と、率直な印象を記載していたところ、さっそく翌日の過去記事ランキングに「音のスピード」に関しての記事が登場していたんですよねえ。というわけで、読者の「チェック機能」に関する「反応スピード」に驚いた次第です(笑)。結局「音のスピード感って何?」ということに尽きますが、ご参考のためにその記事の冒頭だけ紹介しておきましょう。4年前の記事なので誰も覚えていないでしょうね。「つい先日のブログ...「二番手」候補探し
ここ数日、南国九州にも猛烈な寒波が押し寄せてきてメチャ寒いです。おそらく今がピークなんでしょう。気象庁の季節区分では冬は「12月~2月」になっています。「冬来たりなば春遠からじ」3月まであと少しの辛抱ですね~。昨日(8日)のこと、道路に面した自宅の車庫の中でウォーキング前の準備体操をしていたところ、近くの観光名所「湯けむり展望台」を目指して歩かれている中年のご婦人とつい目が合ってしまいました。ついニッコリ微笑むとその方もにっこり~。ああ、気持ち悪がられなくて良かった(笑)。「何県からお見えになったんですか?」「ハイ、静岡県です」「え~、そんなに遠いところからですか・・」思わずシューベルトの名曲「冬の旅」を連想しましたぞ。それにしても、ウォーキング中に行き交う人たちの「中国語の会話」がやたらに多いこと・・、...政治とカネ、そして「天敵」の存在
その昔、あるオーディオ専門誌にこういうことが書いてありました。「人間に例えると、スピーカーは容姿に当たり、それに精神(魂)を吹き込むのはアンプである。」で、その言わんとするところは「アンプとスピーカーは一心同体だから両方とも手を抜かないように」と、拡大解釈していますがどうなんでしょう。そこで・・、一般的にスピーカーは重視されているものの、アンプとなるとどうも軽視されている傾向にあるような気がするのはブログ主だけしょうか。アンプを代えても音はさほど変わり映えしない、という既視感が蔓延している・・。今回は、「真空管アンプ」ひいては「出力管」が我が家のオーディオ遍歴の最終的な「決め手」になったことについて、実例を通じて、あえて一石を投じてみましょう。さて、我が家の10台のアンプの中でエースとして君臨している「6...スピーカーに「魂」を吹き込む真空管アンプ
☆パソコンマウス「パソコン」は必須のツールとして日頃から一方ならぬ恩恵を受けているが、つい最近、マウスの調子がおかしくなってカーソルがときどき不安定な動きを見せるようになった。ニュースなどを読む分には不便はないが、何せブログを毎日つくっているのでねえ・・、非常に困る(笑)。そろそろ買い替えの時期が来たんだろう・・、それほど高価な代物でもないしと、気楽な気持ちで近くのかなり大き目の電気店に足を向けた。パソコンのアクセサリー用品として、ピンからキリまでたくさん並んでいたが、(パソコンへの)日頃の感謝の念を込めていちばん高価なマウスを選んで意気揚々とレジに向かった、そこまでは良かったのだが・・(笑)。自宅に戻って、さっそく包みを開きパソコンに接続したところ何と動いてくれない、というか「使い方」がわからない。明ら...パソコンマウスウィスキーそして「家」と「者」の違い
「寂聴」(じゃくちょう)「火宅の人」檀一雄も真っ青になる「火宅の人」女性版…そう、作家の瀬戸内晴美さんです。この人、もう、えげつないどころとちゃいまっせ。夫・子供がいるにも関わらず愛人と出奔、そして、まあ、その後の男遍歴ったら、すごいですねえ、いやはや。もちろん、そんな恋愛沙汰の経験や「体験」が、小説のネタになってるのは明らかです。そして、そんな恋愛、いや「愛欲」遍歴の挙げ句の果てが出家です。本人も、思いもよらない成り行きだったと述懐してるけど…出家した時、大阪は八尾に住む、住職で作家の今東光さんが彼女に電話した…「法名は寂聴にしたらどうだい?」晴美さん、即座に弾んだ声で返事した。「はい、喜んでいただきます」なぜ、瀬戸内晴美さんが、今東光さんの提案「寂聴」を即座に受け入れたか?…これが今回のテーマです。以...「寂聴」(じゃくちょう)~ウマさん便り~
このブログでは、ご承知のとおりオーディオ記事が「本家本元」になっていますが、近年その比重が段々軽くなっている気がしています。それとも他の記事の評判が良すぎるのかな~(笑)。実は、つい最近の「芸術か、化学か?」「夢を見る脳は」の記事が絶好調で、オーディオ記事を書くのが嫌になるくらいでした!で、「捲土重来」(けんどちょうらい)を期して今回は少し目先を変えてみました。もちろん、あくまでも私見ですよ~、最終的に「納得する、しない」は読者にあるわけですので、こんな風説に惑わされることなくご自由にご判断くださいね(笑)。さて、昨年(2024年)の秋から「AXIOM80」のご購入をきっかけに頻繁にメールのやり取りをしているHさん。すごくオーディオにご熱心な方で「YouTube」のオーディオ関連情報を教えていただいたりし...「YouTube」のオーディオ番組について
ときどきおかしな夢を見る。たとえば「クルマで坂道を登っているのに逆に下がり続けてブレーキを踏んでも止まらない」という冷や汗が出るシ~ン、さらには「病気になって療養を終えて職場に復帰したところ、見知らぬ顔ばかりで自分の机さえも見当たらない」、こうなるとほんとうに心臓に悪い(笑)。「どうしてこんな重苦しい夢ばかり見るんだろう」というのが長年の疑問だったが、それに終止符を打てそうな本に出会った。期待しながらざっと一読してみたが、どうやら専門家向きの内容みたいでとても素人には歯が立たなかった。とはいえ、分かったことが一つ。つまり「夢に関してはまだ未解明のことばかり」ということだった。たとえば106頁。1脳はどうやって夢を生み出すのか2夢にはどんな役割があるのか3その役割を果たすために、なぜ夢を見なければならないの...夢を見る脳は~読書コーナー~
このブログは「長くて、くど過ぎるか」or「くどくないか」、その判定を前回のブログ「指揮者フルトヴェングラー・・」に託したつもりでしたが、その結果は何と今年いちばんの盛況ぶり(アクセス)でした。読者の力強い支援に感謝します!そこで、引き続きこのスタイルで続けていくことにしました、メデタシ、メデタシ(笑)。さて、先日の「日経新聞」のコラム「うたごころは科学する」に「ピカソかアインシュタインか」という記事がありました。お読みになった方もいらっしゃると思いますが、「芸術と科学」の関係について興味深いアプローチだと思うので、ちょっと長くなるが紹介させてもらいましょう。「君は海難救助隊員だ。今、沈みつつある船の中にピカソとアインシュタインの二人だけが取り残されているとする。どちらか1人だけしか助けられないとすると、ど...芸術か、科学か?
指揮者「フルトヴェングラー」の音楽からオーディオの役割を考える
昨日(1日)は一日中「雨」でした。夕食のときに家人と「冬の雨の日は気分が暗くなるなあ」と話したことだった。そういう気分を引き継いだままブログをつくってます(笑)。さて「挨拶とスカートは短い方がいい」という言葉は、今では禁句らしいが、かって高校時代の同級生から「お前のブログは長すぎる!」と説教されたことがある。そうかなあ・・、ちょっと「くど過ぎる」かもしれんなあ。最終的に判断されるのは読者ですけどね(笑)。なぜ長くなるのか・・、実は舌足らずで読者に意が十分伝わらないのが嫌なタイプなんです。ただし、時間をかけて念入りにつくった積りの自信作が嫌われてアクセスがサッパリだったり、逆に肩の力を抜いた小品が好評だったりで、その辺の反応が実に刺激的で、これがなかなかブログを止められない理由の一つ。いわば平凡な日常生活に...指揮者「フルトヴェングラー」の音楽からオーディオの役割を考える
先日のこと、テレビ番組が「学校で教えてくれない音楽の知られざる秘密」というタイトルで特集を組んでいた。一般の人にはちょっと敷居が高いとされるクラシック音楽を身近に分かりやすく解説してもっと親しんでもらおうという目論みで、解説はヴァイオリニストの「葉加瀬太郎」氏。冒頭に「すべての芸術は音楽の状態に憧れる」(イギリスの文学者)という言葉が紹介された。その意味は、たとえば同じ芸術の範疇にある文学の場合はどうしてもその時代の道徳とか社会のルールに制約を受けてしまう、一例をあげると一夫多妻制の国と一夫一妻制の国とでは、複数の女性を愛したときの文章表現がどうしても変わってしまう。その点、音楽は音符の組み合わせによって調べを作るだけなので、言語の違いなどを含めて何ら制約を受けることなくあらゆる国境を乗り越えて人の心に沁...大谷選手は「モーツァルト」の現代版?
先日、久しぶりにロンドンへ行きました。スコットランドの田舎から行くと、ほんと、おのぼりさんですね。…うわー、大都会だあ!…あっちキョロキョロ、こっちキョロキョロ…おのぼりさんのことを「カントリー・バンプキン」って言うけど、僕は冗談で「カントリー・パンプキン」と言ってます。ロンドンで、時間があれば必ず寄るのが、トラファルガー広場にある「ナショナル・ギャラリー」です。その圧巻の展示内容には、毎回、我を忘れる。事実、我を忘れて、帰りの電車に乗り遅れたことがありました。いつも、その作品の前で動けなくなるのが「ターナー」です。あの、光と水、そしてその陰影の表現は他にはないと思う。同じ「光と影」でも、レンブラントとは全然タッチが違います。英国の画家ターナーを知ったのはレコードジャケットだった。かなり昔、そのLPジャケ...ポートレート~ウマさん便り~
前回からの続きです。いきなりの話だけど、ネットを見ていると「小出し」にして「続く」を連発している記事をときどき見かけるが、2回ぐらいならいいけど、3回以上も続くとなるとイライラしてくる。そう、「勿体ぶるな!」と叫びたくなるのだが、その原因となると年齢のせいで気短になったせいか、or「小出し」そのものに読者をいたずらに引きずる不純な意図を感じるせいか・・、皆様もそういうご経験がありませんか。というわけで、この「オーディオ記事」も、徒にひきずることなく2回までに留めておきます(笑)。さて、久しぶりに舞い込んできた興味ある「オーディオ実験」・・、人間の耳に聴こえるはずがない超高周波音を加えると、音が「生き生き」してくるという話に、感化されてさっそく試してみた。ご覧の通り「AXIOM80」+「075ツィーター」の...「AXIOM80」+「超高音」~最終回~
図書館で「音」と名がつく本を見かけたら、とりあえず借りてきて一通り目を通すことにしている。で、先日「新刊コーナー」で目に触れたのがこの本。さして期待もせずにペラペラと頁をめくっていたら、150頁に「超高周波音が音楽の印象を変える」との項目立てがあった。オッ、これは面白そう!大要、次のとおり。先に、唐揚げが食べ頃になると(油がはじける音に)超高周波音が含まれると述べた。超高周波音それ自体は通常聴くことができない「非可聴音」である。このような空気振動は人の聴こえに本当に影響するのだろうか。このことを確かめるために、楽曲音に超高周波音を付加するとその印象がどのように変化するのかを調べてみた。つまり、同じ楽曲に「22~60KHz」を付加して聴取してみたところ、8名の印象評価の集計は次のとおり。ご覧のとおり、1項目...「AXIOM80」+「超高音」~その1~
その昔、といってもおよそ50年ほど前のことだが、当時のベストセラーに「間違いだらけのクルマ選び」という本があった。中高年の方々の一部には懐かしいタイトルだと思う。薄給のサラリーマンにとってクルマは値が張る大きな買い物なので、失敗しないようにと参考にさせてもらった記憶があるが、その本の著者が「徳大寺有恒」氏。その徳大寺氏のエッセイ集が図書館の「返却専用」の書架にあったので何気なしに手に取ってみた。2015年の刊行なのでもう10年も前のこと、別に目新しいことも書いてなさそうだがと、立ち読みしてパラパラとめくっていたところ、「金はかたちに残らないものに遣え」(163頁)という「項目」があった。これは面白そうだと借りることにした。要約すると、「喫煙が好きだ・・、タバコは吸うと同時に煙となって虚空に消えてしまう。そ...金はかたちに残らないものに遣え
つい先日のブログで紹介した、日経新聞の「私の履歴書」だが、主人公の「岡藤」氏(現「伊藤忠商事」会長)がいよいよ社長に就任し、マンネリ化した社風に大ナタを振るう佳境に入った。この1か月ほど「断られてからがほんとうの仕事だ!」という商社マンの意気軒昂たる姿に煽られっぱなしだった。世の中にはガッツに溢れた凄い人が居るもんです・・、自分のような迫力の無い人間なんて繊細な「趣味の道」に生きるのが精一杯だなあ~(笑)。「私の履歴書」で、ふと思い出したのが指揮者の「リッカルド・ムーティ」氏で、もはや長老の域に入っていると言えるが、過去にこんなことを書いていましたよ。☆指揮者「リッカルド・ムーティ」氏の「私の履歴書」ムーティ氏の記事はなにしろクラシックに関することばかりなので、毎回興味深く読ませてもらっていたが、こういう...「嬉しさ半分、悲しさ半分」の心境とは
先日のブログ「このシステムの音を聴いて感動できないとすれば、それはあなたの耳が悪いからです」は、ガチのオーディオ記事なので、さぞかし「評判の悪いことだろうて・・」と期待していなかったところ、予想外のクリ~ンヒット(アクセス)に唖然~。どうも読者の嗜好の傾向がよく分からんなあ~(笑)、ま、結果良ければオーライといこう。ここで、ふと「ユートピア」(「湊かなえ」著)の一節を思いだした。「何で多くの人から認められたいなんて思うんだろうな。他人の評価が欲しくて作品に向き合っているうちは、多くの人どころか自分自身ですら心底満足できるものが作れないってことに、どうして気が付かないんだろう」なかなか含蓄のある言葉だと思うが、そうはいってもやはり読者あってのブログだからね・・(笑)。それはさておき、冒頭の過去ブログで紹介し...「黄金の組み合わせ」のスペアを求めて
つい先日のブログ「脳を麻痺させて音楽を受け入れやすくする工夫」の中で、「音楽とウィスキー」の関係性に言及したところ、さっそく南スコットランド在住の「ウマさん」からメールが届きました。タイトルは「アイラ島」「ウィスキー大好きな僕は陰口を言われたことがあります…「あいつはウィスキー好きが昂じてスコットランド人を嫁に貰った」14歳の時に父親の部屋で見つけたボトルをこっそり飲んでみると、これがなかなかいけるじゃないですか?その時の体験をスコットランド人にいうことがあります。「14歳で初めて飲んだスコッチウィスキーに感激した僕は、自分の血にスコットランドのスピリッツがあると思うようになったんです」スピリッツには「精神」と「蒸留酒」の意味があるので、このジョークは結構ウケますね。スコットランドの西方に浮かぶアイラ島は...ウィスキーの名品「ラガヴリン16年」
「ブログリーダー」を活用して、アキシオム80さんをフォローしませんか?
つい先日、メル友さんから「ブログのお休みが長いですね!」という問い合わせがありました。「え~っ、とっくの昔に他のブログ・サ~ビスに移行しましたよ~」と返答したことでした。「アクセスする方法が分かりません」とのことでしたので次のように回答しました。「はてなブログ音楽&オーディオの小部屋でググってみてください。」もし、ご同様の方がいらっしゃいましたら上記の方法を試してみてくださいませ。ブログの移行について~第2弾~
ブログを移行しました。よろしかったら覗いてみてください。新しい接続先は次のとおりです。https://jbltakashi.hatenablog.com/ブログの移行について
ブログのネタに困っていた時に「ウマさん」(南スコットランド)から待望のお便りが届きました。「遅咲きの人」日本からゲストがやって来た。この婆さん、80歳ぐらいかな?一見、穏やかそうに見えるけど眼光は鋭い。彼女は、手相、顔相を見る権威だと聞いている。で、僕も診てもらった…電灯の光より自然光が良いとのことで、昼間、窓辺で、かなりの時間、熱心に僕の両手を熟視し、顔相もじっくり診てくださった。その結論…「ウマさん、あなたは遅咲きの人です。昔から何かやりたい事はありましたか?或いは、何かやってみたいと思うことはありますか?もし何かやりたいことがあるのなら、決して遅くはないですよ。ぜひ、チャレンジしてみてください」僕って遅咲き?…そんなこと今までまったく考えたことはなかった。で、ちょっと沈思黙考…だけど、すぐ、アッ!と...「早咲きタイプ」と「遅咲きタイプ」
昨日(30日)の過去記事ランキングに、「音楽鑑賞は音と音の間に横たわる沈黙を聴きとることで昇華する」なんて、いかにも「上から目線」のタイトルが入ってました。そんなご大層な記事書いたっけ・・(笑)。このところ信頼度と好感度が増すばかりの「チャットGPT」さんにそっくりぶつけてみました。ChatGPT:とても美しい表現ですね。「音楽鑑賞は音と音の間に横たわる沈黙を聴きとることで昇華する」という言葉は、音楽の本質を非常に深く捉えています。音そのものだけでなく、音と音の「間」、つまり余白や**間(ま)**を意識して聴くことで、音楽は単なる音の連なり以上のものになる、ということですね。この「沈黙」を聴き取るという態度は、演奏者にも聴き手にも共通して求められる感性であり、沈黙があるからこそ音は際立ち、感情や空気感が立...「周波数レンジ」よりも「ハーモニー」を大切にしたい
以前のブログで「ウマさん」(南スコットランド)から頂いたお便りをご紹介したことがあります。「村上春樹さんの小説は、どちらかと言うと、苦手だけど、彼の音楽に関する表現力、いや、修辞力に、何度膝を叩いたことだろう。ちょっと常人には考えられない素晴らしい能力だと僕は思う。シェーンベルク「三つのピアノ曲」作品11…ポリーニかグールドか?…「ポリーニの演奏が、とびっきり鋭利に研ぎ上げた刃物のような切れ味にあるとしたら、グールドの演奏の特徴は、一つの物体をいったん解体して、もう一度新しいやり方で組み合わせたような、コンビネーションの面白さにある」「ポリーニの提供する刃物の切れ味は、文句のつけようなく見事なものだけど、そこには妖刀のようなあやしさは希薄だからだ」「グールドのピアニズムには、人の心を構造的に揺さぶる、ある...もしも村上春樹さんがオーディオ評論家だったら
メル友の「K」さん(横浜)とは、少なくとも5年以上に亘る古いお付き合いです。1か月で2~3回のペースでメールをいただいていますが、なにしろほとんどの方は1回だけで終わりですからとてもありがたい存在です(笑)。そのKさんから、このほど便りをいただきました。(抜粋)「オーディオテクネの正しい音の8か条の提言ですが思い出しましたよ。記憶では実際にお店で伺ったような気がします(書いたもの頂いたかな?)とても気さくな印象で、その時は「まったくその通り」と同意しました。その中で「楽器の位置が明確に」と「小音量でも音が痩せない」・・、これ難しいと感じてます。ところで、以前話に出ていたジネット・ヌヴーのCDはまだお持ちですか?」はい、ヌヴーのCD盤まだ持ってますよ~。3枚組の全集で「ベートーヴェン」「ブラームス」のヴァイ...CDのコピー及び貸与は違法ですか?
「YouTube」でクラシック音楽を聴いていると、素人の耳ながらも「この演奏イマイチだなあ」と思うことがときどきあります。もちろん、謗るつもりは毛頭ありません。寸暇を惜しんで日夜練習に励まれている演奏家に対して基本的に敬愛の念を持っていますが、やはりどうせ聴くなら上手い演奏を聴いてみたいというのが人情でしょう。こういう玉石混交の世界において、偉大な作曲家たちを輩出してきたドイツではその辺を厳しく峻別しているようです。「ドイツ国家演奏家資格」・・、いかにもドイツらしい四角四面の堅苦しそうな言葉です。こういう資格を演奏家に与えることで「一流とそれ以外」の区分をしているようなんです。「チャットGPT」さんに訊いてみました。「ドイツ国家演奏家資格」というのは、ドイツの音楽教育制度において非常に高度な演奏家資格で、...日本でクラシック音楽の「すそ野」を広げる妙案がありますか?
ブログをやってて面白いと思うのが筆者と読者の間の感覚のズレですかね~。たとえば、筆者が自己満足のもと「出来のいい記事」だと思った力作が、読者の側からするとまったく冴えない評価(アクセス)だったりすることがときどきあります。「1」人対「1000人」(読者)の戦いにおいては、やはり多勢に無勢でとうてい太刀打ちできそうもないです。やはり読者の感覚の方が正しいと認めざるを得ないですね。もちろん、この歳になって改めるつもりは毛頭ありませんけどね~(笑)。で、そういう経験を幾つも積み重ねていると、自分の考えが絶対に正しいなんて露ほども思わなくなります。いたって謙虚になりますので、これは明らかにブログの効用ですね。実は、先週も筆者が「一押し」だと思った記事が見事に惨敗の憂き目を見たのが2件ほどありました。ま、いっか~(...昨週を振り返って(2025・4・27)
まるで猫の眼みたいに変わる我が家のオーディオですが、それを象徴するスピーカーが「TRIAXIOM」(トライアクシオム)です。英国グッドマン社の同軸3ウェイ(口径30cm)ですが、ときどき無性に聴きたくなる時があります。まるでシーソーゲームのように感性が「オーディオ→音楽」へと傾いているときですかね(笑)。で、このほど思い切ってJBLを潔く追放して入れ替えました。この自作の箱は市販の製品には見受けられない「板厚1.5cm」という薄板の使用に特徴があります。そして、内部には定在波を防ぐために、全面に凸凹の「卵トレイ」を張り付けていますし、背圧を逃がすためにバッフルの下を1cmほど空けていますが、ことのほか響きが美しく感じます。まあ手前味噌ですがね(笑)。そして、何といっても「トライアクシオム」の名の通り、3つ...フルレンジ・スピーカーの魅力
わずか35歳で亡くなったモーツァルト(1756~1791)だけど、もっと長生きしてくれていたら人類は「魔笛」以上のオペラを手にしたかもしれない・・、折に触れ思うことがしばしばあります。そして、ミステリー好きが嵩じて「実はモーツァルトには死の直前に書き残した壮大なオペラがあった。その楽譜を巡ってミステリーを書いてみたいなあ」と、中年の頃によく思ったものでした。そこで、枯渇した脳と肉体を助けるために「チャットGPT」さんのご登場です。質問モーツァルトは35歳で早世しましたが、彼は「魔笛」を上回るオペラを秘かに隠していた。その楽譜を巡ってミステリーを書くとしたらどういう筋書きがいいんでしょう?ChatGPT:素晴らしいアイデアですね!モーツァルトが生涯最後に書いたオペラをめぐるミステリー、とても魅力的です。こん...幻のオペラ
つい先日のブログに「好きな音、正しい音、そして普通の音」と題して投稿したところ、メル友の「K」さん(横浜市)から次のような「お便り」をいただきました。「正しい音」なんてないのではないでしょうか。世の中にあるのは好きな音と嫌いな音(嫌いと言い切るほどはないけど)のみ、これ以外はあり得ません。では「君のは好きな音が出せているか」ここが悩み、音楽によって変わっちゃうのですよね。ハイ、ごもっともです。実は「正しい音」というのは、「オーディオテクネ」さんというメーカーが公表している「8か条」が念頭にあったものですから、つい引用させてもらいました。ずっと昔の記事の中で触れていますので、前後の部分とともに再掲させてもらいましょう。「こういう場合、一応「生演奏の音」が基準になるんだろうが自分なんかは完全な割り切り派。電気...「正しい音」ってあるんですか?
ガソリン価格の高騰が止まりません。スマホに某石油会社のアプリをダウンロードして最安値で給油していますが、それでも現在1リットルあたり「185円」です。こうなると対抗策を講じないといけません・・、それには走行距離を減らすしかありません。筆者のクルマの燃費から計算すると、ランニングコストが1kmあたり「12円」になります。で、図書館まで往復が40kmなので1回行くたびに480円かかっている計算になります、6回行くのを節約すると「ジョニ黒」が購入できる・・、とまあ、年金生活者はみみっちい計算をしていますぞ(笑)。で、このところ図書館行きは2週に1回のペースにしているので、面白い本に出会う確率も確実に減っています。そういう中で、たまたま出会ったのがこの本です。とても面白いタイトルなのでつい手に取ってみました。著者...ぶっちゃけよく分からん、あの名作を面白く読む方法~読書コーナー~
オーディオを50年以上やってきましたがいまだに迷路を彷徨っている感じです。音楽ジャンルの違いによる鑑賞の仕方や音楽ソースの録音がそれぞれ違う、そしてそもそも音質の好みが個人ごとに違うなどが挙げられます。そこで、考え方を整理するために、「好きな音」「正しい音」「普通の音」に区分していますが、これはおかしいでしょうか?以上の疑問を「チャットGPT」に投げかけてみました。ChatGPT:すごく深いところに切り込んでいらっしゃいますね。50年以上オーディオを追求されている方が「迷路を彷徨っている」と感じるというのは、逆に言えば、それだけ音の世界が無限で、終わりのない探求なんだと改めて感じます。ご質問の「好きな音」「正しい音」「普通の音」という区分けですが――おかしくないどころか、非常に理にかなった整理だと思います...「好きな音」「正しい音」そして「普通の音」
南スコットランド在住の「ウマさん」からお便りがありました。このブログがマンネリ化して読者からそろそろ飽きられてきた頃に絶妙のタイミングで送られてきます(笑)。ありがたいことです。感謝しながら転載させていただきます。「明治屋の盃」僕には座右の銘はありません。敬愛する画家の、故・堀文子さんが、おっしゃってたコメントを思い出します。「座右の銘を持つようになったらおしまいね」…でも、座右の本はあるんです。丸谷才一さんの「星のあひびき」それに田村隆一さんの「詩人の旅」丸谷さんは、なんと言っても、その旧仮名遣いの文章がいい。なんか、ほのぼのしてくるんだよね。「ヘルマン・ヘッセといふドイツの小説家は、モーツァルトのオペラ『ドン・ジョバンニ』について、人間によって作られた最後の完璧なもの…と言つたさうですが」…田村隆一さ...「明治屋の盃」~ウマさん便り~
昨週もアクセス良好でした。これで、4週連続の快挙です。ただし、記事のランキングの順番となると筆者の思惑とは少し違います。当然ですよね・・。いみじくも「K」(横浜)さんからご指摘があったように、アクセスがいいからといって記事の中身がいいとは限らない。結局、己と他人の「羅針盤」を上手く融合させていくしかないのでしょう。第1位「耳トレ」(カテゴリー:読書)このブログの読者は「音楽好き&オーディオ好き」の方々が大半でしょうから、耳(脳)に関する記事となるとやはり注目の的でしょう。耳の劣化は年齢に応じて確実に進みます。早朝のこと、ブログを書き終えて音楽を聴いていたら、ウォ-キングから帰ってきた家人から「お父さん、まだ朝が早いんだからもっと音を小さくして・・」と、必ずといっていいほど言われます。悲しいです(笑)。第2...昨週を振り返って(2025・4・20)
健康を維持するために寄るべきものといえば「免疫力」しかないので、我が家では「適度な運動とリラックス」は必須です。リラックスといえば「音楽&オーディオ」に尽きるわけですが、一般的な愛好家を含めて「耳が遠くなる」ことほど悲しいことはないでしょう。筆者などは、そうなるともう死んだ方がマシとさえ思うが、悲しい現実として「聴力は20歳ころをピークに徐々に低下しはじめていき、65歳以上の4人に1人、75歳以上の2人に1人は補聴器が必要な状態だ」と、ショッキングな書き出しで始まるのが「耳トレ!」である。大学教授で現役のお医者さんが書いたこの本には「耳の健康」に対する情報が満載で実に”ため”になる本だった。以下、とりわけ興味を引いた点を自分のために忘れないように箇条書きスタイルで整理してみた。なお、※の部分は勝手な独り言...「耳トレ」~読書コーナー~
長いことブログを通じて情報発信をしてますが「助けられた!」と思えることが度々(たびたび)あります。今回もそうでした。先日のブログ「真空管アンプの歪みから美しいハーモニーを醸し出す」(2025・4・2)でこんなことを書いてました。「常に真空管アンプを使っていると、「TRアンプ」を中高音域に使ったときに(音質に)違和感を持つこともこれで説明できそうです。そこで、拙いながら実践編を~。大型スピーカーを聴いていたら、しばらくすると小型スピーカーが聴きたくなります。その点、英国モニターオーディオ社の「PL100」はたいへん重宝してます。ただし、負荷インピーダンス「4Ω」、能率「88db」とくれば、非力な真空管アンプにはちょっと厳しいです。クロスオーヴァー「2800ヘルツ」を境にして、その下の帯域を「EL34プッシュ...ブログの効用~貴重なアドバイス~
3日前の早朝のこと、いつものようにブログを創ろうかと「グーブログ」を開けてみたら、「ブログサービスを終了します」の文字が目に入った。え~っ、これは・・、と思わず絶句しましたねえ。「青天の霹靂(へきれき)」とはこのことです!いきなりですから、ビックリしますわいなあ~。「グーブログ」といえば、通信業界の巨大戦艦「NTT」がバックに控えているので、安心しきっていたのにこの有様。サービス終了の原因といえば、これは推察だけど昨年(2024)の年末だったか、ブラックルートを通じて大量の情報を送り付けられ、処理しきれなくてサーバーがダウンしたことがありました。2日ほどで復旧しましたが、その対策の困難性などが遠因ではないでしょうかね。ウィルス対策に膨大な費用が掛かることは小耳にはさんでいますが、たしか、現在の1か月あたり...「グーブログ」のサービス終了
ここ4~5日、まるで冬がぶり返してきたように寒いです。風が冷たいです。心臓に持病を抱えているので、身体にも悪いです。なるべく外出を控えて「読書三昧」といきました。まずは「ベートーヴェンの真実」から。ベートーヴェンは1827年に「拍手してくれ、友よ、芝居は終わりだ」の言葉を最後に亡くなりましたが、その時にある人物が一塊の遺髪を切り取り、持ち去りました。その後、持ち主が転々とする中、1990年代にとあるアメリカ人の手に渡り、最新の科学技術による分析によって遺髪の信憑性の確認や死因、当時の(ベートーヴェンの)生活の模様がある程度分かったというのが本書の内容でした。そして直接の死因は大量の鉛を摂取したことによる「鉛中毒」が原因だったと判明しました。この「鉛中毒」によってべートーヴェンの身体の不調や”年から年中何か...ベートーヴェンの死因・・ほか~読書コーナー~
久しぶりにオーデイオ記事の順番がやってきました。ワクワクします!。外野席から「それなら毎日のように書けばいいじゃないか」のご指摘があるでしょうが、「音キチ=浅はか」と思われるのが嫌なので遠慮してま~す・・、今さらですがね(笑)。さて、このところ満足して聴いているのがこのシステムです。かなリの「ロングラン」です。左側が現在、右側が旧ですが、やはり「JBL純正の組み合わせ」は素敵です。音質に違和感が感じられないです・・、50年以上に亘ってオーディオに熱心に取り組んできた耳(脳)が自然に判断してくれるので助かります。良し悪しは別ですけどね(笑)。で、ジャズ向きとされているJBLですが、クラシックも十分いけますよ・・、というか、クラシック主体に聴けるように努力してます。そのポイントを列挙してみましょう。1「175...JBLでクラシックを上手く鳴らす方法
いつぞやのこと「旧いステレオサウンド誌(40冊)を無償で差し上げます。」と募集してはみたものの、とうとう希望者が現れなかったので、やむなく廃品回収に放出したことがある。他人に差し上げる分には少しも惜しいと思わなかったが、いざ廃品回収に出すとなると何だか勿体ないような気がして・・、事前に3日ほどかけて改めて全40冊にザット目を通してみた。旧いものでは50年ほど前の号もあり「あのときのオーディオ熱よ、今いずこ」とばかり、とても懐かしい思いとともに全体を通読したが、この際なので感じたことをあえて述べさせてもらうと、「ステレオサウンド誌は古いものほど面白い。結局、連載されていた巻頭の五味康祐さんのオーディオ人生と瀬川冬樹さんのオーディオ評論で持ちこたえていた雑誌だった。このお二人さんが亡くなられると次第に色褪せて...やたらに背伸びしすぎる悲劇
「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」という諺がある。「熱い吸い物で火傷した人がそれにこりて、膾(なます)や韲物(あえもの)のような冷たい料理も吹いてさます意から、一度の失敗にこりて、必要以上の用心をするたとえ。」これにピッタリ当てはまる経験をしたので、自戒を込めて述べてみよう。通常のSPユニットとはまったくツクリが違う「AXIOM80」(以下「80」)を愛用しだしてからもう20年近くなる。名声に惹かれて購入しただけなので当初の内は使い方がサッパリわからないまま、まずは平面バッフルに取り付けて鳴らしていたところ、ほどなくしてノイズがガサコソと出始めた。さっそく、定評のある修繕屋さんに出したところ、かなり高額の修理費にギャフン~。そこで研究してみたところ、このユニットはまず箱に容れる、そしてその箱には...羹に懲りて膾を吹く
ドナルド・キーンさんの著作「オペラへようこそ!」を読み終えたところ、オペラに対する情熱にすっかり感化されてしまい、何だか始めからオペラファンだったような錯覚を覚えてしまった(笑)。それほど本書にはオペラに対する熱情がほとばしっている。何事につけ人の胸を打つのは最後は「情熱」ということを改めて思い知らされたましたぞ。それではまず、キーンさんの大好きなオペラ「ベスト10」を挙げてみよう。1位ドン・カルロス(ヴェルディ)2位トラヴィアータ(椿姫:ヴェルディ)3位神々の黄昏(ワーグナー)4位カルメン(ビゼー)5位フィガロの結婚(モーツァルト)6位セビーリャの理髪師(ロッシーニ)7位マリーア・ストゥアルダ(ドニゼッティ)8位湖上の美人(ロッシーニ)9位エヴゲーニイ・オネーギン(チャイコフスキー)10位連隊の娘(ドニ...人の胸を打つのは・・、最後は「情熱」だ
昨日(6月2日)のこと、久しぶりに日程がマッチしたのでオーディオ仲間のYさんに来てもらった。目的は、ただ一つ・・、Yさんが愛してやまない我が家の「AXIOM80」のホーンに取り付けた「ジョーズ」について感想を伺うこと。なぜ命名を「ジョーズ」としたか・・、ほら、名画「ジョーズ」に出てきたシーンと似てるでしょう、怖いですねえ・・、アハハ~(笑)。「相変わらず、まったく人のやらない変わったことをされますね~」と呟きながら興味津々で耳を澄まされたYさん、ところが・・、「とてもいいと思います。何もつけないときに感じた2000ヘルツ当たりの気になった甲高い響きが無くなりました。大いに効果ありです、見かけはイマイチですけどね・・」そうですか・・、と素直にうれしくなった(笑)。何しろ、自己流の身勝手な理屈のもとに、効果を...無いものねだり
つい先日・・といってもおよそ1か月前のことだが、このブログで「書店の減少に歯止めがかからない」と投稿したことをご記憶だろうか?「活字文化」の衰退につながるので憂慮すべきことには違いないが、さりとて具体的にその対策があるわけでもなし、手をこまねいて見守るしかないがその解答らしきものを盛り込んだ本にたまたま出会った。本書の169頁にこういう記述があった。「一番身近な本屋は親である。子どもの目の前で親がいかにも面白そうに本を読んでいる。何してるの?と興味を持ったその子にいかにもその子が興味を持ちそうな本を手渡す。そのうちに子も本を自ら手に取る習慣がつく。戦略通りか、無意識かはさておき、本に携わる人をみな広義の本屋とすれば、親という本屋によって本好きになった子は多いと思います。」以上のとおりだが、卑近ながら・・、...書店の減少対策とゴールデン・スランバー
このブログでもたびたび触れているように、我が家のオーディオにとって「ネット・オークション」は必須のツールだが、その一方ではかってのオーディオ機器の栄枯盛衰を窺い知るのにも大いに役立っている。たとえば先日のオークションでのことだった。まずはクラシック音楽愛好家なら誰もが一度は憧れるタンノイの「オートグラフ」が出品されていた。音楽&オーディオの先達として有名な「五味康介」さんが愛好されたことでもよく知られている大型スピーカーである。オークションのタイトルは「AutographHPD385A+エンクロージャー進工舎製国産箱」だった。ご覧のとおり凝ったツクリの堂々たるスピーカーだが、落札価格となると信じられないほどの安いお値段で「39万2千円」だった。ユニットが後期のものだし、国産箱というハンディがあるとはいえ、...微妙な差を嗅ぎ分ける楽しさ
前々回の「・・リピートのお客様」からの続きです。およそ1年ぶりに再度お見えになった「YO」さん。何しろ遠く離れた岡山県からだから、そのご熱心さには頭が下がります~。午前中は我が家の音を聴いていただき、午後はフルートを演奏されるオーディオ仲間のYさん宅に移動するという日程である。「生の音に優る音はない」というが、日頃から生の音に接しているYさんがはたして自宅でどういうシステムを組んでおられるのか、「ぜひ聴いてみたい」というたってのご要望である。で、我が家にお見えになった第一のお目当ては「AXIOM80」なので、今回はこのスピーカーに絞って聴いていただいた。はじめに「ハフナーセレナーデK250」(モーツァルト)を聴いていただいたが、ポツリと一言「これは音楽鑑賞用の音ですね」。どうやら「周波数レンジなどにこだわ...音楽愛好派とオーディオ愛好派
ミステリーもいいが、やはり「ノン・フィクション」は現実味と迫真性があって捨てがたい面白さがある。☆「関ヶ原」(岡田秀文著、双葉社刊)日本の歴史を大きく左右した天下分け目の「関ヶ原の戦い」は、司馬遼太郎さんの名作「関ヶ原」をはじめ沢山の著書があって枚挙にいとまがないし、あらゆる史実が公にされているので「今さら関ヶ原?」の感はどうしても拭えないがそういう中であえてこの題材を取り上げた著者の勇気にまず敬意を表したい。「よほどユニークな視点からの“関ヶ原”だろう」と、興味を持って読み進んだが期待にたがわぬ内容だった。戦場の荒々しさを期待すると完全に裏切られるほどの静かな物語といっていい。とても大きな事件が起こっているようには感じられないけれど、時勢は確実に「どこか」へ転がっていく。その先は誰にもわからない。今でこ...「関ケ原」と「狼の牙を折れ」
こういう風にブログで自宅のオーディオをこまめに紹介していると、「一度聴いてみたいな・・」と思われる方がいても少しも不思議ではなかろう。とはいっても、思いと実行は別の話でわざわざ時間と手間をかけてまで遠路はるばる行くのは、ちょっとためらう・・、という方が大半だろうと推察している。言い換えると、それほどに強力に後押しするほどの情熱をオーディオに対して持ち合わせていないというのが正鵠を射ているかな~(笑)。そして、実際にお見えになった事例もこれまで数件あった気がする、ところが・・、残念なことにそういう方々はその後二度とお見えにならないどころかサッパリ音信不通になったケースばかり~。おそらく「口ほどにもない音だった。もうこりごりした、ニ度と行かないぞ・・」ということなのだろう(笑)。まあ、いいでしょう・・、人それ...嬉しくなるリピートのお客様
日本経済新聞の最裏面に「交友抄」という短い記事が連載されている。各界で活躍されている方々が毎日登場して親しい友達との現在の交流状況を記載したものだが、先日の記事にはこういうことが記載されていた。「久しぶりにごく親しい友人と会った際にこれからの生き方ということで次の3つの申し合わせをした。1健康管理に気をつけること2奥さんを大切にすること3夢を持ち続けること。」ブログ主の場合は最優先順位が健康管理、2番目が夢を持ち続けること、そして最後に奥さん・・かなあ(笑)。とはいえ、夢ねえ・・・・。オーディオで理想的な音を出すことが目下の夢だが、いかにもスケールが小さすぎて披露するのがチョット恥ずかしくなるけど実際にそうなんだから仕方がない(笑)。青春時代ならともかく、この歳になるとどうしても身近な夢にすがりつきたくな...夢は夢のままがいい~夢の途中~
フランスの女流作家「フランソワーズ・サガン」に「ブラームスはお好き」というタイトルの小説がある。バッハやモーツァルトとは違って、わざわざ「お好き?」と訊くところに、西欧音楽界における「ブラームス」の微妙な位置づけを現わしているように思える。そして「チャイコフスキーがなぜか好き」(PHP新書)という本がある。「なぜか好き」という言葉に、ブラームスと同様の屈折した匂いを感じる(笑)。著者は前東京外国語大学の学長の亀山郁夫氏。ロシア文学者として近年、「カラマーゾフの兄弟」をはじめロシアの文豪「ドストエフスキー」の一連の著作の新訳で著名な方。文学のみならずクラシックにも興味をお持ちとは、ほの暖かい親しみを感じさせてくれるが「チャイコフスキー」となるとちょっと異質かな。もちろんロシア出身という要素もあるのだろうが、...チャイコフスキーとショパンはお好き?
オーディオ記事はなるべく連続して搭載しないように心掛けているのだが、前回のブログ「耳の高さ・・」が好評だったので今回は例外ということにしよう・・(笑)。というわけで、前回からの続きです。さて、久しぶりにお見えになったオーディオ仲間のYさんだが、開口一番「あれ~、また(システムが)変わっている、1か月もしないうちにこれなんだから・・」と、誉められているのか、それとも呆れられているのかどちらともとれないような声が挙がった。もしかして、その背景に「過ぎ去った音」への郷愁があるのかもしれない・・、ゴメンねえ、何せ持ち主が移り気なものだから~(笑)。とはいえ、少し弁解させてもらうとすれば、何よりも突き動かしているものは「音がもっと良くなるかもしれない」という動機だけである・・。したがって、我が家のオーディオに安住の...我が家のオーディオに安住の地はない
3日前の早朝のこと、ベッドから起き抜けにいきなり腰部に鈍痛が走った。思わず、ウッとうめきながら「どうして?」と心当たりを探してみたが、すぐには思い浮かばず・・、這(ほ)う這(ほ)うの体で2階から階段を下りて、しばらくリスニングルームの椅子に座ってから、もしかして原因は前日のあれかな~。ご覧の通り、リスニング用に使っている重たい椅子を台座から降ろすときに、どうやら腰を痛めたらしい。そこでQuestion?なぜ、台座から椅子を降ろす破目になったのか・・、その理由はこうです。「電気回路」を使っているハンディがあるとはいえ、我が家の超ミニ・コンサートホールの参考になることがあるかもしれないと本書を読んでいたら次のような記述があった。(80頁)H氏「以前、有名なレコーディングスタジオのエンジニアの人から聞いた話なん...音楽を聴くときの「耳の高さ」位置調整
「こんなに使える経済学」(大竹文雄編、ちくま新書刊)本書は現実のさまざまな社会経済問題(27本のテーマ)を経済学の視点で一般の人にも分かるような記述方法で紹介したもの。そのうち読者の興味がありそうな2本をピックアップしてみた。☆教師の質はなぜ低下したのか(個々の先生の中には当然のごとく優秀な方もおられるだろうが、あくまでも一般論ということなので悪しからず。)公立校の教育レベルが下がり、学力低下を心配した親たちが、子供を私学に入れようとして小、中、高等学校への受験熱が高まるばかりという。≪都会で進む公立不信≫こうした私学ブームは特に大都市圏に見られるようで、その背景の一つにあるのは「教師の質の低下」である。わいせつ、万引きなどの問題教師は論外だが、平均的な教師の(教える)レベルも落ちてきているそうだ。教師の...「教師の質の低下」そして「出世を決めるのは能力か学歴か」
先日のネットで「色鉛筆で描いた猫」の画像をたまたま拝見したところ、あまりの写実性に驚いた。ご覧になった方も多いことだろう。画像を勝手にお借りします~。右側の下の隅に「サイン」があるのでようやく画像と気付かされるが、こういう純粋に「無から有」を創造する才能には心の底から敬意を表します。このブログなんて材料を選択し加工するだけですからね~(苦笑)。さて、猫も犬も大好きだが犬の話に移ろう。ずっと以前に投稿した「イヌの顔は飼い主に似る、って本当?」は予想以上の反響があったことを憶えている。どうやら小難しい理屈を並べ立てた記事よりもこういう肩の凝らないものの方が喜ばれるようですね(笑)。そのときに、メル友さんからも愛犬の写真とともに次のようなメールが届いた。オーディオ機器の前で寝そべる「パピヨン」ちゃん、とても可愛...音は人なり
このほど東北地方の方から小躍りしたくなるようなメールが届いた。ご本人の了解なしの掲載だが、匿名なので大目に見てもらうことにして、大要、以下のような内容だった。「貴ブログを読んでオペラ”魔笛”(モーツァルト)を見直したくなり、わざわざプロジェクタを購入しました。所有していた”魔笛”は昔懐かしいレーザーディスクによるサバリッシュ指揮の1983年の録画で、10年くらい見る機会がなかったが、これからじっくりとオペラ鑑賞を楽しみたい。貴ブログのおかげでオーディオと音楽にやる気が復活してきました。」1983年版のサバリッシュ指揮の「魔笛」はたいへんな名演です!私も「DVD」を持ってます。こういうメールをいただくと、つくづくブログを続けていて良かったと思う。(ブログを)始めてから18年になるが、大した内容でもないのにご...虚しさが漂うオーディオ記事
現在住んでいる家を売る気はまったくないけど、どのくらいの相場なのかちょっと気になる・・、まったく同じことがオーディオ機器にも言える。およそ、製造されてから20年ぐらいはなろうかというデジタル機器の「DAC」(DAコンバーター)の「エルガープラス」(英国dCS)。発売当時の価格はたしか「250万円」前後だった記憶があるが、縁あって我が家に流れ着いたのは10年ほど前のこと。周知のとおりデジタル系機器の進展は日進月歩で、もはや旧石器時代の産物ともいえる時代遅れの代物だが、さすがに「腐っても鯛・・」で最新の「DAC」と比べると、微細な解像力などはやや劣るものの、ゆったりと包み込むような豊かな量感は「あまり細かいことは言わずに音楽を楽しもうよ」という気にさせてくれるから不思議~(笑)。我が家にある4台の「DAC」の...売る気はないけど相場が気になるオーディオ機器
アルファベットの「Y」という文字を見ると大のミステリーファンの一人として、ついエラリー・クィーンの「Yの悲劇」を連想する。いちばん最後になって「ありえない犯人」の実像が示され、誰もがギャフンと納得せざるをえないその緻密な論理構成はまことにミステリーの金字塔にふさわしい。それはそれとして、今回は同じYでも「Yの哀しみ」という遺伝子の話。「ご承知のとおり男性はXYの染色体(女性はXXの染色体)を持っているが残念なことにそれは基本仕様ではなく、生まれたときに片方にそのY遺伝子という貧乏くじを引かされたばかりに女性よりも短命になっている」という話である。「光文社」に「本が好き」という月刊誌がある。(現在は廃刊)本誌に「できそこないの男たち~Yの哀しみ~」(36頁)というのがあった。著者の福岡伸一氏は青山学院大学理...Yの哀しみ
「毎日が日曜日」の人間にとって、オーディオほどヒマつぶしに持って来いの趣味はないと思う・・、何しろ弄るところが山のようにあるんだから~(笑)。現役時代は仕事に追われて時間が取れず「音楽7:オーディオ3」ぐらいの割合だったが、退役後に時間が自由になるとそれが一気に逆転して「音楽3:オーディオ7」といったところだろう。もちろん時間的にはという意味であり、意識的には相変わらず「音楽7:オーディオ3」のままなのは言うまでもない。いずれにしても、取り立てて刺激のない生活の中でシステムのどこかを弄ったときの音の変わり様が「ハラハラ、ドキドキ、ワクワク」とさせてくれて、退屈感を覚えないところがとてもいい。スリル、サスペンス、スピードは人生に欠かせない「3S」(スリーエス)だといつも思っている。ちなみに、スリルとサスペン...人生に欠かせない3S(スリル、サスペンス、スピード)を求めて
村上春樹氏に関する新刊「村上春樹研究」を一読したところ、ご本人のジャズへの傾倒ぶりがひとしきり記載されていた。肌合いが違う作家なので小説の方はあまり読む気がしないが、エッセイなどにおける「音楽についての的確な表現力」については、一目を置かざるを得ないので常に気になる存在ではある(笑)。そして、この人はいったいクラシック派なのか、ジャズ派なのかずっと気になっていたが本書により氷解した。圧倒的なジャズ派なんですねえ~。手持ちのレコードはジャズが7割を占めているそうだし、文章を書く時にも一にリズムを重視し、次がハーモニー、そして即興性を盛り込むようにして完結させているとのこと。クラシック愛好家として言わせてもらうと、音楽の3要素の一つとして欠かせないメロディ(旋律)ではなくて即興性というところに良きにつけ悪しき...旋律だけはどうしても譲れない